JPH10191303A - 双方向型デジタル放送システム用データ送受信装置およびデータ送受信方法 - Google Patents

双方向型デジタル放送システム用データ送受信装置およびデータ送受信方法

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JPH10191303A
JPH10191303A JP9299995A JP29999597A JPH10191303A JP H10191303 A JPH10191303 A JP H10191303A JP 9299995 A JP9299995 A JP 9299995A JP 29999597 A JP29999597 A JP 29999597A JP H10191303 A JPH10191303 A JP H10191303A
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久行 喜納
Naoya Takao
直弥 高尾
Masahiro Ooashi
雅弘 大蘆
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方向デジタル放送システムにおいてオブジ
ェクトの送信要求に基づくデータ受信の迅速化を図るこ
と、および、送信要求及び現在の送受信状態を適切に調
整することを目的とする。 【解決手段】 データ受信端末装置の命令処理部26
に、サーバ装置1に対してオブジェクトの送信要求をし
た後にこの送信要求したオブジェクトが到着するまで次
の処理を行わない同期送信要求を行うべきか、サーバ装
置1に対しオブジェクトの送信要求をした後にこの送信
要求したオブジェクトが到着する前に次の処理を行う非
同期送信要求を行うべきかの判断をした後に、オブジェ
クトの送信要求を行わせることができるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークを介し
て接続されていデータを記録したサーバ装置とデータ送
信要求及びデータ再生を行なうデータ受信端末装置で構
成される双方向デジタル放送システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の双方向デジタル放送システムの概
要を図17に示す。図17に示すように、従来の双方向
デジタル放送システムは、ビデオデータやオーディオデ
ータ等のデータや制御命令等により構成されるオブジェ
クトを記録したサーバ装置Aと、サーバ装置Aからオブ
ジェクトの送信を要求しこれを受信するデータ受信端末
B、B、・・・と、これらを接続するネットワークCに
より構成され、通常、サーバ装置Aと1つのデータ受信
端末Bは、ネットワークCの1ストリームのデータを送
信するデータチャンネルと、制御情報を送信する制御チ
ャンネルによって接続されている。
【0003】このような構成をもつ双方向デジタル放送
システムの動作を以下に簡単に説明する。まず、データ
受信端末BからネットワークCの制御チャンネルを通じ
てサーバ装置Aに対して、オブジェクトの送信要求がな
される。なお、オブジェクトとは本願では1つの機能や
まとまりを持ったデータ群の集合をいうものとし、制御
命令もデータの1種として広義に解釈するものとする。
すると、サーバ装置Aは送信要求のされたオブジェクト
を検索し、当該データをネットワークCのデータチャン
ネルを通じてデータ受信端末Bへと送信する。さらに、
データ受信端末Bが新たなデータを要求するときも同様
の動作がなされる。また、データ受信端末Bからのオブ
ジェクトの送信要求は通常は受信したオブジェクトに含
まれる制御命令とデータ受信端末の使用者からの指示に
従ってなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
双方向デジタル放送システムにおいては、送信要求され
るオブジェクトは現在必要なオブジェクトであるため、
送信要求がなされた後は、当該オブジェクトが到着する
まで、データ受信端末は次の処理を行わなかった。従っ
て、データ受信装置が新たなデータの送信要求を行った
場合には、サーバ装置Aにおける検索から送信までの時
間を必要とし、この新たなデータが到着するまでにかな
りの時間を要することがしばしば起こり、データ受信端
末の使用者に不快感を与える。
【0005】一方、受信されたデータによっては、次に
送信要求されるデータが高い確率で予測できる場合があ
る。従って、データ到着の遅延を解消するために、予め
必要であると予測されるデータについて送信要求を行っ
てデータ受信装置に取り込んでおき、実際に当該データ
が必要となったときに即座に表示等させることでデータ
送信時間を短縮することが考えられる。
【0006】しかし、双方向デジタル通信システムにお
いては、一般にサーバ装置と1つのデータ受信端末は1
ストリームのデータチャンネルでデータを送信するた
め、無制限に必要とされると予測されるデータの送信を
行うと、現在必要なデータの送信を妨げる恐れがあり、
また、送信要求した後に必要でないことが明らかになっ
たデータが送信されてしまう等の問題も生じると考えら
れる。
【0007】一方、1ストリームのデータチャンネルで
データを送信しているので、従来のシステムでは、例え
ば、ビデオデータやオーディオデータ等の送信に長時間
を要するデータが現在送信されている場合に、次のデー
タの送信要求を行った場合には、現在送信されているデ
ータの送信が終わるのを待ってから次のデータが送信さ
れてくるため、早急に必要なデータであってもすぐに獲
得することができないという問題もあった。
【0008】さらに、従来はあるオブジェクトと他のオ
ブジェクトが必ず同時に必要とされることが予めわかっ
ている場合においては、かかる2つのオブジェクトを結
合させた大きなオブジェクトを新たに作成してサーバ装
置に記録しておいて、これを送信するか、もしくは、送
信要求を2つのオブジェクトのそれぞれに対して行って
いた。しかし、前者では、例えば他のオブジェクトがさ
らに別のオブジェクトに対しても同時に必要とされる場
合には、各オブジェクトを結合して新たに作成された大
きなオブジェクトに当該他のオブジェクトが含まれるた
め、他のオブジェクトが重ねて記録されてサーバ装置に
おける記憶容量が無駄に占有されてしまうことや、オブ
ジェクトの修正や追加等の管理が複雑になる等の問題が
ある。一方、後者の場合には、記憶容量の無駄はない
が、送信要求を2回行う必要があり、オブジェクト送信
時間が遅延する。
【0009】本願発明は以上の問題を解決するためにな
されたものであり、双方向デジタル放送システムにおい
てオブジェクトの送信要求に基づくデータ受信の迅速化
を図ること、および、送信要求及び現在の送受信状態を
適切に調整することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は制御命令が記録されたオブジェクトを1以
上含むオブジェクト群を記録しているサーバ装置に、ネ
ットワーク手段のデータチャンネルと制御チャンネルを
介して接続されるデータ受信端末装置において、オブジ
ェクトを受信するオブジェクト受信手段と、受信したオ
ブジェクト中のデータを記憶するデータ記憶手段と、サ
ーバ装置へネットワーク手段の制御チャンネルを介して
オブジェクトの送信要求および送信中止要求を行う要求
送信手段と、使用者からの指示を受け付ける入力受付手
段と、データ記憶手段に記憶されたデータ中の制御命令
または入力受付手段からの指示を解読して送信要求を行
う場合に、当該送信要求が要求送信手段へオブジェクト
の送信要求をした後にこの送信要求したオブジェクトが
到着するまで次の制御命令の解読を行わない同期送信要
求か、要求送信手段へオブジェクトの送信要求をした後
にこの送信要求したオブジェクトが到着する前に次の制
御命令の解読を行う非同期送信要求かの判断をした後
に、要求送信手段にオブジェクトの送信要求を行わせる
命令処理手段とを設けたものである。
【0011】上記データ受信端末装置は、前記オブジェ
クト群がビデオデータとオーディオデータのいずれか又
は両方を記録したオブジェクトを1以上含む場合には、
ビデオデータもしくはオーディオデータを再生して外部
へ出力するビデオ/オーディオ再生手段と、前記オブジ
ェクト受信手段が受信したオブジェクト中のデータが、
ビデオデータもしくはオーディオデータかその他のデー
タかを識別し、ビデオデータもしくはオーディオデータ
をビデオ/オーディオ再生手段へ出力し、その他のデー
タをデータ記憶手段へと出力するデータ識別手段とを設
けることが望ましい。
【0012】また、上記命令処理手段は、制御命令また
は指示を解読して同期送信要求を要求送信手段に行わせ
るべきである場合であって、ビデオ/オーディオ再生手
段へデータの出力がある場合には、まず要求送信手段に
サーバ装置に対して当該データを含むオブジェクトの送
信中止要求を送信させるようにすると好適である。そし
て、命令処理手段は、制御命令または指示を解読して非
同期送信要求を要求送信手段に行わせるべきである場合
であって、ビデオ/オーディオ再生手段へデータの出力
がある場合には、要求送信手段に非同期送信要求を行わ
せないようにすることが望ましい。
【0013】さらに、命令処理手段は、前記要求送信手
段がオブジェクトの非同期送信要求を送信した後で、当
該オブジェクトがまだデータ受信端末装置に到着してな
い場合であって、制御命令または指示を解読してビデオ
データまたはオーディオデータを含むオブジェクトの送
信要求を要求送信手段へ行わせるべきである場合には、
まずサーバ装置に以前に非同期送信要求されたオブジェ
クトの送信中止要求を要求送信手段に行わせるようにす
ることもできる。
【0014】それから、命令処理手段は、前記要求送信
手段がオブジェクトの非同期送信要求を送信した後で、
当該オブジェクトがまだデータ受信端末装置に到着して
ない場合であって、制御命令または指示を解読して非同
期送信要求を要求送信手段へ行わせるべきである場合に
は、まず要求送信手段にサーバ装置に対して以前に非同
期送信要求されたオブジェクトの送信中止要求を行わせ
ることが好適である。
【0015】また、命令処理手段は、前記要求送信手段
がオブジェクトの非同期送信要求を送信した後で、当該
オブジェクトがまだデータ受信端末装置に到着してない
場合であって、制御命令または指示を解読してビデオデ
ータまたはオーディオデータを含むオブジェクトの送信
要求を要求送信手段へ行わせるべきである場合には、以
前に非同期送信要求されたオブジェクトが到着するま
で、次の送信要求を送信手段に行わせないようにするこ
とも可能である。
【0016】そして、前記受信手段を前記ネットワーク
手段の制御信号用のチャンネルでオブジェクトを受信可
能とし、ビデオ/オーディオ再生手段へデータの出力が
ある場合であって、さらにオブジェクトの送信要求が要
求送信手段より送信された場合には、この送信要求され
たオブジェクトをネットワーク手段の制御用チャンネル
から受信するようにすることが望ましい。
【0017】また、上記課題を解決するために本願発明
は、データ受信端末装置とネットワーク手段のデータチ
ャンネルおよび制御チャンネルを介して接続されるサー
バ装置において制御命令が記録されたオブジェクトおよ
びビデオデータとオーディオデータのいずれか一方また
は両方が記録されたオブジェクトをそれぞれ少なくとも
1以上含むオブジェクト群を記録しているオブジェクト
記録手段と、前記ネットワーク手段の制御チャンネルを
介してデータ受信端末装置から送信されるオブジェクト
の送信要求を受信する送信要求受信手段と、前記オブジ
ェクト記録手段から送信要求のあったオブジェクトを検
索するオブジェクト検索手段と、ビデオデータまたはオ
ーディオデータをデータ受信端末装置に送信中でない場
合には検索されたオブジェクトをネットワーク手段のデ
