JPH10187279A - 携帯型兼用情報機器 - Google Patents

携帯型兼用情報機器

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JPH10187279A
JPH10187279A JP8357920A JP35792096A JPH10187279A JP H10187279 A JPH10187279 A JP H10187279A JP 8357920 A JP8357920 A JP 8357920A JP 35792096 A JP35792096 A JP 35792096A JP H10187279 A JPH10187279 A JP H10187279A
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portable
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JP8357920A
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Yoshiyuki Nishizawa
義志 西沢
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デスクトップあるいはノート型としての使用
時には、表示部として大きな表示画面やフルキーのキー
ボードによる効率的な操作が可能で、携帯時は、小型軽
量で、デスクトップと同じソフトのセットアップおよび
データの互換性が保持できるようにする。 【解決手段】 入力部、表示部、中央処理部、電源部を
有する内部モジュールを搭載し、小筐体に格納された情
報機器部からなる第1構成部分と、情報機器部の各部と
電気的に接続されるI/F部を有する入出力端子部、入
力部、表示部、電源部、情報機器部の小筐体が実装され
る装着部とを備えた外部筐体からなる第2構成部分とに
分離可能に構成し、小筐体は外部筐体と着脱自在に構成
され、分離状態では独立した情報機器として、実装状態
では外部筐体に設けられた入力部、表示部、電源部によ
って動作され従属した情報機器として動作可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯型兼用情報
機器に係り、特に、オフィスなどでの通常時に、デスク
トップあるいはノート型の情報機器としての使用が可能
で、外出先などの移動時には携帯型として、また、自宅
などでは、例えば私用のパーソナルコンピュータなどの
ユニットと接続して使用が可能な情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型の情報機器は、小型化が要求され
るので、一般的に、情報システムの機能のうち、一部の
機能のみを有する端末を構成し、公衆電話回線やISD
N回線等を利用してシステムセンターとの間で、情報の
授受を行う構成である。したがって、携帯端末のみで、
一つの情報機器として機能させるには限界がある。例え
ば、主システムがノート型情報機器のような小型の場合
でも、主要な構成要素(エンジン)は、ノート型情報機
器と携帯端末とがそれぞれ別個であり、ノート型情報機
器と携帯端末とでそれぞれ作成したデータは、互換性を
もっていない。そのため、それぞれのデータを簡単に合
成することはできない。その上、データの交換には、ケ
ーブル接続を要する等の煩わしさがあり、しかも、携帯
端末で、ノート型情報機器のデータを全て見ることとで
きない。
【0003】また、従来の携帯型情報機器としては、情
報機器の電子回路部分をベースとして、いわゆるカート
リッジ化された表示部、入力部、出力部を容易に着脱可
能に構成した装置が知られている(例えば特開平1−1
93910号公報)。具体的には、機器の構成上から変
化が予想される部分を全てカートリッジ構造とし、さま
ざまな組み合せを用意することによって、ユーザが必要
とする構成を一個のシステムの中から自由に選択するこ
とを可能にしている。さらに、情報機器の電子回路部分
をベースとして、携帯型の簡易表示部、入力部を取り付
け、専用のソフトをセットアップした装置も知られてい
る(例えば特開平7−5952号公報)。この装置で
は、パーソナルコンピュータの各機能部を個々のパーツ
(部品)に分割・小型化して、ユニット形式にする。各
パーツは、各種の利用形態を想定して、数種類用意し、
全てに同一のインターフェースを設ける。このように構
成することにより、ユーザは、用途および利用形態に応
じて、各パーツを選択接続して使用することができ、汎
用性が向上されると共に、単一のパーソナルコンピュー
