JPH10187521A - 流通データ作成方法及び装置 - Google Patents

流通データ作成方法及び装置

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JPH10187521A
JPH10187521A JP8342020A JP34202096A JPH10187521A JP H10187521 A JPH10187521 A JP H10187521A JP 8342020 A JP8342020 A JP 8342020A JP 34202096 A JP34202096 A JP 34202096A JP H10187521 A JPH10187521 A JP H10187521A
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JP8342020A
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Inventor
Tetsuo Ikeda
哲夫 池田
Tatsuhiko Murata
達彦 村田
Giichi Kishimoto
義一 岸本
Tadashiro Yoshida
忠城 吉田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流通データを構成する一部の更新差分データ
の発生が遅延しても、一定期間内に、遅延していた更新
差分データが発生すれば、流通データの作成を可能とす
る流通データ作成方法及び装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、流通データ作成に先立って、
更新差分データに流通データ最大作成個数、最大蓄積期
間に所定の値を設定し、流通データ作成個数、蓄積期間
に初期値を設定し、流通データ作成時に、該流通データ
の構成要素となった更新差分データの流通データ作成個
数の値をインクリメントし、流通データ作成後に、流通
データ最大作成個数の値と等しくなった流通データ作成
個数を有する更新差分データを削除し、蓄積期間をイン
クリメントし、当該蓄積期間が最大蓄積期間を経過して
も流通データ作成個数が流通最大作成個数の値未満であ
るとき、警告を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流通データ作成方
法及び装置に係り、特に、データベース間で、一方のデ
ータベースのデータを他方のデータベースへ自動反映す
ることで、データの入力に関わる手間を削減するデータ
ベース間のいわゆる「データ流通」を実現する上で必要
となる流通データ作成方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、企業で業務に用いられているデー
タベースは、その業務対応に設計されているため、デー
タベース毎に同じ意味を表すデータを重複して持ってい
る。そのため、本来一度の投入でよいはずのデータを、
データベース毎に何度も手作業で入れ直すことが必要と
なっている。
【0003】この問題を解決する技術として、NTT技
術ジャーナル1994.5に示されているように、デー
タベース内のデータを自動的に他のデータベースに反映
し、同じデータの投入を一度で済ませるようにした「デ
ータ流通」という方法がある。
【0004】図16は、従来のデータ流通システムにお
けるデータ作成装置を説明するための図である。同図に
示すデータ作成装置は、更新差分データ作成部21、流
通データ作成部22、アプリケーションプログラム10
により更新されるデータベース30、更新差分データベ
ース40、流通データベース50から構成される。
【0005】データ流通システムにおけるデータベース
30から流通用のデータを作成する流通データ作成部2
2は、更新差分データベース40の1つあるいは、2つ
以上の更新差分データの組み合わせを基に流通用のデー
タ(以下、単に流通データと呼ぶ)を作成し、流通デー
タベース50に格納する。
【0006】以下、この処理について具体的に説明す
る。流通データ作成部22の処理に先立ち、例えば、特
願平7−238126に開示されているように、アプリ
ケーションプログラム10において、データベース30
中のデータを更新する処理の発生時に、データの更新情
報(更新差分データ)を更新差分データベース40に保
存する更新差分データ作成部21が必要となる。
【0007】図17に示すように、更新差分データ作成
部21で作成される更新差分データベース40の更新差
分データには、データベース30の中でのレコードタイ
プ41に加えて、アプリケーションプログラム10によ
って更新されたデータを示す更新後データ43と、他の
