JPH10187011A - 光メモリ板 - Google Patents

光メモリ板

Info

Publication number
JPH10187011A
JPH10187011A JP8351498A JP35149896A JPH10187011A JP H10187011 A JPH10187011 A JP H10187011A JP 8351498 A JP8351498 A JP 8351498A JP 35149896 A JP35149896 A JP 35149896A JP H10187011 A JPH10187011 A JP H10187011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
patterns
track
shape
holographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8351498A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuteru Kimura
光照 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8351498A priority Critical patent/JPH10187011A/ja
Publication of JPH10187011A publication Critical patent/JPH10187011A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個のピットや記録ビットのスペースで多く
の情報を記録できるような光ディスクやカードとしての
新しい光メモリ板を提供すること。 【解決手段】 トラックに沿って形成したパターン列に
おける各パターン3が,一組の独立の2つ以上のパター
ン3A,3B,3C,・・の組み合わせからなり,該2
つ以上のパターンが近接配置または重ね配置してあり,
該一組のパターン3に,レーザ光を照射したとき,該各
パターン3を構成する各2つ以上のパターン3A,3
B,3C,・・に対応するホログラフィパターン100
A,100B,100C,・・が同時にできるようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,高密度記録ができ
る光メモリ板に関するもので,特に文章,画像や音声な
どの記録および再生に用いられる光メモリ板に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来,光ディスクとして,プラスチック
の基板に,トラックに沿って細長いピットを形成してお
き,この上にアルミニウムなどの金属反射膜を形成して
おくと,集光したレーザ光がピット上に来たときは,ピ
ットがない箇所からの反射よりも光回折のため戻る反射
光が弱くなり暗くなることを利用し,ピットの有無を
0,1の信号として情報を記録させ,そして,この記録
情報を読み出すようにした読み出し装置があった。
【0003】また,このような読み出し装置では,情報
読み出しのための集光したレーザ光がピット上に正確に
位置するようにさせるために,反射回折光の受光部に4
分割フォトダイオードを設け,4分割フォトダイオード
の受光強度分布からフォーカスエラー調整やラジアルエ
ラー調整を行っていた。
【0004】また,従来,書き換え可能な光ディスクと
して,相変化型においては,結晶性かアモルファス性か
により,光の反射率の違いを利用して0,1の信号情報
を得るようにしているもの,光磁気記録型では,磁化に
よる反射光のカー効果,透過光のファラデー効果による
偏光面の回転があることを利用して,偏光板を用いて光
強度変化に変換して0,1の信号情報を得るようにして
いるものがあった。
【0005】従来,光メモリ板にピットを形成する書き
込み(記録)方式は,多くの場合,単一のArレーザや
He−Cdレーザの光源を用い,これからのレーザ光を
単一の光変調器で記録すべき信号に応じて光強度変調し
て,光メモリ板となる基板に塗布したフォトレジスト膜
に集光し,露光して,順次ピットを形成して行くもので
あった。
【0006】また,従来,相変化型や光磁気記録型の書
き込み方式では,単一の半導体レーザの光源を用い,記
録すべき信号に応じて点滅させて,相変化型や光磁気記
録型のための記録材料層を加熱するようにして記録ビッ
トを形成していた。
【0007】また,従来,カード式の光メモリ板におい
て,カードにピットを形成したり,ピットの代わりに穴
をあけ,そこを透過する光を検出するなどして,ピット
または穴の間隔と組み合わせから情報を得るものもあっ
た。しかし,記録密度は,大きくなりえなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
光メモリ板としての光ディスクにおいては,一個のピッ
トまたは記録ビットは,その存在の有無だけが情報であ
り,たとえば,1バイトを構成するには,トラックに沿
って8個のピットまたは記録ビットの存在すべきスペー
スを必要としていた。このため,さらに高密度記録に
は,多重記録やピットまたは記録ビットを更に小型化す
るなどの模索が始まっていた。
【0009】本発明は,1個のピットや記録ビットのス
ペースで多くの情報を記録できるような光ディスクやカ
ードとしての新しい光メモリ板を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明の請求項1に係る光メモリ板は,基板1に
設定したトラック2に沿ってパターン列を形成し,該各
パターン3にレーザ光を照射したとき,該照射されたパ
ターン3によりスクリーン上にホログラフィパターン1
00ができるようにした光メモリ板10であって,特定
の文字や数字あるいは記号に対応するようにした各パタ
ーン形状を基板1のトラック2に沿って形成し,それぞ
れに対応するスクリーン上のホログラフィパターン10
0から記録情報が得られるように,基板1の各パターン
形状で情報を記録させるようにした光メモリ板におい
て,トラック2に沿って形成したパターン列における各
パターン3が,一組の独立の2つ以上のパターン3A,
3B,3C,・・の組み合わせからなり,該2つ以上の
パターンが近接配置または重ね配置してあり,該一組の
パターン3に,レーザ光を照射したとき,該各パターン
3を構成する各2つ以上のパターン3A,3B,3C,
・・に対応するホログラフィパターン100A,100
B,100C,・・が同時にできるようにしたものであ
る。
【0011】また,請求項2に係る光メモリ板は,基板
1に設定したトラック2に沿ってパターン列を形成し,
該各パターン3にレーザ光を照射したとき,該照射され
たパターン3によりスクリーン上にホログラフィパター
ン100ができるようにした光メモリ板10であって,
特定の文字や数字あるいは記号に対応するようにした各
パターン形状を基板1のトラック2に沿って形成し,そ
れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
100から記録情報が得られるように,基板1の各パタ
ーン形状で情報を記録させるようにした光メモリ板にお
いて,前記トラック2に沿って形成したパターン列にお
ける各パターン3が,細長形状,十字形状,三角形状,
二個以上のドットの組み合わせ形状または,これらの各
パターンを所定の角度だけトラック2に対して回転させ
た形状であるか,あるいは,円形状であって,かつ,ト
ラック2に沿って形成したパターン列における各パター
ン3が,一組の独立の2つ以上のパターン3A,3B,
3C,・・の組み合わせからなり,該2つ以上のパター
ンが近接配置または重ね配置してあり,該一組のパター
ン3に,レーザ光を照射したとき,該各パターン3を構
成する各2つ以上のパターン3A,3B,3C,・・に
対応するホログラフィパターン100A,100B,1
00C,・・が同時にできるようにしたものである。
【0012】また,請求項3に係る光メモリ板は,基板
1に設定したトラック2に沿ってパターン列を形成し,
該各パターン3にレーザ光を照射したとき,該照射され
たパターン3によりスクリーン上にホログラフィパター
ン100ができるようにした光メモリ板10であって,
特定の文字や数字あるいは記号に対応するようにした各
