JPH10187902A - 特殊景品管理システム - Google Patents
特殊景品管理システムInfo
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- JPH10187902A JPH10187902A JP8341651A JP34165196A JPH10187902A JP H10187902 A JPH10187902 A JP H10187902A JP 8341651 A JP8341651 A JP 8341651A JP 34165196 A JP34165196 A JP 34165196A JP H10187902 A JPH10187902 A JP H10187902A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遊技場で交換商品として特殊景品を扱い特殊
景品管理システムにおいて、従来品のものを用いてＩＣ
による商品管理ができ、かつＩＣの持つセキュリティ性
を利用できるようにする。 【解決手段】 特殊景品の商品３自体や該商品３を覆う
ケースの底部１などに管理用のＩＣ及び通信手段を設け
る。そして、ＩＣのデータや光コードのデータ通信によ
り自動的に商品３の管理を行う。また、ＩＣの持つセキ
ュリティ性を利用して商品にセキュリティ性を付加す
る。
景品管理システムにおいて、従来品のものを用いてＩＣ
による商品管理ができ、かつＩＣの持つセキュリティ性
を利用できるようにする。 【解決手段】 特殊景品の商品３自体や該商品３を覆う
ケースの底部１などに管理用のＩＣ及び通信手段を設け
る。そして、ＩＣのデータや光コードのデータ通信によ
り自動的に商品３の管理を行う。また、ＩＣの持つセキ
ュリティ性を利用して商品にセキュリティ性を付加す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にＩＣチップを
内蔵したＩＣモジュールを特殊景品に貼り付けたり、内
蔵したりして特殊景品をコード化し、その情報を読取機
やエンコーダで読取ったり、書き込んだりして特殊景品
の管理を行い、またＩＣ等のセキュリティ性を利用して
特殊景品の不正や偽造を防止するようにした遊技場の特
殊景品管理システムに関するものである。
内蔵したＩＣモジュールを特殊景品に貼り付けたり、内
蔵したりして特殊景品をコード化し、その情報を読取機
やエンコーダで読取ったり、書き込んだりして特殊景品
の管理を行い、またＩＣ等のセキュリティ性を利用して
特殊景品の不正や偽造を防止するようにした遊技場の特
殊景品管理システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＩＣチップを基板に組み込み、クレジッ
トカードサイズの大きさでカード化されたものは広く普
及されている。これらのＩＣカードは、接触式のものと
非接触式のものとがあり、目的に応じて利用することが
できる。
トカードサイズの大きさでカード化されたものは広く普
及されている。これらのＩＣカードは、接触式のものと
非接触式のものとがあり、目的に応じて利用することが
できる。
【０００３】一方、遊技場等で使用される特殊景品は通
常外見が同じものであり、他との区別がつかず、したが
って何の景品が何処に行ったのか、紛失したのかどうか
も分からず、また偽造されたものかどうかも分からな
い。これは、個々の商品にＩＤ番号がないので管理がで
きないことが原因の一つであるが、若しＩＤ番号があっ
たとしても目で読み取っていたのでは数が多くて毎日の
管理が不可能である。
常外見が同じものであり、他との区別がつかず、したが
って何の景品が何処に行ったのか、紛失したのかどうか
も分からず、また偽造されたものかどうかも分からな
い。これは、個々の商品にＩＤ番号がないので管理がで
きないことが原因の一つであるが、若しＩＤ番号があっ
たとしても目で読み取っていたのでは数が多くて毎日の
管理が不可能である。
【０００４】また、仮にＩＤ番号が記入されていたとし
ても、同じＩＤ番号のものを偽造された場合には正否の
判断がつかない。したがって、多量の特殊景品を扱う買
場やホール並びに取扱い業者にとって景品を個別に管理
することはできなかった。
ても、同じＩＤ番号のものを偽造された場合には正否の
判断がつかない。したがって、多量の特殊景品を扱う買
場やホール並びに取扱い業者にとって景品を個別に管理
することはできなかった。
【０００５】このような状況であるため、特殊景品をカ