データベースへ反映する際に必要になる、どのデータが
更新されたかを表す更新前データ42と、どのような更
新(データの追加・更新・削除等)が行われたかを示す
更新種別44及び更新が誤った順序で反映され、データ
ベース間でデータの矛盾が生じるのを防ぐための更新順
序45が付与される。
【0008】更新差分データ作成部21の処理終了後
に、更新差分データベース40の1つあるいは、2つ以
上の更新差分データの組み合わせに基づいて、流通デー
タ作成部22が流通データを作成する。ここで、流通デ
ータの作成は、データモデルの理論における、いわゆる
非正規形レコードを作成する処理に相当する。
【0009】例えば、図18に示すように、更新差分デ
ータEと更新差分データFとが1対多(1:n)の参照
関係にあり、流通データ作成条件が以下に示す内容であ
るとする。・更新差分データFの1つの更新差分データ
と、それが参照する更新差分データEの1つの更新差分
データを組み合わせて流通データとする。
【0010】ここで、ある流通データ作成契機におい
て、図19に示すように、更新差分データEの1つの更
新差分データe1と、更新差分データe1を参照する更
新差分データFの2つの更新差分データf1,f2が存
在するものとする。流通データ作成部22により、e
1、f1からなる流通データaと、e1,f2からなる
流通データbとが作成される。
【0011】流通データ作成後は、各更新差分データを
更新差分データベース40から削除する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法では、何らかの理由により、データベース更
新業務が遅延し、流通データを構成する一部の更新差分
データの発生が遅延した場合、流通データを作成するこ
とができないという問題がある。
【0013】例えば、図19に示す流通データa,bの
作成処理完了後に、図20に示すように、既に削除され
たe1を参照するf3が発生したとする。このとき、e
1は既に削除されているため、e1、f3からなる流通
データを作成することはできない。
【0014】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、流通データを構成する一部の更新差分データの発生
が遅延しても、既に発生済の更新差分データに対して定
められた一定期間内に、遅延していた更新差分データが
発生すれば、流通データの作成を可能とする流通データ
作成方法及び装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、データベース
の更新操作に伴い作成される更新差分データの1つある
いは複数の組み合わせに基づいて、流通データを作成す
る流通データ作成方法において、流通データを構成する
一部の更新差分データの発生が遅延しても、既に発生済
の更新差分データに対して、遅延していた更新差分デー
タが予め指定された最大蓄積期間内に発生したとき、流
通データを作成する。
【0016】また、本発明は、既に発生済の更新差分デ
ータについて、該更新差分データと共に流通データを構
成する他の更新差分データの遅延に起因して、最大蓄積
期間を越えても、作成された流通データ作成個数が、所
定の流通データ最大作成個数に達しない場合には、警告
を通知する。
【0017】図1は、本発明の原理を説明するための図
である。本発明は、流通データ作成に先立って、更新差
分データに流通データ最大作成個数、流通データ作成個
数、最大蓄積期間、蓄積期間を付加し、該流通データ最
大作成個数、該最大蓄積期間にユーザ指定値を設定し、
該流通データ作成個数及び該蓄積期間には初期値として
0を設定する初期化処理を行い(ステップ1)、流通デ
ータを作成し、該流通データの構成要素となった更新差
分データの流通データ作成個数の値をインクリメントす
る流通データ作成処理を行い(ステップ2)、流通デー
タ作成後に、流通データ最大作成個数の値と等しくなっ
た流通データ作成個数を有する更新差分データを削除
し、蓄積期間をインクリメントし、該蓄積期間が最大蓄
積期間を経過しても、作成した流通データ作成個数が流
通データ最大作成個数の値未満であるとき、警告を出力
する流通データ作成後処理を行う(ステップ3)。
【0018】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明は、更新対象のデータベース30と、該データベース
30の更新操作に伴い、更新前と更新後との差分を表す
更新差分データを作成する更新差分データ作成手段21
と、該更新差分データ作成手段21により作成された該
更新差分データ40の1つあるいは複数の組み合わせに
基づいて、流通データ50を作成する流通データ作成手
段22とを有する流通データ作成装置100であって、
流通データ作成手段22は、流通データを構成する一部
の更新差分データの発生が遅延しても、既に発生済の更
新差分データに対して、予め指定された最大蓄積期間内
に、遅延していた更新差分データが発生したとき、流通
データを作成する流通データ生成手段222を有する。
【0019】また、上記の流通データ作成手段22は、
流通データ作成に先立って、更新差分データに流通デー
タ最大作成個数、流通データ作成個数、最大蓄積期間、
蓄積期間を付加し、該流通データ最大作成個数、該最大
蓄積期間にユーザ指定値を設定し、該流通データ作成個
数及び該蓄積期間には初期値を設定する初期化手段22
1と、流通データ生成手段222において流通データ作
成時に、該流通データの構成要素となった更新差分デー
タの流通データ作成個数の値をインクリメントするカウ
ントアップ手段223と、流通データ作成後に、流通デ
ータ最大作成個数の値と等しくなった流通データ作成個
数を有する更新差分データを削除する更新差分データ削
除手段224と、蓄積期間をインクリメントし、該蓄積
期間が最大蓄積期間を経過しても作成した流通データ作
成個数が流通データ最大作成個数の値未満であるとき、
警告を出力する警告通知手段225とを含む。
【0020】このように、本発明では、初期化処理にお
いて、更新差分データに流通データ最大作成個数、流通
データ作成個数、最大蓄積期間、蓄積期間を設定してお
き、次いで、流通データ作成処理において、流通データ
を作成し、流通データ作成個数の値をカウントアップす
る。さらに、流通データ作成後処理において流通データ
作成個数の値が流通データ最大作成個数の値に等しくな
った更新差分データを自動的に削除し、蓄積期間の値が
最大蓄積期間の値を越えても流通データ作成個数の値が
流通データ最大作成個数の値に達しない場合、オペレー
タに警告を通知する。
【0021】これにより、流通データを構成する一部の
更新差分データの発生が遅延しても、既に発生済の更新
差分データに対して指定された最大蓄積期間内に、遅延
していた更新差分データが発生すれば、流通データの作
成を可能にする。
【0022】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の流通データ作成
装置の構成を示す。同図に示す流通データ作成装置10
0はアプリケーションプログラム10により更新される
データベース30、更新差分データ作成部21、流通デ
ータ作成部22、更新差分データベース40、及び流通
データベース50から構成される。
【0023】更新差分データ作成部21は、アプリケー
ションプログラム10により更新処理された際のデータ
の更新情報である更新差分データを作成し、更新差分デ
ータベース40に格納する。なお、更新差分データの作
成処理は、本発明の主旨ではないため、既存の方法で作
成すればよい。
【0024】流通データ作成部22は、更新差分データ
ベース40に格納されている更新差分データを組み合わ
せて流通データを生成し、流通データベース50に格納
する流通データ生成部222と、当該流通データ生成部
222を制御する制御部226から構成される。当該制
御部222は、図2に示す初期化手段221、カウント
アップ手段223、更新差分データ削除手段224及び
警告通知手段225の各動作を統括的に行うものとす
る。
【0025】制御部226は、更新差分データベース4
0内の各更新差分データに流通データ最大作成個数フィ
ールド、流通データ作成個数フィールド、最大蓄積期間
フィールド、蓄積期間フィールドを設け、そのうち、流
通データ最大作成個数フィールド及び最大蓄積期間フィ
ールドにはユーザ指定値を設定し、流通データ作成個数
フィールド及び蓄積期間フィールドには初期値として0
を設定する。
【0026】また、制御部226は、更新差分データが
構成要素となった流通データ作成個数、つまり、流通デ
ータ作成個数フィールドの値を参照し、予め更新差分デ
ータの流通データ最大作成個数フィールドに設定されて
いるユーザ指定値と比較し、流通データ作成個数が当該
流通データ最大作成個数を越えている場合には、更新差
分データを削除する処理を行う。また、更新差分データ
の最大蓄積期間フィールドを参照して、蓄積期間が当該
最大蓄積期間を越えており、流通データ作成個数が所定
の流通データ最大作成個数の値に満たない場合には、オ
ペレータに警告を通知する。
【0027】図4は、本発明の流通データ作成処理のフ
ローチャートである。 ステップ101) まず、流通データの作成に先立ち、
初期化処理として、図5に示す更新差分データベース4
0の更新差分データのレコードに流通データ最大作成個
数フィールド420、流通データ作成個数フィールド4
30、最大蓄積期間フィールド440及び蓄積期間フィ
ールド450を付加し、そのうち、流通データ最大作成
個数フィールド420及び最大蓄積期間フィールド44
0にはユーザ指定値を設定し、流通データ作成個数フィ
ールド430及び蓄積期間フィールド450には、初期
値として0を設定する。
【0028】ステップ102) 次に、流通データ生成
部222は、予め更新差分データ作成部21により生成
されている更新差分データを組み合わせて流通データを
作成する。さらに、制御部226は、流通データ作成時
に、流通データ作成個数フィールド430の値をインク
リメントする。
【0029】ステップ103) 制御部226は、流通
データ作成時に、流通データ最大作成個数フィールド4
20の値で示される数分の流通データが作成されたかを
判定し、作成された場合には、更新差分データベース4
0の更新差分データを削除する。また、蓄積期間フィー
ルド450の値と、最大蓄積期間フィールド440の値
を比較して、その更新差分データと共に流通データを構
成する他の更新差分データの遅延に起因して最大蓄積期
間を越えても、作成できた流通データ作成個数が流通デ
ータ最大作成個数に達しない場合には、オペレータに警
告を通知する。
【0030】これにより、流通データを構成する一部の
更新差分データの発生が遅延しても、既に発生済みの更
新差分データに対して指定された最大蓄積期間内に、遅
延していた更新差分データが発生すれば、流通データの
作成が可能となる。以下に、本発明を詳細に説明する。
【0031】以下では、図3に示す構成に基づいて説明
する。予め、更新差分データ作成部21において、更新
差分データベース40が作成されているものとする。ま
ず、制御部226は、図5に示すように、更新差分デー
タベース40の各レコードに流通データ最大作成個数フ
ィールド420、流通データ作成個数フィールド43
0、最大蓄積期間フィールド440、蓄積期間フィール
ド450からなる各設定フィールド410を追加し、初
期化する。
【0032】図6は、本発明の制御部の初期化の処理を
示すフローチャートである。 ステップ201) 更新差分データベース40から1つ
の更新差分データを読み込む。 ステップ202) 更新差分データに既に、流通データ
最大作成個数フィールド420、流通データ作成個数フ
ィールド430、最大蓄積期間フィールド440、蓄積
期間フィールド450の各フィールドが付加されている
かを判定し、付加されている場合には、ステップ205
に移行する。また、付加されていない場合にはステップ
203に移行する。
【0033】ステップ203) 流通データ最大作成個
数フィールド420、流通データ作成個数フィールド4
30、最大蓄積期間フィールド440、蓄積期間フィー
ルド450の各フィールドを更新差分データに追加す
る。 ステップ204) 流通データ最大作成個数フィールド
420、最大蓄積期間フィールド440にユーザ指定値
を設定し、流通データ作成個数フィールド430と蓄積
期間フィールド450に初期値として0を設定する。
【0034】ステップ205) 更新差分データの検索
が全て完了しているかを判定し、完了している場合には
処理を終了し、完了していない場合には、ステップ20
1に移行する。次に、流通データ作成部22は、図7に
示す手順で流通データを作成する。
【0035】図7は、本発明の流通データ作成処理のフ
ローチャートである。 ステップ301) 流通データ生成部222は、所定の
流通データ作成条件を満たす更新差分データを更新差分
データベース40から検索し、1つまたは2つ以上の更
新差分データの組み合わせにより流通データを1つ作成
する。
【0036】ステップ302) 制御部226は、流通
データを構成する各更新差分データの流通データ作成個
数フィールド430の値を1カウントアップする。 ステップ303) 制御部226は、作成可能な流通デ
ータの作成がすべて完了したかを判定し、完了している
場合には、流通データの作成を終了し、完了していない
場合には、ステップ301に移行する。
【0037】次に、制御部226が流通データ作成後に
おいて、流通データ作成個数が流通データ最大作成個数
に達した場合、当該更新差分データを削除し、最大蓄積
期間を越えても、流通データ作成個数が流通データ最大
作成個数に満たない場合に警告通知する処理を説明す
る。
【0038】図8は、本発明の流通データ作成後の処理
のフローチャートである。 ステップ401) 制御部226は、更新差分データベ
ース40から1つの更新差分データを読み出す。 ステップ402) 読み出した更新差分データの流通デ
ータ作成個数フィールド430の値が、流通データ最大
作成個数フィールド420の値と等しい場合には、ステ
ップ403に移行し、そうでない場合にはステップ40
