JPH1018131A - 糸の切断装置 - Google Patents

糸の切断装置

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JPH1018131A
JPH1018131A JP18816196A JP18816196A JPH1018131A JP H1018131 A JPH1018131 A JP H1018131A JP 18816196 A JP18816196 A JP 18816196A JP 18816196 A JP18816196 A JP 18816196A JP H1018131 A JPH1018131 A JP H1018131A
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JP
Japan
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terminal
capacitor
circuit
cutting device
yarn
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JP18816196A
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English (en)
Inventor
Koichiro Oshiumi
幸一郎 鴛海
Takeki Saito
雄来 斎藤
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流電源の負荷を軽減することができる駆動
回路を有する糸の切断装置を提供する。 【解決手段】 コンデンサー17を直流電源5に接続し
て充電を行う第1接続状態(スイッチ手段18がオフ)
と、コンデンサー17をコイル手段15に接続して放電
させる第2接続状態(スイッチ手段18がオン)とに切
り換えるスイッチ手段18とを備える駆動回路とし、徐
々に充電して、一気に放電することができるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紡績機械に用いら
れる糸の切断装置であって、直流電源で駆動される駆動
回路を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】紡績機械に用いられる糸の切断装置は、
紡績機械の糸の走行路の適所に設置され、例えばコント
ローラからの指令によって開閉するスイッチを介して直
流電源に接続されている。前記スイッチが閉じて切断装
置に直流電源からの電流が通電されると、駆動回路が作
動して、糸を切断する動作を行うとともに、表示回路が
点灯する構造になっている。
【0003】このような糸の切断装置の従来例を図6に
より説明する。図6において、糸の切断装置101は、
機械的駆動部分としての機器本体102と、駆動回路1
03とを図示されないケース内に一体的に収納してなる
ものである。
【0004】機器本体102は、固定刃104に対面す
る可動刃105を保持する保持体106を押しバネ10
7で作動方向に付勢するとともに、レバー108に引っ
かけて非作動状態を保つようになったものである。通常
レバー108は押しバネ109で引っかけ位置にあり、
電磁石110で引っかけ位置から退避位置に切り換わ
る。すると、押しバネ107の付勢力で保持体106が
固定刃104に向かって突出し、可動刃105と固定刃
104との間で糸が切断される。なお、保持体106の
図示の退出位置への復帰は人手により行われる。
【0005】つぎに、駆動回路103を説明する。駆動
回路103は正側端子111と負側端子112との間に
接続されたコイル113で電磁石110が作動する構造
になっている。そして、正側端子111からコイル11
3に至る迄の回路に充電コンデンサー114が直列に接
続されてL−C回路を形成し、充電コンデンサー114
と並列にLEDと抵抗からなる表示回路115が接続さ
れている。また、コイル113の負側端子112の側と
表示回路115との間の回路に、表示回路115への逆
流を防止するするとともに通電を可能とするダイオード
116が接続されている。このような駆動回路103の
正側端子111と負側端子112は、直流電源に対して
図示されないスイッチを介して接続されている。
【0006】前述した従来の糸の切断装置101は以下
のように作動する。図示されない前記スイッチが閉じる
と、切断装置の正側端子111と直流電源側の正側端子
112が直流電源に対して短絡されるので、L−C回路
を構成する充電コンデンサ114に充電電流が一気に流
れ電磁石110のコイル113が作動しレバー108が
退避位置になる。すると、機器本体102による糸切断
が行われ、同時に表示回路115のLEDが点灯する。
なお、オペレータによる前記復旧作業の中で、人手で表
示回路115のLEDが消灯され、人手で保持棒106
が図示の実線位置に戻される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の切断装置101
