JPH10184314A - タービン軸受油温度制御装置 - Google Patents

タービン軸受油温度制御装置

Info

Publication number
JPH10184314A
JPH10184314A JP233398A JP233398A JPH10184314A JP H10184314 A JPH10184314 A JP H10184314A JP 233398 A JP233398 A JP 233398A JP 233398 A JP233398 A JP 233398A JP H10184314 A JPH10184314 A JP H10184314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing oil
oil temperature
turbine
temperature
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP233398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3571205B2 (ja
Inventor
Makoto Kawashima
誠 川嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP233398A priority Critical patent/JP3571205B2/ja
Publication of JPH10184314A publication Critical patent/JPH10184314A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3571205B2 publication Critical patent/JP3571205B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N29/00Special means in lubricating arrangements or systems providing for the indication or detection of undesired conditions; Use of devices responsive to conditions in lubricating arrangements or systems
    • F16N29/02Special means in lubricating arrangements or systems providing for the indication or detection of undesired conditions; Use of devices responsive to conditions in lubricating arrangements or systems for influencing the supply of lubricant
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M5/00Heating, cooling, or controlling temperature of lubricant; Lubrication means facilitating engine starting
    • F01M5/005Controlling temperature of lubricant

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PID制御のパラメータの設定値に関係なく
軸受油温度のオーバーシュートを防止することのできる
タービン軸受油温度制御装置を提供すること。 【解決手段】 タービン軸受油温度制御装置に、軸受油
温度調節弁の予め定められた最適開度信号を出力する第
2の関数変換器31と、軸受油温度調節弁の全閉開度値
が設定される最小開度設定器33と、これらの最適開度
信号と全閉開度値とが入力され、タービン軸受油の最適
温度設定値が46度C以上で且つ軸受油温度値が43度
C以上のときには最適開度信号を出力し、それ以外のと
きには全閉開度値を出力する切換器32と、この切換器
の出力とPID演算器27の操作信号出力とが入力され
る高値優先回路34とから構成される軸受油温度オーバ
ーシュート防止回路30を付加したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電所・原子
力発電所或いはコンバインドサイクル発電所等に設置さ
れるスティームタービン或いはガスタービン等の軸受に
供給され、この軸受を潤滑すると共に冷却するタービン
軸受油の温度制御装置の改良に関し、特にタービン軸受
油温度制御装置により制御される軸受油の温度がオーバ
ーシュートするのを防止する軸受油温度オーバーシュー
ト防止回路を備えたタービン軸受油温度制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発電用に供されるスティームタービン或
いはガスタービン等(以下タービンと記す)は、その容
量においては最大級の大型機であり、そのため、運転停
