JPH10189415A - レジストパターンの形成方法及びその装置 - Google Patents
レジストパターンの形成方法及びその装置Info
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- JPH10189415A JPH10189415A JP8347141A JP34714196A JPH10189415A JP H10189415 A JPH10189415 A JP H10189415A JP 8347141 A JP8347141 A JP 8347141A JP 34714196 A JP34714196 A JP 34714196A JP H10189415 A JPH10189415 A JP H10189415A
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- energy
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- pattern forming
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70425—Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
- G03F7/7045—Hybrid exposures, i.e. multiple exposures of the same area using different types of exposure apparatus, e.g. combining projection, proximity, direct write, interferometric, UV, x-ray or particle beam
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リソグラフィ工程において微細加工性あるい
は高い寸法制御性と高い量産性を両立する。 【解決手段】 微細性、あるいは高い寸法制御性が要求
されるパターンの領域は、電子線で描画を行い、微細性
あるいは高寸法制御性の要求が小さい場合にはエキシマ
レーザ光によりフォトマスクを通して、露光を行う。
は高い寸法制御性と高い量産性を両立する。 【解決手段】 微細性、あるいは高い寸法制御性が要求
されるパターンの領域は、電子線で描画を行い、微細性
あるいは高寸法制御性の要求が小さい場合にはエキシマ
レーザ光によりフォトマスクを通して、露光を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に塗布され
たレジストを、エネルギ線の照射を行った後、現像する
パターン形成方法及びその装置に関する。
たレジストを、エネルギ線の照射を行った後、現像する
パターン形成方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造においては、現在主に光リソ
グラフィが用いられている。以下、図2に従い、従来法
の工程を説明する。
グラフィが用いられている。以下、図2に従い、従来法
の工程を説明する。
【0003】シリコン基板201上に重量平均分子量1
2、000であるポリビニルフェノ−ルと4、4’−ジ
アジドー3、3’−ジメトキシビフェニルからなるネガ
型レジストを1.0μmの厚さに回転塗布し、さらに熱
処理工程を行うことによってレジスト層202を形成す
る。
2、000であるポリビニルフェノ−ルと4、4’−ジ
アジドー3、3’−ジメトキシビフェニルからなるネガ
型レジストを1.0μmの厚さに回転塗布し、さらに熱
処理工程を行うことによってレジスト層202を形成す
る。
【0004】次に、エネルギ線203としてエキシマレ
ーザ光の一つであるKrF光をレジスト上にマスクを通
して露光する。露光による被照射部分に、現像液に対し
て易溶性から難溶性へと変化させたレジスト反応部20
4を形成する。その後現像処理を行うことにより、レジ
スト反応部204以外の部分を除去し、所定のレジスト
パターン205を得る。
ーザ光の一つであるKrF光をレジスト上にマスクを通
して露光する。露光による被照射部分に、現像液に対し
て易溶性から難溶性へと変化させたレジスト反応部20
4を形成する。その後現像処理を行うことにより、レジ
スト反応部204以外の部分を除去し、所定のレジスト
パターン205を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の方法では、
