JPH10184703A - 転がり軸受 - Google Patents
転がり軸受Info
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- JPH10184703A JPH10184703A JP8350094A JP35009496A JPH10184703A JP H10184703 A JPH10184703 A JP H10184703A JP 8350094 A JP8350094 A JP 8350094A JP 35009496 A JP35009496 A JP 35009496A JP H10184703 A JPH10184703 A JP H10184703A
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- JP
- Japan
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- filled
- rolling
- rolling element
- solid lubricant
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6637—Special parts or details in view of lubrication with liquid lubricant
- F16C33/664—Retaining the liquid in or near the bearing
- F16C33/6648—Retaining the liquid in or near the bearing in a porous or resinous body, e.g. a cage impregnated with the liquid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6607—Retaining the grease in or near the bearing
- F16C33/6611—Retaining the grease in or near the bearing in a porous or resinous body, e.g. a cage impregnated with the grease
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 潤滑油の滲み出しが抑制されると共に、トル
クが低い転がり軸受を提供することである。 【解決手段】 転動体11が内輪12と外輪13との間
に介在されると共に、所定間隔を開けて保持器14に保
持されており、この転動体11間に挟まれた転動体間隙
部16に固形潤滑剤15が充填された転がり軸受におい
て、固形潤滑剤15を充填した転動体間隙部16の数
が、転動体間隙部16の総数より少ないことを特徴とす
る。
クが低い転がり軸受を提供することである。 【解決手段】 転動体11が内輪12と外輪13との間
に介在されると共に、所定間隔を開けて保持器14に保
持されており、この転動体11間に挟まれた転動体間隙
部16に固形潤滑剤15が充填された転がり軸受におい
て、固形潤滑剤15を充填した転動体間隙部16の数
が、転動体間隙部16の総数より少ないことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷機のガイド
ローラや食品機械等に使用される低トルクの転がり軸受
に関する。
ローラや食品機械等に使用される低トルクの転がり軸受
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固形潤滑剤を充填した転がり軸受
としては、図2に示すように、転動体1が内輪2と外輪
3との間に介在されると共に、所定間隔を開けて保持器
4に保持されており、この転動体1間に挟まれた転動体
間隙部に、超高分子量ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂
粉末、潤滑グリース、潤滑油、及び潤滑油の滲出抑制剤
の混合物からなる固形潤滑剤を充填した転がり軸受が知
られている。この固形潤滑剤は、潤滑性の向上の面か
ら、転がり軸受の上記転動体間隙部の全部に充填するの
が通常である。
としては、図2に示すように、転動体1が内輪2と外輪
3との間に介在されると共に、所定間隔を開けて保持器
4に保持されており、この転動体1間に挟まれた転動体
間隙部に、超高分子量ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂
粉末、潤滑グリース、潤滑油、及び潤滑油の滲出抑制剤
の混合物からなる固形潤滑剤を充填した転がり軸受が知
られている。この固形潤滑剤は、潤滑性の向上の面か
ら、転がり軸受の上記転動体間隙部の全部に充填するの
が通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
固形潤滑剤を充填すると、充填しない場合に比べて転が
り軸受としてのトルクが大きくなる。このため、低トル
クが必要とされる場合は、上記固形潤滑剤に含まれる成
分で、トルクに影響を与える成分である潤滑油の滲出抑
制剤の量を減らしたものを充填した転がり軸受が用いら
れる。
固形潤滑剤を充填すると、充填しない場合に比べて転が
り軸受としてのトルクが大きくなる。このため、低トル
クが必要とされる場合は、上記固形潤滑剤に含まれる成
分で、トルクに影響を与える成分である潤滑油の滲出抑
制剤の量を減らしたものを充填した転がり軸受が用いら
れる。
【0004】このとき、潤滑油の滲み出しが生じやすい
ため、転がり軸受をたて軸に使用すると、固形潤滑剤中
の潤滑油が転がり軸受の外部に流出する場合がある。ま
た、この転がり軸受の周囲に木屑、衣類の繊維粉等の油
分を吸い出す作用のあるものが存在すると、固形潤滑剤
中の潤滑油が吸い出される場合がある。このような場
合、転がり軸受の潤滑寿命が短くなることがある。
ため、転がり軸受をたて軸に使用すると、固形潤滑剤中
の潤滑油が転がり軸受の外部に流出する場合がある。ま
た、この転がり軸受の周囲に木屑、衣類の繊維粉等の油
分を吸い出す作用のあるものが存在すると、固形潤滑剤
中の潤滑油が吸い出される場合がある。このような場
合、転がり軸受の潤滑寿命が短くなることがある。
【0005】そこで、この発明の課題は、潤滑油の滲み
出しが抑制されると共に、トルクが低い転がり軸受を提
供することである。
出しが抑制されると共に、トルクが低い転がり軸受を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、転動体が内輪と外輪との間に介在され
ると共に、所定間隔を開けて保持器に保持されており、
この転動体間に挟まれた転動体間隙部に固形潤滑剤が充
填された転がり軸受において、上記固形潤滑剤を充填し
た上記転動体間隙部の数が、上記転動体間隙部の総数よ
り少ないことを特徴としたのである。
め、この発明は、転動体が内輪と外輪との間に介在され
ると共に、所定間隔を開けて保持器に保持されており、
この転動体間に挟まれた転動体間隙部に固形潤滑剤が充
填された転がり軸受において、上記固形潤滑剤を充填し
た上記転動体間隙部の数が、上記転動体間隙部の総数よ
り少ないことを特徴としたのである。
【0007】上記転動体間隙部の全てに固形潤滑剤を充
填せず、その一部に固形潤滑剤を充填したので、固形潤
滑剤により生じる抵抗を減らすことができ、転がり軸受
としてトルクを低下させることができる。
填せず、その一部に固形潤滑剤を充填したので、固形潤
滑剤により生じる抵抗を減らすことができ、転がり軸受
としてトルクを低下させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0009】この発明にかかる転がり軸受は、転動体1
1が内輪12と外輪13との間に介在されると共に、所
定間隔を開けて保持器14に保持されており、この転動
体11間に挟まれた転動体間隙部16に固形潤滑剤15
を充填したものである。
1が内輪12と外輪13との間に介在されると共に、所
定間隔を開けて保持器14に保持されており、この転動
体11間に挟まれた転動体間隙部16に固形潤滑剤15
を充填したものである。
【0010】上記転がり軸受としては、特に限定される
ものではなく、例として、深溝玉軸受等の玉軸受、円筒
ころ軸受や自動調心ころ軸受等のころ軸受等があげられ
る。また、上記転動体11としては、転がり軸受の種類
にあわせて、玉、ころ等が使用される。
ものではなく、例として、深溝玉軸受等の玉軸受、円筒
ころ軸受や自動調心ころ軸受等のころ軸受等があげられ
る。また、上記転動体11としては、転がり軸受の種類
にあわせて、玉、ころ等が使用される。
【0011】上記固形潤滑剤15は、潤滑グリース、潤
滑油、熱可塑性樹脂粉末、及び潤滑油の滲出抑制剤を含
有する。
滑油、熱可塑性樹脂粉末、及び潤滑油の滲出抑制剤を含
有する。
【0012】上記潤滑グリースは、特に限定されるもの
ではなく、石鹸又は非石鹸で増稠した潤滑グリースであ
って、例えばリチウム石鹸−ジエステル系、リチウム石
鹸−鉱油系、ナトリウム石鹸−鉱油系、アルミニウム石
鹸−鉱油系、リチウム石鹸−ジエステル鉱油系、非石鹸
−ジエステル系、非石鹸−鉱油系、非石鹸−ポリオール
エステル系、リチウム石鹸−ポリオールエステル系等の
グリースがあげられる。なお、ここでいう非石鹸として
は、ベントナイト、シリカ、ポリウレア、インダンスレ
ン、銅フタロシアニン等があげられる。
ではなく、石鹸又は非石鹸で増稠した潤滑グリースであ
って、例えばリチウム石鹸−ジエステル系、リチウム石
鹸−鉱油系、ナトリウム石鹸−鉱油系、アルミニウム石
鹸−鉱油系、リチウム石鹸−ジエステル鉱油系、非石鹸
−ジエステル系、非石鹸−鉱油系、非石鹸−ポリオール
エステル系、リチウム石鹸−ポリオールエステル系等の
グリースがあげられる。なお、ここでいう非石鹸として
は、ベントナイト、シリカ、ポリウレア、インダンスレ
ン、銅フタロシアニン等があげられる。
【0013】上記潤滑油は、特にその種類を限定したも
のでなく、一般によく使用されている鉱油潤滑油又は化
学合成で製造した合成潤滑油である。
のでなく、一般によく使用されている鉱油潤滑油又は化
学合成で製造した合成潤滑油である。
【0014】上記合成潤滑油としては、合成炭化水素
油、ポリアルキレングリコール油、ジエステル油、ポリ
オールエステル油、リン酸エステル油、シラン油、ケイ
酸エステル油、シリコーン油、ポリフェニレンエーテル
油、フッ素油等があげられる。
油、ポリアルキレングリコール油、ジエステル油、ポリ
オールエステル油、リン酸エステル油、シラン油、ケイ
酸エステル油、シリコーン油、ポリフェニレンエーテル
油、フッ素油等があげられる。
【0015】上記熱可塑性樹脂粉末は、周知の熱可塑性
樹脂の粉末を限定することなく採用できるが、超高分子
量ポリオレフィン粉末の他、ポリアミド樹脂(ナイロ
ン)、ポリアセタール樹脂、メチルメタアクリル樹脂、
アクリル−スチレン共重合樹脂、ポリスチレン、ABS
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリビニリデンフルオライド、
ポリカーボネート、フッ素樹脂、アセテートセルロー
ス、セルロイド等の熱可塑性樹脂を例示できる。
樹脂の粉末を限定することなく採用できるが、超高分子
量ポリオレフィン粉末の他、ポリアミド樹脂(ナイロ
ン)、ポリアセタール樹脂、メチルメタアクリル樹脂、
アクリル−スチレン共重合樹脂、ポリスチレン、ABS
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリビニリデンフルオライド、
ポリカーボネート、フッ素樹脂、アセテートセルロー
ス、セルロイド等の熱可塑性樹脂を例示できる。
【0016】上記超高分子量ポリオレフィン粉末は、超
高分子量ポリエチレン、超高分子量ポリプロピレン、超
高分子量ポリブテン若しくはこれらの共重合体からなる
粉末又はそれぞれ単独の粉末であってよく、各粉末の分
子量は、粘度法により測定される平均分子量が1×10
6 〜5×106 である。このような平均分子量の範囲に
あるポリオレフィンは、剛性及び保油性において低分子
量のポリオレフィンより優れ、高温に加熱してもほとん
ど流動することがない。
高分子量ポリエチレン、超高分子量ポリプロピレン、超
高分子量ポリブテン若しくはこれらの共重合体からなる
粉末又はそれぞれ単独の粉末であってよく、各粉末の分
子量は、粘度法により測定される平均分子量が1×10
6 〜5×106 である。このような平均分子量の範囲に
あるポリオレフィンは、剛性及び保油性において低分子
量のポリオレフィンより優れ、高温に加熱してもほとん
ど流動することがない。
【0017】また、熱可塑性樹脂粉末の平均粒径は、1
0〜30μmのものを採用して、好ましい結果を得てい
る。
0〜30μmのものを採用して、好ましい結果を得てい
る。
【0018】熱可塑性樹脂の固形潤滑剤中の配合割合
は、95〜1重量%であれば好ましく、その量は組成物
の所望の離油度、粘り強さ及び硬さに依存する。したが
って、超高分子量ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂の配
合量が多いほど、所定温度で分散保持させた後のゲルは
硬くなる。
は、95〜1重量%であれば好ましく、その量は組成物
の所望の離油度、粘り強さ及び硬さに依存する。したが
って、超高分子量ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂の配
合量が多いほど、所定温度で分散保持させた後のゲルは
硬くなる。
【0019】また、この発明の効果を阻害しない配合量
で、上記の熱可塑性樹脂に加えてフェノール樹脂、尿素
樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなる粉末を併
用して添加することもできる。
で、上記の熱可塑性樹脂に加えてフェノール樹脂、尿素
樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなる粉末を併
用して添加することもできる。
【0020】上記潤滑油の滲出抑制剤は、固形潤滑剤の
油性面に滲出する油の離油率を適度に抑え、すなわち、
油の滲み出しを抑制する添加剤であって、例えば、ワッ
クス(ロウ)等の固体ワックス、又はこれを含む低分子
ポリオレフィン等の混合物を採用できる。
油性面に滲出する油の離油率を適度に抑え、すなわち、
油の滲み出しを抑制する添加剤であって、例えば、ワッ
クス(ロウ)等の固体ワックス、又はこれを含む低分子
ポリオレフィン等の混合物を採用できる。
【0021】上記固体ワックスの具体例としては、カル
ナバロウ、カンデリナロウ等の植物性ワックス、ミツロ
ウ、虫白ロウ等の動物性ワックス、又はパラフィンロウ
等の石油系ワックスがあげられる。このような油の滲出
抑制剤の配合割合は、潤滑組成物中1〜50重量%であ
る。この配合割合が多いほど、離油率が抑制でき、油が
滲み出る速度が小さくなる。しかし、50重量%を越え
る多量では、潤滑組成物の強度を低下させることとな
り、また、転がり軸受に充填したときに、トルクが大き
くなるため好ましくない。さらに、1重量%より少なく
すると、転がり軸受に充填したときに、油の滲み出しを
生じさせるので好ましくない。
ナバロウ、カンデリナロウ等の植物性ワックス、ミツロ
ウ、虫白ロウ等の動物性ワックス、又はパラフィンロウ
等の石油系ワックスがあげられる。このような油の滲出
抑制剤の配合割合は、潤滑組成物中1〜50重量%であ
る。この配合割合が多いほど、離油率が抑制でき、油が
滲み出る速度が小さくなる。しかし、50重量%を越え
る多量では、潤滑組成物の強度を低下させることとな
り、また、転がり軸受に充填したときに、トルクが大き
くなるため好ましくない。さらに、1重量%より少なく
すると、転がり軸受に充填したときに、油の滲み出しを
生じさせるので好ましくない。
【0022】以上述べたような固形潤滑剤15は、潤滑
グリースと超高分子量ポリオレフィンを混合した状態で
適当な流動性があり、これを上記軸受間隙部16に注入
して所定温度に加熱して固形化することにより、転がり
軸受に充填することができる。
グリースと超高分子量ポリオレフィンを混合した状態で
適当な流動性があり、これを上記軸受間隙部16に注入
して所定温度に加熱して固形化することにより、転がり
軸受に充填することができる。
【0023】上記の固形潤滑剤15は、上記転動体間隙
部16の少なくとも1か所に充填するが、充填される転
動体間隙部16の数は、転動体間隙部16の総数より少
ない。すなわち、固形潤滑剤15が充填されない転動体
間隙部16が少なくとも1か所は存在する。このよう
に、固形潤滑剤15が充填されない転動体間隙部16を
設けることにより、転がり軸受のトルクを低下させるこ
とができる。このため、固形潤滑剤15の潤滑油の滲出
抑制剤の添加量を下げることを防御でき、転がり軸受か
らの潤滑油の滲み出しを抑制することができる。
部16の少なくとも1か所に充填するが、充填される転
動体間隙部16の数は、転動体間隙部16の総数より少
ない。すなわち、固形潤滑剤15が充填されない転動体
間隙部16が少なくとも1か所は存在する。このよう
に、固形潤滑剤15が充填されない転動体間隙部16を
設けることにより、転がり軸受のトルクを低下させるこ
とができる。このため、固形潤滑剤15の潤滑油の滲出
抑制剤の添加量を下げることを防御でき、転がり軸受か
らの潤滑油の滲み出しを抑制することができる。
【0024】固形潤滑剤15を充填する転動体間隙部1
6の数は、特に限定されるものではなく、転がり軸受の
トルク及び固形潤滑剤による潤滑性能を考慮して決定さ
れる。
6の数は、特に限定されるものではなく、転がり軸受の
トルク及び固形潤滑剤による潤滑性能を考慮して決定さ
れる。
【0025】固形潤滑剤15を転動体間隙部16に充填
するパターンは、特に限定されないが、転がり軸受全体
のバランスから、対称性のあるパターンを有していれば
好ましい。このような例として、図1に示すように、固
形潤滑剤15を充填した転動体間隙部16と、充填しな
い転動体間隙部16を交互に配置したものがあげられ
る。また、固形潤滑剤15を充填した転動体間隙部16
と隣り合う固形潤滑剤15を充填した転動体間隙部16
の間に、固形潤滑剤15を充填しない転動体間隙部16
を2か所又はそれ以上設けたりすることもできる。
するパターンは、特に限定されないが、転がり軸受全体
のバランスから、対称性のあるパターンを有していれば
好ましい。このような例として、図1に示すように、固
形潤滑剤15を充填した転動体間隙部16と、充填しな
い転動体間隙部16を交互に配置したものがあげられ
る。また、固形潤滑剤15を充填した転動体間隙部16
と隣り合う固形潤滑剤15を充填した転動体間隙部16
の間に、固形潤滑剤15を充填しない転動体間隙部16
を2か所又はそれ以上設けたりすることもできる。
【0026】固形潤滑剤15を充填した転動体間隙部1
6と、充填しない転動体間隙部16を交互に配置する場
合は、転動体11の数、すなわち、転動体間隙部16の
数は偶数となることが好ましい。また、固形潤滑剤15
を充填した転動体間隙部16と隣り合う固形潤滑剤15
を充填した転動体間隙部16の間に、固形潤滑剤15を
充填しない転動体間隙部16を2か所設ける場合は、転
動体11の数、すなわち、転動体間隙部16の数は3の
倍数となることが好ましい。
6と、充填しない転動体間隙部16を交互に配置する場
合は、転動体11の数、すなわち、転動体間隙部16の
数は偶数となることが好ましい。また、固形潤滑剤15
を充填した転動体間隙部16と隣り合う固形潤滑剤15
を充填した転動体間隙部16の間に、固形潤滑剤15を
充填しない転動体間隙部16を2か所設ける場合は、転
動体11の数、すなわち、転動体間隙部16の数は3の
倍数となることが好ましい。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、転動体間隙部の全て
に固形潤滑剤を充填せず、その一部に固形潤滑剤を充填
したので、固形潤滑剤により生じる抵抗を減らすことが
でき、転がり軸受としてのトルクを低下させることがで
きる。
に固形潤滑剤を充填せず、その一部に固形潤滑剤を充填
したので、固形潤滑剤により生じる抵抗を減らすことが
でき、転がり軸受としてのトルクを低下させることがで
きる。
【0028】また、潤滑油の滲出抑制剤を必要量だけ添
加させることができるので、潤滑油の滲み出しを防止す
ることができる。
加させることができるので、潤滑油の滲み出しを防止す
ることができる。
【0029】潤滑油の滲み出しが抑制されるので、印刷
機ガイドローラや食品機械等の、潤滑油等の油分が製品
に影響を与える装置であって、低トルクが要求される装
置の部品として有効に使用することができる。
機ガイドローラや食品機械等の、潤滑油等の油分が製品
に影響を与える装置であって、低トルクが要求される装
置の部品として有効に使用することができる。
【図1】(a)この発明に係る転がり軸受の例を示す正
面図 (b)(a)のA−A断面図
面図 (b)(a)のA−A断面図
【図2】従来の転がり軸受の例を示す正面図
1 転動体 2 内輪 3 外輪 4 保持器 5 固形潤滑剤 11 転動体 12 内輪 13 外輪 14 保持器 15 固形潤滑剤 16 転動体間隙部
Claims (1)
- 【請求項1】 転動体が内輪と外輪との間に介在される
と共に、所定間隔を開けて保持器に保持されており、こ
の転動体間に挟まれた転動体間隙部に固形潤滑剤が充填
された転がり軸受において、 上記固形潤滑剤を充填した上記転動体間隙部の数が、上
記転動体間隙部の総数より少ないことを特徴とする転が
り軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350094A JPH10184703A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350094A JPH10184703A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10184703A true JPH10184703A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18408200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8350094A Pending JPH10184703A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10184703A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2920434A1 (fr) * | 2007-09-04 | 2009-03-06 | Snr Roulements Sa | Composition de lubrifiant solide |
CN105492788A (zh) * | 2013-09-19 | 2016-04-13 | Ntn株式会社 | 固体润滑滚动轴承 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8350094A patent/JPH10184703A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2920434A1 (fr) * | 2007-09-04 | 2009-03-06 | Snr Roulements Sa | Composition de lubrifiant solide |
CN105492788A (zh) * | 2013-09-19 | 2016-04-13 | Ntn株式会社 | 固体润滑滚动轴承 |
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BHUSHAN | Development of low-friction elastomers for stern-tube bearings[Final Report, 1 Oct. 1979- 31 Jul. 1980] |