JPH10187016A - 道路トンネル環境シミュレーション装置 - Google Patents

道路トンネル環境シミュレーション装置

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JPH10187016A
JPH10187016A JP34133996A JP34133996A JPH10187016A JP H10187016 A JPH10187016 A JP H10187016A JP 34133996 A JP34133996 A JP 34133996A JP 34133996 A JP34133996 A JP 34133996A JP H10187016 A JPH10187016 A JP H10187016A
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JP
Japan
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simulation
tunnel
model
vehicle
state
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Application number
JP34133996A
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English (en)
Inventor
Toshiyasu Nakayuki
敏安 仲行
Yukio Goto
幸夫 後藤
Hideki Fukushima
秀樹 福嶋
Akira Kobayashi
彰 小林
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NIPPON DORO KODAN
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
NIPPON DORO KODAN
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル内の環境を詳細にシュミレーション
することができ、また用いるシュミレーションモデルを
容易に同定することができ、さらに、シュミレーション
の結果を視覚的に表示することができる道路トンネル環
境シミュレーション装置を得る。 【解決手段】 シミュレーション実行手段7を備え、ト
ンネル内の個々の車両の走行シミュレーションに基づ
き、風速、換気、汚染の状態のシミュレーションを行う
とともに、同定手段21を備えて、シミュレーション実
行手段7でからの結果とフィールドデータとの誤差を計
算し、この誤差が小さくなるパラメータ値を求めること
により、シミュレーションモデルの同定を行う。また、
シミュレーション結果はトンネル環境表示手段16に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路トンネルに
おける環境シミュレーションを行う道路トンネル環境シ
ミュレーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル換気設備の設計や制御方法の検
討をシミュレーションによって行うことが重要視されて
おり、従来のトンネル換気制御シミュレーションの例
は、日本機械学会、北陸信越支部第30期総会講演会論
文集、No.937−1、273〜276頁、平成5
年、「東京湾横断道路トンネルの換気制御シミュレーシ
ョン」等に記載されている。道路トンネル換気制御シス
テムでは、運転車の健康と走行の安全確保のためトンネ
ルを通行する車両が排出する一酸化炭素(CO)や煤
煙、窒素酸化物(NOx)等の汚染物質をトンネルから
除去し、トンネル環境を基準値以上に保持している。汚
染物質を除去する手段として、ジェットファンや電気集
塵機、長大トンネルにおいて送排気のための立坑に設置
された送排気機等が設置されている。このようなトンネ
ル内の汚染などの環境状態を、従来はマクロ交流通モデ
ルを用いてシミュレーションを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の道路トンネル環
境シミュレーション装置では、汚染物質の発生源である
車両交通流が交通密度、平均速度、交通量といったマク
ロな視点でしか表現されていなかったため、大まかなシ
ミュレーションとなり、現実の複雑な交通現象を必ずし
も精密にシミュレーションすることが出来なかった。ま
た、シミュレーションモデルの同定機能を備えていなか
った。さらに、トンネル環境シミュレーション状況を視
覚的に表示する機能も保持していなかった。
【0004】この発明は、上記のような従来の装置の問
題点を解消するためになされたもので、トンネル内の環
境を詳細にシミュレーションすることができ、また、フ