4に移行する。
【0039】ステップ403) 更新差分データを削除
する。 ステップ404) 蓄積期間フィールド450の値を1
カウントアップする。 ステップ405) 蓄積期間フィールド450の値が最
大蓄積期間フィールド440の値より大きい場合には、
ステップ406に移行し、そうでない場合には、ステッ
プ407に移行する。
【0040】ステップ406) 流通データ作成個数
が、流通データ最大作成個数未満でかつ、最大蓄積期間
を超過していることをオペレータに警告する。 ステップ407) 更新差分データを全て読み出してい
れば処理を終了し、そうでない場合には、ステップ40
1に移行する。
【0041】
【実施例】以下図面と共に、本発明を具体的な例を用い
て説明する。 [第1の実施例]図9は、本発明の第1の実施例の更新
差分データの例を示す。同図において、基数関係が1対
2の更新差分データA,Bを結合して流通データを作成
するものとする。
【0042】流通データの作成条件は、『更新差分デー
タBとそれが参照する更新差分データAとを纏めて流通
データを作成する』である。また、各更新差分データの
流通データ最大作成個数は、以下の通りである。 更新差分データAの流通データ最大作成個数:2 更新差分データAの最大蓄積期間:1 更新差分データBの流通データ最大作成個数:1 更新差分データBの最大蓄積期間:1 図10に示すように、1回目の流通データ作成契機にお
いて、更新差分データAのa1と、当該a1を参照する
更新差分データBのb1が存在するとする。流通データ
作成の基本処理において、a1,b1からなる流通デー
タ83が作成される。
【0043】当該流通データ作成後、流通データ作成個
数フィールド430の値が流通データ最大作成個数フィ
ールド420の値に等しいb1は自動的に削除される。
a1は流通データ作成個数フィールド430の値(=
1)が流通データ最大作成個数フィールド420の値
(=2)未満のため、削除されずに蓄積されたままとな
る。
【0044】次に、図11に示すように、2回目の流通
データ作成契機において、更新差分データAのa1と、
a1を参照する更新差分データBのb2が存在するもの
とする。流通データ作成基本処理において、a1及びb
2からなる流通データ93が作成される。流通データ作
成後においては、a1,b2のいずれも流通データ作成
個数フィールド430の値が流通データ最大作成個数フ
ィールド420の値(それぞれ2、1)に等しいため、
自動的に削除される。
【0045】本実施例では、流通データを構成する一部
の更新差分データの発生が遅延しても既に発生済みの更
新差分データに対して指定された最大蓄積期間内に、遅
延していた更新差分データが発生すれば、流通データの
作成が可能である効果があることがわかる。また、更新
差分データ間の参照関係の基数(1対2の1と2)を用
いることにより、流通データ最大作成個数フィールド4
20の値を利用者が設定できることがわかる。
【0046】[第2の実施例]図12は、本発明の第2
の実施例の更新差分データの例である。同図に示すよう
に、基数関係が1対4の更新差分データCと更新差分デ
ータDを結合して流通データを作成するとする。
【0047】流通データ作成条件は、『更新差分データ
Dの1更新差分データとそれが参照する更新差分データ
Cの1更新差分データとを纏めて流通データとする』と
する。また、各更新差分データの流通データ最大作成個
数、最大蓄積期間は以下の通りである。 更新差分データCの流通データ最大作成個数:4 更新差分データCの最大蓄積期間:1 更新差分データDの流通データ最大作成個数:1 更新差分データDの最大蓄積期間:1 図13に示すように、1回目の流通作成データ作成契機
において、更新差分データCのc1と、c1を参照する
更新差分データDのd1、d2が存在するものとする。
流通データ作成部22は、c1、d1からなる流通デー
タ114とc1,d2からなる流通データ115を作成
する。
【0048】流通データ作成後、制御部226は、流通
データ作成個数フィールド430の値が流通データ最大
作成個数フィールド420の値に等しいd1,d2を自
動的に削除する。c1は流通データ作成個数フィールド
430の値(=2)が流通データ最大作成個数フィール
ド420の値(=4)未満のため、削除されずに、蓄積
されたままとなる。
【0049】次に、図14に示すように、2回めの流通
データ作成契機において、更新差分データCのc1と、
c1を参照する更新差分データDのd3が存在するもの
とする。流通データ作成部22は、c1,d3からなる
流通データ123を作成する。
【0050】流通データ作成後、図15に示すように、
c1,d3の流通データ作成個数フィールド430の値
