JPH10190697A - シリアル通信方法及びシステム並びに記憶媒体 - Google Patents

シリアル通信方法及びシステム並びに記憶媒体

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JPH10190697A
JPH10190697A JP9311050A JP31105097A JPH10190697A JP H10190697 A JPH10190697 A JP H10190697A JP 9311050 A JP9311050 A JP 9311050A JP 31105097 A JP31105097 A JP 31105097A JP H10190697 A JPH10190697 A JP H10190697A
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利幸 関谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パリティビット等による不完全な通信エラー
検知アルゴリズムしか導入できない通信システムにおい
ても、所定期間内若しくはタイミングでフレームずれの
状態を起こしている子局を正常なフレーム終了状態に復
帰させることができるシリアル通信方法及びシステムを
提供する。 【解決手段】 ホストコンピュータ2により、予め決め
られた通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘らず予
め決められたタイミングで、通常の通信子局4,5間の
データ通信動作時以外に、シリアルデータ伝送線9上の
データを非通信時の論理を保持したままで、1通信単位
(フレーム)を伝送するのに必要な数の通信用同期クロ
ックを前記通信同期用クロック伝送線10に送出するよ
うに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアル通信方法
及びシステム並びにこれらシリアル通信方法及びシステ
ムに使用する記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、近年、複写機等の画像形成装置の
高性能化の目的で、そこに搭載される表示装置、ステッ
ピングモータ、電磁クラッチ、ソレノイド等の各種出力
駆動装置や操作スイッチ、フォトインタラプタ、メカニ
カル2値スイッチ等の各種入力センサ装置の数は益々増
加する傾向にある。それに伴いシステム内の制御信号伝
達用信号線の数は急激に増加しており、信号線束の大径
化、重量化やそれに伴う組立性、分解性及び信頼性の悪
化、コストの増大化が大きな問題となってきた。
【0003】そのため、機内の各所に固有のアドレスに
よりアドレッシングされる通信子局を設置し、システム
全体の制御を司る主コントローラから少なくとも1つの
シリアルデータ線とシリアル通信用同期クロック線を引
き出し、順次これらの通信子局をカスケード接続して行
き、必要な通信子局と主コントローラとの間で情報をシ
リアルにて送受信し合うシリアル通信システムが提案さ
れている。
【0004】このようなシリアル通信システムの従来例
を図7を用いて説明する。図7は、従来のシリアル通信
システムの構成を示すブロック図であり、同図におい
て、1は画像形成装置全体の制御を司る主コントロー
ラ、2は主コントローラ1の制御中心となるホストマイ
クロコンピュータ(以下、ホストと記述する)、3はホ
スト2バス結合されるシリアルコントローラで、シリア
ル通信のマスターコントローラの役割を持っている。
4,5はシステムの各所に設置される通信子局(中継子
局)、6,7は通信子局4,5にそれぞれ搭載されたシ
リアル通信子局ICである。
【0005】本例では、一方のシリアル通信子局IC6
は、フォトインタラプタ(センサ)等の各種入力装置か
らの2値データを取り込み、ホスト2にあるシリアルコ
ントローラ3に転送する入力専用IC(INPUT I
C)を示す。また、他方のシリアル通信子局IC7は、
ホスト2にあるシリアルコントローラ3からのデータを
受信し、クラッチを始めとする各種の駆動装置へ2値デ
ータを出力する出力専用IC(OUTPUT IC)を
示す。本例では、一方のシリアル通信子局IC6をアド
レス0、他方のシリアル通信子局IC7をアドレス1に
アドレッシングし、各々8ビットの通信データを入力ポ
ート若しくは出力ポートに対応させる。
【0006】8は論理回路用の+5V電源、9はシリア
ル通信用のデータ線(DATA)、10は同期クロック
線(CLK)、11はグランド線(GND)、12は駆
動装置用の+24V電源、13はグランド線(GND)
である。これらは、主コントローラ1と各通信子局4,
5をカスケードに接続して行く。特に、データ線9と同
期クロック線10は、ホスト2のシリアルコントローラ
3と各通信子局4,5のシリアル通信子局IC6,7と
の間を直接カスケードに接続し、中間に位置するシリア
ル通信子局ICは、図7に示すように前段からの出力を
内部バッファを通して次段にリアルタイムに伝送する系
を本例では考える。
【0007】次に、上記構成のシリアル通信システムの
動作を、図8の通信フォーマット図を用いて説明する。
まず、ホスト2はアドレス0のビット0に接続されたフ
ォトインタラプタの値を呼び出したいとすると、アドレ
スバスを通して所定のコマンドをシリアルコントローラ
3に発行する(コマンドの実際の形態については、ここ
ではとくに言及しない)。シリアルコントローラ3はこ
れに応答し、所望の数の同期クロックを発生し、同期ク
ロック線10に同期クロックを送出する一方、、データ
線9上で以下のようなシリアルデータ送受信動作を実行
する。
【0008】尚、子局は同期クロックの立ち上がり時の
データを取り込む構成になっている。また、子局が通信
待ち中にクロックと共に、データLを検出すると通信フ
レームのスタートと認識する。
【0009】まず、1クロック目に通信フレームの開始
を宣言するスタートビットLを出力する。ちなみに、デ
ータ線9の非通信時の論理は、本例ではHとする。そし
て、次の1クロックでは、シリアルコントローラ3が本
フレームにおいてデータ入力とデータ出力のどちらを希
望するものかを定義するR/Wビットを転送する。本例
では、Hの場合、シリアルコントローラ3が子局のデー
タを入力したいリードモードを示し、Lでは出力したい
ライトモードを定義するものとする。アドレス0には入
力専用ICが設置されているので、当然シリアルコント
ローラ3はこのビットをHとすることになる。
【0010】次に、4クロックで希望通信子局であるア
ドレス0をシリアル転送する。ここまでのデータを各子
局は監視した結果、自己のアドレスとシリアルデータ上
の通信希望局アドレスが一致した子局0がそれ以降の通
信に関与することとなる。通信希望局アドレスが一致し
ない子局は、その後はクロック線10はクロックを後段
(シリアルコントローラ3から遠ざかる方向)にバッフ
ァリングして伝える一方、データ線9はリードモードで
は後段のデータを前段にバッファリングし、ライトモー
ドでは前段のデータを後段にバッファリングして伝送す
ることとなる。指名局であるアドレス0は後段からデー
タは無視し(切り離し)、自局の入力ポート8ビットの
データをその後の8クロックでシリアル送出する。シリ
アルコントローラ3は、この8ビットのシリアルデータ
を受け取り、そこから目的であるビット0のフォトイン
タラプタデータを認識することとなる。
【0011】ホスト2がアドレス1の出力専用ICのビ
ット0に接続されたクラッチを駆動した場合も手順は略
同様である。ホスト2はシリアルコントローラ3にバス
を通してアドレス1を書き込みデータ及びその要求コマ
ンドを発行する(この際、アドレス1のビット0以外の
データは変更したくない場合は当然、実際には前回と同
じデータを書き込む必要があり、それをシリアルコント
ローラ3に伝えることとなる)。
【0012】シリアルコントローラ3はこれに応じて、
先と同様に必要な数の同期クロックをクロック線10に
送出すると共に、データ線9に対しては、まず、スター
トビット、次にライトモードビット、次に対象アドレス
であるアドレス1を4ビットで、そして、書き込みデー
タ8ビットを順次送出する。子局はアドレスビットで指
定されたアドレス1のみがこれに応答し、データ線9上
の8ビットデータを取り込み、通信終了時にこれを出力
ポートに出力する。リードモートのときは、アドレスA
3までをシリアルコントローラ3から出力し、D0〜D
7は子局のIC6または7からシリアルコントローラ3
へ向けて出力される。但し、シリアルコントローラ3
は、クロックを1フレーム分出力する。子局のIC6ま
たは7は、このクロックに同期してD0〜D7を出力す
る。
【0013】以上のような手順のシリアル通信によっ
て、機内の各所に設置された通信子局に複数ビットのデ
ータを送受信することができ、制御情報伝達用の信号線
を大幅に削減することが可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、子局のICはコスト的な制約によ
りシリアルデータ送受信のフレーム同期方法としては、
スタートビットを基準として同期クロックによる単純な
順序処理を実行して行くことによってのみ同期が保たれ
るという方法になり、フレーム時間計測用のタイマやマ
イクロコンピュータによる多様な判別処理、または、シ
リアル線とは別のフレーム同期線等を用いたフレーム同
期等は行われない。
【0015】従って、例えば、図9に示すように送信モ
ードでクロック線にノイズが2つ混入し、子局の順序処
理が本来のクロックサイクルよりも2つ先に進んでしま
った場合、子局ではフレームが通常のクロックよりも早
く終了してしまうと共に、その後の正規の同期クロック
で、たまたま送信データD6がLであった際には、その
子局は新たな通信フレームの開始であると誤認識し、残
りのクロックにより順序処理が進み、正規クロックが終
了しても残りの順序処理を行うべく、次の同期クロック
を待ち続ける状態に陥る。次の新たな正常なフレームの
同期クロックでそれ以降の順序処理が進むことになり、
子局は誤ったフレーム単位の受信を継続することにな
る。
【0016】また、図10に示すように、ノイズが6つ
混入し、偶然D2がL、D3がH、D4〜D6がL、D
7がHだった場合、アドレス1の子局はシリアルデータ
線にデータを出力しようとする。このとき、最初のデー
タがLであり且つシリアルコントローラ3は通信を終了
したものとしてシリアルデータ線にHを出力した場合
(図11参照)、シリアルデータ線に25Vの電位差が
生じて、ICが破壊されてしまうおそれがあった。
【0017】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、パリティビット等による不完全な
通信エラー検知アルゴリズムしか導入することができな
