JPH1019109A - 変速機の軸受構造 - Google Patents

変速機の軸受構造

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JPH1019109A
JPH1019109A JP18849196A JP18849196A JPH1019109A JP H1019109 A JPH1019109 A JP H1019109A JP 18849196 A JP18849196 A JP 18849196A JP 18849196 A JP18849196 A JP 18849196A JP H1019109 A JPH1019109 A JP H1019109A
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Japan
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gear
counter
transmission
bearing
fixing plate
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Hideo Sawazaki
英夫 沢崎
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速機の軸受構造において、軸受固定プレー
トの剛性を高くし、これにより、回転軸の軸方向に発生
する力が大きくなっても、軸受固定プレートの板厚を大
きくする必要をなくし、変速機全長を短かくするととも
に、軽量化を図り、しかも、廉価とする。 【構成】 軸受固定プレートには剛性が高くなるように
絞り加工を施して折り返し部を形成し、折り返し部をギ
ヤの側面に形成されたギヤ逃がし部に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変速機の軸受構
造に係り、特に変速機全長を短くするとともに、軽量化
を図り得る変速機の軸受構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンの駆動力を走
行条件に応じて所要に変換して取出すための変速機や、
その駆動力を分配するためのトランスファ等からなる動
力伝達装置が設けられている。
【0003】変速機としては、例えば、図4に示す歯車
変速機がある。即ち、図4において、202は車両(図
示せず)に搭載される手動式でアウトプットリダクショ
ンタイプの歯車変速機、204はトランスミッションケ
ースである。このトランスミッションケース204は、
エンジン(図示せず)側のトランスミッションフロント
ケース206とトランスミッションセンタケース208
とトランスミッションエクステンションケース210と
に3分割してなる。トランスミッションフロントケース
206とトランスミッションセンタケース208とは、
フロント側締結ボルト212によって結合されている。
トランスミッションセンタケース208とトランスミッ
ションエクステンションケース210とは、エクステン
ション側締結ボルト214によって結合されている。
【0004】歯車変速機202には、トランスミッショ
ンセンタケース208内において、エンジンからの駆動
力を入力する入力軸216が、トランスミッションフロ
ントケース壁部218に保持させた第1入力軸受220
とトランスミッションセンタケース壁部222に保持さ
せた第2入力軸受224とによって回転自在に設けられ
ている。
【0005】トランスミッションエクステンションケー
ス210には、入力軸216と同一軸心上に位置した出
力軸226が、トランスミッションエクステンションケ
ース210のトランスミッションエクステンションケー
ス壁部228に保持させた第1出力軸受230とトラン
スミッションエクステンションケース210に保持させ
た第2出力軸受232とによって回転自在に設けられて
いる。
【0006】入力軸216の後端部は、出力軸226の
前端面に形成した入力軸用挿入穴234にパイロットベ
アリング236を介して出力軸226の前端部に挿入し
て回転自在に設けられている。
【0007】また、トランスミッションセンタケース2
08及びトランスミッションエクステンションケース2
10内には、入力軸216及び出力軸226と平行に配
設したカウンタ軸238がトランスミッションフロント
ケース壁部、トランスミッションセンタケース壁部21
8、222に保持させた第1、第2カウンタ軸受24
0、242及びトランスミッションエクステンションケ
ース壁部228に保持させた第3カウンタ軸受244に
よって回転自在に設けられている。
【0008】更に、トランスミッションセンタケース2
08内には、入力軸216と平行に配設したリバースア
イドラ軸246が、トランスミッションフロントケース
壁部218と軸支持体248とによって支持されてい