光の波長と同程度までのパターンは形成できるものの、
光の波長以下のパターンを形成することはできないとい
った問題があった。そこで、位相シフト法のような、い
わゆる超解像技術を用いることにより解像性の向上がは
かられている。このような超解像技術は微細なパターン
の形成が可能となるが、パターン依存性が大きかった。
光の波長と同程度までのパターンは形成できるものの、
光の波長以下のパターンを形成することはできないとい
った問題があった。そこで、位相シフト法のような、い
わゆる超解像技術を用いることにより解像性の向上がは
かられている。このような超解像技術は微細なパターン
の形成が可能となるが、パターン依存性が大きかった。
【0006】例えば超解像技術の一つである位相シフト
法の場合には、周期性の高いパターンに適用が可能であ
るが、ランダムなパターンへの適用は困難であった。さ
らにマスクの製造方法が困難になるなど、超解像技術を
用いることによって新たな問題が生じた。さらにエキシ
マレーザ光を用いることにより、入射光に対する基板か
らの反射が強く(例えば第54回秋季応用物理学会学術
公演会、550項、27a−SHF−15)、ハレーシ
ョンといった問題が生じた。
法の場合には、周期性の高いパターンに適用が可能であ
るが、ランダムなパターンへの適用は困難であった。さ
らにマスクの製造方法が困難になるなど、超解像技術を
用いることによって新たな問題が生じた。さらにエキシ
マレーザ光を用いることにより、入射光に対する基板か
らの反射が強く(例えば第54回秋季応用物理学会学術
公演会、550項、27a−SHF−15)、ハレーシ
ョンといった問題が生じた。
【0007】一方、微細なパターンを形成可能であり、
またハレーションといった問題のないものとして電子線
による露光方法がある。電子線による方法は、非常に微
細性が高くパターンによる制約も少ないといった特徴を
持つ。しかし電子線による方法は、光による方法と比較
し量産性が著しく劣っていた。
またハレーションといった問題のないものとして電子線
による露光方法がある。電子線による方法は、非常に微
細性が高くパターンによる制約も少ないといった特徴を
持つ。しかし電子線による方法は、光による方法と比較
し量産性が著しく劣っていた。
【0008】つまり従来は、微細加工性あるいは高い寸
法制御性と高い量産性を両立することができなかった。
本発明は、上記の問題を解決し、微細性と量産性とを両
立できるパターン形成方法および装置を提供することを
目的とする。
法制御性と高い量産性を両立することができなかった。
本発明は、上記の問題を解決し、微細性と量産性とを両
立できるパターン形成方法および装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】通常のLSIパターンの
形成において、微細加工性及び高い寸法制御性が要求さ
れるパターンの領域は全エネルギ線照射面積の中の一部
である。その他のパターンは、微細加工性あるいは寸法
制御性のいずれかは高くなくてもよい。従って、高い寸
法制御性の要求される領域とその他の領域との描画を別
にすることによって前記課題の解決が可能となる。
形成において、微細加工性及び高い寸法制御性が要求さ
れるパターンの領域は全エネルギ線照射面積の中の一部
である。その他のパターンは、微細加工性あるいは寸法
制御性のいずれかは高くなくてもよい。従って、高い寸
法制御性の要求される領域とその他の領域との描画を別
にすることによって前記課題の解決が可能となる。
【0010】その方法としてまず、被加工基板上にレジ
ストを塗布、熱処理、第一のエネルギ線照射を行なう。
次に第一のエネルギ線の照射を行ったレジストに、さら
に第二のエネルギ線照射を行い現像を行う。このとき、
微細性あるいは高い寸法制御性が要求されるパターン
等、エキシマレーザ光による方法で困難となる領域は電
子線で描画を行い、微細性・高寸法制御性の要求が小さ
い領域はエキシマレーザ光によりフォトマスクを通して
露光を行う。
ストを塗布、熱処理、第一のエネルギ線照射を行なう。
次に第一のエネルギ線の照射を行ったレジストに、さら
に第二のエネルギ線照射を行い現像を行う。このとき、
微細性あるいは高い寸法制御性が要求されるパターン
等、エキシマレーザ光による方法で困難となる領域は電
子線で描画を行い、微細性・高寸法制御性の要求が小さ
い領域はエキシマレーザ光によりフォトマスクを通して
露光を行う。