ィールドデータによって容易にシミュレーションモデル
の同定を行うことができ、さらに、トンネル環境シミュ
レーション状況を視覚的に表示することができる道路ト
ンネル環境シミュレーション装置を得ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る道路トン
ネル環境シミュレーション装置は、個々の車両の走行の
シミュレーションを行う走行状態処理手段を備えたシミ
ュレーション実行手段、フィールドデータを使ってシミ
ュレーションモデルを同定する同定手段、シミュレーシ
ョン結果とフィールドデータとの適合度を判定する評価
・解析手段、およびトンネル内の環境シミュレーション
の状態を表示するトンネル環境表示手段を備えたもので
ある。
【0006】さらに、シミュレーション実行手段が、個
々の車両の走行状態に応じて交通換気力を算出できる風
速状態処理手段を備えたものである。また、シミュレー
ション実行手段が、個々の車両の走行状態に応じた汚染
排出量に基づいてトンネル内の汚染状態を算出する汚染
状態処理手段を備えたものである。
【0007】また、同定手段は、時系列フィールドデー
タと時系列シミュレーション結果とを使ってシミュレー
ションモデルを同定するものである。さらに同定手段
は、車両の走行モデルを同定する走行モデル同定手段、
風速モデルを同定する風速モデル同定手段、および汚染
モデルを同定する汚染モデル同定手段を備えたものであ
る。
【0008】また、フィールドデータから車両流入モデ
ルを設定する車両流入モデル設定手段を備えたものであ
る。また、評価・解析手段が、風速、汚染に関するフィ
ールドデータとシミュレーション結果を用いて両者間の
適合度を検定するトンネル状態評価手段、および交通流
に関するフィールドデータとシミュレーション結果を用
いて両者間の適合度を検定する交通流状態評価手段を備
えたものである。
【0009】また、トンネル環境表示手段が、風速に関
するフィールドデータとシミュレーション結果の同時表
示を行う風速状態表示手段、汚染に関するフィールドデ
ータとシミュレーション結果の同時表示を行う汚染状態
表示手段、交通流に関するフィールドデータとシミュレ
ーション結果の同時表示および個々の車両の位置変化の
アニメーション表示を行う交通状態表示手段、および換
気機の運転状態を表示する換気機状態表示手段を備えた
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1による道
路トンネル環境シミュレーション装置を図1に基づいて
説明する。図1はこの発明の実施の形態1における道路
トンネル環境シミュレーション装置の構成を示すブロッ
ク図である。図において、1はトンネルに流入するマク
ロな交通のパターンを設定する交通パターン設定手段、
2は交通パターン設定手段1で設定された交通パターン
あるいは後述の車両流入モデル設定手段28の情報か
ら、車両1台1台の流入時刻、車種等のミクロな車両交
通データを設定する車両交通データ設定手段、3はトン
ネルを走行する車両走行モデルを設定する車両走行モデ
ル設定手段、4はトンネル内の複数の風速モデルの中か
ら一つを選んで設定する風速モデル設定手段、5はトン
ネル内の複数の換気制御モデルの中から一つを選んで設
定する換気制御モデル設定手段、6はCO、煤煙、NO
x等によるトンネル内の複数の汚染モデルの中から一つ
を選んで設定する汚染モデル設定手段である。
【0011】7はトンネル環境シミュレーションを実行
するシミュレーション実行手段、8は車両走行モデル設
定手段3で設定された車両走行モデルに基づいて個々の
車両走行モデルを生成する車両走行モデル生成手段、9
は風速モデル設定手段4で設定された風速モデルに基づ
いて実行できる形の風速モデルを生成する風速モデル生
成手段、10は換気制御モデル設定手段5で設定された
換気制御モデルに基づいて実行できる形の換気制御モデ
ルを生成する換気制御モデル生成手段、11は汚染モデ
ル設定手段6で設定された汚染モデルに基づいて実行で
きる形の汚染モデルを生成する汚染モデル生成手段、1
2はトンネル内の個々の車両走行状態のシミュレーショ
ンを行う走行状態処理手段、13はトンネル内の風速状
態のシミュレーションを行う風速状態処理手段、14は
換気制御システムの動作のシミュレーションを行う換気
制御状態処理手段、15はトンネル内のCO、煤煙、N
Oxなどの汚染状態のシミュレーションを行う汚染状態
処理手段であり、以上の8〜15によりシミュレーショ
ン実行手段7を構成している。
【0012】16はトンネル内の環境を表示するトンネ
ル環境表示手段、17はトンネル内の交通状態を表示す
る交通状態表示手段、18はトンネル内の風速の状態を
表示する風速状態表示手段、19はトンネル内の汚染状
態を表示する汚染状態表示手段、20は換気機の運転状
態を表示する換気機状態表示手段であり、以上の17〜
