JPH10184529A - フライホイールエネルギー貯蔵装置 - Google Patents

フライホイールエネルギー貯蔵装置

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JPH10184529A
JPH10184529A JP35466396A JP35466396A JPH10184529A JP H10184529 A JPH10184529 A JP H10184529A JP 35466396 A JP35466396 A JP 35466396A JP 35466396 A JP35466396 A JP 35466396A JP H10184529 A JPH10184529 A JP H10184529A
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JP
Japan
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flywheel
magnetic
bearing
rotating shaft
rotary shaft
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Pending
Application number
JP35466396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Fukuyama
寛正 福山
Hiromitsu Muraki
宏光 村木
Takeshi Takizawa
岳史 滝澤
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
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Publication of JPH10184529A publication Critical patent/JPH10184529A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids

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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成に関わらず、信頼性を高めること
ができるフライホイールエネルギー貯蔵装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 磁気軸受17が、フライホイール15を
備えた回転軸14の重量を支持する力に玉軸受16の予
圧を加えた力と等しい磁気力で、回転軸14を上方に付
勢し、回転軸14のラジアル荷重を主として玉軸受16
が支持するようになっているので、回転軸14は、バラ
ンスよくスラスト及びラジアル方向に支持され、静止時
においても安定よく自立でき、また回転時においても、
予圧の作用した玉軸受16に安定した回転状態で支持さ
れるようになっている。更に、玉軸受16には、スラス
ト方向には予圧荷重のみが付与されるため、玉軸受16
の高寿命が図れ、かかるフライホイールエネルギー貯蔵
装置を電気自動車等に搭載しても安定して機能を発揮で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フライホイールエ
ネルギー貯蔵装置に関し、特に電気自動車に組み付けて
制御時にエネルギーを回収して貯蔵しておく為の装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電気自動車等において、減速時
にエネルギーを貯蔵しておくためのフライホイールエネ
ルギー貯蔵装置が知られている。かかるフライホイール
エネルギー貯蔵装置は、大きな慣性を有するフライホイ
ールを常時回転させておき、電気自動車の減速時にエネ
ルギーを、フライホイールの回転数を上げることによっ
て装置内に蓄え、一方電気自動車が加速するときに必要
なエネルギーを回転するフライホイールから供給するよ
うにするものである。
【0003】このようなフライホイールエネルギー貯蔵
装置は、例えば特開昭61−94532号に開示されて
いる。図3は、かかる従来技術によるフライホイールエ
ネルギー貯蔵装置の軸線方向断面図である。図3におい
て、大きな慣性を有する回転軸2は、上部を磁気軸受1
により支持され、下部を流体潤滑ピボット軸受4により
支持されている。回転軸2の円筒部5内には、ステータ
7とロータ6からなる発電モータ8が設けられている。
また、回転軸2は上部がもっとも大径である。
【0004】この従来の装置においては、上部の磁気軸
受1は、その磁気力により回転軸2を上向きに吸引し、
下部のピボット軸受4が支持する回転軸2の重量(スラ
スト荷重)の負担を軽減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
フライホイールエネルギー貯蔵装置を、実際に電気自動
車に搭載すると、走行状況や道路状況により、装置に上
下方向振動・横方向振動が加えられ、衝撃に対して下部
の流体潤滑のピボット軸受部において、液面変動が生
じ、それにより潤滑不良が生じてフライホイールエネル
ギー貯蔵装置の機能を損なうおそれがある。
【0006】本願発明は、この様な問題点を解決すべ
く、簡素な構成に関わらず、信頼性を高めることができ
るフライホイールエネルギー貯蔵装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明のフライホイー
ルエネルギー貯蔵装置は、鉛直方向に延在する回転軸
と、この回転軸の一端を支持する転がり軸受と、この回
転軸の他端部を支持する磁気軸受とを備え、上記回転軸
はフライホイールを備え、前記磁気軸受が、前記回転軸
の重量を支持する力に前記転がり軸受の予圧を加えた力
と等しい磁気力で、前記回転軸をスラスト方向に付勢
し、前記回転軸のラジアル荷重を主として前記転がり軸
受が支持するようになっている。
【0008】
【作用】本願発明のフライホイールエネルギー貯蔵装置
によれば、前記磁気軸受が、前記回転軸の重量を支持す
る力に前記転がり軸受の予圧を加えた力と等しい磁気力
で、前記回転軸をスラスト方向に付勢し、前記回転軸の
ラジアル荷重を主として前記転がり軸受が支持するよう
になっているので、前記回転軸は、バランスよくスラス
ト及びラジアル方向に支持され、静止時においても安定
よく自立でき、また回転時においても、予圧の作用した
前記転がり軸受により安定した回転状態で支持されるよ
うになっている。更に、前記転がり軸受には、スラスト
方向には予圧荷重のみが印加されるため、前記転がり軸
受の高寿命化が図れ、かかるフライホイールエネルギー
貯蔵装置を電気自動車等に搭載しても安定して機能を発
揮できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の一
例を示している。尚、図示の例は、電気自動車に組み付
けて減速時にエネルギーを回収して貯蔵しておくための
電力貯蔵装置として構成したものを示している。中空の
ケーシング9の外周面の直径方向反対側2個所位置に互
いに同心に固設した枢軸10、10は、支持枠11を構
成する一対の支持腕12、12の先端部に、それぞれ軸
受13、13により、揺動変位自在に支持されている。
又、上記支持枠11は、上記枢軸10、10と直交する
方向に設けた、図示しない別の一対の枢軸により、やは
り図示しない別の支持枠に、揺動変位自在に支持されて
いる。
【0010】なお、上記支持枠11と別の支持枠とはジ
ンバル機構を構成し、次述する回転軸14は自動車の姿
勢が変化してもほぼ鉛直軸を保ち、フライホイールエネ
ルギー貯蔵装置を組み付けた電気自動車の運動性能に悪
影響が及ぶことを防止している。
【0011】上記ケーシング9の内側中心部には回転軸
14を、鉛直方向に配設している。そして、この回転軸
14の下端を転がり軸受である玉軸受16により、同じ
く上端部を磁気軸受17により、それぞれ上記ケーシン
グ9に対し回転自在に支持している。上記玉軸受16
は、内輪16aと、外輪16bと、両輪間に介在する複
数の玉16cとを備える。
【0012】玉軸受16と玉軸受16の半径方向外方に
位置するケーシング9の円筒部との間には、円筒部材2
0が配置され、更に円筒部材20とケーシング9の底部
とを細長い可撓棒21により連結している。可撓棒21
は、円筒部材20とケーシング9とに一体になってお
り、円筒部材20の半径方向の移動は許容するが、軸線
方向上方への移動は禁止するように機能する。可撓棒2
1に作用するスラスト(引っ張り)荷重は、玉軸受16
の予圧に足る程度に低いため、可撓棒21は比較的細く
て足る。円筒部材20の外周面とケーシング9との間に
は、減衰機能を有するO−リング22が設けられてい
る。可撓棒21の弾性機能とO−リング22の減衰機能
とで、円筒部材20は効果的に制振される。また、玉軸
受16には磁気軸受17によってフライホイール15を
備える回転軸14の重量に起因する軸方向荷重がほとん
ど作用しないと共に上方に軽い予圧が付与されているの
で、玉軸受16は長寿命化が図られるとともにガタのな
い状態で回転軸14を支持できる。
【0013】又、上記回転軸14が備える軸14aの軸
方向中間部で発電機兼用モータ8aより上記玉軸受16
寄り部分には、フライホイール15を、支持ブラケット
32を介して固設している。即ち、回転軸14はフライ
ホイール15と支持ブラケット32とを備えている。こ
のフライホイール15は、鋼、アルミニウム合金等の金
属製の素材又は繊維入り強化プラスチックより成り、こ
れらの材料を加工して、全体を円輪状に形成されてお
り、またフライホイール15は外周部が回転軸14では
もっとも大径である。図示の例ではこのフライホイール
15は、外周部を内周部より軸方向に厚さ寸法を大きく
して回転時のモーメントを大きくし、回転時に貯蔵可能
な運動エネルギーを十分に確保自在としている。フライ
ホイール15は、玉軸受16寄り部分に位置するため、
回転軸14のラジアル荷重は主として玉軸受16に支持
される。
【0014】一方、上記回転軸14の上端部を磁気的に
支持する磁気軸受17は、この回転軸14の軸14aの
上端寄り部分に固定した円輪状の磁性体の磁気ロータ2
5と、前記ケーシング9の上端部の蓋部29の下面に固
定した、円輪状の磁気ステータ26とを備えている。即
ち、回転軸14は磁気ロータ25を備えている。磁気ス
テータ26は、リング状の永久磁石27と、永久磁石2
7の下面の磁極に固定した磁性体のリング状の軸心側ヨ
ーク51と、永久磁石27の上面の磁極に固定した磁性
体のリング状の外周側ヨーク52とを備えている。磁気
ロータ25と磁気ステータ26とで磁気回路を構成する
受動型スラスト磁気軸受となっている。磁気軸受17
は、磁気ロータ25、後述のロータ6a、支持ブラケッ
ト32及びフライホイール15を有する回転軸14の重
量を支持すると共に、玉軸受16に上方向への予圧を与
える。
【0015】この磁気ステータ26は、断面がU字形状
となっていて、永久磁石27のN極から磁気ステータ2
6と磁気ロータ25とを介して永久磁石のS極へ流れる
磁束の密度を高くして、上記磁気軸受17のスラスト及
びラジアルの軸受負荷容量を確保する役目を果たす。
【0016】更に、磁気ステータ26の下面26aと磁
気ロータ25の上面25aには、回転軸14が鉛直方向
に延在する図1の状態で、輪状の複数の山と谷(円周
溝)が鉛直方向に山と山若しくは谷と谷とを対向するよ
うにそれぞれ形成されてなる。磁束は山から山へと流れ
るため、回転軸14が半径方向荷重を受けてケーシング
9に対して半径方向に変位した場合には、流れる磁束が
山と山との離隔を妨げ、それにより回転軸14にラジア
ル方向の求心力が発生し、回転安定性が向上するように
なっている。
【0017】又、上記蓋部29の下面中央部に固設した
円筒部28の内周面には玉軸受のタッチダウン軸受30
を固定し、このタッチダウン軸受30の内周面を、上記
回転軸14の上端部で上記磁気ロータ25よりも上方に
突出した部分の外周面に、ラジアル隙間を介して対向さ
せている。このタッチダウン軸受30は、不測の外力等
により上記回転軸14の上端部がラジアル方向に変位し
た場合にこの上端部を支承し、次述するロータ6aの外
周面とステータ7aの内周面とが擦れ合うことを防止す
る。それにより、回転軸14の回転時には回転軸14と
ケーシング9との非接触状態を維持し、フライホイール
15の回転エネルギーロスを減少させることができる。
【0018】更に、前記フライホイール15よりも上記
磁気軸受17寄り部分には、回転軸14の軸14aにロ
ータ6aを固定している。従って、回転軸14はロータ
6aを備えている。又、上記ケーシング9の中間部内周
面にはステータ7aを固定している。そして、上記ロー
タ6aの外周面とステータ7aの内周面とを対向させる
ことにより、発電機兼用モータ8aを構成している。
【0019】上述の様に構成する本発明のフライホイー
ルエネルギー貯蔵装置により、電気エネルギーをフライ
ホイール15の回転運動としての運動エネルギーに変換
して貯蔵する際には、上記ステータ7aに通電する。例
えば上記フライホイールエネルギー貯蔵装置を電気自動
車に組み込んだ場合、減速時(制動時を含む)に駆動用
の電動モータと上記ステータ7aとを導通させることに
より、減速に基づいて上記電動モータが発電した電力を
上記ステータ7aに流す。
【0020】この結果、上記発電機兼用モータ8aが電
動モータとして機能し、上記フライホイール15を有す
る回転軸14を回転させる。これに対して、例えば加速
のため、このフライホイール15に運動エネルギーとし
て貯蔵されたエネルギーを電気エネルギーに変換して取
り出し、上記駆動用の電動モータに通電する際には、上
記発電兼用モータ8aを発電機として機能させ、上記ス
テータ7aから取り出した電力を上記駆動用の電動モー
タに送る。
【0021】上述のように構成され作用する本発明のフ
ライホイールエネルギー貯蔵装置においては、上記発電
機兼用モータ8aを、回転軸14の軸方向中間部外周面
と、前記ケーシング9の内周面との間に設けている。こ
の為、上記フライホイール15及び発電機兼用モータ8
aの形状及び設置構造が単純になる。従って、構成各部
の加工並びに組み付けコストを低減して、安価に製作で
きる。
【0022】又、フライホイール15は、前述した従来
構造のように、ステータ7を囲むための円筒部5(図
3)を持たないため、このフライホイール15の遠心破
壊強度が飛躍的に向上し、このフライホイール15をよ
り高速回転させて、より多くのエネルギーを貯蔵するこ
とが可能になる。又、上記発電機兼用モータ8aを構成
するロータ6aは、上記回転軸14の軸14aの外周面
に直接固定するため、外径が小さくて済む。従って、上
記回転軸14を高速回転させた際にこのロータ6aに加
わる遠心力は限られたものとなる。このため、このロー
タ6aの遠心破壊強度を確保することが容易となる。
【0023】なお、上記回転軸14の上端部を支承する
ための磁気軸受17として図示の例では、磁気ロータ2
5と磁気ステータ26との間に働く吸引力を利用した非
制御型のものを示しているが、永久磁石同士の間に働く
磁気吸引力、或いは磁気反発力を利用した非制御型の磁
気軸受を使用することもできる。更に、コストをかけ
ず、しかも電力消費を少なくする面から、上記回転軸1
4の上端部を支承する磁気軸受は、上述のような非制御
型のものが好ましい。但し、用途によっては、電磁石へ
の通電状況を制御することにより回転軸14のラジアル
方向及びスラスト方向の位置を規制する、制御型の磁気
軸受を使用することもできる。
【0024】更に、図示の例では、フライホイール15
を内蔵したケーシング9を、ジンバル機構を介して支持
している。従って、本発明の電力貯蔵装置を設置した物
体(例えば電気自動車のフレーム)の姿勢が変化して
も、上記ケーシング9の姿勢は、上記フライホイール1
5のジャイロ効果により変化しない。逆に言えば、この
フライホイール15のジャイロ効果が、上記物体の姿勢
変化を妨げることはない。従って、図1に示した電力貯
蔵装置を電気自動車の減速時のエネルギー貯蔵装置とし
て使用した場合に、この電気自動車の運動性能を悪化さ
せることはない。しかも、図1に示したように、フライ
ホイール15及び発電機兼用モータ8aを、玉軸受16
と磁気軸受17との間に配置することにより、これら両
軸受16、17同士の間隔を大きくすれば、外部振動に
より上記回転軸14が傾斜しにくい構造を実現できる。
従って、使用時に複雑な振動が加わり易い、電気自動車
の減速時のエネルギー貯蔵装置としての使用に適した構
造を実現できる。なお、回転軸14と空気との摩擦抵抗
を少なくするために、ケーシング9内を真空にすること
が好ましい。
【0025】図2は、本願発明の別な実施の形態にかか
るフライホイールエネルギー貯蔵装置の断面図である。
図1の実施の形態と同じ点については説明を省略し、異
なる点についてのみ説明する。
【0026】本実施の形態が上述した実施の形態と異な
るのは、玉軸受16の外側の円筒部材120及びその周
辺部分である。円筒部材120は、下端部に半径方向外
方へ延びる鍔部120aを有している。鍔部120aの
下面とケーシング9の下方蓋9aとの間には、下側支持
ボール121が設けられている。一方、鍔部120aの
上面とケーシング9との間には、上側支持ボール122
が設けられている。更に、円筒部材120の外周面とケ
ーシング9との間には、軸方向に隔てて2本のO−リン
グ22が設けられている。2本のO−リング22の間に
は油が密封されている。
【0027】図2の実施の形態によれば、円筒部材12
0の弾性支持機能をO−リング22により担保するとと
もに、その減衰機能を2本のO−リング22間に密封し
た油の、いわゆるスクイーズフィルム効果によって担保
する。また、玉軸受16の半径方向移動は、下側支持ボ
ール121と上側支持ボール122によって自在とな
り、一方、磁気軸受17による回転軸14の上方吸引力
による上方移動は、上側支持ボール122によって阻止
される。
【0028】
【発明の効果】本発明のフライホイールエネルギー貯蔵
装置によれば、前記磁気軸受が、前記回転軸の重量を支
持する力に前記転がり軸受の予圧を加えた力と等しい磁
気力で、前記回転軸をスラスト方向に付勢し、前記回転
軸のラジアル荷重を主として前記転がり軸受が支持する
ようになっているので、前記回転軸は、バランスよくス
ラスト及びラジアル方向に支持され、静止時においても
安定よく自立でき、また回転時においても、予圧の作用
した前記転がり軸受に安定した回転状態で支持されるよ
うになっている。更に、前記転がり軸受には、スラスト
方向には予圧荷重のみが付与されるため、前記転がり軸
受の高寿命化が図れ、かかるフライホイールエネルギー
貯蔵装置を電気自動車等に搭載しても安定して機能を発
揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す軸線方向断面
図。
【図2】本発明の別な実施の形態を示す軸線方向断面
図。
【図3】従来構造の一例を示す縦断面図。
【符号の説明】
6、6a ロータ 7、7a ステータ 8、8a 発電機兼用モータ 9 ケーシング 14 回転軸 15 フライホイール 16 玉軸受 17 磁気軸受 20、120 円筒部材 21 可撓棒 22 O−リング 121 下側支持ボール 122 上側支持ボール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直方向に延在する回転軸と、この回転
    軸の一端を支持する転がり軸受と、この回転軸の他端部
    を支持する磁気軸受とを備え、上記回転軸はフライホイ
    ールを備え、 前記磁気軸受が、前記回転軸の重量を支持する力に前記
    転がり軸受の予圧を加えた力と等しい磁気力で、前記回
    転軸をスラスト方向に付勢し、 前記回転軸のラジアル荷重を主として前記転がり軸受が
    支持するようになっているフライホイールエネルギー貯
    蔵装置。
JP35466396A 1996-12-20 1996-12-20 フライホイールエネルギー貯蔵装置 Pending JPH10184529A (ja)

Priority Applications (1)

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JP35466396A JPH10184529A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 フライホイールエネルギー貯蔵装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35466396A JPH10184529A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 フライホイールエネルギー貯蔵装置

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JPH10184529A true JPH10184529A (ja) 1998-07-14

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JP35466396A Pending JPH10184529A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 フライホイールエネルギー貯蔵装置

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