JPH06105535A - 磁力原動機 - Google Patents
磁力原動機Info
- Publication number
- JPH06105535A JPH06105535A JP27485792A JP27485792A JPH06105535A JP H06105535 A JPH06105535 A JP H06105535A JP 27485792 A JP27485792 A JP 27485792A JP 27485792 A JP27485792 A JP 27485792A JP H06105535 A JPH06105535 A JP H06105535A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- poles
- magnetic
- rotor
- pole
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁石の吸引力、反発力だけで原動機を回す。
【構成】 固定子１側に磁石３，４の両極Ｎ，Ｓを配
し、回転子２側に磁石５の一極Ｎを配した。Ｎ極とＳ極
は吸引し合い、Ｎ極同士は反発するから、回転子２は矢
印方向へ回転する。
し、回転子２側に磁石５の一極Ｎを配した。Ｎ極とＳ極
は吸引し合い、Ｎ極同士は反発するから、回転子２は矢
印方向へ回転する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は磁石の吸引、反発作用
を駆動力とする原動機に関する。
を駆動力とする原動機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の原動機の主力である電動機は、磁
界を横切る導体に電流を流すことによって、回転駆動力
を生ぜしめている。
界を横切る導体に電流を流すことによって、回転駆動力
を生ぜしめている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】磁石は鉄片を近づける
と吸引する。吸引力以上の力で鉄片を引けば磁石から離
れる。これを何度繰返しても、磁石の吸引力は消耗せ
ず、不変である。磁石同士の反発力も吸引力と同様、消
耗しない。この衰えを知らない磁石の吸引力、反発力に
よって原動機を駆動できれば、電気、油等の外部エネル
ギーを使わずに動力を得られる。永久磁石を使えば、永
久無限とはならなくても、磁石の磁力が減衰するまで長
期間にわたり、動力を出し続ける。このような着想を生
かし、具体化したのがこの発明である。
と吸引する。吸引力以上の力で鉄片を引けば磁石から離
れる。これを何度繰返しても、磁石の吸引力は消耗せ
ず、不変である。磁石同士の反発力も吸引力と同様、消
耗しない。この衰えを知らない磁石の吸引力、反発力に
よって原動機を駆動できれば、電気、油等の外部エネル
ギーを使わずに動力を得られる。永久磁石を使えば、永
久無限とはならなくても、磁石の磁力が減衰するまで長
期間にわたり、動力を出し続ける。このような着想を生
かし、具体化したのがこの発明である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の磁力原動機
は、隣接した一対の磁極Ｎ，Ｓを複数対、同一円周上に
飛び飛びに設置した両極併置側と、複数個の単一の磁極
Ｎ又はＳを、上記円周沿いに飛び飛びに設置した一極配
置側とからなり、上記両極併置側、一極配置側の一方は
固定し、他方は上記円周沿いに、該円周と小間隙を保っ
て回転できるようにしたことを特徴とする。
は、隣接した一対の磁極Ｎ，Ｓを複数対、同一円周上に
飛び飛びに設置した両極併置側と、複数個の単一の磁極
Ｎ又はＳを、上記円周沿いに飛び飛びに設置した一極配
置側とからなり、上記両極併置側、一極配置側の一方は
固定し、他方は上記円周沿いに、該円周と小間隙を保っ
て回転できるようにしたことを特徴とする。
【０００５】また上記原動機において、その両極併置側
が固定子で、一極配置側が回転子であり、上記両極併置
側の一対の磁極Ｎ，Ｓは、二枚の板磁石を、極性を逆向
きにして上記円周に直角の向きで抱合せ、両磁石それぞ
れの尖端が両磁石の抱合せ面先端に集ってＮ，Ｓ極にな
ったものであることを特徴とする。
が固定子で、一極配置側が回転子であり、上記両極併置
側の一対の磁極Ｎ，Ｓは、二枚の板磁石を、極性を逆向
きにして上記円周に直角の向きで抱合せ、両磁石それぞ
れの尖端が両磁石の抱合せ面先端に集ってＮ，Ｓ極にな
ったものであることを特徴とする。
【０００６】
【作用】同一円周を境にして通常、外側が固定子、内側
が回転子になる。その固定子と回転子の一方が両極併置
側、他方が一極配置側になる。回転子の回転につれ、併
置した「両極」と「一極」とが接近した後、離れて行く
ようになる。そこで接近中は上記「一極」と「両極」が
吸引し合い、離れて行く所では反発し合う極性にするの
である。つまり「一極」がＮ極なら、「両極」のＳ極を
「一極」を迎える側に置き、隣接するＮ極をその反対側
に置くことになる。これで固定子の各磁極が回転子の各
磁極を吸引後、反発して、回転駆動を続ける。
が回転子になる。その固定子と回転子の一方が両極併置
側、他方が一極配置側になる。回転子の回転につれ、併
置した「両極」と「一極」とが接近した後、離れて行く
ようになる。そこで接近中は上記「一極」と「両極」が
吸引し合い、離れて行く所では反発し合う極性にするの
である。つまり「一極」がＮ極なら、「両極」のＳ極を
「一極」を迎える側に置き、隣接するＮ極をその反対側
に置くことになる。これで固定子の各磁極が回転子の各
磁極を吸引後、反発して、回転駆動を続ける。
【０００７】
【実施例】図１，２はこの発明の一実施例を示す。原動
機の固定子１、回転子２は非磁性体で、この例では固定
子１が両極併置側、回転子２が一極配置側になってい
る。前者は内周に二枚の板磁石３，４の磁極Ｎ，Ｓを出
し、後者は外周に板磁石５のＮ極を出している。後者つ
まり回転子２は図１の矢印方向に回る。板磁石３，４は
抱合わさって一体のようになり、その尖端であるＳ極、
Ｎ極は回転子２と同心の円１０上に、８対が等分布して
いる。その円１０より僅かに内側の円１１に７枚の板磁
石５のＮ極が等分布している。磁石３，４のＳ，Ｎ極の
ピッチより、磁石５のＮ極のピッチが大きい。
機の固定子１、回転子２は非磁性体で、この例では固定
子１が両極併置側、回転子２が一極配置側になってい
る。前者は内周に二枚の板磁石３，４の磁極Ｎ，Ｓを出
し、後者は外周に板磁石５のＮ極を出している。後者つ
まり回転子２は図１の矢印方向に回る。板磁石３，４は
抱合わさって一体のようになり、その尖端であるＳ極、
Ｎ極は回転子２と同心の円１０上に、８対が等分布して
いる。その円１０より僅かに内側の円１１に７枚の板磁
石５のＮ極が等分布している。磁石３，４のＳ，Ｎ極の
ピッチより、磁石５のＮ極のピッチが大きい。
【０００８】従って図１に示すように、固定子１の最上
部のＳ，Ｎ極と、回転子２の一個の磁石５のＮ極が正対
していると、その左側の磁石５のＮ極は固定子１の左側
Ｓ，Ｎ極により吸引され、右側の磁石５のＮ極は固定子
１の右側Ｓ，Ｎ極の反発力を受ける。その他の磁石５の
Ｎ極は固定子１のＳ，Ｎ極から離れていて、弱い吸引、
反発力を受ける。最も回転子２の磁石５を７枚から６枚
に減らすと、固定子１の最下部でも、最上部同様に、回
転子２側のＮ極が、固定子１側のＳ，Ｎ極により強い吸
引、反発を受ける。
部のＳ，Ｎ極と、回転子２の一個の磁石５のＮ極が正対
していると、その左側の磁石５のＮ極は固定子１の左側
Ｓ，Ｎ極により吸引され、右側の磁石５のＮ極は固定子
１の右側Ｓ，Ｎ極の反発力を受ける。その他の磁石５の
Ｎ極は固定子１のＳ，Ｎ極から離れていて、弱い吸引、
反発力を受ける。最も回転子２の磁石５を７枚から６枚
に減らすと、固定子１の最下部でも、最上部同様に、回
転子２側のＮ極が、固定子１側のＳ，Ｎ極により強い吸
引、反発を受ける。
【０００９】なお固定子１は原動機基台６上に固定さ
れ、回転子２は中心に通した原動軸７に締付け固定さ
れ、原動軸７は軸受台８，９により支持され、その一端
に動力取出用プリー又は歯車を取付けるためキー溝１２
を設けている。なお上記実施例は、固定子側磁石３，４
の抱合せ面先端に両磁石尖端が集ってＳ，Ｎ極となって
おり、回転子側磁石５のＮ極も尖端にしている。従って
後者のＮ極が前者のＳ，Ｎ極へ接近する行程と、離れて
ゆく行程の過渡期が極めて短く、接近中は吸引、離反時
は反発と瞬時に切り変わる。しかし磁石３，４の「両
極」を、円１０に外接した一枚の板磁石の両極にした
り、一個の馬蹄形磁石の両極を当てたりしてもよい。
れ、回転子２は中心に通した原動軸７に締付け固定さ
れ、原動軸７は軸受台８，９により支持され、その一端
に動力取出用プリー又は歯車を取付けるためキー溝１２
を設けている。なお上記実施例は、固定子側磁石３，４
の抱合せ面先端に両磁石尖端が集ってＳ，Ｎ極となって
おり、回転子側磁石５のＮ極も尖端にしている。従って
後者のＮ極が前者のＳ，Ｎ極へ接近する行程と、離れて
ゆく行程の過渡期が極めて短く、接近中は吸引、離反時
は反発と瞬時に切り変わる。しかし磁石３，４の「両
極」を、円１０に外接した一枚の板磁石の両極にした
り、一個の馬蹄形磁石の両極を当てたりしてもよい。
【００１０】以上、一実施例について説明したが、固定
子１側を「一極」の磁石５とし、回転子２側を「両極」
の磁石３，４とするとか、磁石５や磁石３，４の先端を
尖らせないまゝにするとか、「両極」磁石３，４、「一
極」磁石５の円周配置の数を変えるとか、相互間隔を定
ピッチでなく、個々に設計配置するとか、特許請求の範
囲、請求項１の「円周」を「直線」に、「回転」を「直
進」に読み換えて、リニアーモータに応用するとか、あ
るいは永久磁石でなく電磁石にして、新型電動機とする
等、この発明の応用範囲は広い。なおこの原動機に制動
機構を加えるとか、固定子と回転子の位置を食い違わせ
て速度制御する等は実施者の工夫に任せる。
子１側を「一極」の磁石５とし、回転子２側を「両極」
の磁石３，４とするとか、磁石５や磁石３，４の先端を
尖らせないまゝにするとか、「両極」磁石３，４、「一
極」磁石５の円周配置の数を変えるとか、相互間隔を定
ピッチでなく、個々に設計配置するとか、特許請求の範
囲、請求項１の「円周」を「直線」に、「回転」を「直
進」に読み換えて、リニアーモータに応用するとか、あ
るいは永久磁石でなく電磁石にして、新型電動機とする
等、この発明の応用範囲は広い。なおこの原動機に制動
機構を加えるとか、固定子と回転子の位置を食い違わせ
て速度制御する等は実施者の工夫に任せる。
【０００１１】
【発明の効果】この発明は電動機のように給電しなくと
も、磁石本来の吸引力、反発力だけで原動機を動かせる
ことを実証した。量産できる永久磁石を固定子、回転子
の所要位置にはめ込むだけであるから、組立、交換の容
易さは電動機の比で無い。この発明は併置した両極に対
して一極を相対移動させることにより、吸引と反発を回