ード化し、バーコードや磁気コード、ホログラムコード
等を用いてＩＤ番号を作り、カードを一枚一枚個々に管
理するシステムが考えられ一部実行されているが、現在
使用されている特殊景品を処分して、また新たな投資を
行ってこれらのカードシステムを導入することは多大な
投資負担を発生することになるし、セキュリティの面で
も不安がある。
ード化し、バーコードや磁気コード、ホログラムコード
等を用いてＩＤ番号を作り、カードを一枚一枚個々に管
理するシステムが考えられ一部実行されているが、現在
使用されている特殊景品を処分して、また新たな投資を
行ってこれらのカードシステムを導入することは多大な
投資負担を発生することになるし、セキュリティの面で
も不安がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にＩＣカードがカードを用いる中で最もセキュリティ性
に優れていることが現在の所分かっているが、このＩＣ
カードシステムを導入することは今迄用いていた商品、
例えば金貨、コーヒー、ボールペン、ライター、香水、
ペンダント、コイン、ライター石等を処分することにな
り、新たな投資が発生し、不経済となってしまう。
にＩＣカードがカードを用いる中で最もセキュリティ性
に優れていることが現在の所分かっているが、このＩＣ
カードシステムを導入することは今迄用いていた商品、
例えば金貨、コーヒー、ボールペン、ライター、香水、
ペンダント、コイン、ライター石等を処分することにな
り、新たな投資が発生し、不経済となってしまう。
【０００７】本発明は、このような問題点を避けるため
になされたもので、従来の特殊景品そのままを用いなが
らＩＣによる商品管理ができ、かつセキュリティ性にも
優れた特殊景品管理システムを提供することを目的とし
ている。
になされたもので、従来の特殊景品そのままを用いなが
らＩＣによる商品管理ができ、かつセキュリティ性にも
優れた特殊景品管理システムを提供することを目的とし
ている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係る特殊景品管
理システムは、次のように構成したものである。
理システムは、次のように構成したものである。
【０００９】（１）交換商品として特殊景品を扱うシス
テムにおいて、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆う
ケース若しくは特殊景品に付随する板材に管理用のＩＣ
及び外部との通信設備あるいは光コードを設け、前記Ｉ
Ｃあるいは光コードのデータにより自動的に特殊景品の
管理を行い、かつ光コードやＩＣのセキュリティ性を利
用して商品にセキュリティ性を付加した。
テムにおいて、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆う
ケース若しくは特殊景品に付随する板材に管理用のＩＣ
及び外部との通信設備あるいは光コードを設け、前記Ｉ
Ｃあるいは光コードのデータにより自動的に特殊景品の
管理を行い、かつ光コードやＩＣのセキュリティ性を利
用して商品にセキュリティ性を付加した。
【００１０】（２）交換商品として特殊景品を扱うシス
テムにおいて、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆う
ケース若しくは特殊景品を包む包装材等に管理用のＩＣ
及び外部と通信を行うための配線端子を設け、前記ＩＣ
のデータにより自動的に特殊景品の管理を行い、かつＩ
Ｃのセキュリティ性を利用して商品にセキュリティ性を
付加した。
テムにおいて、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆う
ケース若しくは特殊景品を包む包装材等に管理用のＩＣ
及び外部と通信を行うための配線端子を設け、前記ＩＣ
のデータにより自動的に特殊景品の管理を行い、かつＩ
Ｃのセキュリティ性を利用して商品にセキュリティ性を
付加した。
【００１１】（３）交換商品として特殊景品を扱うシス
テムにおいて、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆う
ケース若しくは特殊景品を包む包装材等に管理用のＩＣ
及び外部と通信を行うためのアンテナあるいはコイル若
しくは電極等の結合器を設け、前記ＩＣのデータを非接
触で読み取ることにより自動的に特殊景品の管理を行
い、かつＩＣのセキュリティ性を利用して商品にセキュ
リティ性を付加した。