タによる運用のみで、各種のニーズに対応することが可
能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、従来の携帯型情報機器では、携帯時には情報機器
の全機能のうちの一部の機能で端末を構成したり、全て
の機能をカートリッジ構造とし、携帯時には小型なカー
トリッジを組み合せて使用する方法や、機能毎のパーツ
(部品)に分割・小型化してユニット形式にすると共
に、同一機能のパーツを数種類用意して、使用態様に応
じたパーツを選択して使用する方法などが知られてい
る。しかし、従来の携帯型の情報機器では、情報機器の
機能の一部を取り外して使用したり、組み合わせて使用
することは可能であるが、いずれの場合にも、入力部、
表示部、中央処理部、電源部を有する内部モジュールを
そのまま端末として使用する、という構成にはなってい
ない。この発明では、内部モジュールの取り出しを可能
にして、デスクトップあるいはノート型として使用する
ときは、表示部として大きな表示画面やフルキーのキー
ボードによる効率的な操作が可能で、携帯時には、小型
軽量で、同時にデスクトップと同じソフトのセットアッ
プおよびデータの互換性が保持できるようにすることを
課題にしている(請求項1の発明)。また、携帯時に内
部のモジュールを外部筐体から取り出して使用する場
合、内蔵された電池で動作されるが、その状態での電力
消費を節減することを課題とする(請求項2の発明)。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、2
つの構成部分として、少なくとも入力部、表示部、中央
処理部、電源部を有する内部モジュールを搭載し、小筐
体に格納された情報機器部とからなる第1の構成部分
と、情報機器部の各部と電気的に接続されるI/F部を
有する入出力端子部、入力部、表示部、電源部、情報機
器部の小筐体が実装される装着部とを備えた第2の筐体
(外部筐体)とからなる第2の構成部分とに分離可能に
構成し、情報機器部の小筐体は、第2の筐体と着脱自在
に構成され、取り外した状態では、独立した情報機器と
して動作可能であり、実装された状態では、第2の筐体
に設けられた入力部、表示部、電源部によって動作され
従属した情報機器として動作可能にしている。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の携帯型兼
用情報機器において、情報機器部の小筐体が第2の筐体
から取り外した状態で使用されるとき、クロックの周波
数のみ、あるいはクロックの周波数および供給電圧のう
ち、少なくとも一方を変化させるようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、この発明の携帯型兼用情報
機器について、図面を参照しながら、その実施の形態を
詳細に説明する。 第1の実施の形態 この発明の携帯型兼用情報機器は、携帯時に、外部筐体
から内部モジュールを取り出すことによって、外部筐体
に装着された状態と同等の機能が分離され、独立の情報
機器として使用できるようにした点に特徴を有してい
る。
【0008】図1は、この発明の携帯型兼用情報機器に
ついて、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブ
ロック図である。図において、1は表示部、1aは携帯
用表示部、2は表示切替部、3は表示制御部、4は表示
バッファ部、5は入力部、5aは携帯用入力部、6と6
aは入力制御部、7は入力切替部、8は主制御および周
辺制御部、9は設定情報部、10は筐体実装検出部、1
1はシステムプログラム記憶部、12は主記憶部、13
は外部記憶制御部、14は外部記憶部、15は周辺機器
制御部、16は表示接続端子部、17は入力接続端子
部、21は外部記憶部、22は音声制御部、23は音声
入力部、24は音声発生部、31はTV受像機、32は
RFコンバータ、33はCRTディスプレイを示す。
【0009】この図1に示した各機能ブロックのうち、
破線で囲まれた範囲はモジュールで構成され、小筐体に
格納された情報機器部を構成している。また、破線の外
側に設けられた表示部1と、入力部5と、入力制御部6
は、外部筐体(第2の筐体)に付設されており、情報機
器部が格納される小筐体と外部筐体とは着脱自在に構成
されている。電源部については特に図示していないが、
外部筐体には、商用周波数の100Vなどが供給される
主電源部が設けられ、また、情報機器部には電池等の電
源が格納されている。この図1に示した携帯型兼用情報
機器の構成と動作の概要は、以下のとおりである。デス
クトップ型情報装置として使用する場合には、外部筐体