20によりトンネル環境表示手段16を構成している。
21はシミュレーションモデルを同定する同定手段、2
3は車両の走行モデルを同定する走行モデル同定手段、
24はトンネル内の風速モデルを同定する風速モデル同
定手段、25はトンネル内の汚染モデルを同定する汚染
モデル同定手段であり、以上の23〜25により同定手
段21を構成している。26はフィールドで観測された
データを集積した実測データ記憶手段、27はシミュレ
ーション結果と実測データを比較検討する評価・解析手
段、28は実測交通データから車両流入モデルを設定す
る車両流入モデル設定手段である。
【0013】図2はこの実施の形態に係わる道路トンネ
ル環境シミュレーション装置の動作を示すフローチャー
トである。図2において、Step1でシステムを起動
後、Step2で交通パターン設定手段1もしくは車両
交通データ設定手段2において、トンネルを走行する交
通条件等のシミュレーション条件を設定する。シミュレ
ーションには、交通パターン設定手段1で設定されるマ
クロ交通データと車両交通データ設定手段2で設定され
るミクロ交通データが使用できる。マクロ交通データ
は、交通量や大型車混入率、車速(平均、標準偏差)な
どから構成され、ミクロ交通データは、車両1台1台の
車種、車速、発生時刻、流入車線などから構成されてい
る。車両交通データ設定手段2は、マクロ交通データか
らポアソン分布や一様乱数を用いてミクロ交通データを
生成できる。
【0014】また、実測データ記憶手段26に記憶され
た実測データ(フィールドデータ)を用いて車両流入モ
デル設定手段28において交通パターン(マクロ交通デ
ータ)や車両交通データ(ミクロ交通データ)を生成す
ることも可能である。トンネル流入部における交通測定
装置がトンネル入口に比較的近い場合には、実測データ
を集計し交通パターンとして交通パターン設定手段1に
設定、もしくは1台1台の実測データを車両交通データ
として車両交通データ設定手段2に設定し、車両を交通
測定装置が設置されている場所に流入させる。また、ト
ンネル流入部における交通測定装置がトンネル入口に比
較的遠い場合には、測定地点に実測データからトンネル
に流入する交通状態を推定し、推定された交通状態を交
通パターンとして交通パターン設定手段1に設定し、車
両をトンネル入口から流入させる。
【0015】次にStep3において、表示手段(交通
状態表示手段17、風速状態表示手段18、汚染状態表
示手段19、換気制御状態表示手段20)を選択する。
交通状態表示手段17では、例えばトンネル出入口にお
ける通過台数や大型車混入率の時間推移やトンネル内の
個々の車両走行位置変化をアニメーション表示すること
が可能である。風速状態表示手段18では、例えば風速
の時間変動をグラフ表示することができる。また、汚染
状態表示手段19では例えばトンネル内の汚染の分布状
態をグラフ表示することが可能であり、任意のトンネル
地点における汚染の時間変動を表示することができる。
また、交通状態表示手段17、風速状態表示手段18、
汚染状態表示手段19では、実測データ記憶手段26に
蓄えられた実測データとシミュレーション結果を同時表
示することが可能である。さらに、換気制御状態表示手
段20では例えば運転されている換気機や消費電力の変
動をグラフ表示できる。
【0016】次にStep4では、風速モデル設定手段
4、汚染モデル設定手段6、換気制御モデル設定手段5
において予め設定されている風速モデル、汚染モデル、
換気制御モデルを実行できる形に、風速モデル生成手段
9、汚染モデル生成手段11、換気制御モデル生成手段
10において生成する。Step5では、車両走行モデ
ル生成手段8により、車両走行モデルを1台1台設定さ
れた発生時刻に生成すると共に、走行状態処理手段12
によりトンネル内の車両走行をシミュレーションする。
車両の走行シミュレーションは、以下のような車両追従
式によって行う。
【0017】
【数1】
【0018】ただし、 ai(t):時刻tにおけるi番目の車両の加減速度 vi(t):時刻tにおけるi番目の車両の速度 xi(t):時刻tにおけるi番目の車両の位置 T:反応遅れ時間(正の実数) c、m、n:パラメータ(いずれも正の実数)
【0019】Step6では、換気制御状態処理手段1
4により換気制御をシミュレーションする。図3は換気
制御状態処理手段14でシミュレーションされる換気制
御システムの1例を示すブロック図である。トンネル内
の風の流れの物理モデルが非線形で複雑であることやト
ンネルの長さが長いほど遅れ時間が大きくなるので、実
際の風速、汚染状況に基づいてフィードバック制御処理
部42だけでなく、予測した交通量に基づいて換気制御
を行うフィードフォワード制御処理部41を備えれいる
ことが一般的である。換気制御モデル設定手段5では従
来からあるいくつかの制御システムのモデルを用意して