止時にもロータの熱変形を防止するために、毎分数回転
の極めて低速度で回転させるターニングを行い、さらに
起動から運転に向けて数時間かけて極めて徐々に昇速さ
せ、運転時においては毎分数千回転の高速度で回転する
横軸回転機である。
【0003】上記理由から、その軸受に供給して軸受を
潤滑すると同時に冷却するタービン軸受油の温度は、温
度により変化する軸受油の粘度が最適値となるように、
タービンの回転速度に応じて定められた適正な値に厳密
に制御する必要がある。
【0004】図示はしないが、従来のタービン軸受油温
度制御装置においては、タービンの回転速度の上昇時に
於ける軸受油の温度制御に際して発生する軸受油温度の
オーバーシュートを防止するためのオーバーシュート防
止回路は設けられておらず、温度制御のための制御器と
しては、単にPID制御[(P)比例動作+(I)積分
動作+(D)微分動作の3動作制御]のみにより制御ゲ
インを遅くし、軸受油温度の異常上昇時に軸受油冷却水
の送水流量を制御するようにして、軸受油温度が異常に
上昇するオーバーシュートを防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PID
制御だけでは軸受油温度のオーバーシュートを完全に防
止することはできず、無理にオーバーシュートを防止し
ようとして、制御ゲインを調整すると、タービンにより
回転駆動される発電機の負荷運転時における定値制御が
不安定となったり、軸受油冷却水の流量が過流量になっ
て軸受油を過冷却し軸受油温度が異常に低下してしまう
という問題があった。
【0006】上記のように、従来のタービン軸受油温度
制御装置には軸受油温度のオーバーシュートを防止する
ための回路は無く、PID制御の制御ゲインを調整する
と、発電機の負荷制御時の定値制御が不安定となった
り、軸受油冷却水の過流量が発生していた。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、軸受油温度のオーバーシュートを
防止する回路を付加し、PID制御のパラメータの設定
値に関係なく軸受油温度のオーバーシュートを防止する
ことのできるタービン軸受油温度制御装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、タービンの軸受に給油されるタービン軸
受油の流量を軸受油温度調節弁の開度制御によって流量
調整される軸受油冷却水により冷却するタービン軸受油
冷却器と、前記タービン軸受油の温度を検出して軸受油
温度を出力する軸受油温度検出器と、前記タービンの回
転速度を検出して回転速度を出力する回転速度検出器
と、前記回転速度を入力され、前記タービンの回転速度
が予定の範囲内にあるとき入力された回転速度に応ずる
前記タービン軸受油の最適温度設定値を出力する第1の
関数変換器と、前記軸受油温度と前記最適温度設定値と
を入力され、両入力の温度偏差信号を出力する比較器
と、前記温度偏差信号を入力され、この温度偏差信号に
比例+積分+微分の演算を行い、前記軸受油温度調節弁
の操作信号を出力するPID演算器と、前記軸受油温度
を入力され軸受油温度が予定の範囲内にあるとき前記軸
受油温度調節弁の開度を入力された軸受油温度に応じて
予定の最小開度から予定の開度まで開制御する最適開度
信号を出力する第2の関数変換器と、前記軸受油温度調
節弁の予定の最小開度制限値が設定され最小開度制限値
を出力する最小開度設定器と、前記第2の関数変換器の
出力する最適開度信号と前記最小開度設定器の出力する
最小開度制限値とが入力され、前記第1の関数変換器の
出力する最適温度設定値が予定値に達し且つ前記軸受油
温度が予定値未満のときには前記最小開度制限値を出力
し前記第1の関数変換器の出力する最適温度設定値が予
定値に達し且つ前記軸受油温度が予定値以上になると切
換えられて前記最適開度信号を出力する切換器と、前記
PID演算器の出力する操作信号と前記切換器の出力と
が入力され、両入力の中の高い方の値を有する入力を通
過させて前記軸受油温度調節弁へ出力する高値優先回路
とから成ることを特徴とする。
【0009】上記の構成によれば、軸受油温度のオーバ
ーシュート防止回路を付加することにより、タービンの
回転上昇時にタービンの回転速度が例えば3000rp
mに達し、軸受油温度設定値が例えば46度Cになり、
軸受油温度が例えば43〜46度Cの間のときに、軸受
油温度調節弁の最適開度値を例えば0〜15%の間で変
化させ、PID制御による軸受油温度調節弁への開操作
信号が発生する前に軸受油冷却水を通水することにより
PID制御のパラメータの設定値に関係なく軸受油温度
のオーバーシュートを先行的に防止することが可能にな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明のタービン軸受油温
度制御装置の実施の形態を示す図である。
【0011】図1において、10はタービン、10aは
タービン10の軸受、11はタービン10の回転速度を
検出して出力する回転速度検出器で、この場合の検出値
は例えば0〜3600rpmである。
【0012】13は、図示しないタービン軸受油槽から
軸受油ポンプ15により汲上げられ、給油配管16を介