パターン形状を基板1のトラック2に沿って形成し,そ
れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
100から記録情報が得られるように,基板1の各パタ
ーン形状で情報を記録させるようにした光メモリ板にお
いて,前記基板1の各パターン3にレーザ光を照射した
とき,該各パターン3からの反射回折光によるホログラ
フィパターン100ができるようにし,かつ,トラック
2に沿って形成したパターン列における各パターン3
が,一組の独立の2つ以上のパターン3A,3B,3
C,・・の組み合わせからなり,該2つ以上のパターン
が近接配置または重ね配置してあり,該一組のパターン
3に,レーザ光を照射したとき,該各パターン3を構成
する各2つ以上のパターン3A,3B,3C,・・に対
応するホログラフィパターン100A,100B,10
0C,・・が同時にできるようにしたものである。
【0013】また,請求項4に係る光メモリ板は,基板
1に設定したトラック2に沿ってパターン列を形成し,
該各パターン3にレーザ光を照射したとき,該照射され
たパターン3によりスクリーン上にホログラフィパター
ン100ができるようにした光メモリ板10であって,
特定の文字や数字あるいは記号に対応するようにした各
パターン形状を基板1のトラック2に沿って形成し,そ
れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
100から記録情報が得られるように,基板1の各パタ
ーン形状で情報を記録させるようにした光メモリ板にお
いて,前記基板1の各パターン3にレーザ光を照射した
とき,該各パターン3からの透過回折光によるホログラ
フィパターン100ができるようにし,かつ,トラック
2に沿って形成したパターン列における各パターン3
が,一組の独立の2つ以上のパターン3A,3B,3
C,・・の組み合わせからなり,該2つ以上のパターン
が近接配置または重ね配置してあり,該一組のパターン
3に,レーザ光を照射したとき,該各パターン3を構成
する各2つ以上のパターン3A,3B,3C,・・に対
応するホログラフィパターン100A,100B,10
0C,・・が同時にできるようにしたものである。
【0014】また,請求項5に係る光メモリ板は,基板
1に設定したトラック2に沿ってパターン列を形成し,
該各パターン3にレーザ光を照射したとき,該照射され
たパターン3によりスクリーン上にホログラフィパター
ン100ができるようにした光メモリ板10であって,
特定の文字や数字あるいは記号に対応するようにした各
パターン形状を基板1のトラック2に沿って形成し,そ
れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
100から記録情報が得られるように,基板1の各パタ
ーン形状で情報を記録させるようにした光メモリ板にお
いて,前記トラック2に沿って形成したパターン列にお
ける各パターン3が,細長形状,十字形状,三角形状,
二個以上のドットの組み合わせ形状または,これらの各
パターンを所定の角度だけトラック2に対して回転させ
た形状であるか,あるいは,円形状であって,かつ,基
板1の各パターン3にレーザ光を照射したとき,該各パ
ターン3からの反射回折光によるホログラフィパターン
100ができるようにし,かつ,トラック2に沿って形
成したパターン列における各パターン3が,一組の独立
の2つ以上のパターン3A,3B,3C,・・の組み合
わせからなり,該2つ以上のパターンが近接配置または
重ね配置してあり,該一組のパターン3に,レーザ光を
照射したとき,該各パターン3を構成する各2つ以上の
パターン3A,3B,3C,・・に対応するホログラフ
ィパターン100A,100B,100C,・・が同時
にできるようにしたものである。
【0015】また,請求項6に係る光メモリ板は,基板
1に設定したトラック2に沿ってパターン列を形成し,
該各パターン3にレーザ光を照射したとき,該照射され
たパターン3によりスクリーン上にホログラフィパター
ン100ができるようにした光メモリ板10であって,
特定の文字や数字あるいは記号に対応するようにした各
パターン形状を基板1のトラック2に沿って形成し,そ
れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
100から記録情報が得られるように,基板1の各パタ
ーン形状で情報を記録させるようにした光メモリ板にお
いて,前記トラック2に沿って形成したパターン列にお
ける各パターン3が,細長形状,十字形状,三角形状,
二個以上のドットの組み合わせ形状または,これらの各
パターンを所定の角度だけトラック2に対して回転させ
た形状であるか,あるいは,円形状であって,かつ,基
板1の各パターン3にレーザ光を照射したとき,該各パ
ターン3からの透過回折光によるホログラフィパターン
100ができるようにし,かつ,トラック2に沿って形
成したパターン列における各パターン3が,一組の独立
の2つ以上のパターン3A,3B,3C,・・の組み合
わせからなり,該2つ以上のパターンが近接配置または
重ね配置してあり,該一組のパターン3に,レーザ光を
照射したとき,該各パターン3を構成する各2つ以上の
パターン3A,3B,3C,・・に対応するホログラフ
ィパターン100A,100B,100C,・・が同時
にできるようにしたものである。
【0016】また,請求項7に係る光メモリ板は,請求
項1〜6のいずれか一つに記載の近接配置した2つ以上
のパターンからなる一組のパターン3において,読み出
し時にそれぞれのパターンの組み合わせ順序が区別でき
るように配置したものである。
【0017】すなわち,本発明に係る光メモリ板は,光
メモリ板となるべき基板に設定したトラックに沿ってパ
ターン列を形成し,これらの各パターンにレーザ光を照
射したとき,照射されたパターンによりスクリーン上に
ホログラフィパターンができるようにした光メモリ板
(光ディスク)において,特定の文字や数字あるいは記
号に対応するようにした各パターン形状を基板のトラッ
クに沿って形成し,それぞれに対応するスクリーン上の
ホログラフィパターンから記録情報が得られるように,
基板の各パターン形状で情報を記録させるようにしたも
のである。
【0018】基本的には,いわば従来の光メモリ板とし
ての光ディスクにおける各ピットや記録ビットの形状す
なわちピットや記録ビットのパターン形状を変えること
により,これらの各パターンにレーザ光を照射したと
き,この照射されたパターンからスクリーン上に光回折
により形成されるホログラフィパターンの形状から元の
ピットまたは記録ビットのパターン形状が解かるように
したもので,この元のピットまたは記録ビットのパター
ン形状を特定の文字や数字あるいは記号に対応するよう
にすることにより,1個のピットまたは記録ビットのス
ペースで多くの情報たとえば1バイトを記録できるよう
な光ディスクやカードとしての光メモリ板を提供するす
るものである。
【0019】従来の光ディスクでは,単にピットまたは
記録ビットの存在が重要であるが,本発明の光メモリ板
においては,そのパターンの内部が反射面であるか,吸
収面や散乱面であるか,あるいは,透明であるか,また
は,パターンの内部と外部とがどちらも反射面である
が,それらに反射率の差があり,その回折パターンが認
識できる程度にあるか,さらには,パターンの内部と外
部とがどちらも反射面または透過面であるが,それらの
反射光または透過光に位相回転などの差が存在している
ために,その回折パターンが認識できる程度にあるか,
それとも従来のようにピットなどの凹凸を形成して全面
に反射膜を形成してあるものであってもよく,ただ重要
なことは光メモリ用のパターン形状であり,更にその形
態により反射形を使用するか透過形を使用したほうがよ
いかが選択されるが,いづれにせよ照射レーザ光が回折
される現象を利用したものであるので,必ずしも凹凸の
ピットである必要はない。
【0020】また,光メモリ用のパターン形状として,
各パターンが,細長形状,十字形状,三角形状,二個以
上のドットの組み合わせ形状を特定しておき,これらの
各パターンを所定の角度だけトラックに対して回転させ
た形状も採用することにより,異なるパターンの数を増
やしたもので,このことにより記録密度が大幅に向上す
ることになる。
【0021】なお,細長形状とは,細長矩形状を含み,
