JPH10180490A - スクリュープレス式濾過脱水機 - Google Patents

スクリュープレス式濾過脱水機

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JPH10180490A
JPH10180490A JP8357308A JP35730896A JPH10180490A JP H10180490 A JPH10180490 A JP H10180490A JP 8357308 A JP8357308 A JP 8357308A JP 35730896 A JP35730896 A JP 35730896A JP H10180490 A JPH10180490 A JP H10180490A
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JP
Japan
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filter
screw shaft
shaft
screw
filters
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JP8357308A
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Inventor
Yoshinobu Wada
嘉信 和田
Kazuo Kishimoto
一夫 岸本
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Shibuya Corp
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Shibuya Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スクリュープレス式濾過脱水機のフィルター3
0として、セラミック等の燒結フィルターの使用を可能
にする。 【解決手段】本体4に外筒6を固定し内部を密封する。
外筒6の内周面に沿って円筒状のフィルター30を複数
本配置し、各フィルター30内に、テーパ軸26の外周
に螺旋状のブレード28が取付けられたスクリューシャ
フト24を回転自在に嵌合する。各スクリューシャフト
24が回転(自転)可能であるとともに、円周状に配置
された複数本のフィルター30が外筒6内で回転(公
転)する。スクリューシャフト24の小径部側には、ホ
ッパ10からのスラリーの供給口8bが、そして、大径
部側には、脱水ケーキの排出孔22aが設けられてお
り、小径部側から導入されたスラリーは、圧送されつつ
濾過脱水され、濾液は排液口50から、ケーキは排出孔
22aからそれぞれ排出される。 【効果】フィルター30を小型化したので、セラミック
フィルター等の使用が可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は濾過脱水機に係り、
特に、フィルター内でスクリューシャフトを回転させる
ことによりスラリーの固液分離を行なうスクリュープレ
ス式の濾過脱水機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクリュープレス式の濾過脱水機は、円
筒状のフィルター内に、テーパ軸の外周に螺旋状のブレ
ードを取付けたスクリューシャフトを回転自在に嵌合さ
せ、前記テーパ軸の外面と円筒状フィルタの内面との間
に、テーパ軸の小径部側から大径部側へ向けて次第に断
面積が小さくなる圧縮通路を形成し、前記テーパ軸の小
径部側から多量の水分を含む泥状のスラリーを投入し、
スクリューシャフトの回転に伴って、次第に圧縮通路の
断面積が小さくなるテーパ軸の大径部側に向けて移動さ
せ、その移動中に濾過脱水を行なって濾液を排出すると
ともに、脱水後のケーキ(脱水した固形物)を排出孔か
ら外部に排出するようになっている。このようなスクリ
ュープレス式の濾過脱水機は、従来から広く知られてい
る(特開昭60−152395号、特開昭60−170
599号、特開昭60−255300号等)。
【0003】前記各公報に記載されたスクリュープレス
式の濾過脱水機は、一本のスクリューシャフトを用いて
濾過脱水を行なう構成であり、処理能力を向上させるた
めには、スクリューシャフトおよび円筒状フィルターを
大型化しなければならない。従来のスクリュープレス式
の濾過脱水機では、一般に、フィルターとしてウエッジ
ワイヤスクリーンあるいはパンチングメタル等の金属製
のものを用いているので、これらフィルターおよびスク
リューシャフトを大型化して能力の向上を図ることが可
能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記金