してタービン10の軸受10aへ供給される軸受油を冷
却するための軸受油冷却器であり、17は軸受給油の温
度を検出して出力する軸受油温度検出器である。なお、
軸受10aへ供給された軸受油の軸受函内における温度
は通常最高80度Cまで上昇する。
【0013】19は、図示しない軸受油冷却水温度制御
装置により制御されて予定の一定温度に調整された軸受
油冷却水を、軸受油冷却水配管20を介して軸受油冷却
器13に送水する軸受油冷却水ポンプであり、21は、
軸受油冷却水配管20に設けられ、後述のタービン軸受
油温度制御装置によりその開度が制御されて、軸受油冷
却水の流量を調整する軸受油温度調節弁である。
【0014】25は第1の関数変換器であり、上記の回
転速度検出器11により検出されたタービン10の回転
速度が入力され、この回転速度が予め定められた範囲内
にあるとき、入力されたタービン回転速度に応ずる軸受
油の最適温度信号(最適温度設定値)を出力する。
【0015】26は比較器であり、上記の第1の関数変
換器25の出力である最適温度設定値と上記の軸受油温
度検出器17より得られた軸受油温度とがそれぞれ入力
され両入力温度の温度偏差信号を出力する。
【0016】27は、入力として上記の比較器26の出
力である温度偏差信号が与えられ、この温度偏差信号に
対して、比例(P)+積分(I)+微分(D)の演算を
行って、上記の軸受油温度調節弁21の操作信号を出力
するPID演算器である。
【0017】その全体を一点鎖線で囲み符号30を付し
た部分は、本発明により追加したタービン軸受油の温度
が異常上昇するのを防止するための軸受油温度オーバー
シュート防止回路である。
【0018】このオーバーシュート防止回路30は、第
2の関数変換器31と、固定端子aとbおよびこれらの
固定端子a、b間を切換えて固定端子cとの間を接続す
る切換接触子Tとを有する切換器32と、軸受油温度調
節弁21の最小開度制限値が設定される最小開度設定器
33と、異なる値を有する2つの入力が与えられると、
2つの入力の中の高い方の値を有する入力を通過させて
出力するHVG(高値優先回路)34とから構成され
る。
【0019】第2の関数変換器31は、軸受油温度検出
器17により検出された軸受油温度が入力され、軸受油
温度が予め定められた範囲内にあるとき入力された軸受
油温度に応ずる軸受油温度調節弁21の最適開度信号を
出力する。
【0020】切換器32は、その固定端子aには軸受油
温度調節弁21の例えば0%の最小開度制限値が設定さ
れる最小開度設定器33の設定値出力と、固定端子bに
は第2の関数変換器31の出力とがそれぞれ入力され
る。そして軸受油の最適温度設定値が例えば46度C
で、且つ軸受油の温度が例えば43度C以上の時には、
切換接触子Tは図示のように固定端子b−c間を接続
し、上記以外のタービンのターニング時および昇速時、
降速時等(軸受油の温度が例えば43度C未満)には、
切換接触子Tは自動的に固定端子a側に切換えられて、
固定端子a−c間を接続する。
【0021】高値優先回路34には、その一方の入力と
して切換器32の出力と、他方の入力としてPID演算
器27が出力する操作信号とがそれぞれ入力されて、高
い方の値を有する入力を通過させて出力し、この出力は
軸受油温度調節弁21に加えられる。
【0022】次に、上記構成の本発明の作用を図1〜図
3を参照して詳細に説明するが、本発明においては、下
記の2項が前提条件となっている。
【0023】すなわち、(1) 図示しないタービン軸
受油槽から軸受油ポンプ15により汲上げられ、軸受油
冷却器13により冷却されて給油配管16を介してター
ビン10の軸受10aへ供給されるタービン軸受油の流
量は、予定の一定値に保持されている。
【0024】(2) 軸受油冷却水ポンプ19から吐出
され、軸受油温度調節弁21の開度に応じその流量が調
整されて上記の軸受油冷却器13に送水され、軸受油を
冷却する軸受油冷却水の温度は、本発明には関係のない
軸受油冷却水温度制御装置により調整されて、予定の一
定値に保持されている。
【0025】図2および図3は、本発明の作用を説明す
るための曲線図である。
【0026】図2は、横軸に時間を、縦軸に軸受油温度
(度C)をとり、実線で示す曲線aは、軸受油温度曲線
であり、一点鎖線で示す曲線bは、軸受油の最適温度設
定値曲線である。
【0027】また図3は、横軸に時間を、縦軸に軸受油
温度調節弁21の開度(%)をとり、曲線cは軸受油温
度オーバーシュート防止回路30による軸受油温度調節
弁21に対する開度制限曲線である。
【0028】さて、タービン10の起動前のターニング
中においては、タービン10は毎分数回転の低速で回転
している。この時、軸受油温度調節弁21の最小開度制
限値を設定する最小開度設定器33には、図示のよう
に、例えば最小開度制限値0%が設定されている。
【0029】第1の関数変換器25から出力されるター
ビン軸受油の最適温度設定値は、図示のように、例え
ば、入力されるタービン10の回転数が800rpm未
満においては30度C一定とし、800rpm〜300
0rpmの範囲においては回転数にほぼ比例して直線的
に変化させ、3000rpm以上においては46度C一
