JPH10184565A - 溶湯搬送ポンプ及び溶湯の搬送方法 - Google Patents

溶湯搬送ポンプ及び溶湯の搬送方法

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JPH10184565A
JPH10184565A JP35074696A JP35074696A JPH10184565A JP H10184565 A JPH10184565 A JP H10184565A JP 35074696 A JP35074696 A JP 35074696A JP 35074696 A JP35074696 A JP 35074696A JP H10184565 A JPH10184565 A JP H10184565A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶湯搬送ポンプの製造コスト及びランニング
コストの低減を図る。 【解決手段】 溶湯搬送ポンプPは、溶湯を流すための
配管20の外側に、互いに向かい合う一対のディスク1
1L、11Rを有している。このディスク11L、11
Rの内側の面には、永久磁石14L、14Rが取り付け
られている。駆動手段30が回転駆動すると、このディ
スク11L、11Rが回転し、これに取り付けられてい
る永久磁石14L、14Rも回転する。これに伴い配管
20内の溶湯を貫通する永久磁石14L、14Rからの
磁力線も移動し、溶湯に送り出す力Fが加えられて、配
管20内の溶湯を搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶湯搬送ポンプ及び
溶湯の搬送方法に関するものであり、特に、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅等の導電性非磁性材を原料と
する製品の製造に際し、このアルミニウム、アルミニウ
ム合金、銅等が溶解してできた溶湯を所定の場所、例え
ば、ダイカスト用金型や各種の鋳型等へ搬送する永久磁
石式の溶湯搬送ポンプ及び溶湯の搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の溶湯搬送ポンプとして
は、インペラーを配管内の溶湯に直接挿入し、このイン
ペラーをモータで回転させて、溶湯を搬送するインペラ
ー式のものがあった。また、電磁樋式と呼ばれる、樋の
下に電磁コイルを埋設し、移動磁界を発生させて電磁力
により溶湯を搬送する電磁樋式のものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のインペラー式の
ものでは、高温の溶湯内にインペラーを直接挿入して回
転させるため、インペラーの寿命が著しく短いという問
題があった。また、インペラーを介して溶湯の熱がモー
タに伝わり、いわゆるポンプ全体が高温となることか
ら、ポンプの冷却に冷風を送る機構が必要となり、構造
が複雑で、高価格化するとともに、操作性も良くないと
いう問題があった。
【0004】一方、電磁樋式のものでは樋内の溶湯にま
で磁力線を通さねばならないため、電磁コイルに大電流
を供給しなければならなかった。このため、電磁コイル
における発熱が著しく大きく、この冷却のためにコイル
素材として中空銅線を用いて、この中空銅線内に冷却水
を循環させることにより冷却していた。この中空銅線の
冷却水用の通路の内側直径は、通常、約4mmから6m
m程度と細く、スケール等の異物により詰まりやすかっ
た。中空銅線の通路が詰まると、電磁コイルの冷却が不
十分となり、電磁コイルの発熱により電磁コイルが焼損
するという問題があった。また、コイルに大電流を流す
必要があるため、消費電力が非常に大きく、ランニング
コスト、製造コストも高かった。しかも、消費電力が大
きいにもかかわらず、搬送ポンプの揚程は小さかった。
さらに、コイル素材として中空銅線を用い、冷却水の循
環装置を設ける必要があることから、装置が大規模にな
るとともに、製造コストの増加も招いていた。
【0005】このように、これら従来型のいずれのもの
も多くの問題点を抱えていた。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、構造が簡単で、製造コス
ト及びランニングコストが安価で、故障が生ずる可能性
が低く、省スペースで、可搬式の溶湯搬送ポンプの提供
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る溶湯搬送ポンプは、導電性非磁性材が
溶解してできる溶湯を流すための配管と、この配管中の
前記溶湯中に磁力線を貫通させ、この磁力線を移動させ
ることにより生じる力によって、前記配管中の前記溶湯
を搬送する永久磁石と、を備え、前記配管は少なくとも
その一部がほぼ円弧状に曲げ加工された円弧部を有し、
前記永久磁石は、前記配管の前記円弧部の円弧に沿って
回転可能に軸支されている、ことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る溶湯搬送
ポンプは、簡単にいえば、溶湯を流すための配管の外側
に回転可能に軸支されたディスクを設け、このディスク
に永久磁石を取り付けるとともに、このディスクを回転
させることにより配管内の溶湯を搬送するものである。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図5に基づいて詳
細に説明する。
【0009】図1は本発明の溶湯搬送ポンプの正面図で
あり、図2は図1のII−II線断面図である。図1は、図
2との関係でいえば、図2の矢印A方向から見た図であ
る。特に図2からもわかるように、溶湯搬送ポンプP
は、強磁性材からなる円盤状のディスク11L、11R
を一対有している。これらのディスク11L、11Rは
回転可能に軸支されている。すなわち、これらのディス
ク11L、11Rの中心を回転軸12が貫通して互いに
連結されており、両ディスクが距離的に離れた状態で、
同心的に一体に回転するようになっている。この回転軸
12の左右両端はベアリングを備えた支持部13L、1
3Rによって回転自在に両持支持されている。前記ディ
スク11L、11Rの互いに向かい合う内側の面には、
それぞれ永久磁石14L、14Rが取り付けられてい
る。これらの永久磁石14L、14Rは、ステンレス等
の非磁性材からなるカバー15L、15Rで覆われてい
る。前記ディスク11L、11Rと前記回転軸12とに
よって、永久磁石14L、14Rを移動させるための、
本実施形態における磁界移動手段が構成されている。特
に図1からもわかるように、前述の永久磁石14は、デ
ィスク11にほぼ90度間隔で4個づつ設けられてい
る。例えば、左側のディスク11Lには、永久磁石14
La乃至14Ldの4つが設けられている。これら永久
磁石14La乃至14Ldは、正面から見た状態におい
て、交互に極性が異なるように配置されている。図2か
らもわかるように、ディスク11Lと向かい合うディス
ク11Rにも、永久磁石14Ra乃至14Rdの4つの
永久磁石が取り付けられている。これら図中右側に設け
られた永久磁石14Ra乃至14Rdも前述の図中左側
に設けられた永久磁石14La乃至14Ldと同様に、
交互に極性が異なるように配置されている。
【0010】特に図2からわかるように、図中左側のデ
ィスク11Lに設けられた永久磁石14La乃至14L
dと、これに向かい合う図中右側のディスク11Rに設
けられた永久磁石14Ra乃至14Rdは、その向かい
合う極が異なるように、すなわち互いに引き合うように
配置されている。例えば、永久磁石14Laの内側には
S極が配置され、これと向かい合う永久磁石14Raの
内側にはN極が配置される。このため、永久磁石14R
aから永久磁石14Laに向かって磁力線が配管20内
の溶湯を貫通する。また、永久磁石14Ldの内側には
N極が配置され、これと向かい合う永久磁石14Rdの
内側にはS極が配置される。このため、永久磁石14L
dから永久磁石14Rdに向かって磁力線が配管20内
の溶湯を貫通する。このような図中左側の永久磁石14
Lと図中右側の永久磁石14Rとの互いに向かい合う極
が異なる関係、すなわち互いに引き合う関係は、ディス
ク11Lとディスク11Rとが回転軸12を介して一体
に回転するので、変わることはない。
【0011】前述の永久磁石14Lと永久磁石14Rと
の間には、非磁性ステンレス材、セラミック材、耐熱レ
ンガ等の材料からなる配管20が、これらの永久磁石1
4L、14Rと接触しないように設けられている。この
配管20内においては、前述のディスク11L、11R
の回転駆動により、アルミニウム、アルミニウム合金、
銅等の導電性非磁性材が溶解してできた溶湯が流れるよ
うになっている。
【0012】特に図1からわかるように、配管20は管
21とその両端に形成されたフランジ部22、23から