【0011】本方法はただ一つのエネルギ線のみで描画
を行う従来方法に対し、第一のエネルギ線、第二のエネ
ルギ線を寸法制御性の要求が高いあるいは低い領域に分
けて、同一レジスト上に寸法制御性の要求の高い領域を
電子線で他方の領域をエキシマレーザ光により描画を行
う。さらに、光線としてg線、i線を用いた場合、光線
・電子線の両方のエネルギ線に対し十分な感度を持つレ
ジストを得ることができなかったが、光線としてエキシ
マレーザ光を用いることにより、光線、電子線の両方に
対して十分な感度を持つレジストを得ることが可能とな
った。
を行う従来方法に対し、第一のエネルギ線、第二のエネ
ルギ線を寸法制御性の要求が高いあるいは低い領域に分
けて、同一レジスト上に寸法制御性の要求の高い領域を
電子線で他方の領域をエキシマレーザ光により描画を行
う。さらに、光線としてg線、i線を用いた場合、光線
・電子線の両方のエネルギ線に対し十分な感度を持つレ
ジストを得ることができなかったが、光線としてエキシ
マレーザ光を用いることにより、光線、電子線の両方に
対して十分な感度を持つレジストを得ることが可能とな
った。
【0012】以上の工程により、高い量産性を維持しつ
つ従来では形成が困難であった微細なパターンや高寸法
制御性を達成することが可能となった。その結果半導体
装置の信頼性を高めることが可能となった。
つ従来では形成が困難であった微細なパターンや高寸法
制御性を達成することが可能となった。その結果半導体
装置の信頼性を高めることが可能となった。
【0013】
(実施例1)ネガ型レジストを用いた場合の実施例を、
図1に従い説明する。
図1に従い説明する。
【0014】まずシリコン基板101上にベンゼン環を
含む高分子樹脂である重量平均分子量6000のポリビ
ニルフェノールと脂肪族系アジドである4、4’−ジア
ジドーカルコンの2成分から成るレジストを0.3μm
の厚さに回転塗布し、熱処理を80℃、2分間行いレジ
スト層102とした。このレジストはレジスト中にエキ
シマレーザ光に対し吸収をもつベンゼン環を含むポリビ
ニルフェノールを含み、さらにエキシマレーザ光及び電
子線に高い反応性をもつアジドを含む4、4’−ジアジ
ドーカルコンを用いることによって、エキシマレーザ光
の一つであるKrF光に対して高い感度を有し、電子線
に対しても実用的な感度をもっている。またこのレジス
トは、電子線描画を行った場合0.05μmラインアン
ドスペースのパターンが形成できるなど解像性について
も非常に高い。
含む高分子樹脂である重量平均分子量6000のポリビ
ニルフェノールと脂肪族系アジドである4、4’−ジア
ジドーカルコンの2成分から成るレジストを0.3μm
の厚さに回転塗布し、熱処理を80℃、2分間行いレジ
スト層102とした。このレジストはレジスト中にエキ
シマレーザ光に対し吸収をもつベンゼン環を含むポリビ
ニルフェノールを含み、さらにエキシマレーザ光及び電
子線に高い反応性をもつアジドを含む4、4’−ジアジ
ドーカルコンを用いることによって、エキシマレーザ光
の一つであるKrF光に対して高い感度を有し、電子線
に対しても実用的な感度をもっている。またこのレジス
トは、電子線描画を行った場合0.05μmラインアン
ドスペースのパターンが形成できるなど解像性について
も非常に高い。
【0015】次に第一のエネルギ線103としてKrF
エキシマレーザ光をフォトマスクを通して、20mJ/
cm2の露光量で選択的に照射することによって、現像
液に対して易溶性から難溶性に変化する第一のレジスト
反応部104を形成させた。この第一のエネルギ線照射
は、0.3μm以上のパターンの領域に行なった。さら
に第二のエネルギ線106として、電子線を150μC
/cm2の電子線照射量で描画した。この第二のエネル
ギ線照射では、0.3μm未満の微細なパターンを含む
領域に対し描画を行い、第二のレジスト反応部107を
形成した。
エキシマレーザ光をフォトマスクを通して、20mJ/
cm2の露光量で選択的に照射することによって、現像
液に対して易溶性から難溶性に変化する第一のレジスト
反応部104を形成させた。この第一のエネルギ線照射
は、0.3μm以上のパターンの領域に行なった。さら
に第二のエネルギ線106として、電子線を150μC
/cm2の電子線照射量で描画した。この第二のエネル
ギ線照射では、0.3μm未満の微細なパターンを含む
領域に対し描画を行い、第二のレジスト反応部107を
形成した。
【0016】前記試料をテトラメチルアンモニウムハイ
ドロオキサイドの0.8%水溶液に1分間浸漬させ現像