いシリアル通信方法及びシステムにおいても、所定期間
内若しくはタイミングでフレームずれを起こしている子
局を正常なフレーム終了状態に復帰させることが可能な
シリアル通信方法及びシステムを提供しようとするもの
である。
【0018】また、本発明の第2の目的とするところ
は、上述したシリアル通信方法及びシステムを円滑に制
御することができる記憶媒体を提供しようとするもので
ある。更に、本発明の第3の目的とするところは、パリ
ティビット等による不完全な通信エラー検知アルゴリズ
ムしか導入することができないシリアル通信方法及びシ
ステムにおいても、所定期間内若しくはタイミングでフ
レームずれを起こしている子局を正常なフレーム終了状
態に復帰させることが可能な通信制御システムを提供し
ようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載のシリアル通信方法は、通信同期
用クロック伝送線と少なくとも1つのシリアルデータ伝
送線上に各々固有のアドレスによりアドレッシングされ
る複数の通信局が順次カスケードに接続され、通信主体
より通信希望相手のアドレスが前記シリアルデータ伝送
線に送出されると、このアドレスに一致する通信局がこ
れを認識し、引き続いて通信主体と所望のデータ送受動
作を実行するようになるシリアル通信方法において、予
め決められた通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘
らず所定の時間間隔で、通常の通信局間のデータ通信動
作時以外に、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非
通信時の論理を保持したままで、1通信単位(フレー
ム)を伝送するのに必要な数の通信用同期クロックを前
記通信同期用クロック伝送線に送出することを特徴とす
るものである。
【0020】また、上記第1の目的を達成するため請求
項2記載のシリアル通信方法は、請求項1記載のシリア
ル通信方法において、目的とするデータ送受動作に先立
ち、他の通信フレームを間に介在することなく、前記シ
リアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持
したままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必
要な数の通信用同期クロックを前記通信同期用クロック
伝送線に送出することを特徴とするものである。
【0021】また、上記第1の目的を達成するため請求
項3記載のシリアル通信方法は、通信同期用クロック伝
送線と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線上に各々
固有のアドレスによりアドレッシングされる複数の通信
局が順次カスケードに接続され、通信主体より通信希望
相手のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に送出され
ると、このアドレスに一致する通信局がこれを認識し、
引き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を実行する
ようになるシリアル通信方法において、予め決められた
通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘らず所定の時
間間隔で、通常の通信局間のデータ通信動作時以外に、
前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理
を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝送する
のに必要な数以上の数の通信用同期クロックを前記通信
同期用クロック伝送線に送出することを特徴とするもの
である。
【0022】また、上記第1の目的を達成するため請求
項4記載のシリアル通信方法は、請求項3記載のシリア
ル通信方法において、目的とするデータ送受動作に先立
ち、他の通信フレームを間に介在することなく、前記シ
リアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持
したままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必
要な数以上の数の通信用同期クロックを前記通信同期用
クロック伝送線に送出することを特徴とするものであ
る。
【0023】また、上記第1の目的を達成するため請求
項5記載のシリアル通信方法は、通信同期用クロック伝
送線と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線上に各々
固有のアドレスによりアドレッシングされる複数の通信
局が順次カスケードに接続され、通信主体より通信希望
相手のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に送出され
ると、このアドレスに一致する通信局がこれを認識し、
引き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を実行する
ようになるシリアル通信方法において、予め決められた
通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘らず予め決め
られたタイミングで、通常の通信局間のデータ通信動作
時以外に、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通
信時の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)
を伝送するのに必要な数の通信用同期クロックを前記通
信同期用クロック伝送線に送出することを特徴とするも
のである。
【0024】また、上記第1の目的を達成するため請求
項6記載のシリアル通信方法は、請求項5記載のシリア
ル通信方法において、目的とするデータ送受動作に先立
ち、他の通信フレームを間に介在することなく、前記シ
リアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持
したままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必
要な数の通信用同期クロックを前記通信同期用クロック
伝送線に送出することを特徴とするものである。
【0025】また、上記第1の目的を達成するため請求
項7記載のシリアル通信方法は、通信同期用クロック伝
送線と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線上に各々
固有のアドレスによりアドレッシングされる複数の通信
局が順次カスケードに接続され、通信主体より通信希望
相手のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に送出され
ると、このアドレスに一致する通信局がこれを認識し、
引き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を実行する
ようになるシリアル通信方法において、予め決められた
通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘らず予め決め
られたタイミングで、通常の通信局間のデータ通信動作
時以外に、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通
信時の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)
を伝送するのに必要な数以上の数の通信用同期クロック
を前記通信同期用クロック伝送線に送出することを特徴
とするものである。
【0026】また、上記第1の目的を達成するため請求
項8記載のシリアル通信方法は、請求項7記載のシリア
ル通信方法において、目的とするデータ送受動作に先立
ち、他の通信フレームを間に介在することなく、前記シ
リアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持
したままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必
要な数以上の数の通信用同期クロックを前記通信同期用
クロック伝送線に送出することを特徴とするものであ
る。
【0027】また、上記第1の目的を達成するため請求
項9記載のシリアル通信システムは、通信同期用クロッ
ク伝送線と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線上に
各々固有のアドレスによりアドレッシングされる複数の
通信局が順次カスケードに接続され、通信主体より通信
希望相手のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に送出
されると、このアドレスに一致する通信局がこれを認識
し、引き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を実行
するようになるシリアル通信システムにおいて、予め決
められた通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘らず
所定の時間間隔で、通常の通信局間のデータ通信動作時
以外に、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信
時の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を
伝送するのに必要な数の通信用同期クロックを前記通信
同期用クロック伝送線に送出するように制御する制御手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0028】また、上記第1の目的を達成するため請求
項10記載のシリアル通信システムは、請求項9記載の
シリアル通信システムにおいて、前記制御手段は、目的
とするデータ送受動作に先立ち、他の通信フレームを間
に介在することなく、前記シリアルデータ伝送線上のデ
ータを非通信時の論理を保持したままで、1通信単位
(フレーム)を伝送するのに必要な数の通信用同期クロ
ックを前記通信同期用クロック伝送線に送出するように
制御することを特徴とするものである。
【0029】また、上記第1の目的を達成するため請求
項11記載のシリアル通信システムは、通信同期用クロ
ック伝送線と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線上
に各々固有のアドレスによりアドレッシングされる複数
の通信局が順次カスケードに接続され、通信主体より通
信希望相手のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に送