に付設された表示部1と、入力部5と、入力制御部6と
が使用される。表示部1は、LCD等からなるディスプ
レイである。また、入力部5は、フルキーのキーボード
であり、入力制御部6を介して、破線で囲まれた内部モ
ジュールと接続されている。
【0010】内部モジュールは、小筐体に収納されてい
る。携帯用表示部1aは、小型のLCD等から構成され
ている。表示切替部2は、内部モジュールが外部筐体に
セットされた状態では、表示部1側と接続し、取り外さ
れた状態では、携帯用表示部1a側あるいは表示接続端
子部16側と接続する。表示制御部3は、表示バッファ
部4に格納されたデータを表示するための制御を行う。
携帯用入力部5aは、機能的には独立しているが、先の
携帯用表示部1aと一体になったタッチパネルが使用さ
れ、入力制御部6aによって制御される。入力切替部7
は、内部モジュールが外部筐体にセットされた状態で
は、入力部5側と接続し、取り外された状態では、携帯
用入力部5a側あるいは入力接続端子部17側と接続す
る。
【0011】主制御および周辺制御部8は、この図1に
示したシステム全体の制御および接続された外部装置の
制御を司る機能を有している。設定情報部9は、例えば
内部モジュールが外部筐体にセットされているか否かの
情報を記憶する。筐体実装検出部10は、内部モジュー
ルが外部筐体にセットされているか否かを検出し、検出
信号を出力する。この信号によって、設定情報部9に設
定情報が保持される。システムプログラム記憶部11
は、図1に示したシステム全体を制御するプログラムが
格納されるメモリ手段である。主記憶部12は、システ
ムで使用する情報を記憶するメモリ手段である。外部記
憶部14は、FDD、HDD、ODD等の記憶手段であ
り、外部記憶制御部13によって制御される。
【0012】周辺機器制御部15は、携帯式無線通信手
段、例えばPHS等や、プリンタなどシステムに接続さ
れた周辺機器の制御を司る機能を有している。また、こ
の図1の携帯型兼用情報機器は、FDD、HDD、OD
D等の外部記憶部21や、スピーカ等の音声発生部24
や、マイク等の音声入力部23とも接続可能である。な
お、音声発生部24や音声入力部23は、音声制御部2
2を介して接続される。この場合のインターフェース
(I/F信号)は共通とし、例えば、1本以上のデータ
線路、クロック信号、アドレス信号、制御信号、識別信
号、電源供給回路等を使用する。さらに、後述するよう
に、表示手段として、TV受像機31やCRTディスプ
レイ33を使用することも可能であり、入力手段とし
て、キーボード等を使用することも可能である。この発
明の携帯型兼用情報機器は、以上のような各機能ブロッ
クから構成されている。次に、その外観を説明する。
【0013】図2は、図1に示した携帯型兼用情報機器
の外観について、取り外し時の状態を説明する図であ
る。図において、41は外部筐体(第2の筐体)、42
はその本体部、43は入力部、44は表示部、45はマ
ウス、46と46aは情報機器部の小筐体、47はAC
アダプタ、48はCRTディスプレイ、49はキーボー
ド、50は外部記憶装置、51はゲーム用パッドを示
す。
【0014】先の図1に示した携帯型兼用情報機器は、
この図2に示すような形状の外観をしている。ここで
は、ノート型の場合を示しており、図2の左側に示した
ように、外部筐体41は、本体部42と入力部43(図
1の入力部5)と表示部44(図1の表示部1)とから
構成される。なお、本体部42の所定位置に、電源部等
が設けられている。そして、本体部42には、図2の左
側に破線で示したように、情報機器部の小筐体46aに
格納された内部モジュールが収納可能に構成されてい
る。入力部43は、フルキーのキーボードであり、表示
部44は、LCD等からなるディスプレイである。ま
た、入力手段として、マウス45等を接続することも可
能である。この状態では、通常のノート型(あるいはデ
スクトップ型)の情報機器として使用することができ
る。
【0015】また、携帯時には、内部モジュールは、図
2の中央に示すように、外部筐体41から取り外すこと
が可能である。この状態では、内蔵された電池等によっ
て動作される。この取り外された状態では、図1の携帯
用表示部1aと携帯用入力部5aとによって、タッチパ
ネル付き表示装置が構成され、データの表示は勿論のこ
と、手書き入力やペン入力等なども可能である。入力時
には、従来の小型情報機器と同様に、携帯用表示部1a
が、データ表示部と、仮想キーボードとに分けられて、
ペン入力などの操作を行う機能(携帯用入力部5a)も
兼用する。また、手書き入力も可能であり、この場合の
表示方法も周知である。さらに、外部筐体41にセット