処理を行い、レジストパターン105を得た。
ドロオキサイドの0.8%水溶液に1分間浸漬させ現像
処理を行い、レジストパターン105を得た。
【0017】以上の工程により、エキシマレーザ光によ
る露光のみで行った場合には形成できなかった0.1μ
mのパターンの形成が可能となった。また電子線だけで
描画を行った場合でも上記パターンを形成することが可
能であるが、本方法によりその場合よりも1/10以下
の描画時間でパターンの形成が可能となった。
る露光のみで行った場合には形成できなかった0.1μ
mのパターンの形成が可能となった。また電子線だけで
描画を行った場合でも上記パターンを形成することが可
能であるが、本方法によりその場合よりも1/10以下
の描画時間でパターンの形成が可能となった。
【0018】(実施例2)ポジ型レジストを用いた場合
の実施例を、図3に従い説明する。
の実施例を、図3に従い説明する。
【0019】まず、シリコン基板301上に東京応化社
製のOEBR−1000を0.1μmの厚さに回転塗布
し、熱処理を200℃、3分間行いレジスト層302と
した。
製のOEBR−1000を0.1μmの厚さに回転塗布
し、熱処理を200℃、3分間行いレジスト層302と
した。
【0020】次に、第一のエネルギ線303として電子
線を50μC/cm2の電子線量で選択的に照射するこ
とによって、現像液に対して難溶性から易溶性となる第
一のレジスト反応部304を形成させた。この第一のエ
ネルギ線は、0.2μm未満の微細なパターンを含む領
域に対し照射を行った。
線を50μC/cm2の電子線量で選択的に照射するこ
とによって、現像液に対して難溶性から易溶性となる第
一のレジスト反応部304を形成させた。この第一のエ
ネルギ線は、0.2μm未満の微細なパターンを含む領
域に対し照射を行った。
【0021】さらに第二のエネルギ線306としてAr
Fのエキシマレーザ光をマスクを通し、100mJ/c
m2照射し、第二のレジスト反応部307を形成させ
た。このときの照射は0.2μm以上のパターンの領域
に対し行った。
Fのエキシマレーザ光をマスクを通し、100mJ/c
m2照射し、第二のレジスト反応部307を形成させ
た。このときの照射は0.2μm以上のパターンの領域
に対し行った。
【0022】前記試料をメチルイソブチルケトンとイソ
プロパノールの5:1混合液に2分間浸漬させ現像処理
を行い、その後イソプロパノールを用いてリンス工程を
行いレジストパターン305を得た。
プロパノールの5:1混合液に2分間浸漬させ現像処理
を行い、その後イソプロパノールを用いてリンス工程を
行いレジストパターン305を得た。
【0023】以上の工程により、光露光のみで行った場
合形成できなかった0.1μmのパターンの形成が可能
となり、また電子線だけで描画を行った場合よりも1/
10以下の描画時間でパターン形成が可能となった。
合形成できなかった0.1μmのパターンの形成が可能
となり、また電子線だけで描画を行った場合よりも1/
10以下の描画時間でパターン形成が可能となった。
【0024】(実施例3)ネガ型レジストを用いた場合
の実施例を、図4に従い説明する。
の実施例を、図4に従い説明する。
【0025】まず、シリコン基板401上に酸化シリコ
ン408、多結晶シリコン409を従来の方法により形
成した。次にベンゼン環を含む高分子樹脂であり、分子
量3000を超える成分を除外した重量平均分子量18
00のクレゾールノボラックと、脂肪族系アジドである
4、4’−ジアジドー3、3’−ジメトキシビフェニル
の2成分から成るレジストを0.2μmの厚さに回転塗
布し、熱処理を80℃、2分間行いレジスト層402と
した。
ン408、多結晶シリコン409を従来の方法により形
成した。次にベンゼン環を含む高分子樹脂であり、分子
量3000を超える成分を除外した重量平均分子量18
00のクレゾールノボラックと、脂肪族系アジドである
4、4’−ジアジドー3、3’−ジメトキシビフェニル
の2成分から成るレジストを0.2μmの厚さに回転塗
布し、熱処理を80℃、2分間行いレジスト層402と
した。
【0026】ここで重量平均分子量が3000を超える
高分子樹脂を用いた場合、0.05μmまでのパターン
を形成することが可能であるが、それ以下のパターンを
形成することは困難であった。しかし、本実施例で使用
した樹脂のように重量平均分子量を3000以下とし、
さらに0.04μm以下のビーム径の小さな電子線を用
いることによって、電子線ビーム径と同程度のパターン
