JPH10185976A - 液晶表示装置の検査方法 - Google Patents

液晶表示装置の検査方法

Info

Publication number
JPH10185976A
JPH10185976A JP8341505A JP34150596A JPH10185976A JP H10185976 A JPH10185976 A JP H10185976A JP 8341505 A JP8341505 A JP 8341505A JP 34150596 A JP34150596 A JP 34150596A JP H10185976 A JPH10185976 A JP H10185976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal panel
pixel
horizontal
writing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8341505A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Murai
一匡 村井
Masayuki Iida
正幸 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8341505A priority Critical patent/JPH10185976A/ja
Publication of JPH10185976A publication Critical patent/JPH10185976A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルを破壊することなく、画素への書
込遅延量を定量的に検査可能な液晶表示装置の検査方法
を提供する。 【解決手段】 書込電圧源2の書込電圧Vを切換器6を
介して液晶パネル100の全画素110に書き込んだ
後、切換器6を切り換えて、画素110の書込電圧Vに
対応した電流Iaを液晶パネル100から増幅回路3に
出力する。そして、電流Iaをアナログ−デジタル変換
器4でディジタルデータDに変換し、アナログ−デジタ
ル変換器4からのディジタルデータDの大きさが最大と
なるように、サンプルタイミング発生回路5でサンプリ
ングクロックSをシフトさせる。そして、そのときのシ
フト量から増幅回路3及びアナログ−デジタル変換器4
で生じる遅延量を差し引いた量を書込電圧Vの画素11
0への書込遅延量とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶パネルの画
品位を検査する液晶表示装置の検査装置及び検査方法に
関し、詳しくは、画素への書込遅延量を検査する液晶表
示装置の検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置の液晶パネルは、
マトリックス上に配された画素と、この画素に一定のタ
イミングで書込電圧を印加させる垂直スキャナ及び水平
スキャナとで構成されている。画素は、液晶表示素子
と、この液晶表示素子に書込電圧を印加するTFT(薄
膜トランジスタ)などのトランジスタと、コンデンサと
で形成されている。ところで、近年、液晶パネルに高詳
細化が要求され、その画素数が増加の一途をたどってい
る。しかし、画素数の増加は、画素への書込タイミング
がスキャナの駆動クロックのタイミングから遅延する原
因となっている。この遅延量は、プロセスのばらつきに
大きく依存しており、この遅延量によって、液晶表示素
子の画品位が著しく影響を受ける。このことから、遅延
量を検査する方法が必要になっている。従来、上記遅延
量の検査方法として、遅延量に比例して生じる液晶パネ
ルの画品位の低下を検査者が官能評価する方法と、組立
前の液晶パネルについて検査者が各画素をプロービング
し、オシロスコープで観測する方法とが用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の検査方法では、次のような問題があった。まず、検査
者の官能評価による方法では、画質の微妙な違いを官能
的に評価しなければならないので、検査者によって、評
価のばらつきが生じてしまう。さらに、検査者が正確に
評価することができるようになるには、相当に時間を要
する。また、この検査は、液晶パネルの組立完了後にし
か行うことがでない。これに対して、画素をプロービン
グする方法では、遅延量を正確に検査することができ
る。しかしながら、液晶パネルは数万個という画素を有
しており、その全ての画素についてプロービング検査す
ることは、物理的に不可能である。さらに、この方法
は、プロービングによって液晶パネルに傷を付けてしま
うので、せいぜい抜き取り検査にしか用いることができ
ず、生産ライン上で全製品の検査を行うには適していな
い。
【0004】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、液晶パネルを破壊することなく、画素
への書込遅延量を定量的に検査可能な液晶表示装置の検
査方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明に係る液晶表示装置の検査方法は、水平
駆動クロックで液晶パネルの水平スキャナを駆動すると
共に垂直駆動クロックで垂直スキャナを駆動しながら、
書込電圧を液晶パネルの画素に書き込む画素書込過程
と、上記画素書込過程終了後、上記画素に書き込まれた
書込電圧を示す信号を上記水平スキャナを介して読み出
す読出過程と、上記読出過程で読み出された上記信号を
上記水平駆動クロックに同期したサンプルタイミングで
ディジタルデータに変換するアナログーディジタル変換
過程と、読み出された上記信号の遅延量に対応した周期
的特徴点をサンプリングするように、上記サンプルタイ
ミングをシフトさせるサンプルタイミング制御過程とを
具備する構成とした。かかる構成により、画素書込過程
において、書込電圧が液晶パネルの画素に書き込まれた
後、読出過程において、その書込電圧を示す信号が読み
出される。すると、アナログ−ディジタル変換過程にお
いて、読み出された信号が水平駆動クロックに同期した
サンプルタイミングでディジタルデータに変換される。
そして、信号の読出タイミングが水平駆動クロックのタ
イミングから遅延している場合には、サンプルタイミン
グ制御過程において、遅延量に対応した周期的特徴点で
上記信号をサンプリングするように、サンプルタイミン
グがシフトされる。したがって、このシフト量から書込
電圧の遅延量を知ることができる。
【0006】また、第2の発明係る液晶表示装置の検査
方法は、水平駆動クロックで液晶パネルの水平スキャナ
を駆動すると共に垂直駆動クロックで垂直スキャナを駆
動しながら、書込電圧を液晶パネルの画素に書き込む画
素書込過程と、上記画素書込過程終了後、上記画素に書
き込まれた書込電圧を示す信号を上記水平スキャナを介
して読み出す読出過程と、上記読出過程で読み出された
上記信号を上記水平駆動クロックに同期したサンプルタ
イミングでディジタルデータに変換するアナログーディ
ジタル変換過程と、上記液晶パネル一画面分の上記ディ
ジタルデータの大きさを、液晶パネルの画素配列に対応
させた配列で表示する表示過程とを具備する構成とし
た。かかる構成により、表示過程において、液晶パネル
一画面分のディジタルデータが、画素配列に対応した配
列で表示されるので、各画素における書込電圧の遅延量
を視認することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、この発明の第1の実施形態
に係る液晶表示装置の検査方法で検査される液晶パネル
と検査用装置を示すブロック図である。図に示す液晶パ
ネル100は、組立完成前のパネルである。この実施形
態では、書込電圧の遅延量を測定することができれば足
りるので、ゲート線102に所定電圧を印加する垂直ス
キャナ101と、Hスイッチ104を介して信号線10
5に書込電圧を印加する水平スキャナ103と、液晶表
示素子が未装着な画素110とのみ備えた組立工程前段
階の液晶パネル100を検査する。
【0008】また、上記液晶パネル100を検査は、液
晶パネル駆動回路1と、書込電圧源2と、増幅回路3
と、アナログ−デジタル変換器4(図1中、「A/D変
換器」と記す)と、サンプルタイミング発生回路5と、
切換器6との各装置を用いて行う。液晶パネル駆動回路
1は、垂直スキャナ101に接続される垂直駆動部10
と、水平スキャナ103に接続される水平駆動部11と
を備えている。垂直駆動部10は、垂直スタートパルス
Vs及び垂直クロックVcを垂直スキャナ101に入力
して駆動させるための部分である。垂直スキャナ101
は、駆動時に、垂直スタートパルスVs間の垂直クロッ
クVcのタイミングでゲート線102を上下方向に走査
する。水平駆動部11は、垂直クロックVcに同期した
水平スタートパルスHs及び水平クロックHc(水平駆
動クロック)を水平スキャナ103に入力して駆動させ
るための部分である。水平スキャナ103は、駆動時
に、水平クロックHcのタイミングでHスイッチ104
を順に開き、各信号線105と信号線端子103aとを
接続する。
【0009】書込電圧源2は、画素110への書込電圧
Vを発生する回路である。増幅回路3は、コンデンサ3
0を備え、切換器6を介して入力した電流Iaを増幅し
てアナログ−デジタル変換器4に出力する回路である。
アナログ−デジタル変換器4は、増幅回路3で増幅され
たアナログの電流Iaをデジタル化して、そのディジタ
ルデータDを出力する機器である。サンプルタイミング
発生回路5は、アナログ−デジタル変換器4のサンプル
タイミングを決定するサンプリングクロックSをアナロ
グ−デジタル変換器4に入力する回路であり、その初期
状態では、水平クロックHcに同期したサンプリングク
ロックSを出力する。また、このサンプルタイミング発
生回路5は、サンプリングクロックSを任意にシフトす
ることができるようになっている。
【0010】切換器6は、書込電圧源2と増幅回路3と
を切り替える機器である。具体的には、可動端子60a
が水平スキャナ103の信号線端子103a(図中、
「SIG端子」と記す)に接続され、固定端子60b,
60cが書込電圧源2,増幅回路3に各々接続されてい
る。すなわち、可動端子60aを固定端子60b,60
cのいずれかに接続させることで、書込電圧源2からの
書込電圧Vを液晶パネル100側に出力し、または、液
晶パネル100からの電流Iaを増幅回路3側に入力さ
せることができる。
【0011】この実施形態の検査方法は、上記のような
装置を用いて液晶パネル100を検査する技術であり、
画素書込過程と、読出過程と、アナログーディジタル変
換過程と、サンプルタイミング制御過程とでなる。ま
ず、液晶パネル100への画素書込過程を実行する。す
なわち、図1に示す状態において、切換器6の可動端子
60aを固定端子60bに接続した後、垂直スタートパ
ルスVs,垂直クロックVc,水平スタートパルスH
s,水平クロックHcを垂直駆動部10,水平駆動部1
1から出力して、液晶パネル100の垂直スキャナ10
1,水平スキャナ103を駆動する。これにより、垂直
駆動部10が垂直スタートパルスVsを始点とする垂直
クロックVcのタイミングでゲート線102を上から下
に走査していく。そして、各ゲート線102の走査中に
は、水平スタートパルスHsを始点として水平スキャナ
103に入力される水平クロックHcのタイミングで、
Hスイッチ104が順次閉じられていく。この結果、書
込電圧源2からの書込電圧Vが、閉じたHスイッチ10
4及び信号線105を介してゲート線102上の画素1
10に順次書き込まれていく。具体的には、図2に示す
ように、液晶表示素子が未装着の画素110のTFT1
11のゲートに垂直駆動部10から所定電圧が印加され
て、TFT111がオン状態になり、信号線105から
の書込電圧VがTFT111を介してコンデンサ112
に至る。このとき、対向電極106の電圧がVcomであ
ったとすると、コンデンサ112には、V−Vcomの電
圧が印加され、この電圧がコンデンサ112によって保
持される。このような画素書込動作が図1に示す液晶パ
ネル100の全ての画素110について行われた後、即
ち、液晶パネル100一画面分の画素について書込が行
われた後、読出過程に移行する。
【0012】読出過程は、図1に示した切換器6に切換
で実行する。切換器6の可動端子60aを固定端子60
cへの接続に切り換えた後、上記画素書込過程のときと
同様に、垂直駆動部10,水平駆動部11で液晶パネル
100の垂直スキャナ101,水平スキャナ103を駆
動するとHスイッチ104が再度順次閉じられ、各画素
110に書き込まれている書込電圧Vに対応した電流I
a(書込電圧を示す信号)が、閉じられたHスイッチ1
04を介して水平スキャナ103から切換器6へと流出
する。ところで、上記画素書込過程では、書込電圧Vが
画素110に書き込まれるタイミングが、水平クロック
Hcのタイミングからどれほど遅延したかを測定するこ
とができない。しかし、書込電圧Vの書込タイミングが
水平クロックHcのタイミングから遅延したとすると、
上記読出過程における電流Iaの読出タイミングも水平
クロックHcのタイミングから遅延するので、書込電圧
Vの書込遅延量と電流Iaの読出遅延量は等しい。した
がって、この電流Iaの読出タイミングが水平クロック
Hcからどの程度遅延したかを測定すれば、書込遅延量
を測定することができる。このような測定を行う過程
が、アナログーディジタル変換過程とサンプルタイミン
グ制御過程である。
【0013】アナログーディジタル変換過程において
は、切換器6を介して増幅回路3に入力され且つ増幅回
路3で増幅されたアナログの電流Iaをアナログ−デジ
タル変換器4でデジタル化し、そのディジタルデータD
をアナログ−デジタル変換器4から出力する。図3は、
電流Iaの読出に遅延が生じていない場合の各信号のタ
イムチャート図である。図3の(a)及び(d)に示す
ように、水平クロックHcとサンプリングクロックSと
が同期しており、図3の(b)に示すように、電流Ia
の読出タイミングが水平クロックHcのタイミングから
遅延していない場合には、図3の(c)に示すように、
電流Iaにおける各画素の波形の立ち上がり時点がサン
プリングされることとなる。
【0014】そして、電流Iaが液晶パネル100から
読み出される際に、水平クロックHcに対して遅延した
場合には、サンプルタイミング制御過程を実行する。図
4は、電流Iaの読出に遅延が生じた場合の各信号のタ
イムチャート図である。電流Iaが液晶パネル100か
ら読み出される際の遅延量をTinとし、増幅回路3及び
アナログ−デジタル変換器4による遅延量をTxとする
と、図4の(a)〜(c)に示すように、アナログ−デ
ジタル変換器4からのディジタルデータDは、水平クロ
ックHcに対して、「Tout=Tin+Tx」だけ遅延する
こととなる。このとき、遅延量Txは増幅回路3及びア
ナログ−デジタル変換器4で予め決定されるので、読出
遅延量Tinを知るには、全遅延量Toutを測定して、既
知の遅延量Txを図示しない演算器などで差し引けばよ
い。そこで、サンプルタイミング制御過程を実行する。
【0015】このサンプルタイミング制御過程は、電流
Iaの最大値点Pを周期的特徴点とし、この最大値点P
をサンプリングするように、アナログ−デジタル変換器
4をサンプルタイミング発生回路5で制御する過程であ
る。具体的には、サンプリングクロックSを図3のでに
示す初期状態から図4の(d)に示すように、矢印方向
にシフトさせていく。すると、アナログ−デジタル変換
器4から出力されるディジタルデータDの大きさがシフ
トに応じて変化し、サンプリングクロックSによるサン
プルタイミングが最大値点Pに一致すると、ディジタル
データDの大きさが最大になる。このときのシフト量Δ
Tは、全遅延量Toutに極めて等しい。このようなシフ
ト量ΔTの調整は、サンプルタイミング発生回路5の図
示しない表示部を見ながら行い、求めたシフト量ΔTか
ら既知の遅延量Txを差し引くことで、電流Iaの読出
遅延量Tin、即ち、画素110への書込電圧Vの遅延量
を定量的に測定することができる。
【0016】なお、この実施形態では、電流Iaの周期
的特徴点を電流Iaの最大値点Pとして、アナログ−デ
ジタル変換器4のサンプルタイミングをこの最大値点P
に合わせたが、これに限るものではない。電流Iaの各
画素波形に凹凸などの周期的特徴点がある場合には、そ
こにアナログ−デジタル変換器4のサンプルタイミング
を合わせるようにしても良い。ただし、この場合には、
各画素波形の立ち上がりからその特徴点までの時間Δt
が読出遅延量Tinに誤差として付加されるが、この時間
Δtは予め知ることができるので、測定したシフト量Δ
Tから遅延量Txと共にこの既知時間Δtを差し引くこ
とで、正確な読出遅延量Tinを測定することができる。
これに対して、上記実施形態のように、電流Iaの最大
値点Pにサンプルタイミングを合わせると、画素の正
常,異常の判別を高精度で行うことができる。図5は、
画素の正常,異常を判別する際の各信号のタイムチャー
ト図である。液晶パネル100の画素中のいずれかの画
素に異常があると、それらの画素には、書込電圧Vは書
き込まれない。このため、図4の(b)に示すように、
電流Iaに画素波形がないQ部分が生じる。このような
電流Iaにおいて、図5の(d)に示すようなサンプリ
ングクロックSのタイミングで電流Iaをサンプリング
すると、正常画素を示すディジタルデータDの大きさと
異常画素を示すディジタルデータDの大きさとの差Lが
ほとんどなく、正常,異常画素の判別が困難である。し
かし、図5の(c)に示すように、サンプリングクロッ
クSのタイミングを正常画素の最大値点Pに合わせるこ
とで、正常画素を示すディジタルデータDの大きさと異
常画素を示すディジタルデータDの大きさとの差Mが非
常に大きくなる。この結果、正常,異常画素の判別を明
確且つ高精度に行うことができる。
【0017】このように、この実施形態の検査方法によ
れば、液晶パネル100を破壊することなく、書込遅延
量を検査することができるので、全製品の検査を生産ラ
イン上で行うことができる。また、遅延量Tinを定量的
に測定することができるので、検査者による評価のばら
つきも生じない。また、組立工程の前段階の液晶パネル
100においても検査が可能である。また、サンプリン
グクロックSをシフトするだけで、遅延量Tinを測定す
ることができるので、多量の液晶パネル100を生産ラ
イン上で迅速且つ容易に検査することができる。さら
に、正常,異常画素の判断も行うことができるので、不
良品選別の検査を遅延量の検査時に同時に行うことがで
きる。
【0018】(第2の実施形態)図6は、この発明の第
2の実施形態に係る液晶表示装置の検査方法の要部を示
すブロック図である。この実施形態の検査方法は、各画
素への書込遅延量を可視化する表示過程を備えた点が上
記第1の検査方法と異なる。この表示過程では、図3の
(a)及び(d)に示したように、水平クロックHcに
同期させた状態に固定しておく。そして、図6に示すよ
うに、アナログ−デジタル変換器4からの各ディジタル
データDを、液晶パネル100の画素配列に対応したメ
モリ7の各アドレスに格納する。そして、液晶パネル1
00一画面分のディジタルデータDがメモリ7に格納さ
れた時点で、ディスプレイ8がメモリ7内のディジタル
データDの大きさを濃淡で表示する。このとき、ディス
プレイ8は液晶パネル100の画素配列に対応した配列
で各ディジタルデータDの濃淡を表示する。すなわち、
液晶パネル100の各画素への書込遅延量が異なる場合
には、その書込遅延量に対応した大きさのディジタルデ
ータDがアナログ−デジタル変換器4から順次出力さ
れ、液晶パネル100一画面分のディジタルデータDが
メモリ7に格納される。そして、メモリ7に格納された
各ディジタルデータDの大きさが濃淡となって、ディス
プレイ8に表示される。したがって、検査者は、液晶パ
ネル100の組立前にディスプレイ8の画面を見ること
で、組立完了後の液晶パネルの画面イメージを視認する
ことができる。その他の構成,作用効果は上記第1の実
施の形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0019】なお、この発明は、上記実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々
の変形や変更が可能である。例えば、上記第1及び第2
の実施形態では、組立工程前段階の液晶パネル100を
検査する方法について説明したが、この発明の検査方法
を、組立工程最終段階の完成した液晶パネルについても
適用することができることは勿論である。また、上記第
2の実施形態では、書込遅延量をディスプレイ8に濃淡
として表示するようにしたが、ディジタルデータDの大
きさを10進数で表示するようにしても良い。さらに、
サンプリングクロックSを水平クロックHcに同期させ
た状態で、固定したが、非同期状態で固定しても、書込
遅延量に対応した表示が可能であることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、第1の発明
に係る液晶表示装置の検査方法によれば、液晶パネルを
破壊することなく、書込遅延量を検査することができる
ので、生産ライン上において、全製品の検査を生産ライ
ン上で行うことができるという効果がある。また、書込
遅延量を定量的に測定することができるので、検査者に
よる評価のばらつきも生じない。また、組立工程の前段
階の液晶パネルにおいても検査が可能である。また、サ
ンプルタイミングををシフトするだけで、書込遅延量を
測定することができるので、多量の液晶パネルを生産ラ
イン上で迅速且つ容易に検査することができる。さら
に、正常,異常画素の判断も行うことができるので、不
良品選別の検査を遅延量の検査時に同時に行うことがで
きる。
【0021】また、第2の発明に係る液晶表示装置の検
査方法によれば、各画素に対する書込電圧の遅延量を視
認することができるので、液晶パネル組立前に、組立後
の液晶パネルの画面イメージを知ることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置
の検査方法で検査される液晶パネルと検査用装置を示す
ブロック図である。
【図2】画素部分を拡大して示す回路図である。
【図3】遅延が生じていない場合の各信号のタイムチャ
ート図である。
【図4】遅延が生じた場合の各信号のタイムチャート図
である。
【図5】画素の正常,異常を判別する際の各信号のタイ
ムチャート図である。
【図6】この発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置
の検査方法の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・液晶パネル駆動回路、 2・・・書込電圧源、
3・・・増幅回路、4・・・アナログ−デジタル変換
器、 5・・・サンプルタイミング発生回路、 6・・
・切換器、 10・・・垂直駆動部、 11・・・水平
駆動部、 100・・・液晶パネル、 101・・・垂
直スキャナ、 103・・・水平スキャナ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平駆動クロックで液晶パネルの水平ス
    キャナを駆動すると共に垂直駆動クロックで垂直スキャ
    ナを駆動しながら、書込電圧を液晶パネルの画素に書き
    込む画素書込過程と、 上記画素書込過程終了後、上記画素に書き込まれた書込
    電圧を示す信号を上記水平スキャナを介して読み出す読
    出過程と、 上記読出過程で読み出された上記信号を上記水平駆動ク
    ロックに同期したサンプルタイミングでディジタルデー
    タに変換するアナログーディジタル変換過程と、 読み出された上記信号の遅延量に対応した周期的特徴点
    をサンプリングするように、上記サンプルタイミングを
    シフトさせるサンプルタイミング制御過程と、 を具備することを特徴とする液晶表示装置の検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液晶表示装置の検査方
    法において、 上記周期的特徴点は、上記書込電圧を示す信号の最大値
    である、 ことを特徴とする液晶表示装置の検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の液晶表示装置の検査方
    法において、 上記読出過程で読み出された上記信号を増幅して、上記
    アナログ−ディジタル変換過程に移行する、 ことを特徴とする液晶表示装置の検査方法。
  4. 【請求項4】 水平駆動クロックで液晶パネルの水平ス
    キャナを駆動すると共に垂直駆動クロックで垂直スキャ
    ナを駆動しながら、書込電圧を液晶パネルの画素に書き
    込む画素書込過程と、 上記画素書込過程終了後、上記画素に書き込まれた書込
    電圧を示す信号を上記水平スキャナを介して読み出す読
    出過程と、 上記読出過程で読み出された上記信号を上記水平駆動ク
    ロックに同期したサンプルタイミングでディジタルデー
    タに変換するアナログーディジタル変換過程と、 上記液晶パネル一画面分の上記ディジタルデータの大き
    さを、液晶パネルの画素配列に対応させた配列で表示す
    る表示過程と、 を具備することを特徴とする液晶表示装置の検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の液晶表示装置の検査方
    法において、 上記読出過程で読み出された上記信号を増幅して、上記
    アナログ−ディジタル変換過程に移行する、 ことを特徴とする液晶表示装置の検査方法。
JP8341505A 1996-12-20 1996-12-20 液晶表示装置の検査方法 Pending JPH10185976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8341505A JPH10185976A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 液晶表示装置の検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8341505A JPH10185976A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 液晶表示装置の検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10185976A true JPH10185976A (ja) 1998-07-14

Family

ID=18346586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8341505A Pending JPH10185976A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 液晶表示装置の検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10185976A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100512635B1 (ko) * 2002-07-15 2005-09-02 엘지.필립스 엘시디 주식회사 일체형 드라이버를 갖는 액정표시장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100512635B1 (ko) * 2002-07-15 2005-09-02 엘지.필립스 엘시디 주식회사 일체형 드라이버를 갖는 액정표시장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5994916A (en) LCD panel test system and test method thereof
US5546013A (en) Array tester for determining contact quality and line integrity in a TFT/LCD
US7212025B2 (en) Testing method for array substrate
JP4241671B2 (ja) 画素不良検査方法、画素不良検査プログラム及び記憶媒体
JP2001330639A (ja) アレイ基板の検査方法
TW200403950A (en) Method and device for inspecting active matrix substrate, program used for the inspection and information recording medium
TWI496227B (zh) 用於測試電晶體陣列的改良方法及系統
JPH05289102A (ja) アクティブマトリクス基板及びその製造方法
JP3203864B2 (ja) アクティブマトリックス基板の製造方法、検査方法および装置と液晶表示装置の製造方法
JP2004226551A (ja) 液晶表示装置とその検査方法
JP4473427B2 (ja) アレイ基板の検査方法及び該検査装置
JPH1097203A (ja) 表示装置
JP2002318551A (ja) アクティブマトリックス型ディスプレイの画素検査装置および画素検査方法
JP2000275610A (ja) 液晶表示装置及びその検査方法
JPH10185976A (ja) 液晶表示装置の検査方法
JPH08210877A (ja) ユーザに対し測定データを表示する方法およびポータブルテスト計器
KR100697130B1 (ko) 기판 및 이를 결합한 디스플레이 디바이스
WO2005064583A1 (ja) 表示装置の駆動装置、表示装置、駆動装置または表示装置の検査方法
JP2000352706A (ja) 液晶表示装置
JP4782956B2 (ja) アレイ基板の検査方法
JP4091537B2 (ja) アクティブマトリクス基板の検査方法及び検査装置並びにそれに用いる検査用プログラム及び情報記録媒体
JP4761773B2 (ja) 表示装置およびその検査方法、ならびにその表示装置の検査システム
JP2001337051A (ja) 基板製品検査装置、基板製品検査方法、及び検査用プローブ
JP2000180809A (ja) 液晶表示パネルの検査装置
JPH09203759A (ja) 液晶表示装置検査方法、その装置および液晶表示装置