された状態では、内部モジュールに搭載された携帯用表
示部1aと携帯用入力部5aの機能、およびそれらに対
する電源供給とを停止させる切替え手段を付加すれば、
無用な電力消費が防止され、また、携帯用表示部1aと
携帯用入力部5aの寿命を伸ばすことが可能になる。同
時に、不要な外部ノイズの混入も防止される。この場合
の切替え手段は、従来の技術によって容易に実現でき
る。
【0016】このように、情報機器部の小筐体46aに
格納された内部モジュールは、外部筐体41から取り外
されても、ノート型(あるいはデスクトップ型)の情報
機器と同様の機能を有している。この内部モジュール
に、FDD、HDD等の外部記憶装置(図1に示した外
部記憶部14)を搭載することによって、ソフトをその
ままの状態で持ち出す(携帯する)ことが可能になると
共に、テキスト、データ等も何らの変更する必要なしで
入出力することができる。さらに、自宅等で使用する場
合には、図2の右側に示すように、例えばパーソナルコ
ンピュータがあれば、CRTディスプレイ48や、キー
ボード49を接続して操作することも可能である。ま
た、例えばNTSC方式などのTV受像機(図1の3
1)にも、RFコンバータ(図1の32)を介して接続
可能である。この場合には、携帯用表示部1aを、入力
手段として使用すればよい。
【0017】その上、内部モジュールにゲームソフトが
ロードされていれば、ゲーム用パッド51を接続して使
用することもできる。情報機器部の小筐体46には、必
要に応じて、ACアダプタ47や外部記憶装置50(例
えばHDD)等を接続するためのインターフェースを付
加することも可能であり、外部筐体41から取り外した
状態でも、独立した情報機器として、多種多様な操作を
行うことができる。同様に、通信機器制御部(モデムを
含む)を通して、PHS等による携帯電話によるデータ
等の送受信(図1の周辺機器制御部15による一機能)
や、無線電話による会話(図1の音声制御部22による
一機能)を行うこともできる。ここで、情報機器部の小
筐体46を取り外す構造について簡単に説明する。
【0018】図3は、図2の外部筐体41において、情
報機器部の小筐体46の着脱機構の一例を示す図で、
(1) は略側面図、(2) は斜視図である。図における符号
は図2と同様であり、52は固定台部、53は可動部、
54は回転軸、55はコネクタ部、56は情報機器部の
小筐体46側のコネクタ、46′は小筐体46の移動位
置を示す。
【0019】情報機器部の小筐体46は、この図3(1)
と(2) に示すように、外部筐体41の本体部42内部に
設けられた固定台部52にセットされる。可動部53
は、図示しないレバーの操作によって、回転軸54を中
心に破線のように回転されて、情報機器部の小筐体46
を破線で示す46′の位置まで移動させ、取り外し可能
な状態にする。なお、情報機器部の小筐体46が本体部
42にセットされている状態では、本体部42のコネク
タ部55と、情報機器部の小筐体46側のコネクタ56
とによって、図1に示したように接続される。このよう
な着脱機構は、従来から周知であり、この発明の携帯型
兼用情報機器では、周知のどのような機構を採用するこ
とも可能である。
【0020】第2の実施の形態 この第2の実施の形態は、主として請求項2の発明に対
応している。内部モジュールを単独で使用する場合(内
部モジュールが取り外されたとき)には、特定の用途、
例えばデータエントリー等のように、簡単な入力操作を
行うときは、高速な処理を必要としないケースが想定さ
れる。一方、クロックの周波数が高くなると、電力消費
が増大し、バッテリーの使用時間が短くなる。したがっ
て、可能な範囲で、クロック周波数は低いことが望まし
い。また、システムの制御部を動作させる場合に、クロ
ック周波数が上がるほど、動作電圧を高くする必要があ
り、それに伴って電力消費も増大する。この第2の実施
の形態では、内部モジュールを単独で使用する場合に
は、クロック周波数を下げても実際の操作速度に影響を
与えることは少ない、という点に着目し、内部モジュー
ルが取り外されたことを検知したとき、クロックの周波
数のみ、あるいはクロックの周波数および供給電圧のう
ち、少なく一方を変える点に特徴を有している。
【0021】すでに述べたように、外部筐体41と内部
モジュールには、それぞれ電源部が設けられている。そ
して、内部モジュール(情報機器部の小筐体46)が外
部筐体41にセットされている状態では、商用電源によ
って電源が供給される。また、内部モジュールが取り外
された状態では、内部モジュールに搭載されている内蔵
電池から電源が供給される。
【0022】図4は、電源部の要部構成について、その