ータチャンネルを介してデータ受信端末装置へと送信
し、ビデオデータまたはオーディオデータをデータ受信
端末装置に送信中である場合には、検索されたオブジェ
クトをネットワーク手段の制御チャンネルを介してデー
タ受信端末装置へと送信する送信手段とを設けたもので
ある。
【0018】さらに、本願発明はデータ受信端末装置と
ネットワーク手段を介して接続されるサーバ装置におい
て、同時に送信すべき他のオブジェクトのリスト情報を
含むことができるオブジェクトを1以上含むオブジェク
ト群を記録しているオブジェクト記録手段と、ネットワ
ーク手段を介してデータ受信端末装置から送信されるオ
ブジェクトの送信要求を受信する送信要求受信手段と、
送信要求のあったオブジェクトをオブジェクト記録手段
から検索するオブジェクト検索手段と、検索したオブジ
ェクトがリスト情報を持つか否かを判断するリスト情報
検索手段と、リスト情報を持つと判断された場合に、リ
スト情報中の他のオブジェクトをオブジェクト記録手段
から検索する付加オブジェクト検索手段と、検索された
オブジェクトをデータ受信端末装置へと送信する送信手
段とを設けたものである。
【0019】そして、上記課題を解決するために、本願
発明に係るデータ受信方法は、同期送信要求をすべき制
御命令または非同期送信要求をすべき制御命令を含む制
御命令を記録したオブジェクトを1以上含むオブジェク
ト群を記録したサーバ装置へ、ネットワーク手段の制御
チャンネルを介してオブジェクトの送信要求を行いネッ
トワーク手段のデータチャンネルを介して当該オブジェ
クトを受信するデータ受信方法において、サーバ装置か
ら同期送信要求をすべき制御命令または非同期送信要求
をすべき制御命令を記録したオブジェクトを受信するオ
ブジェクト受信ステップと、受信したオブジェクト中の
制御命令を解読して、同期送信要求または非同期送信要
求をすべき否かを判断する命令解読ステップと、同期送
信要求をすべきと判断された場合には、オブジェクトの
送信要求をし、当該オブジェクトが到着するまで新たな
命令解読ステップを行わない同期処理ステップと、非同
期送信要求をすべきと判断された場合には、オブジェク
トの送信要求をし、当該オブジェクトが到着したか否か
にかかわらず、次の新たな命令解読ステップを行う非同
期処理ステップとを設けたものである。
【0020】また、上記データ受信方法において、前記
オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータのい
ずれか又は両方を記録したオブジェクトを含む場合に
は、サーバから送信されているオブジェクト中のデータ
がビデオデータもしくはオーディオデータか否かを判断
するビデオ/オーディオ判断ステップと、サーバから送
信されているオブジェクト中のデータがビデオデータも
しくはオーディオデータであると判断された場合であっ
て、前記命令解読ステップによって同期送信要求すべき
と判断された場合に、サーバ装置に当該オブジェクトの
送信の中止要求を送信する送信中止要求ステップとを設
けることが望ましい。
【0021】さらに、データ受信方法においては、サー
バから送信されているオブジェクト中のデータがビデオ
データもしくはオーディオデータか否かを判断するビデ
オ/オーディオ判断ステップと、サーバから送信されて
いるオブジェクト中のデータがビデオデータもしくはオ
ーディオデータをであると判断された場合であって、前
記命令解読ステップによって非同期送信要求すべきと判
断された場合に、当該非同期送信要求を破棄する非同期
送信破棄ステップとを設けることが可能である。
【0022】それから、前記データ受信方法において、
非同期送信要求したオブジェクトが到着していない場合
であって、前記命令解読ステップによってビデオデータ
またはオーディオデータを記録したオブジェクトを送信
要求すべきと判断された場合に、当該到着していないオ
ブジェクトの送信を中止する要求をサーバ装置に送信す
る非同期送信要求中止第1ステップを設けると効果的で
ある。
【0023】また、上記データ受信方法において、さら
に、非同期送信要求したオブジェクトが到着していない
場合であって、前記命令解読ステップによってさらに非
同期送信要求すべきと判断された場合に、当該到着して
いないオブジェクトの送信を中止する要求をサーバ装置
に送信する非同期送信要求中止第2ステップを設けても
よい。
【0024】そして、上記データ受信方法において、非
同期送信要求したオブジェクトが到着していない場合で
あって、前記命令解読ステップによってビデオデータま
たはオーディオデータを記録したオブジェクトを送信要
求すべきと判断された場合に、当該到着していないオブ
ジェクトが到着するまで、次のオブジェクトの送信要求
を行わない送信要求待機ステップを設けることも可能で
ある。
【0025】さらに、上記データ受信方法において、さ
らに、サーバから送信されているオブジェクト中のデー
タがビデオデータもしくはオーディオデータか否かを判
断するビデオ/オーディオ判断ステップと、サーバから
送信されているオブジェクト中のデータがビデオデータ
もしくはオーディオデータであると判断された場合であ
って、前記命令解読ステップによって同期送信要求また
は非同期送信要求すべきと判断された場合には、当該同
期送信要求されたオブジェクトまたは非同期送信要求さ
れたオブジェクトをネットワーク手段の制御チャンネル
を介して受信する受信チャンネル変換ステップとを設け
ることが望ましい。
【0026】また、上記課題を解決する為に本発明に係
るデータ送信方法は、制御命令が記録されたオブジェク
トおよびビデオデータとオーディオデータのいずれか一
方または両方が記録されたオブジェクトをそれぞれ少な
くとも1以上含むオブジェクト群を記録しているオブジ
ェクト記録手段を設け、データ受信端末装置からのネッ
トワーク手段の制御チャンネルを介して送信される送信
要求に応じて、オブジェクト記録手段から送信要求のあ
ったオブジェクトを検索してネットワーク手段のデータ
チャンネルを介してデータ受信端末装置へと送信するデ
ータ送信方法において、現在送信しているオブジェクト
中のデータがビデオデータまたはオーディオデータであ
るか否かを判断するビデオ/オーディオ判断ステップ
と、データ受信端末装置からオブジェクトの送信要求が
あるか否かを判断する送信要求判断ステップと、前記ビ
デオ/オーディオ判断ステップで現在送信しているオブ
ジェクト中のビデオデータまたはオーディオデータであ
ると判断され、前記送信要求判断ステップでデータ受信
端末装置からオブジェクトの送信要求があると判断され
た場合には、当該送信要求されたオブジェクトをネット
ワーク手段の制御チャンネルを介してデータ受信端末装
置へ送信する送信チャンネル変換ステップとを設けたも
のである。
【0027】そして、上記課題を解決するために本発明
に係るサーバ装置は、オブジェクト群を記録しているオ
ブジェクト記録手段を設け、データ受信端末装置からの
送信要求に応じて、オブジェクト記録手段から送信要求
のあったオブジェクトを検索してデータ受信端末装置へ
と送信するデータ送信方法において、前記オブジェクト
記録手段に、送信要求があったときに同時に送信すべき
他のオブジェクトのリスト情報をもつオブジェクトを記
録しておくリスト付加オブジェクト記録ステップと、デ
ータ受信端末装置から上記リスト情報をもつオブジェク
トの送信要求があった場合に、当該リスト情報に示され
た他のオブジェクトをもオブジェクト記録手段から検索
してデータ受信端末装置へと送信する付加オブジェクト
送信ステップとを設けたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る
双方向型デジタル放送システムのハードウエア構成を図
1および図2に示す。図1は本双方向デジタル放送シス
テムのサーバ装置1のハードウエア構成を示すブロック
図である。このサーバ装置1は大容量のハードディスク
101、受信端末からの制御信号の送受信処理を行うゲ
ートウエイサーバー102、受信した制御信号に基づく
諸動作や送信すべき制御信号の生成等を行う、アプリケ
ーションサーバ103、アプリケーションサーバ103
からの制御信号により、ハードディスク101から記録
されているMPEGデータを高速で検索するためのMP
EGデータマネジャー104、データ信号を受信端末へ
送信するための信号処理を行うマルチプレクサ105よ
り構成される。なお、アプリケーションサーバ103と
ゲートウエイサーバ102は、ここでは演算処理を行う
CPU、CPUの作業領域となるRAM、プログラム等
を記録したROM等を中心に構成され、MPEGデータ
マネジャー104、マルチプレクサ105は公知のハー
ドウエアボードが用いられている。
【0029】図2は本双方向デジタル放送システムのデ
ータ受信端末2のハードウエアを示すブロック図であ
る。このデータ受信端末2は、演算処理を行うCPU2
01、制御プログラム等を格納したROM202、デー
タを記憶するRAM203、サーバ装置1より制御信号
の送受信およぼデータ信号の受信を行うチューナー20
4、送受信する制御信号を変調復調するQPSK20
5、受信したデータ信号を高速で復調する64QAM2
06、受信したオブジェクトを受けてオブジェクトの種
類を判別するMPEG2/TSデコーダー207、MP
EG2で圧縮されたAVデータを復号化するMPEG2
/AVデコーダー208、再生されるビデオデータとグ
ラフィックデータを合成するグラフィックオーバーレイ
209、操作者が操作するリモートコントローラ210
aから発せられる赤外線を受信することで操作者の指示
を受け付けるインフラレッドI/F210より構成され
る。
【0030】このような構成のサーバ装置1およびデー
タ受信端末2より構成される双方向型デジタル放送シス
テムを機能的に表した全体構成図を図3に示す。図に示
すように本デジタル放送システムは、サーバ装置1、デ
ータ受信端末2、2、・・・およびネットワーク3によ
り構成されている。また、データ受信端末2には通常、
表示装置2a、音声再生装置2b、入力装置2cが接続
されている。
【0031】以下、各構成部分について詳述する。ま
ず、サーバ装置1は、オブジェクト記録部11と、サー
バ制御部12とよりなる。オブジェクト記録部11は大
容量のハードディスク101により構成され、MPEG
2形式のビデオ/オーディオ・ストリームデータ(以
下、「A/Vデータ」と呼ぶ)よりなるオブジェクト、
及びグラフィックス、PCM等のMPEG2形式以外の
オーディオ・データ、ページデータ、制御命令等のデー
タ(以下、「プライベート・データ」と呼ぶ)よりなる
オブジェクトを格納する。
【0032】各データは、図4に示されるようにサービ
ス名、フォルダー名、オブジェクト名というように階層
的に格納してある。記録された1つのオブジェクトの例
を図5に示す。ここに示したのはデータ受信端末2から
の出力により表示装置2aに表示される1画面を構成す
るためのオブジェクトである”ページ・オブジェクト”
である。通常、ページ・オブジェクトは画面を作成する
ための部品となるグラフィックス等のビットマップデー
タ301と、オブジェクトの性質を示す属性情報データ
302と、オブジェクトの振る舞いを記述した制御命令
データ303とから構成されている。このように各オブ
ジェクトは目的に応じて1以上の機能をもつデータの集
まりによって構成される。
【0033】図5の制御命令データ303中、「pre
load(”page3”)」という制御命令304
は、「page3」というオブジェクトを次の処理に必
要になると予測して、現在の表示中のページの処理中に
予めデータ記憶部23に保持しておくべく送信要求を出
す旨の制御命令である。このように、現在必要でないが
将来必要になると予測されるオブジェクトの送信要求を
する制御命令を、ここでは非同期送信要求という。