定とする。また、第2の関数変換器31から出力される
軸受油温度調節弁21の最適開度信号は、図示のよう
に、例えば、入力されるタービン軸受油の温度が43度
C未満においては0%とし、43〜46度C未満の範囲
においては温度にほぼ比例した開度とし、46度Cにお
いては15%一定とする。
【0030】したがって、ターニング中におけるタービ
ン10の回転数は毎分数回転であるから、第1の関数変
換器25は30度Cの最適温度設定値を出力し、この最
適温度設定値は比較器26にその一方の入力(減算値)
として加えられる。また、軸受油温度検出器17により
検出された軸受油の温度は、比較器26にその他方の入
力(加算値)として加えられるが、このとき軸受油温度
は未だ30度Cに達していないから比較器26の出力で
ある両入力温度の温度偏差信号は負となり、この負出力
は制御に関与しない。
【0031】軸受油温度検出器17により検出された軸
受油の温度は、さらに上記の第2の関数変換器31に加
えられるが、この時の軸受油の温度は43度Cに達して
いないから、切換器32の切換接触子Tは図示とは反対
の固定接点a側に切換えられa−c間が接続されてい
る。そのため、第2の関数変換器31の出力は制御上無
関係となり無視されて、最小開度設定器33に設定され
た軸受油温度調節弁21の最小開度制限値0%が高値優
先回路34にその他方の入力として加えられる。
【0032】したがって、高値優先回路34は、出力を
生じないから軸受油温度調節弁21の開度制御は行われ
ず、軸受油冷却器13には軸受油冷却水は給水されな
い。
【0033】次に、タービン10がターニングを離脱し
て起動し、順次昇速してその回転速度が800rpmに
達し、さらに昇速すると、第1の関数変換器25が出力
する軸受油の最適温度設定値も、30度Cから回転速度
に応じて次第に上昇する。タービン10の回転速度の上
昇につれて、軸受油の温度も次第に上昇して行く。さら
にタービン10の回転速度が上昇して、その回転速度が
3000rpmに達すると、第1の関数変換器25は、
軸受油の最適温度設定値として46度Cを出力する。
【0034】斯くして、軸受油の最適温度設定値が46
度Cに達するが、この時、軸受油の温度は未だ43度C
に達していないから、切換器32の切換条件(軸受油の
最適設定温度が46度Cで且つ軸受油の温度が43度C
以上)は成立せず、a−c間が接続されたままである。
【0035】さらにタービン10が3000rpmを超
えて昇速して行くと、軸受油の温度も更に上昇して43
度Cに達する。すると切換器32の切換条件(軸受油の
最適設定温度が46度Cで且つ軸受油の温度が43度C
以上)が成立し、その切換接触子Tは固定接点aから固
定接点bに切換えられ、図示のようにb−c間が接続さ
れる。
【0036】したがって、高値優先回路34には、第2
の関数変換器31から軸受油の温度が例えば43度Cを
超える温度上昇に応じて例えば0%から次第に上昇し最
大15%までの軸受油温度調節弁21への最適開度信号
が加えられることになる。これにより、軸受油の温度か
例えば43〜46度Cの間のときに、軸受油温度調節弁
21の最適開度値を0〜15%の間で変化させ、PID
演算器27の演算による軸受油温度調節弁21への開操
作信号が発生する前に、第2の関数変換器31からの出
力により軸受油温度調節弁21を開操作して軸受油冷却
水を通水し、軸受油温度のオーバーシュートを先行的に
防止する。このようにして、PID演算器27による制
御のパラメータの設定値に関係なく軸受油温度のオーバ
ーシュートを防止することができる。
【0037】
【発明の効果】以上、本発明について詳細に説明した
が、本発明によれば、タービン軸受油温度制御装置に、
軸受油温度調節弁の予め定められた最適開度信号を出力
する第2の関数変換器と、軸受油温度調節弁の全閉開度
値が設定される最小開度設定器と、これらの最適開度信
号と全閉開度値とが入力され、タービン軸受油の最適温
度設定値が46度C以上で且つ軸受油温度値が43度C
以上のときには最適開度信号を出力し、それ以外のとき
には全閉開度値を出力する切換器と、この切換器の出力
とPID演算器の操作信号出力とが入力される高値優先
回路とから構成される軸受油温度オーバーシュート防止
回路を付加し、高値優先回路の出力により軸受油温度調
節弁の開度制御を行うようにしたから、PID制御によ
る軸受油温度調節弁への開操作信号が発生する前に軸受
油冷却水の通水が可能となり、PID制御のパラメータ
の設定値に関係なく軸受油温度のオーバーシュートを防
止することができる。これにより軸受油温度の異常上昇
を伴うことなく容易に軸受油温度の調整が可能となるタ
ービン軸受油温度制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタービン軸受油温度制御装置の実施の
形態を示す図である。
【図2】本発明の作用を説明するための軸受油温度曲線
図である。
【図3】本発明の作用を説明するための軸受油温度調節
弁の開度制限曲線図である。
【符号の説明】
