JPH10187737A - 枠表示装置 - Google Patents

枠表示装置

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JPH10187737A
JPH10187737A JP8339578A JP33957896A JPH10187737A JP H10187737 A JPH10187737 A JP H10187737A JP 8339578 A JP8339578 A JP 8339578A JP 33957896 A JP33957896 A JP 33957896A JP H10187737 A JPH10187737 A JP H10187737A
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frame
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frame display
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JP8339578A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Arai
俊行 荒井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、詳細情報が用意されている映像をアイ
コン化し、アイコンをクリックすることにより詳細情報
を表示していた。しかし、類似している映像をアイコン
化すると、ユーザはどの映像に対するアイコンか区別で
きないため、詳細情報を表示させたい対象となるアイコ
ンを選択することが困難であった。 【解決手段】 この発明における枠表示装置は、合成部
4が動画情報に動画の動きに追随するように枠表示情報
記憶部3に記憶されている枠表示情報を基に枠を生成
し、映像と枠を合成し表示部8に表示する。枠内をクリ
ックすると、詳細情報表示部12が枠内の映像に対する
詳細情報を詳細情報記憶部2より取り出し表示部8に映
像とともに詳細情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画像の動きに
追随して、枠を表示して、表示した枠内を選択させ、選
択された枠内に表示されている動画像に関する詳細情報
を表示する枠表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.従来の動画像に関する詳細情報を表示する例
として「特開平5−110985」がある。「特開平5
−110985」は、マルチウィンドウにより、動画像
とともに、表示している動画像のまとまりを区分するア
イコンを表示して、アイコンをクリックすることによ
り、表示している動画像についての詳細説明を表示する
情報処理装置である。図16は、従来例1における情報
処理装置のブロック図である。図16において、画像合
成部118は画像記憶エリア117に記憶されている画
像のイメージデータを合成する。そして、画像表示部1
19は画面合成部118が合成した画像イメージをディ
スプレイ102に表示する。場面−テキスト対応関係記
憶エリア113は、画像と画像を補足説明するためのテ
キスト情報との対応関係を記憶する。アイコン表示部1
21は、表示している画像に対応するテキスト情報をア
イコン化する。上記画像合成部118は、上記画像イメ
ージと上記アイコンを合成し、画像表示部119は、合
成した画像イメージとアイコンとをディスプレイ102
に表示する。そして、マウス120によりアイコンがク
リックされると、アイコンに対応するテキスト情報をテ
キスト記憶エリア116より取り出し、ディスプレイ1
02に表示する。このとき、画像イメージは詳細情報表
示要求のあるなしに関わらず出力する。図17は従来例
1における表示画面の一例を示す図である。図17にお
いて動画像を表示するウィンドウ181には、2つのチ
ューリップと1つの蝶が表示されている。そして、アイ
コン182にはチューリップが示され、アイコン183
には蝶が示されている。チューリップのアイコン182
をマウス180でクリックすると、チューリップについ
ての詳細説明が表示される。また、蝶のアイコン183
をマウス180でクリックすると蝶についての詳細説明
が表示される。
【0003】従来例2.また、別の従来例として、表示
されている動画像に対して枠は設定するが、枠を表示し
ない動画像表示装置がある。図18は従来例2における
動画像表示装置による動画像の表示画面例を示す図であ
る。図18(A)に示されているロケット200は、図
18(B)、図18(C)の順に移動していく。また、
点線で示した円は表示していない枠を示している。従来
例2の動画像表示装置は、枠内をクリックするとロケッ
ト200に関する詳細情報を表示する。但し、図18
(A)では枠201はロケット200のほぼ中央付近に
あり、ロケット200の全ての翼は枠内に含まれてい
る。このため、どの翼をクリックしても詳細説明が表示
される。しかし、図18(B)では、枠201は一部の
翼を枠内に含まなくなるため、図18(A)においてク
リックした翼と同じ翼をクリックしても詳細情報が表示
されないこともある。図18(C)では、枠201は全
ての翼を含まないので、図18(A)においてクリック
した翼と同じ翼をクリックしても、詳細情報が表示され
ない確率が図15(B)と比較してさらに高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1における
情報処理装置は、以上のように構成されている。このた
め、図17のウィンドウ181に表示されている2つの
チューリップが色は同じであるが品種の異なるチューリ
ップであるとき、アイコン182がどちらのチューリッ
プに対するアイコンであるのか判別できないという問題
がある。また、もっとたくさんの品種や色の異なるチュ
ーリップが表示されているとき、それぞれの色と品種の
チューリップについて詳細な情報を表示するためにアイ
コンを表示させようとすると、アイコンを表示する面積
が限られていると全てのアイコンを表示できないという
問題がある。また、アイコンを全て表示できたとしても
特定の色と品種のチューリップに対するアイコンを選択
