JP2552825Y2 - 重層スクリュープレス - Google Patents
重層スクリュープレスInfo
- Publication number
- JP2552825Y2 JP2552825Y2 JP1991071192U JP7119291U JP2552825Y2 JP 2552825 Y2 JP2552825 Y2 JP 2552825Y2 JP 1991071192 U JP1991071192 U JP 1991071192U JP 7119291 U JP7119291 U JP 7119291U JP 2552825 Y2 JP2552825 Y2 JP 2552825Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw press
- press
- feed shaft
- cake
- outer cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、汚泥の脱水等に用い
るスクリュープレスの改良に関し、特に、考案ではスク
リュープレスを上下二段に重ねて設けて設置面積を占め
ず、然も、固液分離効率の高いスクリュープレスを提案
するものである。
るスクリュープレスの改良に関し、特に、考案ではスク
リュープレスを上下二段に重ねて設けて設置面積を占め
ず、然も、固液分離効率の高いスクリュープレスを提案
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリーンを張設した外筒内に、
その周部に螺旋翼を巻回した送り軸を支架したスクリュ
ープレスは公知である。特公昭60−20120号発明
はその一例であり、この発明の第1図に示すものでは、
送り軸に巻回した螺旋翼のそのピッチを粗から密に変化
させている。
その周部に螺旋翼を巻回した送り軸を支架したスクリュ
ープレスは公知である。特公昭60−20120号発明
はその一例であり、この発明の第1図に示すものでは、
送り軸に巻回した螺旋翼のそのピッチを粗から密に変化
させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述の従来のスクリュ
ープレスは、出口部においてケーキの排出力を強化した
ものであるが、一般に、この種の汚泥等の脱水に用いる
スクリュープレスでは、送り軸が、極めて低速回転で運
転され、したがって、外筒入口部の原液量と出口部にお
けるケーキ量とは、不均衝になりがちである。すなわ
ち、外筒の入口の重力ろ過部分では、液分が切れやす
く、中位部以降の加圧ゾーンや圧搾ゾーンでは、液分が
分離しにくく、外筒入口では空隙が生じ、ろ過室の容積
利用効率が低くなっている。
ープレスは、出口部においてケーキの排出力を強化した
ものであるが、一般に、この種の汚泥等の脱水に用いる
スクリュープレスでは、送り軸が、極めて低速回転で運
転され、したがって、外筒入口部の原液量と出口部にお
けるケーキ量とは、不均衝になりがちである。すなわ
ち、外筒の入口の重力ろ過部分では、液分が切れやす
く、中位部以降の加圧ゾーンや圧搾ゾーンでは、液分が
分離しにくく、外筒入口では空隙が生じ、ろ過室の容積
利用効率が低くなっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、上述のよう
な課題を解決するために、上方に低圧のスクリュープレ
スを設け、下方に高圧のスクリュープレスを設けてこれ
らをシリーズに連結し間断なく、然も、高圧で原液を処
理するようにしたことを特長とするものであって、その
要旨とするところは、機枠の上下2段にスクリュープレ
スを配設し、上部スクリュープレスのケーキの排出部に
臨ませて、下部スクリュープレスの原液供給口を設ける
と共に、下部スクリュープレスの送り軸の周部に二重に
螺旋翼を巻回し、その外筒を送り軸に対し逆転可能とし
たものである。
な課題を解決するために、上方に低圧のスクリュープレ
スを設け、下方に高圧のスクリュープレスを設けてこれ
らをシリーズに連結し間断なく、然も、高圧で原液を処
理するようにしたことを特長とするものであって、その
要旨とするところは、機枠の上下2段にスクリュープレ
スを配設し、上部スクリュープレスのケーキの排出部に
臨ませて、下部スクリュープレスの原液供給口を設ける
と共に、下部スクリュープレスの送り軸の周部に二重に
螺旋翼を巻回し、その外筒を送り軸に対し逆転可能とし
たものである。
【0005】
【作用】この考案に係るスクリュープレスは、上部のス
クリュープレスが低圧作動するものであるので、圧搾部
にケーキが詰ることなく、外筒に供給した原液はケーキ
化して圧搾部から排出され、間断することなくその下方
の高圧で作動するスクリュープレスに供給される。そし
て、下方の高圧スクリュープレスでは、供給されたケー
キがその強力な送り羽根によって、加圧部、圧搾部へと
送られ、送り軸と外筒を逆転させることによりより高い
圧力で圧搾されて排出部から機外に取出される。すなわ