おり、この中から換気制御モデルを選択して設定するこ
とによりシミュレーションすることができる。
【0020】Step7では、風速状態処理手段13に
よりトンネル内の風速状態をシミュレーションする。図
4はトンネル内の風速モデルを説明するためのトンネル
断面図である。このトンネルの例では、トンネルの中間
部に吸排気を行うため立坑を備えている。立坑を境界と
してトンネルを区間1、2に分割すると区間毎に空気圧
力に関するニュートンの力学方程式が成立する。 F=MdU/dt=MA-1dQ/dt U=A-1Q このように風速モデルは常微分方程式によって表されて
いるので、Step7ではルンゲクッタ法等の数値解法
によって風速状況をシミュレーションする。ただし、U
は風速、Qは風量、Mはトンネル内の空気の質量、Aは
トンネル断面積、Fはトンネル内の空気を押す力であ
り、交通換気力Ftra、ファン換気力Ffan、自然換気力
nat、通気抵抗力Ffrtの和である。交通換気力Ftra
は、個々の車両の走行状態に応じて、トンネル内を小型
車がnS台、大型車がnL台走行している場合には以下の
ように算出される。
【0021】
【数2】
【0022】ただし、Vi(i=1,…,nS)は小型車
の走行速度、Vj(j=1,…,nL)は大型車の走行速
度、ρは空気の密度、ξSは小型車の等価抵抗面積、ξL
は大型車の等価抵抗面積である。トンネル換気に主に使
用されるファンとして、ジェットファン、立坑内の送排
気ファン、集塵機が設置されており、ファン換気力F
fanはジェットファン換気力Fjet、集塵機換気力
col、送気ファン換気力Fen、排気ファン換気力Fex
の和である。ジェットファン換気力Fjetは以下のよう
に算出される。
【0023】
【数3】
【0024】ただし、Kjetは昇圧効率、Ujetはジェッ
トファンの噴流速度、Ajetはジェットファンの断面
積、Njetはジェットファンの運転台数である。また、
集塵機換気力Fcolは以下のように算出される。
【0025】
【数4】
【0026】ただし、Ncolは運転集塵機の台数、QC
集塵機の処理風量、ACは集塵機の断面積である。
【0027】図5は立坑に配置された送気及び排気ファ
ンの圧力特性を示した説明図である。送気ファン及び排
気ファンの昇圧力PSはファンの翼角比pに応じて特性
図から得られ、送気ファン、排気ファン排気力Fen,F
exは以下のように算出される。 Fen=ASP, Fex=ASP ただし、ASは立坑ファンの断面積であり、またPds
定格昇圧力、QSは風量、Qdsは定格風量である。さら
に、自然風速をUnとすると自然換気力Fnatは以下のよ
うに算出される。 Fnat=(1+ζ+λL/Dr)(ρ/2)Un|Un| ただし、ζはトンネル入口損失係数、λはトンネル壁面
損失係数、Lはトンネル延長、Drはトンネル直径であ
る。トンネル内風速がUの時、風向と逆向に働く通気抵
抗力Ffrtは以下のように算出される。 Ffrt=−(1+ζ+λL/Dr)(ρ/2)U|U|
【0028】続いて、Step8では汚染状態処理手段
15により汚染状態をシミュレーションする。図6はト
ンネル内の汚染モデルを説明するためのトンネル断面図
である。トンネル内のCOや煤煙、一酸化炭素、NOx
等の拡散に対して以下の拡散方程式が成立する。
【0029】
【数5】
【0030】ただし、Cは汚染濃度、xはトンネル内の
位置、Dは拡散係数を表す。また、q(x)は地点xに
おける単位時間当たりの汚染排出量であり、個々の車両
の走行状態に応じて、速度、加速度、道路の勾配などに
基づき算出する。通常、拡散項を考慮しないのでD=0
すると汚染モデルは以下のように表される。
【0031】
【数6】
【0032】xはトンネル内の位置を表すが、Step
8では図6のようにトンネルをΔxの微小区間に分割
し、数6を差分式に置き換えることによってシミュレー
ションする。
【0033】次に、Step9で上記シミュレーション
の状態が、交通状態表示手段17、風速状態表示手段1
8、汚染状況表示手段19及び換気機状態表示手段20
を通して表示される。そしてStep10で上記Ste
p5から9までの手順をシミュレーション実行手段7が
シミュレーション中止の命令を受け取るまで繰り返す。
【0034】Step10でシミュレーション終了後、
Step11で評価・解析手段27においてシミュレー
ション結果と実測データ記憶手段26に蓄えられた実測
結果との適合度を評価する。図7は評価・解析手段27
の構成を示す説明図である。トンネル状態評価手段31
は、時刻毎、例えば1秒あるいは1分ごとの風速や汚染
に関するフィールドデータとシミュレーション結果を用
いて、それらの適合度を時系列解析や統計的に検定す
る。交通流状態評価手段32は、交通流、例えば車頭間
隔や走行速度に関するフィールドデータとシミュレーシ