するのは、困難であるという問題がある。また、動きの
速い画像については、アイコンが表示されている時間も
画像の動きの速さに比例して短くなる。このため、アイ
コンを見逃してしまうという問題がある。また、上記従
来例2における動画像表示装置は、枠を設定していても
枠は表示しない。このため、所定の画像に対する枠の位
置が画像の動きに合わせて動く場合、例えば、図18
(A)においてロケット200の翼をクリックして表示
された詳細情報が、図18(C)ではロケット200の
翼をクリックしても表示されないという問題が発生す
る。
【0005】この発明は、上記問題を解決するためにな
されたものであり、以下のことを可能にする。動画像中
に現れる画像に対して詳細説明が存在する画像について
は枠を表示する。また、表示する枠は画像の動きに対応
して移動する。また、枠のサイズも拡大及び縮小して表
示する。また、枠をクリックされた時は、動画の再生を
一次停止して詳細情報を表示する。さらに、枠の形状は
任意の形状に設定できる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る枠表示装
置は、以下の要素を有することを特徴とする。 (a)動画情報記憶部が、動画情報を記憶し、(b)詳
細情報記憶部が、上記動画情報に基づいて生成される所
定の映像に対する詳細情報を記憶し、(c)枠表示情報
記憶部が、上記動画情報に基づいて生成される所定の映
像の動きに対して枠を追随させて表示するための枠表示
情報を記憶するとともに、上記詳細情報記憶部に記憶さ
れている詳細情報と表示される枠とを関連づける関連キ
ーとを記憶し、(d)合成部が、上記動画情報記憶部よ
り動画情報を取り出すとともに、上記枠表示記憶部より
枠表示情報を取り出し、上記取り出した枠表示情報が上
記取り出した動画情報に対する枠表示情報である場合、
上記枠表示情報に基づいて上記動画情報より生成される
映像の動きに追随するように枠を生成し、上記生成した
枠と上記動画情報より生成される映像とを合成し、
(e)表示部が、上記合成部が合成した上記映像と上記
枠を表示し、(f)選択部が、上記表示部が表示してい
る上記映像より所定の位置を選択し、(g)詳細情報表
示部は、上記選択部により選択された所定の位置が上記
表示部が表示している枠の内側である場合、上記枠表示
情報記憶部より枠に関連づけられた関連キーを取得し、
上記取得した関連キーを基に上記詳細情報記憶部より詳
細情報を取得し、上記表示部に上記映像とともに上記詳
細情報を表示する。
【0007】また、この発明に係る枠表示装置は、上記
枠表示情報記憶部が、少なくとも枠を表示する対象とな
るフレーム番号を指定するフレーム情報と、枠を表示す
る位置を指定する座標情報とを上記枠表示情報として記
憶する事を特徴とする。
【0008】また、この発明に係る枠表示装置は、上記
詳細情報表示部が、上記映像と上記詳細情報とを表示部
に表示する場合、上記映像を一旦停止させてから上記詳
細情報を表示する事を特徴とする。
【0009】また、この発明に係る枠表示装置は、さら
に、枠表示情報設定部を備え、上記枠表示情報記憶部に
枠表示情報と関連キーとを設定することを特徴とする。
【0010】また、この発明に係る枠表示装置は、上記
枠表示情報記憶部が、上記所定の映像の動きに対して枠
を追随して表示させるため、上記座標情報を複数記憶す
ることを特徴とする。
【0011】また、この発明に係る枠表示装置は、上記
枠表示情報記憶部が、枠の形状を示す形状情報を記憶す
ることを特徴とする。
【0012】また、この発明に係る枠表示装置は、上記
枠表示情報記憶部が、表示する枠の大きさを指示するサ
イズ情報を記憶することを特徴とする。
【0013】さらに、上記枠表示情報設定部は、設定さ
れた一部の枠表示情報を基に、他の枠表示情報を求め、
上記求めた枠表示情報を上記枠表示情報記憶部に記憶さ
せることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下にこの発明の枠表示装置を図につい
て説明する。図1はこの発明の枠表示装置の構成を示す
図である。図1において、1は動画情報記憶部であり、
例えば映像A及び映像Bの動画情報を記憶している。2
は、詳細情報記憶部であり、映像A又は映像Bの映像中
に表示される所定の画像に対する補足説明を詳細情報と
して記憶している。3は枠表示情報記憶部であり、映像
A又は映像Bの映像中に表示される所定の画像に対して
枠を表示するための情報を記憶している。図2に枠表示
情報記憶部3に記憶される枠表示情報の構成例を示す。
図2に示すように枠表示情報は、動画情報ファイル名2
0と詳細情報ファイル名21と枠表示フレーム情報22
と枠表示座標情報23とにより構成されている。動画情
報ファイル名20は動画情報記憶部1に記憶されている
映像Aや映像Bのファイル名である。詳細情報ファイル
名21は、詳細情報記憶部2に記憶されている詳細情報
Aや詳細情報Bのファイル名である。また、枠表示フレ
ーム情報22は表示開始フレーム24と表示終了フレー
ム25より構成されている。枠表示フレーム情報22
は、フレーム番号によって枠を表示するタイミングを示
している。図2では枠を表示するタイミングをフレーム
番号によって指定していた。しかし、映像を開始してか
ら始めに枠を表示するまでの経過時間と枠を表示する間
の時間を枠表示フレーム情報とすることも可能である。
枠表示フレーム情報22は枠を表示するタイミングと枠
の表示を終了するタイミングを図ることができる情報で
あればよい。また、枠表示座標情報23は、枠表示x座
標と枠表示y座標より構成されている。枠表示x座標と
枠表示y座標は、表示する枠の中心点を示す座標であ
る。この実施の形態1では、枠の形状を”円”固定にす
る。従って、枠表示x座標と枠表示y座標は、円の中心
点を示す座標となる。また、枠表示x座標と枠表示y座
標は、枠を表示するフレームの数だけ設定を行う。例え
ば、表示開始フレーム24が”11”であり、表示終了
フレーム25が”20”である場合、枠表示x座標と枠
表示y座標は、10フレーム分設定する事になる。枠表
示情報記憶部3が記憶する枠表示情報は図2のように枠
を表示する対象となる画像を含む動画情報ファイル名2
0と枠を表示するタイミングを枠表示フレーム情報22
