JPH10186981A - 紙粉回収装置 - Google Patents

紙粉回収装置

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JPH10186981A
JPH10186981A JP34935196A JP34935196A JPH10186981A JP H10186981 A JPH10186981 A JP H10186981A JP 34935196 A JP34935196 A JP 34935196A JP 34935196 A JP34935196 A JP 34935196A JP H10186981 A JPH10186981 A JP H10186981A
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JP
Japan
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paper dust
paper
rotating member
roller
dust collecting
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Pending
Application number
JP34935196A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Hara
好伸 原
Hiroshi Murazaki
博司 村崎
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙搬送ローラに回収された紙粉を該ローラ
から効率良く除去する紙粉回収装置を提供する。 【解決手段】 用紙10に接触して該用紙を搬送するロ
ーラ52を利用し、用紙表面の紙粉をローラで静電的に
捕捉し回収する紙粉回収装置50は、ローラの外周面に
当接し、ローラ表面に付着した紙粉を掻き落とす除去部
材54を有する。除去部材は複数の層からなり、ローラ
に当接する表層58は該表層を支持する基層56よりも
硬質で且つ表層のローラ当接部は略直角又は鋭角の断面
形状を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙の表面に画像
を形成する画像形成装置において、用紙から出る粉(す
なわち、紙粉)を回収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタのようにシート基材の
表面に画像を形成する装置では、シート基材として用紙
を使用する場合、この用紙から出る紙粉が画像形成装置
に悪影響を与える。この問題を解消するために、シート
搬送ローラに所定の電圧を印加し、静電気を利用して紙
粉を該ローラに回収する技術が提案されている。
【0003】また、米国特許第4,370,050号
(対応する実開昭56−159357号公報)では、用
紙搬送ローラを摩擦帯電させ、これにより紙粉を静電気
力によってローラに吸着して除去する技術が提案されて
いる。
【0004】さらに、特開昭61−173282号公報
では、用紙搬送ローラにはプラス極性に帯電する部分と
マイナス極性に帯電する部分とを設け、効率的に紙粉を
吸着し除去する技術が提案されている。
【0005】一方、近年になって複写機やプリンタが広
く使用されるようになると、使用される用紙の種類が増
え、中には紙粉の出易い粗悪な用紙が使用されることも
ある。そのため、従来以上の紙粉除去能力が要求される
ようになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実開昭56
−159357号公報や特開昭61−173282号公
報で提案された摩擦帯電部材は、用紙搬送ローラを摩擦
帯電させるのが目的であって、搬送ローラ表面から紙粉
を掻き取る部分について何ら考慮されておらず、紙粉量
が多くなると用紙搬送ローラは紙粉を吸着する能力を失
ってしまうという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、紙粉回収部材に回収さ
れた紙粉を該回収部材から効率良く除去する紙粉回収装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の紙粉回収装置は、用紙搬送用回転部材の外
周面に当接し、該回転部材表面に付着した紙粉を掻き落
とす除去部材を備えている。この除去部材は複数の層か
らなり、回転部材に当接する表層は該表層を支持する基
層よりも硬質で且つ表層の回転部材当接部は略直角又は
鋭角の断面形状を有する。なお、上記表層は約30〜6
0°のアスカーC硬度を有し、基層は約10〜30°の
アスカーC硬度を有するのが好ましい。
【0009】本発明の他の形態は、紙粉回収装置に、用
紙搬送用回転部材の外周面に当接し、該回転部材表面に
付着した紙粉を掻き落とす除去部材と、回転部材に掻き
取られた紙粉が飛散するのを防止するためのシール部材
とを備えている。上記シール部材は、回転部材回転方向
に関して、回転部材と用紙との接触位置の下流で且つ回
転部材と除去部材との接触位置の上流側で、回転部材に
接触している。
【0010】本発明の別の形態は、紙粉回収装置に、用
紙を搬送する回転部材と、上記回転部材に向けて用紙を
案内するガイド部材と、上記回転部材に付着した紙粉を
除去する紙粉除去部材とを備えている。また、紙粉除去
部材はガイド部材に設けられ、ガイド部材と紙粉除去部
材によって紙粉回収部が形成されている。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、回転部材に接触する表
層は基層よりも硬質の材料が使用されているので、たと
え表層の回転部材に対する食い込み量が目的の設定値と
違っていても、この除去部材が回転部材を摩擦帯電する
能力や紙粉を掻き取る能力は必要程度に保たれる。
【0012】また、紙粉回収部に回収された紙粉は周囲
に飛散することがなく、画像形成装置の内部を清潔に保
てる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を説明する。図1は画像形成装置の
一部断面を示す。この画像形成装置では、画像が形成さ
れる用紙10はスタッカ12に収容されおり、給紙ロー
ラ14の回転により最上部の用紙10から一枚づつ送り
出される。スタッカ12から送り出された用紙10は、
ガイド16とこれに対抗するガイド18との間に形成さ
れた通路20を通り、搬送ローラ22とこれに対向する
圧接ローラ24の接触部(ニップ部)に供給される。次
に、用紙10は、搬送ローラ22と圧接ローラ24の回
転により、ガイド26とこれに対向するガイド28との
間に形成された通路30を通り、一対のタイミングロー
ラ32、34に供給される。続いて、感光体36上に形
成された現像剤像の先端と用紙の先端が一致するよう
に、タイミングローラ32、34によって用紙は引き続
き搬送され、ガイド38とこれに対向するガイド40と
の間に形成された通路42を介して、感光体36と転写
装置44とが対向する転写領域46に搬送され、ここで
感光体36上の現像剤像が用紙10に転写される。転写
された現像剤像は定着装置(図示せず)で用紙10に固
定される。
【0014】上記画像形成装置は、用紙10が転写領域
46に搬送される前に該用紙10から紙粉を除去し回収
する装置50を備えている。図2、31に詳細に示すよ
うに、紙粉回収装置50において、一方のタイミングロ
ーラ32が紙粉回収ローラ52を兼用しており、この紙
粉回収ローラ52の外周面にこれと接触する用紙10に
含まれる紙粉が静電気によって取り除かれるようにして
ある。なお、紙粉回収ローラ52の材質としては、塩化
ビニル、ポリエチレン、テフロン、又はナイロンが好適
に利用される。
【0015】上記紙粉回収装置50では、紙粉回収ロー
ラ52の近傍にあるガイド26に除去部材54が両面テ
ープ等で固定してあり、該除去部材54との接触により
紙粉回収ローラ52の外周面が摩擦帯電されると共に紙
粉回収ローラ52に回収された紙粉が除去部材54で掻
き取られるようにしてある。除去部材54は、発泡ウレ
タン、樹脂ウレタン、NBR(アクリロニトリルとイソ
プレン又はブタジエンの共重合物)からなる断面ひし形
の弾性部材(例えば、イノアック・コーポレーション製
ポロシリーズH−32)で、ガイド26に固定された基
層56と、この基層56の上面に固定された表層58と
で構成されている。また、紙粉回収ローラ52には除去
部材54の上部鋭角エッジ部60が接触させてある。な
お、鋭角エッジ部60の断面角62は、紙粉回収ローラ
(タイミングローラ)52の用紙搬送性を損なわず且つ
紙粉回収性を適正に保つために、30°以上90°以下
とするのが好ましい。一方、ガイド26はスプリング6
4又はゴムなどの弾性手段によって紙粉回収ローラ52
に向けて付勢されており、これにより除去部材上端エッ
ジ部60が図示するように弾性変形した状態で紙粉回収
ローラ52の外周面に圧接している。
【0016】上記表層58と基層56には異なる硬度の
材料が使用されており、紙粉回収ローラ52に接して該
紙粉回収ローラ52から紙粉64を掻き取る表層58の
硬度がこれを支持する基層56の硬度よりも高くしてあ
る。具体的に、表層58はアスカーC硬度で30°〜6
0°、基層56はアスカーC硬度で10°〜30°とし
てある。
【0017】ガイド26はまた、除去部材54を挟んで
紙粉回収ローラ52の反対側に、除去部材54と平行な
壁66を一体的に備えている。なお、壁66はほぼ鉛直
方向に向けてあるが、前方又は後方に傾斜させてもよ
い。壁66の上部にはシール板68が固定され、その自
由端側が紙粉回収ローラ52の上部外周面に接触させて
あり、これら壁66、シール板68、除去部材54によ
って、紙粉回収室70が形成されている。また、紙粉回
収室70の両端部(紙粉回収ローラの両端側)は図示し
ないシール部材でシールされている。なお、シール板6
8を紙粉回収ローラ52に接触させることは必須ではな
いが、回収された紙粉の飛散を防止するために、シール
板68は紙粉回収ローラ52から離間させてもよい。
【0018】以上の構成からなる紙粉回収装置50で
は、紙粉回収ローラ52は図示しないモータにより矢印
72方向に回転し、スタッカ12から給紙された用紙1
0を転写領域46に送り出す。また、回転する紙粉回収
ローラ52の外周面は除去部材54との接触により帯電
され、これにより用紙10に含まれる紙粉が静電気力に
基づいて紙粉回収ローラ52に付着する。回収された紙
粉は紙粉回収ローラ52の回転と共にシール板68の接
触部を通過し、除去部材54のエッジ部60により掻き
取られ、紙粉回収室70に収容される。また、紙粉が除
去された紙粉回収ローラ52の表面は再び除去部材54
との接触により帯電されて紙粉回収に備える。
【0019】なお、上述のように、紙粉回収ローラ52
に接触する除去部材表層58、具体的には表層エッジ部
60、は基層よりも硬質の材料が使用されているので、
たとえ当該エッジ部60の紙粉回収ローラ52に対する
食い込み量74(図2に示すように、紙粉回収ローラ5
2が存在しない状態を想定した場合に、当該紙粉回収ロ
ーラ52の領域への突出量)が目的の設定値と違ってい
ても、この除去部材54が紙粉回収ローラ52を摩擦帯
電する能力や紙粉を掻き取る能力は必要程度に保たれ
る。
【0020】また、紙粉回収室70は壁66、シール板
68等で囲われているので、回収された紙粉が周囲に飛
散することがなく、画像形成装置の内部を清潔に保て
る。
【0021】比較のために、図4に示すように、金属円
筒体の外周面を塩化ビニルで被覆(厚さ約0.1mm)
した紙粉回収ローラ152に、アスカーC硬度10°以
下の発泡ウレタンゴムで構成した除去部材154のエッ
ジ部を接触させて、紙粉回収ローラ152の帯電性と除
去部材154の紙粉掻き取り効率を確認した。その結
果、紙粉回収ローラ152は本発明と同程度に帯電さ
れ、この点については問題がなかった。しかし、除去部
材154が柔らかすぎ、紙粉回収ローラ152に付着し
ている紙粉を十分に掻き取ることができず、使用時間と
共に、掻き取られずに紙粉除去部材154と紙粉回収ロ
ーラ152との接触部を通過していく紙粉の量が多くな
った。一方、除去部材154の紙粉掻き取り能力を長期
間に亘って維持するために除去部材154の全体を高硬
度の材料で形成すれば回収能力は適正に維持できるが、
紙粉回収ローラ152に加わる摩擦力が大きくなり、該
ローラの摩耗及び該ローラを駆動するモータの負荷が著
しく大きくなると共に、紙粉回収ローラ152に対する
除去部材154の食い込み量設定を適切に行わなければ
ならないことから組み立て性が著しく悪くなる。
【0022】以上の説明では、紙粉回収ローラ52とし
てタイミングローラ32を利用したが、用紙10の搬送
経路の近傍に配置されてこれと接触できるローラであれ
ばいずれも紙粉回収ローラとして利用できる。また、上
記実施形態では、用紙10の一面だけに紙粉回収ローラ
52を接触させているが、該紙粉回収ローラに対向し
て、又は別の場所に、用紙10の他方の面に接触する第
2の紙粉回収ローラを設けてもよい。
【0023】また、用紙から紙粉を回収する回転部材は
ローラに限るものでなく、用紙に接触しながら回転する
無端状のベルトであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる紙粉回収装置を含む画像形成
装置の部分断面図である。
【図2】 紙粉回収装置の断面図である。
【図3】 紙粉回収装置の斜視図である。
【図4】 比較例の紙粉回収装置である。
【符号の説明】
10…用紙、26…ガイド、50…紙粉回収装置、52
…紙粉回収ローラ、54…除去部材、56…基層、58
…表層、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙に接触して該用紙を搬送する回転部
    材を利用し、上記用紙表面の紙粉を回転部材で静電的に
    捕捉し回収する紙粉回収装置において、上記回転部材の
    外周面に当接し、回転部材表面に付着した紙粉を掻き落
    とす除去部材を有し、該除去部材は複数の層からなり、
    回転部材に当接する表層は該表層を支持する基層よりも
    硬質で且つ表層の回転部材当接部は略直角又は鋭角の断
    面形状を有する、紙粉回収装置。
  2. 【請求項2】 上記表層は約30〜60°のアスカーC
    硬度を有し、基層は約10〜30°のアスカーC硬度を
    有する請求項1の紙粉回収装置。
  3. 【請求項3】 用紙に接触して該用紙を搬送する回転部
    材を利用し、上記用紙表面の紙粉を回転部材で静電的に
    捕捉し回収する紙粉回収装置において、上記回転部材の
    外周面に当接し、回転部材表面に付着した紙粉を掻き落
    とす除去部材と、回転部材に掻き取られた紙粉が飛散す
    るのを防止するためのシール部材とを有し、上記シール
    部材は、回転部材回転方向に関して、回転部材と用紙と
    の接触位置の下流で且つ回転部材と除去部材との接触位
    置の上流側で、回転部材に接触している、紙粉回収装
    置。
  4. 【請求項4】 用紙を搬送する回転部材と、上記回転部
    材に向けて用紙を案内するガイド部材と、上記回転部材
    に付着した紙粉を除去する紙粉除去部材とを有し、上記
    紙粉除去部材はガイド部材に設けられ、上記ガイド部材
    と紙粉除去部材によって紙粉回収部を形成した紙粉回収
    装置。
JP34935196A 1996-12-27 1996-12-27 紙粉回収装置 Pending JPH10186981A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100386696C (zh) * 2005-07-29 2008-05-07 虹光精密工业(苏州)有限公司 具有静电集尘功能的馈纸装置
US8543051B2 (en) 2009-12-23 2013-09-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and sheet feeding device

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