出されると、このアドレスに一致する通信局がこれを認
識し、引き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を実
行するようになるシリアル通信システムにおいて、予め
決められた通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘ら
ず所定の時間間隔で、通常の通信局間のデータ通信動作
時以外に、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通
信時の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)
を伝送するのに必要な数以上の数の通信用同期クロック
を前記通信同期用クロック伝送線に送出するように制御
する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0030】また、上記第1の目的を達成するために請
求項12記載のシリアル通信システムは、請求項11記
載のシリアル通信システムにおいて、前記制御手段は、
目的とするデータ送受動作に先立ち、他の通信フレーム
を間に介在することなく、前記シリアルデータ伝送線上
のデータを非通信時の論理を保持したままで、1通信単
位(フレーム)を伝送するのに必要な数以上の数の通信
用同期クロックを前記通信同期用クロック伝送線に送出
するように制御することを特徴とする。
【0031】また、上記第1の目的を達成するために請
求項13記載のシリアル通信システムは、通信同期用ク
ロック伝送線と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線
上に各々固有のアドレスによりアドレッシングされる複
数の通信局が順次カスケードに接続され、通信主体より
通信希望相手のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に
送出されると、このアドレスに一致する通信局がこれを
認識し、引き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を
実行するようになるシリアル通信システムにおいて、予
め決められた通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘
らず予め決められたタイミングで、通常の通信局間のデ
ータ通信動作時以外に、前記シリアルデータ伝送線上の
データを非通信時の論理を保持したままで、1通信単位
(フレーム)を伝送するのに必要な数の通信用同期クロ
ックを前記通信同期用クロック伝送線に送出するように
制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0032】また、上記第1の目的を達成するために請
求項14記載のシリアル通信システムは、請求項13記
載のシリアル通信システムにおいて、前記制御手段は、
目的とするデータ送受動作に先立ち、他の通信フレーム
を間に介在することなく、前記シリアルデータ伝送線上
のデータを非通信時の論理を保持したままで、1通信単
位(フレーム)を伝送するのに必要な数の通信用同期ク
ロックを前記通信同期用クロック伝送線に送出するよう
に制御することを特徴とする。
【0033】また、上記第1の目的を達成するために請
求項15記載のシリアル通信システムは、通信同期用ク
ロック伝送線と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線
上に各々固有のアドレスによりアドレッシングされる複
数の通信局が順次カスケードに接続され、通信主体より
通信希望相手のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に
送出されると、このアドレスに一致する通信局がこれを
認識し、引き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を
実行するようになるシリアル通信システムにおいて、予
め決められた通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘
らず予め決められたタイミングで、通常の通信局間のデ
ータ通信動作時以外に、前記シリアルデータ伝送線上の
データを非通信時の論理を保持したままで、1通信単位
(フレーム)を伝送するのに必要な数以上の数の通信用
同期クロックを前記通信同期用クロック伝送線に送出す
るように制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0034】また、上記第1の目的を達成するために請
求項16記載のシリアル通信システムは、請求項15記
載のシリアル通信システムにおいて、前記制御手段は、
目的とするデータ送受動作に先立ち、他の通信フレーム
を間に介在することなく、前記シリアルデータ伝送線上
のデータを非通信時の論理を保持したままで、1通信単
位(フレーム)を伝送するのに必要な数以上の数の通信
用同期クロックを前記通信同期用クロック伝送線に送出
するように制御することを特徴とする。
【0035】また、上記第2の目的を達成するために本
発明の請求項17記載の記憶媒体は、通信同期用クロッ
ク伝送線と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線上に
各々固有のアドレスによりアドレッシングされる複数の
通信局が順次カスケードに接続され、通信主体より通信
希望相手のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に送出
されると、このアドレスに一致する通信局がこれを認識
し、引き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を実行
するようになるシリアル通信システムを制御する制御プ
ログラムを格納する記憶媒体であって、予め決められた
通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘らず所定の間
隔で、通常の通信局間のデータ通信動作時以外に、前記
シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保
持したままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに
必要な数の通信用同期クロックを前記通信同期用クロッ
ク伝送線に送出するように制御するステップの制御モジ
ュールを有するプログラムを格納したことを特徴とす
る。
【0036】また、上記第2の目的を達成するために請
求項18記載の記憶媒体は、請求項17記載の記憶媒体
において、前記制御モジュールは、目的とするデータ送
受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在すること
なく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時
の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝
送するのに必要な数の通信用同期クロックを前記通信同
期用クロック伝送線に送出するように制御することを特
徴とする。
【0037】また、上記第2の目的を達成するために請
求項19記載の記憶媒体は、通信同期用クロック伝送線
と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有
のアドレスによりアドレッシングされる複数の通信局が
順次カスケードに接続され、通信主体より通信希望相手
のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に送出される
と、このアドレスに一致する通信局がこれを認識し、引
き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を実行するよ
うになるシリアル通信システムを制御する制御プログラ
ムを格納する記憶媒体であって、予め決められた通信主
体が通信異常の検知及び非検知に拘らず所定の間隔で、
通常の通信局間のデータ通信動作時以外に、前記シリア
ルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持した
ままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必要な
数以上の数の通信用同期クロックを前記通信同期用クロ
ック伝送線に送出するように制御するステップの制御モ
ジュールを有するプログラムを格納したことを特徴とす
る。
【0038】また、上記第2の目的を達成するために請
求項20記載の記憶媒体は、請求項19記載の記憶媒体
において、前記制御モジュールは、目的とするデータ送
受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在すること
なく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時
の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝
送するのに必要な数以上の数の通信用同期クロックを前
記通信同期用クロック伝送線に送出するように制御する
ことを特徴とする。
【0039】また、上記第2の目的を達成するために請
求項21記載の記憶媒体は、通信同期用クロック伝送線
と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有
のアドレスによりアドレッシングされる複数の通信局が
順次カスケードに接続され、通信主体より通信希望相手
のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に送出される
と、このアドレスに一致する通信局がこれを認識し、引
き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を実行するよ
うになるシリアル通信システムを制御する制御プログラ
ムを格納する記憶媒体であって、予め決められた通信主
体が通信異常の検知及び非検知に拘らず予め決められた
タイミングで、通常の通信局間のデータ通信動作時以外
に、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時の
論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝送
するのに必要な数の通信用同期クロックを前記通信同期
用クロック伝送線に送出するように制御するステップの
制御モジュールを有するプログラムを格納したことを特
徴とする。
【0040】また、上記第2の目的を達成するために請
求項22記載の記憶媒体は、請求項21記載の記憶媒体
において、前記制御モジュールは、目的とするデータ送
受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在すること
なく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時
の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝
送するのに必要な数の通信用同期クロックを前記通信同
期用クロック伝送線に送出するように制御することを特
徴とする。
【0041】また、上記第2の目的を達成するために請
求項23記載の記憶媒体は、通信同期用クロック伝送線
と少なくとも1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有
のアドレスによりアドレッシングされる複数の通信局が
順次カスケードに接続され、通信主体より通信希望相手
のアドレスが前記シリアルデータ伝送線に送出される
と、このアドレスに一致する通信局がこれを認識し、引
き続いて通信主体と所望のデータ送受動作を実行するよ
うになるシリアル通信システムを制御する制御プログラ
ムを格納する記憶媒体であって、予め決められた通信主
体が通信異常の検知及び非検知に拘らず予め決められた
タイミングで、通常の通信局間のデータ通信動作時以外
に、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時の
論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝送
するのに必要な数以上の数の通信用同期クロックを前記
通信同期用クロック伝送線に送出するように制御するス
テップの制御モジュールを有するプログラムを格納した
ことを特徴とする。
【0042】また、上記第2の目的を達成するために請
求項24記載の記憶媒体は、請求項23記載の記憶媒体
において、前記制御モジュールは、目的とするデータ送
受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在すること
なく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時
の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝
送するのに必要な数以上の数の通信用同期クロックを前
記通信同期用クロック伝送線に送出するように制御する
ことを特徴とする。
【0043】また、上記第3の目的を達成するため請求
項25記載の通信制御システムは、クロック信号線及び
データ信号線の一方の端部に接続された第1の通信制御
装置と、前記クロック信号線及びデータ信号線の他方の
端部に接続された第2の通信制御装置とを具備してな
り、前記第1の通信制御装置は、前記クロック信号線に
クロックを出力すると共に、前記データ信号線へ予め決
められたデータを出力した後に送信すべきデータ列を出
力する第1のデータ送信手段を有し、前記第2の通信制
御装置は、前記クロック信号線からクロックを入力する
と共に、前記データ信号線から前記予め決められたデー
タを入力したことに応じて、前記所定のデータ列の受信
を開始するデータ受信手段を有し、更に前記第1の通信
制御装置は、前記データ受信手段の初期化を行うため
に、通信異常を検知したか否かに拘らず、前記クロック
信号線にクロックを出力すると共に、前記データ信号線
へ前記予め決められたデータの反転データを出力する第
2のデータ送信手段を有することを特徴とする。
【0044】また、上記第3の目的を達成するため請求
項26記載の通信制御システムは、請求項25記載の通
信制御システムにおいて、前記第2のデータ送信手段
は、前記クロック信号線にクロックを少なくとも前記所
定のデータ列分出力すると共に、前記データ信号線へ前
記予め決められたデータの反転データを少なくとも前記
所定のデータ列分出力することを特徴とする。
【0045】また、上記第3の目的を達成するため請求
項27記載の通信制御システムは、請求項25記載の通
信制御システムにおいて、前記第2のデータ送信手段
は、所定時間間隔で前記クロック及び前記反転データを
出力することを特徴とする。
【0046】また、上記第3の目的を達成するため請求
項28記載の通信制御システムは、請求項27記載の通
信制御システムにおいて、前記第2のデータ送信手段
は、前記第1のデータ送信手段がデータ出力を行ってい
ないときに前記クロック及び前記反転データを出力する
ことを特徴とする。
【0047】また、上記第3の目的を達成するため請求
項29記載の通信制御システムは、請求項25記載の通
信制御システムにおいて、前記第2のデータ送信手段
は、前記第1のデータ送信手段がデータ出力を行なう前
に毎回前記クロック及び前記反転データを出力すること
を特徴とする。
【0048】また、上記第3の目的を達成するため請求
項30記載の通信制御システムは、請求項25記載の通
信制御システムにおいて、前記第2の通信制御装置は、
画像形成装置の駆動部に対して前記データ受信手段が受
信したデータを出力することを特徴とする。
【0049】また、上記第3の目的を達成するため請求
項31記載の通信制御システムは、請求項25記載の通
信制御システムにおいて、前記第2の通信制御装置は、
画像形成装置のセンサ部から入力したデータを前記第1
のデータ送信手段から前記クロック信号線に出力される
クロックに同期して前記データ信号線に出力する第3の
データ送信手段を有することを特徴とする。
【0050】また、上記第3の目的を達成するため請求
項32記載の通信制御システムは、請求項25記載の通
信制御システムにおいて、前記第2の通信制御装置を複
数有し、前記複数の第2の通信制御装置はカスケード接
続されていることを特徴とする。
【0051】また、上記第3の目的を達成するため請求
項33記載の通信制御システムは、請求項25記載の通
信制御システムにおいて、前記第1及び第2のデータ送
信手段は、前記データ信号線を介してシリアル通信する
ことを特徴とする。
【0052】また、上記第3の目的を達成するため請求
項34記載の通信制御システムは、クロック信号線及び
データ信号線を介して第2の通信制御装置と通信を行う
通信制御装置とを具備してなり、前記第2の通信制御装
置は、前記クロック信号線からクロックを入力すると共
に、前記データ信号線から予め決められたデータを入力
したことに応じて、前記所定のデータ列の受信を開始す
るものであり、前記通信制御装置は、前記クロック信号
線にクロックを出力すると共に、前記データ信号線へ予
め決められたデータを出力した後に送信すべきデータ列
を出力する第1のデータ送信手段と、前記第2の通信制
御装置の初期化を行うために、通信異常を検知したか否
かに拘らず、前記クロック信号線にクロックを出力する
と共に、前記データ信号線へ前記予め決められたデータ
の反転データを出力する第2のデータ送信手段とを有す
ることを特徴とする。
【0053】また、上記第3の目的を達成するため請求
項35記載の通信制御システムは、請求項34記載の通
信制御システムにおいて、前記第2のデータ送信手段
は、前記クロック信号線にクロックを少なくとも前記所
定のデータ列分出力すると共に、前記データ信号線へ前
記予め決められたデータの反転データを少なくとも前記
所定のデータ列分出力することを特徴とする。
【0054】また、上記第3の目的を達成するため請求
項36記載の通信制御システムは、請求項34記載の通
信制御システムにおいて、前記第2のデータ送信手段
は、所定時間間隔で前記クロック及び前記反転データを
出力することを特徴とする。
【0055】また、上記第3の目的を達成するため請求
項37記載の通信制御システムは、請求項36記載の通
信制御システムにおいて、前記第2のデータ送信手段
は、前記第1のデータ送信手段がデータ出力を行ってい
ないときに前記クロック及び前記反転データを出力する
ことを特徴とする。
【0056】また、上記第3の目的を達成するため請求
項38記載の通信制御システムは、請求項34記載の通
信制御システムにおいて、前記第2のデータ送信手段
は、前記第1のデータ送信手段がデータ出力を行なう前
に毎回前記クロック及び前記反転データを出力すること
を特徴とする。
【0057】また、上記第3の目的を達成するため請求
項39記載の通信制御システムは、請求項34記載の通
信制御システムにおいて、前記第2の通信制御装置は、
画像形成装置の駆動部に対して前記データ受信手段が受
信したデータを出力することを特徴とする。
【0058】また、上記第3の目的を達成するため請求
項40記載の通信制御システムは、請求項34記載の通
信制御システムにおいて、前記第2の通信制御装置は、
画像形成装置のセンサ部から入力したデータを前記第1
のデータ送信手段から前記クロック信号線に出力される
クロックに同期して前記データ信号線に出力する第3の
データ送信手段を有することを特徴とする。
【0059】また、上記第3の目的を達成するため請求
項41記載の通信制御システムは、請求項34記載の通
信制御システムにおいて、前記第2の通信制御装置を複
数有し、前記複数の第2の通信制御装置はカスケード接
続されていることを特徴とする。
【0060】更に、上記第3の目的を達成するため請求
項42記載の通信制御システムは、請求項34記載の通
信制御システムにおいて、前記第1及び第2のデータ送
信手段は、前記データ信号線を介してシリアル通信する
ことを特徴とする。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図6に基づき説明する。
【0062】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1及び図2に基づき説明する。なお、
本実施の形態におけるシリアル通信システムの基本的な
構成は、上述した従来の図8と同一であるから、共通す
る部分は説明を省略する。
【0063】図1及び図2は、本発明の第1の実施の形
態に係るシリアル通信システムの動作を示すフローチャ
ートであり、これらの処理は主コントローラ1のホスト
2により記憶手段に格納された制御プログラムが読み出
されて実行されるものである。
【0064】図1において、ステップS101で初期設
定を行い、次のステップS102でシステム本体のシー
ケンス制御を行い、シリアルデータの送信処理(ステッ
プS103)及びシリアルデータの受信処理(ステップ
S104)等を行う。ホスト2は、システム全体のシー
ケンス制御を行う中で、システム内の各子局に対して必
要に応じて随時データの読み出し及び書き込みを行う手
順は、上述した従来例で述べた通りである。
【0065】本実施の形態における従来と異なる新規な
点は、図1に示すホスト2のメインルーチンとは別に、