属製のフィルターよりも精密なセラミックフィルター等
の燒結フィルターを用いて、より高度な濾過脱水をしよ
うとした場合には、フィルターの大型化が困難なので、
従来のような一組のフィルターおよびスクリューシャフ
トを用いた構成では、濾過脱水機のフィルターとして燒
結フィルターを用いることが不可能であった。
【0005】本発明は前記のような問題点を除くために
なされたもので、セラミックフィルター等の燒結フィル
ターを用いた場合でも、濾過面積を大きくして高能力化
することが可能なスクリュープレス式の濾過脱水機を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクリュー
プレス式濾過脱水機は、円筒状のフィルター内に、テー
パ軸の外周に螺旋状のブレードが取付けられたスクリュ
ーシャフトを配置して回転させることにより、スラリー
の固液分離を行なうものであって、特に、前記円筒状の
フィルターを、密閉された外筒の内周に沿って複数本配
置し、これら各フィルター内にそれぞれ前記スクリュー
シャフトを嵌合させて回転させるようにしたものであ
る。
【0007】前記スクリュープレス式濾過脱水機では、
小型のフィルターを、大径の外筒の内周に沿って複数本
配置しているので、フィルターの本数を増やすことによ
り、フィルターを大型化しなくとも大きい濾過面積を得
ることができ、セラミックフィルター等の燒結フィルタ
ーを用いた場合でも、処理能力を向上させることが可能
である。
【0008】また、第2の発明に係るスクリュープレス
式濾過脱水機は、前記外筒の内周に沿って円形に配置し
た複数本の円筒状フィルターを、外筒の軸線を中心にし
て一体的に回転させるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1および図2は本発明の一実施
の形態に係るスクリュープレス式濾過脱水機を示すもの
で、図1はその縦断面図、図2は右正面図であり、ベー
ス2上に、本体4が両側の脚部4a,4aを介して固定
されている。この本体4は、外周に大径の円筒部4bを
有し、その底部4cの中心には円孔4dが形成され、こ
の円孔4dの周囲に小径の円筒部4eが形成されてい
る。外側の大径円筒部4bの先端(図1の右端)には、
この大径円筒部4bとほぼ同径の、またはやや小径の外
筒6が固定されている。また、本体4の中央部に形成さ
れた小径円筒部4e内には、中空軸8が固定されてお
り、この中空軸8の前記本体4の外部(図の左方)側に
突出している部分に、スラリー(固体と液体の混合物)
を投入するホッパ10が取付けられている。このホッパ
10内に投入されたスラリーは、中空軸8に形成された
導入口8aを介してこの中空軸8の内部に流入する。
【0010】前記中空軸8の、本体2の内部(図1の右
側)に位置している先端部の外周には、中央に筒状の突
出部12aを有する円形のプレートから成るフランジ部
材12が回転可能に嵌合している。また、中空軸8の外
周の、このフランジ部材12よりもやや内部側に円形の
ディスク14が回転自在に嵌合している。これらフラン
ジ部材12および円形ディスク14の内周面には、それ
ぞれシール部材13,15が装着されて両部材12,1
4間の液密を保持している。前記フランジ部材12の外
側を向いた側面には、前記筒状の突出部12aよりも大
径で、かつ、前記本体4の大径円筒部4bに固定されて
いる外筒6よりも小径の内筒16が固定されている。こ
の内筒16の外側端部には、円形のカバープレート18
が固定されて、内筒16の内部を密封している。
【0011】前記円形ディスク14の外周寄りには、円
周方向等間隔で複数の軸受(内部軸受)20が貫通固定
されている。また、内筒16の外側端部には、前記各内
部軸受20と対応する位置に、それぞれ軸受(外部軸
受)22が取付けられ、これら各一対の軸受20,22
間にそれぞれスクリューシャフト24が回転自在に支持
されている。このスクリューシャフト24は、内部軸受
20側が小径で、外部軸受22側に向かって次第に大径
になるテーパ軸26と、このテーパ軸26の外周に等ピ
ッチで螺旋状に取付けられ、外周側が同一の径を有する
ブレード28とを備えている。
【0012】各スクリューシャフト24の周囲の、前記
フランジ部材12と外部軸受22との間に、それぞれ円
筒状のフィルター30が取付けられている。これら円筒
状のフィルター30は、内周面が全長に亘って前記スク
リューシャフト24のブレード28の外径とほぼ同一
か、または僅かに大きい径を有しており、螺旋状のブレ
ード28の一ピッチごとに区画されているテーパ軸26
の外面とフィルタ30の内面との間の空間(圧縮通路)
が、テーパ軸26の小径側から大径側に向かって次第に