はそれぞれc1=3、d3=1である。そのうち、その
値が流通データ最大作成個数フィールド420の値に等
しいd3は、流通データ作成後、制御部226により自
動的に削除される。また、c1は、流通データ作成後、
蓄積期間フィールド450の値がカウントアップされる
と、最大蓄積期間フィールド440の値を越えるので、
制御部226は、オペレータに警告を通知する。
【0051】このように、本実施例において、流通デー
タを構成する一部の更新差分データの発生が遅延して
も、既に発生済の更新差分データに対して指定された最
大蓄積期間内に、遅延していた更新差分データが発生す
れば、流通データの作成が可能となると共に、最大蓄積
期間を越えても、流通データ作成個数が流通データ最大
作成個数に満たない場合に警告通知することが可能とな
る。
【0052】また、更新差分データ間の参照関係の基数
(1対4の1と4)を用いることにより、流通データ最
大作成個数フィールド420の値を利用者が設定できる
ことが分かる。なお、本発明は、上記の実施例に限定さ
れることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可
能である。
【0053】
【発明の効果】上述のように、本発明の流通データ作成
方法及び装置によれば、流通データ最大作成個数の設定
により、その個数の流通データの構成要素となった更新
差分データを自動的に削除することが可能になる。ま
た、最大蓄積期間の設定により、流通データ作成個数が
流通データ最大作成個数未満であっても、最大蓄積期間
内ならば、差分更新データを削除せずに蓄積することが
可能となる。
【0054】これにより、流通データを構成する一部の
更新差分データの発生が遅延しても、既に発生済の更新
差分データに対して指定された最大蓄積期間内に、遅延
していた更新差分データが発生すれば、流通データの作
成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の流通データ作成装置の構成図である。
【図4】本発明の流通データ作成処理のフローチャート
である。
【図5】本発明の更新差分データベースの各レコードの
設定フィールドの構成を示す図である。
【図6】本発明の制御部の初期化の処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明の流通データ作成処理のフローチャート
である。
【図8】本発明の流通データ作成後の処理のフローチャ
ートである。
【図9】本発明の第1の実施例の更新差分データの例で
ある。
【図10】本発明の第1の実施例の1回目の流通データ
作成契機における更新差分データの例である。
【図11】本発明の第1の実施例の2回目の流通データ
作成契機における更新差分データの例である。
【図12】本発明の第2の実施例の更新差分データの例
である。
【図13】本発明の第2の実施例の1回目の流通データ
作成契機における更新差分データの例である。
【図14】本発明の第2の実施例の2回目の流通データ
作成契機における更新差分データの例である。
【図15】本発明の第2の実施例の流通データ作成後の
更新差分データの設定フィールドの例である。
【図16】従来のデータ流通システムにおける流通デー
タ作成装置を説明するための図である。
【図17】従来の更新差分データの構成を示す図であ
る。
【図18】従来の流通データ作成部の処理を説明するた
めの図である。
【図19】従来の作成された流通データの例である。
【図20】従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
10 アプリケーションプログラム 20 データ抽出部 21 更新差分データ作成部、更新差分データ作成手段 22 流通データ作成部、流通データ作成手段 30 データベース 40 更新差分データベース、更新差分データ 50 流通データベース、流通データ 70 制御部、流通データ作成制御手段 71 初期化手段 72 カウントアップ手段 73 更新差分データ削除手段 74 警告通知手段 83,93 流通データ 100 流通データ作成装置 114,115,123 更新差分データ 221 初期化手段 222 流通データ生成手段,流通データ生成部 223 カウントアップ手段 224 更新差分データ削除手段 225 警告通知手段 226 制御部 410 設定フィールド 420 流通データ最大作成個数フィールド 430 流通データ作成個数フィールド 440 最大蓄積期間フィールド 450 蓄積期間フィールド
フロントページの続き (72)発明者 吉田 忠城 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースの更新操作に伴い作成され