る。この軸支持体248は、保持ボルト250によって
トランスミッションセンタケース208に取付けられて
いる。
【0009】入力軸216には、エンジン側から順次
に、入力側の前進段ギヤとして、1速段ギヤ252の1
速入力ギヤ254と、2速段ギヤ256の2速入力ギヤ
258とが固定して設けられ、また、3速段ギヤ260
の3速入力ギヤ262と、4速段ギヤ264の4速入力
ギヤ266とが回転自在に設けられ、更に、1速入力ギ
ヤ254と2速入力ギヤ258間で後進段ギヤ268の
リバース入力ギヤ270とが固定して設けられている。
【0010】カウンタ軸238には、カウンタ側の前進
段ギヤとして、前端部に1速入力ギヤ254に噛合する
1速カウンタギヤ272と、2速入力ギヤ258に噛合
する2速カウンタギヤ274とが回転自在に設けられ、
また、中央部位に3速入力ギヤ262に噛合する3速カ
ウンタギヤ276と、4速入力ギヤ266に噛合する4
速カウンタギヤ278とが固定して設けられている。1
速カウンタギヤ272には、トランスミッションフロン
トケース壁部218側の側面にカウンタ側ギヤ逃がし部
272aが形成されている。
【0011】1速カウンタギヤ272と2速カウンタギ
ヤ274間のカウンタ軸238には、1速・2速同期機
構280が設けられる。この1速・2速同期機構280
は、一体的に設けられた1速・2速スリーブ282及び
リバースカウンタギヤ284を有している。
【0012】リバースアイドラ軸246には、リバース
入力ギヤ270及びリバースカウンタギヤ284に噛合
・離脱可能なリバースアイドラギヤ286がリバースス
リーブ288と一体的に設けられている。
【0013】また、3速入力ギヤ262と4速入力ギヤ
266間の入力軸216には、3速・4速同期機構29
0が設けられる。この3速・4速同期機構290は、3
速・4速スリーブ292を有している。
【0014】トランスミッションエクステンションケー
ス210内において、出力軸226には、減速段ギヤ2
94の減速出力ギヤ296が固定して設けられている。
この減速出力ギヤ296には、トランスミッションエク
ステンションケース壁部228側の側面に出力側ギヤ逃
がし部296aが形成されている。また、カウンタ軸2
38には、減速出力ギヤ296に噛合した減速カウンタ
ギヤ298がスプライン結合して設けられている。
【0015】入力軸216と出力軸226間には、5速
同期機構300が設けられる。この5速同期機構300
は、5速スリーブ302を有している。
【0016】第1カウンタ軸受240は、内側の側面が
トランスミッションフロントケース壁部218にカウン
タ側プレート取付ボルト304で固定したカウンタ側軸
受固定プレート306によって支持されている。このカ
ウンタ側軸受固定プレート306は、所定の板厚の中空
円板体であり、カウンタ軸238に発生する軸方向の力
を受け止めて、カウンタ軸238が軸方向に動くのを阻
止するものである。
【0017】第1出力軸受230は、内側の側面がトラ
ンスミッションエクステンションケース壁部228に出
力側プレート取付ボルト308で固定した出力側軸受固
定プレート310によって支持されている。この出力側
軸受固定プレート310は、所定の板厚の中空円板体で
あり、出力軸226に発生する軸方向の力を受け止め
て、出力軸226が軸方向に動くのを阻止するものであ
る。
【0018】第2入力軸受224は、トランスミッショ
ンエクステンションケース210側の側面がメイン側プ
レート取付ボルト312でトランスミッションセンタケ
ース壁部222に固定したメイン側軸受固定プレート3
14によって支持されている。このメイン側軸受固定プ
レート314は、入力軸216に発生する軸方向の力を
受け止めて、入力軸216が軸方向に動くのを阻止する
ものである。このメイン側軸受固定プレート314に
は、リバースシフト時に5速同期機構300のシンクロ
ナイザリングが摩擦係合されるテーパコーン314aが
形成されている。
【0019】また、このような軸受構造としては、例え
ば、実公昭60−2368号公報に開示されている。こ
の公報に記載のものは、回転軸の軸支構造において、ギ
ヤの一側部に軸受取付部と連続する環状の凹所を同軸的
に設ける一方、内輪の一端部に凹所内に向けて延出する
延出部を一体的に設け、延出部を凹所内にてスナップリ
ング等固定手段によりギヤのハブ部に固定して、内輪の
軸方向への移動を規制するようにしたことにより、回転
軸の軸長を長くすることなく軸受内輪の軸方向への移動
を強固に規制し、回転軸の軸支構造を備える装置の小型
・軽量化を図るものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、軸受
構造にあっては、軸受固定プレートとしては、回転軸に
発生する軸方向の力に応じて変形が生じないような剛性