【0034】一方、図5の制御命令データ304中、
「goto(”page2”)」といる制御命令306
は、現在必要であるオブジェクトである「page2」
の送信要求を出す旨の制御命令である。このように現在
必要なオブジェクトの送信要求をする制御命令をここで
は同期送信要求という。このように制御命令には同期送
信要求と非同期送信要求とがあり、命令文の種類に応じ
て、後述するデータ受信端末2の命令処理部26で同期
送信要求か非同期送信要求かの認識ができるように設定
してある。なお、図5の制御命令データ中、「stop
Video(”カラオケ1”)」という制御命令305
は、「カラオケ1」というオブジェクトの送信中止要求
であり、このような送信中止要求も制御命令中に含まれ
ている。
【0035】一方、図5の属性情報データ302中の
「AttachedObjects:audio1」
(307)はここではリスト情報とよんでいる属性情報
であり、このオブジェクトの送信要求があったときに同
時に付加的に送信すべき他のオブジェクトとして、「a
udio1」というオブジェクトを指定している。この
ように属性情報データ302中には送信要求があったと
きに同時に送信すべき他のオブジェクト(以下「付加オ
ブジェクト」という)を記録したリスト情報を持たせる
ことができる。この付加オブジェクトは付加される元の
オブジェクトと共に用いられるものであり、2以上付加
することも可能であり、さらに、付加オブジェクトの属
性情報の中にさらにリスト情報としてこれに付加するオ
ブジェクトを指定することも可能である。
【0036】図6に、1オブジェクトのデータ構造を示
す。上述したようにオブジェクトデータはビットマップ
データと属性情報データと制御命令データとから構成さ
れており、1つのオブジェクトデータはそれぞれのデー
タを記録する3つの領域から構成される。また、各領域
の先頭には領域の開始を示すヘッダが記録される。サー
バ制御部12は、データ受信端末2からネットワーク3
の後述する制御チャンネルを介して送信される送信要求
に応じて、オブジェクト記録部11から送信要求のあっ
たオブジェクトを検索してネットワーク3の後述する1
ストリームのデータチャンネルを介してデータ受信端末
2へと送信する。なお、サーバ制御部12は、一般的に
ワークステーションやパーソナルコンピュータ等により
上記機能や後述する動作手順を実現させる専用プログラ
ムを搭載して実現され、かかるプログラムはCD−RO
M等の記録媒体に記録することが可能である。
【0037】データ受信端末2、2・・・は、それぞれ
オブジェクト受信部21と、データ識別部22と、デー
タ記憶部23と、ビデオ/オーディオ再生部24と入力
受付部25と命令処理部26と、要求送信部27とを備
えている。オブジェクト受信部21は、サーバ装置1か
らネットワーク3の後述するデータチャンネルを介して
送信されてきたオブジェクトを受信する。但し、オブジ
ェクト受信部21はネットワーク3の制御チャンネルと
も接続され、この制御チャンネルを介してオブジェクト
を受信することも可能である。なお、オブジェクト受信
部21は制御チャンネルを介して受信したデータが制御
用データかオブジェクトデータかを各データのヘッダに
より識別することができるように構成してある。
【0038】データ識別部22はオブジェクト受信部2
1が受信したオブジェクト中のデータが、A/Vデータ
か、その他のデータか即ちプライベート・データかを識
別し、A/Vデータをビデオ/オーディオ再生部24へ
出力し、プライベート・データをデータ記憶部23へと
出力する データ記憶部23はデータ識別部22より出力されたデ
ータを記憶する部分であり、読み書き可能な記憶デバイ
スが用いられる。ここではRAM203が該当する。ビ
デオ/オーディオ再生部24はデータ識別部22より出
力されたA/Vデータを再生して外部へ出力する。一般
にこのA/Vデータは圧縮やスクランブル等の処理が行
われたデータであり、このビデオ/オーディオ再生部2
4では、圧縮されたデータの伸張やデスクランブル処理
やNTSC等のテレビ信号への変換も行う。そして、ビ
デオ/オーディオ再生部24から出力された再生データ
はモニター等よりなる表示装置2a、デーコード手段、
スピーカー等よりなる音声再生装置2bにより実際の映
像や音声として再生される。
【0039】入力受付部25は、入力装置2cを介して
使用者からの指示を受け付ける部分である。入力装置2
cはここでは前述したように表示装置2aと連動してリ
モートコントロラー210aによって使用者からの指示
を入力できるものを使用する。命令処理部26は、デー
タ記憶部23に記憶されたデータ中の制御命令または入
力受付部25からの指示を解読して要求送信部27にオ
ブジェクトの送信要求を行わせ、また、画面データを作
成したり、PCM等によるオーディオデータを外部へ出
力する。出力されたデータは表示装置2aに表示され、
音声再生装置2bによって実際に音声として出力され
る。
【0040】また、命令処理部26は前述したように制
御命令中の送信要求について、それが同期送信要求なの
か、非同期送信要求なのかを命令文の種類に応じて判断
できる。そして、命令処理部26は制御命令が同期送信
要求であると判断した場合は、送信要求したオブジェク
トがデータ受信端末2に到着するまで、具体的には送信
要求したオブジェクトがオブジェクト受信部21に受信
されるまでは、次の処理を行わない。一方、命令処理部
26は制御命令が非同期送信要求であると判断した場合
は、送信要求したオブジェクトがオブジェクト受信部2
1に受信される前であっても次の処理を行う。さらに、
命令処理部26は送信状況等に対応して定められた種々
の動作を行うが、詳細は後述する。
【0041】要求送信部27は、命令処理部26からの
要求に応じてサーバ装置1へネットワーク3の後述する
制御チャンネルを介してオブジェクトの送信要求および
送信中止要求を行う。なお、送信要求は、ここではMP
EG2形式に好適なプロトコルであるDSM−CCを用
いて通信を行う。図7に、このDSM−CCによる送信
要求の例を挙げる。図中の一行目の送信要求401はA
/Vデータの送信要求のリクエストの例であり、オブジ
ェクトの階層構造名と、指定されたオブジェクト内での
絶対的な開始時間(時:分:秒)と終了時間を示して送
信を要求する例で、”Movie”というサービス内
の”アポロ30”というストリームの先頭か5分15秒
までのA/Vストリームを要求している。図中の第二行
目の送信要求402は、プライベート・データの送信要
求リクエストの例で、オブジェクトの階層構造名を指定
しており、”Startup”というフォルダーの下層
フォルダーである”Startup”内の”page
1”というオブジェクトを要求している。
【0042】なお、データ受信端末2は普通のモデムと
一般的なコンピュータに上記および下記に説明する機能
や動作手順を行うようなプログラムを用いることによっ
ても達成することができ、かかるプログラムはフロッピ
ーディスク等の記録媒体に記録することができる。最後
にネットワーク3は、制御用通信部31と、データ送信
用通信部32とを備えており、光ファイバーや同軸ケー
ブル等の物理層および所定の通信プロトコルに従って送
信、変調等行う制御部分等よりなる。
【0043】制御用通信部31はサーバ装置1と各デー
タ受信端末2間の双方向の制御チャンネルを構成する通
信経路であり、有線か無線かの違いや、変調方式の違い
は問わず数Kbps以上程度の速度のデジタル通信が行
えれば足りる。データ送信用通信部32は、サーバ装置
1からデータ受信端末2への一方向の通信経路でMPE
G2形式のデータのような高品位のビデオ/オーディオ
やグラフィックス、プログラムまでの大容量のマルチメ
ディア・データを送信するものであり、1つのデータ受
信端末2に対してデータチャンネルとして1ストリーム
を割り当てられるものであって、数Mbps以上の高速
な転送速度でデジタル通信を行えることが要求される。
【0044】以上の構成を有するサーバ装置1、データ
受信端末2、2、・・・、ネットワーク3よりなる双方
向データ通信システムの動作を以下に図を用いて説明す
る。最初に、同期送信要求、非同期送信要求および現在
の受信状態に応じたデータ受信端末2の動作を説明す
る。なお、データ受信端末2とサーバ装置1との回線が
接続されるとまず、サーバ装置1から所定のページオブ
ジェクトαがデータ受信端末2に送信され、当該オブジ
ェクトのデータがデータ記憶部23に記憶され、命令処
理部26は、データ記憶部23に記憶されたデータを解
釈し、例えば、図8に示すようなは画面を表示装置2a
に表示するものとする。
【0045】画面の表示内容を説明すると、文字列50
1〜504がサービス名を示すテキスト・オブジェク
ト、静止画505〜507が静止画であるグラフィック
・オブジェクトであり、動画508は再生されているM
PEG2形式で送信されてきたビデオデータである。な
お、動画508の位置には映像データが途切れた時に
は、静止画であるグラフィック・オブジェクトも現われ
るものとする。そして、リモコン等の入力装置2cのリ
モートコントロール端末により、データ受信端末2の使
用者は「映画」、「カラオケ」、「ニュース」、「ショ
ッピング」の4つサービス名の移動、および特定のサー
ビスの選択を行うことができるものとする。
【0046】また、これらのサービス名の移動およびサ
ービスの選択に伴い、同期送信要求、非同期送信要求が
なされる。即ち、図9に示すように表示装置2aに示さ
れるページオブジェクトαには制御命令データとして複
数の同期送信要求を行う制御命令(同期送信要求1〜
5)と、同じく複数の非同期送信要求1〜4を行う制御
命令(非同期送信要求1〜4)とが含まれているものと
し、これらの制御命令はデータ記憶部23に記憶され
る。
【0047】具体的には、非同期送信要求1〜4はデー
タ受信端末2の使用者が「映画」、「カラオケ」、「ニ
ュース」、「ショッピング」の4つサービス名を移動さ
せると、移動させたサービス内容の位置に対応して、そ
れぞれのサービス名が選択されたときに送信すべきペー
ジ・オブジェクト(PageP〜S)を非同期送信要求
によって要求すべき制御命令であるものとする。
【0048】また、同期送信要求1〜4は使用者が「映
画」、「カラオケ」、「ニュース」、「ショッピング」
を入力装置によって選択した場合に、それぞれのサービ
ス名に対応して送信すべきページ・オブジェクト(Pa
geP〜S)を同期送信用要求によって要求すべき制御
命令であるものとする。さらに、同期送信要求5は「カ
ラオケ」のサービス名へ移動して、「カラオケ」のサー
ビスが選択されたときに送信すべきオブジェクトの非同
期送信要求をした後に、現在の動画508とは異なる
「カラオケ」用の動画を再生するためのビデオデータ
(MPEG A/VストリームデータY)の同期送信要求を行う
制御命令であるものとする。
【0049】これらの、同期送信要求、非同期送信要求
により要求されるオブジェクトの関係を模式的に図示す
ると図10のようになる。図11に同期送信要求、非同
期送信要求および現在の受信状態に応じたデータ受信端
末2の動作を表すフローチャートを示す。以下、かかる
動作をこのフローチャートに基づき説明する。
【0050】〔ステップ201〕 命令処理部26は、
データ記憶部23に記憶された制御命令および入力受付
部25からの指示を解釈し、その結果、サーバ装置1へ
のオブジェクトの送信要求があれば、以下のステップに
従い要求送信部27に送信要求や送信中止要求を行わせ
る。〔ステップ202〕 命令処理部26は命令文の種
類に応じて、送信要求が非同期送信要求である場合と同
期送信要求である場合で、以下のように処理の手順を変
える。
【0051】〔ステップ203、204〕 送信要求の
種類が非同期送信要求であり、かつA/Vデータがビデ
オ/オーディオデータ再生部に出力され、再生中である