では、スイッチ7が閉じると、充電コンデンサー114
とコイル113のL−C回路で決まる充電カーブに見合
った電流が流れる。ところが、紡績工場では、糸に所定
の加工を施す錘の多数が列設された機台の多数を配設し
て全体を構成しており、各錘毎に糸の切断装置101が
接続される構造になっているため、必然的に、直流電源
には多数の糸の切断装置101が並列に接続されること
になる。そのため、たまたま複数の糸の切断装置101
が重なって作動する場合には、直流電源から流れる電流
値が高くなる。また、多くの錘の糸の切断装置101が
作動し、これらの全部又は殆どがオペレータの復旧作業
を待つ状態になると、表示回路115に流れる電流値も
積算されることになる。そのため、直流電源の電源容量
を多めに見積もる必要があるという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、直流電源の負荷を軽減
することができる駆動回路を有する糸の切断装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうち請求項1にかかる発明は、通電により
糸の切断動作を行わせるコイル手段と、このコイル手段
に対する電流を充電するコンデンサーと、このコンデン
サーを直流電源に接続して充電を行う第1接続状態と、
前記コンデンサーを前記コイル手段に接続して放電させ
る第2接続状態とに切り換え可能に構成されているもの
である。
【0010】請求項2にかかる発明は、請求項1におい
て、前記コンデンサーと前記コイル手段は、前記直流電
源に対して並列に接続可能であり、前記コイル手段と直
列に接続され、且つ前記コンデンサーへの所定の充電に
よって閉作動するスイッチ手段が設けられ、このスイッ
チ手段により前記第1接続状態と前記第2接続状態とに
切り換えられるものである。スイッチ手段が開路である
と、コンデンサーを直流電源に接続して充電を行う第1
接続状態になり、スイッチ手段が閉路であると、コンデ
ンサーをコイル手段に接続して放電させる第2接続状態
になる。
【0011】請求項3にかかる発明は、請求項1におい
て、前記コンデンサーは、前記直流電源に接続可能な第
1端子と第2端子に接続され、前記コイル手段は、前記
第1端子と第3端子に対して接続され、前記第2端子と
前記第3端子を短絡可能とすることによって、前記第1
接続状態と前記第2接続状態とに切り換えられるよう構
成されるものである。第2端子と第3端子がオープンで
あると、コンデンサーを直流電源に接続して充電を行う
第1接続状態になり、第2端子と第3端子が短絡される
と、コンデンサーをコイル手段に接続して放電させる第
2接続状態になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面ととも
に説明する。図1は第1実施形態にかかる糸の切断装置
の特に駆動回路の詳細を示す図である。図1において、
糸の切断装置1は従来の技術で説明したのと同様の機械
的駆動部分を有する装置本体3に図示の駆動回路4Aを
収納して構成されている。すなわち、機器本体3は、固
定刃104に対面する可動刃105を保持する保持体1
06を押しバネ107で作動方向に付勢するとともに、
レバー108に引っかけて非作動状態を保つようになっ
たものである。通常レバー108は押しバネ109で引
っかけ位置にあり、電磁石110で引っかけ位置から退
避位置に切り換わる。すると、押しバネ107の付勢力
で保持体106が固定刃104に向かって突出し、可動
刃105と固定刃104との間で糸が切断される。な
お、保持体106の図示の退出位置への復帰は人手によ
り行われる。この装置本体3は正側端子12と負側端子
13の2端子を有し、この正側端子11と負側端子12
が直流電源5に接続され、コントローラ6からの指令で
開閉する外部スイッチ7の閉路で駆動回路4Aが作動す
る構成になっている。
【0013】このような糸の切断装置1の駆動回路4A
は、正側端子11からの第1主回路13と、負側端子1
2からの第2主回路14と、第1主回路13と第2主回
路14の間に接続されたコイル手段15と、第1主回路
13と第2主回路14の間であって端子11,12に近
い側に並列接続された表示回路16と、第1主回路13
と第2主回路14の間であって表示回路16とコイル手
段15に挟まれた位置に並列接続された充放電コンデン
サー17と、第2主回路14にコイル手段15と直列に
接続されたスイッチ手段(切換手段)18と、第2主回
路14のスイッチ手段18と充放電コンデンサー17と
の間に直列接続されたハンチング防止回路19とを主た
る部分として構成されている。
【0014】また第1主回路13の正側端子11と表示
回路16との間に放電時の逆流を防止するための第1ダ
イオード20が接続され、第1主回路13の表示回路1
6と充放電コンデンサー17との間に充放電コンデンサ
ー17に対する充電電流を制限するための第1抵抗21
が接続されている。
【0015】コイル手段15は、電磁石110に巻かれ
たコイル22と逆流防止(サージ防止)用第2ダイオー