容積が縮小されるようになっている。なお、この実施例
では、高度な濾過を可能にするために、フィルター30
としてセラミックフィルター等の燒結フィルター、すな
わち、非金属製無機物を燒結して製作したフィルターが
使用されている。
【0013】円形ディスク14の外周縁には、環状のギ
ア32が固定され、駆動装置34のドライブシャフト3
6に取付けられたピニオンギア38に噛合っている。な
お、環状のギア32および円形ディスク14は、ボルト
40によって前記フランジ部材12と一体に固定されて
おり、環状のギア32が回転すると、円形ディスク14
およびフランジ部材12は、固定側の外筒6の内周面に
支持されて一体的に回転する。この外筒6の両端部内周
面には、それぞれOリング42,44が装着されて外筒
6の内部の液密を保持している。
【0014】各スクリューシャフト24の、本体4の内
部側(図1の左側)に位置する端部にはそれぞれ遊星ギ
ア46が取付けられており、本体4の前記小径円筒部4
eに固定された大径の固定ギア48に噛合っている。従
って、前述のように、駆動装置34のピニオンギア38
が回転すると、このピニオンギア38に噛合う環状のギ
ア32が回転し、環状のギア32と一体に円形ディスク
14、フランジ部材12、内筒16およびフィルター3
0が回転する。すると、各フィルター30内に嵌合され
ている各スクリューシャフト24も、フィルター30と
一体として前記中空軸8の軸線O1 を中心に回転する。
各スクリューシャフト24が中空軸12の軸線O1 を中
心に回転(公転)すると、スクリューシャフト24の先
端に取付けられている遊星ギア46が、大径の固定ギア
48に噛合ってその周囲を回転することにより、各スク
リューシャフト24がその軸線O2 を中心に回転(自
転)する。
【0015】前記ホッパ10からスラリーが導入される
中空軸8の、本体4の内部側(ディスク14とフランジ
部材12の間)には供給口8bが形成されており、スラ
リーは、これら供給口8bからフランジ部材12とディ
スク14との間の空間に流入し、スクリューシャフト2
4の小径側端部に供給される。スクリューシャフト24
の小径側に供給されたスラリーは、スクリューシャフト
24の回転(自転)に伴って、螺旋状のブレード28に
より次第にスクリューシャフト24の大径部側に搬送さ
れる。螺旋状のブレード28の各ピッチ間の空間(圧縮
通路)は次第に容積が狭くなっているので、スラリーは
加圧されて濾過脱水され、その固形分は次第に圧縮され
て大径部側へ搬送される。スクリューシャフト24の外
部側の端部を回転自在に支持している外部軸受22に
は、排出孔22aが設けられており、脱水されて圧縮さ
れた固形分(ケーキ)がこの排出孔22aから外部に排
出される。
【0016】本体の大径円筒部4bの先端に固定されて
いる外筒6の下部には、濾過液を排出する排液口50が
設けられている。この排液口50は、配管52を介して
図示しない真空源に接続されており、外筒6の内部は真
空吸引される。また、外筒6の上部には、逆洗用のエア
供給口54が設けられており、定期的に外筒6内にエア
を導入して外筒6の内部を陽圧にすることによりフィル
タ30の逆洗を行ない、フィルタ30が目詰りすること
による濾過能力の低下を防止するようになっている。
【0017】以上の構成に係るスクリュープレス式濾過
脱水機の作動について説明する。ホッパ10内に大量の
スラリーが投入され、導入口8aから中空軸8の内部に
導入される。さらに、中空軸8の、本体2の内部側に形
成されている供給口8bから、フランジ部材12とディ
スク14との間の空間を通って、スクリューシャフト2
4の小径部側(図1の左側)に供給される。駆動装置3
4の運転により、ピニオンギア38および環状ギア32
の回転を介して、フランジ部材12、ディスク14、内
筒16、複数組のフィルター20およびスクリューシャ
フト24等が一体的に回転する。スクリューシャフト2
4およびフィルター20が中空軸8の軸心O1 を中心に
回転(公転)すると、各スクリューシャフト24に取付
けられている遊星ギア46が固定ギア48に噛合ってそ
の周囲を回転することにより、スクリューシャフト24
が、内外両端部の軸受20,22に支持されてフィルタ
ー30内でその軸線O2 を中心にして回転(自転)す
る。
【0018】スクリューシャフト24が公転しつつ自転
を行なうと、スクリューシャフト24のブレード28の
1ピッチ毎の容積が次第に縮小されているので、その小
径部側に供給されたスラリーは、スクリューシャフト2
4によって圧送されつつ脱水され、その大径部側(図1
の右端)に達すると、脱水ケーキとして外部軸受22の
排出孔22aから機外に排出される。また、スクリュー
シャフト24が公転することにより、スラリーが撹拌さ
れて均一な状態になり、効率的に濾過脱水が行なわれ
る。しかも、外筒6内(すなわちフィルター30の外周
側)は、排液口50側から吸引されて真空状態になって
いるので、濾過が促進される。
【0019】前記実施例では、フィルター30として緻
密な構造のセラミックフィルターを使用しているので、
スラリーの濾過を行なっている間に次第に目詰りを起こ
すおそれがある。そこで、外筒6の上部に設けられてい
るエア供給口54から定期的に圧力エアを供給して、外
筒6の内部を陽圧にし、逆洗を行なうことによりフィル
ター30の目詰りを防止して濾過能力の低下を防いでい
る。なお、この実施例では、外筒6内に圧力エアを供給
して陽圧にすることによりフィルター30の目詰りを防
止するようにしているが、エア圧に限らず、水圧によっ
て逆洗を行なうようにしても良い。
【0020】以上のように、小型のフィルター30およ
びスクリューシャフト24を複数組設けた構成にしたこ
とにより、各フィルター30が小型でも、全体として大
きい濾過能力を得ることができ、しかも、各フィルター
30を小型にしたことにより、精密なセラミックフィル
ターを用いることができ、高度な濾過を行なうことが可
能になった。しかも、フィルター30の選択範囲を広げ
ることができるので、より高度な濾過を行なうことが可
能になる。また、通常のスクリュープレス式濾過脱水機
のようにスクリューシャフト24のみを回転させて濾過
脱水を行なうものと異なり、スクリューシャフト24の
回転(自転)に加えてスクリューシャフト24およびフ
ィルター30を公転させているので、スラリーを撹拌す
ることができ、固体成分が沈殿しやすいスラリーであっ
ても均一に混合させて効率良く濾過脱水することができ
る。なお、ケーキの排出孔22aを複数の小孔から構成
すれば、ペレット状の脱水ケーキを作ることが可能であ
る。また、中空軸8の導入口8aにカッターを設けて粉
砕機能を追加しても良い。
【0021】図3は、第2の実施例に係るスクリュープ
レス式濾過脱水機を示す縦断面図であり、前記実施例と
同一の部分には同一の符号を付して説明する。本体2の
中心に固定された中空軸8の、本体2の外部側に処理液
ホッパ10が取付けられ、このホッパ10内に投入され
たスラリーは、導入口8aから中空軸8の内部に導入さ
れる。中空軸8の先端部(図4の右端)寄りには、円形
のディスク14およびフランジ部材12が所定の間隔で
嵌合されている。これら両者12,14の内周面には、
それぞれOリング13,15が嵌着されて両者12,1
4間の空間の液密が保持されている。さらに、フランジ
部材12の外周端には外筒6が固定されている。一端が
フランジ部材12に固定されたこの外筒6の他端には、
外周部に所定の間隔で複数の軸受(外部軸受)22が固
定され、これら外部軸受22の内周側には、カバー18
が装着されて外筒6内を密閉している。
【0022】前記円形ディスク14の外周寄りには、前
記各外部軸受22と対応する位置に、それぞれ内部軸受
20が固定されている。これら一対となっている各内外
両軸受20,22間に、それぞれスクリューシャフト2
4が回転自在に支持されている。これらスクリューシャ
フト24は、前記実施例のスクリューシャフト24と同
様に、図3の左端部側が最も小径で右端部側に向けて次
第に径が大きくなるテーパ軸26と、このテーパ軸26
の外周に取付けられた一定ピッチの螺旋状のブレード2
8とを備えている。
【0023】各スクリューシャフト24のテーパ軸26
の、内部軸受20から突出している部分に、それぞれギ
ア46が取付けられ、前記中空軸8の外周にボールベア
リング60,62を介して回転自在に嵌合された大径の
アイドルギア64に噛合っている。また、このアイドル
ギア64は、同時に駆動装置34のピニオンギア38に
も噛合っており、駆動装置34の運転によりこのピニオ
ンギア38が回転すると、アイドルギア64の回転を介
して前記各ギア46が回転し、各スクリューシャフト2
4が回転する。
【0024】一方、各スクリューシャフト24の外周側
の、前記フランジ部材12と外部軸受22との間には円
筒状のフィルター30がそれぞれ取付けられている。こ
の円筒状のフィルター30の内径は、スクリューシャフ
ト24のブレード28の外径とほぼ等しく、あるいは、
僅かに大きくなっており、各スクリューシャフト24は
このフィルター30の内部で回転する。
【0025】前記中空軸8の、円形ディスク14とフラ
ンジ部材12との間に位置する部分に、内外を貫通する
供給口8bが形成されており、前記処理液ホッパ10か
ら中空軸8の内部に導入されたスラリーは、これらの供
給口8bを介して、前記スクリューシャフト24の小径
部側に供給される。また、スクリューシャフト24の大
径部側の端部が支持されている外部軸受22には、脱水
ケーキの排出孔22aが設けられており、スクリューシ
ャフト24の回転によって小径部側から大径部側へ圧送
されて、脱水された固形分は脱水ケーキとして排出され
る。なお、外筒6には、前記実施例と同様に、真空源に
接続された排液口50および、逆洗用のエア供給口54
が設けられている。
【0026】この実施例では、駆動装置34を運転する
ことにより、ドライブシャフト36のピニオンギア38
を回転させると、このピニオンギア38に噛合うアイド
ルギア64を介して各ギア46が回転してスクリューシ
ャフト24が回転する。スクリューシャフト24が回転
すると、前記実施例と同様に、スクリューシャフト24
の小径部側に供給されたスラリーが、大径部側に向かっ
て圧送される間に濾過脱水され、外部軸受22に設けら
れた排出孔22aから脱水ケーキとして排出される。
【0027】前述のように、この実施例のスクリューシ
ャフト24およびフィルタ30は、中空軸8を中心とし
た回転(公転)はせず、スクリューシャフト24がフィ
ルター30内で自転だけを行なう。従って、各フィルタ
ー30内でのスクリューシャフト24の回転により、そ
れぞれが濾過脱水を行ない、各フィルター30を通過し
た濾過液は、下方に落下して外筒6の底部に集まり、排
液口50から排出される。本実施例に係る構成でも前記
実施例と同様に、小型のフィルター30を複数本設ける
ようにしたことにより、セラミックフィルター等のよう
に大型化が困難なフィルターを用いた場合でも濾過面積
を大きくして処理能力を向上させることができる。な
お、スラリーの性質によって撹拌を要しない場合には、
前記実施例のような公転をさせる機構を省略して、スク
リューシャフト24に自転だけを行なわせることにより
構造を簡素化することができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、円筒
状のフィルター内に、テーパ軸の外周に螺旋状のブレー
ドが取付けられて成るスクリューシャフトを配置して回
転させることにより、スラリーの固液分離を行なうスク
リュープレス式濾過脱水機において、前記円筒状のフィ
ルターを、密閉された外筒の内周に沿って複数本配置す
るとともに、これら各フィルター内にそれぞれ前記スク
リューシャフトを嵌合させて回転させるようにしたこと
により、フィルターを小型化しても大きい濾過面積を確
保することが可能になり、濾過脱水機の処理能力を向上
させることができる。従って、フィルターの素材を各種
選択することが可能になるので、好適なフィルターを選
択してより高度な濾過を行なうこともできる。
【0029】また、第2の発明によれば、前記外筒の内
周に沿って円形に配置した複数本の円筒状フィルター
を、外筒の軸線を中心にして一体的に回転させるように
したので、スラリーを撹拌しつつ圧送して濾過脱水を行
なうことができる。従って、スラリー中の固体成分が沈
殿することなく均一に混合されて効率的に固液分離が行
なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスクリュープレス式濾
過脱水機の縦断面図である。
【図2】前記濾過脱水機の正面図である。
【図3】第2の実施例に係るスクリュープレス式濾過脱
水機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 外筒の軸線 6 外筒 24 スクリューシャフト 26 テーパ軸 28 ブレード 30 フィルター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のフィルター内に、テーパ軸の外
    周に螺旋状のブレードが取付けられたスクリューシャフ
    トを配置して回転させることにより、スラリーの固液分
    離を行なうスクリュープレス式濾過脱水機において、 前記円筒状フィルターを、密閉された外筒の内周に沿っ
    て複数本配置し、これら各フィルター内にそれぞれ前記
    スクリューシャフトを嵌合させて回転させるようにした
    ことを特徴とするスクリュープレス式濾過脱水機。
  2. 【請求項2】 前記複数本の円筒状フィルターを、外筒
    の軸線を中心にして一体的に回転させることを特徴とす
    る請求項1に記載のスクリュープレス式濾過脱水機。
JP8357308A 1996-12-26 1996-12-26 スクリュープレス式濾過脱水機 Pending JPH10180490A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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