場合には、1つのデータ受信端末2につき1ストリーム
のデータチャンネルしか与えられておらず、データ送信
用通信部32がA/Vデータの送信に占有されているた
め、データ転送が行えないのでこの送信要求を無視す
る。例えば、図8の画面においてデータ受信端末2の使
用者が、例えば「ショッピング」のサービスへとカーソ
ルと移動させたとすると、前述したようにこの「ショッ
ピング」が選択されたときに送信すべきページ・オブジ
ェクトQを非同期送信要求によって要求すべきである。
しかし、ここで、例えば動画508が再生中であれば、
命令処理部26はこの非同期要求を無視する。
【0052】〔ステップ205、206、207〕 送
信要求の種類が非同期送信要求であって、既に別の非同
期送信要求が行われており、かつ送信要求したオブジェ
クトが届いていない場合、新しい非同期送信要求を優先
するため、命令処理部26は以前の非同期送信要求によ
るオブジェクトの送信中止要求を要求送信部27に行わ
せてから、新しい非同期送信要求としての送信要求を行
わせる。非同期送信要求による未着のオブジェクトがな
い場合は、新しい非同期送信要求による送信要求をその
まま行う。
【0053】例えば、動画508が再生していない場合
に、データ受信端末の使用者が「映画」から「ニュー
ス」へとサービス名を移動させると、「ニュース」が選
択されたときに送信すべきオブジェクトRについて非同
期送信要求行うべきであるが、それ以前に「映画」が選
択されたときに送信すべきオブジェクトSが非同期送信
要求が行われている。かかる場合には、「映画」に対応
するオブジェクトはもはや不要になるので、命令処理部
26は要求送信部27に「映画」に対応するオブジェク
トSの送信中止要求を行わせてから、「ニュース」に対
応するオブジェクトRを非同期送信要求として送信要求
させる。
【0054】また、図8の画面が最初に現れたときや、
既に以前の非同期送信要求によるオブジェクトが到着し
ているときには、送信中止要求を行う必要はないので、
直ちに非同期送信要求としての送信要求をさせる。この
ように予め次の必要となると予測できるオブジェクトを
送信要求しておきデータ記憶部23に記憶させておけ
ば、実際に使用者が「ニュース」を選択した場合には、
データ記憶部23に必要なオブジェクトRが記憶されて
いるので、瞬時に必要な画面表示等の処理を行わせるこ
とができる。
【0055】〔ステップ208、209〕 送信要求の
種類が同期送信要求であって、A/Vデータがビデオ/
オーディオ再生部24に出力され再生中である場合に
は、同期送信要求は現在必要なオブジェクトを送信要求
するものであるため、A/Vデータによるデータ送信用
通信部32の占有を開放するため、命令処理部26は再
生中のA/Vデータの送信中止要求を要求送信部27に
行わせる。例えば、データ受信端末2の使用者が図8の
画面から「カラオケ」のサービスを選択すると、命令処
理部26は要求送信部27に、動画508の映像を止め
るべくこの動画のA/Vデータの送信中止要求を行わせ
る。
【0056】〔ステップ210、211、212〕 同
期送信要求されたオブジェクトがA/Vデータを含むオ
ブジェクトであって、既に非同期送信要求を送信した後
で、当該非同期送信要求によるオブジェクトがまだデー
タ受信端末に到着してない場合には、A/Vデータの送
信が始まると通信回線を占有してしまうので、命令処理
部26は未着のオブジェクトの到着を待って、要求送信
部27にA/Vデータの送信要求を行う。例えば、デー
タ受信端末2の使用者が、「カラオケ」へとサービス名
を移動させた場合には、前述したように「カラオケ」の
サービスが選択されたときに送信すべきオブジェクトP
について非同期送信要求をした後に、現在の動画508
とは異なる動画を再生させるようなA/VデータYにつ
いて同期送信要求を行うように設定しているので、デー
タ受信端末の使用者が「カラオケ」へとサービス名を移
動させると、非同期送信要求によるオブジェクトPの到
着を待ってから、A/VデータYの送信要求を行うこと
となる。これにより、次に選択される確率の高いオブジ
ェクトを速やかに取得しておくことが可能となる。
【0057】〔ステップ212、213〕 同期送信要
求すべきオブジェクトがプライベート・データであっ
て、既に非同期送信要求を送信した後で当該オブジェク
トがまだデータ受信端末に到着してない場合には、同期
送信要求を優先するため、命令処理部26は要求送信部
27に以前の非同期送信要求によるオブジェクトの送信
中止要求を行わせた後に、当該同期送信要求を行わせ
る。例えば、データ受信端末の使用者が「映画」から
「ニュース」へとサービス名を移動させて即座に「ニュ
ース」を選択すると、それ以前に「映画」が選択された
ときに送信すべきオブジェクトSが非同期送信要求によ
り要求されている。この場合も、「映画」に対応するオ
ブジェクトSは不要になるので、命令処理部26は要求
送信部27に「映画」に対応するオブジェクトSの送信
中止要求を行わせてから、「ニュース」に対応する最初
のページオブジェクトRの同期送信要求としての送信要
求をさせる。以上が、同期送信要求、非同期送信要求お
よび現在の受信状態に応じたデータ受信端末2の動作で
ある。
【0058】なお、上記処理は固定したものではなく、
例えば、ステップ212において、以前の非同期送信要
求によるオブジェクトが到着するのを待たず、以前の当
該オブジェクトの送信中止要求をサーバ装置1に送信し
てもよい。また、ステップ204において、A/Vデー
タの再生中は非同期送信要求を無視したが、この非同期
送信要求に対するオブジェクトを制御情報通信部31を
通して転送を行うようにサーバ装置1に指示するように
してもよい。
【0059】さらに、ステップ209以下において、A
/Vデータの再生中は制御情報通信部31の制御チャン
ネルを通してプライベート・データの送信を行うように
サーバ装置1に指示するようにしてもよい。もっとも、
これらA/Vデータの再生中の処理はサーバ装置1のサ
ーバ制御部12の判断でデータ送信用通信部32のデー
タチャンネルが占有されているときは、プライベート・
データは制御用通信部31の制御チャンネルを通じて送
信するようにしてもよい。
【0060】次にリスト情報をもつオブジェクト(以
下、「複合オブジェクト」という)が送信要求された場
合の動作について説明する。まず、サーバ装置1側での
動作をを図12に基づき説明する。図12は複合オブジ
ェクトが送信要求されたときのサーバ装置1の動作を示
すフローチャートである。 〔ステップ301、302〕 サーバ制御部12では、
データ受信端末2の要求送信部27から送信された送信
要求を受け取り、送信要求されたオブジェクトをオブジ
ェクト記録部11から検索する。
【0061】〔ステップ303、304、305〕 サ
ーバ制御部12は検索されたオブジェクトが属性情報デ
ータ中にリスト情報をもつか否かを判断し、リスト情報
を持っていれば、リスト情報に記録されているオブジェ
クトと、送信要求されたオブジェクトをデータ受信端末
2に送信する。また、リスト情報を持っていなければ、
送信要求されたオブジェクトをデータ受信端末2に送信
する。例えば、図5に示す「page1」のオブジェク
トが検索された場合は、属性情報データ302のなかに
付加オブジェクトとして「audio1」というオブジ
ェクトを示したリスト情報307をもっているので、サ
ーバ制御部12は送信要求された「page1」のオブ
ジェクトとともに、「audio1」というオブジェク
トを検索してデータ受信端末2へと送信する。また、例
えば、属性情報データ302にリスト情報307がなけ
れば、サーバ制御部12は送信要求された「page
1」のオブジェクトのみをデータ受信端末2へと送信す
る。
【0062】次に複合オブジェクトを受信したときのデ
ータ受信端末2の動作を図13を用いて説明する。図1
3はかかる動作を示すフローチャートである。 〔ステップ401〕 サーバからオブジェクトが送られ
てきた場合、データ受信端末2の命令処理部26が、そ
れが複合オブジェクトかどうかを判定する。判定の方法
は、例えばオブジェクトデータの先頭に当該オブジェク
ト名と、リスト情報内のオブジェクト名とを記載したリ
ストを設けておき、このリスト内のオブジェクト名が複
数個あるかどうかで判定する方法等が考えれられる。例
えば、図14に示す、リスト情報として「Audio
1,PageB」をもつ属性情報データ901を有する
「PageA」という名前のオブジェクトが送られて来
た場合は{”PageA”,”Audio1,Page
B”}というように複数個のオブジェクト名が記載され
るので、命令処理部26は転送されてきたオブジェクト
が複合オブジェクトであると判定する。なお、この場合
はサーバ装置1からは付加オブジェクトである「Aud
io1」「PageB」のオブジェクトも送信されて来
ている。
【0063】〔ステップ402〕 送られてきたオブジ
ェクトが複合オブジェクトであった場合、命令処理部2
6は、ともに送信されてきた付加オブジェクトの中にさ
らにリスト情報をもつものがあるかどうかを確認する。
付加オブジェクトにリスト情報があれば次の処理を行
い、なければ処理を終了する。例えば、図14に示す属
性情報データ901をもつ「pageA」というオブジ
ェクトが送られてきた場合には、このオブジェクトはリ
スト情報から付加オブジェクトとして「Audio1」
と「PageB」というオブジェクトを持っている。そ
こで、命令処理部26は、この二つの付加オブジェクト
の属性情報データ902、903を検索してリスト情報
を持っているか否かを確認する。ここでは、属性情報デ
ータ902、903にはそれぞれ、「Attached
Object:Audio2」「AttachedOb
ject:PageY」というリスト情報があるので、
次の処理を行う。
【0064】〔ステップ403〕 付加オブジェクトが
リスト情報をもっている場合は、命令処理部26は、当
該リスト情報に記載されたオブジェクトがすでに以前の
処理によりデータ記憶部23に記憶されているか否かを
確認する。データ記憶部23にリスト情報に記載された
オブジェクトがすべて記憶されているならば処理を終了
する。記憶されていない場合は次の処理をおこなう。
【0065】例えば、命令処理部26は、図14に示す
属性情報データ902、903をもつ付加オブジェクト
のリスト情報に記載されている「Audio2」「Pa
geY」というオブジェクトがデータ記憶部23に記憶
されているか否かを確認する。ここでデータ記憶部23
の記憶内容が図15に示すような状態であるとする。な
お、図15は矩形領域全体101がデータ記憶部23で
の保持可能な容量を示している。このような記憶状態で
あれば、「PageY」は以前の処理によってすでにデ
ータ記憶部23に記憶されているが、「Audio2」
はデータ記憶部23には記憶されていないことがわか
る。従って、この場合はさらに以下の処理を行う。
【0066】〔ステップ404、405、406〕 デ
ータ記憶部23にまだ記憶されていない付加オブジェク
トのリスト情報に記載されたオブジェクトがある場合
は、命令処理部26はデータ記憶部23の記憶容量に当
該オブジェクトを記憶する余裕があるか否かを確認す
る。ここで記憶容量に余裕がない場合は、命令処理部2
6は不要なオブジェクトをデータ記憶部23から削除す
る処理(ガベージ・コレクション)を行う。データ記憶
部23の記憶容量に余裕があるか、もしくはガベージ・
コレクションによってデータ記憶部23に余裕ができた
場合は、命令処理部26は要求送信部27にそのオブジ
ェクトの送信要求を行わせる。ガベージコレクションに
よってもデータ記憶部23に余裕ができない場合には処
理を終了する。
【0067】例えば、付加オブジェクトが図14に示す
属性情報902、903をもつオブジェクトである場合