を有する所定の板厚のものが選定されていた。
【0021】ところが、回転軸に発生する軸方向の力が
大きければ大きい程、軸受固定プレートの板厚を大きく
する必要があり、もって、変速機全長も長くなり、ま
た、重量が増加し、しかも、構成が複雑で、高価になる
という不都合があった。
【0022】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、ギヤが取付けられた回転
軸を設け、この回転軸を回転自在に支持する軸受を設
け、前記回転軸に発生する軸方向の力を受け止めるよう
に前記軸受の側面を支持する軸受固定プレートをトラン
スミッションケースに固定して設けた変速機の軸受構造
において、前記軸受固定プレートには剛性が高くなるよ
うに絞り加工を施して折り返し部を形成し、この折り返
し部を前記ギヤの側面に形成されたギヤ逃がし部に配設
したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明は、軸受固定プレートに
絞り加工を施すので、軸受固定プレートの剛性が高くな
り、これにより、回転軸の軸方向に発生する力が大きく
なっても、軸受固定プレートの板厚を大きくする必要が
なく、よって、変速機全長を短かくするとともに、軽量
化を図り、しかも、構成が簡単で、廉価とすることがで
きる。
【0024】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の実施例
を示すものである。図1において、2は車両(図示せ
ず)に搭載される手動式でアウトプットリダクションタ
イプの歯車変速機、4はトランスミッションケースであ
る。このトランスミッションケース4は、エンジン(図
示せず)側のトランスミッションフロントケース6とト
ランスミッションセンタケース8とトランスミッション
エクステンションケース10とに3分割してなる。トラ
ンスミッションフロントケース6とトランスミッション
センタケース8とは、フロント側締結ボルト12によっ
て結合されている。トランスミッションセンタケース8
とトランスミッションエクステンションケース10と
は、エクステンション側締結ボルト14によって結合さ
れている。
【0025】歯車変速機2には、トランスミッションセ
ンタケース8内において、エンジンからの駆動力を入力
する入力軸16が、トランスミッションフロントケース
壁部18に保持させた第1入力軸受20とトランスミッ
ションセンタケース壁部22に保持させた第2入力軸受
24とによって回転自在に設けられている。
【0026】トランスミッションエクステンションケー
ス10には、入力軸16と同一軸心上に位置した出力軸
26が、トランスミッションエクステンションケース1
0のトランスミッションエクステンションケース壁部2
8に保持させた第1出力軸受30とトランスミッション
エクステンションケース10に保持させた第2出力軸受
32とによって回転自在に設けられている。
【0027】入力軸16の後端部は、出力軸26の前端
面に形成した入力軸用挿入穴34にパイロットベアリン
グ36を介して出力軸26の前端部に挿入して回転自在
に設けられている。
【0028】また、トランスミッションセンタケース8
及びトランスミッションエクステンションケース10内
には、入力軸16及び出力軸26と平行に配設したカウ
ンタ軸38がトランスミッションフロントケース壁部、
トランスミッションセンタケース壁部18、22に保持
させた第1、第2カウンタ軸受40、42及びトランス
ミッションエクステンションケース壁部28に保持させ
た第3カウンタ軸受44によって回転自在に設けられて
いる。
【0029】更に、トランスミッションセンタケース8
内には、入力軸16と平行に配設したリバースアイドラ
軸46が、トランスミッションフロントケース壁部18
と軸支持体48とによって支持されている。この軸支持
体48は、保持ボルト50によってトランスミッション
センタケース8に取付けられている。
【0030】入力軸16には、エンジン側から順次に、
入力側の前進段ギヤとして、1速段ギヤ52の1速入力
ギヤ54と、2速段ギヤ56の2速入力ギヤ58とが固
定して設けられ、また、3速段ギヤ60の3速入力ギヤ
62と、4速段ギヤ64の4速入力ギヤ66とが回転自
在に設けられ、更に、1速入力ギヤ54と2速入力ギヤ
58間で後進段ギヤ68のリバース入力ギヤ70とが固
定して設けられている。
【0031】カウンタ軸38には、カウンタ側の前進段
ギヤとして、前端部に1速入力ギヤ54に噛合する1速
カウンタギヤ72と、2速入力ギヤ58に噛合する2速
カウンタギヤ74とが回転自在に設けられ、また、中央
部位に3速入力ギヤ62に噛合する3速カウンタギヤ7
6と、4速入力ギヤ66に噛合する4速カウンタギヤ7
8とが固定して設けられている。1速カウンタギヤ72
には、トランスミッションフロントケース壁部18側の
