JPH1018961A - 可変容量形アキシャルピストンポンプ - Google Patents

可変容量形アキシャルピストンポンプ

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Publication number
JPH1018961A
JPH1018961A JP8172469A JP17246996A JPH1018961A JP H1018961 A JPH1018961 A JP H1018961A JP 8172469 A JP8172469 A JP 8172469A JP 17246996 A JP17246996 A JP 17246996A JP H1018961 A JPH1018961 A JP H1018961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
variable displacement
piston pump
axial piston
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8172469A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniyuki Saitou
晋之 斉藤
Seiichi Nagata
精一 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP8172469A priority Critical patent/JPH1018961A/ja
Publication of JPH1018961A publication Critical patent/JPH1018961A/ja
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシングの共振による振動を防止して、騒
音を低減し得る可変容量形アキシャルピストンポンプを
提供する。 【解決手段】 ケーシング2にトラニオン軸1を介して
斜板を支持した可変容量形アキシャルピストンポンプに
おいて、ケーシング2の外壁面2aに、ダンパ12等か
らなる減衰要素5と、コイルバネ12またはさらバネ1
3等からなるバネ要素6と、これらの減衰要素5とバネ
要素6に並列に支持されるカバー14等からなる質量要
素4とを備えた動吸振器3を取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変容量形アキシ
ャルピストンポンプにおける騒音低減についての改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】可変容量形アキシャルピストンポンプで
は、ポンプの内部圧力の加振による斜板の振動が騒音の
原因となることがある。すなわち、この振動はケーシン
グに伝達されて行くが、振動の周波数がケーシングの固
有振動数と一致した場合には、共振により、ケーシング
から特に大きな音が放射されることとなる。このような
騒音に対する対策としては、例えば実開昭62−203
971号公報等に提案がなされている。
【0003】これは、図5に示すように、駆動軸101
を中心に回動するロータ102内にストローク自在に収
容された複数のピストン103の先端が摺接する斜板1
04をケーシング106に傾転自在に支持した可変容量
形アキシャルピストンポンプにおいて、傾斜角が最大と
なった斜板104を弾性材105を介してケーシング1
06で支持するようにしたものである。この弾性材10
5の介在により、斜板104の振動のケーシング106
ヘの伝達が抑制され、騒音が低減される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに斜板104とケーシング106の間に弾性材105
を介在させて振動の伝達を抑制するのでは、斜板104
の振動が、斜板104を支持する図示されないトラニオ
ン軸(斜板104の傾転軸)を介してケーシング106
側に伝達されることを抑制できず、斜板104の振動の
周波数がケーシング106の固有振動数と一致した場合
には、ケーシング106が共振してしまい、騒音を発し
てしまうことを防止しきれない。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、ケーシングの共振による振動を抑制し
て、騒音を低減し得る可変容量形アキシャルピストンポ
ンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ケーシン
グに斜板を支持した可変容量形アキシャルピストンポン
プにおいて、前記ケーシングの外壁面に、動吸振器を取
り付けた。
【0007】第2の発明では、前記動吸振器は、質量要
素と、この質量要素を並列に支持する減衰要素とバネ要
素とを備えている。
【0008】第3の発明では、前記質量要素は、前記減
衰要素と前記バネ要素とを覆うカバーである。
【0009】
【作用】第1の発明では、ケーシングの外壁面に取り付
けられた動吸振器により、斜板側からケーシングへと伝
達される振動が吸収されるので、たとえ斜板の振動の周
波数がケーシング側の固有振動数と一致したとしても、
ケーシングの振動は抑制され、ケーシングから大きな騒
音が発生することはない。また、動吸振器はケーシング
の外壁面に取り付けられているので、メンテナンスが容
易である。
【0010】第2の発明では、動吸振器は、質量要素を
減衰要素とバネ要素とで並列に支持した構成となってい
るので、これらの要素の特性値を適切な値へと設定する
ことにより、ケーシングの振動を効果的に抑制すること
ができる。
【0011】第3の発明では、質量要素は、減衰要素と
バネ要素とを覆うカバーであるので、動吸振器はコンパ
クトに構成することができ、また、質量要素であるカバ
ーを取り外せば減衰要素とバネ要素のメンテナンスを容
易に行い得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0013】図1は、本発明の基本構成を示す構成図で
ある。
【0014】これに示すように、可変容量形アキシャル
ピストンポンプのケーシング2には、図示されない斜板
を支持するトラニオン軸1が取り付けられている。この
場合、斜板の振動はこのトラニオン軸1を介してケーシ
ング2ヘと伝達されて来るため、この振動を吸収するよ
うに、ケーシング2の外壁面2aには、質量要素4を減
衰要素5とバネ要素6とで並列に支持した動吸振器3が
取り付けられる。
【0015】ここで、減衰要素5としては、例えば図
2、図3に示すように、液圧式ダンパ、ガス圧式ダン
パ、またはこれらを組み合わせたダンパ等の通常のダン
パ11が、またバネ要素6としては、例えば図2に示す
ようなコイルバネ12や、図3に示すようなさらバネ1
3が用いられる。また、バネ要素6としては、板バネ
や、コイルバネ、さらバネ、板バネ等の種々のバネを組
み合わせたバネ装置等を用いることもできる。
【0016】質量要素5としては、例えば図2、図3に
示すように、ダンパ11とコイルバネ12またはさらバ
ネ13を覆うカバー14に所定の重量を持たせ、このカ
バー14をダンパ11とコイルバネ12またはさらバネ
13で並列に支持するようにすればよい。これにより、
動吸振器3の大きさを全体としてコンパクトにまとめる
ことが可能となる。