ョン結果を用いて、それらの適合度を時系列解析、ある
いは統計的に検定する。適合度は、例えばχ2検定等の
統計的手法によって計算する。
【0035】図8は、走行モデル同定手段23における
車両走行モデルを同定する手順を示した説明図である。
まず、Step51で同定をStartした後、Ste
p52で実測データ記憶手段26に蓄えられた実測の走
行データを読み込む。次に、Step53において同定
すべきモデルのパラメータ、例えば数1の中の反応遅れ
時間Tやc、m、n等の初期値をランダムに生成し、S
tep54でシミュレーション実行手段7においてシミ
ュレーションを行い、Step55でフィールドデータ
とシミュレーションデータとの誤差を計算する。さらに
Step56で終了条件が満足しているかどうか、すな
わち所定誤差内に収まっているかどうかを調べ、満足し
ていないならStep57でパラメータに与える数値を
更新する。以上のStep54から57までを終了条件
が満足するまで繰り返すことによって、フィールドデー
タとの誤差が少ない走行モデルが同定できる。最後に同
定された走行モデルをStep58において車両走行モ
デル設定手段3に設定する。Step57におけるパラ
メータの更新方法には、シンプレックス法や遺伝的アル
ゴリズム、シミュレーテッドアニーリング等の探索手法
が適用できる。
【0036】図9は、風速モデル同定手段24における
風速モデルを同定する手順を示した説明図である。ま
ず、Step61で同定をStartした後、Step
62で実測データ記憶手段26に蓄えられた実測の風速
データを読み込む。次に、Step63において同定す
べきモデルのパラメータ、例えばトンネル入口損失係
数、トンネル壁面損失係数、ファンの昇圧係数、大型車
/小型車の抵抗係数等の初期値をランダムに生成し、S
tep64でシミュレーション実行手段7においてシミ
ュレーションを行い、Step65でフィールドデータ
とシミュレーションデータとの誤差を計算する。さらに
Step66で終了条件が満足しているかどうか調べ、
満足していないならStep67でパラメータを更新す
る。以上のStep64から67までを終了条件を満足
するまで繰り返すことによって、フィールドデータとの
誤差が少ない風速モデルが同定できる。最後に同定され
た風速モデルをStep68において風速モデル設定手
段4に設定する。Step67におけるパラメータの更
新方法には、シンプレックス法や遺伝的アルゴリズム、
シミュレーテッドアニーリング等の探索手法が適用でき
る。
【0037】図10は、汚染モデル同定手段25におけ
る汚染モデルを同定する手順を示した説明図である。ま
ず、Step71で同定をStartした後、Step
72で実測データ記憶手段26に蓄えられた実測の汚染
データを読み込む。次に、Step73において同定す
べきモデルのパラメータ、例えば大型車/小型車が排出
する煤煙、CO、NOx等の排出量、標高補正係数、加
速度補正係数、勾配補正係数等の初期値をランダムに生
成し、Step74でシミュレーション実行手段7にお
いてシミュレーションを行い、Step75でフィール
ドデータとシミュレーションデータとの誤差を計算す
る。さらにStep76で終了条件が満足しているかど
うか調べ、満足していないならStep77でパラメー
タを更新する。以上のStep74から77までを終了
条件を満足するまで繰り返すことによって、フィールド
データとの誤差が少ない汚染モデルが同定できる。最後
に同定された汚染モデルをStep78において汚染モ
デル設定手段6に設定する。Step77におけるパラ
メータの更新方法には、シンプレックス法や遺伝的アル
ゴリズム、シミュレーテッドアニーリング等の探索手法
が適用できる。
【0038】このように、この実施の形態によれば、走
行状態処理手段12によって1台1台の車両走行をシミ
ュレーションし、それによって引き起こされる風速や汚
染状態を風速状態処理手段13及び汚染状態処理手段1
5においてシミュレーションするので、トンネル環境を
詳細にシミュレーションすることが可能である。また、
同定手段21によって、車両の走行モデル、風速モデ
ル、汚染モデルをフィールドデータを使って同定するこ
とによって、現実に近い状況をシミュレーションするこ
とが可能であり、より現実に近い状況の下でトンネルの
換気制御システムを評価・検証することができる。
【0039】また、評価・解析手段27によって同定さ
れたシミュレーションモデルを使ったシミュレーション
結果と実測されたフィールドデータとの適合度を解析す
ることによってシミュレーションモデルの妥当性を評価
できる。さらに、トンネル環境表示手段16において、
トンネル内の走行状態、風速状態、汚染状態を視覚化す
ることによって、トンネル内の環境を視覚的に把握する
ことができ、トンネル換気制御システムを視覚的に明快
に評価・検証することができる。