に、データ記憶部23の記憶状態が図15のようになっ
ているとする。この状態では、付加オブジェクトである
「Audio1」のリスト情報に記載されたオブジェク
トである「Audio2」が記憶されていないので、命
令処理部26は、この「Audio2」というオブジェ
クトを記憶できる容量がデータ記憶部23にあるか否か
を確認する。図15のような記憶状態では、空いた容量
だけでは不十分であることが予想される。そこで、命令
処理部26はデータ記憶部23中の不要なオブジェクト
を削除する。今、データ記憶部23にあるオブジェクト
の中で不要なオブジェクトは「PageX」、「Pag
eY」である。しかし、「PageY」は、付加オブジ
ェクトである「PageB」のリスト情報に記載された
オブジェクトであるため、「PageY」は残し「Pa
geX」のみを削除し、データ記憶部23の空き容量を
増やす。これにより記憶容量が確保できるので、命令処
理部26は要求送信部27にオブジェクト「Audio
2」の送信要求を行う。命令処理部26は、このように
属性情報を先読みしながら、データ記憶部23の領域管
理を行う。
【0068】以下、データ記憶部23の容量が許す限
り、さらに、送信されて来たオブジェクトの付加オブジ
ェクトに対しても同様の処理を行っていく。次に、上記
に説明した処理をすることによって、実際にどの程度の
効果があるのかを述べる。図16に受信端末側でスター
ティング画面から使用者の操作によって映画を再生する
映像表示画面へ到達するまで画面の移り変わりを表す一
つの例を概念的に示す。この例を用いて、上記処理をす
る場合としない場合の効果の差異を説明する。
【0069】図16の例では、まず、最初の「スターテ
ィング画面」からメインメニューを選択する「メインメ
ニュー画面」へ自動的に変わった後、使用者の選択によ
り「映画」の検索方法を指定する「検索法選択画面」へ
移行する。それから、さらに、使用者の選択により検索
キーの種類に応じた「選択画面」に変わり、使用者が特
定の映画を指定すると、自動的に、その指定を確認する
「確認画面」になって、最後に使用者が指定を確認をす
ると「映像表示画面」となり映画が再生される。また、
「検索法選択画面」「選択画面」「確認画面」において
は、それぞれ、プライベート・データとして異なるオー
ディオストリームデータを含むオブジェクトが画面を形
成するオブジェクトとは別のオブジェクトとして必要で
あるものとする。
【0070】ここで、従来のように同期送信要求のみ
で、付加オブジェクトも用いない場合のアクセス時間と
データ転送時間の総和である待ち時間の平均を求めてみ
る。まず、アクセス時間は実際の測定により平均約4
秒、データの転送速度を2.4Mbpsをすると転送速度
は約2秒となることが分かっているので1回のアクセス
に要する待ち時間は約6秒となる。上記の例では、各画
面が変わるごとにオブジェクトの要求が必要であるので
5回のアクセスが必要であり、さらに「検索法選択画
面」「選択画面」「確認画面」においては、オーディオ
ストリームデータを含むオブジェクトを送信要求する必
要があるのでさらに3回のアクセスが必要である。従っ
て、合計8回のアクセスを要することとなる。この結
果、上記の例において従来の装置における待ち時間の合
計T0は T0=8×6=48(秒) となる。
【0071】一方、上記の例において非同期送信要求お
よび付加オブジェクトを用いるようにする場合の待ち時
間を考える。図16において各画面に付記されている百
分率表示はそれぞれの画面に移行する確率を示してい
る。そこで、確率の高い画面を表示するオブジェクトは
非同期送信要求により予め要求しておくことにする。こ
こでは、「スターティング画面」において「メインメニ
ュー画面」を非同期送信要求し、「メインメニュー画
面」において「映画」の「検索法選択画面」を非同期送
信要求し、「映画」の「検索法選択画面」において「ジ
ャンル」と「タイトル」の「選択画面」を非同期送信要
求し、「選択画面」において「確認画面」を非同期送信
要求しておくものとする。また、「検索法選択画面」
「選択画面」「確認画面」を形成するオブジェクトの付
加オブジェクトとしてオーディオストリームデータを含
むオブジェクトを設定してあるものとする。
【0072】これにより、各画面の移り変わりに要する
平均待ち時間は、「スターティング画面」から「メイン
メニュー画面」では、 t1=0×1.0=0(秒) 「メインメニュー画面」から「検索法画面」では、 t2=0×0.5+6×(0.1+0.15+0.2
5)=3(秒) 「検索法選択画面」から「選択画面」では、 t3=0×(0.5+0.3)+6×(0.1+0.
1)=1.2(秒) 「選択画面」から「確認画面」では、 t4=0×1.0=0(秒) 「確認画面」から「映像表示画面」では、 t5=6×1.0=6(秒) となる。
【0073】オーディオストリームデータを含むオブジ
ェクトは送信要求する必要が無くなるので、アクセス回
数は上記の5回のみとなり、結果としトータルの平均待
ち時間Tnは Tn=t1+t2+t3+t4+t5=10.2(秒) となる。即ち、上記の例では映画の再生画像を得るまで
の平均待ち時間が48秒から10.2秒となり、大幅に
短縮されることが分かる。
【0074】このように、本実施の形態に係る双方向型
デジタル放送システムによれば、各受信端末の使用者が
特定の放送内容を要求してから受信端末に当該放送内容
が到着するまでの時間を非常に短くすることができ、使
用者にとってより快適な操作が得られることとなる。
【0075】
【発明の効果】以上に述べたことより、本発明は以下の
ような効果を奏する。まず、本願発明に係るデータ受信
端末装置は、現在必要であるオブジェクトを同期送信要
求するように制御命令を設定し、将来必要とされる確率
の高いオブジェクトを非同期送信要求するように制御命
令を設定しておけば、データ記憶手段中の送信要求すべ
き制御命令、およびこの制御命令とこれを実行させる入
力受付手段からの指示を受けて、命令処理手段が要求送
信手段にオブジェクトの送信要求を行う。この送信要求
を受け取ったサーバ装置は、送信要求のあったオブジェ
クトをネットワーク手段のデータチャンネルを通じて送
信し、オブジェクト受信手段がこのオブジェクトを受信
する。データ記憶手段は受信したオブジェクト中のデー
タを記憶する。かかる処理過程の間に、送信要求が現在
必要とされるオブジェクトに対する同期送信要求であっ
た場合には、命令処理手段は次の制御命令の解読を行わ
ない。一方、送信要求が将来必要とされる確率の高いオ
ブジェクトに対する非同期送信要求であった場合には、
命令処理手段は当該オブジェクトが到着したか否かにか
かわらず次の制御命令の解読を行う。
【0076】このような動作によって、現在必要なオブ
ジェクトは確実に処理することができ、また、将来必要
になる確率の高いオブジェクトの送信要求が予めなされ
ることになるので、当該オブジェクトが必要になれば迅
速に処理を行うことができることとなり、また、この非
同期送信要求は他の処理を止めることもない。また、本
願発明に係るデータ受信端末装置にビデオ/オーディオ
再生手段とデータ識別手段とを設ければ、データ識別手
段がオブジェクト受信手段で受信したオブジェクト中の
データがビデオデータもしくはオーディオデータか、そ
の他のデータかを識別し、ビデオデータもしくはオーデ
ィオデータはビデオ/オーディオ再生手段に出力されて
再生され、その他のデータはデータ記憶手段に出力され
て記憶される。
【0077】このように、ビデオデータもしくはオーデ
ィオデータと、その他のデータを分けて扱うことによっ
て、受信時間が多大であるビデオデータやオーディオデ
ータの受信中または送信要求を行う場合と、その他の場
合とで、オブジェクトの送信要求の制御方法を変えるこ
とが可能となり、より柔軟な送信要求、ひいてはより柔
軟なオブジェクトの受信が行えるようになる。
【0078】さらに、本願発明に係るデータ受信端末装
置において命令処理手段が、制御命令または指示を解読
して同期送信要求を要求送信手段に行わせるべきである
場合であって、ビデオ/オーディオ再生手段へデータの
出力がある場合には、まず要求送信手段にサーバ装置に
対して当該データを含むオブジェクトの送信中止要求を
送信させるようにすれば、ビデオデータやオーディオデ
ータがデータチャンネルを占有している場合であって
も、このデータを含むオブジェクトの送信が中止される
ことによって、同期送信要求による現在必要なオブジェ
クトの受信が速やかに行われることになり処理の迅速化
が図られる。
【0079】また、命令処理手段が、制御命令または指
示を解読して非同期送信要求を要求送信手段に行わせる
べきである場合であって、ビデオ/オーディオ再生手段
へデータの出力がある場合には、要求送信手段に非同期
送信要求を行わせないようにすれば、現在再生中のビデ
オデータやオーディオデータが優先的に受信されつづ
け、将来必要になる確率は高いが現在必要でないオブジ
ェクトの非同期送信要求が行われないことになり、デー
タ端末装置の使用者に不快感を与えることがない。
【0080】そして、命令処理手段が、要求送信手段が
オブジェクトの非同期送信要求を送信した後で、当該オ
ブジェクトがまだデータ受信端末装置に到着してない場
合であって、制御命令または指示を解読してビデオデー
タまたはオーディオデータを含むオブジェクトの送信要
求を要求送信手段へ行わせるべきである場合には、まず
サーバ装置に以前に非同期送信要求されたオブジェクト
の送信中止要求を要求送信手段に行わせるようにすれ
ば、現在は必要でない非同期送信要求によるオブジェク
トの送信が中止されることによって、現在必要なビデオ
データまたはオーディオデータを含むオブジェクトの受
信が、現在必要でない非同期送信要求によるオブジェク
トの送信によって妨げられることを防止することができ
る。
【0081】さらに、命令処理手段が、要求送信手段が
オブジェクトの非同期送信要求を送信した後で、当該オ
ブジェクトがまだデータ受信端末装置に到着してない場
合であって、制御命令または指示を解読して非同期送信
要求を要求送信手段へ行わせるべきである場合には、ま
ず要求送信手段にサーバ装置に対して以前に非同期送信
要求されたオブジェクトの送信中止要求を行わせるよう
にすれば、将来より必要となる確率の高い最新の非同期
送信要求によるオブジェクトの受信が、それ以前の非同
期送信要求によるオブジェクトの送信によって遅延する
ことを防ぐことができる。
【0082】そして、命令処理手段が、要求送信手段が
オブジェクトの非同期送信要求を送信した後で、当該オ
ブジェクトがまだデータ受信端末装置に到着してない場
合であって、制御命令または指示を解読してビデオデー
タまたはオーディオデータを含むオブジェクトの送信要
求を要求送信手段へ行わせるべきである場合には、以前
に非同期送信要求されたオブジェクトが到着するまで、
次の送信要求を送信手段に行わせないようにすれば、受
信時間の長いビデオデータやオーディオデータにデータ
チャンネルが占有される前に送信要求されたオブジェク
トを取得しておくことができる。
【0083】それから、本願発明に係るデータ受信端末
装置において、受信手段がネットワーク手段の制御信号
用のチャンネルでオブジェクトが受信可能であり、ビデ
オ/オーディオ再生手段へデータの出力がある場合であ
って、さらにオブジェクトの送信要求が要求送信手段よ
り送信された場合には、この送信要求されたオブジェク
トをネットワーク手段の制御用チャンネルから受信する
ようにすれば、データチャンネルがビデオデータまたは
オーディオデータによって占有されていても、制御チャ
ンネルを通じてオブジェクトの受信が可能となる。
【0084】さらに、本願発明に係るサーバ装置におい
ては、サーバ制御手段がビデオデータまたはオーディオ
データをデータ受信端末装置に送信中に、データ受信端
末装置からオブジェクトの送信要求があった場合には、