側面にカウンタ側ギヤ逃がし部72aが形成されてい
る。
【0032】1速カウンタギヤ72と2速カウンタギヤ
74間のカウンタ軸38には、1速・2速同期機構80
が設けられる。この1速・2速同期機構80は、一体的
に設けられた1速・2速スリーブ82及びリバースカウ
ンタギヤ84を有している。
【0033】リバースアイドラ軸46には、リバース入
力ギヤ70及びリバースカウンタギヤ84に噛合・離脱
可能なリバースアイドラギヤ86がリバーススリーブ8
8と一体的に設けられている。
【0034】また、3速入力ギヤ62と4速入力ギヤ6
6間の入力軸16には、3速・4速同期機構90が設け
られる。この3速・4速同期機構90は、3速・4速ス
リーブ92を有している。
【0035】トランスミッションエクステンションケー
ス10内において、出力軸26には、減速段ギヤ94の
減速出力ギヤ96が固定して設けられている。この減速
出力ギヤ96には、トランスミッションエクステンショ
ンケース壁部28側の側面に出力側ギヤ逃がし部96a
が形成されている。また、カウンタ軸38には、減速出
力ギヤ96に噛合した減速カウンタギヤ98がスプライ
ン結合して設けられている。
【0036】入力軸16と出力軸26間には、5速同期
機構100が設けられる。この5速同期機構100は、
5速スリーブ102を有している。
【0037】第1カウンタ軸受40は、内側の側面がト
ランスミッションフロントケース壁部18にカウンタ側
プレート取付ボルト104で固定したカウンタ側軸受固
定プレート106によって支持されている。
【0038】このカウンタ側軸受固定プレート106に
は、図3に示す如く、中央部位にカウンタ軸挿通孔10
8が形成され、また、このカウンタ軸挿通孔108の周
りでは、剛性を高くするように絞り加工されて、第1、
第2段差110、112によって円形状のカウンタ側折
り返し部(図2の斜線部分)114が形成される。この
カウンタ側折り返し部114は、第1カウンタ軸受40
とは反対側に突出するように折曲形成されている。ま
た、カウンタ側軸受固定プレート106は、略三角形状
に形成され、第1〜3角部位116−1〜116−3を
有し、この第1〜3角部位116−1〜116−3に形
成した第1〜3ボルト孔118−1〜118−3にカウ
ンタ側プレート取付ボルト104を夫々挿通させるもの
である。
【0039】また、第1出力軸受30は、内側の側面が
トランスミッションエクステンションケース壁部28に
出力側プレート取付ボルト120で固定した出力側軸受
固定プレート122によって支持されている。この出力
側軸受固定プレート122は、上述のカウンタ側軸受固
定プレート106と同一に構成されて出力側折り返し部
124を有し、ここでは、その詳細な説明を省略する。
【0040】第2入力軸受24は、トランスミッション
エクステンションケース10側の側面がメイン側プレー
ト取付ボルト126でトランスミッションセンタケース
壁部22に固定したメイン側軸受固定プレート128に
よって支持されている。このメイン側軸受固定プレート
128は、入力軸16に発生する軸方向の力を受け止め
て、入力軸16が軸方向に動くのを阻止するものであ
る。このメイン側軸受固定プレート128には、リバー
スシフト時に5速同期機構100のシンクロナイザリン
グが摩擦係合されるテーパコーン128aが形成されて
いる。
【0041】次に、この実施例の作用を説明する。
【0042】カウンタ側軸受固定プレート106にあっ
ては、絞り加工を施すことにより、第1、第2段差11
0、112及びカウンタ側折り返し部114を形成する
と、その剛性が高くなる。
【0043】そして、カウンタ側軸受固定プレート10
6は、カウンタ側折り返し部114が1速カウンタギヤ
72のカウンタ側ギヤ逃がし部72aに配置され、ま
た、図1、3において、第3ボルト孔118−3がカウ
ンタ軸38の下方に配置され且つ第1、第2ボルト孔1
18−1、118−2がカウンタ軸38の左右の側方に
配置され、第1〜第3ボルト孔118−1〜118−3
に挿通された各カウンタ側プレート取付ボルト104に
よってトランスミッションフロントケース壁部18に固
定される。
【0044】また、出力側軸受固定プレート122にあ
っては、上述のカウンタ側軸受固定プレート106と同
様に絞り加工が施されて出力側折り返し部124が形成
されると、その剛性が高くなる。
【0045】そして、出力側軸受固定プレート122
は、出力側折り返し部124が減速出力ギヤ96の出力
側ギヤ逃がし部96aに配置され、また、図1におい
て、第3ボルト孔(図示せず)が出力軸26の上方に配
置され且つ第1、第2ボルト孔(図示せず)が出力軸2
6の左右の側方に配置され、第1〜第3ボルト孔に挿通
された各出力側プレート取付ボルト120によってトラ
ンスミッションエクステンションケース壁部28に固定
される。