【0040】実施の形態2.この実施の形態では、実施
の形態1とは異なる車両走行シミュレーションの実現方
法について説明する。実施の形態1と同様の部分につい
ては説明を省略する。図11は車両走行状態シミュレー
ションにおける1シミュレーションクロックの車両走行
モデルの動作を説明するフローチャートである。まず、
Step21において走行車線前方の障害物を1つ認定
する。次にStep22において周囲の状況と自らの動
機により車線変更判断を行う。車線変更への動機として
は、進行方向を遵守するため、車線減少のため、駐車車
両を避けるため等を考慮する。
【0041】表1はStep23における加減速及び停
止判断を説明するための表である。
【0042】
【表1】
【0043】仮想前方障害物との相対的な距離lrと速
度v及び目標速度vrに基づき加速/減速/速度維持/
停止の中から表1に従って走行パターンを選択する。た
だし、Dk、Dd、Dsは次の式で表される。 Dk=k1f(v≦v0) Dk=k2s(v>v0) Dd=k3r(v≦v0) Dd=max(k4s,k5f)(v>v0) Ds:停止時の車間距離(定数) ただし、 Lf=kfv+lfs=v2/(2β) Lr=kr{v2/(2|β|)−v0 2/(2|β0|)}
+lr であり、k1、k2、k3、k4、k5、kf、krは運転者
個性を反映可能なパラメータ、v、βは当該車両の速度
と減速度、v0、β0は障害物の速度と減速度である。
【0044】次に、Step24における加速、速度、
位置の変更について説明する。まず、Step23にお
いて停止判断がなされた場合、時刻t×Tsにおける車
両の加速度a(t)、速度v(t)、位置x(t)を、 a(t)=0.0, v(t)=0.0, x(t)=x
(t−1) に従って更新する。ただし、Tsはシミュレーション間
隔、tはシミュレーションのステップ数を表す整数
(0、1、2、3……)である。また、加速/減速/速
度維持と判断された場合には、 a(t)=αd(加速判断時、αd>0) a(t)=βd(減速判断時、βd<0) a(t)=0.0(速度維持判断時) x(t)=x(t−1)+v(t−1)Ts v(t)=v(t−1)+a(t−1)Ts に従って更新する。ただし、αdは定格加速度、βdは定
格減速度である。
【0045】このように、この実施の形態によれば、車
線変更が実現できる上、運転手の個性の不均一性が交通
流に与える影響をシミュレーションでき、さらにそれに
よって引き起こされる風速や汚染状態を風速状態処理手
段13及び汚染状態処理手段15においてシミュレーシ
ョンするので、より現実に近いトンネル環境をシミュレ
ーションすることが可能である。
【0046】実施の形態3.この実施の形態では、実施
の形態1、2とは異なる車両走行シミュレーションの実
現方法について説明する。実施の形態1と同様の部分に
ついては説明を省略する。図12はトンネル内の複数の
地点で実測された車速データを用いて走行シミュレーシ
ョンを実現する方法を説明する説明図である。図12の
ように測定地点を挟んで複数区間に分割し、実測データ
記憶手段に蓄えられている測定地点で測定された車速の
平均、もしくは標準偏差に基づく一様乱数で得られた車
速で当該区間をv1、v2、v3……で走行するシミュレ
ーションを行う。このように、この実施の形態によれ
ば、トンネル内で実測された車速に基づいてシミュレー
ションを行うので、速度に関して現実により近いシミュ
レーションすることが可能である。
【0047】実施の形態4.この実施の形態では、実施
の形態1、2、3とは異なる車両走行シミュレーション
の実現方法について説明する。実施の形態1と同様の部
分については説明を省略する。図13はトンネル入口地
点で実測された車速データを用いて走行シミュレーショ
ンを実現する方法を説明する説明図である。図13のよ
うに実測データ記憶手段に蓄えられているトンネル入口
で測定された車両の流入時刻、車種、車速、流入車線と
全く同様に、シミュレーションでも車両を発生させ、ト
ンネル内ではその走行状態を全く維持して車速vで走行
するものとして走行シミュレーションを行う。このよう
に、この実施の形態によれば、トンネル入口で実測され
た走行状態を維持するようにシミュレーションを行うの
で、入口付近において現実により近いシミュレーション
することが可能であり、中小トンネル用に適している。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明の道路トンネル
環境シミュレーション装置は、個々の車両の走行のシミ
ュレーションを行う走行状態処理手段を備えたシミュレ
ーション実行手段、フィールドデータを使ってシミュレ
ーションモデルを同定する同定手段、及び環境シミュレ
ーションの状態を表示するトンネル環境表示手段を備え
たので、一台一台の車両走行を詳細にシミュレーション