ち、下方のスクリュープレスでは、多重に巻回した送り
羽根によって強力に搬送され、加圧部、圧搾部に詰るこ
となく高圧力で、排出口から押出され、この間にさらに
液分が分離されるものである。
クリュープレスが低圧作動するものであるので、圧搾部
にケーキが詰ることなく、外筒に供給した原液はケーキ
化して圧搾部から排出され、間断することなくその下方
の高圧で作動するスクリュープレスに供給される。そし
て、下方の高圧スクリュープレスでは、供給されたケー
キがその強力な送り羽根によって、加圧部、圧搾部へと
送られ、送り軸と外筒を逆転させることによりより高い
圧力で圧搾されて排出部から機外に取出される。すなわ
ち、下方のスクリュープレスでは、多重に巻回した送り
羽根によって強力に搬送され、加圧部、圧搾部に詰るこ
となく高圧力で、排出口から押出され、この間にさらに
液分が分離されるものである。
【0006】また、この考案に係るスクリュープレス
は、一つの機枠内に上下に収容されて設置面積を占め
ず、2台の機械であり乍らシリーズに連結してあるの
で、原液およびケーキの移動が最小で済み、また、ポン
プ、駆動機器等の補機類も共用できるものがあり、設置
コストも安価なるものである。以下、図面に基づいて、
この考案を具体的に説明する。
は、一つの機枠内に上下に収容されて設置面積を占め
ず、2台の機械であり乍らシリーズに連結してあるの
で、原液およびケーキの移動が最小で済み、また、ポン
プ、駆動機器等の補機類も共用できるものがあり、設置
コストも安価なるものである。以下、図面に基づいて、
この考案を具体的に説明する。
【0007】
【実施例】図1において、符号1は、機枠上部に設置さ
れたスクリュープレス、符号2はその下方に設置した高
圧で作動するスクリュープレスであり、この下部のスク
リュープレス2は、そのケーキホッパー3を上部のスク
リュープレス1のケーキの排出部4の下方に臨ませて設
けてある。符号5は上部のスクリュープレス1の原液供
給用のホッパー、6は、スクリーンを張設した外筒、7
は送り軸、8は送り軸7の駆動モーター、9はケーキ排
出調節板、10はケーキのシュート、11はろ液の受皿
である。
れたスクリュープレス、符号2はその下方に設置した高
圧で作動するスクリュープレスであり、この下部のスク
リュープレス2は、そのケーキホッパー3を上部のスク
リュープレス1のケーキの排出部4の下方に臨ませて設
けてある。符号5は上部のスクリュープレス1の原液供
給用のホッパー、6は、スクリーンを張設した外筒、7
は送り軸、8は送り軸7の駆動モーター、9はケーキ排
出調節板、10はケーキのシュート、11はろ液の受皿
である。
【0008】次に、下部のスクリュープレスの構成につ
いて詳述する。図2は、下部のスクリュープレスの要部
を切開して示す側面図であり、下部のスクリュープレス
2では送り軸7の搬送力を増すために、その周部に二重
に螺旋翼7aが巻回してある。また、この下部のスクリ
ュープレス2はその外筒6が送り軸7に対して逆転する
ように構成してあり、12はその支持ローラー、13は
駆動歯車、14は駆動ピニオンである。尚、図1におい
て、符号15は、機枠を構成したメンバーの支柱、16
は桁を示す。
いて詳述する。図2は、下部のスクリュープレスの要部
を切開して示す側面図であり、下部のスクリュープレス
2では送り軸7の搬送力を増すために、その周部に二重
に螺旋翼7aが巻回してある。また、この下部のスクリ
ュープレス2はその外筒6が送り軸7に対して逆転する
ように構成してあり、12はその支持ローラー、13は
駆動歯車、14は駆動ピニオンである。尚、図1におい
て、符号15は、機枠を構成したメンバーの支柱、16
は桁を示す。
【0009】このように構成したスクリュープレスで
は、原液は上部のスクリュープレス1のホッパー5に供
給され、送り軸7で外筒6内を搬送される間に固液分離
されて、そのろ液は、受皿11を経て機外に、ケーキ
は、排出部4からシュート10を経て下部のスクリュー
プレス2のホッパー3内に落下供給される。ホッパー3
に落下したケーキは、送り軸7によって外筒6内で図中
右方に送られて加圧および圧搾されてさらに液分を分離
され上でそのケーキは右端の排出部4から機外に取出さ
れる。
は、原液は上部のスクリュープレス1のホッパー5に供
給され、送り軸7で外筒6内を搬送される間に固液分離
されて、そのろ液は、受皿11を経て機外に、ケーキ
は、排出部4からシュート10を経て下部のスクリュー
プレス2のホッパー3内に落下供給される。ホッパー3
に落下したケーキは、送り軸7によって外筒6内で図中
右方に送られて加圧および圧搾されてさらに液分を分離
され上でそのケーキは右端の排出部4から機外に取出さ
れる。
【0010】
【考案の効果】 このように、この考案に係るスクリュー
プレスは、 送り軸に螺旋翼が二重に巻回されてケーキに
対してこれを高圧力で加圧すると同時に圧搾するので、
従来の一台のスクリュープレスで一段の加圧圧搾するの
に比較すれば、格段に効率の良い固液分離操作が可能で