10 タービン 10a タービン10の軸受 11 回転速度検出器 13 軸受油冷却器 15 軸受油ポンプ 16 給油配管 17 軸受油温度検出器 19 軸受油冷却水ポンプ 20 軸受油冷却水配管 21 軸受油温度調節弁 25 第1の関数変換器 26 比較器 27 PID演算器 30 軸受油温度オーバーシュート防止回路 31 第2の関数変換器 32 切換器 33 最小開度設定器 34 高値優先回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G05D 23/00 G05D 23/00 A 23/19 23/19 J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンの軸受に給油されるタービン軸
    受油の流量を軸受油温度調節弁の開度制御によって流量
    調整される軸受油冷却水により冷却するタービン軸受油
    冷却器と、前記タービン軸受油の温度を検出して軸受油
    温度を出力する軸受油温度検出器と、前記タービンの回
    転速度を検出して回転速度を出力する回転速度検出器
    と、前記回転速度を入力され、前記タービンの回転速度
    が予定の範囲内にあるとき入力された回転速度に応ずる
    前記タービン軸受油の最適温度設定値を出力する第1の
    関数変換器と、前記軸受油温度と前記最適温度設定値と
    を入力され、両入力の温度偏差信号を出力する比較器
    と、前記温度偏差信号を入力され、この温度偏差信号に
    比例+積分+微分の演算を行い、前記軸受油温度調節弁
    の操作信号を出力するPID演算器と、前記軸受油温度
    を入力され軸受油温度が予定の範囲内にあるとき前記軸
    受油温度調節弁の開度を入力された軸受油温度に応じて
    予定の最小開度から予定の開度まで開制御する最適開度
    信号を出力する第2の関数変換器と、前記軸受油温度調
    節弁の予定の最小開度制限値が設定され最小開度制限値
    を出力する最小開度設定器と、前記第2の関数変換器の
    出力する最適開度信号と前記最小開度設定器の出力する
    最小開度制限値とが入力され、前記第1の関数変換器の
    出力する最適温度設定値が予定値に達し且つ前記軸受油
    温度が予定値未満のときには前記最小開度制限値を出力
    し前記第1の関数変換器の出力する最適温度設定値が予
    定値に達し且つ前記軸受油温度が予定値以上になると切
    換えられて前記最適開度信号を出力する切換器と、前記
    PID演算器の出力する操作信号と前記切換器の出力と
    が入力され、両入力の中の高い方の値を有する入力を通
    過させて前記軸受油温度調節弁へ出力する高値優先回路
    と、から成ることを特徴とするタービン軸受油温度制御
    装置。
JP233398A 1998-01-08 1998-01-08 タービン軸受油温度制御装置 Expired - Fee Related JP3571205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP233398A JP3571205B2 (ja) 1998-01-08 1998-01-08 タービン軸受油温度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP233398A JP3571205B2 (ja) 1998-01-08 1998-01-08 タービン軸受油温度制御装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP690895A Division JP2905415B2 (ja) 1995-01-20 1995-01-20 タービン軸受油温度制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10184314A true JPH10184314A (ja) 1998-07-14
JP3571205B2 JP3571205B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=11526396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP233398A Expired - Fee Related JP3571205B2 (ja) 1998-01-08 1998-01-08 タービン軸受油温度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3571205B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224868A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Hitachi Ltd ヒートポンプシステム,ヒートポンプシステムの潤滑水温度調整方法,ヒートポンプシステムの運転方法
CN102094684A (zh) * 2010-12-30 2011-06-15 安阳钢铁股份有限公司 小型透平机组安全保护系统
CN102109865A (zh) * 2010-12-29 2011-06-29 西安陕鼓动力股份有限公司 一种轴向排气型煤气透平的轴承温度冷却控制装置