ネットワーク手段の制御チャンネルを介してこの送信要
求があったオブジェクトをデータ受信端末装置へと送信
する。これによって、ビデオデータまたはオーディオデ
ータをデータ受信端末装置に送信中であってデータチャ
ンネルが占有されていても、送信要求のあったオブジェ
クトを制御チャンネルを通じてデータ受信端末装置に送
信することができる。
【0085】また、本願発明に係るサーバ装置は、オブ
ジェクト記録手段が、送信要求があったときに同時に送
信すべき他のオブジェクトのリスト情報をもつオブジェ
クトを記録することができ、サーバ制御手段が、端末手
段から前記リスト情報をもつオブジェクトの送信要求が
あったときに、当該リスト情報に示された他のオブジェ
クトをもオブジェクト記録手段から検索してデータ受信
端末装置へと送信する。これにより、必要なオブジェク
トをすべてまとめたより大きなオブジェクトを作る必要
がなくなり、また、同じオブジェクトを複数のオブジェ
クトのリスト情報に記載して共有できるので、オブジェ
クト記憶手段を効率良く使用することができる。また、
送信要求を複数回行う必要がないので必要なオブジェク
ト全体の送信速度も早くすることができる。
【0086】さらに、本発明に係るデータ受信方法は、
オブジェクト受信ステップでサーバ装置から同期送信要
求をすべき制御命令または非同期送信要求をすべき制御
命令含むオブジェクトを受信し、命令解読ステップで受
信したオブジェクト中の制御命令を解読して、同期送信
要求または非同期送信要求をすべき否かを判断し、同期
処理ステップでは、同期送信要求をすべきと判断された
場合には、オブジェクトの送信要求をして、当該オブジ
ェクトが到着するまで新たな命令解読ステップを行わな
い。一方、非同期処理ステップでは、非同期送信要求を
すべきと判断された場合には、オブジェクトの送信要求
をして、当該オブジェクトが到着したか否かにかかわら
ず、新たな命令解読ステップを行う。
【0087】このような動作によって、現在必要なオブ
ジェクトを同期送信要求に設定し、将来必要になる確率
の高いオブジェクトを非同期送信要求に設定しておけ
ば、現在必要なオブジェクトは確実に処理することがで
き、また、将来必要になる確率の高いオブジェクトの送
信要求が予めなされて、取得されることとなるので、当
該オブジェクトが必要になれば即座に利用することがで
きる。
【0088】また、本発明に係るデータ受信方法にビデ
オ/オーディオ判断ステップと送信中止要求ステップを
設ければ、ビデオ/オーディオ判断ステップがサーバか
ら送信されているオブジェクト中のデータがビデオデー
タもしくはオーディオデータか否かを判断し、送信中止
要求ステップが、サーバから送信されているオブジェク
ト中のデータがビデオデータもしくはオーディオデータ
であると判断された場合であって命令解読ステップによ
って同期送信要求すべきと判断された場合に、サーバ装
置に当該オブジェクトの送信の中止要求を送信する。
【0089】かかる動作によって、ビデオデータやオー
ディオデータがデータチャンネルを占有している場合で
あっても、このデータを含むオブジェクトの送信が中止
されることによって、同期送信要求による現在必要なオ
ブジェクトの受信を速やかに行うことができる。そし
て、さらに上記データ受信方法に非同期送信破棄ステッ
プを設ければ、非同期送信破棄ステップが、ビデオ/オ
ーディオ判断ステップで、サーバから送信されているオ
ブジェクト中のデータがビデオデータもしくはオーディ
オデータであると判断され、また、命令解読ステップに
よって非同期送信要求すべきと判断された場合には、当
該非同期送信要求を破棄する。このような動作によっ
て、現在は必要でないオブジェクトの非同期送信要求が
行われないので、現在再生中のビデオデータやオーディ
オデータの送信が妨げられることなく優先的に受信し続
けることができる。
【0090】また、上記データ受信方法に非同期送信要
求中止第1ステップを設ければ、非同期送信要求中止第
1ステップによって、非同期送信要求したオブジェクト
が到着していない場合であって、命令解読ステップによ
ってビデオデータまたはオーディオデータを含むオブジ
ェクトを送信要求すべきと判断された場合に、当該到着
していないオブジェクトの送信を中止する。このような
動作により、現在は必要でない非同期送信要求によるオ
ブジェクトの送信が中止され、現在必要なビデオデータ
またはオーディオデータを含むオブジェクトが優先的に
受信されるので、ビデオデータまたはオーディオデータ
の受信の遅延を防止することができる。
【0091】また、上記データ受信方法に非同期送信要
求中止第2ステップを設ければ、この非同期送信要求中
止第2ステップによって、非同期送信要求したオブジェ
クトが到着していない場合であって、命令解読ステップ
によってさらに非同期送信要求すべきと判断された場合
に、当該到着していないオブジェクトの送信を中止する
要求をサーバ装置に送信する。かかる動作によって、将
来より必要となる確率の高い最新の非同期送信要求によ
るオブジェクトを、それ以前の非同期送信要求によるオ
ブジェクトの送信を中止することによって、優先的に取
得することができる。
【0092】それから、上記データ受信方法において送
信要求待機ステップを設ければ、送信要求待機ステップ
では非同期送信要求したオブジェクトが到着していない
場合であって、命令解読ステップによってビデオデータ
またはオーディオデータを含むオブジェクトを送信要求
すべきと判断された場合に、当該到着していないオブジ
ェクトが到着するまで、次のオブジェクトの送信要求を
行わない。このような動作により、受信時間の長いビデ
オデータやオーディオデータにデータチャンネルが占有
される前に送信要求されたオブジェクトを取得しておく
ことができる。
【0093】さらに、上記データ受信方法に受信チャン
ネル変換ステップを設ければ、受信チャンネル変換ステ
ップにおいて、ビデオ/オーディオ判断ステップでサー
バから送信されているオブジェクト中のデータがビデオ
データもしくはオーディオデータであると判断された場
合であって、命令解読ステップによって同期送信要求ま
たは非同期送信要求すべきと判断された場合には、当該
同期送信要求されたオブジェクトまたは非同期送信要求
されたオブジェクトをネットワーク手段の制御チャンネ
ルを介して受信する。このような動作によって、データ
チャンネルがビデオデータまたはオーディオデータによ
って占有されていても、制御チャンネルを通じてオブジ
ェクトの受信が可能となる。
【0094】そして、本願発明に係るデータ送信方法で
は、ビデオ/オーディオ判断ステップが送信しているオ
ブジェクト中のデータがビデオデータまたはオーディオ
データか否かを判断し、送信要求判断ステップがデータ
受信端末装置からオブジェクトの送信要求があるか否か
を判断し、送信チャンネル変換ステップが、前記ビデオ
/オーディオ判断ステップで送信しているオブジェクト
中のデータがビデオデータまたはオーディオデータであ
ると判断され、送信要求判断ステップでデータ受信端末
装置からオブジェクトの送信要求があると判断された場
合には、当該送信要求されたオブジェクトをネットワー
ク手段の制御チャンネルを介してデータ受信端末装置へ
送信する。このような動作によって、ビデオデータまた
はオーディオデータをデータ受信端末装置に送信中であ
ってデータチャンネルが占有されていても、送信要求の
あったオブジェクトを制御チャンネルを通じてデータ受
信端末装置に送信することができる。
【0095】また、本願発明に係るデータ送信方法で
は、リスト付加オブジェクト記録ステップでオブジェク
ト記録手段に、送信要求があったときに同時に送信すべ
き他のオブジェクトのリスト情報をもつオブジェクトを
記録しておき、付加オブジェクト送信ステップで、デー
タ受信端末装置から上記リスト情報をもつオブジェクト
の送信要求があった場合に、当該リスト情報に示された
他のオブジェクトをもオブジェクト記録手段から検索し
てデータ受信端末装置へと送信する。このような動作に
よって、同じオブジェクトを複数のオブジェクトのリス
ト情報に記載して共有できるので、オブジェクトの記憶
を効率良く行うことができ、また、送信要求を複数回行
う必要がなくなり必要なオブジェクト全体を迅速に送信
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるサーバ装置のハードウエア
構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態におけるデータ受信端末装置のハー
ドウエア構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態における双方向型デジタル放送シス
テムの全体の構成を示す図である。
【図4】オブジェクト記録部に記録されているデータの
階層構造を示す図である。
【図5】オブジェクトのデータ内容の一例を示す図であ
る。
【図6】オブジェクトのデータ構造の一例を示す図であ
る。
【図7】送信要求の命令文の一例を示す図である。
【図8】ページオブジェクトに基づき表示装置に表示さ
れた画面の例を示す図である。
【図9】図8に示すページオブジェクトのデータ構造と
送信要求されるページの関係を示す図である。
【図10】図8のページ画面と送信要求されるページ画
面との関係を模式的に示す図である。
【図11】データ受信端末装置における送信要求処理の
動作を示すフローチャートである。
【図12】サーバ装置が送信要求を受信したときの動作
を示すフローチャートである。
【図13】データ受信端末装置が複合オブジェクトを受
信したときの動作を示すフローチャートである。
【図14】複合オブジェクトと付加オブジェクトの属性
情報データを示す図である。
【図15】データ記憶部の記憶状態の例を示す図であ
る。
【図16】受信端末装置における画面の移り変わりの一
例を示す模式図である。
【図17】従来の双方向型デジタル放送システムの全体
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ装置 2 データ受信端末 3 ネットワーク 11 サーバ制御部 12 オブジェクト記録部 21 オブジェクト受信部 22 データ識別部 23 データ記憶部 24 ビデオ/オーディオ再生部 25 入力受付部 26 命令処理部 27 要求送信部 31 制御用通信部 32 データ送信用通信部 2a 表示装置 2b 音声再生装置 2c 入力装置

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御命令が記録されたオブジェクトを1
    以上含むオブジェクト群を記録しているサーバ装置に、
    ネットワーク手段のデータチャンネルと制御チャンネル
    を介して接続されるデータ受信端末装置であって、 オブジェクトを受信するオブジェクト受信手段と、 受信したオブジェクト中のデータを記憶するデータ記憶
    手段と、 サーバ装置へネットワーク手段の制御チャンネルを介し
    てオブジェクトの送信要求および送信中止要求を行う要
    求送信手段と、 使用者からの指示を受け付ける入力受付手段と、 データ記憶手段に記憶されたデータ中の制御命令または
    入力受付手段からの指示を解読して送信要求を行うべき
    である場合に、当該送信要求が要求送信手段へオブジェ
    クトの送信要求をした後にこの送信要求したオブジェク
    トが到着するまで次の制御命令の解読を行わない同期送
    信要求か、要求送信手段へオブジェクトの送信要求をし
    た後にこの送信要求したオブジェクトが到着する前に次
    の制御命令の解読を行う非同期送信要求かの判断をした
    後に、要求送信手段にオブジェクトの送信要求を行わせ