でき、したがって、トンネル内の環境を詳細にシミュレ
ーションすることができ、また、シミュレーションモデ
ルを現実に近い状況に、容易にいつでも同定することが
でき、したがって、現実に近い状況の下で詳細にトンネ
ルの換気制御システムを評価・検証することができ、さ
らに、トンネル内の環境シミュレーション結果を視覚化
できて、トンネルの換気制御システムを明快に評価・検
証することができる。
【0049】さらに、シミュレーション実行手段が、個
々の車両の走行状態に応じて交通換気力を算出する風速
状態処理手段を備えることにより、個々の車両の走行に
よって引き起こされる風速を詳細にシミュレーションす
ることができ、また、個々の車両の走行状態に応じた汚
染排出量に基づいて汚染状態を算出する汚染状態処理手
段を備えることにより、汚染を詳細にシミュレーション
することができ、これらの結果、トンネル内の環境を詳
細にシミュレーションすることができる。
【0050】また、同定手段が、時系列フィールドデー
タと時系列シミュレーション結果を使ってシミュレーシ
ョンモデルを同定することにより、また、車両の走行モ
デルを同定する走行モデル同定手段、風速モデルを同定
する風速モデル同定手段、及び汚染モデルを同定する汚
染モデル同定手段を備えることにより、シミュレーショ
ンモデルの同定を容易に行うことができる。
【0051】また、フィールドデータから車両流入モデ
ルを設定する車両流入モデル設定手段を備えることによ
り、交通パターンや車両交通データを容易に生成するこ
とができる。また、評価・解析手段が、フィールドデー
タとシミュレーション結果を用いて両者間の適合度を、
風速と汚染に関して検定するトンネル状態評価手段、及
び交通流に関して検定する交通状態評価手段を備えるこ
とにより、用いたシミュレーションモデルの妥当性を評
価できる。
【0052】また、トンネル環境表示手段が、風速に関
するフィールドデータとシミュレーション結果の同時表
示を行う風速状態表示手段、汚染に関するフィールドデ
ータとシミュレーション結果の同時表示を行う汚染状態
表示手段、交通流に関するフィールドデータとシミュレ
ーション結果の同時表示及び個々の車両の位置変化のア
ニメーション表示を行う交通状態表示手段、及び換気機
の運転状態を表示する換気機状態表示手段を備えること
により、車両の交通状態や汚染状況が視覚的に明瞭にな
るとともに、各表示間の相互関係の把握が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による道路トンネル
環境シミュレーション装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるシミュレー
ション動作を示すフロー図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における換気制御シ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における風速モデル
を説明するトンネル断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における送気ファ
ン、排気ファンの昇圧特性を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における汚染モデル
を説明するトンネル断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1における評価・解析
手段の構成を示す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態1における車両走行モ
デルの同定手順を示すフロー図である。
【図9】 この発明の実施の形態1における風速モデル
の同定手順を示すフロー図である。
【図10】 この発明の実施の形態1における汚染モデ
ルの同定手順を示すフロー図である。
【図11】 この発明の実施の形態2における走行状態
処理の動作を示すフロー図である。
【図12】 この発明の実施の形態3における走行シミ
ュレーションを説明するトンネル断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態4における走行シミ
ュレーションを説明するトンネル断面図である。
【符号の説明】
7 シミュレーション実行手段、12 走行状態処理手
段、13 風速状態処理手段、15 汚染状態処理手
段、16 トンネル環境表示手段、17 交通状態表示
手段、18 風速状態表示手段、19 汚染状態表示手
段、20 換気機状態表示手段、21 同定手段、23
走行モデル同定手段、24 風速モデル同定手段、2
5 汚染モデル同定手段、27 評価・解析手段、28
車両流入モデル設定手段、31 トンネル状態評価手
段、32 交通流状態評価手段。
フロントページの続き (72)発明者 福嶋 秀樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小林 彰 東京都町田市忠生1の4の1 日本道路公 団試験研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路トンネルのトンネル内の環境のシミ
    ュレーションを行う道路トンネル環境シミュレーション
    装置において、個々の車両の走行のシミュレーションを
    行う走行状態処理手段を備えたシミュレーション実行手
    段、このシミュレーション実行手段で用いるシミュレー
    ションモデルを、実測されたフィールドデータを使って
    同定する同定手段、この同定手段で同定されたシミュレ
    ーションモデルを用いて上記シミュレーション実行手段
    で実行されたシミュレーションの結果とフィールドデー
    タとの適合度を判定する評価・解析手段、および上記シ
    ミュレーション実行手段でのシミュレーション結果とし
    て得られたトンネル内の環境シミュレーションの状態を
    表示するトンネル環境表示手段を備えたことを特徴とす
    る道路トンネル環境シミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 シミュレーション実行手段は、個々の車
    両の走行状態に応じて交通換気力を算出できる風速状態
    処理手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の道路
    トンネル環境シミュレーション装置。
  3. 【請求項3】 シミュレーション実行手段は、個々の車
    両の走行状態に応じた汚染排出量に基づいてトンネル内
    の汚染状態を算出する汚染状態処理手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の道路トンネル環境シミュレー
    ション装置。
  4. 【請求項4】 同定手段は、時系列フィールドデータと
    シミュレーション実行手段によって得られた時系列シミ
    ュレーション結果とを使って、上記シミュレーション実
    行手段で用いるシミュレーションモデルを同定すること
    を特徴とする請求項1記載の道路トンネル環境シミュレ
    ーション装置。
  5. 【請求項5】 同定手段は、トンネル内を走行する車両
    の走行モデルを同定する走行モデル同定手段、トンネル
    内の風速モデルを同定する風速モデル同定手段、および
    トンネル内の汚染モデルを同定する汚染モデル同定手段
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項4記載
    の道路トンネル環境シミュレーション装置。
  6. 【請求項6】 実測されたフィールドデータからトンネ
    ル内へ流入する車両の車両流入モデルを設定する車両流
    入モデル設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の道路トンネル環境シミュレーション装置。
  7. 【請求項7】 評価・解析手段は、風速、汚染に関する
    フィールドデータとシミュレーション実行手段でのシミ
    ュレーション結果とを用いて、両者間の適合度を検定す
    るトンネル状態評価手段、および交通流に関するフィー
    ルドデータと上記シミュレーション実行手段でのシミュ
    レーション結果とを用いて、両者間の適合度を検定する
    交通流状態評価手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の道路トンネル環境シミュレーション装置。
  8. 【請求項8】 トンネル環境表示手段は、トンネル内の
    風速の状態推移に関するフィールドデータとシミュレー
    ション実行手段でのシミュレーション結果の同時表示を
    行う風速状態表示手段、トンネル内の汚染の状態推移に
    関するフィールドデータと上記シミュレーション実行手
    段でのシミュレーション結果の同時表示を行う汚染状態
    表示手段、トンネル各地点における交通流に関するフィ
    ールドデータと上記シミュレーション実行手段でのシミ
    ュレーション結果の同時表示および個々の車両の走行位
    置変化のアニメーション表示を行う交通状態表示手段、
    およびトンネル内の換気を行う換気機の運転状態を表示
    する換気機状態表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の道路トンネル環境シミュレーション装置。
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