図2に示すタイマ割り込み処理によって予め設定した時
間毎にダミークロック発生処理ルーチンを実行すること
である。これは、通信エラーが検出されるか否かに拘ら
ず行われる。
【0066】図2において、ステップS201でシリア
ル通信ラインがデータ送信、受信中か否かをデータ送
信、受信中でなくなるまで判別する。そして、データ送
信、受信中でなくなると、ステップS202でダミーク
ロック送出命令を発行し、シリアルコントローラ3はこ
れに応じてデータ伝送線9をHにした状態で通常の1フ
レームに必要な数のクロックを送出する。次いで、ステ
ップS203で割り込み処理を終了する。
【0067】即ち、図2に示すダミー送信割り込み処理
では、図6に示すように、データ伝送線9をフレーム分
のダミークロック送出の間、スタートビット、R/Wビ
ット、アドレスビット、データビットを全てHにしたデ
ータをシリアルコントローラ3に書き込み(非通信状態
と同じ)、通信開始コマンドを発行する。シリアルコン
トローラ3内にダミークロック発生命令が規定されてい
れば、特にデータ指定する必要はなくなる。この際、既
にシリアル通信ラインがデータ送受信中であれば、当然
そのフレームが終了するまで待つことになる。いずれに
しても、通信線が空いた段階でシリアルコントローラ3
はこれに応じてデータ伝送線9をH(非通信状態)にし
た状態で通常の1フレームに必要な数のクロックを送出
する。これによって、動作以前に子局のいずれかで図9
に示すようなフレームずれが発生していた場合にも、子
局では図6に示すようにダミークロックで確実に1フレ
ーム内の順序処理の最終ステップまで進むことになり、
また、途中で1フレームが終了してもデータ伝送線9が
非通信状態(H)に設定されている(スタートを示すL
が無い)ため、その後の残りのクロックで新たなフレー
ムに移行するといった誤動作もない。尚、このダミーク
ロックは1フレーム分以上の数を出力してもいいことは
言うまでもない。
【0068】上述した実施の形態では、ホスト2が一定
時間毎にシリアルコントローラ3に対して、ダミークロ
ックを発生させるように命令を発行する場合について説
明したが、これに限られるものではなく、シリアルコン
トローラ3内に内部タイマ機能を持たせられる場合に
は、ホスト2からの命令を待つことなく、シリアルコン
トローラ3が独自に時間管理してダミークロックを発生
させるようにしてもよい。
【0069】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図3〜図5に基づき説明する。上述した
第1の実施の形態では、タイマによる時間管理で所定の
時間毎にダミークロックを送出する系を例示したが、本
実施の形態では、それとは別に通信データの正しい転送
に対する要求度が他に比べて著しく高い負荷が接続され
る子局に対して、そのアドレスアクセス時には毎回始め
に1フレーム分ダミービットを送出し、その後正規の通
信を実行するようにしたものである。
【0070】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
シリアル通信システムの構成を示すブロック図であり、
同図において上述した従来例の図8と同一部分には、同
一符号が付してある。図3において図8と異なる点は、
蛍光灯を露光用光源として使用する画像形成装置を想定
したもので、蛍光灯の点灯タイミングが通信エラーによ
って遅延してしまった場合、画像先端が欠けてしまう不
具合があるので、これを防止しなければならない。図3
において、14は蛍光灯インバータ、15は蛍光灯であ
る。
【0071】図3において、蛍光灯15の点灯開始信号
の伝送前に、必ず図6に示すようなダミークロックを1
フレーム分送信するようにすることにより、もし、通信
ラインのどこかがフレームずれを起こした状態にあった
としても、エラー解除処理を一旦行った上で、実際のデ
ータを次のフレームタイミングで送信処理することにな
るため、蛍光灯15の点灯タイミングの通信エラーによ
る遅延確率をより低く抑えることが可能となる。
【0072】次に、本実施の形態に係るシリアル通信シ
ステムの動作を図4及び図5のフローチャートに基づき
説明する。
【0073】図4及び図5は、本発明の第2の実施の形
態に係るシリアル通信システムの動作を示すフローチャ
ートであり、これらの処理は主コントローラ1のホスト
2により記憶手段に格納された制御プログラムが読み出
されて実行されるものである。
【0074】図4において、ステップS401で初期設
定を行い、次のステップS402でシステム本体のシー
ケンス制御を行い、蛍光灯15の点灯及び消灯シーケン
ス(ステップS403)、シリアルデータの送信処理
(ステップS404)及びシリアルデータの受信処理
(ステップS405)等を行う。このようにホスト2
は、システム全体のシーケンス制御を行う中で、システ
ム内の各子局に対して必要に応じて随時データの読み出
し及び書き込みを行う手順は、上述した従来例で述べた
通りである。
【0075】蛍光灯15の点灯のための通信処理は、図
5に示す蛍光灯点灯処理サブルーチンの中で個別に行
い、図4に示すメインルーチンのプログラムの中の通常
の通信処理を使わない。
【0076】図5において、ステップS501でシリア
ル通信ラインがデータ送信、受信中か否かをデータ送
信、受信中でなくなるまで判別する。そして、データ送
信、受信中でなくなると、ステップS502でダミーク
ロック送出命令を発行し、シリアルコントローラ3はこ
れに応じてデータ伝送線9をHにした状態で通常の1フ
レームに必要な数のクロックを送出する。次いで、ステ
ップS503で蛍光灯点灯用送信データをセットし、シ
リアル送信処理を行った後、次のステップS505で割
り込み処理を終了する。
【0077】上述した実施の形態では、蛍光灯15の点
灯のための通信処理を、図5に示す蛍光灯点灯処理サブ
ルーチンの中で個別に行い、図4に示すメインルーチン
のプログラムの中の通常の通信処理を使わない構成とし
たが、これに限られるものではなく、メインルーチンの
プログラムの処理能力(処理時間)によっては、蛍光灯
点灯処理サブルーチンの中ではダミークロック処理を実
行した後、蛍光灯15を点灯するための送信データ設定
のみを行い、実際の送信はメインルーチンのプログラム
の通信処理の中で行うように構成してもよい。
【0078】本発明の目的とするところは、実際に送信
したいデータを送出処理する前の通信フレームで、1フ
レーム分(もしくはそれ以上)のダミー同期クロック
を、データ伝送線9を非通信状態(H)に保持したまま
送出するところにあり、この手順が実現されるプログラ
ムであれば、その構成及び手法について限定されるもの
ではない。
【0079】(第3の実施の形態)次に、本発明のシリ
アル通信システム方法及び装置に用いる記憶媒体を説明
する。
【0080】通信同期用クロック伝送線と少なくとも1
つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレスによ
りアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケード
に接続され、通信主体より通信希望相手のアドレスが前
記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアドレス
に一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信主体
と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリアル
通信システムを制御する制御プログラムを格納する記憶
媒体には、少なくとも「制御モジュール」のプログラム
コードを格納すればよい。
【0081】ここで、「制御モジュール」は、予め決め
られた通信主体が通信異常の検知及び非検知に拘らず所
定の間隔若しくは予め決められたタイミングで、通常の
通信局間のデータ通信動作時以外に、前記シリアルデー
タ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持したまま
で、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必要な数若
しくはそれ以上の数の通信用同期クロックを前記通信同
期用クロック伝送線に送出するように制御するためのプ
ログラムモジュールである。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のシリアル通
信方法及びシステムによれば、パリティビット等による
不完全な通信エラー検知アルゴリズムしか導入できない
通信システムにおいても、所定期間内若しくはタイミン
グでフレームずれの状態を起こしている子局を正常なフ
レーム終了状態に復帰させることが可能となるという効
果を奏する。
【0083】また、本発明の記憶媒体によれば、上述し
た本発明のシリアル通信方法及びシステムを円滑に制御
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシリアル通信
システムの動作を示すフローチャートである。
【図2】同実施の形態に係るシリアル通信システムの動
作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るシリアル通信
システムの構成を示すブロック図である。
【図4】同実施の形態に係るシリアル通信システムの動
作を示すフローチャートである。
【図5】同実施の形態に係るシリアル通信システムの動
作を示すフローチャートである。
【図6】同実施の形態に係るシリアル通信システムにお
けるダミークロックを示す図である。
【図7】従来のシリアル通信システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図8】同従来のシリアル通信システムにおけるフォー
マットを示す図である。
【図9】同従来のシリアル通信システムにおけるフレー
ムずれを示す図である。
【図10】同従来のシリアル通信システムにおけるフレ
ームずれを示す図である。
【図11】同従来のシリアル通信システムの構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 主コントローラ 2 ホストコンピュータ 3 シリアルコントローラ 4 通信子局(中継子局) 5 通信子局(中継子局) 6 シリアル通信子局IC 7 シリアル通信子局IC 8 通信用5V電源 9 データ伝送線 10 クロック伝送線 11 グランド伝送線 12 駆動用24V電源 13 グランド線 14 蛍光灯インバータ 15 蛍光灯

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信同期用クロック伝送線と少なくとも
    1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレスに
    よりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケー
    ドに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレスが
    前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアドレ
    スに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信主
    体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリア
    ル通信方法において、予め決められた通信主体が通信異
    常の検知及び非検知に拘らず所定の時間間隔で、通常の
    通信局間のデータ通信動作時以外に、前記シリアルデー
    タ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持したまま
    で、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必要な数の
    通信用同期クロックを前記通信同期用クロック伝送線に
    送出することを特徴とするシリアル通信方法。
  2. 【請求項2】 目的とするデータ送受動作に先立ち、他
    の通信フレームを間に介在することなく、前記シリアル
    データ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持したま
    まで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必要な数
    の通信用同期クロックを前記通信同期用クロック伝送線
    に送出することを特徴とする請求項1記載のシリアル通
    信方法。
  3. 【請求項3】 通信同期用クロック伝送線と少なくとも
    1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレスに
    よりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケー
    ドに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレスが
    前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアドレ
    スに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信主
    体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリア
    ル通信方法において、予め決められた通信主体が通信異
    常の検知及び非検知に拘らず所定の時間間隔で、通常の
    通信局間のデータ通信動作時以外に、前記シリアルデー
    タ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持したまま
    で、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必要な数以
    上の数の通信用同期クロックを前記通信同期用クロック
    伝送線に送出することを特徴とするシリアル通信方法。
  4. 【請求項4】 目的とするデータ送受動作に先立ち、他
    の通信フレームを間に介在することなく、前記シリアル
    データ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持したま
    まで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必要な数
    以上の数の通信用同期クロックを前記通信同期用クロッ
    ク伝送線に送出することを特徴とする請求項3記載のシ
    リアル通信方法。
  5. 【請求項5】 通信同期用クロック伝送線と少なくとも
    1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレスに
    よりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケー
    ドに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレスが
    前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアドレ
    スに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信主
    体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリア
    ル通信方法において、予め決められた通信主体が通信異
    常の検知及び非検知に拘らず予め決められたタイミング
    で、通常の通信局間のデータ通信動作時以外に、前記シ
    リアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持
    したままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必
    要な数の通信用同期クロックを前記通信同期用クロック
    伝送線に送出することを特徴とするシリアル通信方法。
  6. 【請求項6】 目的とするデータ送受動作に先立ち、他
    の通信フレームを間に介在することなく、前記シリアル
    データ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持したま
    まで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必要な数
    の通信用同期クロックを前記通信同期用クロック伝送線
    に送出することを特徴とする請求項5記載のシリアル通
    信方法。
  7. 【請求項7】 通信同期用クロック伝送線と少なくとも
    1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレスに
    よりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケー
    ドに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレスが
    前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアドレ
    スに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信主
    体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリア
    ル通信方法において、予め決められた通信主体が通信異
    常の検知及び非検知に拘らず予め決められたタイミング
    で、通常の通信局間のデータ通信動作時以外に、前記シ
    リアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持
    したままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必
    要な数以上の数の通信用同期クロックを前記通信同期用
    クロック伝送線に送出することを特徴とするシリアル通
    信方法。
  8. 【請求項8】 目的とするデータ送受動作に先立ち、他
    の通信フレームを間に介在することなく、前記シリアル
    データ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持したま
    まで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必要な数
    以上の数の通信用同期クロックを前記通信同期用クロッ
    ク伝送線に送出することを特徴とする請求項7記載のシ
    リアル通信方法。
  9. 【請求項9】 通信同期用クロック伝送線と少なくとも
    1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレスに
    よりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケー
    ドに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレスが
    前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアドレ
    スに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信主
    体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリア
    ル通信システムにおいて、予め決められた通信主体が通
    信異常の検知及び非検知に拘らず所定の時間間隔で、通
    常の通信局間のデータ通信動作時以外に、前記シリアル
    データ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持したま
    まで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必要な数
    の通信用同期クロックを前記通信同期用クロック伝送線
    に送出するように制御する制御手段を設けたことを特徴
    とするシリアル通信システム。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、目的とするデータ送
    受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在すること
    なく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時
    の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝
    送するのに必要な数の通信用同期クロックを前記通信同
    期用クロック伝送線に送出するように制御することを特
    徴とする請求項9記載のシリアル通信システム。
  11. 【請求項11】 通信同期用クロック伝送線と少なくと
    も1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレス
    によりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケ
    ードに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレス
    が前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアド
    レスに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信
    主体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリ
    アル通信システムにおいて、予め決められた通信主体が
    通信異常の検知及び非検知に拘らず所定の時間間隔で、
    通常の通信局間のデータ通信動作時以外に、前記シリア
    ルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持した
    ままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必要な
    数以上の数の通信用同期クロックを前記通信同期用クロ
    ック伝送線に送出するように制御する制御手段を設けた
    ことを特徴とするシリアル通信システム。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、目的とするデータ送
    受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在すること
    なく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時
    の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝
    送するのに必要な数以上の数の通信用同期クロックを前
    記通信同期用クロック伝送線に送出するように制御する
    ことを特徴とする請求項11記載のシリアル通信システ
    ム。
  13. 【請求項13】 通信同期用クロック伝送線と少なくと
    も1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレス
    によりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケ
    ードに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレス
    が前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアド
    レスに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信
    主体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリ
    アル通信システムにおいて、予め決められた通信主体が
    通信異常の検知及び非検知に拘らず予め決められたタイ
    ミングで、通常の通信局間のデータ通信動作時以外に、
    前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理
    を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝送する
    のに必要な数の通信用同期クロックを前記通信同期用ク
    ロック伝送線に送出するように制御する制御手段を設け
    たことを特徴とするシリアル通信システム。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、目的とするデータ送
    受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在すること
    なく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時
    の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝
    送するのに必要な数の通信用同期クロックを前記通信同
    期用クロック伝送線に送出するように制御することを特
    徴とする請求項13記載のシリアル通信システム。
  15. 【請求項15】 通信同期用クロック伝送線と少なくと
    も1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレス
    によりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケ
    ードに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレス
    が前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアド
    レスに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信
    主体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリ
    アル通信システムにおいて、予め決められた通信主体が
    通信異常の検知及び非検知に拘らず予め決められたタイ
    ミングで、通常の通信局間のデータ通信動作時以外に、
    前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理
    を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝送する
    のに必要な数以上の数の通信用同期クロックを前記通信
    同期用クロック伝送線に送出するように制御する制御手
    段を設けたことを特徴とするシリアル通信システム。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、目的とするデータ送
    受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在すること
    なく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非通信時
    の論理を保持したままで、1通信単位(フレーム)を伝
    送するのに必要な数以上の数の通信用同期クロックを前
    記通信同期用クロック伝送線に送出するように制御する
    ことを特徴とする請求項15記載のシリアル通信システ
    ム。
  17. 【請求項17】 通信同期用クロック伝送線と少なくと
    も1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレス
    によりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケ
    ードに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレス
    が前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアド
    レスに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信
    主体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリ
    アル通信システムを制御する制御プログラムを格納する
    記憶媒体であって、予め決められた通信主体が通信異常
    の検知及び非検知に拘らず所定の間隔で、通常の通信局
    間のデータ通信動作時以外に、前記シリアルデータ伝送
    線上のデータを非通信時の論理を保持したままで、1通
    信単位(フレーム)を伝送するのに必要な数の通信用同
    期クロックを前記通信同期用クロック伝送線に送出する
    ように制御するステップの制御モジュールを有するプロ
    グラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記制御モジュールは、目的とするデ
    ータ送受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在す
    ることなく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非
    通信時の論理を保持したままで、1通信単位(フレー
    ム)を伝送するのに必要な数の通信用同期クロックを前
    記通信同期用クロック伝送線に送出するように制御する
    ことを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 通信同期用クロック伝送線と少なくと
    も1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレス
    によりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケ
    ードに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレス
    が前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアド
    レスに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信
    主体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリ
    アル通信システムを制御する制御プログラムを格納する
    記憶媒体であって、予め決められた通信主体が通信異常
    の検知及び非検知に拘らず所定の間隔で、通常の通信局
    間のデータ通信動作時以外に、前記シリアルデータ伝送
    線上のデータを非通信時の論理を保持したままで、1通
    信単位(フレーム)を伝送するのに必要な数以上の数の
    通信用同期クロックを前記通信同期用クロック伝送線に
    送出するように制御するステップの制御モジュールを有
    するプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記制御モジュールは、目的とするデ
    ータ送受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在す
    ることなく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非
    通信時の論理を保持したままで、1通信単位(フレー
    ム)を伝送するのに必要な数以上の数の通信用同期クロ
    ックを前記通信同期用クロック伝送線に送出するように
    制御することを特徴とする請求項19記載の記憶媒体。
  21. 【請求項21】 通信同期用クロック伝送線と少なくと
    も1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレス
    によりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケ
    ードに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレス
    が前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアド
    レスに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信
    主体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリ
    アル通信システムを制御する制御プログラムを格納する
    記憶媒体であって、予め決められた通信主体が通信異常
    の検知及び非検知に拘らず予め決められたタイミング
    で、通常の通信局間のデータ通信動作時以外に、前記シ
    リアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持
    したままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必
    要な数の通信用同期クロックを前記通信同期用クロック
    伝送線に送出するように制御するステップの制御モジュ
    ールを有するプログラムを格納したことを特徴とする記
    憶媒体。
  22. 【請求項22】 前記制御モジュールは、目的とするデ
    ータ送受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在す
    ることなく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非
    通信時の論理を保持したままで、1通信単位(フレー
    ム)を伝送するのに必要な数の通信用同期クロックを前
    記通信同期用クロック伝送線に送出するように制御する
    ことを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 通信同期用クロック伝送線と少なくと
    も1つのシリアルデータ伝送線上に各々固有のアドレス
    によりアドレッシングされる複数の通信局が順次カスケ
    ードに接続され、通信主体より通信希望相手のアドレス
    が前記シリアルデータ伝送線に送出されると、このアド
    レスに一致する通信局がこれを認識し、引き続いて通信
    主体と所望のデータ送受動作を実行するようになるシリ
    アル通信システムを制御する制御プログラムを格納する
    記憶媒体であって、予め決められた通信主体が通信異常
    の検知及び非検知に拘らず予め決められたタイミング
    で、通常の通信局間のデータ通信動作時以外に、前記シ
    リアルデータ伝送線上のデータを非通信時の論理を保持
    したままで、1通信単位(フレーム)を伝送するのに必
    要な数以上の数の通信用同期クロックを前記通信同期用
    クロック伝送線に送出するように制御するステップの制
    御モジュールを有するプログラムを格納したことを特徴
    とする記憶媒体。
  24. 【請求項24】 前記制御モジュールは、目的とするデ
    ータ送受動作に先立ち、他の通信フレームを間に介在す
    ることなく、前記シリアルデータ伝送線上のデータを非
    通信時の論理を保持したままで、1通信単位(フレー
    ム)を伝送するのに必要な数以上の数の通信用同期クロ
    ックを前記通信同期用クロック伝送線に送出するように
    制御することを特徴とする請求項23記載の記憶媒体。
  25. 【請求項25】 クロック信号線及びデータ信号線の一
    方の端部に接続された第1の通信制御装置と、前記クロ
    ック信号線及びデータ信号線の他方の端部に接続された
    第2の通信制御装置とを具備してなり、前記第1の通信
    制御装置は、前記クロック信号線にクロックを出力する
    と共に、前記データ信号線へ予め決められたデータを出
    力した後に送信すべきデータ列を出力する第1のデータ
    送信手段を有し、前記第2の通信制御装置は、前記クロ
    ック信号線からクロックを入力すると共に、前記データ
    信号線から前記予め決められたデータを入力したことに
    応じて、前記所定のデータ列の受信を開始するデータ受
    信手段を有し、更に前記第1の通信制御装置は、前記デ
    ータ受信手段の初期化を行うために、通信異常を検知し
    たか否かに拘らず、前記クロック信号線にクロックを出
    力すると共に、前記データ信号線へ前記予め決められた
    データの反転データを出力する第2のデータ送信手段を
    有することを特徴とする通信制御システム。
  26. 【請求項26】 前記第2のデータ送信手段は、前記ク
    ロック信号線にクロックを少なくとも前記所定のデータ
    列分出力すると共に、前記データ信号線へ前記予め決め
    られたデータの反転データを少なくとも前記所定のデー
    タ列分出力することを特徴とする請求項25記載の通信
    制御システム。
  27. 【請求項27】 前記第2のデータ送信手段は、所定時
    間間隔で前記クロック及び前記反転データを出力するこ
    とを特徴とする請求項25記載の通信制御システム。
  28. 【請求項28】 前記第2のデータ送信手段は、前記第
    1のデータ送信手段がデータ出力を行っていないときに
    前記クロック及び前記反転データを出力することを特徴
    とする請求項27記載の通信制御システム。
  29. 【請求項29】 前記第2のデータ送信手段は、前記第
    1のデータ送信手段がデータ出力を行なう前に毎回前記
    クロック及び前記反転データを出力することを特徴とす
    る請求項25記載の通信制御システム。
  30. 【請求項30】 前記第2の通信制御装置は、画像形成
    装置の駆動部に対して前記データ受信手段が受信したデ
    ータを出力することを特徴とする請求項25記載の通信
    制御システム。
  31. 【請求項31】 前記第2の通信制御装置は、画像形成
    装置のセンサ部から入力したデータを前記第1のデータ
    送信手段から前記クロック信号線に出力されるクロック
    に同期して前記データ信号線に出力する第3のデータ送
    信手段を有することを特徴とする請求項25記載の通信
    制御システム。
  32. 【請求項32】 前記第2の通信制御装置を複数有し、
    前記複数の第2の通信制御装置はカスケード接続されて
    いることを特徴とする請求項25記載の通信制御システ
    ム。
  33. 【請求項33】 前記第1及び第2のデータ送信手段
    は、前記データ信号線を介してシリアル通信することを
    特徴とする請求項25記載の通信制御システム。
  34. 【請求項34】 クロック信号線及びデータ信号線を介
    して第2の通信制御装置と通信を行う通信制御装置とを
    具備してなり、前記第2の通信制御装置は、前記クロッ
    ク信号線からクロックを入力すると共に、前記データ信
    号線から予め決められたデータを入力したことに応じ
    て、前記所定のデータ列の受信を開始するものであり、
    前記通信制御装置は、前記クロック信号線にクロックを
    出力すると共に、前記データ信号線へ予め決められたデ
    ータを出力した後に送信すべきデータ列を出力する第1
    のデータ送信手段と、前記第2の通信制御装置の初期化
    を行うために、通信異常を検知したか否かに拘らず、前
    記クロック信号線にクロックを出力すると共に、前記デ
    ータ信号線へ前記予め決められたデータの反転データを
    出力する第2のデータ送信手段とを有することを特徴と
    する通信制御システム。
  35. 【請求項35】 前記第2のデータ送信手段は、前記ク
    ロック信号線にクロックを少なくとも前記所定のデータ
    列分出力すると共に、前記データ信号線へ前記予め決め
    られたデータの反転データを少なくとも前記所定のデー
    タ列分出力することを特徴とする請求項34記載の通信
    制御システム。
  36. 【請求項36】 前記第2のデータ送信手段は、所定時
    間間隔で前記クロック及び前記反転データを出力するこ
    とを特徴とする請求項34記載の通信制御システム。
  37. 【請求項37】 前記第2のデータ送信手段は、前記第
    1のデータ送信手段がデータ出力を行っていないときに
    前記クロック及び前記反転データを出力することを特徴
    とする請求項36記載の通信制御システム。
  38. 【請求項38】 前記第2のデータ送信手段は、前記第
    1のデータ送信手段がデータ出力を行なう前に毎回前記
    クロック及び前記反転データを出力することを特徴とす
    る請求項34記載の通信制御システム。
  39. 【請求項39】 前記第2の通信制御装置は、画像形成
    装置の駆動部に対して前記データ受信手段が受信したデ
    ータを出力することを特徴とする請求項34記載の通信
    制御システム。
  40. 【請求項40】 前記第2の通信制御装置は、画像形成
    装置のセンサ部から入力したデータを前記第1のデータ
    送信手段から前記クロック信号線に出力されるクロック
    に同期して前記データ信号線に出力する第3のデータ送
    信手段を有することを特徴とする請求項34記載の通信
    制御システム。
  41. 【請求項41】 前記第2の通信制御装置を複数有し、
    前記複数の第2の通信制御装置はカスケード接続されて
    いることを特徴とする請求項34記載の通信制御システ
    ム。
  42. 【請求項42】 前記第1及び第2のデータ送信手段
    は、前記データ信号線を介してシリアル通信することを
    特徴とする請求項34記載の通信制御システム。
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