まで寸法制御性よく形成することが可能となった。また
脂肪族系アジドとして4、4’−ジアジドー3、3’−
ジメトキシビフェニルをレジストに用いることによっ
て、電子線だけでなくKrF光に対し解像性が高くかつ
感度も高かった。
高分子樹脂を用いた場合、0.05μmまでのパターン
を形成することが可能であるが、それ以下のパターンを
形成することは困難であった。しかし、本実施例で使用
した樹脂のように重量平均分子量を3000以下とし、
さらに0.04μm以下のビーム径の小さな電子線を用
いることによって、電子線ビーム径と同程度のパターン
まで寸法制御性よく形成することが可能となった。また
脂肪族系アジドとして4、4’−ジアジドー3、3’−
ジメトキシビフェニルをレジストに用いることによっ
て、電子線だけでなくKrF光に対し解像性が高くかつ
感度も高かった。
【0027】次に第一のエネルギ線403として電子線
を150μC/cm2の電子線量で選択的に照射して、
現像液に対して難溶性から易溶性となる第一のレジスト
反応部404を形成させた。この第一のエネルギ線は、
0.3μm以下の微細なパターン部に対し照射を行っ
た。
を150μC/cm2の電子線量で選択的に照射して、
現像液に対して難溶性から易溶性となる第一のレジスト
反応部404を形成させた。この第一のエネルギ線は、
0.3μm以下の微細なパターン部に対し照射を行っ
た。
【0028】次に、第二のエネルギ線406としてKr
Fエキシマレーザ光をフォトマスクを通して45mJ/
cm2の露光量で照射し、第二のレジスト反応部407
を得た。第二のエネルギ線照射は0.3μm以上のパタ
ーンに対して行った。
Fエキシマレーザ光をフォトマスクを通して45mJ/
cm2の露光量で照射し、第二のレジスト反応部407
を得た。第二のエネルギ線照射は0.3μm以上のパタ
ーンに対して行った。
【0029】次に、前記試料をテトラメチルアンモニウ
ムハイドロオキサイドの1.2%水溶液に2分間浸漬さ
せ現像処理を行い、レジストパターン405を得た。さ
らにドライエッチング工程により所定の形成パターン4
10を得た。
ムハイドロオキサイドの1.2%水溶液に2分間浸漬さ
せ現像処理を行い、レジストパターン405を得た。さ
らにドライエッチング工程により所定の形成パターン4
10を得た。
【0030】以上の工程により、光露光のみで行った場
合形成できなかった0.1μmのパターンの形成が可能
となり、また電子線だけで描画を行った場合よりも1/
10以下の描画時間でパターンの形成が可能となった。
合形成できなかった0.1μmのパターンの形成が可能
となり、また電子線だけで描画を行った場合よりも1/
10以下の描画時間でパターンの形成が可能となった。
【0031】(実施例4)本発明により実際に半導体製
造装置を形成する実施例を図5を用いて詳細に示す。図
5では、集積回路装置を構成する一つであるトランジス
タのゲート部分を切った部分断面斜視図で工程を示す。
造装置を形成する実施例を図5を用いて詳細に示す。図
5では、集積回路装置を構成する一つであるトランジス
タのゲート部分を切った部分断面斜視図で工程を示す。
【0032】p型のシリコン基板501上に素子分離と
して酸化シリコン膜502、ゲート酸化膜として酸化シ
リコン膜503が形成されている。次にCVD(Cha
mical Vapour Deposition)法
を用いて多結晶シリコン膜504を形成した。ここまで
は通常のトランジスタの製造工程と同じである。
して酸化シリコン膜502、ゲート酸化膜として酸化シ
リコン膜503が形成されている。次にCVD(Cha
mical Vapour Deposition)法
を用いて多結晶シリコン膜504を形成した。ここまで
は通常のトランジスタの製造工程と同じである。
【0033】次にベンゼン環を含む高分子樹脂である重
量平均分子量6000のポリビニルフェノールと脂肪族
系アジドである3、3’−ジアジドージフェニルスルホ
ンの2成分から成るレジストを0.3μmの厚さに回転
塗布し、熱処理を100℃、2分間行いレジスト層50
5とした。次にKrFエキシマレーザ光を第一のエネル
ギ線として照射し、第一のレジスト反応部506を得
た。さらに、電子線を第二のエネルギ線として照射し、
第二のレジスト反応部507を得た。なお第一のエネル
ギ線と第二のエネルギ線との合わせずれが生じた場合、
接続部分の断線が生じることがあるため、第二のエネル
ギ線を重なるようにした。また、この電子線照射部分の
最小線幅は0.05μmとした。
量平均分子量6000のポリビニルフェノールと脂肪族
系アジドである3、3’−ジアジドージフェニルスルホ
ンの2成分から成るレジストを0.3μmの厚さに回転
塗布し、熱処理を100℃、2分間行いレジスト層50
5とした。次にKrFエキシマレーザ光を第一のエネル
ギ線として照射し、第一のレジスト反応部506を得
た。さらに、電子線を第二のエネルギ線として照射し、
第二のレジスト反応部507を得た。なお第一のエネル
ギ線と第二のエネルギ線との合わせずれが生じた場合、
接続部分の断線が生じることがあるため、第二のエネル
ギ線を重なるようにした。また、この電子線照射部分の
最小線幅は0.05μmとした。
【0034】前記試料をテトラメチルアンモニウムハイ
ドロオキサイドの0.8%水溶液に2分間浸漬させ現像
処理を行うことによって、レジストパターン508を得
た。その後ドライエッチング工程により、レジストパタ
ーン508をマスクとして多結晶シリコン502のエッ
チングを行い、その後レジストを除去し、ゲート層50
9を形成した。その後は通常のトランジスタの製造工程
に従う。
ドロオキサイドの0.8%水溶液に2分間浸漬させ現像
処理を行うことによって、レジストパターン508を得
た。その後ドライエッチング工程により、レジストパタ
ーン508をマスクとして多結晶シリコン502のエッ
チングを行い、その後レジストを除去し、ゲート層50
9を形成した。その後は通常のトランジスタの製造工程
に従う。
【0035】イオン打ち込み装置によりAs+を打ち込
み、n拡散層510を形成した。次に、ホットキャリヤ
効果を抑制するためにドレイン電界を緩和するLDD
(Lightly Doped Drain)構造を形
成するため、CVD法により、酸化シリコン膜511を
サイドウォールとしてゲート側壁に自己整合形成した。
さらに、イオン打ち込み装置によりAs+イオンを打ち
込み、n+拡散層512を形成した。以上のように、ゲ
ート部分の形成工程で電子線及び、KrFエキシマレー
ザ光を用いることによって、従来では形成が困難であっ
た微細加工性を、高いスループットを保ちつつ実現する
ことが可能となった。
み、n拡散層510を形成した。次に、ホットキャリヤ
効果を抑制するためにドレイン電界を緩和するLDD
(Lightly Doped Drain)構造を形
成するため、CVD法により、酸化シリコン膜511を
サイドウォールとしてゲート側壁に自己整合形成した。
さらに、イオン打ち込み装置によりAs+イオンを打ち
込み、n+拡散層512を形成した。以上のように、ゲ
ート部分の形成工程で電子線及び、KrFエキシマレー
ザ光を用いることによって、従来では形成が困難であっ
た微細加工性を、高いスループットを保ちつつ実現する
ことが可能となった。
【0036】(実施例5)図6を用いて、本発明を適用
した処理装置について説明する。図6に示しているよう
に、本処理装置はウェハ保持台601と,ウェハ保持台
601から回転台603に搬送する搬送装置602、回
転台603、回転台603から第一のエネルギ線照射装
置605に搬送するための搬送装置604、第一のエネ
ルギ線照射装置605としてKrFエキシマステッパー
装置、第一のエネルギ線照射装置605から第二のエネ
ルギ線照射装置607に搬送する搬送装置606,第二
のエネルギ線照射装置607として電子線描画装置、第
二のエネルギ線照射装置607からウェハ保持台609
に搬送するための搬送装置608,ウェハ保持台609
からなる。
した処理装置について説明する。図6に示しているよう
に、本処理装置はウェハ保持台601と,ウェハ保持台
601から回転台603に搬送する搬送装置602、回
転台603、回転台603から第一のエネルギ線照射装
置605に搬送するための搬送装置604、第一のエネ
ルギ線照射装置605としてKrFエキシマステッパー
装置、第一のエネルギ線照射装置605から第二のエネ
ルギ線照射装置607に搬送する搬送装置606,第二
のエネルギ線照射装置607として電子線描画装置、第
二のエネルギ線照射装置607からウェハ保持台609
に搬送するための搬送装置608,ウェハ保持台609
からなる。
【0037】ウェハ保持台601,609はウェハカセ
ット610を有する。搬送装置602,604,60
6,608は回転軸612を回転することによりシリコ
ン基板614を搬送する。回転台603はシリコン基板
614のオリエンテーションフラットの位置を検出する
検出器613により,オリエンテーションフラットの位
置を検出し、フィードバックをかけながら、回転軸61
2を回転することにより常に第一のエネルギ線照射装置
に対しウェハの方向が一定となるように調整する。さら
に搬送装置602,604,606,608ウェハのオ
リエンテーションフラットの位置が常に一定となるよう
搬送する。
ット610を有する。搬送装置602,604,60
6,608は回転軸612を回転することによりシリコ
ン基板614を搬送する。回転台603はシリコン基板
614のオリエンテーションフラットの位置を検出する
検出器613により,オリエンテーションフラットの位
置を検出し、フィードバックをかけながら、回転軸61
2を回転することにより常に第一のエネルギ線照射装置
に対しウェハの方向が一定となるように調整する。さら
に搬送装置602,604,606,608ウェハのオ
リエンテーションフラットの位置が常に一定となるよう
搬送する。
【0038】本実施例の装置構成とすることにより、被
処理基板を連続して処理することが可能となり、スルー
プットの向上が可能となり、さらに第一のエネルギ線照
射処理と第二のエネルギ線照射処理間の合わせ誤差を低
減することができた。
処理基板を連続して処理することが可能となり、スルー
プットの向上が可能となり、さらに第一のエネルギ線照
射処理と第二のエネルギ線照射処理間の合わせ誤差を低
減することができた。
【0039】
【発明の効果】以上のように、第一のエネルギ線、第二
のエネルギ線を寸法制御性あるいは微細加工性の要求が
高い領域を電子線で、低い領域をエキシマレーザ光に分
けて、同一レジスト上に描画を行う。その結果、高い量
産性を維持しつつ従来では形成が困難であった微細なパ
ターンや高寸法制御性を高いスループットで達成するこ
とが可能である。
のエネルギ線を寸法制御性あるいは微細加工性の要求が
高い領域を電子線で、低い領域をエキシマレーザ光に分
けて、同一レジスト上に描画を行う。その結果、高い量
産性を維持しつつ従来では形成が困難であった微細なパ
ターンや高寸法制御性を高いスループットで達成するこ
とが可能である。
【0040】
【発明の効果】従来では形成が困難であった微細なパタ
ーンを含む半導体装置を量産性を高く製造でき、さらに
信頼性の向上が可能となった。
ーンを含む半導体装置を量産性を高く製造でき、さらに
信頼性の向上が可能となった。
【図1】本発明の実施例1の説明図。
【図2】従来の方法の問題点を示す説明図。
【図3】本発明の実施例2の説明図。
【図4】本発明の実施例3の説明図。
【図5】本発明の実施例4の説明図。
【図6】本発明の実施例5の説明図。
101…シリコン基板、102…レジスト層、103…
第一のエネルギ線、104…第一のレジスト反応部、1
05…レジストパターン、106…第二のエネルギ線、
107…第二のレジスト反応部、201…シリコン基
板。
第一のエネルギ線、104…第一のレジスト反応部、1
05…レジストパターン、106…第二のエネルギ線、
107…第二のレジスト反応部、201…シリコン基
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺澤 恒男 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所中央研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】エキシマレーザ光、電子線のエネルギ線の
照射により現像液に対して易溶性から難溶性に、あるい
は難溶性から易溶性に変化するレジストを基板上に塗布
する工程と、熱処理工程と、前記レジスト上の所定領域
に第一のエネルギ線を照射する工程と、引き続き前記レ
ジスト上の所定領域に前記第一のエネルギ線と異なる第
二のエネルギ線を照射する工程と、現像工程からなり、
前記第一のエネルギ線あるいは第二のエネルギ線の一つ
をエキシマレーザ光とし、他方のエネルギ線を電子線と
することを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項2】請求項1記載のパターン形成方法におい
て、ネガ型レジストとしてベンゼン環を有する高分子樹
脂と芳香族アジドを少なくとも含んでいることを特徴と
するパターン形成方法。 - 【請求項3】請求項2記載のパターン形成方法におい
て、芳香族アジドが、4、4’−ジアジド−3、3’−
ジメトキシビフェニルであることを特徴とするパターン
形成方法。 - 【請求項4】請求項4記載のパターン形成方法におい