ある。すなわち、螺旋翼を多重に巻回した下部のスクリ
ュープレスは、搬送力が強く、外筒と送り軸とを逆転さ
せるのでその長さを短くコンパクトに構成でき、廉価に
製作が可能で機枠内に設置しえるものである。
プレスは、 送り軸に螺旋翼が二重に巻回されてケーキに
対してこれを高圧力で加圧すると同時に圧搾するので、
従来の一台のスクリュープレスで一段の加圧圧搾するの
に比較すれば、格段に効率の良い固液分離操作が可能で
ある。すなわち、螺旋翼を多重に巻回した下部のスクリ
ュープレスは、搬送力が強く、外筒と送り軸とを逆転さ
せるのでその長さを短くコンパクトに構成でき、廉価に
製作が可能で機枠内に設置しえるものである。
【0011】
【0012】
【図1】この考案に係る重層スクリュープレスの配置状
態を示す概略の側面図である。
態を示す概略の側面図である。
【図2】図1の下部のスクリュープレスを取出してその
要部を切開して示す側面図である。
要部を切開して示す側面図である。
1 上部のスクリュープレス 2 下部のスクリュープレス 3 ホッパー 7 送り軸 7a 螺旋翼 10 シュート
Claims (1)
- 【請求項1】 機枠の上下2段にスクリュープレス1.
2を配設し、上部スクリュープレス1のケーキの排出部
10に臨ませて、下部スクリュープレスの原液の供給口
3を設けると共に、下部スクリュープレス2の送り軸7
の周部に二重に螺旋翼7aを巻回し、その外筒6を送り
軸7に対し逆転可能としたことを特長とする重層スクリ
ュープレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991071192U JP2552825Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 重層スクリュープレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991071192U JP2552825Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 重層スクリュープレス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513695U JPH0513695U (ja) | 1993-02-23 |
JP2552825Y2 true JP2552825Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=13453560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991071192U Expired - Fee Related JP2552825Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 重層スクリュープレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552825Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4513344B2 (ja) * | 2004-02-03 | 2010-07-28 | 栗田工業株式会社 | 汚泥脱水装置 |
JP2008000769A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Ishigaki Co Ltd | 高脱水機構付スクリュープレス |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5077965A (ja) * | 1973-11-12 | 1975-06-25 | ||
DE3322906A1 (de) * | 1983-06-25 | 1985-03-14 | Vdo Adolf Schindling Ag, 6000 Frankfurt | Behaelter mit einer einrichtung zum elektrischen messen des niveaus einer in ihm enthaltenden fluessigkeit |
JPH0615117B2 (ja) * | 1988-12-02 | 1994-03-02 | 荏原インフイルコ株式会社 | 汚泥濃縮脱水装置 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP1991071192U patent/JP2552825Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0513695U (ja) | 1993-02-23 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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