その他,細長矩形の角が丸い場合ももちろん含まれるも
のである。円形状パターンは回転させても変化しない
が,更に一個のパターンとして異なるパターンの数を増
やすのに役立つ。
【0022】これらのホログラフィパターンの形状は比
較的単純で,かつ,これらのホログラフィパターンの形
状,従って元のパターンの形状が識別しやすい。また,
光メモリ用のパターンが存在しないときも,もちろん,
一つの情報として利用することができる。
【0023】また,基板の各パターン3にレーザ光を照
射したとき,この各パターン3からの反射回折光による
ホログラフィパターン100を利用するものである。
【0024】また,基板の各パターン3にレーザ光を照
射したとき,この各パターンからの透過回折光によるホ
ログラフィパターン100を利用するものである。
【0025】光メモリ用のパターン3については,その
パターン3の内部の箇所だけに反射膜としてのアルミニ
ウム(Al)膜などが残るようにし,パターン3の周辺
は透過するようにしておいた場合には,回折光はパター
ン3からの反射回折光とパターン周辺からの透過回折光
の両方がホログラフィパターン100として使用でき
る。
【0026】また,パターン3の外周が透明で内部の箇
所だけ色素などにより吸収させたり散乱させるようにし
た場合は,透過回折光を利用したほうがコントラストが
良い。
【0027】また,逆にパターン3の内部の箇所だけは
照射レーザ光が透過し,そのパターン3の周辺がAl膜
などにより反射されるようにしておくと,反射回折光と
パターン周辺からの透過回折光の両方がホログラフィパ
ターン100として使用できる。
【0028】書き換え可能な相変化型光ディスク材料に
パターン3を結晶性かアモルファス性かの状態で形成し
たときには,結晶性かアモルファス性かにより反射率に
大小が生じ,コントラストは悪いが,これによる反射回
折パターンのホログラフィパターン100が形成でき
る。
【0029】さらに,やはり書き換え可能な光磁気ディ
スク材料を用い磁気カー効果やファラデ効果による反射
光や透過光の位相回転を利用した場合でも,パターン3
からの反射や透過回折光にもパターン特有の合成位相回
転パターンが現われ,偏光板を用いて光強度変化に直せ
るので,反射や透過回折光のホログラフィパターン10
0として使用できる。
【0030】また,従来のように回折用のピットを形成
するなどの凹凸を形成して全面にAl膜などの反射膜を
形成した場合には,もちろん,反射回折光のホログラフ
ィパターン100として使用することになる。
【0031】また,光メモリ板からの記録情報の読み出
す(再生する)ための装置で,スクリーンとして光検出
素子アレイ200を形成し,これらの光検出素子の相対
的光検出情報の位置関係から基板に形成された元の各パ
ターン形状を特定して,それに対応する文字や数字ある
いは記号を認識し,記録情報を読み出すようにしたもの
である。
【0032】また,光検出素子アレイ200として,フ
ォトダイオード2次元アレイ(イメージセンサ)とした
ものである。
【0033】光検出素子アレイ200は,透過回折光を
利用する時には,光メモリ板に対して,レーザ光を集光
し,光メモリ板に形成した各パターン3に照射するため
の光学系である光ヘッドと反対側に配置し,反射回折光
を利用する時には,光ヘッドと同じ側に配置すればよ
い。
【0034】また,反射回折光を利用する時には,光検
出素子アレイと光ヘッドとが同一側に配置されるので,
たとえば,光検出素子アレイの中央部に小孔を開け,こ
の小孔を通して光ヘッドからの集光したレーザ光を光メ
モリ板に形成した各パターンに照射してもよい。
【0035】また,光ヘッドと光検出素子アレイとを互
いに傾けて配置することもできるし,従来の光ディスク
装置の光学系のように,光ヘッドはハーフミラーを通し
て,横から照射するように,光ヘッドと光検出素子アレ
イとを互い直交配置させることもできる。
【0036】本発明による光メモリ板10からの記録情
報の読み出し装置は,従来の光ディスクからの記録情報
の読み出し装置と概略同様にできるが,上述のように光
検出素子として光検出素子アレイを使用すること,反射
形にするか,それとも透過形にするかにより光ヘッドと
光検出素子アレイとの光メモリ板に対する位置関係が定
まること,更に,光検出素子アレイに形成されるホログ
ラフィパターンから元の光メモリ用のパターンを判別す
るための光アドレス判別回路が必要になることなどが従
来と異なる。
【0037】また,基板1に設定したトラックに沿っ
て,信号としての特定の文字や数字あるいは記号に対応
させた各特定のパターン形状のパターン列を順次形成
し,各パターンにレーザ光を照射したとき,この照射さ
れたパターン3によりスクリーン上にホログラフィパタ
ーン100ができるようにした光メモリ板を作成するた
めの光学的な書き込み方式であるが,発光ダイオードか
らの光またはレーザ光を,必要とする該各パターンに対
応するパターン形状をもつ光学的フィルタに照射し,そ
の透過光または反射光を集光して,各特定のパターン形
状のパターン列を順次形成するようにする。
【0038】この場合,光学的フィルタとして,たとえ
ば,液晶パネルの光学シャッタアレイなどにより必要な
パターン形状を形成して用いることもできるし,もちろ
ん,金属膜に必要なパターン形状の窓を形成して用いる
こともできる。
【0039】また,信号としての特定の文字や数字ある
いは記号に対応させるに必要な分の異なるパターンに対
応するそれぞれのパターン形状をもつ光学的フィルタを
用意し,光変調器を用いて,発光ダイオードの光または
レーザ光を信号に応じて,その特定のパターン形状をも
つ光学的フィルタに選択的に照射できるようにしたもの
である。
【0040】この場合,光変調器の数を光学的フィルタ
の数だけ用意しておき,単一のレーザ光源からの光を光
スイッチなどにより分岐して各光変調器に導いておくよ
うにすれば好都合である。
【0041】また,光変調器としては発光ダイオードや
レーザダイオードの駆動電流変化によるこれらのダイオ
ードからの出射光の強度変調を生じさせる駆動電流変調
器をも含むものであり,この場合は,発光ダイオードや
レーザダイオードの数を光学的フィルタの数だけ用意し
ておいた方が好都合である。
【0042】また,信号としての特定の文字や数字ある
いは記号に対応させるに必要な分の異なるパターンに対
応するそれぞれのパターン形状をもつ光学的フィルタを
用意せずに,各特定のパターン形状を二個以上のドット
の組み合わせ形状で形成する場合の書き込み方式であ
り,ドットの組み合わせ形状を,複数のレーザ光を光強
度変調して二個以上の集光したレーザ光のスポットの組
み合わせで形成できるようにしたものである。
【0043】たとえば,作成された2個のドットで細長
形状のパターンを近似することもできる。この場合,2
個のドットは離れずにむしろ一部重なり合った方がよ
い。
【0044】また,メモリの記録密度を更に向上させる
ための手段として,各パターン3が,一組の独立の2つ
以上のパターン3A,3B,3C,・・の組み合わせか
らなるようにしたものである。
【0045】さらに,一組のパターン3を構成する2つ
以上のパターンが近接配置または重ね配置により,それ
らに同時にレーザ光を照射したとき,これらの2つ以上
のパターンからのホログラフィパターン100A,10
0B,100C,・・は,ほぼ重なって同時にできる。
【0046】また,2つ以上のパターンが重ね配置され
たときには,今のところ,それぞれのパターンの組み合
わせ順序が区別できない。たとえば,3つのパターン3
A,3B,3Cが(3,4,5)を意味するとき,
(4,3,5)なのか,(3,5,4)なのかなど,そ
れらの組み合わせ順序の区別ができない。しかし,2つ
以上のパターンが近接配置のときには,読み出し時に用
いるレーザ光のスポットの移動時(推移時)に,近接配
置の一組のパターン3のうち,どのパターンから最初に
レーザ光のスポットが照射され読み出されていくかなど
の時間経過を調べることにより,すなわち,それらの時
系列の情報からそれぞれのパターンの組み合わせ順序を
区別することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下,本発明に係る光メモリ板の
実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0048】〔実施の形態1〕図1は,本発明の光メモ