により指定する構成となっている。このため、一連の映
像の中で、枠を表示する対象となる画像が複数存在する
場合、枠表示情報も枠を表示する画像の種類に比例して
複数になる。また、連続する画像に対して枠を表示する
場合であっても、途中で枠の表示を中止して再度枠の表
示を開始するような場合、例えば10フレーム目から4
0フレーム目までのある所定の画像に対して枠を表示す
るが、途中25フレーム目から29フレーム目までは枠
を表示せず30フレーム目から40フレーム目までは再
度枠を表示するような場合も、枠表示情報は10フレー
ム目から24フレーム目までの枠表示情報と30フレー
ム目から40フレーム目までの枠表示情報を別々のファ
イルとして枠表示情報記憶部3に記憶させる。
【0015】図1の4は合成部であり、動画情報記憶部
1より取り出した動画情報5を基に生成する映像と、枠
表示情報記憶部3より取り出した枠表示情報6を基に生
成される枠とを合成して映像7を生成し、表示部8に合
成した映像7を表示させる。9は選択部である。選択部
9は、表示部8に表示されている映像中に現れる枠付き
の映像についてユーザが補足説明を表示させたい場合、
枠内を選択させる。枠内を選択されると選択部9は選択
位置情報10を取得する。例えば、枠内の選択はマウス
をクリックして行う。そして、選択位置情報10は、ク
リックされたマウスの位置をx座標とy座標によって取
得する情報である。マウスによりクリックされた位置情
報の取得は従来の技術により行うことができる。12
は、詳細情報表示部であり、選択部9より選択位置情報
10が渡されると、選択位置が枠内であるか確認する。
選択位置が枠内であるかどうかの確認方法については、
後で詳細な説明を行う。枠内であるときは、表示部8に
表示されている映像を一時停止する。そして、選択位置
情報10を基に枠表示情報記憶部3を検索し、枠表示情
報13を取得する。その後、取得した枠表示情報13に
含まれている詳細情報ファイル名21を基に詳細情報記
憶部2を参照し、該当するファイル名の詳細情報14を
取得する。詳細情報表示部12は取得した詳細情報14
を編集し、詳細情報15を生成する。そして表示部8に
詳細情報15を表示する。16は、枠表示情報設定部で
あり、上記図2に示した情報を設定する。
【0016】図3はこの発明の枠表示装置を用いて表示
される枠付映像の例を示す図である。図3(A)は、通
常の表示装置における映像の表示例を示している。表示
部8には、画像50と画像51と画像52が表示されて
いる。画像50〜画像52は動画像である。また、図3
(B)は、図3(A)の表示部8に表示されている映像
に対して、重ねて表示する枠を示している。表示部8に
は枠60と枠61と枠62がある。枠60は画像50に
対して表示する枠であり、枠61は画像51に対して表
示する枠である。また、枠62は画像52に対して表示
する枠である。枠60〜枠62はそれぞれ枠の中心点を
x座標とy座標により定められている。この実施の形態
1では表示する枠の形状を”円”固定としている。ま
た、円の大きさも固定としている。このため、枠60〜
枠62は、全て枠の形状が円であり、枠の大きさも同一
である。この発明における枠表示装置は、従来の表示装
置と同様に動画像をレイヤー構造によって表示してい
る。例えば、図3(A)の映像はレイヤー1であり、図
3(B)の枠を表示している映像はレイヤー2とする。
図3(C)は、図3(A)と図3(B)の映像を合成し
た映像である。表示部8には、合成部4によって画像5
0〜画像52に対してそれぞれ枠60〜枠62が重なる
ように表示されている。
【0017】図4は、この発明の枠表示装置において、
画像に対して枠を表示する手順を示す流れ図である。図
5は、図4における枠表示処理の流れ図である。図4と
図5の流れ図を用いて、この発明の枠表示装置における
画像に枠を表示する手順を以下に説明する。始めに合成
部4は、動画情報記憶部1より動画情報を取り出し映像
を生成する(S1)。そして、生成した映像を表示部8
に再生する(S2)。合成部4は表示部8に映像を再生
すると同時に、再生している動画情報の動画情報ファイ
ル名を基に枠表示情報記憶部3を参照する。そして、上
記動画情報ファイル名と同じ動画情報ファイル名を持つ
枠表示情報を検索する(S3)。検索した結果、同じ動
画情報ファイル名を持つ枠表示情報が見つかった場合
(S4)、枠表示情報の表示開始フレームが表示部8に
再生している映像のフレーム番号と同じであるか確認す
る(S5)。フレーム番号が同じである場合、枠表示処
理を起動する(S6)。上記S6の枠表示処理は、表示
部8に画像を表示する処理と並行して行う。枠表示処理
を起動した後合成部4は、映像が終了しているかどうか
確認する(S7)。映像が終了している場合は、映像を
クローズして(S8)動画像の表示処理を終了する。上
記S5の処理において、表示部8に表示している映像の
フレーム番号と表示開始フレームの番号が一致していな
い場合は、映像が終了するまで動画像の表示処理を行
う。また、上記S3において、表示部8に表示している
映像の動画情報ファイルのファイル名と同じファイル名
を持つ枠表示情報が枠表示情報記憶部3に存在しない場
合は、映像が終了するまで動画像の再生を行う(S
9)。上記S3の処理は枠表示情報記憶部3に記憶され
ている全ての枠表示情報について行う。例えば、図3
(C)のように画像50,51,52にそれぞれ枠6
0,61,62を重ねて表示する時の枠表示情報は、各
枠毎に記憶されているため、最初に枠60についての枠
表示情報を検索してもさらに検索を行い、枠61、枠6
2についての枠表示情報を検索する。このようにS3の
処理では、複数の枠表示情報を枠表示情報記憶部3より
検索する。従って上記S5〜S7の処理はS3で取得し
た枠表示情報の数分行う。図6に枠60,61,62を
画像50,51,52に追随して表示するための枠表示
情報を示す。図6(A)は、枠60の枠表示情報を示
し、図6(B)は、枠61の枠表示情報を示し、図6
(C)は、枠62の枠表示情報を示している。図6
(A)、(B)、(C)を比較すると動画情報ファイル
名は同じであるが、詳細情報ファイル名は、それぞれ異
なるファイル名であることがわかる。画像50,51,