実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。図にお
いて、61は電源切替部、62はバッテリー、63は電
圧制御部、64は充電部、65は電圧検出部、66は携
帯端末主要部で、10は図1と同様の筐体実装検出部、
67はACアダプタ等の外部電源を示す。
【0023】この図4に示すように、電源部は、破線で
囲まれた各機能ブロックから構成されている。この場合
の商用電源側と、バッテリー62側との切替え制御は、
筐体実装検出部10から出力される筐体実装検出信号に
よって行われる。この筐体実装検出信号は、内部モジュ
ールの脱着によって作動する接点等のスイッチ手段など
によって容易に得られる。
【0024】図5は、電源部の商用電源側とバッテリー
側との切替え回路について、その実施の形態の一例を示
す機能ブロック図である。図における符号は図4と同様
であり、67aは変圧部、67bは整流平滑部を示す。
【0025】また、1対のダイオードを順方向に並列に
配列して、そのアノード側にそれぞれ商用電源側とバッ
テリー62側とを接続し、カソード側に電圧制御部63
を接続すれば、簡易な切替え回路を構成することもでき
る。
【0026】図6は、電源部の切替え回路について、他
の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。図に
おける符号は図4と同様であり、D1とD2はダイオー
ドを示す。
【0027】このような回路を設ければ、簡易な切替え
回路で構成することができる。この発明の携帯型兼用情
報機器では、電源の切替え方法自体に格別の特徴は有し
ておらず、内部モジュールが取り外された状態であるか
否かが検知できれば十分である。すなわち、この発明で
は、内部モジュールが取り外されたとき、クロックの周
波数のみ、あるいはクロックの周波数および供給電圧の
うち、少なくとも一方を変えるようにしている。
【0028】図7は、内部モジュールが取り外されたと
き、クロック周波数と電圧制御とを行う主要部につい
て、その実施の形態の一例を示す機能ブロック図であ
る。図における符号は図4と同様であり、71はクロッ
ク発生部、72はクロック発振制御部、73は制御部を
示す。
【0029】筐体実装検出部10により、内部モジュー
ルが取り外されたことが検出されると、筐体実装検出信
号によって、図1の主制御および周辺制御部8のような
CPUあるいはMPUからなる制御部73へ通知され
る。制御部73は、クロック発振制御部72に対して予
め設定された最適な周波数となるように制御信号を発生
して、クロック発生部71から出力されるクロック周波
数を制御する。同時に、電圧制御部63に対して、予め
設定された最適な電圧を出力するように制御信号を発生
する。例えば、CPUのクロックは、通常100〜16
6MHz程度であるが、内部モジュールが取り外された状
態では、表計算やワープロソフトの場合には、10MHz
前後で駆動することができる。
【0030】したがって、クロック周波数は低いことが
望ましいが、クロック周波数を下げると同時に、動作電
圧も低くすると支障をきたすときは、クロック周波数の
みを低下させることになる。また、内部モジュールで使
用する電源として、充電可能な電池を使用すると共に、
充電装置も併せて搭載し、外部筐体から内部モジュール
を取り出す際に、外部筐体側の電源から充電可能な電池
側に切替えることにより、携帯使用時のみ充電可能な電
池を使用する構成も可能である。この場合には、外部筐
体にセットされた状態では、情報機器の動作用と充電可
能な電池への充電に、外部筐体に設けられたAC電源
(外部電源)を使用し、携帯時のみ内蔵された充電可能
な電池を使用することができ、内部モジュールの取り出
し時には、常に充電された電池の使用が可能になると共
に、その電池の不要な消耗が回避される。
【0031】
【発明の効果】請求項1の携帯型兼用情報機器では、2
つの構成部分として、少なくとも入力部、表示部、中央
処理部、電源部を有する内部モジュールを搭載し、小筐
体に格納された情報機器部とからなる第1の構成部分
と、情報機器部の各部と電気的に接続されるI/F部を
有する入出力端子部、入力部、表示部、電源部、情報機
器部の小筐体が実装される装着部とを備えた第2の筐体
(外部筐体)とからなる第2の構成部分とに分離可能に
構成し、情報機器部の小筐体は、第2の筐体と着脱自在
に構成され、取り外した状態では、独立した情報機器と
して動作可能であり、実装状態では、第2の筐体に設け
られた入力部、表示部、電源部によって動作され従属し
た情報機器として動作可能にしている。したがって、デ