テムにおいて、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆う
ケース若しくは特殊景品を包む包装材等に管理用のＩＣ
及び外部と通信を行うためのアンテナあるいはコイル若
しくは電極等の結合器を設け、前記ＩＣのデータを非接
触で読み取ることにより自動的に特殊景品の管理を行
い、かつＩＣのセキュリティ性を利用して商品にセキュ
リティ性を付加した。
【００１２】（４）交換商品として特殊景品を扱うシス
テムにおいて、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆う
ケース若しくは特殊景品を包む包装材等に、管理用のＩ
Ｃ及び外部との通信設備を備えたカードを貼り付けて一
体化した商品とし、前記ＩＣのデータにより自動的に特
殊景品の管理を行い、かつＩＣのセキュリティ性を利用
して商品にセキュリティ性を付加した。
テムにおいて、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆う
ケース若しくは特殊景品を包む包装材等に、管理用のＩ
Ｃ及び外部との通信設備を備えたカードを貼り付けて一
体化した商品とし、前記ＩＣのデータにより自動的に特
殊景品の管理を行い、かつＩＣのセキュリティ性を利用
して商品にセキュリティ性を付加した。
【００１３】（５）交換商品として特殊景品を扱うシス
テムにおいて、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆う
ケース若しくは特殊景品を包む包装材等に、光コードを
書き込んだ板材あるいはフィルム状の薄膜を貼り付けて
一体化した商品とし、前記光コードのデータにより自動
的に特殊景品の管理を行い、かつ光コードのセキュリテ
ィ性を利用して商品にセキュリティ性を付加した。
テムにおいて、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆う
ケース若しくは特殊景品を包む包装材等に、光コードを
書き込んだ板材あるいはフィルム状の薄膜を貼り付けて
一体化した商品とし、前記光コードのデータにより自動
的に特殊景品の管理を行い、かつ光コードのセキュリテ
ィ性を利用して商品にセキュリティ性を付加した。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図１〜図１２について、本
発明の特殊景品管理システムの実施例を説明する。
発明の特殊景品管理システムの実施例を説明する。
【００１５】図１は一般的に用いられている特殊景品の
代表的な例を示す図である。同図の（ａ）は金を商品と
する特殊景品の例で、１はケースの底部、２はケースの
蓋、３は商品で、ここでは金を示している。ケースの蓋
２は一般に透明なプラスチック箱で作られているので、
箱の中の内容が見えるようになっている。
代表的な例を示す図である。同図の（ａ）は金を商品と
する特殊景品の例で、１はケースの底部、２はケースの
蓋、３は商品で、ここでは金を示している。ケースの蓋
２は一般に透明なプラスチック箱で作られているので、
箱の中の内容が見えるようになっている。
【００１６】図１の（ｂ）はコーヒー豆等のケースで、
コーヒー豆が入った紙箱の上に印刷が施され、その上か
ら透明なフィルムで包装されている。図１の（ｃ）はボ
ールペン等の商品を特殊景品としている例で、１はケー
スの底部、２はケースの蓋、３は商品で、ここではボー
ルペンを示している。
コーヒー豆が入った紙箱の上に印刷が施され、その上か
ら透明なフィルムで包装されている。図１の（ｃ）はボ
ールペン等の商品を特殊景品としている例で、１はケー
スの底部、２はケースの蓋、３は商品で、ここではボー
ルペンを示している。
【００１７】図２は本発明の第１実施例を示す図で、特
殊景品のケース自体を加工してＩＣモジュールの端子付
基板１１とＩＣモールド部１２を直接接着剤やモールド
剤等で貼り付ける場合を示している。この場合、商品が
見えるように上面は加工しない方が良いので、箱の底部
１あるいは側部を削り、ＩＣモジュールが嵌合できるよ
うに加工する必要がある。勿論、蓋２にＩＣモジュール
を取り付けることもできる。
殊景品のケース自体を加工してＩＣモジュールの端子付
基板１１とＩＣモールド部１２を直接接着剤やモールド
剤等で貼り付ける場合を示している。この場合、商品が
見えるように上面は加工しない方が良いので、箱の底部
１あるいは側部を削り、ＩＣモジュールが嵌合できるよ
うに加工する必要がある。勿論、蓋２にＩＣモジュール