転駆動力に変えたのであるが、その併置した両極を抱合
せた二枚の板磁石の集中した尖端とすることにより、吸
引と反発の切換えを極めて円滑にし得る。
も、磁石本来の吸引力、反発力だけで原動機を動かせる
ことを実証した。量産できる永久磁石を固定子、回転子
の所要位置にはめ込むだけであるから、組立、交換の容
易さは電動機の比で無い。この発明は併置した両極に対
して一極を相対移動させることにより、吸引と反発を回
転駆動力に変えたのであるが、その併置した両極を抱合
せた二枚の板磁石の集中した尖端とすることにより、吸
引と反発の切換えを極めて円滑にし得る。
【図１】この発明の一実施例の要部正面図。
【図２】同上、側面図。
１ 固定子 ２ 回転子 ３ 板磁石 ４ 板磁石 ５ 板磁石
Claims (2)
- 【請求項１】 隣接した一対の磁極Ｎ，Ｓを複数対、同
一円周上に飛び飛びに設置した両極併置側と、複数個の
単一の磁極Ｎ又はＳを、上記円周沿いに飛び飛びに設置
した一極配置側とからなり、 上記両極併置側、一極配置側の一方は固定し、他方は上
記円周沿いに、該円周と小間隙を保って回転できるよう
にしたことを特徴とする磁力原動機。 - 【請求項２】 請求項１の磁力原動機において、 その両極併置側が固定子で、一極配置側が回転子であ
り、 上記両極併置側の一対の磁極Ｎ，Ｓは、二枚の板磁石
を、極性を逆向きにして上記円周に直角の向きで抱合
せ、両磁石それぞれの尖端が両磁石の抱合せ面先端に集
ってＮ，Ｓ極になったものであることを特徴とする磁力
原動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27485792A JPH06105535A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 磁力原動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27485792A JPH06105535A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 磁力原動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06105535A true JPH06105535A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17547546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27485792A Pending JPH06105535A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 磁力原動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06105535A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000058516A (ko) * | 2000-06-08 | 2000-10-05 | 이예순 | 직류발전기 |
| KR100388248B1 (ko) * | 2000-02-10 | 2003-06-18 | 엘지전자 주식회사 | 단상 에스알엠의 파킹 장치 |
| JP2011152033A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-08-04 | Yuichi Obara | 磁石を備えた回転駆動装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60226766A (ja) * | 1984-04-21 | 1985-11-12 | Kakushin Kogyo Kk | 原動力装置 |
| JPS60241769A (ja) * | 1984-05-12 | 1985-11-30 | Kakushin Kogyo Kk | 発電装置 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP27485792A patent/JPH06105535A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60226766A (ja) * | 1984-04-21 | 1985-11-12 | Kakushin Kogyo Kk | 原動力装置 |
| JPS60241769A (ja) * | 1984-05-12 | 1985-11-30 | Kakushin Kogyo Kk | 発電装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100388248B1 (ko) * | 2000-02-10 | 2003-06-18 | 엘지전자 주식회사 | 단상 에스알엠의 파킹 장치 |
| KR20000058516A (ko) * | 2000-06-08 | 2000-10-05 | 이예순 | 직류발전기 |
| JP2011152033A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-08-04 | Yuichi Obara | 磁石を備えた回転駆動装置 |
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