JPH1018865A - スロットル弁制御装置 - Google Patents

スロットル弁制御装置

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Publication number
JPH1018865A
JPH1018865A JP17686796A JP17686796A JPH1018865A JP H1018865 A JPH1018865 A JP H1018865A JP 17686796 A JP17686796 A JP 17686796A JP 17686796 A JP17686796 A JP 17686796A JP H1018865 A JPH1018865 A JP H1018865A
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JP
Japan
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throttle
lever
throttle valve
cam follower
accelerator
Prior art date
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Application number
JP17686796A
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English (en)
Inventor
Takao Iura
孝男 井浦
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで種々のスロットル弁開度制御を行な
い得るようにする。 【解決手段】スロットル軸12の右回動によりスロット
ル弁13が開度増大方向へ回動する。退避用ばね24
は、スロットル軸12に相対回動可能に支持されたアク
セルレバー17の先端側と、スロットル軸12に止着さ
れたスロットルレバー16の先端側とを互いに接近する
方向へ付勢する。スロットルレバー16の先端部の連結
位置調整孔161内にはカムフォロア21が収容されて
いる。カムフォロア21はカム板15のカム面151に
係合している。アクセルレバー17の先端部にはリンク
22の一端部が相対回動可能に連結されており、リンク
22の他端部がカムフォロア21に相対回動可能に連結
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に使用さ
れるスロットル弁制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスロットル弁制御装置が特開昭
61−25938号公報に開示されている。この従来装
置では、内燃機関の吸気系に介装したスロットル弁をア
クセルペダル位置に電子的に関連づけて目標値に開度制
御するようになっている。スロットル弁を支持するスロ
ットル軸はステッピングモータによって回転駆動される
ようになっており、ステップモータの回転を制御するこ
とによってアイドルスピード制御、スロットル弁開度の
非線型制御等が行える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の電子
制御ではスロットル弁開度を全域で短時間制御するた
め、高速かつ高トルクのモータが必要となるが、高速か
つ高トルクのモータは高価である。又、アクセルペダル
とは連結なしでモータを作動するため、フェイルセーフ
も電子制御で対応することになるが、このようなフェイ
ルセーフ方式は複雑になるという欠点がある。
【0004】スロットル弁の閉止位置をストッパで規定
し、このストッパの位置をモータで制御する構成もあ
る。フェイルセーフ機能としては、スロットル弁を全閉
位置に規定するようにリターンスプリングで前記ストッ
パを引き戻す方式が採用される。しかし、小トルクのモ
ータで前記ストッパを作動しようとすれば大きな減速比
を持つ減速ギヤ機構をストッパとモータとの間に介在す
る必要がある。このような減速ギヤ機構の介在構成は、
ストッパの作動範囲を狭める。ストッパの作動範囲が小
さいと、スロットル弁開度の制御としてはアイドルスピ
ード制御に限定されてしまう。
【0005】本発明は、低コストで種々のスロットル弁
開度制御を行ない得るスロットル弁制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、スロットル弁を支持するスロットル軸に止着さ
れたスロットルレバーと、前記スロットルレバーに対し
て相対位置変位可能なアクセル体と、前記アクセル体の
動作をスロットルレバーに伝達する動作伝達手段と、前
記動作伝達手段における伝達経路を変えてアクセル体に
対するスロットルレバーの相対位置を制御する位相制御
手段とを備えたスロットル弁制御装置を構成した。
【0007】動作伝達手段における伝達経路が位相制御
手段によって変更されると、アクセル体に対するスロッ
トルレバーの相対位置が変わる。アクセル体が同一位置
にある場合にも、アクセル体に対するスロットルレバー
の相対位置を変えればスロットル弁の弁開度が変わる。
動作伝達手段における伝達経路を変更する構成は簡素で
あり、装置全体のコストは従来よりも少なくて済む。し
かも伝達経路の変更をもたらす動作伝達手段の作動範囲
を大きくとれ、伝達経路の変更によるスロットル弁の弁
開度の変更量を大きくすることができる。
【0008】請求項2の発明では、一端部をアクセル体
に連結すると共に、他端部をスロットルレバーに連結位
置変位可能に連結したリンクを前記動作伝達手段として
採用し、スロットルレバーに対するリンクの連結位置を
変更するカム機構と、このカム機構の駆動を制御する駆
動制御手段とから前記位相制御手段を構成した。
【0009】スロットルレバーに対するリンクの連結位
置がカム機構の駆動によって変更されると、アクセル体
からリンクを介してスロットルレバーに至る伝達経路が
変わる。この伝達経路の変更によりアクセル体に対する
スロットルレバーの相対位置が変わる。位相制御手段と
してカム機構を用いた構成は最も簡素である。
【0010】請求項3の発明では、フェイルセーフ位相
をもたらすストッパ手段及びカム機構のカムフォロアを
前記フェイルセーフ位相側へ弾性付勢する付勢手段を備
えたスロットル弁制御装置を構成した。
【0011】フェイル時には、前記付勢手段の弾性付勢
によってカムフォロアがフェイルセーフ位相に向けて変
移し、この変移がストッパ手段によってフェイルセーフ
位相で止められる。
【0012】請求項4の発明では、前記位相制御手段に
よってアイドルスピード制御を行なうようにした。アク
セル体がアイドリング位置にある場合、位相制御手段が
動作伝達手段における伝達経路の変更制御を行なうこと
によってアイドルスピード制御が行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0014】図1に示すように、スロットルボディ11
にはスロットル軸12が回動可能に支持されており、ス
ロットルボディ11内の吸気路111にはスロットル弁
13がスロットル軸12を介して収容されている。スロ
ットル弁13はスロットル軸12と一体的に回動し、吸
気路111がスロットル弁13の回動によって開閉され
る。吸気路111におけるスロットル弁13の弁開度に
よってエンジンにおける吸気が制御される。
【0015】図1及び図2に示すように、スロットルボ
ディ11から外部へ突出するスロットル軸12の突出端
部には歯車14が相対回動可能に支持されており、歯車
14の側面にはカム板15が止着されている。スロット
ル軸12の前記突出端部にはスロットルレバー16が止
着されていると共に、アクセルレバー17がスロットル
軸12に対して相対回動可能に支持されている。アクセ
ルレバー17はワイヤ18を介してアクセルペダル19
に繋がっている。アクセルペダル19の踏み込み操作に
よりアクセルレバー17が復帰ばね20のばね力に抗し
て図2においてスロットル軸12を中心にして右回動す
る。この右回動によりスロットル弁13が開度増大方向
へ回動する。
【0016】アクセルレバー17の先端部とスロットル
レバー16の先端部との間には退避用ばね24が張設さ
れている。退避用ばね24はアクセルレバー17の先端
側とスロットルレバー16の先端側とを互いに接近する
方向へ付勢する。
【0017】スロットルレバー16の先端部には連結位
置調整孔161がスロットルレバー16の長手方向に対
して傾斜するように形成されている。連結位置調整孔1
61内にはカムフォロア21が収容されている。カムフ
ォロア21はカム板15のカム面151に係合してい
る。アクセルレバー17の先端部にはリンク22の一端
部が相対回動可能に連結されており、リンク22の他端
部がカムフォロア21に相対回動可能に連結されてい
る。リンク22とスロットル軸12との間には引っ張り
ばね23が介在されており、引っ張りばね23のばね力
によってカムフォロア21がスロットル軸12側へ付勢
されている。
【0018】図3(a),(b)に示すように、カム面
151は、スロットル軸12の中心軸線121から半径
方向への距離が最も短い角度位置θ1と、この角度位置
θ1から右回り方向へ角度位置θ2まで中心軸線121
から半径方向への距離が増大する角度領域〔θ1,θ
2〕と、角度位置θ2から右回り方向へ角度位置θ3ま
で中心軸線121から半径方向への距離が不変な角度領
域〔θ2,θ3〕と、角度位置θ2から左回り方向へ角
度θ0 まで中心軸線121から半径方向への距離が増大
する角度領域〔θ1,θo 〕とからなる。図4のグラフ
における曲面Eはカム面151のプロフィール曲線を表
す。横軸は中心軸線121を中心とした角度を表し、縦
軸は、角度位置θ1におけるカム面151の部位を通る
円周線Cから半径方向へのカム面151までの距離を表
す。
【0019】このようなプロフィールを持つカム面15
1上をカムフォロア21が相対転動する。カムフォロア
21がカム面151上の角度位置θ1にあるときには、
カムフォロア21は連結位置調整孔161内でスロット
ル軸12側に最も近い位置にある。カムフォロア21が
スロットル軸12を中心に右回りに角度範囲〔θ1,θ
2〕を相対転動してゆくと、カムフォロア21は連結位
置調整孔161内でスロットル軸12から徐々に離間し
てゆく。カムフォロア21が角度範囲〔θ2,θ3〕に
配置されると、カムフォロア21は連結位置調整孔16
1内でスロットル軸12から最も離間する。さらにカム
フォロア21がスロットル軸12を中心に右回りに角度
範囲〔θ2,θ3〕を相対転動してゆくと、カムフォロ
ア21はカム板15上のストッパ手段となる停止壁15
3に当接して角度位置θ3で右回り方向の回動を規制さ
れる。又、カムフォロア21がスロットル軸12を中心
に左回りに角度範囲〔θ1,θo 〕を相対転動してゆく
と、カムフォロア21は連結位置調整孔161内でスロ
ットル軸12から徐々に離間してゆく。そして、カムフ
ォロア21はカム板15上のストッパ手段となる停止壁
152に当接して角度位置θ0 で左回り方向の回動を規
制される。
【0020】即ち、連結位置調整孔161内におけるカ
ムフォロア21の位置はカム板15の回動位置によって
変化する。この変化によりリンク22とスロットルレバ
ー16とのカムフォロア21を介した連結位置が変化
し、この連結位置の変化によりアクセルレバー17から
リンク22を介してスロットルレバー16に至る伝達経
路が変化する。カムフォロア21が連結位置調整孔16
1内をスロットル軸12から離間する方向へ変移すれ
ば、スロットルレバー16が図2においてスロットル軸
12を中心にして右回りに回動される。カムフォロア2
1が連結位置調整孔161内をスロットル軸12に接近
する方向へ変移すれば、スロットルレバー16が引っ張
りばね23のばね力によって図2においてスロットル軸
12を中心にして左回りに回動される。
【0021】歯車14には小径歯車25が噛合されてお
り、小径歯車25の支軸26には大径歯車27が止着さ
れている。大径歯車27には正逆転可能なモータ28の
駆動歯車281が噛合されている。モータ28の回転
は、駆動歯車281、大径歯車27及び小径歯車25か
らなる減速歯車機構を介して歯車14に伝達される。
【0022】モータ28はコントローラ29の制御を受
ける。コントローラ29には、アクセルレバー17の回
動位置を検出するアクセルボジションセンサ30、エン
ジン回転数検出器31、スロットル弁13の回動位置を
検出するスロットルボジションセンサ32が信号接続さ
れている。コントローラ29は、アクセルボジションセ
ンサ30から得られるアクセルレバー17の回動位置情
報及びエンジン回転数検出器31から得られる回転数情
報に基づいてモータ28の回転位置を制御する。又、コ
ントローラ29はスロットルボジションセンサ32から
得られるスロットル弁13の回動位置情報に基づいてモ
ータ28をフィードバック制御する。
【0023】図5のグラフにおける曲線Fは、コントロ
ーラ29のメモリ内に設定されたアクセルレバー17の
回動位置に対する目標スロットル弁開度曲線を表す。横
軸はアクセルレバー17の回動位置を表し、縦軸はスロ
ットル弁開度を表す。コントローラ29はこの目標スロ
ットル弁開度をもたらすようにモータ28をフィードバ
ック制御する。横軸の原点α1は、アクセルペダル19
をアクセル操作していないときのアクセルレバー17の
回動位置を表す。縦軸の原点は、スロットル弁13が吸
気路111に対して直交する回動位置を表す。
【0024】図5のグラフにおける横軸の原点α1と回
動位置α2との間ではカム板15がモータ28の作動に
よって図3(b)に実線で示す位置に回動配置される。
この回動配置によりカムフォロア21が角度位置θ2に
配置される。このカムフォロア21の角度配置によりス
ロットルレバー16が図3(b)の鎖線位置に配置され
る。図5のグラフにおける回動位置α2から右側の範囲
ではカム板15が図3(a)の鎖線で示す位置に回動配
置される。この回動配置によりカムフォロア21が角度
位置θ1に配置される。図3(b)におけるスロットル
レバー16の回動位置は、図3(a)に鎖線で示すスロ
ットルレバー16の回動位置に対してスロットル弁13
の弁開度を開度増大方向へτだけ進めた状態にある。
【0025】コントローラ29は、エンジン作動状態に
おいてアクセルペダル19を踏み込んでいないとき、即
ちアイドリング時には図示しない負荷検出手段から得ら
れる負荷検出情報に基づいてアイドル−スピード制御を
行なうようにモータ28をフィードバック制御する。図
5ではアイドル−スピード制御は範囲τで行われる。こ
の範囲τは図4のグラフの縦軸方向の範囲φに対応し、
カム板15の回動に伴ってカムフォロア21がカム面1
51の角度範囲〔θ1,θ2〕を相対転動することによ
ってアイドル−スピード制御が行われる。
【0026】スロットルレバー16は退避用ばね24の
ばね力によって図2のスロットル軸12を中心にして左
回りの方向に付勢されており、エンジン作動時にはカム
フォロア21は角度位置θ1と角度位置θ3との間にあ
る。従って、モータ28が断線等により作動しなくなっ
た場合、スロットルレバー16が退避用ばね24のばね
力によってアクセルレバー17側へ移動し、カムフォロ
ア21が角度位置θoへ移行する。又、モータ28が短
絡して連続通電状態になった場合、モータ28はスロッ
トル弁13の弁開度を減少方向あるいは増大方向へ変え
る。弁開度が減少方向に変化すればカムフォロア21は
停止壁152に当接して角度位置θ1に配置される。弁
開度が増大方向に変化すればカムフォロア21は停止壁
153に当接して角度位置θ3に配置される。
【0027】アイドリング時においてカムフォロア21
が角度位置θ1にある場合には、スロットル弁13が吸
気路111に対して直交する回動位置、即ち弁開度が零
にあり、エンジン回転数は最低となる。アイドリング時
においてカムフォロア21が角度位置θo にある場合に
は、スロットル弁13の弁開度は零よりも大きい。従っ
て、モータ28のフェイル時においてアクセルペダル1
9をアクセル操作していないときのエンジン回転数は、
スロットル弁13の弁開度が零の場合のエンジン回転数
よりも高い。同様に、アイドリング時においてカムフォ
ロア21が角度位置θ3にある場合には、スロットル弁
13の弁開度は零よりも大きい。そこで、アクセルペダ
ル19をアクセル操作していないときにおいてカムフォ
ロア21が角度位置θo あるいは角度位置θ3にあると
きの弁開度がエンジンストールあるいはオーバーランを
もたらさないように設定すれば、モータ28のフェイル
時のエンジンストール発生、オーバーランを回避するこ
とができる。このようなフェイルセーフ位相となる角度
位置θo ,θ3に対応する弁開度設定は容易である。
【0028】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)動作伝達手段を構成するリンク22とスロット
ルレバー16とのカムフォロア21を介した連結位置
は、モータ28と共に位相制御手段を構成するカム板1
5の回動によって変更される。この連結位置の変更によ
りアクセルレバー17に対するスロットルレバー16の
相対位置が変わる。アクセルレバー17が同一位置にあ
る場合にも、アクセルレバー17に対するスロットルレ
バー16の相対位置を変えればスロットル弁13の弁開
度が変わる。動作伝達手段における伝達経路を変更する
構成は簡素であり、装置全体のコストは従来よりも少な
くて済む。 (1-2)伝達経路の変更をもたらすリンク22の作動範
囲はカム機構を用いることによって大きくとれ、伝達経
路の変更によるスロットル弁の弁開度の変更量を大きく
することができる。従って、アイドル−スピード制御以
外の種々のスロットル弁開度制御を行なうことができ
る。 (1-3)カム機構を用いるためにリンク22の作動範囲
が大きいが、カム機構の採用は、モータ28から歯車1
4に至る減速歯車機構に関して大きな減速比の採用を可
能とする。従って、モータ28として小トルクの小型モ
ータを採用することができ、コスト上の有利性が得られ
る。 (1-4)モータ28のフェイル時には付勢手段となる退
避用ばね24のばね力によってカムフォロア21がフェ
イルセーフ位相となる角度位置θo に向けて変移する。
この変移がストッパ手段となる停止壁152によって角
度位置θo で止められる。モータ28のフェイル時には
カムフォロア21が機械的な復帰機構によって角度位置
θo に確実に移行するため、確実なフェイルセーフが簡
素な機構で達成できる。 (1-5)図5のグラフにおける横軸の原点α1から回動
位置α2付近まではエンジン回転数が低回転領域にあ
る。エンジンがリーンバーン方式のタイプであれば、こ
のような低回転領域ではスロットル弁開度の増加割合を
大きくしてエンジントルクを大きくし、低回転領域から
他回転領域へ移行する付近ではスロットル弁開度を低減
してエンジントルクの増加を抑えるようにするのがよ
い。図5(a)の曲線Fで示す目標スロットル開度曲線
は、リーンバーン方式のエンジンに適したものである。
このような適正な目標スロットル開度曲線が機構的には
簡素なカム機構の採用によって容易に得られる。
【0029】次に、第2の実施の形態を図6に基づいて
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態では、アクセルレバー1
7に回動可能に連結されたリンク33及びスロットルレ
バー16に回動可能に連結されたリンク34がカムフォ
ロア21に回動可能に連結されている。カム板35の回
動に伴ってカムフォロア21とスロットル軸12との距
離が変化し、アクセルレバー17からリンク33,34
を介してスロットルレバー16に至る伝達経路が変化す
る。この伝達経路の変化によりアクセルレバー17とス
ロットルレバー16との相対位置が変わり、スロットル
弁開度がカム機構の作動によって制御される。この実施
の形態においても第1の実施の形態と同じ効果が得られ
る。
【0030】次に、第3の実施の形態を図6に基づいて
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態では、アクセルレバー3
6とスロットルレバー37との間にカムフォロア38が
挟み込まれている。カムフォロア38はカム板39に形
成されたカム溝391に係合している。アクセルレバー
36とスロットルレバー37との間に挟み込まれたカム
フォロア38は、アクセルレバー36の回動動作をスロ
ットルレバー37に伝達する動作伝達手段となる。カム
板39の回動に伴ってカムフォロア38とスロットル軸
12との距離が変化し、アクセルレバー36からカムフ
ォロア38を介してスロットルレバー37に至る伝達経
路が変化する。この伝達経路の変化によりアクセルレバ
ー36とスロットルレバー37との相対位置が変わり、
スロットル弁開度がカム機構の作動によって制御され
る。この実施の形態においても第1の実施の形態と同じ
効果が得られる。
【0031】又、本発明では、アクセルボジションセン
サ30あるいはスロットルボジションセンサ32が故障
した場合に弁開度を減少する方向へモータ28を一定時
間通電した後に通電停止してもよい。このようにすれば
カムフォロア21が角度位置θo に配置され、オーバー
ラン、エンジンストールが回避される。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、アクセ
ル体の動作をスロットルレバーに伝達する動作伝達手段
における伝達経路を変えてアクセル体に対するスロット
ルレバーの相対位置を制御するようにしたので、低コス
トで種々のスロットル弁開度制御を行ない得るという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す側面図。
【図2】要部拡大正面図。
【図3】(a)はカムフォロア21がフェイル位相角に
ある状態を示す要部拡大断面図。(b)はカムフォロア
が角度範囲〔θ2,θ3〕にある状態を示す要部拡大断
面図。
【図4】カムプロフィル曲線を示すグラフ。
【図5】目標スロットル弁開度曲線を示すグラフ。
【図6】第2の実施の形態を示す要部拡大正面図。
【図7】第3の実施の形態を示す要部拡大正面図。
【符号の説明】
13…スロットル弁、15,35,39…カム機構を構
成するカム板、153…ストッパ手段となる停止壁、1
6…スロットルレバー、161…連結位置調整孔、1
7,36…アクセル体となるアクセルレバー、21…カ
ム機構を構成するカムフォロア、22…動作伝達手段を
構成するリンク、24…退避用ばね、28…位相制御手
段を構成するモータ、29…位相制御手段を構成するコ
ントローラ、33,34…動作伝達手段を構成するリン
ク、38…カム機構及び動作伝達手段を構成するカムフ
ォロア。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットル弁を支持するスロットル軸に止
    着されたスロットルレバーと、 前記スロットルレバーに対して相対位置変位可能なアク
    セル体と、 前記アクセル体の動作をスロットルレバーに伝達する動
    作伝達手段と、 前記動作伝達手段における伝達経路を変えてアクセル体
    に対するスロットルレバーの相対位置を制御する位相制
    御手段とを備えたスロットル弁制御装置。
  2. 【請求項2】前記動作伝達手段は、一端部をアクセル体
    に連結すると共に、他端部をスロットルレバーに連結位
    置変位可能に連結したリンクであり、前記位相制御手段
    は、スロットルレバーに対するリンクの連結位置を変更
    するカム機構と、このカム機構の駆動を制御する駆動制
    御手段とからなる請求項1に記載のスロットル弁制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記カム機構にはフェイルセーフ位相をも
    たらすストッパ手段及びカム機構のカムフォロアを前記
    フェイルセーフ位相側へ弾性付勢する付勢手段が備えら
    れている請求項2に記載のスロットル弁制御装置。
  4. 【請求項4】前記位相制御手段は、アイドルスピード制
    御を行なう請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載
    のスロットル弁制御装置。
JP17686796A 1996-07-05 1996-07-05 スロットル弁制御装置 Pending JPH1018865A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4720786A (en) * 1985-04-19 1988-01-19 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of compensating for offset distortion in rows of electrophoretic patterns

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4720786A (en) * 1985-04-19 1988-01-19 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of compensating for offset distortion in rows of electrophoretic patterns

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