52は人物であるが、詳細情報として人物のプロフィー
ルを表示するような場合は、このようにそれぞれの人物
のプロフィールを異なる詳細情報ファイルに登録してお
く。また、枠表示フレーム情報22も枠60,61,6
2によって異なる。これは画像50,51,52が動画
像であるため時間の経過とともに表示部8より消えるタ
イミングが異なるためである。また、枠表示座標情報2
3は、枠を表示するフレームの数だけ登録する。例え
ば、枠60は図6(A)によるとフレーム11〜フレー
ム20までの間表示する。このため、枠表示座標情報は
10フレーム分登録する。
【0018】次に、S6の枠表示処理についての手順を
図5の流れ図に従い説明する。S6の枠表示処理は、図
3(C)の枠60,61,62を表示するように指定し
た図6の枠表示情報が全てフレーム11から枠を表示す
るように指定している。このため、図4S6の枠表示処
理を起動する処理は、枠60,61,62についてそれ
ぞれ並行して起動されることになる。
【0019】図5の枠表示処理では、図6のS3で検索
した枠表示情報より枠表示開始フレームに対する枠表示
x座標を取得する(S10)。続いて、枠表示開始フレ
ームの枠表示y座標を取得する(S11)。そして取得
したx座標とy座標を中心点とする円を生成し、映像と
同期をとり、表示部8に枠を表示する(S12)。上記
で説明したように枠と映像は、別々のレイヤーに表示さ
れているので同期をとって映像と枠を表示する。上記S
10〜S12までの処理を表示最終フレームになるまで
繰り返し行う(S13)。図3(C)に示した枠60,
61,62は図6に示した枠表示情報を見ると表示終了
フレームがそれぞれ異なっている。このため、図5の枠
表示処理は、枠61、枠60、枠62の順に終了する。
【0020】枠の表示は、図5に示したとおりフレーム
毎に枠表示情報に指定されたx座標とy座標を中心点に
して描画する。このため、フレーム毎にx座標やy座標
を変えることによって、動画の動きに追随して枠も移動
させることができる。また、枠表示処理は、枠毎に並行
して起動されるので、図3(C)のように一連の映像の
中で複数の画像に対してそれぞれ枠を表示することがで
きる。また、それぞれの枠を表示するタイミングや枠の
表示を消すタイミングを枠表示情報に枠毎にそれぞれ指
定することができるので、枠毎に表示タイミングや表示
消去タイミングを容易に設定することができる。
【0021】次に、詳細情報の表示動作について以下に
説明を行う。図7は詳細情報を表示する手順を示す流れ
図である。図7によると詳細情報を表示するには表示部
8に表示されている枠内を選択部9によって選択するこ
とから始める(S40)。選択は、例えば、マウスを使
って枠内をクリックする。選択部9はマウスをクリック
された位置を選択位置情報10として座標により取り込
む。そして、選択部9は取り込んだ選択位置情報10を
詳細情報表示部12に渡す。詳細情報表示部12は、選
択部9より渡された座標が枠内にあるか否かを枠表示情
報を参照して確認する。図8に11フレーム目の所定の
位置を選択した図を示す。60aは枠60における中心
点であり、中心座標は図6(A)にあるように(10,
50)である。また、60bは、マウスでクリックした
選択位置を示しており、座標は(13,51)であると
する。選択部9は、選択位置60bの座標を選択位置情
報10として入力して、詳細情報表示部12に渡す。詳
細情報表示部12は、選択位置情報10を受信すると表
示部8に表示している映像を一時停止させる(S4
1)。そして選択位置60bの座標が枠内であるか判断
する(S42)。この実施の形態1では、枠の形状を円
固定とし、また、サイズも固定としている。このため、
選択位置60bの座標が枠内であるかどうかは、枠表示
情報の枠表示x座標と枠表示y座標を基に判断する。例
えば、選択位置60bが選択されているのは11フレー
ム目である。このため、詳細情報表示部12は、枠表示
情報より、11フレーム目における枠表示x座標と枠表
示y座標を取得する。図8を見ると11フレーム目に
は、枠60と枠61と枠62の3つの枠が表示されてい
る。このため、11フレームにおける枠表示情報は3種
類取得できる。3種類の枠表示情報は、枠60の11フ
レーム目の中心座標(10,50)と、枠61の11フ
レーム目の中心座標(20,50)と枠62の11フレ
ーム目の中心座標(30,50)である。この実施の形
態1では、枠の大きさは固定であるため、例えば円の半
径を10ドットとする。従って、枠60,61,62の
それぞれの枠の中心座標に半径10ドットを考慮する
と、選択位置60bの座標は枠60に含まれることが分
かる。枠内に選択位置60bの座標が含まれている場合
は、枠表示情報より詳細情報ファイル名21を取得する
(S43)。詳細情報表示部12は、取得した詳細情報
ファイル名を基に詳細情報記憶部2を検索し、該当する
詳細情報ファイルをオープンする(S44)。そして、
詳細情報ファイルより、詳細情報14を取得する。詳細
情報表示部12は、取得した詳細情報14を必要に応じ
て編集し、編集後の詳細情報15を表示部8に表示する
(S45)。このとき、表示部8には映像と映像に対す
る詳細情報が同時に表示される。詳細情報の表示を行っ
た後、詳細情報表示部12は詳細情報ファイルをクロー
ズする(S46)。そして、ユーザから詳細情報の表示
を解除する指示があるまで待つ(S47)。ユーザより
詳細情報の表示を解除する指示がなされた場合、詳細情
報表示部12は映像を再スタートする(S48)。この
とき詳細情報の表示は打ち切り、表示部8には映像だけ
が再生される。以上のように図7に示した流れ図に従
い、詳細情報の表示を行う。
【0022】上記したようにこの発明の枠表示装置は、
動画像の動きに追随して枠を表示することができる。さ
らに、詳細情報の表示を行うとき、映像を一時停止させ
ているので、ユーザは映像を確認しながら詳細情報を見
ることができる。
【0023】さらに、枠表示情報の詳細情報ファイル名
21を変更することによって一連の動画像について複数
種類の詳細情報を切り換えるように表示できる。例え
ば、画像52については、図6(C)に示したように1
1フレーム目から30フレーム目までに枠を表示してい
る。そして、詳細情報ファイル名は「SHOSAI3.