を取り付けることもできる。
【００１８】図２の（ａ）は底から見た底面図で、図２
の（ｂ）は側面より見た断面図である。底部の凹部に上
述のＩＣモジュールが嵌合される。
の（ｂ）は側面より見た断面図である。底部の凹部に上
述のＩＣモジュールが嵌合される。
【００１９】このケースは、図１の（ａ）のケースとほ
ぼ同じ例として示されているが、ボールペン等の大きさ
の異なる他のケースについても同じような応用が可能で
ある。
ぼ同じ例として示されているが、ボールペン等の大きさ
の異なる他のケースについても同じような応用が可能で
ある。
【００２０】また、図２の場合にはケース自体を加工し
なければならず、実施するには手間がかかり過ぎる。し
たがって、第２実施例の図３に示すように、すでに底面
や側面とほぼ同じサイズのプラスチックの板（カード）
４にＩＣモジュールを埋め込んでおき、この板（カー
ド）４をケースの底部１に接着剤を用いるか超音波等の
融着で貼り付けるようにした方が量産対応としては望ま
しい。
なければならず、実施するには手間がかかり過ぎる。し
たがって、第２実施例の図３に示すように、すでに底面
や側面とほぼ同じサイズのプラスチックの板（カード）
４にＩＣモジュールを埋め込んでおき、この板（カー
ド）４をケースの底部１に接着剤を用いるか超音波等の
融着で貼り付けるようにした方が量産対応としては望ま
しい。
【００２１】また、図４は第３実施例を示す図で、コー
ヒー豆等のように紙やボールの箱（紙包）ニあるいは透
明なフィルムの包装袋ハに対応する場合を示している。
図４の（ａ）はプラスチックケースイの構造例を具体的
に示すもので、プラスチックケースイには開口部２４が
あり、これにコーヒーの包装袋ハまたはコーヒー包装用
の箱ニを挿入し、プラスチックの蓋ロを溝２１に沿って
滑らせて、蓋ロを閉める場合を示す。また、２２は蓋側
の突起で、ケースの溝２１に対応するものである。２３
は蓋を開けるときに使用する爪掛け部で、蓋が簡単には
ずれないようにケースと蓋部に凹凸を設けてロックする
ようにしても良く、鳩尾のようにケースの受側と蓋部を
若干傾斜させても良いが、具体的な方法については種々
あるのでここでは省略する。
ヒー豆等のように紙やボールの箱（紙包）ニあるいは透
明なフィルムの包装袋ハに対応する場合を示している。
図４の（ａ）はプラスチックケースイの構造例を具体的
に示すもので、プラスチックケースイには開口部２４が
あり、これにコーヒーの包装袋ハまたはコーヒー包装用
の箱ニを挿入し、プラスチックの蓋ロを溝２１に沿って
滑らせて、蓋ロを閉める場合を示す。また、２２は蓋側
の突起で、ケースの溝２１に対応するものである。２３
は蓋を開けるときに使用する爪掛け部で、蓋が簡単には
ずれないようにケースと蓋部に凹凸を設けてロックする
ようにしても良く、鳩尾のようにケースの受側と蓋部を
若干傾斜させても良いが、具体的な方法については種々
あるのでここでは省略する。
【００２２】図４の（ｂ）はケースの底部１を示すもの
で、ＩＣモジュールの基板１１が取り付けられている。
ケースを最初から作る場合には、ＩＣモジュールを挿入
できる凹部（嵌合部）を製造過程で作っておくことがで
きるので、従来のケースを利用するのと異なり、そのた
めの加工が不要である。
で、ＩＣモジュールの基板１１が取り付けられている。
ケースを最初から作る場合には、ＩＣモジュールを挿入
できる凹部（嵌合部）を製造過程で作っておくことがで
きるので、従来のケースを利用するのと異なり、そのた
めの加工が不要である。
【００２３】図５は第４実施例を示す図であり、ケース
イにＩＣモジュールを取り付ける（貼る）ための加工を
することなく、板（カード）４に予めＩＣモジュールを
取り付け、この板（カード）４をケースイに貼り付けて
景品と一体化する場合を示している。図５の（ａ）はケ
ースイと板（カード）４が最初別々な場合を示す。ま
た、図５の（ｂ）はケースイと板（カード）４を接着剤
で一体化した場合を示す。図５の（ｃ）は商品のケース
がカードより小さい場合を示す。この場合は、ケースイ
または箱ニを板（カード）４に貼り付けるようにする
が、板（カード）４を嵌め込むようにすることもでき
る。場合によっては、箱ニをそのまま用いることもでき
る。
イにＩＣモジュールを取り付ける（貼る）ための加工を
することなく、板（カード）４に予めＩＣモジュールを
取り付け、この板（カード）４をケースイに貼り付けて
景品と一体化する場合を示している。図５の（ａ）はケ
ースイと板（カード）４が最初別々な場合を示す。ま