    る命令処理手段とを含むデータ受信端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ受信端末装置に
    おいて、前記オブジェクト群がビデオデータとオーディ
    オデータのいずれか又は両方を記録したオブジェクトを
    1以上含み、さらに、 ビデオデータもしくはオーディオデータを再生して外部
    へ出力するビデオ/オーディオ再生手段と、 前記オブジェクト受信手段が受信したオブジェクト中の
    データが、ビデオデータもしくはオーディオデータか、
    その他のデータかを識別し、ビデオデータもしくはオー
    ディオデータをビデオ/オーディオ再生手段へ出力し、
    その他のデータをデータ記憶手段へと出力するデータ識
    別手段とを有するデータ受信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記命令処理手段が、制御命令または指
    示を解読して同期送信要求を行うべきである場合であっ
    て、ビデオ/オーディオ再生手段へデータの出力がある
    場合には、まず要求送信手段にサーバ装置に対して当該
    データを含むオブジェクトの送信中止要求を送信させる
    請求項2に記載のデータ受信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記命令処理手段が、制御命令または指
    示を解読して非同期送信要求を行うべきである場合であ
    って、ビデオ/オーディオ再生手段へデータの出力があ
    る場合には、要求送信手段に非同期送信要求を行わせな
    い請求項2に記載のデータ受信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記命令処理手段が、オブジェクトの非
    同期送信要求を行った後で、当該オブジェクトがまだデ
    ータ受信端末装置に到着してない場合であって、制御命
    令または指示を解読してビデオデータまたはオーディオ
    データを含むオブジェクトの送信要求を行うべきである
    場合には、まずサーバ装置に以前に非同期送信要求され
    たオブジェクトの送信中止要求を要求送信手段に行わせ
    る請求項2に記載のデータ受信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記命令処理手段が、オブジェクトの非
    同期送信要求を行った後で、当該オブジェクトがまだデ
    ータ受信端末装置に到着してない場合であって、制御命
    令または指示を解読して非同期送信要求を行うべきであ
    る場合には、まず要求送信手段にサーバ装置に対して以
    前に非同期送信要求されたオブジェクトの送信中止要求
    を行わせる請求項2に記載のデータ受信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記命令処理手段が、オブジェクトの非
    同期送信要求を送信した後で、当該オブジェクトがまだ
    データ受信端末装置に到着してない場合であって、制御
    命令または指示を解読してビデオデータまたはオーディ
    オデータを含むオブジェクトの送信要求を行うべきであ
    る場合には、以前に非同期送信要求されたオブジェクト
    が到着するまで、次の送信要求を要求送信手段に行わせ
    ない請求項2に記載のデータ受信端末装置。
  8. 【請求項8】 前記受信手段が前記ネットワーク手段の
    制御信号用のチャンネルでオブジェクトが受信可能であ
    り、ビデオ/オーディオ再生手段へデータの出力がある
    場合であって、さらにオブジェクトの送信要求が要求送
    信手段より送信された場合には、この送信要求されたオ
    ブジェクトをネットワーク手段の制御用チャンネルから
    受信する請求項2に記載のデータ受信端末装置。
  9. 【請求項9】 データ受信端末装置とネットワーク手段
    のデータチャンネルおよび制御チャンネルを介して接続
    されるサーバ装置であって、 制御命令が記録されたオブジェクトおよびビデオデータ
    とオーディオデータのいずれか一方または両方が記録さ
    れたオブジェクトをそれぞれ少なくとも1以上含むオブ
    ジェクト群を記録しているオブジェクト記録手段と、 前記ネットワーク手段の制御チャンネルを介してデータ
    受信端末装置から送信されるオブジェクトの送信要求を
    受信する送信要求受信手段と、 前記オブジェクト記録手段から送信要求のあったオブジ
    ェクトを検索するオブジェクト検索手段と、 ビデオデータまたはオーディオデータをデータ受信端末
    装置に送信中でない場合には検索されたオブジェクトを
    ネットワーク手段のデータチャンネルを介してデータ受
    信端末装置へと送信し、ビデオデータまたはオーディオ
    データをデータ受信端末装置に送信中である場合には、
    検索されたオブジェクトをネットワーク手段の制御チャ
    ンネルを介してデータ受信端末装置へと送信する送信手
    段とを有するサーバ装置。
  10. 【請求項10】 データ受信端末装置とネットワーク手
    段を介して接続されるサーバ装置であって、 同時に送信すべき他のオブジェクトのリスト情報を記録
    できるオブジェクトを1以上含むオブジェクト群を記録
    しているオブジェクト記録手段と、 ネットワーク手段を介してデータ受信端末装置から送信
    されるオブジェクトの送信要求を受信する送信要求受信
    手段と、 送信要求のあったオブジェクトをオブジェクト記録手段
    から検索するオブジェクト検索手段と、 検索したオブジェクトがリスト情報を持つか否かを判断
    するリスト情報検索手段と、 リスト情報を持つと判断された場合に、リスト情報中の
    他のオブジェクトをオブジェクト記録手段から検索する
    付加オブジェクト検索手段と、 検索されたオブジェクトをデータ受信端末装置へと送信
    する送信手段とを有するサーバ装置。
  11. 【請求項11】 同期送信要求をすべき制御命令または
    非同期送信要求をすべき制御命令を含む制御命令を記録
    したオブジェクトを1以上含むオブジェクト群を記録し
    たサーバ装置へ、ネットワーク手段の制御チャンネルを
    介してオブジェクトの送信要求を行いネットワーク手段
    のデータチャンネルを介して当該オブジェクトを受信す
    るデータ受信方法であって、 サーバ装置から同期送信要求をすべき制御命令または非
    同期送信要求をすべき制御命令を記録したオブジェクト
    を受信するオブジェクト受信ステップと、 受信したオブジェクト中の制御命令を解読して、同期送
    信要求または非同期送信要求をすべきか否かを判断する
    命令解読ステップと、 同期送信要求をすべきと判断された場合には、オブジェ
    クトの送信要求をし、当該オブジェクトが到着するまで
    新たな命令解読ステップを行わない同期処理ステップ
    と、 非同期送信要求をすべきと判断された場合には、オブジ
    ェクトの送信要求をし、当該オブジェクトが到着したか
    否かにかかわらず、次の新たな命令解読ステップを行う
    非同期処理ステップと、 を有するデータ受信方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のデータ受信方法に
    おいて、 前記オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータ
    のいずれか又は両方を記録したオブジェクトを含み、さ
    らに、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータか否かを判断する
    ビデオ/オーディオ判断ステップと、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータであると判断され
    た場合であって、前記命令解読ステップによって同期送
    信要求すべきと判断された場合に、サーバ装置に当該オ
    ブジェクトの送信の中止要求を送信する送信中止要求ス
    テップ、 と含むデータ受信方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のデータ受信方法に
    おいて、 前記オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータ
    のいずれか又は両方を記録したオブジェクトを含み、さ
    らに、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータか否かを判断する
    ビデオ/オーディオ判断ステップと、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータである判断された
    場合であって、前記命令解読ステップによって非同期送
    信要求すべきと判断された場合に、当該非同期送信要求
    を破棄する非同期送信破棄ステップとを含むデータ受信
    方法。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載のデータ受信方法に
    おいて、 前記オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータ
    のいずれか又は両方を記録したオブジェクトを含み、さ
    らに、 非同期送信要求したオブジェクトが到着していない場合
    であって、前記命令解読ステップによってビデオデータ
    またはオーディオデータを記録したオブジェクトを送信
    要求すべきと判断された場合に、当該到着していないオ
    ブジェクトの送信を中止する要求をサーバ装置に送信す
    る非同期送信要求中止第1ステップを含むデータ受信方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載のデータ受信方法に
    おいて、さらに、 非同期送信要求したオブジェクトが到着していない場合
    であって、前記命令解読ステップによってさらに非同期
    送信要求すべきと判断された場合に、当該到着していな
    いオブジェクトの送信を中止する要求をサーバ装置に送
    信する非同期送信要求中止第2ステップを含むデータ受
    信方法。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載のデータ受信方法に
    おいて、 前記オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータ
    のいずれか又は両方を記録したオブジェクトを含み、さ
    らに、 非同期送信要求したオブジェクトが到着していない場合
    であって、前記命令解読ステップによってビデオデータ
    またはオーディオデータを記録したオブジェクトを送信
    要求すべきと判断された場合に、当該到着していないオ
    ブジェクトが到着するまで、次のオブジェクトの送信要
    求を行わない送信要求待機ステップと含むデータ受信方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項11に記載のデータ受信方法に
    おいて、 前記オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータ
    のいずれか又は両方を記録したオブジェクトを含み、さ
    らに、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータか否かを判断する