構成されている。図中左側のフランジ部22側には吸入
口24が形成されており、図中右側のフランジ部23側
には、吐出口25が形成されている。すなわち、吸入口
24から取り込まれた溶湯は溶湯搬送ポンプPにより吐
出口25から送り出されるようになっている。管21
は、ディスク11L、11Rの永久磁石14L、14R
の取付位置に沿うように、ディスク11と同心的に下方
へ円弧状に曲げ加工された円弧部21aを備えている。
配管20は、前述のフランジ部22、23により、図示
しない他の配管に容易に接続することができるようにな
っている。
【0013】図2からわかるように、溶湯搬送ポンプP
の図中左側には、この溶湯搬送ポンプPを回転駆動させ
るための駆動手段30が設けられている。この駆動手段
30はモータ31を備えている。このモータ31の回転
軸には駆動プーリ32が設けられている。この駆動プー
リ32は、ベルト34によって、前記回転軸12の左端
に設けられた非駆動プーリ33と連繋されている。
【0014】次に本実施形態の動作を説明する。図1及
び図2からわかるように、モータ31が回転すると、駆
動プーリ32が回転し、ベルト34を介して非駆動プー
リ33が回転する。これに伴い、回転軸12が回転し、
この回転軸12に固定されているディスク11L、11
Rも回転する。このディスク11L、11Rの回転に伴
い、これに取り付けられている永久磁石14L、14R
も回転する。すると、配管20内の溶湯を貫通している
磁力線も回転し、この磁力線の回転によって溶湯に送り
出す力Fが加えられ、配管20内の溶湯が吸入口24か
ら吐出口25へ送り出される。本実施形態では、ディス
ク11L、11Rの回転数は1000〜3000rpm
程度である。
【0015】より詳しい動作を図3乃至図5に基づいて
説明する。図3は、図1においてディスク11Lを透過
し、かつ、駆動手段30等の一部の部材を省略して渦電
流を示す図であり、図4は、図3におけるディスク11
L、11R及び永久磁石14L、14RのIV−IV線端面
図を用いて磁力線の向きを示す図、図5は同じようにV
−V線端面図を用いて磁力線の向きを示す図である。
【0016】図4及び図5からわかるように、永久磁石
14Lと永久磁石14Rは互いに引き合うように、向か
い合う永久磁石同士の極性が異なるように配置されてい
る。このため、磁力線は永久磁石14Lと永久磁石14
Rとの間を直線的に結び、平行磁場を形成する。すなわ
ち、磁力線が配管20内の溶湯を直線的に貫くこととな
る。しかも、特に図4からわかるように、隣り合う永久
磁石同士の極性が異なるように配置されているので、そ
の磁力線の向きは交互に異なることとなる。
【0017】図3からわかるように、ディスク11L、
11Rが矢印B方向に回転することにより、永久磁石1
4L、14Rが矢印B方向に回転すると、この磁力線も
矢印B方向に回転する。すなわち、交互に向きの異なる
磁力線が次々に配管20の円弧部21aの円弧に沿って
溶湯内を移動することとなる。このとき、溶湯内には、
永久磁石14L、14Rの前後に誘導起電力Eが発生
し、この結果、渦電流が流れる。この渦電流により、永
久磁石14L、14Rと配管20内の溶湯との間に、反
発力f及び吸引力fが生じる。
【0018】例えば、図5からわかるように、永久磁石
14Lbとこれと向かい合う永久磁石14Rbとの間に
は、永久磁石14Lbから永久磁石14Rbへ向かう方
向に磁力線が結ばれている。このため、図3からわかる
ように、この一対の永久磁石14Lb、14Rbが矢印
Bの方向へ動くと、図3において、その移動方向後方の
溶湯内には時計回りの渦電流i1が発生し、その移動方
向前方の溶湯内には反時計回りの渦電流i2が発生す
る。この渦電流i1と永久磁石14Lb、14Rbとの
間には吸引力f1が生じ、この渦電流i2と永久磁石1
4Lb、14Rbとの間には反発力f2が生ずる。
【0019】これと同じ原理により、永久磁石14L
c、14Rcの移動により吸引力f3及び反発力f4
が、永久磁石14Ld、14Rdの移動により吸引力f
5及び反発力f6が生ずる。よって、溶湯を吐出口25
へ送り出す力Fとしてこれらを合計した力が発生する。
すなわち、Fは式(1)で表される。
【0020】 F=f1+f2+f3+f4+f5+f6 (1) この送り出す力Fによって、配管20内の溶湯が吸入口
24から吐出口25へ送り出される。なお、図3に示す
ディスク11の状態では、永久磁石14La、14Ra
は配管20のある位置から外れているので、溶湯の送り
出しに関与していないが、矢印Bの方向へディスク11
がさらに回転し、配管20のある位置に入ることによ
り、溶湯の送り出しに関与するようになる。この永久磁
石14La、14Raと入れ替わりに、永久磁石14L
d、14Rdが配管20のある位置から外れ、溶湯の送
り出しに関与しないようになる。つまり、本実施形態に
おいては、常時3対の永久磁石を用いて、溶湯を送り出
すこととなる。前記誘導起電力Eは、式(2)で表され
る。
【0021】 E=−dΦ/dt (2) Φ:磁束 t:時間 したがって、ディスク11の回転数を上げれば、dtが
小さくなるため、誘導起電力Eは大きくなり、送り出す
力Fも大きくなる。すなわち、モータ31の回転数を上
げるだけで、溶湯搬送ポンプPの送り出す力F、つまり
揚程は大きくなる。
【0022】以上のように、本実施形態の溶湯搬送ポン
プPにおいては、磁界発生部である永久磁石14が配管
20の外部に設けられているので、高温の溶湯に直接さ
らさることはない。このため、従来必要とされた複雑な
冷却装置は不要となり、製造コストの低減、装置の小型
化を図ることができる。しかも、永久磁石14を取り付
けたディスク11を配管20の外側に設置するだけで、
ポンプとして使用できるので、必要に応じて溶湯搬送ポ
ンプを移動させることができ、溶湯搬送ポンプを可搬式
の装置とすることができる。このように装置が単純化す
るので、メンテナンスも不要とすることができる。しか
も、電力としてはモータ31の駆動電力だけで足りるの
で、従来の電磁樋式のポンプのように大電力を必要とし
なくなり、ランニングコストの低減を図ることができ
る。
【0023】さらに、溶湯搬送ポンプPの吐出圧、吐出
量、揚程もディスク11に取り付ける永久磁石14の個
数、磁界の強さ又はモータ31の回転数等を変えること
により、自由に変更することができる。すなわち、設計
自由度の高い、非常に効率のよいポンプとすることがで
きる。
【0024】そのうえ、永久磁石14L、14Rの隣り
合う永久磁石同士の極性が異なるように配置したので、
効率的に配管20内の溶湯を搬送することができる。さ
らにまた、永久磁石14L、14Rの向かい合う永久磁
石同士が互いに引き合うように永久磁石を配置したの
で、溶湯内を磁力線が貫通し、効率的に配管20内の溶
湯を搬送することができる。
【0025】図6は、配管20の他の例を、ディスク1
1L、11Rと永久磁石14L、14Rとの関係で、示
す部分断面図である。この図6からわかるように、配管
20の管21’を、図2に示したような円形断面状の管
21ではなく、矩形断面状の管21’としたものであ
り、この点で上記実施形態と相違する。このような管2
1’を配管20に用いることにより、永久磁石14Lと
永久磁石14Rとの距離Lを可及的に狭めることができ
る。すなわち、矩形状の永久磁石14L、14Rの内側
の面に、近接して沿わせるように管21’を配置するこ
とができる。このため、永久磁石14L、14Rからの
磁力線を無駄なく効率的に管21’内の溶湯に及ぼすこ
とができる。
【0026】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々に変形が可能であり、例えば、上記磁界移動手
段は、ディスク11L、11Rと回転軸12とで構成さ
れたが、他の構成によって永久磁石14L、14Rによ
って生じた磁界を移動させることも可能である。このデ
ィスク11も必ずしも2枚必要なものではなく、どちら
か1枚でもよい。永久磁石14L、14Rの個数につい
ても任意数とすることができる。例えば、永久磁石14
L、14Rを、45度間隔、60度間隔で設けることも
できる。しかも、配管20の湾曲は必ずしも下向きでは
なく、水平方向へ湾曲していてもよく、さらには、この
湾曲は必ずしも必要なものではなく、配管20は直管的
なものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る溶湯搬送ポンプによれば、
導電性非磁性材が溶解してできる溶湯を貫通する磁力線
を発生する永久磁石を設け、この永久磁石を磁界移動手
段で移動させることにより、磁力線が溶湯内を貫通した
状態で移動させて、溶湯に送り出す力を加えることにし
た。このため、溶湯搬送ポンプの製造コスト及びランニ
ングコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶湯搬送ポンプの正面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】磁力線の移動により生ずる渦電流を示す図。
【図4】永久磁石により生ずる磁力線の向きを示す図3
のIV−IV線端面図。
【図5】永久磁石により生ずる磁力線の向きを示す図3
のV−V線端面図。
【図6】配管の他の例を示す部分断面図。
【符号の説明】
P 溶湯搬送ポンプ 11L、11R ディスク 12 回転軸 13 支持部 14L、14R 永久磁石 20 配管 21 管 30 駆動手段 31 モータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
【図 2】
【図 3】
【図 4】
【図 5】
【図 6】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性非磁性材が溶解してできる溶湯を流
    すための配管と、 この配管中の前記溶湯中に磁力線を貫通させ、この磁力
    線を移動させることにより生じる力によって、前記配管
    中の前記溶湯を搬送する永久磁石と、 を備え、 前記配管は少なくともその一部がほぼ円弧状に曲げ加工
    された円弧部を有し、 前記永久磁石は、前記配管の前記円弧部の円弧に沿って
    回転可能に軸支されている、 ことを特徴とする溶湯搬送ポンプ。
  2. 【請求項2】前記永久磁石は所定の間隔で少なくとも2
    つ設けられており、これらの2つの永久磁石の間に前記
    配管の前記円弧部が配置されているとともに、これらの
    2つの永久磁石は互いに向かい合う面に異極がくるよう
    に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の溶
    湯搬送ポンプ。
  3. 【請求項3】前記永久磁石は、回転可能に軸支されたデ
    ィスクの表面に取り付けられている、ことを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の溶湯搬送ポンプ。
  4. 【請求項4】前記配管を挟んで一対のディスクがそれぞ
    れ回転可能に軸支されており、これらの各ディスクの向
    かい合う各面に、それぞれ前記永久磁石が少なくとも1
    つ取り付けられている、ことを特徴とする請求項2又は
    請求項3に記載の溶湯搬送ポンプ。
  5. 【請求項5】前記ディスクには、同心円状に複数の永久
    磁石が取り付けられていることを特徴とする請求項3に
    記載の溶湯搬送ポンプ。
  6. 【請求項6】前記互いに向かい合う一対のディスクのそ
    れぞれには、同心円状に複数の永久磁石が取り付けられ
    ており、 一方のディスクに取り付けられた永久磁石と、他方のデ
    ィスクに取り付けられた永久磁石とは、互いに向かい合
    っていることを特徴とする請求項4に記載の溶湯搬送ポ
    ンプ。
  7. 【請求項7】前記ディスクに同心円状に取り付けられた
    前記複数の永久磁石は、その隣接する永久磁石同士が交
    互に異極になるように配置されたことを特徴とする請求
    項5又は請求項6に記載の溶湯搬送ポンプ。
  8. 【請求項8】導電性非磁性材が溶解してできる溶湯を貫
    通する磁力線を発生する永久磁石と、 前記永久磁石を移動させる磁界移動手段であって、前記
    磁力線が前記溶湯を貫通した状態で前記永久磁石を移動
    させることにより、前記溶湯に送り出す力を加える磁界
    移動手段と、 を備えることを特徴とする溶湯搬送ポンプ。
  9. 【請求項9】永久磁石により生じた磁力線を、導電性非
    磁性材が溶解してできた溶湯内を貫通させ、この磁力線
    が貫通した状態で前記磁力線を移動させることにより、
    前記溶湯に送り出す力を加えて、前記溶湯を搬送するこ
    とを特徴とする溶湯の搬送方法。
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WO2009124510A1 (zh) * 2008-04-10 2009-10-15 北京远望高桥磁能技术有限公司 风冷式铝液永磁泵
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