た、図５の（ｂ）はケースイと板（カード）４を接着剤
で一体化した場合を示す。図５の（ｃ）は商品のケース
がカードより小さい場合を示す。この場合は、ケースイ
または箱ニを板（カード）４に貼り付けるようにする
が、板（カード）４を嵌め込むようにすることもでき
る。場合によっては、箱ニをそのまま用いることもでき
る。
【００２４】一般に商品のプラスチックケースは透明な
ケースが多く、蓋を覆った後は透明なフィルム（プラス
チックまたはセロハン等）で包装されるので、ケースそ
のものにモジュールを取り付ける場合には端子が外部に
露出していないと外部の端子（接点）と接続されず、通
信することができない。したがって、この部分のみフィ
ルムを切り取るか、一部を包装するか、蓋部の嵌合部の
み包装するようにしなければならない。
ケースが多く、蓋を覆った後は透明なフィルム（プラス
チックまたはセロハン等）で包装されるので、ケースそ
のものにモジュールを取り付ける場合には端子が外部に
露出していないと外部の端子（接点）と接続されず、通
信することができない。したがって、この部分のみフィ
ルムを切り取るか、一部を包装するか、蓋部の嵌合部の
み包装するようにしなければならない。
【００２５】プラスチックケースを透明なフィルムで更
に包装した商品にＩＣモジュールを設けた板（カード）
を貼り付ける場合には、やはり透明なフィルムを一部取
り除いておき、その部分で接着剤により板（カード）と
接着するか、あるいは超音波等で融着するようにする。
に包装した商品にＩＣモジュールを設けた板（カード）
を貼り付ける場合には、やはり透明なフィルムを一部取
り除いておき、その部分で接着剤により板（カード）と
接着するか、あるいは超音波等で融着するようにする。
【００２６】しかるに、接点方式のＩＣモジュールを用
いる場合には、接点（端子）が外部に露出していること
が条件なので、外部に透明フィルムを用いて包装する場
合には不適切であり、かつ接点（端子）を商品の何処に
設けるかに著しく制限を受ける。
いる場合には、接点（端子）が外部に露出していること
が条件なので、外部に透明フィルムを用いて包装する場
合には不適切であり、かつ接点（端子）を商品の何処に
設けるかに著しく制限を受ける。
【００２７】図６は第５実施例を示す図であり、非接触
式のＩＣモジュール（一般にタグと言う）を用いた場合
を示している。この場合、非接触方式の特徴によりプラ
スチック部は磁界や電界は透過するので、商品の包装の
上に貼り付けたり、商品の包装の中に入れたり、紙箱の
中に挿入したり、貼り付けたり、また外部より見えない
ように商品の陰に忍ばせることもでき、従来の特殊景品
と外見的には同じように作ることができ、違和感がな
い。
式のＩＣモジュール（一般にタグと言う）を用いた場合
を示している。この場合、非接触方式の特徴によりプラ
スチック部は磁界や電界は透過するので、商品の包装の
上に貼り付けたり、商品の包装の中に入れたり、紙箱の
中に挿入したり、貼り付けたり、また外部より見えない
ように商品の陰に忍ばせることもでき、従来の特殊景品
と外見的には同じように作ることができ、違和感がな
い。
【００２８】図６の（ａ）は商品（例えばコーヒー豆を
包んだもの）を収容するプラスチックケースイを示し、
商品を包装した袋ハに貼り付けた薄形非接触式のＩＣモ
ジュール３３を挿入後、蓋ロを閉めてしまえば外観上通
常の商品と変わりはない。また箱ニの中に非接触タグを
挿入するかあるいは箱ニの外に非接触タグを貼り付ける
かしても同様の効果が得られるので、これをプラスチッ
クケースに納めることができる。
包んだもの）を収容するプラスチックケースイを示し、
商品を包装した袋ハに貼り付けた薄形非接触式のＩＣモ
ジュール３３を挿入後、蓋ロを閉めてしまえば外観上通
常の商品と変わりはない。また箱ニの中に非接触タグを
挿入するかあるいは箱ニの外に非接触タグを貼り付ける
かしても同様の効果が得られるので、これをプラスチッ
クケースに納めることができる。
【００２９】上記非接触式のＩＣモジュール（タグ）３
３の構造としては、内部にコイル等の結合器があり、か
つＩＣ３２がコイル３１とともに収納される。電磁誘導
による場合にはコイルを用いるが、マイクロ波による電
磁界（電磁波）を用いる場合には、非接触式のＩＣモジ
ュール（タグ）４３はアンテナ４１とＩＣ４２により構
成される。したがって、電磁誘導方式によるか、マイク
ロ波方式によるか、または静電誘導方式によるかによっ
て結合器が異なる。
３の構造としては、内部にコイル等の結合器があり、か