スクトップあるいはノート型として使用するときは、表
示部として大きな表示画面やフルキーのキーボードによ
る効率的な操作が可能で、携帯時には、小型軽量で、同
時にデスクトップと同じソフトのセットアップおよびデ
ータの互換性が保持できる情報機器が実現される。
【0032】請求項2の携帯型兼用情報機器では、請求
項1の携帯型兼用情報機器において、情報機器部の小筐
体が第2の筐体から取り外した状態で使用されるとき、
クロックの周波数のみ、あるいはクロックの周波数およ
び供給電圧のうち、少なくとも一方を変化させるように
している。したがって、請求項1の携帯型兼用情報機器
による効果に加えて、携帯時に内部モジュールを外部筐
体から取り出して使用する場合、内蔵された電池で動作
されるが、その状態での電力消費を節減することにな
り、長時間の使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の携帯型兼用情報機器について、その
要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】図1に示した携帯型兼用情報機器の外観につい
て、取り外し時の状態を説明する図である。
【図3】図2の外部筐体41において、情報機器部の小
筐体46の着脱機構の一例を示す図である。
【図4】電源部の要部構成について、その実施の形態の
一例を示す機能ブロック図である。
【図5】電源部の商用電源側とバッテリー側との切替え
回路について、その実施の形態の一例を示す機能ブロッ
ク図である。
【図6】電源部の切替え回路について、他の実施の形態
の一例を示す機能ブロック図である。
【図7】内部モジュールが取り外されたとき、クロック
周波数と電圧制御とを行う主要部について、その実施の
形態の一例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 表示部、1a 携帯用表示部、2 表示切替部、3
表示制御部、4 表示バッファ部、5 入力部、5a
携帯用入力部、6と6a 入力制御部、7入力切替
部、8 主制御および周辺制御部、9 設定情報部、1
0 筐体実装検出部、11 システムプログラム記憶
部、12 主記憶部、13 外部記憶制御部、14 外
部記憶部、15 周辺機器制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 1/04 320A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも入力部、表示部、中央処理
    部、電源部を有する内部モジュールを搭載し、小筐体に
    格納された情報機器部と、 前記情報機器部の各部と電気的に接続されるI/F部を
    有する入出力端子部、入力部、表示部、電源部、前記情
    報機器部の小筐体が実装される装着部とを備えた第2の
    筐体とからなり、 前記情報機器部の小筐体は、前記第2の筐体と着脱自在
    に構成され、取り外した状態では、独立した情報機器と
    して動作可能であり、実装された状態では、前記第2の
    筐体に設けられた入力部、表示部、電源部によって動作
    され従属した情報機器として動作可能であることを特徴
    とする携帯型兼用情報機器。
  2. 【請求項2】 請求項1の携帯型兼用情報機器におい
    て、 情報機器部の小筐体が第2の筐体から取り外した状態で
    使用されるとき、クロックの周波数のみ、あるいはクロ
    ックの周波数および供給電圧のうち、少なくとも一方を
    変化させることを特徴とする携帯型兼用情報機器。
JP8357920A 1996-12-27 1996-12-27 携帯型兼用情報機器 Pending JPH10187279A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8407375B2 (en) 2006-03-15 2013-03-26 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus and information processing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8407375B2 (en) 2006-03-15 2013-03-26 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus and information processing method

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