JPH10181075A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH10181075A
JPH10181075A JP35022496A JP35022496A JPH10181075A JP H10181075 A JPH10181075 A JP H10181075A JP 35022496 A JP35022496 A JP 35022496A JP 35022496 A JP35022496 A JP 35022496A JP H10181075 A JPH10181075 A JP H10181075A
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JP35022496A
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Inventor
Norio Nakajima
則夫 中島
Sadahisa Aiko
禎久 愛甲
Minoru Tejima
実 手島
Katsuya Kamimura
勝也 上村
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある発光点で隣接する発光点と同時に発光し
た場合に、トナーが付着する幅が太くなるのを防止し
て、印刷品質が低下を防止する。 【解決手段】 装置の動作を制御する印刷制御回路1に
印刷データ補正回路4を接続し、この印刷データ補正回
路4にLEDヘッド5を接続する。印刷データ補正回路
4には、印刷データをマトリクス状に取り出し、このマ
トリクス状の印刷データからドットのパターンに応じた
信号c、dを出力する論理演算回路を設け、LEDヘッ
ド5には、論理演算回路の出力信号c、dにより印刷素
子に供給する電流の大きさを変えるアンプを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プリンタ
等の印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真プリンタ等の印刷
装置においては、帯電させた静電潜像担持体に印刷デー
タにしたがって光を照射し、その表面に静電潜像を形成
し、この静電潜像にトナーを付着させて現像を行い、さ
らに現像して得られたトナー像を用紙に転写することに
より印刷を行うようにしている。静電潜像担持体に光を
照射する発光源として、例えばLED(発光ダイオー
ド)が使用されている。
【0003】図19は電子写真プリンタにおける光強度
分布を示したグラフである。同図において、横軸は光の
照射位置(P1、P2…)を示し、縦軸は光強度を示
す。横軸におけるP2、P4、P6は発光点を示す。実
線で示す光強度は各発光点P2、P4、P6で単独に発
光した場合の光強度を示し、各発光点P2、P4、P6
で同時に発光した場合はそれらが合成されたものとな
り、図に点線で示す。
【0004】トナーが静電潜像に付着し、用紙に転写さ
れるには、ある一定値(図に示すしきい値)異常の光強
度が必要となる。即ち、この一定値に達した範囲にトナ
ーが付着することになる。図の例でいえば、例えばP4
の点で単独に発光した場合はW1の幅の部分にトナーが
付着する。しかしながらP4の点とそれに隣接するP2
およびP6の点が同時に発光した場合にはP4に対応す
る部分のトナー付着範囲はW2となり、単独の場合の付
着範囲W1とはずれてくる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ある発
光点で隣接する発光点と同時に発光した場合には、トナ
ーが付着する幅が太くなる。換言すれば、トナーが付着
しない部分の幅が狭くなるので、印刷品質が低下すると
いう問題があった。
【0006】またいわゆるベタ黒印刷をする場合、全部
の発光点が一斉に発光するので、そのピークの消費電力
が上昇し、大容量の電源が必要になるという問題もあっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、印刷データに基いて印刷ドットにそれぞれ
対応する印刷素子に電流を供給して印刷を行う印刷装置
において、印刷データをマトリクス状に取り出し、この
マトリクス状の印刷データからドットのパターンに応じ
た信号を出力する演算回路と、演算回路の出力信号によ
り印刷素子に供給する電流の大きさを変える電流調整手
段とを設けたことを特徴とする。演算回路は印刷データ
のドットパターンとしてドット密度に応じた信号を出力
するようにする。または、前記演算回路は、マトリクス
状の印刷データが全てオンの場合とそれ以外の場合との
二通りの信号を出力し、前記電流調整手段は、前記二通
りの信号により前記全てオンの場合には該当する発光素
子に供給する電流を前記それ以外の場合より少なくする
ようにする。
【0008】上記構成を有する本発明によれば、印刷デ
ータのパターンとしてドット密度に応じて発光素子に供
給する電流を変えるようにできるので、密度の高い場合
でも電流値を小さくすることによりトナーが付着する部
分の幅が広がらないようにできる。また、マトリクス状
の印刷データが全てオンの場合には発光素子に供給する
電流を少なくすることが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。なお各図面に共通する要素には
同一の符号を付す。図1は本発明の第1の実施の形態の
印刷装置を示すブロック図、図2は第1の実施の形態の
印刷データ補正回路を示すブロック図である。本発明の
実施の形態では印刷装置として電子写真プリンタを例に
して説明する。
【0010】図1において、印刷制御回路1はマイクロ
プロセッサ、ROM、RAM、入出力ポート、タイマ等
により構成され、プリンタの印刷部の内部に設けられ、
図示しない上位装置に接続されている。印刷制御回路1
は上位装置からの制御信号2、ビデオ信号3等によって
プリンタ全体をシーケンス制御し、印刷動作を行う。上
位装置はビデオ信号3によりプリンタ側に印刷データを
送信する。印刷制御回路1には印刷データ補正回路4が
接続され、印刷データ補正回路4にはLEDヘッド5が
接続されている。印刷制御回路1からは印刷データ補正
回路4に対してビデオ信号3が送信され、LEDヘッド
5に対しては印刷駆動信号6が送信される。印刷データ
補正回路4からは印刷制御回路1に対してタイミング信
号7が送信される。
【0011】次に印刷データ補正回路について説明す
る。図2において、印刷データ補正回路4には、バッフ
ァ11、1ライン受信バッファ12、5ラインバッファ
13、セレクタ14、受信アドレス回路15、送信アド
レス回路16、タイミング作成回路17が具備されてい
る。またバッファ11に接続してラッチ回路18〜22
が設けられ、さらにこれらのラッチ回路18〜22に接
続して論理演算回路23が設けられている。
【0012】図3はLEDヘッドの内部を示す回路図で
ある。図3において、LEDヘッド5には、シフトレジ
スタ25、ラッチ回路26、アンプ27およびトランジ
スタ28が発光素子29毎に設けられている。アンプ2
7はディジタル/アナログ変換回路等により構成され
る。発光素子29はLEDから成る。印刷データ補正回
路4から出力されるデータはシフトレジスタ25に入力
され、シフトレジスタ25の出力がラッチ回路26に入
力される。そしてラッチ回路26の出力がアンプ27に
入力される。アンプ27には印刷制御回路1からの印刷
駆動信号が入力されるようになっており、ラッチ回路2
6からの出力信号によりこの印刷駆動信号を調整して出
力する。ラッチ回路26の出力はトランジスタ28にベ
ースに接続されている。
【0013】次に第1の実施の形態の動作を説明する。
上位装置でページ毎に例えば300DPIの分解能で編
集されたビデオ信号3は印刷制御部1に受信され、さら
に印刷データ補正回路4に送られる。この時印刷データ
補正回路4においては、タイミング作成回路17が受信
クロック信号aを発生し、受信アドレス回路15に送信
する。受信クロック信号aを受信するごとに、受信アド
レス回路15はセレクタ14を介して1ライン受信バッ
ファ12に対してアドレスを指定する。
【0014】印刷データ補正回路4内に送られてきたビ
デオ信号3は、受信クロック信号aのタイミング毎に受
信アドレス回路15により指定された1ライン受信バッ
ファ12内のアドレスに格納される。このとき、1ライ
ン受信バッファ12へのビデオ信号3の格納は、上位装
置からビデオ信号3を1ライン(300DPI)受信す
る毎に行われる。1ラインのビデオ信号3の受信が終了
する毎に、ビデオ信号は5ラインバッファ13に転送さ
れ、この5ラインバッファ13に5ライン分のビデオ信
号3が格納される。
【0015】上位装置からビデオ信号を受信する間に、
タイミング作成回路17から転送クロック信号bが送信
アドレス回路16に送られる。送信アドレス回路16
は、5ラインバッファ13内のラスタ方向における列ア
ドレスを指定する。これにより5ラインバッファ13中
の(n−5)行〜(n−1)行の各列のデータは、バッ
ファ11を介してラッチ回路18〜22によってラッチ
され、連続した5行×5列のデータとして論理演算回路
23へ入力される。論理演算回路23では予め設定され
た論理式により、データ1信号c、データ2信号dを出
力する。ここで論理演算回路23の演算処理について図
4、図5にしたがって説明する。図4は入力データマト
リクスを示す説明図、図5は入力パターンと出力の関係
を示す説明図である。
【0016】図4に示すのは論理演算回路23に入力さ
れるデータのマトリクスであり、図に示すように、論理
演算回路23には5行×5列のデータが入力される。論
理演算回路23から出力されるデータ1信号cおよびデ
ータ2信号dは、複数の関数D11 、D12 、……、D
1 、D22 、……によって次の式(1)、(2)のよ
うに表される。即ち、 データ1=(D11 +D12 +D13 +……+D1m)×d33 (1) データ2=(D21 +D22 +D23 +……+D2n)×d33 (2) ただし、符号+は論理和、符号×は論理積を表す。
【0017】次に具体例を用いて説明する。
【0018】
【数3】
【0019】
【数4】
【0020】
【数5】
【0021】
【数6】
【0022】
【数7】
【0023】
【数8】
【0024】上式のような関数が与えられた場合、図5
(a)に示す入力パターン(イ)による演算結果は、デ
ータ1信号=0、データ2信号=1となり、図5(b)
に示す入力パターン(ロ)による演算結果は、データ1
信号=1、データ2信号=0となり、図5(c)に示す
入力パターン(ハ)による演算結果は、データ1信号=
1、データ2信号=1となる。なお図5において、丸は
データがオン、バツはデータがオフである。
【0025】データ1信号cとデータ2信号dは、タイ
ミング作成回路17で作成されるクロック信号bに同期
して、LEDヘッド5に送られ、シフトレジスタ25に
入力される。データ1信号cとデータ2信号dは、2ビ
ットのデータとして送られ、1ライン分のデータが送ら
れると、ラッチ信号eがLEDヘッド5に送られ、LE
Dヘッド5内のラッチ回路26にラッチされる。
【0026】ラッチされたデータは、D−A変換回路等
から構成されるアンプ27に入力される。印刷制御回路
1から印刷駆動信号6が入力されると、それぞれのデー
タに従った強度の出力が出され、トランジスタ28をオ
ンさせる。トランジスタ28がオンすることにより、L
ED29にはデータ信号に制御された量の電流が流れ
る。
【0027】図6はアンプの入力データと出力の関係を
示す説明図である。図6において、出力として示す百分
率は、入力データが(データ1信号=1、データ2信号
=1)のときにLED29に流れる電流を100%とし
たときの相対値である。例えば、論理演算回路23に入
力される入力パターンが、図5(a)に示す入力パター
ン(イ)である場合、データ1信号=0、データ2信号
=1となるので、LED29に流れる電流は、80%の
量となる。これによりドット位置が近接した場合の光の
強度が調整される。
【0028】図6に示す電流の百分率は一例を示すもの
で、このパーセンテージに限定されるものではなく、ド
ットの形状がドットの粗密に拘らず均一になるように電
流の割合を設定すればよい。また電流を調整する段階も
100%を含めて3段階に限定されるものではなく、も
っと多段階にしてもよいことはいうまでもない。
【0029】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図7は第2の実施の形態の印刷データ補正回路を示
すブロック図、図8は第2の実施の形態の光強度補正回
路を示すブロック図である。図7において、第2の実施
の形態の印刷データ補正回路30には、論理演算回路2
3に接続して光強度補正回路31が設けられている。そ
の他の構成は前記第1の実施の形態と同様である。
【0030】図8において、光強度補正回路31は、ク
ロック信号bをカウントしてアドレス信号fを出力する
カウンタ32と、各ドットの光強度分布に対応した補正
データを記憶するROM33と、論理演算回路23から
の出力とROM33から読み出される補正データとを乗
算する乗算器34と、乗算器34からの入力に従って出
力を決定するルックアップテーブル35とから構成され
る。ルックアップテーブル35の出力はLEDヘッド5
に送られる。
【0031】次に第2の実施の形態の動作を説明する。
まずROM33には各ドットに対応した補正データが格
納されている。図9は補正データとしきい値での光強度
分布幅との関係を示す説明図である。図9に示すよう
に、補正データは、しきい値以上の光強度分布の幅と対
応させ、幅の狭い方(分布の拡がりの小さい方)から順
に16〜1の値を設定している。ROM33における補
正データD1〜Dnは、LEDヘッド5の各ドットに対
応したもので、ドットの数だけ設けられる。LEDヘッ
ド5の各ドットの光強度分布の幅はそれぞれ異なってお
り、予め各ドットの光強度分布幅を測定して、その測定
値に対する補正の値として補正データD1〜Dnが設定
されている。
【0032】図8において、クロック信号bがカウンタ
32に入力されると、アドレス信号fがカウンタ32か
らROM33に対して出力される。これによりROM3
3からアドレス信号fに対応した補正データが読み出さ
れる。図7に示す論理演算回路23からの出力が読み出
された補正データと同時に乗算器34に入力され、両方
の値が乗算されてルックアップテーブル35に出力され
る。
【0033】論理演算回路23に設定する関数を前記第
1の実施の形態と同じにし、データ1信号をビット1、
データ2信号をビット0とすると、論理演算回路23の
出力は、2ビットデータとして図5(a)に示すパター
ン(イ)に対しては“1”、図5(b)に示すパターン
(ロ)に対しては“2”、さらに図5(c)に示すパタ
ーン(ハ)に対しては“3”となる。即ち、ドットの密
度が大きいほど小さな値が論理演算回路23から乗算器
34に出力される。したがって乗算器34からの出力
は、ドット密度が大きいほど、また光強度分布の拡がり
が大きいほど、小さな値が出力される。
【0034】乗算器34からの6ビット出力は、ルック
アップテーブル35に入力され、LEDヘッド5に出力
される4ビットデータに変換される。このルックアップ
テーブル35の入出力とLEDヘッド5の出力の関係を
図10に示す。図におけるLED出力として示す百分率
は、ルックアップテーブル35の入力データが43〜4
5のときにLED29に流れる電流を100%としたと
きの相対値である。図10に示すように、ルックアップ
テーブル35の入力値が小さいほど、LED29に流れ
る電流は小さくなり、光強度分布の幅を狭くさせる。
【0035】以上のように第2の実施の形態によれば、
光強度分布の拡がりが大きく、かつドット密度が密なほ
ど、LED29の出力が小さくなるように補正され、黒
くつぶれることなく、良好な印刷結果が得られる。
【0036】ここで光強度分布のばらつきについて図1
1、図12を用いて説明する。図11、図12は第1の
実施の形態によりLEDの光量を調整した場合の光強度
分布を示すグラフである。両図において、実線は単独で
発光させたときの光強度を示し、点線は隣接するドット
と同時に発光させたときの光強度を示す。図11は光強
度分布の拡がりが大きい場合を示し、図12は光強度分
布の拡がりが小さい場合を示す。
【0037】光強度分布のばらつきは、発光点の形状の
ばらつきか、または発光点と静電潜像担持体の間に配設
される光学系の形状のばらつきによって発生するが、第
1の実施の形態により各発光点における光量を調整した
場合、図11に示すような密なドットパターンでは光出
力が小さくなるように補正されるので、見掛け上、しき
い値がIからIIへあがったようになり、印刷ドット径
が単独発光の場合と同じに補正される。しかしながら、
図12に示すような光強度分布を示す発光点の場合は、
第1の実施の形態で調整すると、密なドットパターンで
は光出力が小さくなるように補正されるので、しきい値
が見掛上IからIIへあがり、その印刷ドット径はW3
となり、単独発光の場合のW4より小さくなってしま
う。第2の実施の形態では、ドットの粗密による補正と
ともに、各ドットの光強度分布のばらつきに応じた補正
を行うので、より一層の印刷品質の向上が可能である。
【0038】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図13は本発明の第3の実施の形態の印刷デー
タ補正回路を示すブロック図、図14は第3の実施の形
態のLEDヘッドを示す回路図である。図13におい
て、1ライン受信バッファ12には3ラインバッファ4
1が接続され、3ラインバッファ41にはバッファ11
を介してラッチ回路42、43、44に接続されてい
る。ラッチ回路42、43、44は論理演算回路45に
それぞれ接続されている。その他の構成は前記第1の実
施の形態と同様である。論理演算回路45はLEDヘッ
ド5に接続されている。図14に示すLEDヘッド5の
構成は図3に示す第1の実施の形態のものと同様である
が、アンプ46の演算処理が第1の実施の形態のものと
異なる。
【0039】次に第3の実施の形態の動作を説明する。
図13において、図示しない上位装置からビデオ信号3
を受信すると、その間に転送クロック信号bが送信アド
レス回路16に送られる。その結果、送信アドレス回路
16が3ラインバッファ41内のラスタ方向における列
アドレスを指定すると、3ラインバッファ41中の(n
−3)行〜(n−1)行の各列のデータは、ラッチ回路
42、43、44によってラッチされ、連続した3行×
3列のデータとして論理演算回路45に入力される。
【0040】論理演算回路45は予め設定された論理式
に従い、データ1信号g、データ2信号hを出力する。
ここで論理演算回路45の演算処理について図15、図
16にしたがって説明する。図15は入力データマトリ
クスを示す説明図、図16は入力パターン例を示す説明
図である。
【0041】図15に示すのは論理演算回路45に入力
されるデータのマトリクスであり、図に示すように、論
理演算回路45には3行×3列のデータが入力される。
論理演算回路45から出力されるデータ1信号gおよび
データ2信号hは、次の式(9)、(10)のように表
される。即ち、
【0042】
【数9】
【0043】
【数10】
【0044】論理演算回路45にて上式に従った演算が
行われると、図16(a)に示す入力パターン(ニ)
(いわゆるベタ黒パターン)の場合の演算結果は、デー
タ1信号=1、データ2信号=1となり、図16(b)
に示す入力パターン(ホ)(いわゆるバーズパターン)
の場合の演算結果は、データ1信号=0、データ2信号
=0となり、図16(c)に示す入力パターン(ヘ)
(いわゆる1バイ1パターン)の場合の演算結果は、デ
ータ1信号=0、データ2信号=0となり、図16
(d)に示す入力パターン(ト)(いわゆる2バイ2パ
ターン)の場合の演算結果は、データ1信号=0、デー
タ2信号=1となる。
【0045】データ1信号gとデータ2信号hは、タイ
ミング作成回路17で作成されるクロック信号bに同期
して、LEDヘッド5に送られ、シフトレジスタ25に
入力される。データ1信号gとデータ2信号hは、2ビ
ットのデータとして送られ、1ライン分のデータが送ら
れると、ラッチ信号eがLEDヘッド5に送られ、LE
Dヘッド5内のラッチ回路26にラッチされる。
【0046】ラッチされたデータは、D−A変換回路等
から構成されるアンプ46に入力される。印刷駆動信号
6が入力されると、それぞれのデータに従った強度の出
力が出され、トランジスタ28をオンさせる。トランジ
スタ28がオンすることにより、LED29にはデータ
信号に制御された量の電流が流れる。
【0047】図17はアンプの入力データと出力の関係
を示す説明図である。図17において、出力として示す
百分率は、入力データが(データ1信号=0、データ2
信号=1)のときにLED29に流れる電流を100%
としたときの相対値である。例えば、論理演算回路45
に入力される入力パターンが、図5(a)に示す黒ベタ
パターン(ニ)である場合、データ1信号=1、データ
2信号=1となるので、LED29に流れる電流は、8
0%の量となる。これによりベタ黒パターンの場合だけ
LED29から発せられる光量が減少する。
【0048】図18は露光量と濃度の関係を示すグラフ
である。図において、横軸は露光量を示し、単位はジュ
ールであり、縦軸は濃度を示し、単位はマクベス値であ
る。このグラフには図16に示す(a)〜(d)の4つ
のパターンの露光量および濃度が示されている。図に示
すように、ベタ黒パターン47の場合は、比較的少ない
露光量で濃度が高くなり飽和するが、その他のパターン
(ホ、ヘ、ト)は露光量を多くしていっても濃度の上昇
が比較的緩やかで、ベタ黒パターン(ニ)のようにすぐ
に飽和することはない。
【0049】LED29に流す電流を100%とした場
合の露光量は、Pで示される。またLED29に流す電
流を80%とした場合の露光量は、0.8Pで示され
る。この0.8Pにおいて、ベタ黒パターン(ニ)の濃
度はすでに飽和しているので、濃度の変化はない。即
ち、濃度に変化がないので、電流を100%にしたとき
と同じ印刷結果が得られる。換言すれば、印刷結果を損
なうことなく消費電力の低減を実現することができる。
なおその他のパターン(ホ、ヘ、ト)は電流が100%
となるので、露光量は変わらない。
【0050】本発明は各実施の形態の限定されるもので
はなく、種々の変形が可能である。例えば、上記各実施
の形態ではLEDヘッドを用いたプリンタで説明した
が、ドット毎に電流を供給して露光する装置、例えば液
晶シャッタアレイヘッドを有する装置、に本発明を適用
可能である。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、印刷データをマトリクス状に取り出し、このマトリ
クス状の印刷データからドットのパターンに応じた信号
を出力する演算回路と、演算回路の出力信号により印刷
素子に供給する電流の大きさを変える電流調整手段とを
設けたので、印刷データのドットパターンに応じて発光
素子に供給する電流を変えるようにでき、ドット密度の
高い場合に電流値を小さくすることによりトナーが付着
する部分の幅が広がらないようにできるとともに、ベタ
黒パターンの場合に印刷結果を損なわずに消費電力を低
減することが可能となる。
【0052】また演算回路を、マトリクス状の印刷デー
タが全てオンの場合とそれ以外の場合との二通りの信号
を出力するようにし、電流調整手段を、前記二通りの信
号により全てオンの場合には該当する発光素子に供給す
る電流をそれ以外の場合より少なくするようにすること
により、マトリクス状の印刷データが全てオンの場合に
は発光素子に供給する電流を少なくすることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の印刷装置を示すブロック図
である。
【図2】第1の実施の形態の印刷データ補正回路を示す
ブロック図である。
【図3】LEDヘッドの内部を示す回路図である。
【図4】入力データマトリクスを示す説明図である。
【図5】入力パターンと出力の関係を示す説明図であ
る。
【図6】アンプの入力データと出力の関係を示す説明図
である。
【図7】第2の実施の形態の印刷データ補正回路を示す
ブロック図である。
【図8】第2の実施の形態の光強度補正回路を示すブロ
ック図である。
【図9】補正データと光強度分布幅との関係を示す説明
図である。
【図10】ルックアップテーブルの入出力とLEDヘッ
ドの出力の関係を示す説明図である。
【図11】第1の実施の形態によりLEDの光量を調整
した場合の光強度分布を示すグラフである。
【図12】第1の実施の形態によりLEDの光量を調整
した場合の光強度分布を示すグラフである。
【図13】第3の実施の形態の印刷データ補正回路を示
すブロック図である。
【図14】第3の実施の形態のLEDヘッドの内部を示
す回路図である。
【図15】入力データマトリクスを示す説明図である。
【図16】入力パターン例を示す説明図である。
【図17】アンプの入力データと出力の関係を示す説明
図である。
【図18】露光量と濃度の関係を示すグラフである。
【図19】光強度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
1 印刷制御回路 4 印刷データ補正回路 5 LEDヘッド 23 論理演算回路 27 アンプ 29 LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 勝也 東京都港区芝浦4丁目11番地22号 株式会 社沖データ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データに基いて印刷ドットにそれぞ
    れ対応する印刷素子に電流を供給して印刷を行う印刷装
    置において、 印刷データをマトリクス状に取り出し、このマトリクス
    状の印刷データからドットのパターンに応じた信号を出
    力する演算回路と、 演算回路の出力信号により印刷素子に供給する電流の大
    きさを変える電流調整手段とを設けたことを特徴とする
    印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記演算回路は印刷データのドットの粗
    密に応じた信号を出力する請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記演算回路は、マトリクス状の印刷デ
    ータが全てオンの場合とそれ以外の場合との二通りの信
    号を出力し、 前記電流調整手段は、前記二通りの信号により前記全て
    オンの場合には該当する発光素子に供給する電流を前記
    それ以外の場合より少なくする請求項1記載の印刷装
    置。
  4. 【請求項4】 印刷データに基いて印刷ドットにそれぞ
    れ対応する発光素子に電流を供給し、発光素子が発光し
    てドットを形成し、該ドットにトナーを付着することに
    より印刷を行う印刷装置において、 発光素子を発光することにより形成されるドット径に対
    応する補正データを各発光素子に対応させて記憶する記
    憶手段と、 記憶手段から読み出される補正データにより発光素子に
    供給される電流の大きさを変える電流調整手段とを設け
    たことを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷素子は静電潜像担持体に光を照
    射する発光素子であり、前記印刷装置はさらに、 発光素子を発光することにより形成されるドット径に対
    応する補正データを各発光素子に対応させて記憶する記
    憶手段を備え、 前記電流調整手段は、前記演算回路の出力信号と前記記
    憶手段から読み出される補正データとにより発光素子に
    供給する電流の大きさを変える請求項1記載の印刷装
    置。
JP35022496A 1996-12-27 1996-12-27 印刷装置 Pending JPH10181075A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262426A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Murata Mach Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009262426A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Murata Mach Ltd 画像形成装置

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