JP5285707B2 (ja) * 2010-02-19 2013-09-11 三菱重工業株式会社 回転機械の起動方法、及び、風力発電装置の起動方法
CN113532899A (zh) * 2021-07-22 2021-10-22 中国北方车辆研究所 小功率散热性能试验进口油、水温度稳定装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224868A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Hitachi Ltd ヒートポンプシステム,ヒートポンプシステムの潤滑水温度調整方法,ヒートポンプシステムの運転方法
JP5285707B2 (ja) * 2010-02-19 2013-09-11 三菱重工業株式会社 回転機械の起動方法、及び、風力発電装置の起動方法
US8887868B2 (en) 2010-02-19 2014-11-18 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Starting method for rotating machine and starting method for wind turbine generator
CN102109865A (zh) * 2010-12-29 2011-06-29 西安陕鼓动力股份有限公司 一种轴向排气型煤气透平的轴承温度冷却控制装置
CN102094684A (zh) * 2010-12-30 2011-06-15 安阳钢铁股份有限公司 小型透平机组安全保护系统
CN113532899A (zh) * 2021-07-22 2021-10-22 中国北方车辆研究所 小功率散热性能试验进口油、水温度稳定装置
CN113532899B (zh) * 2021-07-22 2023-06-30 中国北方车辆研究所 小功率散热性能试验进口油、水温度稳定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3571205B2 (ja) 2004-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4625125A (en) Method and apparatus for controlling variable-speed hydraulic power generating system
US5563490A (en) Pump system with liquid cooling operation
JPWO2018179789A1 (ja) 気体圧縮機
CN108868908A (zh) 回热小汽轮机的控制方法、装置和回热小汽轮机系统
WO2017022053A1 (ja) 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法
JP3571205B2 (ja) タービン軸受油温度制御装置
CN109357436B (zh) 变频热泵控制方法
JP2905415B2 (ja) タービン軸受油温度制御装置
JP3611349B2 (ja) タービン軸受給油温度制御装置
JP2014084824A (ja) ガスタービン運転制御装置及びその方法並びにそれを備えたガスタービン
JPH05248646A (ja) ボイラ循環ポンプの保護装置
JP2006329624A (ja) ボイラ自動制御装置
CN110326194B (zh) 控制装置
JP2511949B2 (ja) タ−ビン軸受油温度制御装置
JPH0488851A (ja) 回転機の軸受油温度制御システム
JP2018091224A (ja) 制御システム、蒸気タービン、発電プラント及び制御方法
JPH10184316A (ja) 排熱利用の発電制御装置
JP2002267105A (ja) ボイラ自動制御装置
JPH04187829A (ja) ガスタービンエンジンのタービンケースに対する冷却空気流量の調節方法
JPH08135411A (ja) 排熱利用発電所の制御装置
JPS60138209A (ja) 軸受給油温度制御装置
Smirnova et al. Consequence Development Analysis as a Result of Cyberattacks on a Technological Complex with Variable-Frequency Drives
JPH04308303A (ja) タービン軸受油温度制御装置
JPS62271907A (ja) 給油温度制御装置
JPH11336509A (ja) 蒸気タービン冷却蒸気導入時の加減弁制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20040319

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040608

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040623

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees