JPH101804A - 被服のウエスト伸縮構造 - Google Patents
被服のウエスト伸縮構造Info
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- JPH101804A JPH101804A JP17414996A JP17414996A JPH101804A JP H101804 A JPH101804 A JP H101804A JP 17414996 A JP17414996 A JP 17414996A JP 17414996 A JP17414996 A JP 17414996A JP H101804 A JPH101804 A JP H101804A
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- cloth
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 デザイン的に優れた被服のウエスト伸縮構造
を、簡単な構造によって提供すること。 【解決手段】 ウエスト部１０と、該ウエスト部１０の
下部にタック又はポケット等の布地が重なり合う布地重
合部２０とを有するズボン等の被服のウエスト伸縮構造
であって、前記ウエスト部１０を前記布地重合部２０の
上部において分離し、ウエスト部１０の周方向に伸張自
在に折り重ねられると共に少なくとも該折り重ね部分３
１間に弾性材３２が連結されてなる腰裏布地３０を、前
記折り重ね部分３１が前記ウエスト部１０の分離部分に
対応するようにしてウエスト部１０の内側略全周に逢着
した。
を、簡単な構造によって提供すること。 【解決手段】 ウエスト部１０と、該ウエスト部１０の
下部にタック又はポケット等の布地が重なり合う布地重
合部２０とを有するズボン等の被服のウエスト伸縮構造
であって、前記ウエスト部１０を前記布地重合部２０の
上部において分離し、ウエスト部１０の周方向に伸張自
在に折り重ねられると共に少なくとも該折り重ね部分３
１間に弾性材３２が連結されてなる腰裏布地３０を、前
記折り重ね部分３１が前記ウエスト部１０の分離部分に
対応するようにしてウエスト部１０の内側略全周に逢着
した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエスト部分にタ
ック又はポケット等の布地が重なり合う布地重合部を有
するズボンやスカート等の被服のウエスト伸縮構造に関
する。
ック又はポケット等の布地が重なり合う布地重合部を有
するズボンやスカート等の被服のウエスト伸縮構造に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ウエスト部の下部にタック又
はポケット等の布地が重なり合う布地重合部を有する被
服に於いて、ウエスト部を分離し、この分離されたウエ
スト部間に帯ゴム等の弾性材を連結してウエスト部が伸
縮可能となるようにしたウエスト伸縮構造が案出されて
いる。そして、このようなウエスト伸縮構造の中でも、
少なくとも一部に弾性材を有する腰裏布地を、その弾性
材が分離されたウエスト部間に連結されるようにしてウ
エスト部の内側略全周に逢着してなるものを、特願平７
−１５２１４５号の如く発明者等は既に提案している。
このウエスト伸縮構造は、全体が帯ゴム等の弾性材から
なる腰裏布地或いは一部が弾性材からなる腰裏布地を使
用することにより、弾性材が部分的に露呈してデザイン
や高級感を阻害したり、ウエスト部に部分的に弾性材を
設けることによりウエスト部が部分的に厚くなり着用感
を損ねるといった問題を解決することができるものであ
る。
はポケット等の布地が重なり合う布地重合部を有する被
服に於いて、ウエスト部を分離し、この分離されたウエ
スト部間に帯ゴム等の弾性材を連結してウエスト部が伸
縮可能となるようにしたウエスト伸縮構造が案出されて
いる。そして、このようなウエスト伸縮構造の中でも、
少なくとも一部に弾性材を有する腰裏布地を、その弾性
材が分離されたウエスト部間に連結されるようにしてウ
エスト部の内側略全周に逢着してなるものを、特願平７
−１５２１４５号の如く発明者等は既に提案している。
このウエスト伸縮構造は、全体が帯ゴム等の弾性材から
なる腰裏布地或いは一部が弾性材からなる腰裏布地を使
用することにより、弾性材が部分的に露呈してデザイン
や高級感を阻害したり、ウエスト部に部分的に弾性材を
設けることによりウエスト部が部分的に厚くなり着用感
を損ねるといった問題を解決することができるものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなウエスト伸縮構造にあっても、次のような問題を有
していた。全体が帯ゴム等の弾性材からなる部材或いは
部分的に弾性材を有する部材によりウエスト部の裏側を
なす腰裏布地を構成するのであるが、このような部材
は、一般的な布地に比して種類に乏しい。よって、例え
ば、ウエスト部の内側を、スレキ布地等の被服の裏地と
同様な布地により構成する仕様や、表側と裏側の布地を
同一布地により構成する所謂共地の仕様等の要望に十分
に対応することができず、デザイン的に劣る。
うなウエスト伸縮構造にあっても、次のような問題を有
していた。全体が帯ゴム等の弾性材からなる部材或いは
部分的に弾性材を有する部材によりウエスト部の裏側を
なす腰裏布地を構成するのであるが、このような部材
は、一般的な布地に比して種類に乏しい。よって、例え
ば、ウエスト部の内側を、スレキ布地等の被服の裏地と
同様な布地により構成する仕様や、表側と裏側の布地を
同一布地により構成する所謂共地の仕様等の要望に十分
に対応することができず、デザイン的に劣る。
【０００４】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、デザ
イン的に優れた被服のウエスト伸縮構造を、簡単な構造
によって提供することである。
になされたものであり、その目的とするところは、デザ
イン的に優れた被服のウエスト伸縮構造を、簡単な構造
によって提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本各発明の採った手段を、図面に使用する符号を
付して説明すると、「ウエスト部１０と、該ウエスト部
１０の下部にタック又はポケット等の布地が重なり合う
布地重合部２０とを有するズボン等の被服のウエスト伸
縮構造であって、前記ウエスト部１０を前記布地重合部
２０の上部において分離し、ウエスト部１０の周方向に
伸張自在に折り重ねられると共に少なくとも該折り重ね
部分３１間に弾性材３２が連結されてなる腰裏布地３０
を、前記折り重ね部分３１が前記ウエスト部１０の分離
部分に対応するようにしてウエスト部１０の内側略全周
に逢着したことを特徴とする被服のウエスト伸縮構造」
である。
めに、本各発明の採った手段を、図面に使用する符号を
付して説明すると、「ウエスト部１０と、該ウエスト部
１０の下部にタック又はポケット等の布地が重なり合う
布地重合部２０とを有するズボン等の被服のウエスト伸
縮構造であって、前記ウエスト部１０を前記布地重合部
２０の上部において分離し、ウエスト部１０の周方向に
伸張自在に折り重ねられると共に少なくとも該折り重ね
部分３１間に弾性材３２が連結されてなる腰裏布地３０
を、前記折り重ね部分３１が前記ウエスト部１０の分離
部分に対応するようにしてウエスト部１０の内側略全周
に逢着したことを特徴とする被服のウエスト伸縮構造」
である。
【０００６】ここで、弾性材３２としては、帯ゴム等が
挙げられるが、この他にも、競泳用の水着、レオター
ド、スパッツ等を構成する布地である所謂スパッツ布地
（トリコット布地）等が挙げられる。また、この弾性材
３２は、腰裏布地３０の折り重ね部分３１間に於いての
みに設けても良く、腰裏布地３０全体に渡って一体的に
設けても良い。
挙げられるが、この他にも、競泳用の水着、レオター
ド、スパッツ等を構成する布地である所謂スパッツ布地
（トリコット布地）等が挙げられる。また、この弾性材
３２は、腰裏布地３０の折り重ね部分３１間に於いての
みに設けても良く、腰裏布地３０全体に渡って一体的に
設けても良い。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１に、被服としてのズボンに本
発明のウエスト伸縮構造を採用した例を示す。ここで、
この被服は、布地重複部２０としてポケットやタック等
を備えており、そのポケット部分に本発明のウエスト伸
縮構造が採用されている。以下に、本発明の具体的な構
造を説明する。
発明のウエスト伸縮構造を採用した例を示す。ここで、
この被服は、布地重複部２０としてポケットやタック等
を備えており、そのポケット部分に本発明のウエスト伸
縮構造が採用されている。以下に、本発明の具体的な構
造を説明する。
【０００８】まず、図２に、本発明に係るウエスト伸縮
構造の一例を示す。布地重合部（ポケット）２０の上側
の布地を構成する上側布地２１の上部には、ウエスト部
１０の前身側の布地を構成する前身側布地１１が一体的
に逢着されており、布地重合部（ポケット）２０の下側
の布地を構成する下側布地２２の上部には、ウエスト部
１０の後身側の布地を構成する後身側布地１２が一体的
に逢着されている。ここで、後身側布地１２は、ポケッ
ト２０の入口部分よりも前身側に延出してポケット２０
内部の上部に逢着されており、後身側布地１２に於いて
は、この部分が前身側布地１１により被覆されている。
このような前身側布地１１と後身側布地１２とによっ
て、布地重合部（ポケット）２０の上部にて分離された
ウエスト部１０が構成されている。
構造の一例を示す。布地重合部（ポケット）２０の上側
の布地を構成する上側布地２１の上部には、ウエスト部
１０の前身側の布地を構成する前身側布地１１が一体的
に逢着されており、布地重合部（ポケット）２０の下側
の布地を構成する下側布地２２の上部には、ウエスト部
１０の後身側の布地を構成する後身側布地１２が一体的
に逢着されている。ここで、後身側布地１２は、ポケッ
ト２０の入口部分よりも前身側に延出してポケット２０
内部の上部に逢着されており、後身側布地１２に於いて
は、この部分が前身側布地１１により被覆されている。
このような前身側布地１１と後身側布地１２とによっ
て、布地重合部（ポケット）２０の上部にて分離された
ウエスト部１０が構成されている。
【０００９】一方、ウエスト部１０の内側略全周には、
腰裏布地３０が逢着されている。ここで、腰裏布地３０
は、以下の如く構成されている。腰裏布地３０は、ウエ
スト部１０の内側をスレキ布地等の裏地仕様とする場合
にはスレキ布地により構成され、共地仕様とする場合に
は表地と同一の布地により構成されている。そして、例
えば図３（ａ）に示すように、腰裏布地３０は、それ自
体がウエスト部１０の周方向に伸張自在となるように折
り重ねられている。具体的には、折り目が互いに対向す
るように複数箇所にて折り重ねられた所謂ボックスタッ
ク形状に折り重ねられている。また、この折り重ね部分
３１間には、スパッツ布地等により構成された弾性材３
２が連結されいる。ここで、弾性材３２は、折り重ね部
分３１の両端部分及び折り重ね部分３１の中間部分にて
腰裏布地３０に逢着されており、未逢着部分Ｌが実質的
に弾性材３２として機能するようにしてある。このよう
に、折り重ね部分３１の中間部分に於いても腰裏布地３
０と弾性材３２とを逢着すると、腰裏布地３０と弾性材
３２との間が不用意に開くことがなく、全体の一体感が
向上される。
腰裏布地３０が逢着されている。ここで、腰裏布地３０
は、以下の如く構成されている。腰裏布地３０は、ウエ
スト部１０の内側をスレキ布地等の裏地仕様とする場合
にはスレキ布地により構成され、共地仕様とする場合に
は表地と同一の布地により構成されている。そして、例
えば図３（ａ）に示すように、腰裏布地３０は、それ自
体がウエスト部１０の周方向に伸張自在となるように折
り重ねられている。具体的には、折り目が互いに対向す
るように複数箇所にて折り重ねられた所謂ボックスタッ
ク形状に折り重ねられている。また、この折り重ね部分
３１間には、スパッツ布地等により構成された弾性材３
２が連結されいる。ここで、弾性材３２は、折り重ね部
分３１の両端部分及び折り重ね部分３１の中間部分にて
腰裏布地３０に逢着されており、未逢着部分Ｌが実質的
に弾性材３２として機能するようにしてある。このよう
に、折り重ね部分３１の中間部分に於いても腰裏布地３
０と弾性材３２とを逢着すると、腰裏布地３０と弾性材
３２との間が不用意に開くことがなく、全体の一体感が
向上される。
【００１０】なお、本例に於いては、腰裏布地３０全体
に渡って弾性材３２が一体的に設けられているが、これ
に限らず、腰裏布地３０の折り重ね部分３１間に於いて
のみ弾性材３２を連結しても良い。また、本例に於いて
は、折り重ねられた布地が、折り目の奥端部分Ａ及び折
り目の先端部分Ｂにて逢着されており、長期間の使用や
洗濯等により折り目が消失することが防止されている。
に渡って弾性材３２が一体的に設けられているが、これ
に限らず、腰裏布地３０の折り重ね部分３１間に於いて
のみ弾性材３２を連結しても良い。また、本例に於いて
は、折り重ねられた布地が、折り目の奥端部分Ａ及び折
り目の先端部分Ｂにて逢着されており、長期間の使用や
洗濯等により折り目が消失することが防止されている。
【００１１】以上のように構成された腰裏布地３０は、
図３（ｂ）に示すように、その折り重ね部分３１の未逢
着部分Ｌに於いて、伸張自在で、弾性材３２により縮小
する方向に付勢されたものとなる。そして、このように
構成された腰裏布地３０を、図２に示すように、その伸
縮部分である折り重ね部分３１がウエスト部１０の分離
部分に対応するようにして逢着すれば、ウエスト部１０
が、その分離部分に於いて伸縮自在となる。具体的に
は、腰裏布地３０の折り重ね部分３１により後身側布地
１２の端部と前身側布地１１の所望部分とが連結される
ようにして、腰裏布地３０の折り重ね部分３１よりも後
身側を、後身側布地１２の端部から後身側に逢着し、腰
裏布地３０の折り重ね部分３１よりも前身側を、前身側
布地１１の所望部分から前身側に逢着し、後身側布地１
２の端部と前身側布地１１の所望部分との間を未逢着部
分Ｓとする。この未逢着部分Ｓが、ウエスト部１０の伸
縮部分となる。
図３（ｂ）に示すように、その折り重ね部分３１の未逢
着部分Ｌに於いて、伸張自在で、弾性材３２により縮小
する方向に付勢されたものとなる。そして、このように
構成された腰裏布地３０を、図２に示すように、その伸
縮部分である折り重ね部分３１がウエスト部１０の分離
部分に対応するようにして逢着すれば、ウエスト部１０
が、その分離部分に於いて伸縮自在となる。具体的に
は、腰裏布地３０の折り重ね部分３１により後身側布地
１２の端部と前身側布地１１の所望部分とが連結される
ようにして、腰裏布地３０の折り重ね部分３１よりも後
身側を、後身側布地１２の端部から後身側に逢着し、腰
裏布地３０の折り重ね部分３１よりも前身側を、前身側
布地１１の所望部分から前身側に逢着し、後身側布地１
２の端部と前身側布地１１の所望部分との間を未逢着部
分Ｓとする。この未逢着部分Ｓが、ウエスト部１０の伸
縮部分となる。
【００１２】なお、腰裏布地３０の折り重ね方として
は、前述の例に限らず、例えば図４（ａ）に示すよう
に、折り目が同一方向となるように折り重ねても良い。
この場合に於いても、折り重ねられた布地を、折り目の
奥端部分Ａ及び折り目の先端部分Ｂにて逢着すると、折
り目の消失を防止することができる。また、弾性材３２
を、折り重ね部分３１の両端部分及び折り重ね部分３１
の中間部分に逢着し、その未逢着部分Ｌが弾性材３２と
して実質的に機能するようにすると、全体の一体感を向
上させることができる。そして、このように構成された
腰裏布地３０に於いても、図４（ｂ）に示すように、そ
の折り重ね部分３１の未逢着部分Ｌに於いて、伸張自在
で、弾性材３２により縮小する方向に付勢されたものと
なる。
は、前述の例に限らず、例えば図４（ａ）に示すよう
に、折り目が同一方向となるように折り重ねても良い。
この場合に於いても、折り重ねられた布地を、折り目の
奥端部分Ａ及び折り目の先端部分Ｂにて逢着すると、折
り目の消失を防止することができる。また、弾性材３２
を、折り重ね部分３１の両端部分及び折り重ね部分３１
の中間部分に逢着し、その未逢着部分Ｌが弾性材３２と
して実質的に機能するようにすると、全体の一体感を向
上させることができる。そして、このように構成された
腰裏布地３０に於いても、図４（ｂ）に示すように、そ
の折り重ね部分３１の未逢着部分Ｌに於いて、伸張自在
で、弾性材３２により縮小する方向に付勢されたものと
なる。
【００１３】次に、図５に、本発明に係るウエスト伸縮
構造の別の例を示す。布地重合部（ポケット）２０の上
側の布地を構成する上側布地２１の上部には、ウエスト
部１０の前身側の布地を構成する前身側布地１１が一体
的に逢着されており、布地重合部（ポケット）２０の下
側の布地を構成する下側布地２２の上部には、ウエスト
部１０の後身側の布地を構成する後身側布地１２が一体
的に逢着されている。ここで、前身側布地１１は、ポケ
ット２０の入口部分より後身側に延出する延出部１１ａ
を有するものとして構成されており、後身側布地１２
は、ポケット２０の入口より後身側の下側布地２２の上
部に逢着され前記延出部１１ａを被覆するよう構成され
ている。このような前身側布地１１と後身側布地１２と
によって、布地重合部（ポケット）２０の上部にて分離
されたウエスト部１０が構成されている。
構造の別の例を示す。布地重合部（ポケット）２０の上
側の布地を構成する上側布地２１の上部には、ウエスト
部１０の前身側の布地を構成する前身側布地１１が一体
的に逢着されており、布地重合部（ポケット）２０の下
側の布地を構成する下側布地２２の上部には、ウエスト
部１０の後身側の布地を構成する後身側布地１２が一体
的に逢着されている。ここで、前身側布地１１は、ポケ
ット２０の入口部分より後身側に延出する延出部１１ａ
を有するものとして構成されており、後身側布地１２
は、ポケット２０の入口より後身側の下側布地２２の上
部に逢着され前記延出部１１ａを被覆するよう構成され
ている。このような前身側布地１１と後身側布地１２と
によって、布地重合部（ポケット）２０の上部にて分離
されたウエスト部１０が構成されている。
【００１４】一方、ウエスト部１０の内側略全周には、
前述と同様に構成された腰裏布地３０が、その折り重ね
部分３１がウエスト部１０の分離部分に対応するように
して逢着されている。具体的には、腰裏布地３０の折り
重ね部分３１により前身側布地１１の延出部１１ａ端部
と後身側布地１２の所望部分とが連結されるようにし
て、腰裏布地３０の折り重ね部分３１よりも前身側を、
前身側布地１１の延出部１１ａ端部から前身側に逢着
し、腰裏布地３０の折り重ね部分３１よりも後身側を、
後身側布地１２の所望部分から後身側に逢着し、前身側
布地１１の延出部１１ａ端部と後身側布地１２の所望部
分との間を未逢着部分Ｓとする。この未逢着部分Ｓがウ
エスト部１０の伸縮部分となる。
前述と同様に構成された腰裏布地３０が、その折り重ね
部分３１がウエスト部１０の分離部分に対応するように
して逢着されている。具体的には、腰裏布地３０の折り
重ね部分３１により前身側布地１１の延出部１１ａ端部
と後身側布地１２の所望部分とが連結されるようにし
て、腰裏布地３０の折り重ね部分３１よりも前身側を、
前身側布地１１の延出部１１ａ端部から前身側に逢着
し、腰裏布地３０の折り重ね部分３１よりも後身側を、
後身側布地１２の所望部分から後身側に逢着し、前身側
布地１１の延出部１１ａ端部と後身側布地１２の所望部
分との間を未逢着部分Ｓとする。この未逢着部分Ｓがウ
エスト部１０の伸縮部分となる。
【００１５】最後に、図６に、本発明に係るウエスト伸
縮構造のさらに別の例を示す。布地重合部（ポケット）
２０の上側の布地を構成する上側布地２１の上部には、
ウエスト部１０の前身側の布地を構成する前身側布地１
１が一体的に逢着されており、布地重合部（ポケット）
２０の下側の布地を構成する下側布地２２の上部には、
ウエスト部１０の後身側の布地を構成する後身側布地１
２が一体的に逢着されている。ここで、前身側布地１１
は、ポケット２０の入口部分より後身側に延出する延出
部１１ａを有するものとして構成されており、後身側布
地１２は、ポケット２０の入口より後身側の下側布地２
２の上部に逢着され前記延出部１１ａを被覆するよう構
成されている。また、ポケット２０内部の上部には、前
述の後身側布地１２とは別体の布地により構成された重
合部布地１３が逢着されており、この重合部布地１３
は、前身側布地１１により被覆されている。このような
前身側布地１１、後身側布地１２及び重合部布地１３に
よって、布地重合部（ポケット）２０の上部にて分離さ
れたウエスト部１０が構成されている。
縮構造のさらに別の例を示す。布地重合部（ポケット）
２０の上側の布地を構成する上側布地２１の上部には、
ウエスト部１０の前身側の布地を構成する前身側布地１
１が一体的に逢着されており、布地重合部（ポケット）
２０の下側の布地を構成する下側布地２２の上部には、
ウエスト部１０の後身側の布地を構成する後身側布地１
２が一体的に逢着されている。ここで、前身側布地１１
は、ポケット２０の入口部分より後身側に延出する延出
部１１ａを有するものとして構成されており、後身側布
地１２は、ポケット２０の入口より後身側の下側布地２
２の上部に逢着され前記延出部１１ａを被覆するよう構
成されている。また、ポケット２０内部の上部には、前
述の後身側布地１２とは別体の布地により構成された重
合部布地１３が逢着されており、この重合部布地１３
は、前身側布地１１により被覆されている。このような