    る更新差分データの1つあるいは複数の組み合わせに基
    づいて、流通データを作成する流通データ作成方法にお
    いて、 前記流通データを構成する一部の更新差分データの発生
    が遅延しても、既に発生済の更新差分データに対して、
    遅延していた更新差分データが予め指定された最大蓄積
    期間内に発生したとき、流通データを作成することを特
    徴とする流通データ作成方法。
  2. 【請求項2】 既に発生済の更新差分データについて、
    該更新差分データと共に流通データを構成する他の更新
    差分データの遅延に起因して、最大蓄積期間を越えて
    も、作成された流通データ作成個数が、所定の流通デー
    タ最大作成個数に達しない場合には、警告を通知する請
    求項1記載の流通データ作成方法。
  3. 【請求項3】 前記流通データ作成に先立って、前記更
    新差分データに流通データ最大作成個数、流通データ作
    成個数、最大蓄積期間、蓄積期間を付加し、該流通デー
    タ最大作成個数、該最大蓄積期間にユーザ指定値を設定
    し、該流通データ作成個数及び該蓄積期間には初期値と
    して0を設定する初期化処理を行い、 流通データを作成し、該流通データの構成要素となった
    更新差分データの流通データ作成個数の値をインクリメ
    ントする流通データ作成処理を行い、 流通データ作成後に、前記流通データ最大作成個数の値
    と等しくなった流通データ作成個数を有する更新差分デ
    ータを削除し、前記蓄積期間をインクリメントし、該蓄
    積期間が前記最大蓄積期間を経過しても、作成した流通
    データ作成個数が前記流通データ最大作成個数の値未満
    であるとき、警告を出力する流通データ作成後処理を行
    う請求項1及び2記載の流通データ作成方法。
  4. 【請求項4】 更新対象のデータベースと、該データベ
    ースの更新操作に伴い、更新前と更新後との差分を表す
    更新差分データを作成する更新差分データ作成手段と、
    該更新差分データ作成手段により作成された該更新差分
    データの1つあるいは複数の組み合わせに基づいて、流
    通データを作成する流通データ作成手段とを有する流通
    データ作成装置であって、 前記流通データ作成手段は、 前記流通データを構成する一部の更新差分データの発生
    が遅延しても、既に発生済の更新差分データに対して、
    予め指定された最大蓄積期間内に、遅延していた更新差
    分データが発生したとき、流通データを作成する流通デ
    ータ生成手段を有することを特徴とする流通データ作成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記流通データ作成手段は、 前記流通データ作成に先立って、前記更新差分データに
    流通データ最大作成個数、流通データ作成個数、最大蓄
    積期間、蓄積期間を付加し、該流通データ最大作成個
    数、該最大蓄積期間にユーザ指定値を設定し、該流通デ
    ータ作成個数及び該蓄積期間には初期値を設定する初期
    化手段と、 前記流通データ作成手段において流通データ作成時に、
    該流通データの構成要素となった更新差分データの流通
    データ作成個数の値をインクリメントするカウントアッ
    プ手段と、 流通データ作成後に、前記流通データ最大作成個数の値
    と等しくなった流通データ作成個数を有する更新差分デ
    ータを削除する更新差分データ削除手段と、 前記蓄積期間をインクリメントし、該蓄積期間が前記最
    大蓄積期間を経過しても作成した流通データ作成個数が
    前記流通データ最大作成個数の値未満であるとき、警告
    を出力する警告通知手段とを含む請求項4記載の流通デ
    ータ作成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007523422A (ja) * 2004-02-18 2007-08-16 テレクルス ホールディング アーゲー 金融情報データベース用の金融情報を配信するためのデータ処理デバイス、データ構造、および方法

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JP2007523422A (ja) * 2004-02-18 2007-08-16 テレクルス ホールディング アーゲー 金融情報データベース用の金融情報を配信するためのデータ処理デバイス、データ構造、および方法

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