    ビデオ/オーディオ判断ステップと、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータであると判断され
    た場合であって、前記命令解読ステップによって同期送
    信要求または非同期送信要求すべきと判断された場合に
    は、当該同期送信要求されたオブジェクトまたは非同期
    送信要求されたオブジェクト をネットワーク手段の制
    御チャンネルを介して受信する受信チャンネル変換ステ
    ップとを含むデータ受信方法。
  18. 【請求項18】 制御命令が記録されたオブジェクトお
    よびビデオデータとオーディオデータのいずれか一方ま
    たは両方が記録されたオブジェクトをそれぞれ少なくと
    も1以上含むオブジェクト群を記録しているオブジェク
    ト記録手段を設け、データ受信端末装置からのネットワ
    ーク手段の制御チャンネルを介して送信される送信要求
    に応じて、オブジェクト記録手段から送信要求のあった
    オブジェクトを検索してネットワーク手段のデータチャ
    ンネルを介してデータ受信端末装置へと送信するデータ
    送信方法であって、 現在送信しているオブジェクト中のデータがビデオデー
    タまたはオーディオデータか否かを判断するビデオ/オ
    ーディオ判断ステップと、 データ受信端末装置からオブジェクトの送信要求がある
    か否かを判断する送信要求判断ステップと、 前記ビデオ/オーディオ判断ステップで現在送信してい
    るオブジェクト中のデータがビデオデータまたはオーデ
    ィオデータである判断され、前記送信要求判断ステップ
    でデータ受信端末装置からオブジェクトの送信要求があ
    ると判断された場合には、当該送信要求されたオブジェ
    クトをネットワーク手段の制御チャンネルを介してデー
    タ受信端末装置へ送信する送信チャンネル変換ステップ
    とを有するデータ送信方法。
  19. 【請求項19】 オブジェクト群を記録しているオブジ
    ェクト記録手段を設け、データ受信端末装置からの送信
    要求に応じて、オブジェクト記録手段から送信要求のあ
    ったオブジェクトを検索してデータ受信端末装置へと送
    信するデータ送信方法であって、 前記オブジェクト記録手段に、送信要求があったときに
    同時に送信すべき他のオブジェクトのリスト情報をもつ
    オブジェクトを記録しておくリスト付加オブジェクト記
    録ステップと、 データ受信端末装置から上記リスト情報をもつオブジェ
    クトの送信要求があった場合に、当該リスト情報に示さ
    れた他のオブジェクトをもオブジェクト記録手段から検
    索してデータ受信端末装置へと送信する付加オブジェク
    ト送信ステップとを有するデータ送信方法。
  20. 【請求項20】 同期送信要求をすべき制御命令または
    非同期送信要求をすべき制御命令を含む制御命令データ
    を記録してあるオブジェクトを1以上含むオブジェクト
    群を記録したサーバ装置と接続したコンピュータによ
    り、ネットワーク手段の制御チャンネルを介してオブジ
    ェクトの送信要求を行いネットワーク手段のデータチャ
    ンネルを介して当該オブジェクトを受信させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータで読み出し可能な記録
    媒体であって、 サーバ装置から同期送信要求をすべき制御命令または非
    同期送信要求をすべき制御命令を記録したオブジェクト
    を受信するオブジェクト受信ステップと、 受信したオブジェクト中の制御命令を解読して、同期送
    信要求または非同期送信要求をすべきか否かを判断する
    命令解読ステップと、 同期送信要求をすべきと判断された場合には、オブジェ
    クトの送信要求をし、当該オブジェクトが到着するまで
    新たな命令解読ステップを行わない同期処理ステップ
    と、 非同期送信要求をすべきと判断された場合には、オブジ
    ェクトの送信要求をし、当該オブジェクトが到着したか
    否かにかかわらず、次の新たな命令解読ステップを行う
    非同期処理ステップとを含む手順をコンピュータに実行
    させるプログラムを記録した記録媒体。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の記録媒体におい
    て、 前記オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータ
    のいずれか又は両方を記録したオブジェクトを含み、前
    記手順は、さらに、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータか否かを判断する
    ビデオ/オーディオ判断ステップと、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータであると判断され
    た場合であって、前記命令解読ステップによって同期送
    信要求すべきと判断された場合に、サーバ装置に当該オ
    ブジェクトの送信の中止要求を送信する送信中止要求ス
    テップとを含む記録媒体。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の記録媒体におい
    て、 前記オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータ
    のいずれか又は両方を記録したオブジェクトを含み、前
    記手順は、さらに、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータか否かを判断する
    ビデオ/オーディオ判断ステップと、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータであると判断され
    た場合であって、前記命令解読ステップによって非同期
    送信要求すべきと判断された場合に、当該非同期送信要
    求を破棄する非同期送信破棄ステップとを含む記録媒
    体。
  23. 【請求項23】 請求項20に記載の記録媒体におい
    て、 前記オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータ
    のいずれか又は両方を記録したオブジェクトを含み、前
    記手順は、さらに、 非同期送信要求したオブジェクトが到着していない場合
    であって、前記命令解読ステップによってビデオデータ
    またはオーディオデータを記録したオブジェクトを送信
    要求すべきと判断された場合に、当該到着していないオ
    ブジェクトの送信を中止する要求をサーバ装置に送信す
    る非同期送信要求中止第1ステップを含む記録媒体。
  24. 【請求項24】 請求項20に記載の記録媒体におい
    て、前記手順は、さらに、 非同期送信要求したオブジェクトが到着していない場合
    であって、前記命令解読ステップによってさらに非同期
    送信要求すべきと判断された場合に、当該到着していな
    いオブジェクトの送信を中止する要求をサーバ装置に送
    信する非同期送信要求中止第2ステップを含む記録媒
    体。
  25. 【請求項25】 請求項20に記載の記録媒体におい
    て、 前記オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータ
    のいずれか又は両方を記録したオブジェクトを含み、前
    記手順は、さらに、 非同期送信要求したオブジェクトが到着していない場合
    であって、前記命令解読ステップによってビデオデータ
    またはオーディオデータを記録したオブジェクトを送信
    要求すべきと判断された場合に、当該到着していないオ
    ブジェクトが到着するまで、次のオブジェクトの送信要
    求を行わない送信要求待機ステップを含む記録媒体。
  26. 【請求項26】 請求項20に記載の記録媒体におい
    て、 前記オブジェクト群がビデオデータとオーディオデータ
    のいずれか又は両方を記録したオブジェクトを含み、前
    記手順は、さらに、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータか否かを判断する
    ビデオ/オーディオ判断ステップと、 サーバから送信されているオブジェクト中のデータがビ
    デオデータもしくはオーディオデータであると判断され
    た場合であって、前記命令解読ステップによって同期送
    信要求または非同期送信要求すべきと判断された場合に
    は、当該同期送信要求されたオブジェクトまたは非同期
    送信要求されたオブジェクトをネットワーク手段の制御
    チャンネルを介して受信する受信チャンネル変換ステッ
    プとを含む記録媒体。
  27. 【請求項27】 コンピュータに制御命令が記録された
    オブジェクトおよびビデオデータとオーディオデータの
    いずれか一方または両方が記録されたオブジェクトをそ
    れぞれ少なくとも1以上含むオブジェクト群を記録して
    いるオブジェクト記録手段を設けて、当該コンピュータ
    にデータ受信端末装置からのネットワーク手段の制御チ
    ャンネルを介して送信される送信要求に応じて、オブジ
    ェクト記録手段から送信要求のあったオブジェクトを検
    索してネットワーク手段のデータチャンネルを介してデ
    ータ受端末装置へと送信させるためのプログラムを記録
    した、コンピュータに読み出し可能な記録媒体であっ
    て、 現在送信しているオブジェクト中のデータがビデオデー
    タまたはオーディオデータか否かを判断するビデオ/オ
    ーディオ判断ステップと、 データ受信端末装置からオブジェクトの送信要求がある
    か否かを判断する送信要求判断ステップと、 前記ビデオ/オーディオ判断ステップで現在送信してい
    るオブジェクト中のデータがビデオデータまたはオーデ
    ィオデータであると判断され、前記送信要求判断ステッ
    プでデータ受信端末装置からオブジェクトの送信要求が
    あると判断された場合には、当該送信要求されたオブジ
    ェクトをネットワーク手段の制御チャンネルを介してデ
    ータ受信端末装置へ送信する送信チャンネル変換ステッ
    プとを含む手順をコンピュータに実行させるプログラム
    を記録した記録媒体。
  28. 【請求項28】 コンピュータにオブジェクト群を記録
    しているオブジェクト記録手段を設け、当該コンピュー
    タにデータ受信端末装置からの送信要求に応じて、オブ
    ジェクト記録手段から送信要求のあったオブジェクトを
    検索してデータ受信端末装置へと送信させるためのプロ
    グラムを記録した、コンピュータ読み出し可能な記録媒
    体であって、 前記オブジェクト記録手段に、送信要求があったときに
    同時に送信すべき他のオブジェクトのリスト情報をもつ
    オブジェクトを記録しておくリスト付加オブジェクト記
    録ステップと、 データ受信端末装置から上記リスト情報をもつオブジェ
    クトの送信要求があった場合に、当該リスト情報に示さ
    れた他のオブジェクトをもオブジェクト記録手段から検
    索してデータ受信端末装置へと送信する。付加オブジェ
    クト送信ステップとを含む手順をコンピュータに実行さ
    せるプログラムを記録した記録媒体。
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