【0046】この結果、入力軸16、出力軸26及びカ
ウンタ軸38に発生する軸方向の力が大きくなっても、
絞り加工を施したカウンタ側軸受固定プレート106及
び出力側軸受固定プレート122の剛性が高いことか
ら、その板厚を大きくする必要がなくなり、また、カウ
ンタ側軸受固定プレート106のカウンタ側折り返し部
114を1速カウンタギヤ72のカウンタ側ギヤ逃がし
部72aに入り込ませるとともに、出力側軸受固定プレ
ート122の出力側折り返し部124を減速出力ギヤ9
6の出力側ギヤ逃がし部96aに入り込ませることがで
きる。
【0047】これにより、歯車変速機2の変速機全長を
大きくすることなく、カウンタ側軸受固定プレート10
6及び出力側軸受固定プレート122の剛性を向上し、
歯車変速機2の変速機全長を短かくし、また、軽量化を
図り、更に、構成が簡単で、廉価とすることができる。
【0048】また、カウンタ側軸受固定プレート106
にあっては、図1、3において、第3ボルト孔118−
3がカウンタ軸38の下方に配置されるとともに第1、
第2ボルト孔118−1、118−2がカウンタ軸38
の左右の側方に配置されるので、入力軸16や1速入力
ギヤ54等の部品と干渉するのを避けて、トランスミッ
ションフロントケース壁部18に取付けることができ
る。
【0049】更に、出力側軸受固定プレート122にあ
っては、図1において、第3ボルト孔が出力軸26の上
方に配置されるとともに第1、第2ボルト孔が出力軸2
6の左右の側方に配置されるので、カウンタ軸38や減
速カウンタギヤ98等の部品と干渉するのを避けて、ト
ランスミッションエクステンションケース壁部28に取
付けることができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、軸受固定プレートには剛性が高くなるよ
うに絞り加工を施して折り返し部を形成し、折り返し部
をギヤの側面に形成されたギヤ逃がし部に配設したこと
により、軸受固定プレートの剛性を高くし、これによ
り、回転軸の軸方向に発生する力が大きくなっても、軸
受固定プレートの板厚を大きくする必要をなくし、変速
機全長を小さくするとともに、軽量化を図り、しかも、
構成が簡単で、廉価とし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯車変速機の断面図である。
【図2】図1の矢印〓による拡大図である。
【図3】カウンタ側軸受固定プレートの正面図である。
【図4】従来の歯車変速機の断面図である。
【符号の説明】
2 歯車変速機 16 入力軸 26 出力軸 30 第1出力軸受 38 カウンタ軸 40 第1カウンタ軸受 106 カウンタ側軸受固定プレート 114 カウンタ側折り返し部 122 出力側軸受固定プレート 124 出力側折り返し部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギヤが取付けられた回転軸を設け、この
    回転軸を回転自在に支持する軸受を設け、前記回転軸に
    発生する軸方向の力を受け止めるように前記軸受の側面
    を支持する軸受固定プレートをトランスミッションケー
    スに固定して設けた変速機の軸受構造において、前記軸
    受固定プレートには剛性が高くなるように絞り加工を施
    して折り返し部を形成し、この折り返し部を前記ギヤの
    側面に形成されたギヤ逃がし部に配設したことを特徴と
    する変速機の軸受構造。
  2. 【請求項2】 前記軸受固定プレートは、略三角形状に
    形成され、絞り加工される前記折り返し部が前記回転軸
    を挿通する回転軸挿通孔の周りで円形に形成され、各角
    部位が取付ボルトによって前記トランスミッションケー
    スに固定して設けられたことを特徴とする請求項1に記
    載の変速機の軸受構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1906056A1 (en) * 2006-09-29 2008-04-02 Honda Motor Co., Ltd Twin clutch type transmission

Cited By (2)

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EP1906056A1 (en) * 2006-09-29 2008-04-02 Honda Motor Co., Ltd Twin clutch type transmission
US9303730B2 (en) 2006-09-29 2016-04-05 Honda Motor Co., Ltd. Twin clutch type transmission

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