【0017】つぎに作用を説明する。
【0018】可変容量形アキシャルピストンポンプの作
動時には、ポンプの内部圧力による加振により図示され
ない斜板が振動するが、この振動はトラニオン軸1を介
してケーシング2へと伝達されて来る。この場合、この
伝達されて来た斜板の振動の周波数がケーシング2の固
有振動数fと一致すると、共振によりケーシング2は大
きく振動し、大きな騒音が発生する。
【0019】しかしながら本発明では、ケーシング2の
外壁面2aには動吸振器3が取り付けられているので、
この動吸振器3によるダンピング作用により、図4に示
すように、斜板側からケーシング2への振動伝達率のピ
ーク値、すなわち振動の周波数がケーシング2の固有振
動数fと一致する場合の振動伝達率は、動吸振器3を備
えない場合のピーク値gからピーク値g′へと弱められ
る。ただし、この場合、ケーシング2と動吸振器3を合
わせた全質量の固有振動数f′は、動吸振器3にあたる
質量増加分だけfより低下するので、ピーク値g′はこ
の振動数f′での振動伝達率である。
【0020】このように本発明では、たとえ斜板の振動
の周波数がケーシング2側の固有振動数f′と一致した
としても、ケーシング2へは斜板の振動がそれほど伝達
されず、ケーシング2の振動を抑制することができる結
果、ケーシング2の振動による騒音が低減される。
【0021】また、動吸振器3はケーシング2の外壁面
2aに固設されているので、容易にメンテナンスを行う
ことができる。特に、図2、図3のように、減衰要素5
(ダンパ11)およびバネ要素6(コイルバネ12また
はさらバネ13)を質量要素4であるカバー14で覆っ
た構成では、カバー14を取り外すだけで、容易にメン
テナンスを行うことができる。
【0022】
【発明の効果】第1の発明によれば、ケーシングの外壁
面に取り付けられた動吸振器により、斜板側からケーシ
ングへと伝達される振動が吸収されるので、たとえ斜板
の振動の周波数がケーシング側の固有振動数と一致した
としても、ケーシングの振動は抑制され、ケーシングか
ら大きな騒音が発生することはない。また、動吸振器は
ケーシングがい壁面に取り付けられているので、メンテ
ナンスが容易である。
【0023】第2の発明によれば、動吸振器は、質量要
素を減衰要素とバネ要素とで並列に支持した構成となっ
ているので、これらの要素の特性値を適切な値へと設定
することにより、ケーシングの振動を効果的に抑制する
ことができる。
【0024】第3の発明によれば、質量要素は、減衰要
素とバネ要素とを覆うカバーであるので、動吸振器はコ
ンパクトに構成することができ、また、質量要素である
カバーを取り外せば減衰要素とバネ要素のメンテナンス
を容易に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す構成図である。
【図2】同じく構成図である。
【図3】同じく構成図である。
【図4】同じく振動の周波数と振動伝達率との関係を示
す特性図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トラニオン軸 2 ケーシング 2a 外壁面 3 動吸振器 4 質量要素 5 減衰要素 6 バネ要素 11 ダンパ 12 コイルバネ 13 さらバネ 14 カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングに斜板を支持した可変容量形ア
    キシャルピストンポンプにおいて、 前記ケーシングの外壁面に、動吸振器を取り付けたこと
    を特徴とする可変容量形アキシャルピストンポンプ。
  2. 【請求項2】前記動吸振器は、質量要素と、この質量要
    素を並列に支持する減衰要素とバネ要素とを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の可変容量形アキシャルピ
    ストンポンプ。
  3. 【請求項3】前記質量要素は、前記減衰要素と前記バネ
    要素とを覆うカバーであることを特徴とする請求項2に
    記載の可変容量形アキシャルピストンポンプ。
JP8172469A 1996-07-02 1996-07-02 可変容量形アキシャルピストンポンプ Pending JPH1018961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8172469A JPH1018961A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 可変容量形アキシャルピストンポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP8172469A JPH1018961A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 可変容量形アキシャルピストンポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1018961A true JPH1018961A (ja) 1998-01-20

Family

ID=15942573

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8172469A Pending JPH1018961A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 可変容量形アキシャルピストンポンプ

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JP (1) JPH1018961A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100733316B1 (ko) 2005-09-22 2007-06-28 엘지전자 주식회사 공기조화기의 방진장치
US8382375B2 (en) 2010-01-22 2013-02-26 Baker Hughes Incorporated Motor shaft vibration isolator for electric submersible pumps
US8851864B2 (en) 2011-09-02 2014-10-07 Baker Hughes Incorporated Attenuating vibration in a submersible pump

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100733316B1 (ko) 2005-09-22 2007-06-28 엘지전자 주식회사 공기조화기의 방진장치
US8382375B2 (en) 2010-01-22 2013-02-26 Baker Hughes Incorporated Motor shaft vibration isolator for electric submersible pumps
US8851864B2 (en) 2011-09-02 2014-10-07 Baker Hughes Incorporated Attenuating vibration in a submersible pump

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