リ板10の一実施の形態の概略図で,従来の光ディスク
のような円盤形状をしている場合の例を示す。トラック
2に沿って,各種形状のパターン3の列があり,これら
の各パターン形状が,たとえば,1,2,3,4,・・
・の様な数字やa,b,c,・・・などの文字や記号な
どに対応させることができる。
【0049】これらの光メモリ用パターン形状として,
細長形状,十字形状,三角形状,二個以上のドットの組
み合わせ形状,または,これらの各パターンを所定の角
度だけトラック(2)に対して回転させた形状,あるい
は,回転させても同一形状である円形状にすると,レー
ザ光照射により形成されるホログラフィパターン形状が
単純であるので,この後で説明する光検出素子アレイ2
00での元の光メモリ用パターン形状の判別が容易であ
る。
【0050】たとえば,細長形状のパターンをトラック
2に対して,たとえば10度ずつ回転させたパターンの
18種類を光メモリ用パターンとして採用することもで
きる。この場合は,図4に示すような細長形状の長手方
向と直角方向に長く輝点の列が伸びるホログラフィパタ
ーンが形成されるので,特に判別しやすい。
【0051】本発明の光メモリ板10の作成方法の一例
を説明すると次のようになる。先ず,従来の光ディスク
と同様な寸法の中央に円形の穴を有し,透明かつ耐熱性
(150℃ぐらいまで)の厚み1.0mmの円盤状のプ
ラスチック基板20に反射膜40としてのアルミニウム
(Al)薄膜を0.1μm厚に真空蒸着し,この上にフ
ォトレジスト膜を塗布し,情報として必要なパターン3
をトラック2に沿って,所定の間隔,たとえば2.5μ
m間隔で露光転写して行く。
【0052】たとえば,光メモリ用パターン形状が図2
に示すような細長形状パターン3aの場合,半導体レー
ザ光の波長を830nm程度としたときには,矩形の長
手方向の寸法を1.0μmとし,幅方向を0.3μmと
すればよい。十字形状の場合も細長形状を組み合わせた
寸法とすればよい。また,円形状3bや三角形状の場合
は,その直径または辺の大きさを0.5μm程度とする
とよい。
【0053】フォトレジストがネガ形か,ポジ形かによ
り,Alのフォトエッチングの際,光メモリ用パターン
3の内部に図2のようにAl膜が残るか,それとも図3
のように光メモリ用パターン3の外部にAl膜が残るか
決まる。パターン3の露光転写方法には,後述の書き込
み方式のほか電子ビームやエキシマレーザ光による直接
描画法や,パターン3のマスクを形成しておき,このマ
スクを超高圧水銀燈の光を通す投影露光や近接露光の方
法がある。
【0054】投影露光法や近接露光法を用いたときに
は,たとえば,必要な各種のパターンを円盤状のマスク
乾板の円周上に規則的に配列しておき,回転させるとと
もに同期させて必要なパターンを順次露光するようにす
れば,高速に光メモリ用パターン3の露光転写ができ
る。
【0055】このようにして形成したトラック2に沿っ
て反射膜40としてのAl膜からなる各種形状のパター
ン3の列が図2のAl膜がパターン3の内部に残存する
形または図3のAl膜がパターン3の外部に残存する形
で形成される。
【0056】更に,この上に保護膜および光屈折層とし
ての透明アクリル樹脂30を1.25mm厚に形成す
る。このようにして図1に示される光メモリ板10が形
成される。
【0057】〔実施の形態2〕従来の光ディスクのピッ
ト,たとえば幅0.4μm,長さ1.0μm,深さ0.
11μmのピットをフォトリソグラフィによりフォトレ
ジスト膜に形成し,このピットをトラック2に対して,
たとえば上記実施の形態1に記述したのと同様に10度
ずつ回転させたパターンの18種類を光メモリ用パター
ンとして採用することもできるし,もちろん,十字形状
や円形状なども採用できる。このようなピットを形成し
たときには,パターンを含む面の全面にAl膜など反射
膜40を形成しておくとよい。
【0058】反射膜40の上には,更に,たとえば透明
アクリル樹脂30を1.25mm厚に形成する。このよ
うにして凹凸のパターンをもつ光メモリ板10が作成で
きる。
【0059】この場合,ピットの深さは,使用レーザ光
の実効波長(プラスチックの屈折率を考慮)の4分の1
になるようにしておくと,回折光として好都合である。
この点は,従来の光ディスクのピットと同様で,光磁気
ディスクのプリフォーマットピットでも同様である。
【0060】図6(A)には,トラック2に沿って形成
された細長形状,十字形状,三角形状,互いに重なり合
った3個のドットからなる細長形状近似の各パターン3
の概略図を示してあり,これらのパターンは,レーザ光
を照射したときに各パターン3の輪郭の内と外に反射率
または透過率の差があるか,反射または透過光に位相差
が出現し,偏光板を使用することにより,光強度差が現
われるためホログラフィパターン100が形成されるも
のであればよい。
【0061】図6(B)は図6(A)の各パターン3を
右回り30度だけ回転させたパターンである。
【0062】また,図7には,細長形状のパターン3a
をトラック2に対して,30度,90度,45度,0度
だけ回転させた場合のパターンを示したものである。
【0063】図8には,光メモリ板10のパターンの記
録層が,たとえば有機染料で形成され,書き込み用のレ
ーザ光スポットにより熱のため窪みが形成されている場
合の例である。
【0064】この窪みが各パターン3を形成するように
すればよい。この様な場合,たとえば,幅広のレーザス
ポットにより窪みの付近の凸凹を平にすれば,元に戻
り,繰り返し光メモリ板10のパターンの書き換えが可
能である。
【0065】〔実施の形態3〕上述の実施の形態1およ
び実施の形態2の光メモリ板10のうち,基板1上に情
報としての光メモリ用のピットを持つパターン列をトラ
ック2に沿って形成した後,これを原板としてその複製
板をプラスチック板などで作成して光メモリ板10とす
ることができる。
【0066】たとえば,実施の形態1の光メモリ用パタ
ーンの内部の箇所又は外部に反射膜があるときには,基
板1に全面Al膜を形成し,フォトレシスト膜塗布後,
これに原板を重ね露光してフォトエッチングを行う。こ
うして光メモリ用パターン列が基板1の必要な箇所の全
面に形成された後,透明アクリル樹脂30を1.25m
m厚に形成する。
【0067】このようにして,光メモリ板10の複製板
ができる。また,実施の形態2の凹凸が主体の光メモリ
用パターン列の場合には,金型であるスタンバを作成
し,その複製板をプラスチック板などで作成して光メモ
リ板10とすることができる。このやり方は,従来の光
ディスクのスタンバ作成および反射膜を内部にもつ光デ
ィスクの複製方法と同様にして作成されるので,ここで
は省略する。
【0068】〔実施の形態4〕図9は,本発明の光メモ
リ板からの情報読み出し装置の一実施の形態をブロック
図で示した概略図で,レーザ光を集光して光メモリ板1
0の各パターン3に照射する光ヘッドと光検出素子アレ
イ200とが光メモリ板10に対して互いに反対の位置
に設置してある場合の例である。
【0069】元の光メモリ板10の各パターン3を判別
する形態として,この場合は,図11に示すように光メ
モリ板10の各パターン3からの透過回折光を利用する
ようにしてある。
【0070】しかし,必要に応じて,図12に示すよう
に光メモリ板10の各パターン3からの反射回折光を利
用することもできる。
【0071】反射回折光を利用した場合には,図12に
示すように光検出素子アレイ200であるフォトダイオ
ード2次元アレイの中央部に小孔を開け,この小孔を通
して光ヘッドからのレーザ光をパターン3に照射するよ
うにするか,あるいは,たとえば反射回折光を45度に
配置したハーフミラーにより受け,光メモリ板10と平
行に反射回折光を誘導した後,フォトダイオード2次元
アレイに導くようにするとよい。
【0072】このような反射回折光を用いたときには,
ゴミの対策や片面のみを利用するので光メモリ板10の
作成が楽であるなどの利点がある。
【0073】光検出素子アレイ200としてのフォトダ
イオード2次元アレイは,レーザ光を,たとえば波長8
30nmの光を使用する場合には,シリコン(Si)チ
ップに,図10に示したように,マトリックス状にに形
成したSiのpn接合フォトダイオード2次元アレイと
するとよい。
【0074】図10には6×6の画素となるpn接合フ
ォトダイオード2次元アレイの例を示し,この2次元ア
レイの各行と各列との配線は互いに絶縁性の膜を介して
絶縁され,独立に動作できるようになっている。
【0075】各画素に対応する,たとえば25×25μ
m角のpn接合フォトダイオードの2次元アレイに,光
メモリ板10のパターン3からのパターン3特有の回折
光であるホログラフィパターン100が形成されたとき
に,そのホログラフィパターン100の光強度に応じて
2次元アレイの特定の複数個のpn接合フォトダイオー
ドが光励起されるので,2次元アレイのどのpn接合フ
ォトダイオードが光励起されたかを判別することによ
り,元の光メモリ板10のパターン3の形状が判別され
る。
【0076】図4(A)は,光メモリ板10のパターン
3として,細長形状パターン3aを用いたときの例で,
図4(B)には,その時のホログラフィパターン100
aの概略図を示している。
【0077】このホログラフィパターン100aでは,
細長形状パターン3aの長手方向と直角方向に間隔の離
れた光スポットが現われ,長手方向には幅の狭い光の縞
が現われる。
【0078】しかし,光メモリ板10と光検出素子アレ
イ200とが近接しているときには,細長形状パターン
3aの長手方向と直角方向に間隔の離れた光スポットは
接近し,一本の輝線として観測される。
【0079】実施の形態1および実施の形態2における
細長形状のパターンをトラック2に対して,たとえば1
0度ずつ回転させたパターンの18種類を光メモリ用パ
ターンとして採用したときには,光検出素子アレイ20
0としてのフォトダイオード2次元アレイは,その中央
よりもむしろ円周上にこれらの10度ずつずれる輝線が
十分検出できるように配置すればよい。
【0080】この場合,反射回折光を利用し,図12に
示すように光検出素子アレイ200であるフォトダイオ
ード2次元アレイの中央部に小孔を開け,この小孔を通
して光ヘッドからのレーザ光をパターン3に照射するよ
うにするやり方に好適である。
【0081】図5には,円形状パターン3bを用いたと
きのホログラフィパターン100bの概略図を示してい
る。
【0082】円形状パターン3bのホログラフィパター
ン100bは同心円状の光の縞となり,それぞれ特有の
ホログラフィパターン100が出現する。このホログラ
フィパターン100の光強度から光励起された複数個の
pn接合フォトダイオードを同時に判別する回路を光ア
ドレス判別回路として,集積化してフォトダイオード2
次元アレイを形成してあるシリコン(Si)チップにモ
ノリシックに設けた例を図10に示してある。
【0083】2次元アレイの光が照射されたpn接合フ
ォトダイオードは,逆方向電圧を印加しておくと光電流
が流れるので,その時の光強度もその電流値から判断で
きる。
【0084】また,光アドレス判別回路内には各アドレ
ス毎にMOSFETを形成して,pn接合フォトダイオ
ードからの光電流の変化で駆動するようにした公知のア
ドレス判別回路が使用でき,この信号を図9に示した公
知の信号処理回路に送り,マイクロプロセッサと組み合
わせて,情報を映像や音声に変換する。また,ディスク
駆動やサーボ回路など従来の公知の光ディスクの駆動回
路などが適用できる。
【0085】〔実施の形態5〕図13は,本発明の光メ
モリ板からの情報読み出し装置の光学系の他の一実施の
形態を示した概略図で,レーザダイオードからのレーザ
光を集光して45度傾けたハーフミラーを介して光メモ
リ板10の各パターン3に照射する従来形の光学系で,
光検出素子アレイ200とが光メモリ板10に対して互
いに反対の位置に設置してある場合の例である。
【0086】たとえば,図14(A)に示すような30
度傾斜させた細長形状のパターン3にレーザ光スポット
を照射させると図14(B)に示すような細長形状のパ
ターン3の長手方向に直交するような方向に長く延びた
ホログラフィパターン100が発生する。
【0087】これが,図14(B)に示すような中心と
その周囲の円周上に配置をしたフォトダイオード2次元
アレイからなる光検出素子アレイ200でホログラフィ
パターン100を検出するとき,時計の文字盤のように
円周上に等間隔に12個のフォトダイオードが存在する
と,中心のフォトダイオードと4番目と10番目のフォ
トダイオードが光励起されることになる。
【0088】ホログラフィパターン100がぼやけた場
合や位置ずれが生じた場合には,円周上のフォトダイオ
ードは4番目と10番目以外も励起されることがある
が,先ず,中心のフォトダイオードが必ず励起されるこ
とを条件とし,対称位置のもっとも強く励起されている
フォトダイオード(たとえば,4番目と10番目)を検
出して,元のパターンを判定すればよい。
【0089】このようにして元の細長形状のパターン3
の回転角度が判明するので,細長形状の回転角度だけを
異にしたパターン3は,単純で光メモリ板10のパター
ン3として好都合である。もちろん,細長形状の代わり
に2個または3個のドットを近似的に利用してもよい。
【0090】上記の実施の形態では,光検出素子アレイ
200として6×6の画素または中心および円周上の画
素となるpn接合フォトダイオード2次元アレイを用い
た場合であったが,電荷結合素子(CCD)を用いても
よい。しかし,この場合は,光励起された箇所の光検出
素子に対応する画素を順次読みだすので,高速応答が望
めないという問題がある。
【0091】〔実施の形態6〕図15は,本発明に係る
光メモリ板への情報書き込み装置のうちの光学的書き込
み(記録)方式の一実施の形態をブロック図で示した概
略図で,5個の発光ダイオードからの光をそれぞれパタ
ーン3を形成するための光学フィルタを介して,固定し
た5角錐ミラーのそれぞれに対応する面に照射できるよ
うにしており,この面での反射後,レンズで集光して焦
点面ににある作成予定の光メモリ板10に各パターン3
が記録されるように構成してある場合の例である。
【0092】信号源からの信号により必要なパターン3
に対応する光学フィルタを選択するために,その光学フ
ィルタに照射する発光ダイオードを電流駆動変調器によ
り選択する。
【0093】図15に示すように,同一形状の光学フィ
ルタを互いに同等に配置したとき,このような奇数の多
角錐ミラーを用いると180度をこの多角の角数で除し
た分の角度だけ回転した多角の角数のパターン3が光メ
モリ板10上に得られる。
【0094】作成予定の光メモリ板10は,前述したよ
うに,従来技術である基板1に感光膜を塗布しておき,
パターン3の露光後現像してピットを形成し,これを原
板としてスタンバを作成して,多数のプラスチックレプ
リカ版を作成することができる。
【0095】上述の実施の形態では,発光ダイオードを
用いた例であるが,光学フィルタのパターン形状が使用
波長に比べて十分大きければ,パターン周辺からの光干
渉効果が小さくできるので,レーザダイオードを使用し
てもよい。
【0096】また,ここに図示しないが上述の図15の
実施の形態で光学フィルタをそのままの配置にしてお
き,発光ダイオードによる個別発光ではなく,従来技術
による光ファイバなどで光スイッチなどの光分配器と光
変調器の組み合わせを通して,各光学フィルタに一個の
発光ダイオードまたは一個のレーザ光源からの光を信号
に応じて選択照射できるようにしてもよい。
【0097】また,上述の図15の実施の形態の配置
で,光学フィルタと発光ダイオードの代わりにそれぞれ
の位置にレーザダイオードまたはレーザ光源からの出射
光を配置し,光メモリ板10上にレーザ光スポットが形
成されるようにして,指定した形状の2個またはそれ以
上のドットパターン(細長ドットの組み合わせでもよ
い)が形成できるようにしてもよい。
【0098】この場合,レーザ光スポットは波長程度の
微小なスポットになるので,非常に小さな疑似的な細長
形状を形成できる。もちろん,一個のレーザ光スポット
形状を細長に形成し,それだけで細長形状の多角錐ミラ
ーの多角の角数分に相当する回転したパターンを形成し
てもよい。
【0099】また,図示しないが,1個の光学フィルタ
と1個の発光ダイオードまたはレーザ光源を用い,その
代わり光学フィルタとして,信号に合わせて高速に必要
なパターン形状の窓が形成できるようにする装置,たと
えば,液晶パネルを用いて発光ダイオードまたはレーザ
光源からの光を照射するようにしてもよい。もちろん,
光学フィルタは透過形でも反射形でもよい。
【0100】また,高速にレーザビームをスキャンさせ
て細長形状の任意回転角のパターンを形成してもよい。
【0101】以上の実施の形態では,円盤状の光メモリ
板についてであったが,たとえば,カード状の光メモリ
板であってもよく,この場合のトラックは直線状とな
り,光検出素子アレイも直線状トラックに沿った形とな
る。また,複数の直線状のトラックを形成して,同時又
は順次に読み出ししてもよい。
【0102】上述の実施の形態は本発明の一実施の形態
にすぎず,本発明の主旨および作用,効果が同一であり
ながら,本発明の多くの変形があることは明らかであ
る。
【0103】また,上記各実施の形態では,回折パター
ンの次数については触れていないが,実際には,図16
(A)に示すように0次光および1次回折光などがあ
り,その出射パターンが得られる。したがって,図16
(B)に示すようにフォトダイオード2次元アレイ上で
のホログラフィパターンは0次光および1次回折光など
の組み合わせとなる。
【0104】〔実施の形態7〕図17は,3つの細長形
状のパターン3A,3B,3Cがその中心を一致させ
て,重ね合わせた場合,すなわち,重ね配置した場合の
例である。これらの各パターンがそれぞれの成す角度の
違いにより,種々の組み合わせが存在し,光ディスクの
トラック上の一つの領域に一つの細長形状のパターンが
存在する場合に比べて,多くの情報量を与えることがで
きる。
【0105】この重ね配置のパターンは,それぞれの細
長形状パターンを同時に,例えば,図15に示すような
それぞれに対応する光変調器を通し,一個の多角錐ミラ
ーを利用して,光ディスクのトラック上の一カ所に照射
し,形成することができる。もちろん,電子ビーム露光
などにより,極めて微小で正確な重ね配置のパターンを
形成しても良い。
【0106】図18は,3つの細長形状のパターン3
A,3B,3Cを近接配置し,それらの位置関係を,読
み出し用のレーザビームスポットが時間的に推移したと
き,パターン3A,3B,3Cが順次読み出されて行く
ようにした状態を示したものである。
【0107】読み出し用のレーザビームスポットが時間
的に推移して行くと,ついにはこれらのパターン3A,
3B,3Cの全部を同時に照射するようになり,図19
に示すような時計の文字盤上のフォトダイオードアレイ
上に,これらのパターンに対応するホログラフィパタ−
ン(100A,100B,100C)が同時にできるよ
うになる。このような2つ以上のパタ−ンを近接配置す
れば,書き込み面積は増えるが,それぞれのパタ−ンを
区別でき,それらの組み合わせが増大するので,それだ
け情報量を多く記録することができる。
【0108】これらの書き込みは,光露光や電子ビーム
露光を利用して行うことができる。特に,電子ビーム露
光や紫外線露光のように波長が短いビームを用いると,
それだけ微細なパターンが形成できる。例えば,幅が
0.05μm程度で長さが0.3μm程度の細長パター
ンも形成できる。しかし,読み出しに用いるビームは,
一般に半導体レーザ光を用いるので,波長が長く,現在
の技術では直径が1μm程度のスポットにしか集光でき
ない。
【0109】したがって,例えば,一組の2つ以上のパ
タ−ンである3つの細長形状のパターン3A,3B,3
Cを,読み出すのに用いるレーザビームスポット径以内
の近接配置にしておき,読み出し用のレーザビームスポ
ットがこれらのパターン3A,3B,3Cの上を時間的
に推移して行くとき,図19に示すような光検出素子ア
レイ200である時計の文字盤状のフォトダイオードア
レイ上を,パターン3A,3B,3Cのうち照射された
分に対応するホログラフィパタ−ン(100A,100
B,100C)が順次移動し,検出される。
【0110】これらの時間的経過からそれぞれのパター
ン3A,3B,3Cの組み合わせ順序を識別することが
でき,また,その後,一度に複数の微細なパターンから
なる一組のパターン3A,3B,3Cに照射されるの
で,これらのそれぞれのパターンからのホログラフィパ
タ−ンは重ね合わされて,図19に示すような光検出素
子アレイ200である時計の文字盤状のフォトダイオー
ドアレイに照射されるので,これらの一組のパターン3
A,3B,3Cが分離検出される。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように,従来の光ディスク
やカードの情報が,光の有無という2進法であるのに対
して,本発明の光メモリ板では,従来の光ディスクやカ
ードのほぼ1個のピットの位置に形状の異なるパターン
を配置し,パターン認識を行うので,1個のパターンか
らの情報が多く,従って高記録密度の光メモリ板が達成
できる。
【0112】たとえば,従来の光ディスクの8個のピッ
ト分を,本発明の光メモリ板の1個のパターンに対応さ
せることができるので,この場合は,約8倍の記録密度
となる。
【0113】また,3つの細長形状のパターンがその中
心を一致させて,重ね合わせた場合,すなわち,重ね配
置された場合,これらの各パターンがそれぞれの成す角
度の違いにより,種々の組み合わせが存在し,光ディス
クのトラック上の一つの領域に一つの細長形状のパター
ンが存在する場合に比べて,より多くの情報量を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光メモリ板10の一実施の形態を
示す概略図である。
【図2】本発明に係る光メモリ板10におけるトラック
2に沿うAl膜からなる反射膜40を内部に残すパター
ン3の例および光メモリ板10の構造を示す拡大外略図
である。
【図3】本発明に係る光メモリ板10におけるトラック
2に沿うAl膜からなる反射膜40を外部に残すパター
ン3の例および光メモリ板10の構造を示す拡大外略図
である。
【図4】本発明に係る光メモリ板10のパターン3とし
ての(A)細長形状パターン3aと(B)そのホログラ
フィパターン100aを示す概略図である。
【図5】本発明に係る光メモリ板10のパターン3とし
ての(A)円形状パターン3bと(B)そのホログラフ
ィパターン100bを示す概略図である。
【図6】図6(A)は,トラック2に沿って形成された
細長形状,十字形状,三角形状,互いに重なり合った3
個のドットからなる細長形状近似の各パターン3の概略
図,図6(B)は図6(A)の各パターン3を右回り3
0度だけ回転させたパターンを示す説明図である。
【図7】細長形状のパターン3aをトラック2に対し
て,30度,90度,45度,0度だけ回転させた場合
のパターンを示す説明図である。
【図8】光メモリ板10のパターンの記録層が,たとえ
ば有機染料で形成され,書き込み用のレーザスポットに
より熱のため窪みが形成されている場合の例を示す説明
図である。
【図9】本発明に係る光メモリ板10からの情報読み出
し装置の一実施の形態をブロック図で示す概略図であ
る。
【図10】本発明に係る光メモリ板10からの情報読み
出し装置における光検出素子アレイ200としてのマト
リックス状に形成したフォトダイオード2次元アレイと
光アドレス回路とを集積化したときの一実施の形態を示
す概略図である。
【図11】本発明に係る光メモリ板10からの情報読み
出し装置における透過回折光を利用する場合の光ヘッ
ド,光メモリ板10および光検出素子アレイ200とし
てのフォトダイオード2次元アレイの位置関係を示す一
実施の形態の概略図である。
【図12】本発明に係る光メモリ板10からの情報読み
出し装置における反射回折光を利用する場合の光ヘッ
ド,光メモリ板10および光検出素子アレイ200とし
てのフォトダイオード2次元アレイの位置関係を示す一
実施の形態の概略図である。
【図13】本発明に係る光メモリ板からの情報読み出し
装置の光学系の他の一実施の形態を示した概略図であ
る。
【図14】図14(A)は30度傾斜させた細長形状の
パターンと照射したレーザ光スポットの概略図である。
図14(B)はこの30度傾斜させた細長形状のパター
ンからのホログラフィパターン100と,中心とその周
囲の円周上に配置をしたフォトダイオード2次元アレイ
からなる光検出素子アレイ200でホログラフィパター
ン100を検出する様子を示した概略図である。
【図15】本発明に係る光メモリ板への情報書き込み装
置のうちの光学的な部分の書き込み方式の一実施の形態
をブロック図で示す概略図である。
【図16】(A)本発明の光メモリ板に従来の光ディス
クと同様にレーザ光を細長いピットに集光照射したとき
の回折光分布の概略図である。(B)(A)に示した回
折光を本発明のフォトダイオード2次元アレイで受光す
る様子を示した概略図である。
【図17】3つの細長形状のパターン3A,3B,3C
がその中心を一致させて,重ね合わせた場合,すなわ
ち,重ね配置された場合の例を示す説明図である。
【図18】3つの細長形状のパターン3A,3B,3C
を近接配置し,それらの位置関係を,読み出し用のレー
ザビームスポットが時間的に推移したとき,パターン3
A,3B,3Cが順次読み出されて行くようにした状態
を示す説明図である。
【図19】光検出素子アレイである時計の文字盤状のフ
ォトダイオードアレイ上を,パターン3A,3B,3C
のうち照射された分に対応するホログラフィパタ−ン
(100A,100B,100C)が順次移動し,検出
される状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基板 2 トラック 3,3a,3b パターン 10 光メモリ板 20 プラスチック基板 30 透明アクリル樹脂 40 反射膜 100,100a,100b ホログラフィパターン 200 光検出素子アレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)に設定したトラック(2)に
    沿ってパターン列を形成し,該各パターン(3)にレー
    ザ光を照射したとき,該照射されたパターン(3)によ
    りスクリーン上にホログラフィパターン(100)がで
    きるようにした光メモリ板(10)であって,特定の文
    字や数字あるいは記号に対応するようにした各パターン
    形状を基板(1)のトラック(2)に沿って形成し,そ
    れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
    (100)から記録情報が得られるように,基板(1)
    の各パターン形状で情報を記録させるようにした光メモ
    リ板において,トラック(2)に沿って形成したパター
    ン列における各パターン(3)が,一組の独立の2つ以
    上のパターン(3A,3B,3C,・・)の組み合わせ
    からなり,該2つ以上のパターンが近接配置または重ね
    配置してあり,該一組のパターン(3)に,レーザ光を
    照射したとき,該各パターン(3)を構成する各2つ以
    上のパターン(3A,3B,3C,・・)に対応するホ
    ログラフィパターン(100A,100B,100C,
    ・・)が同時にできるようにしたことを特徴とする光メ
    モリ板。
  2. 【請求項2】 基板(1)に設定したトラック(2)に
    沿ってパターン列を形成し,該各パターン(3)にレー
    ザ光を照射したとき,該照射されたパターン(3)によ
    りスクリーン上にホログラフィパターン(100)がで
    きるようにした光メモリ板(10)であって,特定の文
    字や数字あるいは記号に対応するようにした各パターン
    形状を基板(1)のトラック(2)に沿って形成し,そ
    れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
    (100)から記録情報が得られるように,基板(1)
    の各パターン形状で情報を記録させるようにした光メモ
    リ板において,前記トラック(2)に沿って形成したパ
    ターン列における各パターン(3)が,細長形状,十字
    形状,三角形状,二個以上のドットの組み合わせ形状ま
    たは,これらの各パターンを所定の角度だけトラック
    (2)に対して回転させた形状であるか,あるいは,円
    形状であって,かつ,トラック(2)に沿って形成した
    パターン列における各パターン(3)が,一組の独立の
    2つ以上のパターン(3A,3B,3C,・・)の組み
    合わせからなり,該2つ以上のパターンが近接配置また
    は重ね配置してあり,該一組のパターン(3)に,レー
    ザ光を照射したとき,該各パターン(3)を構成する各
    2つ以上のパターン(3A,3B,3C,・・)に対応
    するホログラフィパターン(100A,100B,10
    0C,・・)が同時にできるようにしたことを特徴とす
    る光メモリ板。
  3. 【請求項3】 基板(1)に設定したトラック(2)に
    沿ってパターン列を形成し,該各パターン(3)にレー
    ザ光を照射したとき,該照射されたパターン(3)によ
    りスクリーン上にホログラフィパターン(100)がで
    きるようにした光メモリ板(10)であって,特定の文
    字や数字あるいは記号に対応するようにした各パターン
    形状を基板(1)のトラック(2)に沿って形成し,そ
    れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
    (100)から記録情報が得られるように,基板(1)
    の各パターン形状で情報を記録させるようにした光メモ
    リ板において,前記基板(1)の各パターン(3)にレ
    ーザ光を照射したとき,該各パターン(3)からの反射
    回折光によるホログラフィパターン(100)ができる
    ようにし,かつ,トラック(2)に沿って形成したパタ
    ーン列における各パターン(3)が,一組の独立の2つ
    以上のパターン(3A,3B,3C,・・)の組み合わ
    せからなり,該2つ以上のパターンが近接配置または重
    ね配置してあり,該一組のパターン(3)に,レーザ光
    を照射したとき,該各パターン(3)を構成する各2つ
    以上のパターン(3A,3B,3C,・・)に対応する
    ホログラフィパターン(100A,100B,100
    C,・・)が同時にできるようにしたことを特徴とする
    光メモリ板。
  4. 【請求項4】 基板(1)に設定したトラック(2)に
    沿ってパターン列を形成し,該各パターン(3)にレー
    ザ光を照射したとき,該照射されたパターン(3)によ
    りスクリーン上にホログラフィパターン(100)がで
    きるようにした光メモリ板(10)であって,特定の文
    字や数字あるいは記号に対応するようにした各パターン
    形状を基板(1)のトラック(2)に沿って形成し,そ
    れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
    (100)から記録情報が得られるように,基板(1)
    の各パターン形状で情報を記録させるようにした光メモ
    リ板において,前記基板(1)の各パターン(3)にレ
    ーザ光を照射したとき,該各パターン(3)からの透過
    回折光によるホログラフィパターン(100)ができる
    ようにし,かつ,トラック(2)に沿って形成したパタ
    ーン列における各パターン(3)が,一組の独立の2つ
    以上のパターン(3A,3B,3C,・・)の組み合わ
    せからなり,該2つ以上のパターンが近接配置または重
    ね配置してあり,該一組のパターン(3)に,レーザ光
    を照射したとき,該各パターン(3)を構成する各2つ
    以上のパターン(3A,3B,3C,・・)に対応する
    ホログラフィパターン(100A,100B,100
    C,・・)が同時にできるようにしたことを特徴とする
    光メモリ板。
  5. 【請求項5】 基板(1)に設定したトラック(2)に
    沿ってパターン列を形成し,該各パターン(3)にレー
    ザ光を照射したとき,該照射されたパターン(3)によ
    りスクリーン上にホログラフィパターン(100)がで
    きるようにした光メモリ板(10)であって,特定の文
    字や数字あるいは記号に対応するようにした各パターン
    形状を基板(1)のトラック(2)に沿って形成し,そ
    れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
    (100)から記録情報が得られるように,基板(1)
    の各パターン形状で情報を記録させるようにした光メモ
    リ板において,前記トラック(2)に沿って形成したパ
    ターン列における各パターン(3)が,細長形状,十字
    形状,三角形状,二個以上のドットの組み合わせ形状ま
    たは,これらの各パターンを所定の角度だけトラック
    (2)に対して回転させた形状であるか,あるいは,円
    形状であって,かつ,基板(1)の各パターン(3)に
    レーザ光を照射したとき,該各パターン(3)からの反
    射回折光によるホログラフィパターン(100)ができ
    るようにし,かつ,トラック(2)に沿って形成したパ
    ターン列における各パターン(3)が,一組の独立の2
    つ以上のパターン(3A,3B,3C,・・)の組み合
    わせからなり,該2つ以上のパターンが近接配置または
    重ね配置してあり,該一組のパターン(3)に,レーザ
    光を照射したとき,該各パターン(3)を構成する各2
    つ以上のパターン(3A,3B,3C,・・)に対応す
    るホログラフィパターン(100A,100B,100
    C,・・)が同時にできるようにしたことを特徴とする
    光メモリ板。
  6. 【請求項6】 基板(1)に設定したトラック(2)に
    沿ってパターン列を形成し,該各パターン(3)にレー
    ザ光を照射したとき,該照射されたパターン(3)によ
    りスクリーン上にホログラフィパターン(100)がで
    きるようにした光メモリ板(10)であって,特定の文
    字や数字あるいは記号に対応するようにした各パターン
    形状を基板(1)のトラック(2)に沿って形成し,そ
    れぞれに対応するスクリーン上のホログラフィパターン
    (100)から記録情報が得られるように,基板(1)
    の各パターン形状で情報を記録させるようにした光メモ
    リ板において,前記トラック(2)に沿って形成したパ
    ターン列における各パターン(3)が,細長形状,十字
    形状,三角形状,二個以上のドットの組み合わせ形状ま
    たは,これらの各パターンを所定の角度だけトラック
    (2)に対して回転させた形状であるか,あるいは,円
    形状であって,かつ,基板(1)の各パターン(3)に
    レーザ光を照射したとき,該各パターン(3)からの透
    過回折光によるホログラフィパターン(100)ができ
    るようにし,かつ,トラック(2)に沿って形成したパ
    ターン列における各パターン(3)が,一組の独立の2
    つ以上のパターン(3A,3B,3C,・・)の組み合
    わせからなり,該2つ以上のパターンが近接配置または
    重ね配置してあり,該一組のパターン(3)に,レーザ
    光を照射したとき,該各パターン(3)を構成する各2
    つ以上のパターン(3A,3B,3C,・・)に対応す
    るホログラフィパターン(100A,100B,100
    C,・・)が同時にできるようにしたことを特徴とする
    光メモリ板。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つに記載の近
    接配置した2つ以上のパターンからなる一組のパターン
    (3)において,読み出し時にそれぞれのパターンの組
    み合わせ順序が区別できるように配置したことを特徴と
    する光メモリ板。
JP8351498A 1996-12-27 1996-12-27 光メモリ板 Pending JPH10187011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8351498A JPH10187011A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 光メモリ板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8351498A JPH10187011A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 光メモリ板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10187011A true JPH10187011A (ja) 1998-07-14

Family

ID=18417711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8351498A Pending JPH10187011A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 光メモリ板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10187011A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7372602B2 (en) Method for recording and reproducing holographic data and an apparatus therefor
US5241165A (en) Erasable optical wallet-size data card
US8045423B2 (en) Search method
US7206108B2 (en) Method for recording and reproducing holographic data and holographic recording medium
JP2001524245A (ja) 蛍光性光メモリー
JPH0250328A (ja) 光学式情報記録媒体及びその演奏装置
US7313072B2 (en) Method for recording and reproducing holographic data and holographic recording medium
US20050095391A1 (en) Recording medium, recording and reproducing method and recording and reproducing apparatus
US5331626A (en) Recording medium and information recording and reproducing apparatus therefor
KR20010101221A (ko) 두께가 다른 복수 종류의 광디스크에 대하여 호환성이있는 광픽업장치
US5337301A (en) Optical recording medium, apparatus for reproducing the same and method of recording and reproducing the same
JPH09120538A (ja) 光メモリ板とその読み出し装置および書き込み方式
JP4844759B2 (ja) 記録媒体、光情報記録方法、光情報記録装置、光情報再生方法、光情報再生装置及び記録媒体の製造方法
JPH056546A (ja) 情報再生装置及び情報記録再生装置
JP2000253347A (ja) 光記録媒体及び光記録媒体再生装置
JPH10187011A (ja) 光メモリ板
JPH02244445A (ja) 光学的情報記録媒体および光学的情報記録再生装置
JP2006259271A (ja) ホログラム記録媒体及び記録方法
JP2005322387A (ja) 情報処理装置および情報記録媒体
JPS6028058B2 (ja) 光学的再生装置用情報記録媒体の製造方法
JPH0517613B2 (ja)
JP4590635B2 (ja) 光情報再生方法、光情報再生装置、光情報記録再生方法及び光情報記録再生装置
JP2792798B2 (ja) 光テープおよびその製造方法,ならびに光テープ装置およびカートリッジ
KR20090068145A (ko) 홀로그래픽 기록 매체 및 이 매체를 위한 픽업
JP2002251745A (ja) 情報記録媒体及び情報再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080320

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140320