TXT」を1つ指定していた。しかし、11フレーム目
から20フレーム目までは図6(C)に指定したように
「SHOSAI3.TXT」に格納されている詳細情報
を表示するが、21フレーム目から30フレーム目まで
は「SHOSAI4.TXT」に格納している詳細情報
を表示させたい。この場合、画像52に対する枠表示情
報を、2つ設定する。1つは詳細情報ファイル名が「S
HOSAI3.TXT」である枠表示情報、もう1つは
詳細情報ファイル名が「SHOSAI4.TXT」であ
る枠表示情報を設定する。また、枠表示フレーム情報に
ついても1つは表示開始フレームを11とし、表示終了
フレームを30とする。もう1つは表示開始フレームを
21とし、表示終了フレームを30とする。このように
映像52について2つの枠表示情報を設定することもで
きる。そして、フレーム11〜フレーム20に表示して
いる枠62内を選択すると「SHOSAI3.TXT」
に格納されている詳細情報を表示できる。また、フレー
ム21〜フレーム30に表示している枠62内を選択す
ると「SHOSAI4.TXT」に格納されている詳細
情報を表示できる。
【0024】実施の形態2.また、上記実施の形態1で
は、枠の形状は”円”固定としていた。さらに、円のサ
イズも固定にしていた。しかし、枠を表示する映像によ
っては枠の形が”円”よりも”四角形”や”三角形”で
ある方が見やすいこともある。また、枠のサイズも動画
像の動きにともない、拡大や縮小をした方が見やすいこ
とがある。このため、この実施の形態2では、枠の形状
を設定可能とし、さらに枠のサイズも設定可能にする枠
表示装置について以下に説明を行う。
【0025】図9は、実施の形態2における枠表示情報
の構成を示す図である。図9に示す枠表示情報は、上記
実施の形態1において説明した図2の枠表示情報に対し
て枠の形態情報70と各フレーム毎の枠の中心からの距
離71、72、73を追加した。枠の形態情報70は、
例えば”円”や”正四角形””正三角形”などの形状を
設定する。また、中心からの距離71、72、73に
は、枠の形態情報で指定した形状の中心点から頂点まで
の距離を指定する。但し、”円”の場合は半径を指定す
る。例えば、枠の形態情報に”正四角形”と指定すると
中心からの距離は、図10(A)に示したように中心点
80から頂点aまでの距離81を指定する。また、枠の
形態情報に”円”を指定すると中心からの距離には、図
10(B)に示したように中心点82から円周上の点a
までの距離83を指定する。また、枠の形態情報に”正
三角形”を指定すると、中心からの距離には、図10
(C)のように、中心点84から頂点aまでの中心から
の距離85を指定する。尚、距離の単位はドットであ
る。上記で説明した枠の形態情報は、正多角形及び円に
ついてであった。このため、中心点から頂点までの距離
は、各頂点について全て等しくなり、中心からの距離は
1つの中心座標について1つ設定すれば枠を形成するこ
とができた。しかし、枠の形態情報が多角形である場合
は、中心点から各頂点までの距離は多角形のそれぞれの
頂点について異なる可能性がある。このため、1つの中
心座標から各頂点までの距離は、複数指定することも可
能にする。図11は実施の形態2における枠表示手順を
示す流れ図である。図11において、S10、S11、
S12、S13の各処理は、上記実施の形態1の図5に
示した流れ図のS10からS13と同様の処理を行う。
さらに、図11では、図5の流れ図に対してS20とS
21とS22の処理を追加して行う。まず、S20では
枠表示情報より枠の形状を取得している。また、S21
は枠表示情報よりフレーム毎の中心からの距離を取得し
ている。S20とS21の処理は、枠表示情報の枠表示
x座標の取得に先立って行う。また、S22は表示枠の
形成処理であり、表示枠はS20で取得した枠の形状と
S21で取得した中心からの距離に基づいて枠を形成す
る。このように、図5にS20、S21とS22の3つ
の処理を追加することにより任意の形態の枠を指定され
たサイズで表示することができる。
【0026】図12は実施の形態2を説明するための画
像に枠を表示した例である。図12はリレーの映像であ
り、走者53、54、55が走っている映像である。図
12(A)は撮影位置から最も遠い位置を走っている映
像であり、走者53、54、55の姿は小さい。図12
(B)は、撮影位置から最も近い位置を走っている映像
であり、走者53、54、55の姿は大きい。実施の形
態2では、走者53と走者55に対する詳細な説明があ
り、走者53には枠86を、また、走者55には枠87
を重ねて表示する。また、各走者には特徴がなく、各走
者の区別を付けるため枠86の形状を”円”とする。ま
た、枠87の形状は”正四角形”とする。図12(A)
は、走者の姿が小さいため走者の大きさに合わせて枠8
6、枠87も小さいサイズで表示する。また、図12
(B)は走者の姿が大きいため、枠86と枠87のサイ
ズは図12(A)の枠よりも大きく表示する。このた
め、枠表示情報の中心からの距離は、図12(A)にお
けるフレームと図12(B)におけるフレームでは異な
る値を設定する。図13は図12に示した枠を表示する
ために設定する枠表示情報である。図13(A)は枠8
6に対する枠表示情報である。また、図13(B)は枠
87に対する枠表示情報である。はじめに、枠86に対
する図13(A)の枠表示情報について説明する。枠表
示情報の動画情報ファイル名は「EIZOU.AVI」
とする。そして、走者53の詳細説明は「REI.TX
T」というファイル名の詳細情報ファイルに登録されて
いるものとする。また、枠の形態は「円」とする。枠表
示開始フレームは100フレームとし、表示終了フレー
ムは300フレーム目とする。そして、枠表示座標情報
はフレーム毎に設定を行う。例えば、図12(A)が1
00フレーム目とすると、100フレーム目における枠
表示x座標は「150」とし、枠表示y座標は「15
0」とする。また、100フレーム目における枠86の
中心からの距離は「50」とする。枠86の形態は”
円”であるため中心からの距離は円の半径となる。ま
た、図12(B)が300フレーム目の映像とすると3
00フレーム目における枠表示x座標は「100」とな
り、枠表示y座標は「100」となる。中心からの距離
は、図12(A)で表示する枠86よりも図12(B)
で表示する枠86の方がサイズが大きく「100」と指
定する。次に枠87の枠表示情報を図13(B)につい
て説明する。動画情報ファイル名は枠86に対する動画
情報ファイル名と同じである。また、詳細情報ファイル
名は走者53と走者55では異なるため、「REIA.