ド23との並列接続体からなっている。表示回路16
は、LED発光体24とLED発光体24に対する電流
制限用の第4抵抗25とを直列に接続したものである。
スイッチング手段18は、第2主回路14に直列接続さ
れる常時開のサイリスタスイッチ26と、このサイリス
タスイッチ26を閉動作(オン動作)させるために第1
主回路15の逆電圧が所定値以上になると逆電流を流す
サイリスタ起動用ツエナーダイオード9と、ツエナーダ
イオード9からサイリスタスイッチ26に向かうゲート
電流を制限する第2抵抗28とからなっている。ハンチ
ング防止回路19は、第2主回路14に接続された第2
コンデンサー29と第2コンデンサー29に対して並列
接続された第3抵抗30とからなり、充放電コンデンサ
ー17からコイル手段15に流れる電流を一時貯留し、
時間をかけて放電しながらサイリスタスイッチ26がオ
ン状態(閉状態)を保持するための最低電流を流すこと
で、作動回路のハンチングを防止している。そのため第
2コンデンサー29は、充放電コンデンサー17と同容
量のものが使用される。
【0016】つぎに、上述した駆動回路4Aの作動を図
1により説明する。糸の切断装置1が設けられた錘にお
ける糸無し信号等を基準にして、コントローラ6が外部
スイッチ7を閉じる。すると、糸の切断装置1の正側端
子11と負側端子12に直流電源5が接続され通電可能
な状態になる。まず、第1主回路13と第2主回路14
に対して並列接続された表示回路16に第4抵抗25で
決まる所定の電流が流れ、LED発光体24が点灯し、
糸の切断装置1が作動したことを表示する。
【0017】この表示回路16の点灯と同時に、第1主
回路13と第2主回路14に対して並列接続された充放
電コンデンサー17に第2抵抗21で決まる所定の電流
が流れて充電される(充電を行う第1接続状態)。この
状態が図5(a)の点から点までの区間で示され
る。そして、充放電コンデンサー17への充電による第
1主回路13の逆電圧がある程度以上になると、スイッ
チ手段18のツエナーダイオード9が作動してゲート電
流を流し、スイッチ手段18のサイリスタスイッチ26
が閉動作する(放電させる第2接続状態)。この状態が
図5(a)の点で表示される。すると、充放電コンデ
ンサー17にチャージされた電流と直流電源5の電流
(但し直流電源5の電流は充放電コンデンサー17の電
流に比べて微小である)とが加算されてコイル手段15
に流れ、糸の切断装置1内の機械的駆動部分が作動して
糸を切断する。この状態が図5(a)の点で表示され
る。そして、ハンチング防止回路19によって作動後の
定常電流が一定に保たれる。この状態が図5(a)の
点で表示される。すなわち、スイッチ手段18が第1接
続状態と第2接続状態とを切り換える切換手段を構成し
ている。
【0018】図2は第2実施形態にかかる糸の切断装置
の特に駆動回路4Bの詳細を示す図である。図1と同様
の装置本体3の中に駆動回路4Bが収納されているが、
装置本体3の図示を省略している。この装置本体4は正
側第2端子31と負側第2端子32(切換手段)と第3
端子33(切換手段)の3端子を有している。この正側
第1端子31と負側第2端子32が直流電源5に接続さ
れ、コントローラ6からの指令で開閉する外部スイッチ
7が直流電源5の負側から分岐する回路に設けられ、こ
の分岐回路が第3端子33に接続されることにより、負
側第2端子32と第3端子33を短絡することができる
ようになっている。
【0019】このような糸の切断装置2に組み込まれた
駆動回路は、正側第1端子31からの第1主回路34と
負側第2端子32からの第2主回路35と、第3端子3
3からの第3主回路36と、第1主回路34と第3主回
路36の間に接続されたコイル手段15と、第1主回路
34と第3主回路36の間であって端子31,33に近
い側に並列接続された表示回路16と、第1主回路34
と第2主回路35の間であって表示回路16とコイル手
段15に挟まれた位置に接続された充放電コンデンサー
17とを主たる部分として構成されている。
【0020】また第1主回路34の正側第1端子31と
表示回路16との間に放電時の逆流を防止するための第
1ダイオード20が接続され、第1主回路34の表示回
路16と充放電コンデンサー17との間に充放電コンデ
ンサー17に対する充電電流を制限するための第1抵抗
21が接続されている。また、コイル手段15は、コイ
ル22と逆流防止(サージ防止)用第2ダイオード23
との並列接続体からなっている。表示回路16は、LE
D発光体24に対する電流制限用の第2抵抗25とを直
列に接続したものである。
【0021】つぎに、上述した駆動回路の作動を図2に
より説明する。図2に示された作動回路においては、充
放電コンデンサー17は常に直流電源5と接続されてお
り、外部スイッチ7の開閉に係わらず充電されている状
態にある(充電を行う第1接続状態)。従って、外部ス
イッチ7を作動させると、即座にコイルL2に電流供給
ができる。停電などにより直流電源5が動作しなくなっ
た場合であっても、充放電コンデンサ17は充電されて
いるため、外部スイッチ7の停電時等の自動的な閉路で
糸の切断装置2を動作させることができる。糸の切断装
置2が設けられた錘における糸無し信号等を基準にし
て、コントローラ6が外部スイッチ7を閉じる。する
と、糸の切断装置2の負側第2端子32と第3端子33
が短絡された状態になり、充放電コンデンサ17とコイ
ル手段15とが第1主回路34と第2主回路35と第3
主回路36を介して閉回路を構成し、充放電コンデンサ
17からコイル手段15へと放電が行われ、機械的駆動
部分の作動による糸の切断が行われる(放電を行う第2
接続状態)。すなわち、負側第2端子32と第3端子3
3の外部スイッチ7等による短絡可能な構成が、第1接
続状態と第2接続状態とを切り換える切換手段を構成し
ている。同時に、第1主回路34と第3主回路36に対
して並列接続された表示回路16に第2抵抗25で決ま
る所定の電流が流れ、LED発光体24が点灯し、糸の
切断装置2が作動したことを表示する。
【0022】つぎに、図1の糸の切断装置1を仮撚機に
適用した場合の例を図3、図4に沿って説明する。図3
は仮撚機における糸の切断装置の接続形態を示すブロッ
ク図であり、図4は仮撚機を構成する一錘の機器構成図
である。
【0023】まず図4により、一錘の機器構成を説明す
る。給糸パッケージP1からフィラメント糸Yが引き出
され、第一フィードローラーF1から一次ヒータH1内
へ導入される。該ヒーターH1を出たフィラメント糸Y
はバルーン制御プレートBCを経てベルト式仮撚装置N
Tに入り、更に第二フィードローラF2、二次ヒータH
2、第三フィードローラF3を経て巻取パッケージP2
に巻き形成される。オートドッファADは紙面厚み方向
に走行自在であり、P2に至る糸を切断して吸引する等
により玉揚げを行う。オートドッファADは、正常に巻
き取りが行われている錘については作動するが、途中で
糸切れが発生した錘に対しては作動せず、パスする。
【0024】フィラメント糸Yが走行する上記の経路の
途中において、糸の切断装置1およびフィーラー8が設
けられる。フィーラー8はできるだけ下流側に設けら
れ、途中の機器への巻き付け等による糸切れを検出す
る。そのため、第三フィードローラF3を経た後、巻取
パッケージP2に至る手前に設けられている。糸の切断
装置1はできるだけ上流側に設けられ、下流側への糸の
供給を停止する。そのため、給糸パッケージP1を出た
後、第一フィードローラーF1に至る手前に設けられて
いる。
【0025】図3において、図4の如き錘がナンバー1
からナンバー216まで216錘まで備えられており、
この216錘が12錘毎にグルーピングされて制御され
る構成になっている。そのため、ナンバー1からナンバ
ー18までのスパンコントローラ9が設置され、各スパ
ンコントローラ9に12個のフィラー8が接続され、ス
パンコントローラがフィラー8に対応する糸の切断装置
1をスイッチ7を介して作動させる。したがって、21
6錘の仮撚機一台で、ナンバー1からナンバー216ま
での糸の切断装置1が共通の直流電源5に並列に接続さ
れる。
【0026】フィーラー8は、各錘での糸の走行を監視
しており、図示しないセンサを備えている。図4の糸走
行途中にある各機器例えば第2フィードローラF2に糸
の巻き付きが発生したとすると、フィーラー8には糸が
到達せず、糸切れがフィーラー8により検出される。す
ると、スパンコントローラー9は、対応する糸の切断装
置1を作動させて、これ以上の第2フィードローラF2
への糸の巻き込みを阻止する。フィーラー8で糸の切断
装置1が作動したことは図示されないメインコトローラ
などに表示され、オペレータの点検及び復旧作業を待
つ。この間、その錘の糸の切断装置1の表示回路が点灯
したままである。オペレータの点検が遅れると、表示回
路が点灯した糸の切断装置1の数が増えることがある。
また、糸の切断装置1がたまたま重なって作動する場合
もある。このようなことを考慮して直流電源5の容量を
決めることになるが、個々の切断装置1の作動時の電流
値を図1の作動回路によって下げることができると、直
流電源5の容量を下げることが可能になる。また、同じ
容量の直流電源5であっても、表示回路が点灯した糸の
切断装置1の数の合計許容数を上げることができる。
【0027】
【実施例】次に、図1の糸の切断装置1の作動例を図6
の従来の糸の切断装置の作動例と対比して説明する。図
5(a)は図1の本実施形態にかかる糸の切断装置の放
電カーブを示し、図5(b)は図6の従来例にかかる糸
の切断装置を用いた場合の直流電源から流れる電流カー
ブを示す。
【0028】図5(a)は、図1に例示した回路におい
て、24Vの直流電源に対して外部スイッチ7を閉路し
た場合に、流れる電流の波形を示している。横軸は、外
部スイッチ7が閉路した瞬間を基準とする時間に対応
し、縦軸は電流の大きさに対応する。図5(b)は、従
来の切断装置に用いられる回路において、24Vの直流
電源により電磁石を動作させた場合に、流れる電流の波
形を示している。第1実施形態にかかる図5(a)に示
される導通電流は、そのピーク値が196mAであり、
従来例にかかる図5(b)に示される導通電流のピーク
値である532mAより小さい結果であることを示して
いる。なお、図5(a)のピーク値は抵抗21の大きさ
によって決定される。また、電流がコンデンサを導通し
ている時間について、第1実施形態の回路における場合
が、従来例の回路における場合に比べて長時間であるこ
とが、図5(a)と図5(b)に示される電流波形の比
較により確認されるが、実用上差し支えない範囲であ
る。なお、電流がコンデンサーを導通している時間は、
各々の電流のピーク値に対して一定値以上である時間に
より評価するものとする。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のうち請
求項1記載の発明は、コンデンサーを直流電源に接続し
て充電を行う第1接続状態と、前記コンデンサーを前記
コイル手段に接続して放電させる第2接続状態とに切り
換え可能に構成しているため、第1接続状態で小容量の
電流を徐々に充電し、第2接続状態で一気に放電するこ
とができ、直流電源の容量を低くすることができるとい
う効果を奏する。
【0030】請求項2記載の発明は、請求項1の効果に
加えて、2端子構成とすることが可能になり、既存の装
置との互換性を有するという効果を奏する。
【0031】請求項3記載の発明は、請求項1の効果に
加えて、予め充電された前記充放電コンデンサーによっ
て糸の切断装置を停電と同時に作動させることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる糸の切断装置の構成図で
ある。
【図2】第2実施形態にかかる糸の切断装置の構成図で
ある。
【図3】第1実施形態にかかる糸の切断装置を備える仮
撚機の機器の接続関係を示す図である。
【図4】仮撚機の一錘の機器構成を示す図である。
【図5】第1実施形態にかかる糸の切断装置の駆動回路
を導通する電流の波形を示す図である。
【図6】従来の糸の切断装置の構成図である。
【符号の説明】
1,2 切断装置 3 装置本体 4A,4B 駆動回路 5 直流電源 7 スイッチ 11 正側端子 12 負側端子 15 コイル手段 16 表示回路 17 充放電コンデンサー(コンデンサー) 18 スイッチ手段(切換手段) 31 正側第1端子 32 負側第2端子(切換手段) 33 第3端子(切換手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により糸の切断動作を行わせるコイ
    ル手段と、 このコイル手段に対する電流を充電するコンデンサー
    と、 このコンデンサーを直流電源に接続して充電を行う第1
    接続状態と、前記コンデンサーを前記コイル手段に接続
    して放電させる第2接続状態とに切り換え可能に構成さ
    れている糸の切断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記コンデンサーと
    前記コイル手段は、前記直流電源に対して並列に接続可
    能であり、 前記コイル手段と直列に接続され、且つ前記コンデンサ
    ーへの所定の充電によって閉作動するスイッチ手段が設
    けられ、このスイッチ手段により前記第1接続状態と前
    記第2接続状態とに切り換えられる糸の切断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記コンデンサー
    は、前記直流電源に接続可能な第1端子と第2端子に接
    続され、 前記コイル手段は、前記第1端子と第3端子に対して接
    続され、 前記第2端子と前記第3端子を短絡可能とすることによ
    って、前記第1接続状態と前記第2接続状態とに切り換
    えられるよう構成される糸の切断装置。
JP18816196A 1996-06-27 1996-06-27 糸の切断装置 Withdrawn JPH1018131A (ja)

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JP18816196A Withdrawn JPH1018131A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 糸の切断装置

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JP (1) JPH1018131A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002521294A (ja) * 1998-07-24 2002-07-16 ツエルヴエーゲル・ルーヴア・アクチエンゲゼルシヤフト 繊維機械において糸を切断する方法及び装置
WO2000011247A3 (de) * 1998-08-21 2002-10-17 Barmag Barmer Maschf Fadenschneider mit energiepuffer

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