JPH10185209A - 脱臭機能付こたつ - Google Patents

脱臭機能付こたつ

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JPH10185209A
JPH10185209A JP34756396A JP34756396A JPH10185209A JP H10185209 A JPH10185209 A JP H10185209A JP 34756396 A JP34756396 A JP 34756396A JP 34756396 A JP34756396 A JP 34756396A JP H10185209 A JPH10185209 A JP H10185209A
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JP
Japan
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sheet
particles
deodorizing
kotatsu
bonded
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Pending
Application number
JP34756396A
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English (en)
Inventor
Yoshika Sekine
嘉香 関根
Yasuo Miyadera
康夫 宮寺
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】通気性シ−ト状基材に粒状脱臭材を結合さ
せた脱臭シ−トを備えた脱臭機能付こたつ。脱臭シート
としては、(a)金属及び/又は金属酸化物粒子、
(b)吸着材粒子、(c)熱可塑性樹脂粒子、及び
(d)通気性シートの繊維状基材を含み、aとbはc表
面に粒子どうしの接触部分で結合し、cはdに結合して
いる脱臭材を含む脱臭シートが好ましく用いられる。 【効果】身体を温める機能ばかりではなく、足等の人体
から発散する臭気成分を除去・分解する機能をもつ。ま
た、脱臭材は発熱体近傍に配置する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱臭機能付こたつ
に関するものであり、更に詳しくは、足等の人体から発
散する臭気成分を除去・分解する機能を備えた、脱臭機
能付こたつに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気こたつ、ホームこたつ、掘り
こたつ等のこたつの多くは、一定の空間を確保する支持
体(こたつ本体)、発熱体、天板等からなり、足等の身
体を温める機能をもっているが、人体から発散する臭気
成分を吸着したり、除去・分解する機能は、通常、もっ
ていない。また、特開平5−118561号公報には、
発熱体近傍に脱臭材を配したこたつが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、身体
を温める機能ばかりではなく、足等の人体から発散する
臭気成分を、吸着作用又は触媒作用により除去・分解す
る機能をもち、脱臭材は必ずしも発熱体近傍に配置され
る必要のない脱臭機能付こたつを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、通気性シ−ト
状基材に粒状脱臭材を結合させた脱臭シ−トを備えた脱
臭機能付こたつである。また、前記脱臭シ−トとして
は、(a)金属及び/又は金属酸化物粒子、(b)吸着
材粒子、(c)熱可塑性樹脂粒子、及び(d)通気性シ
ートの繊維状基材、を含み、金属及び/又は金属酸化物
粒子(a)と吸着材粒子(b)は、熱可塑性樹脂粒子
(c)表面に、粒子どうしの接触部分で結合し、熱可塑
性樹脂粒子(c)は通気性シートの繊維状基材(d)に
結合している脱臭材を含んでいる脱臭シートが好ましく
用いられる。本発明において、脱臭シ−トは通常、こた
つに一定の空間を確保する支持体(こたつ本体)の適当
な位置に配置される。また、本発明において「脱臭シー
ト」は、例えば、以下に記述するシート状脱臭材、これ
を通気性カバーシートで覆った表面保護材付脱臭シー
ト、あるいはこれらを更に通気性の袋体に収容したもの
等の種々の形態をとることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の脱臭機能付こたつの一実
施例(断面図)を図1に、また他の実施例(断面図)を
図4に示した。図1及び図4中、1はこたつ本体、2は
脱臭シート、3は脱臭シートを収納する収納部、4は発
熱体である。本発明の脱臭脱臭機能付こたつを提供する
ことが可能となったのは、薄くて軽く柔軟なシート状脱
臭材及びこれを通気性カバーシートで覆った表面保護材
付脱臭シートの製造が可能となったことに負うところが
大きい。そこで、先ず、このシート状脱臭材について述
べる。
【0006】シート状脱臭材は、金属及び/又は金属酸
化物粒子、及び吸着材粒子が、その形状を保ったまま、
熱可塑性樹脂粒子表面に粒子どうしの接触部分で結合
し、熱可塑性樹脂粒子どうしはそれぞれの接触部分で結
合すると共に繊維状基材の繊維に結合した3次元的広が
りをもつシート状多孔性構造体である。シート状脱臭材
における金属及び/又は金属酸化物粒子(a1、a
2)、吸着材粒子(b)、熱可塑性樹脂粒子(c)及び
繊維状基材(d)の結合の概略を図2の模式図に示し
た。図2中、a1は金属酸化物粒子1(例えば、二酸化
マンガン)、a2は金属酸化物粒子2(酸化第二銅)、
bは吸着材粒子(例えば、活性炭)、cは熱可塑性樹脂
粒子、dは繊維状基材の繊維をそれぞれ示す。2種類の
金属及び/又は金属酸化物粒子(a1とa2)、及び1
種類の吸着材粒子(b)が、その形状(図では球形で示
されている。)を保ったまま、熱可塑性樹脂粒子(c)
表面に粒子どうしの接触部分で結合し、熱可塑性樹脂粒
子(c)どうしはそれぞれの接触部分で結合するととも
に繊維状基材(d)の繊維に結合し、これらが3次元的
広がりをもつシート状多孔性構造体を形成している。
【0007】このシート状脱臭材は、空隙率は50%以
上、好ましくは80%以上、その比表面積は20m2
g以上で、通気性があり、硫化水素、アンモニア、ホル
ムアルデヒド、アセトアルデヒド、一酸化炭素、オゾン
等の悪臭・有害物質を効率よく除去できるものである。
厚みは、通常1mm以下である。
【0008】シート状脱臭材における金属及び/又は金
属酸化物粒子(a)としては、マンガン、銅、亜鉛、
鉄、バナジウム、ニッケル、マグネシウム、アルミニウ
ム、チタン、パラジウム、白金、セリウム、ケイ素、及
びそれらの酸化物の粒子がある。これら金属の複合酸化
物の粒子であってもよい。マンガン酸化物としては、M
nO2、MnO、Mn34、Mn23及びMn27等が
あり、中でもMnO2が好ましく用いられる。銅酸化物
としては、CuO、Cu2O及びCu4O等があり、中で
もCuOが好ましく用いられる。これらの金属及び/又
は金属酸化物粒子は1種を用いることもできるが、多種
の有害物質を浄化する機能をもたせるために2種以上を
用いてもよい。2種以上を混合する場合の好ましい例と
しては、二酸化マンガン粒子と酸化第二銅粒子を含むも
のがある。
【0009】吸着材粒子(b)としては、活性炭、ゼオ
ライト、シリカゲル、セピオライト、活性アルミナ及び
活性白土等がある。これら吸着材粒子に硫酸アルミニウ
ム、ヨウ素、硫酸第一鉄、燐酸カルシウム、炭酸ナトリ
ウム、珪酸マグネシウム、ほう酸、リン酸、アスコルビ
ン酸、酒石酸、シュウ酸、タンニン酸、没食子酸等を担
持させたものも用いることができる。吸着材粒子は1種
を用いても、又は2種以上を用いてもよい。活性炭に
は、植物性炭素質(ヤシ殻、アーモンド殻等)、木炭、
瀝青炭等のほか、合成樹脂炭素質(フェノール樹脂他)
等があり、いずれも使用できる。
【0010】熱可塑性樹脂粒子(c)としては、超高分
子量ポリエチレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、
ポリアミド、ABS樹脂、ポリイミド、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスルホン、ポリスチレンフタレート、ポリプロ
ピレン、酢酸セルローズ等から選ばれる粒子である。こ
れら熱可塑性樹脂粒子は、金属及び/又は金属酸化物粒
子(a)と吸着材粒子(b)を、熱可塑性樹脂層で被覆
されることなく熱可塑性樹脂粒子(c)表面に、粒子ど
うしの接触部分で結合させる結合剤としての役割をもっ
ている。熱可塑性樹脂粒子のうち、超高分子量ポリエチ
レンが好ましく用いられ、その平均分子量(粘度法によ
る測定値)はおよそ100万〜900万である。
【0011】通気性シートの繊維状基材(d)として
は、空隙率が60%〜99%の繊維状基材が用いられ、
例えば、ガラス織布・不織布、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリアミド、ポリエステル等のプラスチック織
布・不織布、紙等である。
【0012】上記シート状脱臭材は、例えば、次の製造
例により製造される。 〈シート状脱臭材の製造例〉二酸化マンガン(平均粒
径:2.0μm)20g、酸化第二銅(平均粒径:1.
9μm)25g及び活性炭(粒径:48メッシュ(30
0μm)パス)55gを予め、ボールミル内で混合し
た。2Lの容器に水1L及び吸水性樹脂「スミカゲル」
(住友化学(株)製、酢酸ビニル−アクリル酸エステル
共重合ケン化物の商品名)2gを加え、よく撹拌した
後、前記混合粒子の全量と超高分子量ポリエチレン粒子
〔粘度法による分子量:2,000K、粒径:20〜1
50μm(平均粒径は35μm)〕20gを加えて更に
よく混合し、粒子懸濁液を調製した。この粒子懸濁液を
厚さ0.3mm(40g/m2)のガラス不織布にディ
ップ浸漬法で塗布含浸した後、175℃に加熱・乾燥
し、シート状物を得た。このシート状物の比表面積は約
33m2/g、空隙率は約91%であった。
【0013】このようにして得られるシート状脱臭材
は、金属及び/又は金属酸化物粒子並びに吸着材粒子等
の少量の粒子が脱落するのを防止する目的で、あるいは
装飾性を高めるため、その両面に吸着材粒子等の粒子が
通過しない程度の目の細かい表面保護材を貼り合わせた
方が好ましい。表面保護材の材質は通気性を有する織
布、不織布、紙などがある。織布としては綿、ポリエス
テル等の天然もしくは合成繊維があり、紙としてはパル
プ紙、合成紙、ろ紙等があり、不織布としてはポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル等の
単体不織布またはこれらの混紡不織布などがある。これ
らの中から適当に選べば良い。
【0014】通気性表面保護材の貼合せは、シート状脱
臭材の両面に前記表面保護材を重ね合わせ、加熱・加圧
して製造できる。この際の、加熱あるいは・加圧の条件
は、シート状脱臭材の製造に用いた熱可塑性樹脂により
変動するが、超高分子量ポリエチレンである場合には、
130〜200℃、490〜4900Kpa(5〜50
kg/cm2)で、5〜120分間、処理して行う。熱
圧着の際、エンボス加工にしても良い。図3は、このよ
うにして得られた表面保護材付きシート状脱臭材の断面
図を示す。得られた表面保護材付きシート状脱臭材は、
こたつに備え付けられるのに適当な大きさに裁断され、
更にこれを通気性のある袋体に収納してもよい。
【0015】このようにして得られた脱臭シートを、こ
たつ本体の内側、すなわち、こたつに一定の空間を確保
する支持体の適当な位置(こたつ上部内側や脚部等)に
取り付ける。取り付ける手段は特に限定されるものでは
ない。図1や図4に示したように、脱臭シートを置く収
納部を設けたり、あるいは接着剤等でこたつ本体に付着
させる等により取り付けることができる。脱臭シートの
脱臭能力が低下すれば、新しい脱臭シートと交換する。
【0016】
【発明の効果】本発明により、身体を温める機能ばかり
ではなく、足等の人体から発散する臭気成分を除去・分
解する機能をもち、脱臭材は必ずしも発熱体近傍に配置
される必要のない脱臭機能付こたつを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の脱臭機能付こたつの断面図
である。
【図2】シート状脱臭材における、金属及び/又は金属
酸化物粒子(a1、a2)、吸着材粒子(b)、熱可塑
性樹脂粒子(c)及び繊維状基材(d)の結合の概略を
示した模式図である。
【図3】表面保護材付シート状脱臭材の断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の脱臭機能付こたつの断面
図である。
【符号の説明】
1…こたつ a1…金属酸化物
粒子1 2…脱臭シート a2…金属酸化物
粒子2 3…収納部 b…吸着材粒子 4…発熱体 c…熱可塑性樹脂
粒子 5…シート状脱臭材 d…繊維状基材 6、7…表面保護材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気性シ−ト状基材に粒状脱臭材を結合さ
    せた脱臭シ−トを備えた、脱臭機能付こたつ。
  2. 【請求項2】脱臭シートが、 (a)金属及び/又は金属酸化物粒子、 (b)吸着材粒子、 (c)熱可塑性樹脂粒子、及び (d)通気性シートの繊維状基材、を含み、 金属及び/又は金属酸化物粒子(a)と吸着材粒子
    (b)は、熱可塑性樹脂粒子(c)表面に、粒子どうし
    の接触部分で結合し、 熱可塑性樹脂粒子(c)は通気性シートの繊維状基材
    (d)に結合している脱臭材を含んでいる脱臭シートで
    ある、請求項1の脱臭機能付こたつ。
JP34756396A 1996-12-26 1996-12-26 脱臭機能付こたつ Pending JPH10185209A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016034303A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 人工肛門排便パウチ用消臭具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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