て、高分子樹脂として平均分子量が3000以下の高分
子樹脂を使用することを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項5】請求項1記載のパターン形成方法を実施す
る装置において、第一のエネルギ線を照射する装置と第
二のエネルギ線を照射する装置を有し、さらに第一のエ
ネルギ線と第二のエネルギ線による照射処理を連続して
行うための基板搬送装置を具備したパターン形成装置。 - 【請求項6】請求項1から4記載のいずれかの方法を用
いて形成した半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8347141A JPH10189415A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | レジストパターンの形成方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8347141A JPH10189415A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | レジストパターンの形成方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10189415A true JPH10189415A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18388195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8347141A Pending JPH10189415A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | レジストパターンの形成方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10189415A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008265028A (ja) * | 2007-04-16 | 2008-11-06 | Dainippon Printing Co Ltd | インプリントモールドの製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63278230A (ja) * | 1987-05-09 | 1988-11-15 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPH05343278A (ja) * | 1992-06-10 | 1993-12-24 | Nec Corp | 半導体装置の製造方法 |
JPH097924A (ja) * | 1995-06-21 | 1997-01-10 | Nec Corp | 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法 |
JPH09293666A (ja) * | 1996-04-26 | 1997-11-11 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法及びこの方法を用いた半導体装置 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP8347141A patent/JPH10189415A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63278230A (ja) * | 1987-05-09 | 1988-11-15 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
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JPH09293666A (ja) * | 1996-04-26 | 1997-11-11 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法及びこの方法を用いた半導体装置 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040308 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050607 |