TXT」とする。また、枠の形態情報は、正四角形とす
る。枠表示開始フレームは「100」とし、表示終了フ
レームを「300」とする。枠表示座標情報は、フレー
ムごとに設定する。図12(A)が100フレーム目だ
とすると、100フレーム目の枠87の枠表示x座標
は、「50」となり、枠表示y座標は「150」とな
る。中心からの距離は、「50」とする。また、図12
(B)を300フレーム目の映像とすると、300フレ
ーム目における枠表示座標情報は、枠表示x座標が「2
00」となり、枠表示y座標が「100」となる。30
0フレーム目における枠87の大きさは図12(A)の
枠87よりも大きくなる。このため、300フレーム目
における中心からの距離は「100」とする。図13の
ような枠表示情報を設定して映像を再生すると、図12
(A)や(B)の様に映像とともに枠が表示される。ま
た、101フレーム目から299フレーム目における枠
表示座標情報の値を説明しなかったが走者53、55の
動きに合わせて、中心座標や中心からの距離を変化させ
て設定することにより、枠の表示位置や枠のサイズを容
易に変えることができる。
【0027】以上のように、枠表示情報に枠の携帯情報
と中心からの距離を設定するようにすると、表示する枠
の形やサイズを任意に変更することができる。このよう
に、映像の大きさに合わせて枠表示をすれば映像のバラ
ンスが不自然にならない。また、枠の形を映像ごとに変
えることができれば、区別がつきにくい映像でも枠の形
により、一目で区別できる。また、中心からの距離はフ
レーム毎に設定できるので画像の拡大、縮小に合わせて
枠のサイズをスムーズに変化させることができる。
【0028】実施の形態3.上記実施の形態1及び実施
の形態2では、枠表示座標情報は表示開始フレームから
表示終了フレームの各フレーム毎に設定すると説明し
た。しかし、表示開始フレームと表示終了フレームにつ
いてだけ、枠表示座標情報を設定しておき、間のフレー
ムについては、枠表示装置の枠表示情報設定部16が自
動で設定することも可能である。例えば、図6(A)で
は、画像50がほとんど動かないため、表示開始フレー
ムと表示終了フレームの枠表示座標情報は全く同じであ
る。このため、ユーザが表示開始フレームの枠表示座標
情報と表示終了フレームの枠表示座標情報のみ設定すれ
ば、枠表示情報設定部16が表示開始フレームの次のフ
レームから表示終了フレームの1つ前のフレームまで枠
を表示する位置が固定であると判断して、表示開始フレ
ームの次のフレームから表示終了フレームの1つ前のフ
レームまで枠表示x座標は「10」、枠表示y座標は
「50」と自動で設定する。また、図6(B)では、表
示開始フレームと表示終了フレームの枠表示y座標は同
じである。このため、ユーザが表示開始フレームの枠表
示y座標と表示終了フレームの枠表示y座標に同じ値
「50」を設定すると、枠表示情報設定部16は、表示
開始フレームの次のフレームから表示終了フレームの1
つ前のフレームまで枠表示y座標については自動で「5
0」を設定する。また、枠表示x座標についてはユーザ
が表示開始フレームの枠表示x座標に「20」と設定
し、枠表示終了フレームの枠表示x座標に「5」と設定
すると、枠表示情報設定部16は表示開始フレームと表
示終了フレームの枠表示x座標の差「15」を表示開始
フレームの次のフレームから表示終了フレームの1つ前
までのフレームの数で等分する。図6(B)の表示開始
フレームは11であり、表示終了フレームは15であ
る。このため、枠表示情報設定部16は12フレーム目
から14フレーム目までの3フレーム分の枠表示x座標
を設定する。枠表示x座標は「20」から「5」へ変化
している。このため、変化の差「15」を3フレームで
等分する。その結果、表示開始フレームの次のフレーム
は枠表示x座標が「16」となり、その次のフレームは
「12」となり、さらに次のフレームは「8」となる。
表示終了フレームと1つ前のフレームの枠表示x座標の
差は「3」であり、その他のフレーム間における枠表示
x座標の差は「4」である。このように等しく等分でき
ない場合は、枠表示情報設定部16が誤差を適切に振り
分け、動画の動きと枠の動きがスムーズに見えるように
調整する。また、図6(C)では表示開示フレームと表
示終了フレームの枠表示x座標は同じである。しかし、
枠表示y座標は画像52が上へ移動するのに従い変化し
ている。このため、枠表示情報設定部16は、枠を表示
する対象となる全てのフレームについて枠表示x座標は
「30」とするが、枠表示y座標については、表示開始
フレームにおける枠表示y座標「50」と枠表示終了フ
レームにおける枠表示y座標「70」の差「20」を表
示開始フレームの次のフレームから表示終了フレームの
1つ前のフレームまでのフレームの数で等分する。その
結果、1フレームあたり「2」ずつ表示開始フレームの
枠表示y座標に加算していく。そうすると、29フレー
ム目の枠表示y座標は、「66」となり、29フレーム
目と30フレーム目の枠表示y座標の差が「4」になっ
てしまうので28フレーム目の枠表示y座標を「65」
として29フレーム目の枠表示y座標を「68」となる
ように調整する。
【0029】また、これまでは、表示開始フレームと表
示終了フレームとの枠表示座標情報より表示開始フレー
ムの次のフレームから表示終了フレームの1つ前のフレ
ームまでの枠表示座標情報を求める例を説明した。しか
し、図14に示す蝶が飛んでいる映像では、蝶56a
は、図14の点線で示す軌跡に従い移動し、表示開始フ
レームにおける枠表示座標情報と表示終了フレームにお
ける枠表示座標情報とからは表示開始フレームの次のフ
レームから表示終了フレームの1つ前までのフレームに
おける枠表示座標情報は自動的には求められない。この
ため、図14の点線で示した軌跡の頂点における蝶57
と蝶58の枠表示x座標と枠表示y座標を枠表示座標情
報に設定し、蝶56a、57、58、56bにおける枠
表示座標情報をユーザが設定し、他の未設定のフレーム
における枠表示座標情報を枠表示情報設定部16が求め
る。たとえば、図14における表示開始フレームは10
フレームとし、表示終了フレームは26フレームとす
る。そして、蝶57は13フレーム目とし、蝶58は1
7フレーム目とする。このためユーザは、10フレーム
目と13フレーム目と17フレーム目と26フレーム目
の枠表示座標情報を予め設定しておく。他のフレームに
ついては、座標は設定せず、未設定のままにしておく。
未設定のフレームについては、枠表示情報設定部16が
設定されているフレームにおける座標を基に未設定のフ
レームにおける座標を算出する。たとえば11フレーム
目と12フレーム目の座標は、10フレーム目と13フ
レーム目の枠表示座標の差をフレーム数で等分して算出
する。また、同じ様に14フレーム目から16フレーム
目までは13フレーム目と17フレーム目に設定されて
いる枠表示座標の差をフレーム数で等分する。また、1
8フレーム目から25フレーム目までは設定されている
枠表示座標の差をフレーム数で等分して算出する。
【0030】以上のように、枠表示情報設定部16は既
に設定されている枠表示座標情報より未設定の枠表示座
標情報を算出するので、ユーザはすべての枠表示座標情
報を予め設定する作業を省略することができる。
【0031】実施の形態4.この実施の形態4では、枠
表示情報設定部16がさらに、中心からの距離も自動的
に算出する例を説明する。上記実施の形態2において図
12のリレーの映像に枠を表示するための枠表示情報を
図13に示した。図12に示したリレーの映像では、走
者の映像の大きさに従い表示する枠の大きさも小さい枠
から大きい枠へサイズを徐々に大きくしていく例であっ
た。図13(B)によると枠87は、表示開始フレーム
では、中心からの距離は50であったが表示終了フレー
ムでは中心からの距離が100になっている。図12に
示した映像の例は表示する枠を小さい枠から大きい枠へ
徐々に大きさを大きくしていく例である。このため、枠
表示情報設定部16は表示開始フレームと表示終了フレ
ームの中心からの距離の差を表示開始フレームの次のフ
レームから表示終了フレームの1つ前のフレームまでの
フレーム数で等分し、自動的に表示開始フレームの次の
フレームから表示終了フレームの1つ前のフレームにお
ける中心座標を求めることができる。図13(B)で
は、表示開始フレームは「100」であり、表示終了フ
レームは「300」である。そして、表示開始フレーム
における中心からの距離は「50」であり表示終了フレ
ームにおける中心からの距離は「100」であった。こ
のため、表示開始フレームにおける中心からの座標と表
示終了フレームにおける中心からの座標の差「50」を
101フレームから299フレームまでのフレーム数で
等分する。その結果、4フレームあたり「1」ずつ中心
からの距離を増やしていき、最後の297〜299フレ
ーム目は296フレーム目と同じ中心からの距離とす
る。
【0032】このように、枠表示情報設定部16は、各
フレームにおける枠表示座標情報の中心からの距離を設
定されているフレームの中心からの距離より求めて設定
する。また、枠表示x座標と枠表示y座標については上
記実施の形態3において説明した方法により、枠表示情
報設定部16が自動的に座標を算出し、算出した座標を
各フレームにおける枠表示x座標と枠表示y座標に設定
する。
【0033】また、図12に示したリレーの映像におけ
る枠の大きさは徐々に大きな枠へ変化していく例であっ
た。しかし、図15のように表示開始フレームから表示
終了フレームまでの間で枠の大きさが徐々に大きくな
り、また、徐々に小さくなりさらにさらにまた徐々に大
きくなるという変化を繰り返すような場合もある。図1
5において、枠66aは表示開始フレームである10フ
レーム目における枠の大きさを示している。また、枠6
6bは、表示終了フレームである26フレーム目におけ
る枠の大きさを示している。枠は、途中13フレーム目
で最小になり、徐々に大きくなっていき17フレーム目
で最大になり最終フレームで枠66bの大きさになる。
このように枠の表示を開始してから枠の表示を終了する
までの間に、表示している枠が大きくなったり小さくな
ったりする場合、ユーザは表示開始フレームと表示終了
フレームの枠表示座標情報を設定する他に途中の枠が最
小のサイズになる時のフレームや枠が最大になるときの
フレームにおける枠表示座標情報も設定しておく。たと
えば、10フレーム目における枠66aの中心からの距
離96は「10」とする。また、13フレーム目におけ
る枠67の中心からの距離97は「5」とする。また、
17フレーム目における枠68の中心からの距離98
は、「15」とし、26フレーム目における枠66bの
中心からの距離99は「12」とする。そして、11フ
レーム目と12フレーム目における中心からの距離は、
10フレーム目の中心からの距離96と13フレーム目
における中心からの距離97の差をフレーム数で等分す
る。また、14フレーム目から16フレーム目までの各
フレームにおける中心からの距離は13フレーム目にお
ける中心からの距離97と17フレーム目における中心
からの距離98をフレーム数で等分して求める。さら
に、18フレーム目から25フレームの各中心からの距
離は17フレーム目の中心からの距離98と26フレー
ム目における中心からの距離99との差をフレーム数で
等分して算出する。
【0034】このように枠表示情報設定部16は中心か
らの距離についてもすでに設定されている中心からの距
離を基に、設定されていないフレームの中心からの距離
を算出し、枠表示情報に設定することができる。
【0035】
【発明の効果】この発明における枠表示装置は、以上の
ように構成されており、以下の効果を奏するものであ
る。
【0036】この発明における枠表示装置は、枠を表示
する対象となる画像の動きに追随して枠を表示すること
ができる。このため、従来例のようにロケットの向きが
変わることによってロケットに対する枠の位置が変わっ
てしまっても、画像とともに枠が同時に表示されている
ので、ユーザは枠内を的確に選択することができる効果
がある。また、同じ種類の映像たとえば、チューリップ
の花畑に色の異なるチューリップが多数あり、赤い色の
チューリップだけに詳細説明がある場合でも、詳細説明
が用意されている映像については枠を表示しているので
ユーザはどの映像に対して詳細説明が用意されているか
容易に知ることができる効果がある。
【0037】また、フレーム番号によって枠を表示する
タイミングを指定する。このため時間により枠を表示す
るタイミングを指定するよりも細かい指定ができる効果
がある。例えば、1秒間が30フレームに相当する場合
時間によりタイミングを指定すると30フレームごとに
枠を表示することになる。しかしフレーム毎に枠を表示
するタイミングを指定できれば1フレーム目から10フ
レーム目というように、1秒に満たない表示時間であっ
ても枠を表示するように指定することができる効果があ
る。
【0038】また、詳細情報は、映像を一時停止してか
ら表示する。このため、詳細情報に示されている内容と
映像を見比べて確認することができる効果がある。たと
えば、エンジンの映像について詳細な説明を表示させた
場合、エンジン部の細かな部品の構成と、詳細情報に示
されている部品の名称や、部品の特徴などの説明を見比
べながら確認することができる。
【0039】また、枠表示情報設定部は、設定されてい
る枠表示情報を基に未設定の枠表示情報を求めることが
できる。このため、映像の動きに追随して枠を左右上下
斜めに移動させたり、枠の大きさを大きくしたり小さく
したりするような場合、枠を表示するすべてのフレーム
について枠表示情報を設定しなければならないと、ユー
ザはフレーム毎に枠表示情報の値を計算しなければなら
ない。しかし、この発明の枠表示装置を用いることによ
って、ポイントになる枠表示情報を設定しておけば自動
的に未設定の枠表示情報を設定することができ、枠表示
情報の設定を容易に行うことができる効果がある。ま
た、枠表示情報の設定における煩雑さがなくなる効果が