前身側布地１１、後身側布地１２及び重合部布地１３に
よって、布地重合部（ポケット）２０の上部にて分離さ
れたウエスト部１０が構成されている。
【００１６】一方、前身側布地１１の延出部１１ａ端部
と後身側布地１２の所望部分の裏側とには、帯ゴム等の
弾性材４０が連結されており、この弾性材４０によっ
て、前身側布地１１と後身側布地１２とが伸縮可能に構
成されている。また、ウエスト部１０の内側略全周に
は、前述と同様に構成された腰裏布地３０が、その折り
重ね部分３１がウエスト部１０の分離部分に対応するよ
うにして逢着されている。具体的には、腰裏布地３０の
折り重ね部分３１により重合部布地１３の前身側端部と
前身側布地１１の所望部分とが連結されるようにして、
腰裏布地３０の折り重ね部分３１よりも後身側を、重合
部布地１３の前身側端部から後身側及び後身側布地１２
に逢着し、腰裏布地３０の折り重ね部分３１よりも前身
側を、前身側布地１１の所望部分から前身側に逢着し、
重合部布地１３の前身側端部と前身側布地１１の所望部
分との間を未逢着部分Ｓとする。この未逢着部分Ｓによ
り、前身側布地１１と重合部布地１３とが伸縮可能に構
成され、ウエスト部１０が伸縮可能となる。
と後身側布地１２の所望部分の裏側とには、帯ゴム等の
弾性材４０が連結されており、この弾性材４０によっ
て、前身側布地１１と後身側布地１２とが伸縮可能に構
成されている。また、ウエスト部１０の内側略全周に
は、前述と同様に構成された腰裏布地３０が、その折り
重ね部分３１がウエスト部１０の分離部分に対応するよ
うにして逢着されている。具体的には、腰裏布地３０の
折り重ね部分３１により重合部布地１３の前身側端部と
前身側布地１１の所望部分とが連結されるようにして、
腰裏布地３０の折り重ね部分３１よりも後身側を、重合
部布地１３の前身側端部から後身側及び後身側布地１２
に逢着し、腰裏布地３０の折り重ね部分３１よりも前身
側を、前身側布地１１の所望部分から前身側に逢着し、
重合部布地１３の前身側端部と前身側布地１１の所望部
分との間を未逢着部分Ｓとする。この未逢着部分Ｓによ
り、前身側布地１１と重合部布地１３とが伸縮可能に構
成され、ウエスト部１０が伸縮可能となる。
【００１７】以上、本例に於いては、本発明のウエスト
伸縮構造を布地重合部２０としてのポケット２０部分に
適用した例を示したが、本発明のウエスト伸縮構造は、
これに限らず、例えばタック等、被服のウエスト部１０
の下部の布地が重なり合う部分に適用することができ
る。
伸縮構造を布地重合部２０としてのポケット２０部分に
適用した例を示したが、本発明のウエスト伸縮構造は、
これに限らず、例えばタック等、被服のウエスト部１０
の下部の布地が重なり合う部分に適用することができ
る。
【００１８】
【発明の効果】上記詳細に説明したように、本発明のウ
エスト伸縮構造は、折り重ね部分において伸張自在であ
り縮小する方向に付勢された腰裏布地を、その折り重ね
部分がウエスト部の分離部分に対応するようにして、ウ
エスト部の内側略全周に逢着したものであり、腰裏布地
としてスレキ布地や表地と同一の布地を採用しても、何
等の機能も損なうことなくウエスト部を伸縮可能に構成
することができるものである。よって、ウエスト部１０
の内側に露呈する布地として多種多様な素材の布地を採
用することができ、デザイン感や高級感を向上させるこ
とができる。
エスト伸縮構造は、折り重ね部分において伸張自在であ
り縮小する方向に付勢された腰裏布地を、その折り重ね
部分がウエスト部の分離部分に対応するようにして、ウ
エスト部の内側略全周に逢着したものであり、腰裏布地
としてスレキ布地や表地と同一の布地を採用しても、何
等の機能も損なうことなくウエスト部を伸縮可能に構成
することができるものである。よって、ウエスト部１０
の内側に露呈する布地として多種多様な素材の布地を採
用することができ、デザイン感や高級感を向上させるこ
とができる。
【図１】本発明に係るウエスト伸縮構造を採用した被服
の一例を示す正面図である。
の一例を示す正面図である。
【図２】本発明に係るウエスト伸縮構造の一例を示す図
１におけるＡ部の分解斜視図である。
１におけるＡ部の分解斜視図である。
【図３】腰裏布地の一例を示す平面図である。
【図４】腰裏布地の別の例を示す平面図である。
