JPH10180614A - 半導体基板用研磨布のドレッサー - Google Patents

半導体基板用研磨布のドレッサー

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Publication number
JPH10180614A
JPH10180614A JP35096396A JP35096396A JPH10180614A JP H10180614 A JPH10180614 A JP H10180614A JP 35096396 A JP35096396 A JP 35096396A JP 35096396 A JP35096396 A JP 35096396A JP H10180614 A JPH10180614 A JP H10180614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dresser
polishing
metal film
semiconductor substrate
support member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35096396A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Kinoshita
俊哉 木下
Motonori Tamura
元紀 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH10180614A publication Critical patent/JPH10180614A/ja
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨布の目詰まりを除去し、研磨速度を安定
化し、品質および歩留まりの高い半導体製造を可能とす
るドレッサーを提供する。 【解決手段】 表面に金属膜を有する、金属からなる支
持部材に、ダイヤモンド粒子が単層、ろう付けされた、
半導体基板の平面化研磨工程で使用される研磨布のドレ
ッサーである。好ましくは前記金属支持部材がステンレ
ス鋼製支持部材であり、また前記金属膜が、金、銀、
銅、ニッケル、錫などの内より選ばれた、少なくとも一
種よりなる金属膜であり、さらに前記金属膜が、ニッケ
ルよりなる厚さ0.1〜10μmの金属膜であることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板の平面
化研磨工程で、研磨布の目詰まり除去や異物除去を行う
際に使用されるドレッサーに関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路を製造する所定の段階で、ウエ
ーハやウエーハ表面に導電体・誘電体層が形成された半
導体基板の表面を研磨することが必要である。半導体基
板は研磨されて、高い隆起や結晶格子損傷、引っかき
傷、粗さ等の表面欠陥、または埋もれた異物粒子を除去
される。この研磨工程は、半導体装置の信頼性および品
質を改良するために行われる。通常、この工程は、ウエ
ーハ上に種々の装置および集積回路を形成する間に行わ
れる。この研磨工程では、化学スラリーを導入すること
により、半導体表面に、より大きな研磨除去速度および
選択度を与えようとする。この研磨工程はしばしば、化
学的かつ機械的平面化(CMP:Chemical Mechanical
Planarization )と呼ばれる。一般に、CMP工程は、
薄くかつ平坦な半導体材料を制御された圧力および温度
下で、湿った研磨表面に対して保持し、かつ回転させる
工程を含む。
【0003】CMP工程では、例えば5〜300nm程
度の粒径を有するシリカ粒子を苛性ソーダ、アンモニア
およびアミン等のアルカリ溶液に懸濁させてpH9〜1
2程度にした化学スラリーとポリウレタン樹脂等からな
る研磨布が用いられる。研磨時には化学スラリーを流布
しながら、半導体基板を研磨布に当接させて相対回転さ
せることにより、研磨が行われる。そして研磨布のドレ
ッシング法としては、研磨布に水または化学スラリーを
流しながら、ダイヤモンド電着砥石またはブラッシ等を
用いたブラッシングにより、研磨布の内部の目詰まり、
異物の除去を行っていた。
【0004】CMP工程で使用されるドレッサーは、切
削や研削で使用される従来のダイヤモンド工具とは、次
の点で本質的に異なっている。一般的な切削工具ではダ
イヤモンドが少量脱落しても、ダイヤモンド脱落後の新
生面に別のダイヤモンドが残っていれば、切削能力の低
下にはならないのに対して、CMPドレッサーでは脱落
したダイヤモンド砥粒が研磨布や半導体基板表面を傷つ
けるため、ダイアモンドの脱落が少量でも許されない点
である。また、湿式で低い回転数で使用されるので、切
削工具で求められる耐熱性や極端な耐摩耗性は必要ない
点である。ダイヤモンド粒の脱落が問題になる従来のダ
イヤモンド工具としては、単粒の比較的大きなダイヤモ
ンド(一般的には直径1mm程度以上)を金属シャンク
に接合した工具用の単粒ダイヤモンドドレッサーがあ
る。しかし、CMP工程で使用されるドレッサーとは、
次の点で本質的に異なっている。従来の工具用単粒ダイ
ヤモンドドレッサーでは、比較的大きなダイヤモンド
(一般的には直径1mm程度以上)を単粒で接合するの
に対して、CMP工程で使用されるドレッサーは、比較
的小さい(直径50〜500μm)ダイヤモンドを単層
で面状に接着している。また、CMP工程で使用される
ドレッサーは、湿式で低い回転数で使用されるので、工
具用ドレッサーで求められる耐熱性や極端な耐摩耗性は
必要ない点である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ダイヤモンド粒を接着
させたドレッサーとしては、ニッケル等の金属で電着し
たものがある。ニッケルの電着は、比較的容易に金属支
持部材に適用できるので広く用いられてきた。しかし、
ダイヤモンドとの接合強度が充分ではなく、しばしばダ
イヤモンド粒の脱落や欠損が起こった。このため、ダイ
ヤモンド粒の脱落のないドレッサーが求められていた。
また、ダイヤモンドをろう付けしたドレッサーがある。
しかし、金属支持部材とろう材との接合強度が充分では
なく、ダイヤモンド粒を含んだろう材の欠損が見られ、
研磨布や半導体基板にキズを付ける原因となっていた。
【0006】そこで、本発明は、研磨布のドレッシング
において、スクラッチ傷を最小限に抑え、歩留まり高
く、安定した研磨速度が得られるドレッサーを提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、表面に金属膜を有する、金属からなる支
持部材に、ダイヤモンド粒子が単層、ろう付けされた、
半導体基板の平面化研磨工程で使用される研磨布のドレ
ッサーである。前記の金属からなる支持部材が、ステン
レス鋼からなる支持部材であることが望ましく、また、
前記金属膜が、金、銀、銅、ニッケル、錫などの内より
選ばれた、少なくとも一種よりなる金属膜であること、
さらにニッケルよりなる厚さ0.1〜10μmの金属膜
であることが望ましい。
【0008】
【作用】本発明では支持部材上に金属膜を付着させ、ろ
う材とのぬれ性を向上させることにより、ろう材と支持
部材との接合強度を向上させた。このことにより、ダイ
ヤモンド粒の付着したろう材の欠落が防止でき、脱落し
たダイヤモンド粒に起因した研磨布や半導体基板のキズ
が防止できる。この金属膜による支持部材とろう材との
接合強度向上には、金、銀、銅、ニッケル、錫などの内
より選ばれた、少なくとも一種よりなる金属膜であるこ
とが好ましい。金属膜の厚さは0.1μm以上あれば効
果が発揮される。10μm以上厚い金属膜を用いても効
果は変わらないので、金属膜の厚さは0.1〜10μm
が適当である。
【0009】支持部材はステンレス鋼が好ましい。ステ
ンレス鋼は、酸およびアルカリ水溶液に対して耐食性が
高く、加工が容易である。さらにフェライト系およびマ
ルテンサイト系ステンレス鋼を使用すれば、磁石による
着脱が可能になり、作業効率の向上に大きく寄与でき
る。また、ステンレス支持部材においては、支持部材と
ろう材との接合強度向上には、ニッケルが望ましい。
【0010】本発明によって製作された半導体基板用研
磨布のドレッサーは、ダイヤモンド粒の脱落によるスク
ラッチ傷を最小限に抑えることができる。その結果、加
工精度が高く、歩留まりの高い半導体製造が可能とな
る。
【0011】
【実施例】ろう材はAgを74wt%、Cuを24wt
%、Tiを2wt%含む合金を使用した。ステンレス鋼
支持部材の上に、厚さ2μmのNi膜を付着させた後、
ダイヤモンド粒をろう材でろう付けし、ドレッサーを製
作した。引っかき法によりろう材と支持部材との接合強
度を測定した。その結果、Ni膜を付着させた場合の強
度は、Ni膜のない場合に比べ、約60%の向上が見ら
れた。
【0012】発明したドレッサーおよびNi電着の従来
ドレッサーを使用して、400枚の半導体ウエーハの研
磨実験を行った。ドレッシングは1回の研磨毎に、2分
間ドレッシングを行った。その後、400枚研磨後に、
脱落したダイヤモンド粒によるスクラッチ傷が発生した
ウエーハ数を調査した。また、ウエーハ研磨速度を調査
した。400枚のウエーハの研磨には約20時間を要し
た。発明したドレッサーを用いた場合の半導体ウエハー
の研磨速度は、従来のドレッサーを用いた場合のそれ
と、同等であり、400枚の研磨試験後も、研磨速度の
低下は見られなかった。また、ろう材の欠落が、従来の
ドレッサーに比べ、約3分の1になり、ダイヤモンド粒
の脱落による半導体基板のスクラッチ傷を著しく減少さ
せることができた。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ダイヤモンド粒の脱落
による半導体基板のスクラッチ傷を最小限に抑えること
が可能になり、加工精度の高い半導体基板を高い歩留ま
りで製造できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に金属膜を有する、金属からなる支
    持部材に、ダイヤモンド粒子が単層、ろう付けされた、
    半導体基板の平面化研磨工程で使用される研磨布のドレ
    ッサー。
  2. 【請求項2】 前記の金属からなる支持部材が、ステン
    レス鋼からなる支持部材であることを特徴とする請求項
    第1項に記載の半導体基板用研磨布のドレッサー。
  3. 【請求項3】 前記金属膜が、金、銀、銅、ニッケル、
    錫などの内より選ばれた、少なくとも一種よりなる金属
    膜であることを特徴とする請求項第1項又は第2項に記
    載の半導体基板用研磨布のドレッサー。
  4. 【請求項4】 前記金属膜が、ニッケルよりなる厚さ
    0.1〜10μmの金属膜であることを特徴とする請求
    項第1項又は第2項に記載の半導体基板用研磨布のドレ
    ッサー。
JP35096396A 1996-12-27 1996-12-27 半導体基板用研磨布のドレッサー Withdrawn JPH10180614A (ja)

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JP35096396A JPH10180614A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 半導体基板用研磨布のドレッサー

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JP35096396A JPH10180614A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 半導体基板用研磨布のドレッサー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10180614A true JPH10180614A (ja) 1998-07-07

Family

ID=18414111

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35096396A Withdrawn JPH10180614A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 半導体基板用研磨布のドレッサー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014014898A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Nippon Steel Sumikin Materials Co Ltd 研磨布用ドレッサーおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014014898A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Nippon Steel Sumikin Materials Co Ltd 研磨布用ドレッサーおよびその製造方法

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Effective date: 20040302