ある。
【0040】また、枠の形状を枠表示情報として、設定
することができる。このため、たとえば花畑に多数の種
類のチューリップが映っている映像があった場合、チュ
ーリップの種類別に枠の形状を変えるように指定するこ
とができる。その結果、映像をみただけではチューリッ
プの種類が判別できない場合でも、形状の違いをみるこ
とによってチューリップの種類が異なっていることを確
認でき、選択したい映像を間違えることがなくなる効果
がある。
【0041】さらに、表示する枠の大きさを指定でき
る。このため、一つの映像が大きくなったり小さくなっ
たり変化するような場合、映像の変化に応じて枠のサイ
ズを変更することができる。このため、映像に枠が表示
されて映像が煩雑になっても、枠の大きさが変化するこ
とによって比較的見やすい映像にすることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の枠表示装置の構成を示す図であ
る。
【図2】 実施の形態1における枠表示情報の構成を示
す図である。
【図3】 実施の形態1における映像とともに枠を表示
する例を示す図である。
【図4】 実施の形態1における映像と枠を表示する手
順を示す流れ図である。
【図5】 図4における枠表示処理の手順を示す流れ図
である。
【図6】 実施の形態1における枠表示情報の一例を示
す図である。
【図7】 実施の形態1における詳細情報表示部の動作
の手順を示す流れ図である。
【図8】 実施の形態1における枠内を選択する例を示
す図である。
【図9】 実施の形態2における枠表示情報の構成を示
す図である。
【図10】 実施の形態2における中心からの距離を説
明する図である。
【図11】 実施の形態2における枠表示処理の手順を
示す流れ図である。
【図12】 実施の形態2における映像と枠を表示する
例を示す図である。
【図13】 実施の形態2における枠表示情報の一例を
示す図である。
【図14】 実施の形態3における動画の一例を示す図
である。
【図15】 実施の形態4における表示する枠の一例を
示す図である。
【図16】 従来例における情報処理装置の構成を示す
図である。
【図17】 従来例における映像とともにアイコンを表
示する例を示す図である。
【図18】 従来例における映像と表示されない枠を示
す図である。
【符号の説明】
1 動画情報記憶部、2 詳細情報記憶部、3 枠表示
情報記憶部、4 合成部、5 動画情報、6 枠表示情
報、7 合成した映像、8 表示部、9 選択部、10
選択位置情報、12 詳細情報表示部、13 枠表示
情報、14 詳細情報、15 詳細情報、16 枠表示
情報設定部、20 動画情報ファイル名、21 詳細情
報ファイル名、22 枠表示フレーム情報、23 枠表
示座標情報、24 表示開始フレーム、25 表示終了
フレーム、26,28,30 枠表示x座標、27,2
9,31 枠表示y座標、50,51,52 画像、5
3,54,55 走者、56a,56b,57,58
蝶、60,61,62 枠、60a 枠の中心座標、6
0b 選択位置、66a,66b,67,68 枠、7
0 枠の形態情報、71,72,73 中心からの距
離、80,82,84中心点、81,83,85 中心
からの距離、86,87 枠、96,97,98,99
中心からの距離。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有する枠表示装置 (a)動画情報を記憶する動画情報記憶部、(b)上記
    動画情報に基づいて生成される所定の映像に対する詳細
    情報を記憶する詳細情報記憶部、(c)上記動画情報に
    基づいて生成される所定の映像の動きに対して枠を追随
    させて表示するための枠表示情報を記憶するとともに、
    上記詳細情報記憶部に記憶されている詳細情報と表示さ
    れる枠とを関連づける関連キーとを記憶する枠表示情報
    記憶部、(d)上記動画情報記憶部より動画情報を取り
    出すとともに、上記枠表示記憶部より枠表示情報を取り
    出し、上記取り出した枠表示情報が上記取り出した動画
    情報に対する枠表示情報である場合、上記枠表示情報に
    基づいて上記動画情報より生成される映像の動きに追随
    するように枠を生成し、上記生成した枠と上記動画情報
    より生成される映像とを合成する合成部、(e)上記合
    成部が合成した上記映像と上記枠を表示する表示部、
    (f)上記表示部が表示している上記映像より所定の位
    置を選択する選択部、(g)上記選択部により選択され
    た所定の位置が上記表示部が表示している枠の内側であ
    る場合、上記枠表示情報記憶部より枠に関連づけられた
    関連キーを取得し、上記取得した関連キーを基に上記詳
    細情報記憶部より詳細情報を取得し、上記表示部に上記
    映像とともに上記詳細情報を表示する詳細情報表示部。
  2. 【請求項2】 上記枠表示情報記憶部は、少なくとも枠
    を表示する対象となるフレーム番号を指定するフレーム
    情報と、枠を表示する位置を指定する座標情報とを上記
    枠表示情報として記憶する事を特徴とする請求項1記載
    の枠表示装置。
  3. 【請求項3】 上記詳細情報表示部は、上記映像と上記
    詳細情報とを表示部に表示する場合、上記映像を一旦停
    止させてから上記詳細情報を表示する事を特徴とする請
    求項1記載の枠表示装置。
  4. 【請求項4】 上記枠表示装置は、さらに、上記枠表示
    情報記憶部に枠表示情報と関連キーとを設定する枠表示
    情報設定部を備えたことを特徴とする請求項1記載の枠
    表示装置。
  5. 【請求項5】 上記枠表示情報記憶部は、上記所定の映
    像の動きに対して枠を追随して表示させるため、上記座
    標情報を複数記憶することを特徴とする請求項2記載の
    枠表示装置。
  6. 【請求項6】 上記枠表示情報記憶部は、枠の形状を示
    す形状情報を記憶することを特徴とする請求項2記載の
    枠表示装置。
  7. 【請求項7】 上記枠表示情報記憶部は、表示する枠の
    大きさを指示するサイズ情報を記憶することを特徴とす
    る請求項2記載の枠表示装置。
  8. 【請求項8】 上記枠表示情報設定部は、設定された一
    部の枠表示情報を基に他の枠表示情報を求め、上記求め
    た枠表示情報を上記枠表示情報記憶部に記憶させること
    を特徴とする請求項4記載の枠表示装置。
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KR20150142016A (ko) * 2013-04-11 2015-12-21 구글 인코포레이티드 모바일 컴퓨팅 디바이스들에 의해 주석달린 비디오 콘텐츠를 디스플레이하기 위한 시스템들 및 방법들

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