【図５】本発明に係るウエスト伸縮構造の別の例を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図６】本発明に係るウエスト伸縮構造のさらに別の例
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
Ａ 折り目の奥端部分 Ｂ 折り目の先端部分 Ｌ 未逢着部分 Ｓ 未逢着部分 １０ ウエスト部 １１ 前身側布地 １１ａ 延出部 １２ 後身側布地 １３ 重合部布地 ２０ 布地重合部（ポケット部分） ２１ 上側布地 ２２ 下側布地 ３０ 腰裏布地 ３１ 折り重ね部分 ３２ 弾性材 ４０ 弾性材
Claims (1)
- 【請求項１】 ウエスト部と、該ウエスト部の下部にタ
ック又はポケット等の布地が重なり合う布地重合部とを
有するズボン等の被服のウエスト伸縮構造であって、 前記ウエスト部を前記布地重合部の上部において分離
し、 ウエスト部の周方向に伸張自在に折り重ねられると共に
少なくとも該折り重ね部分間に弾性材が連結されてなる
腰裏布地を、前記折り重ね部分が前記ウエスト部の分離
部分に対応するようにしてウエスト部の内側略全周に逢
着したことを特徴とする被服のウエスト伸縮構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17414996A JPH101804A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 被服のウエスト伸縮構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17414996A JPH101804A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 被服のウエスト伸縮構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH101804A true JPH101804A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15973540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17414996A Pending JPH101804A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 被服のウエスト伸縮構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH101804A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100345347B1 (ko) * | 2000-07-06 | 2002-07-24 | 평안섬유공업주식회사 | 프리 사이즈 바지 |
| JP6140379B1 (ja) * | 2017-01-25 | 2017-05-31 | 加藤 好司 | ウエスト伸縮自在ボトムス |
| JP6140380B1 (ja) * | 2017-01-25 | 2017-05-31 | 加藤 好司 | ウエスト伸縮自在ボトムス |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP17414996A patent/JPH101804A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100345347B1 (ko) * | 2000-07-06 | 2002-07-24 | 평안섬유공업주식회사 | 프리 사이즈 바지 |
| JP6140379B1 (ja) * | 2017-01-25 | 2017-05-31 | 加藤 好司 | ウエスト伸縮自在ボトムス |
| JP6140380B1 (ja) * | 2017-01-25 | 2017-05-31 | 加藤 好司 | ウエスト伸縮自在ボトムス |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051129 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051220 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060418 |