つＩＣ３２がコイル３１とともに収納される。電磁誘導
による場合にはコイルを用いるが、マイクロ波による電
磁界（電磁波）を用いる場合には、非接触式のＩＣモジ
ュール（タグ）４３はアンテナ４１とＩＣ４２により構
成される。したがって、電磁誘導方式によるか、マイク
ロ波方式によるか、または静電誘導方式によるかによっ
て結合器が異なる。
【００３０】図７は第６実施例を示す図であり、金やボ
ールペン、ペンダント等の商品を収容したケースに非接
触式のＩＣモジュール（タグ）を忍ばせる場合の別の例
を示すもので、商品を載せているクッション材のスポン
ジ５１とケースの間に薄い非接触式のＩＣモジュール
（タグ）３３を忍ばせる場合を示す。このようにすれ
ば、外観上は何ら従来のものと区別がつかず、かつセキ
ュリティ性を確保し、また商品の流れの管理を自動的に
行うことができる。
ールペン、ペンダント等の商品を収容したケースに非接
触式のＩＣモジュール（タグ）を忍ばせる場合の別の例
を示すもので、商品を載せているクッション材のスポン
ジ５１とケースの間に薄い非接触式のＩＣモジュール
（タグ）３３を忍ばせる場合を示す。このようにすれ
ば、外観上は何ら従来のものと区別がつかず、かつセキ
ュリティ性を確保し、また商品の流れの管理を自動的に
行うことができる。
【００３１】図８は第７実施例を示す図であり、ボール
箱あるいは紙箱のケースに非接触式のＩＣテーブル（タ
グ）を貼るのではなく、コーヒー等の商品を包装した袋
にタグを貼ったり内部に忍ばせてこれを箱ニの中に挿入
する場合を示す。このボール箱等の箱ニは更に透明なフ
ィルムで包装されるのが普通であり、この場合には外見
上全く従来の商品と変わらない。この非接触式の場合に
は接点がないので、ボール紙やフィルム包装にも対応で
きるのが特徴である。
箱あるいは紙箱のケースに非接触式のＩＣテーブル（タ
グ）を貼るのではなく、コーヒー等の商品を包装した袋
にタグを貼ったり内部に忍ばせてこれを箱ニの中に挿入
する場合を示す。このボール箱等の箱ニは更に透明なフ
ィルムで包装されるのが普通であり、この場合には外見
上全く従来の商品と変わらない。この非接触式の場合に
は接点がないので、ボール紙やフィルム包装にも対応で
きるのが特徴である。
【００３２】図９は第８実施例を示す図であり、非接触
式のＩＣカードを商品の入ったプラスチックケースに貼
り付ける場合を示す。そして、上記図７、図８、図９何
れの場合もタグとしてコイルの場合を示しているが、マ
イクロ波の場合に対応するアンテナ形式によっても良い
ことは先の説明でも明らかである。
式のＩＣカードを商品の入ったプラスチックケースに貼
り付ける場合を示す。そして、上記図７、図８、図９何
れの場合もタグとしてコイルの場合を示しているが、マ
イクロ波の場合に対応するアンテナ形式によっても良い
ことは先の説明でも明らかである。
【００３３】図１０は第９実施例を示す図であり、商品
を収容するプラスチックケースの別の例を示している。
図１０の（ａ）は蓋ロを別の側から挿入する場合を示
す。図１０の（ｂ）はＡＢＳのような比較的可塑性のあ
るプラスチック等の成形による場合を示し、この場合蓋
も一体成形して作ることができるので、工程が簡単にな
り、ケースの製造コストが下がる。
を収容するプラスチックケースの別の例を示している。
図１０の（ａ）は蓋ロを別の側から挿入する場合を示
す。図１０の（ｂ）はＡＢＳのような比較的可塑性のあ
るプラスチック等の成形による場合を示し、この場合蓋
も一体成形して作ることができるので、工程が簡単にな
り、ケースの製造コストが下がる。
【００３４】図１１は本発明のシステムの電気的な通信
部によりＩＣのデータをリーダライタ（Ｒ／Ｗ）に伝送
して、商品の管理を自動的に行ったり、商品のセキュリ
ティ性を自動的にチェックする機構を示す。
部によりＩＣのデータをリーダライタ（Ｒ／Ｗ）に伝送
して、商品の管理を自動的に行ったり、商品のセキュリ
ティ性を自動的にチェックする機構を示す。
【００３５】図１１の（ａ）は接触式によるもので、Ｉ
Ｃモジュールの基板１１の端子を介して外部装置の端子
６１が接触することにより、ＩＣとリーダライタ（Ｒ／
Ｗ）６２が接続され、ＩＣモジュールの情報が読み込ま
れたり書き込まれたりする。図１１の（ｂ）は非接触式
によるもので、ＩＣモジュール３３のコイル３１と外部
装置のコイル６３（ｃ）とが電磁結合し、送受信器６１
（Ｓ）を介してリーダライタ（Ｒ／Ｗ）６２と接続さ
れ、ＩＣモジュールの情報が読み込まれたり書き込まれ
たりする。
Ｃモジュールの基板１１の端子を介して外部装置の端子
６１が接触することにより、ＩＣとリーダライタ（Ｒ／
Ｗ）６２が接続され、ＩＣモジュールの情報が読み込ま
れたり書き込まれたりする。図１１の（ｂ）は非接触式
によるもので、ＩＣモジュール３３のコイル３１と外部
装置のコイル６３（ｃ）とが電磁結合し、送受信器６１
（Ｓ）を介してリーダライタ（Ｒ／Ｗ）６２と接続さ
れ、ＩＣモジュールの情報が読み込まれたり書き込まれ
たりする。
【００３６】一般に、リーダライタ（Ｒ／Ｗ）と言う
と、外部の端子６１やコイル６３（ｅ）や送受信器６４
（Ｓ）を含んだ装置全体を指して言うが、ここではわか
り易くするためにＩＣモジュールと接続する部分を分け
て説明している。
と、外部の端子６１やコイル６３（ｅ）や送受信器６４
（Ｓ）を含んだ装置全体を指して言うが、ここではわか
り易くするためにＩＣモジュールと接続する部分を分け
て説明している。
【００３７】図１２は本発明のシステムの自動読取書込
機の構成図である。これは、従来の特殊景品の読取機に
ＩＣモジュールの情報を読取るための接点やコイル、ア
ンテナ等の結合部ＣＵを介して個々の景品のデータを読
み取って管理するもので、特殊景品が投入され、それを
ベルトコンベアＢＣで自動的に搬送しながら結合部ＣＵ
（６１、６２、６４）を介して情報が読取られ、正否の
判断がされて排出される。この方式については、特願平
８−２７９５７１号や特願平８−１９７６７７号に本発
明者が詳しく述べている。
機の構成図である。これは、従来の特殊景品の読取機に
ＩＣモジュールの情報を読取るための接点やコイル、ア
ンテナ等の結合部ＣＵを介して個々の景品のデータを読
み取って管理するもので、特殊景品が投入され、それを
ベルトコンベアＢＣで自動的に搬送しながら結合部ＣＵ
（６１、６２、６４）を介して情報が読取られ、正否の
判断がされて排出される。この方式については、特願平
８−２７９５７１号や特願平８−１９７６７７号に本発
明者が詳しく述べている。
【００３８】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来よ
り一般的に用いられている特殊景品の特徴をそのまま生
かし乍ら、ＩＣチップ等を内蔵するモジュール特殊景品
に見たり、付けたり、内蔵したり、光コードを貼り付け
たりして、その情報を読取機やエンコーダで読取った
り、書き込んだりして、特殊景品の管理を行ったり、特
殊景品の不正や偽造、変造を防止できるので、実用的効
果が大きい。
り一般的に用いられている特殊景品の特徴をそのまま生
かし乍ら、ＩＣチップ等を内蔵するモジュール特殊景品
に見たり、付けたり、内蔵したり、光コードを貼り付け
たりして、その情報を読取機やエンコーダで読取った
り、書き込んだりして、特殊景品の管理を行ったり、特
殊景品の不正や偽造、変造を防止できるので、実用的効
果が大きい。
【図１】 特殊景品の一例を示す斜視図
【図２】 本発明の第１実施例を示す図
【図３】 本発明の第２実施例を示す図
【図４】 本発明の第３実施例を示す図
【図５】 本発明の第４実施例を示す図
【図６】 本発明の第５実施例を示す斜視図
【図７】 本発明の第６実施例を示す斜視図
【図８】 本発明の第７実施例を示す斜視図
【図９】 本発明の第８実施例を示す斜視図
【図１０】 本発明の第９実施例を示す斜視図
【図１１】 本発明のシステムの通信機器を示す説明図
【図１２】 本発明のシステムの自動読取書込機の構成
図
図
１ ケースの底部 ２ ケースの蓋 ３ 商品 ４ 板（カード） １１ 端子付基板 １２ ＩＣモールド部 ２１ ケースの溝 ２２ 蓋の突起 ２３ 蓋の爪掛け部 ２４ 蓋の開口部 ３１ コイル ３２ ＩＣ ３３ 非接触式のＩＣモジュール（タグ） ４１ アンテナ ４２ ＩＣ ４３ 非接触式のＩＣモジュール（タグ） ５１ スポンジ ６１ 外部装置の端子 ６２ リーダライタ ６３ 外部装置のコイル ６４ コイルの送受信機 イ プラスチックケース ロ 蓋 ハ 包装袋 ニ 箱 Ｃ コイル Ｓ コイルの送受信器 Ｒ ローラ ＢＣ ベルトコンベア ＰＲ 検知センサ ＣＵ 結合ユニット
Claims (5)
- 【請求項１】 交換商品として特殊景品を扱うシステム
において、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆うケー
ス若しくは特殊景品に付随する板材に管理用のＩＣ及び
外部との通信設備あるいは光コードを設け、前記ＩＣあ
るいは光コードのデータにより自動的に特殊景品の管理
を行い、かつ光コードやＩＣのセキュリティ性を利用し
て商品にセキュリティ性を付加したことを特徴とする特
殊景品管理システム。 - 【請求項２】 交換商品として特殊景品を扱うシステム
において、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆うケー
ス若しくは特殊景品を包む包装材等に管理用のＩＣ及び
外部と通信を行うための配線端子を設け、前記ＩＣのデ
ータにより自動的に特殊景品の管理を行い、かつＩＣの
セキュリティ性を利用して商品にセキュリティ性を付加
したことを特徴とする特殊景品管理システム。 - 【請求項３】 交換商品として特殊景品を扱うシステム
において、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆うケー
ス若しくは特殊景品を包む包装材等に管理用のＩＣ及び
外部と通信を行うためのアンテナあるいはコイル若しく
は電極等の結合器を設け、前記ＩＣのデータを非接触で
読み取ることにより自動的に特殊景品の管理を行い、か
つＩＣのセキュリティ性を利用して商品にセキュリティ
性を付加したことを特徴とする特殊景品管理システム。 - 【請求項４】 交換商品として特殊景品を扱うシステム
において、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆うケー
ス若しくは特殊景品を包む包装材等に、管理用のＩＣ及
び外部との通信設備を備えたカードを貼り付けて一体化
した商品とし、前記ＩＣのデータにより自動的に特殊景
品の管理を行い、かつＩＣのセキュリティ性を利用して
商品にセキュリティ性を付加したことを特徴とする特殊
景品管理システム。 - 【請求項５】 交換商品として特殊景品を扱うシステム
において、特殊景品自体あるいは該特殊景品を覆うケー
ス若しくは特殊景品を包む包装材等に、光コードを書き
込んだ板材あるいはフィルム状の薄膜を貼り付けて一体
化した商品とし、前記光コードのデータにより自動的に
特殊景品の管理を行い、かつ光コードのセキュリティ性
を利用して商品にセキュリティ性を付加したことを特徴
とする特殊景品管理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8341651A JPH10187902A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 特殊景品管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8341651A JPH10187902A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 特殊景品管理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10187902A true JPH10187902A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18347746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8341651A Withdrawn JPH10187902A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 特殊景品管理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10187902A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007209673A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Nec Tokin Corp | 個体認証媒体および遊技施設用景品 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP8341651A patent/JPH10187902A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007209673A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Nec Tokin Corp | 個体認証媒体および遊技施設用景品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |