JPH10185639A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH10185639A
JPH10185639A JP8350272A JP35027296A JPH10185639A JP H10185639 A JPH10185639 A JP H10185639A JP 8350272 A JP8350272 A JP 8350272A JP 35027296 A JP35027296 A JP 35027296A JP H10185639 A JPH10185639 A JP H10185639A
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JP
Japan
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flow
sensors
sensor
point measurement
measurement type
Prior art date
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Pending
Application number
JP8350272A
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English (en)
Inventor
Norihiro Konda
徳大 根田
Kenichi Nakamura
健一 中村
Toshihiko Nimura
俊彦 丹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Omron Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Tokyo Gas Co Ltd, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP8350272A priority Critical patent/JPH10185639A/ja
Publication of JPH10185639A publication Critical patent/JPH10185639A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の流れの向きを検知できないフローセン
サを複数個搭載した多点計測型流量計に、別種のフロー
センサを搭載することなく、製造コストの増大やサイズ
の拡張を抑えて、流れの向きを検知する性能を具備させ
る。 【解決手段】 防風壁14又は斜面と流れの向きを検知
できないフローセンサとを組合せて、順・逆方向検知用
フローセンサ12A、12Bを設け、これらの出力信号
の大小を比較する演算手段2によって、流れの向きを検
知する性能を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流れの向き
を検知できない複数個のフローセンサを搭載した多点計
測型流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】管路や溝などを流れる流体の流量を測定
する計器は流量計と呼ばれており、その測定方式によ
り、流体を定容積に区分して測る直接測定方式と、管路
の平均流速を求めこれに管路断面積を乗じて流量を求め
る間接測定方式とに大別される。フローセンサを用いた
流量計測法は、間接測定方式の1つであり、フローセン
サを設置した場所での局所流速を測定して流量値を算出
する。最も広く使用されているフローセンサは熱式フロ
ーセンサで、加熱体を流体の流れの中に挿入し、その冷
却を利用して流速を測定するものである。精度を要求さ
れるときは、複数の場所にセンサを設置し、複数点での
流速値を用いて流量を算出する。特に、直管部の長さが
管の直径の数倍の長さしかない場所で流量を測定する場
合には、位置や時間による流速の変動が著しいので、熱
式フローセンサを複数個組合せた多点計測型流量計等が
用いられる。
【0003】従来の多点計測型流量計を図3及び4を用
いて説明する。図3は、多点計測型流量計を示してい
る。多点計測型流量計1´は、基板11´と複数のフロ
ーセンサ12´と温度センサ13´等の補正用センサと
を具備している。使用する際は、図4に示すように管路
の流れの方向にほぼ直角に挿入している。
【0004】この流量計は、2桁以上にわたる広い流量
計測範囲をもち、msオーダーの短い時間で応答し、圧
力損失が少なく、管への挿入が容易であるなどの利点を
有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フローセンサには流体
の流れの向きを検知できないものもあり、そのようなフ
ローセンサを組合せた多点計測型流量計は流れの向きを
検知できない。一方、逆流が発生する可能性がある場所
で流量を計測する際には、正確な積算流量を得るため
に、逆流の検知が必要になる。したがって、このような
場所で流れの向きを検知できない多点計測型流量計を用
いる場合には、流れの向きを検知するための別種のセン
サの搭載が必要となり、製造コストが増大するという問
題があった。本発明の目的は、これらの問題点を解決す
るため、流れの向きを検知できないフローセンサを組合
せた多点計測型流量計に、別種のセンサを搭載すること
なく、製造コストの増大やサイズの拡張を抑えて流れの
向きを検知する性能を具備させ、逆流が発生しても正確
な積算流量を得ることを可能にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、少くとも2つのフローセンサの流速検出
感度が流れの向きによって変わるような構造を有し、こ
れらのフローセンサの測定値を比較して流体の流れの向
きを検知する手段を有する多点計測型流量計であり、防
風壁又は斜面と流れの向きを検知できないフローセンサ
とを組み合わせて、流れの向きを検知する性能を実現し
た。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
以下、本発明の一実施例を、図1及び2を用いて説明す
る。図1a〜cにおいて、多点計測型流量計1は、基板
11と、基板11に搭載された複数個の流れの向きを検
知できないフローセンサ(図示せず)と、防風壁14、
温度センサ等の各種センサ(図示せず)等からなる。複
数個のフローセンサ12のうち2個は、順方向検知用フ
ローセンサ12Aと逆方向検知用フローセンサ12Bで
ある。多点計測型流量計1は、流体の流れの方向が防風
壁に対してほぼ直角となるよう設置する。
【0008】図1aに示す多点計測型流量計1は、単一
防風壁型であり、基板11に設けられた防風壁14を挾
んで上流側及び下流側に2個の順・逆方向検知用フロー
センサ12A、12Bが取付けられている。通常の流れ
である順流が直接当たる位置にある順方向検知用フロー
センサ12Aは、順流に対しては大きな出力信号を出す
が、逆流の場合、防風壁の作用により流れがさえぎら
れ、出力信号は非常に小さくなる。一方、流れが直接当
らない位置にある逆方向検知用フローセンサ12Bは、
順流に対してはほとんど出力信号が出ないが、逆流に対
しては、大きな出力信号を出す。流体の積算流量等を演
算する際は、順・逆方向検知用フローセンサ12Aと1
2Bの測定値を比較し、出力信号の大小を比較して流れ
の向きを検出することにより、正確な積算流量値を得る
ことができる。積算流量等の演算について、具体的説明
は後述する。
【0009】フローセンサ12としては、熱式フローセ
ンサ、タービンメータ、風圧センサ等が使われる。又、
防風壁14と流れの向きの角度は、直角以外に斜めであ
っても流体の積算流量等を計算することは可能である。
さらに、防風壁の形状は、直方体である必要はなく、角
柱、円柱、円筒などでもよい。他の実施例についても同
様である。
【0010】図1bに示す多点計測型流量計1は、一対
防風壁型であり、基板11に2つの防風壁14A、14
Bを設け、一方の防風壁14Aの上流側に順方向検知用
フローセンサ12Aを取付け、他方の防風壁14Bの下
流側に逆方向検知用フローセンサ12Bを取付けてい
る。流体の流れに対する順・逆方向検知用フローセンサ
12A、12Bの位置関係は、図1aの単一防風壁型と
同様であり、流体の積算流量等について、正確な値を得
ることができる。図1aの単一防風壁型と比較すると、
単一防風壁型では基板11の流れ方向に直角の方向の長
さを小さく抑えることができるが、一対防風壁型では基
板11の流れの方向に平行な幅を小さく抑えることがで
きる。
【0011】図1cに示す多点計測型流量計は、斜面利
用型であり、図1cの側面図に示すように、基板11の
少なくとも一部を斜面にすることにより防風壁の代わり
とするものである。順方向の流れの場合、流体の流れが
直接当たる斜面に取付けられた順方向検知用フローセン
サ12Aは、図1a、bに示す順方向検知用フローセン
サ12Aと同様に、大きな出力信号を出すことができる
が、直接当たらない斜面に取り付けられた逆方向検知用
フローセンサ12Bの出力信号は順方向検知用フローセ
ンサ12Aのものより小さくなる。逆流の場合は、出力
信号の大小は逆になる。出力信号の比較により流れの向
きを検知することにより、流体の積算流量等について、
正確な値を得ることができる。図1cの斜面利用型で
は、基板11の流れの方向に平行な長さと、流れの方向
に直角の方向の長さの両方を短く抑えることができる。
【0012】図1a〜cでは、順・逆方向検知用フロー
センサ12A、12Bを流体の流れが直接当たる側と当
たらない側に各々1つ取付ける場合を示したが、位置に
よって流れの向きが違う場合などには複数個取付けても
良く、また、両側の個数が相違していても良い。防風壁
や斜面の構造が非対称な場合、順・逆方向検知用フロー
センサ12A、12Bとして、測定感度の異なるものを
採用しても良い。また、基板11に、温度センサ、圧力
センサ、濃度センサ等の各種センサを取付けても良い。
そして、流れへの影響を少なくするために防風壁に貫通
孔等を設けても良い。
【0013】次に、各種流量値、例えば瞬時流量、積算
流量、局所流速、平均流速、の演算処理等について、図
2を用いて説明する。図2は、演算処理等を説明する回
路ブロック図である。多点計測型流量計制御本体2は、
制御回路21、演算回路22、A/Dコンバータ23、
マイコン24、出力・表示装置25等からなる。流れの
向きの検知判断は、多点計測型流量計制御本体2の、マ
イコン24内の出力比較プログラムを用いて行う。
【0014】フローセンサ12、順・逆方向検知用フロ
ーセンサ12A、12B、温度センサ等の各種センサ1
3の出力は、各々制御回路21に制御され、そして制御
回路21、演算回路22を経由して、A/Dコンバータ
23に入力され、一括してマイコン24に入力される。
マイコン24では、各種センサ13の測定値等により、
温度補正や圧力補正等のための演算が行われ、必要に応
じて、複数のフローセンサ12のデータや、過去のデー
タ等を用いて平均化演算が行われる。その結果、瞬時流
量、積算流量、局所流速、平均流速や、温度、圧力等の
各種データが得られる。
【0015】順流、逆流の判断については、順・逆方向
検知用フローセンサ12A及び12Bの出力VA及びV
Bを比較して行われる。順流の場合、順方向検知用フロ
ーセンサ12Aには流体の流れが直接当たり、逆方向検
知用フローセンサ12Bには流れがほとんど当たらない
ので、順方向検知用フローセンサ12Aの出力VAは逆
方向検知用フローセンサ12Bの出力VBより大きくな
る。逆流の場合、出力信号の大小は逆になる。したがっ
て、正・逆方向検知用流量センサ12Aと12Bの出力
VAとVBを比較することにより、順流か逆流かを判断
することができる。流量の積算値を演算する際に、順流
の場合の測定値は加算し、逆流の場合の測定値は減算す
ることにより、より正確な測定値を得ることができる。
【0016】マイコン24で得られた各種データは、出
力又は表示手段25で出力又は表示される。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、流れ方
向を検知する別種のセンサを搭載することなく、安価に
流れの向きの検知性能を実現することができる。また、
逆流の発生を検知し、それを考慮して、より正確な積算
流量を測定することが可能である。更に、流れの向きを
検知する部分の大きさを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の多点計測型流量計の説明
図。
【図2】本発明の演算処理等を説明する回路ブロック
図。
【図3】従来例の多点計測型流量計。
【図4】多点計測型流量計の使用方法の説明図。
【符号の説明】
1 多点計測型流量計 11 基板 12 フローセンサ 12A 順方向検知用フローセンサ 12B 逆方向検知用フローセンサ 13 各種センサ 14 防風壁 2 多点計測型流量計制御本体 21 制御回路 22 演算回路 23 A/Dコンバータ 24 マイコン 25 出力・表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹村 俊彦 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流れの向きを検知できない複数個のフロ
    ーセンサを搭載した多点計測型流量計において、 少くとも2つのフローセンサの流速検出感度が流れの向
    きによって変わるような構造を有し、これらのフローセ
    ンサの測定値を比較して流体の流れの向きを検知する手
    段を有することを特徴とする多点計測型流量計。
  2. 【請求項2】 防風壁を有し、その防風壁の上流側及び
    下流側にフローセンサを設け、それらのフローセンサの
    測定値を比較して流体の流れの向きを検知することを特
    徴とする請求項1記載の多点計測型流量計。
  3. 【請求項3】 防風壁とその上流側に設けられたフロー
    センサからなる構造と、前記防風壁とは別に設けられた
    防風壁とその下流側に設けられたフローセンサからなる
    構造とを有し、それらのフローセンサの測定値を比較し
    て流体の流れの向きを検知することを特徴とする請求項
    1記載の多点計測型流量計。
  4. 【請求項4】 流れ方向に平行な面との交線が流れ方向
    に垂直な対称軸に関して互いに対称な線となる1対の斜
    面を有し、それらの斜面上にフローセンサを設け、それ
    らのフローセンサの測定値を比較して流体の流れの向き
    を検知することを特徴とする請求項1記載の多点計測型
    流量計。
  5. 【請求項5】 フローセンサが熱式フローセンサである
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載
    の多点計測型流量計。
JP8350272A 1996-12-27 1996-12-27 流量計 Pending JPH10185639A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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