JPH10180232A - 廃棄物処理プラントの運転条件設定方法 - Google Patents

廃棄物処理プラントの運転条件設定方法

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JPH10180232A
JPH10180232A JP8343863A JP34386396A JPH10180232A JP H10180232 A JPH10180232 A JP H10180232A JP 8343863 A JP8343863 A JP 8343863A JP 34386396 A JP34386396 A JP 34386396A JP H10180232 A JPH10180232 A JP H10180232A
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JP
Japan
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treatment plant
waste treatment
cost
operating condition
operating
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JP8343863A
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Akitoshi Narimatsu
明俊 成松
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物処理プラントの運用コストを考慮せず
にエネルギー供給量を決定しているため、必ずしも廃棄
物処理プラントの運用コストが最小化されないなどの課
題があった。 【解決手段】 入力された各運転状況に基づいて廃棄物
処理プラントの現在の運用コストと、廃棄物処理プラン
トの運転条件を変更した場合の運用コストとを算出する
とともに、現在の運用コストと運転条件を変更した場合
の運用コストを比較し、運転条件を変更した場合の運用
コストの方が小さい場合には、変更に係る運転条件を廃
棄物処理プラントの新たな運転条件として決定するよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工業製品の廃棄
物を分解、破砕等して有価物の回収等を行う廃棄物処理
プラントの運転条件を設定する廃棄物処理プラントの運
転条件設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば特開平6−226239
号公報に示された従来の廃棄物処理プラントの運転条件
設定方法を適用する廃棄物処理プラントの処理工程を示
す工程図であり、図において、1は例えば家電品、OA
機器、自動車等の廃棄物、2は廃棄物1を破砕し、各種
の材料から構成される廃棄物1を単一材に剥離する破砕
工程、3は破砕工程2により剥離された単一材を分別す
る分別工程、4は分別工程3により分別されたプラスチ
ックを熱分解して油化し、資源を再生する再資源化工
程、5は過去に製造された製品情報から廃棄物1の組成
状態を求めるエネルギー制御系、6はエネルギー制御系
5により求められた廃棄物1の組成状態に見合ったエネ
ルギーを破砕工程2,分別工程3及び再資源化工程4に
供給するエネルギー供給系である。
【0003】次に動作について説明する。まず、廃棄物
1は破砕工程2に送られると、破砕工程2において破砕
され、単一材に剥離される。そして、単一材に剥離され
た廃棄物1が分別工程3に送られると、分別工程3にお
いて、廃棄物1(混合状態の単一材)に渦電流を供給す
ること等により、混合状態の単一材が分別される。例え
ば、鉄、アルミ、銅、プラスチック、その他に分別され
る。
【0004】そして、分別工程3により分別された単一
材のうち、プラスチックは再資源化工程4に送られ、再
資源化工程4において熱分解される。その結果、プラス
チックは油化され、資源として再生される。
【0005】このようにして、廃棄物1の一部は資源と
して再生され、また、鉄等は再度加工されて利用される
ことになるが、廃棄物1の組成状態(廃棄物1を構成し
ている材料の質)が異なれば、破砕工程2,分別工程3
及び再資源化工程4において必要とされるエネルギー量
は当然に異なるので、エネルギー制御系5において、過
去に製造された製品情報から廃棄物1の組成状態を求
め、エネルギー供給系6が、廃棄物1の組成状態に見合
ったエネルギーを破砕工程2,分別工程3及び再資源化
工程4に供給する。これにより、廃棄物1から回収され
る有価物の回収率が向上するとともに、省エネルギー化
が図れるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の廃棄物処理プラ
ントの運転条件設定方法は以上のように構成されている
ので、廃棄物1から回収される有価物の回収率が向上す
るとともに、省エネルギー化が図られるようになるが、
廃棄物処理プラントの運用コストを考慮せずにエネルギ
ー供給量を決定しているため、必ずしも廃棄物処理プラ
ントの運用コストが最小化されないなどの課題があっ
た。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、廃棄物処理プラントの運用コスト
を最小化することができる廃棄物処理プラントの運転条
件設定方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る廃棄物処理プラントの運転条件設定方法は、入力され
た各運転状況に基づいて廃棄物処理プラントの現在の運
用コストと、廃棄物処理プラントの運転条件を変更した
場合の運用コストとを算出するとともに、現在の運用コ
ストと運転条件を変更した場合の運用コストを比較し、
運転条件を変更した場合の運用コストの方が小さい場合
には、変更に係る運転条件を廃棄物処理プラントの新た
な運転条件として決定するようにしたものである。
【0009】請求項2記載の発明に係る廃棄物処理プラ
ントの運転条件設定方法は、入力された各運転状況に基
づいて廃棄物処理プラントの運転条件を変更した場合の
運用コストをそれぞれ算出するとともに、それぞれ算出
した各運用コストを互いに比較し、最小の運用コストに
係る運転条件を廃棄物処理プラントの新たな運転条件と
して決定するようにしたものである。
【0010】請求項3記載の発明に係る廃棄物処理プラ
ントの運転条件設定方法は、光熱費と人件費の和から回
収した有価物の価格を減じたものを運用コストとして算
出するようにしたものである。
【0011】請求項4記載の発明に係る廃棄物処理プラ
ントの運転条件設定方法は、環境負荷に対するペナルテ
ィコストを運用コストに加算する一方、環境保全効果に
対するボーナスコストを運用コストから減算するように
したものである。
【0012】請求項5記載の発明に係る廃棄物処理プラ
ントの運転条件設定方法は、廃棄物処理プラントの運転
に伴う残滓物から環境負荷を算出するようにしたもので
ある。
【0013】請求項6記載の発明に係る廃棄物処理プラ
ントの運転条件設定方法は、廃棄物処理プラントの運転
に必要なユーティリティの生産から廃棄に至るまでのラ
イフサイクル全体を考慮して環境負荷を算出するように
したものである。
【0014】請求項7記載の発明に係る廃棄物処理プラ
ントの運転条件設定方法は、廃棄物処理プラントの建設
から解体に至るまでのライフサイクル全体を考慮して環
境負荷を算出するようにしたものである。
【0015】請求項8記載の発明に係る廃棄物処理プラ
ントの運転条件設定方法は、有価物の回収率に基づいて
環境保全効果に対するボーナスコストを算出するように
したものである。
【0016】請求項9記載の発明に係る廃棄物処理プラ
ントの運転条件設定方法は、廃棄物処理プラントの運転
条件を最終的に決定する前に、決定に係る運転条件及び
運転状況を表示し、当該運転条件の変更を許可するよう
にしたものである。
【0017】請求項10記載の発明に係る廃棄物処理プ
ラントの運転条件設定方法は、廃棄物処理プラントの操
業に係る技術的知識が登録された知識ベースを参照し
て、廃棄物処理プラントの運転条件を最終決定するよう
にしたものである。
【0018】請求項11記載の発明に係る廃棄物処理プ
ラントの運転条件設定方法は、廃棄物処理プラントに設
置された計量器の計量データまたは入力装置から入力さ
れた情報に基づいて廃棄物処理プラントの現在の運用コ
ストを算出するようにしたものである。
【0019】請求項12記載の発明に係る廃棄物処理プ
ラントの運転条件設定方法は、データベースに蓄積され
た情報に基づいて廃棄物処理プラントの現在の運用コス
トを算出するようにしたものである。
【0020】請求項13記載の発明に係る廃棄物処理プ
ラントの運転条件設定方法は、廃棄物処理プラントの現
在の運用コストをリアルタイムに算出し、廃棄物処理プ
ラントの運転条件を随時変更するようにしたものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による廃
棄物処理プラントの運転条件設定方法を適用する廃棄物
処理プラントの処理工程を示す工程図であり、図におい
て、11は廃棄物処理プラントで処理される廃棄物とし
ての冷蔵庫、12は廃棄物11を破砕する前に、予め分
解して選別する一次分解工程、13は後続の工程で選別
が困難な部材を除去する前処理工程、14は冷蔵庫の冷
媒フロンを回収するフロン回収工程、15は冷蔵庫の本
体に比べて強固な筺体からなるコンプレッサを廃棄物1
1から取り出すコンプレッサ取出工程である。
【0022】また、16は廃棄物11から有価物の回収
や有害物の無害化を行う二次処理工程、17はフロン回
収工程14により回収された冷媒フロンを高温分解等し
て、冷媒フロンを無害化するフロン処理工程、18はコ
ンプレッサ取出工程15によりコンプレッサが除去され
た廃棄物11を破砕して選別し、有価物を回収する本体
処理工程、19はコンプレッサ取出工程15により取り
出されたコンプレッサを破砕して選別し、有価物を回収
するコンプレッサ処理工程、20は前処理工程13によ
り除去された部材を破砕するその他処理工程である。な
お、図2はこの発明の実施の形態1による廃棄物処理プ
ラントの運転条件設定方法を示すフローチャートであ
る。
【0023】次に動作について説明する。最初に、廃棄
物処理プラントの処理工程を簡単に説明する。まず、廃
棄物11である冷蔵庫が前処理工程13に投入される
と、前処理工程13において、後続工程の処理を容易に
するため、廃棄物11である冷蔵庫から所定の部材を除
去する。具体的には、搬送用コンベアや破砕機に絡まる
恐れのある電源ケーブル、有害物質を含んでいる可能性
のある冷蔵庫内の殺菌灯や基板等の部材を除去する。そ
して、前処理工程13において除去された部材は、その
他処理工程20に搬送され、前処理工程13において除
去されずに残った冷蔵庫本体は、フロン回収工程14に
搬送される。
【0024】そして、フロン回収工程14に冷蔵庫本体
が搬送されると、フロン回収工程14において、冷蔵庫
の冷媒フロンが大気に放出されることによって地球のオ
ゾン層が破壊されるのを防止するため、コンプレッサ近
傍の封入パイプと吸入パイプに穴を開けて冷凍回路中の
冷媒フロンを回収する。また、コンプレッサに封入され
ている冷凍機油には冷媒フロンが溶け込んでいるので、
冷凍機油から冷媒フロンを分離して回収する。そして、
フロン回収工程14において回収された冷媒フロンは、
フロン処理工程17に搬送され、フロン分離後の冷凍機
油は、その他処理工程20に搬送され、残った冷蔵庫本
体は、コンプレッサ取出工程15に搬送される。
【0025】そして、コンプレッサ取出工程15に冷蔵
庫本体が搬送されると、コンプレッサ取出工程15にお
いて、コンプレッサの筺体は他の部材と比べて極めて強
固であり、他の部材と一緒に破砕するのは効率が悪いた
め、冷蔵庫本体の取付板にネジで固定されているコンプ
レッサを取り外し、冷蔵庫本体と分離する。そして、コ
ンプレッサ取出工程15において取り出されたコンプレ
ッサは、コンプレッサ処理工程19に搬送され、残った
冷蔵庫本体は、本体処理工程18に搬送される。
【0026】そして、本体処理工程18に冷蔵庫本体が
搬送されると、本体処理工程18において、冷蔵庫本体
を破砕して各部材を選別し、有価物を回収する。具体的
には、冷蔵庫本体の素材は主に鉄、銅、アルミ、ウレタ
ンであるので、冷蔵庫本体を破砕した後、磁力等を与え
ることによって素材を選別する選別手段により選別して
回収する。ただし、冷蔵庫本体の断熱材として使用され
る硬質発泡ウレタンには、大量の発泡剤フロンが含まれ
ているので、密封した破砕機で破砕することにより、放
出された発泡剤フロンを回収し、その回収した発泡剤フ
ロンをフロン処理工程17に搬送する。このようにして
回収された鉄等の有価物は再利用される一方、再利用で
きない残滓物は廃棄処分される。
【0027】そして、フロン処理工程17に冷媒フロン
等が搬送されると、フロン処理工程17において、燃焼
または高温分解等によりオゾン層破壊に対して無害化し
た後、同時に生成される有害な塩化水素、フッカ水素を
カセイソーダ及び水酸化カルシウムによって中和する。
なお、最終生成物は回収又は排出される。
【0028】そして、コンプレッサ処理工程19にコン
プレッサが搬送されると、コンプレッサ処理工程19に
おいて、コンプレッサの筺体を軟化するため、コンプレ
ッサを液体窒素で冷却した後、本体処理工程18と同様
にして、コンプレッサを破砕して各部材を選別し、有価
物を回収する。なお、回収された鉄等の有価物は再利用
される一方、再利用できない残滓物は廃棄処分される。
【0029】そして、最後に、その他処理工程20に前
処理工程13等から部材が搬送されると、その他処理工
程20において、各部材の廃棄処分を容易にするため、
各部材を細かく破砕する。
【0030】次に、廃棄物処理プラントの運転条件設定
方法について説明する。廃棄物11である冷蔵庫は、上
述したように、一次分解工程12において複数の部材に
分解された後、二次処理工程16において破砕・選別さ
れ、有価物の回収等が行われるが、単に、有価物の回収
率の向上のみを目的に廃棄物処理プラントを運転する場
合、本体処理工程18等において破砕等を徹底的に行え
ばよいが、破砕等を徹底的に行うと、処理に必要なエネ
ルギーが増加するため、環境負荷が増加して、環境に与
える影響が大きくなるとともに、光熱費が増加し、省エ
ネルギー化に反する結果となる。因みに、光熱費が増加
すれば、それに伴って廃棄物処理プラントの運用コスト
が増加するが、通常、廃棄物処理プラントの運用コスト
は、市民の税金や製品価格に上乗せすること等により賄
われている場合が多く、運用コストの低減は、一般市民
にとって極めて重要な問題である。
【0031】そこで、この実施の形態1では、単に有価
物の回収率の向上のみを目的とするのではなく、環境保
全を担保しつつ、廃棄物処理プラントの運用コストを最
小化するものである。まず、廃棄物処理プラントの現在
の運用コストを把握するため、廃棄物処理プラントの現
在の運転状況を入力する(ステップST1)。運転状況
としては、例えば、投入された廃棄物11の台数及び重
量、回収された有価物の種類及び純度、残滓物(排出物
を含む)の種類及び重量、電気,ガス,水道等の使用
量、作業員の作業時間等である。
【0032】次に、廃棄物11である冷蔵庫の種類が変
更等されることにより、廃棄物処理プラントの運転条件
を変更する必要が生じた場合には、廃棄物処理プラント
の運転条件を変更した場合の運用コストを把握するた
め、廃棄物処理プラントの運転条件を変更した場合に想
定される廃棄物処理プラントの運転状況を入力する(ス
テップST2)。ここで、廃棄物処理プラントの運転条
件とは、本体処理工程18等において行われる破砕や選
別等の条件を意味する(例えば、破砕時間、選別する部
材の種類)。
【0033】このようにして、廃棄物処理プラントの運
転状況が入力されると、当該運転状況に基づいて廃棄物
処理プラントの現在の運用コストを算出するとともに、
廃棄物処理プラントの運転条件を変更した場合の運用コ
ストを算出する(ステップST3)。具体的には、図3
に示すように、例えば、1時間当たりの運用コストを比
較する場合、1時間当たりの電気,ガス,水道等の使用
量から廃棄物処理プラントの光熱費(水道料金を含む)
を算出する(ステップST11)。 光熱費=光熱費の単価×使用量 ただし、光熱費の単価は、光熱の種類により異なる。
【0034】次に、作業員の作業時間(1時間の中で作
業員が処理に従事した時間)から人件費を算出する(ス
テップST12)。 人件費=作業者単価×作業時間 ただし、作業者の単価は、作業者ごとに異なる。また、
人件費の中には、直接作業者の人件費に限らず、間接部
門の人員の人件費を含めてもよい。
【0035】そして、光熱費及び人件費を算出すると、
双方の和を取りあえず、廃棄物処理プラントの運用コス
トとして算出する(ステップST13)。次に、廃棄物
処理プラントで回収する有価物の種類及び純度から、1
時間で回収する有価物の価格を算出する。 有価物の価格=有価物の単価×回収量 ただし、有価物の単価は、有価物の種類、純度により異
なる。そして、有価物の価格を算出すると、有価物は再
利用することができるので、先に算出した運用コストか
ら有価物の価格を減算する(ステップST14)。
【0036】次に、廃棄物処理プラントの運転による環
境への影響を考慮するため、環境負荷(環境に対する影
響度)を算出する(ステップST15)。具体的には、
図4に示すように、まず、廃棄物処理プラントの運転に
伴う残滓物による環境負荷を算出する(ステップST2
1)。 環境負荷=残滓物の単価×回収量 ただし、残滓物の単価は、残滓物の種類により異なり、
例えば、埋め立て費や有害物の処理費用等から決定され
る。
【0037】次に、廃棄物処理プラントの運転に必要な
ユーティリティ(電気、ガス、水道等)の生産から廃棄
に至るまでのライフサイクル全体を考慮して環境負荷を
算出する(ステップST22)。即ち、電気の場合、廃
棄物処理プラントの使用時においては、ガス等のユーテ
ィリティと比べてクリーンなエネルギーであり、環境負
荷は小さいといえるが、電気を生産するための発電所の
環境負荷や、発電機のユーティリティになる石油の採掘
及び輸送等の環境負荷を考慮すると、電気の環境負荷は
大きくなり、決して環境負荷が小さいとはいえないの
で、ユーティリティの生産から廃棄に至るまでのライフ
サイクル全体を考慮して環境負荷を算出する。具体的に
は、ライフサイクル全体の環境負荷を定量的に評価する
手法として、LCA(Life Cycle Asse
ssment)手法があり、かかるLCA手法は、IS
O14000においても評価の標準手法として現在検討
が進められているので、LCA手法を用いてユーティリ
ティの環境負荷を算出する。
【0038】次に、廃棄物処理プラント自体の環境負荷
を算出する(ステップST23)。具体的には、廃棄物
処理プラントの環境負荷として、プラント建設時の環境
負荷、運用時の保守に係る環境負荷、操業停止後の解体
に係る環境負荷等が考えられるので、廃棄物処理プラン
ト自体の環境負荷についても、LCA手法を用いて建設
から解体に至るまでのライフサイクル全体を考慮して環
境負荷を算出する。
【0039】このようにして環境負荷を算出すると、各
環境負荷の和に所定の係数kを乗算して、環境負荷に対
するペナルティーコストを算出し、ペナルティーコスト
を運用コストに加算する(ステップST16)。 ペナルティーコスト=環境負荷×係数k
【0040】次に、廃棄物処理プラントの運転に伴い有
価物を回収できる場合、有価物の回収率が向上すれば、
その分だけ残滓物が減少して、埋め立て等による廃棄処
分量が減少し、環境保全効果が向上する。そこで、有価
物の回収率に基づいて環境保全効果を算出するとともに
(ステップST17)、その環境保全効果に所定の係数
mを乗算して、環境保全効果に対するボーナスコストを
算出し、ボーナスコストを運用コストから減算する(ス
テップST18)。 有価物の回収率=(廃棄物11の投入量−残滓物量)/
廃棄物11の投入量 ボーナスコスト=環境保全効果×係数m
【0041】このようにして、廃棄物処理プラントの現
在の運用コストと、廃棄物処理プラントの運転条件を変
更した場合の運用コストとを算出すると、双方の運用コ
ストを比較し(ステップST4)、運転条件を変更した
場合の運用コストの方が小さい場合には、変更に係る運
転条件を廃棄物処理プラントの新たな運転条件として決
定する(ステップST5)。一方、現在の運用コストの
方が小さい場合には、ステップST2で入力した運転状
況と別の運転状況を入力し(ステップST6)、再度、
ステップST3に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0042】そして、廃棄物処理プラントの新たな運転
条件が決定されると、その運転条件にしたがって各工程
13〜15,17〜20の処理を実施する。なお、図5
は各工程の処理と運用コストの関係を示す対応図であ
り、例えば、前処理工程13を丁寧に行った場合(基本
的に手作業)、人件費は増加するが、各部材が精度よく
選別されるので、有価物の回収率が向上するとともに、
有価物の価値が向上する結果、環境保全効果に対するボ
ーナスコストが高まる一方、環境負荷に対するペナルテ
ィーコストが低下することを示している。
【0043】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、入力された各運転状況に基づいて廃棄物処理
プラントの現在の運用コストと、廃棄物処理プラントの
運転条件を変更した場合の運用コストとを算出するとと
もに、現在の運用コストと運転条件を変更した場合の運
用コストを比較し、運転条件を変更した場合の運用コス
トの方が小さい場合には、変更に係る運転条件を廃棄物
処理プラントの新たな運転条件として決定するようにし
たので、環境保全を担保しつつ、廃棄物処理プラントの
運用コストを最小化することができる効果を奏する。
【0044】実施の形態2.上記実施の形態1では、現
在の運用コストと運転条件を変更した場合の運用コスト
を比較するものについて示したが、図6に示すように、
少なくとも1つ以上、運転条件を変更した場合に想定さ
れる廃棄物処理プラントの運用状況を入力して(ステッ
プST31)、各運転状況から運転条件を変更した場合
の運用コストをそれぞれ算出し(ステップST3)、最
小の運用コストに係る運転条件を廃棄物処理プラントの
新たな運転条件として決定するようにしてもよい(ステ
ップST32)。以上により、この実施の形態2によれ
ば、上記実施の形態1と同様に、環境保全を担保しつ
つ、廃棄物処理プラントの運用コストを最小化すること
ができる効果を奏する。
【0045】実施の形態3.上記実施の形態1,2で
は、運用コストに基づいて廃棄物処理プラントの運転条
件を直ちに決定するものについて示したが、当該運転条
件の変更を許可するようにしてもよい。即ち、図7に示
すように、図2のステップST5または図6のステップ
ST32で決定された運転条件を、廃棄物処理プラント
の運転条件として最終決定する前に、当該決定に係る運
転条件及び運転状況を端末21に表示する(ステップS
T41)。
【0046】これにより、オペレータは、自己の経験に
基づく技術的知識(操業ノウハウ)に従って、当該決定
に係る運転条件を最終的に、廃棄物処理プラントの新た
な運転条件とすべきか否かを判断する。そして、当該決
定に係る運転条件を、廃棄物処理プラントの新たな運転
条件として決定しても問題ないと判断する場合には、入
力装置22からその旨を入力する。これにより、当該決
定に係る運転条件が最終的に、廃棄物処理プラントの新
たな運転条件として決定される。
【0047】一方、当該決定に係る運転条件を、廃棄物
処理プラントの新たな運転条件として決定すると問題が
あると判断する場合には、入力装置22を用いて当該運
転条件を変更する(ステップST42)。これにより、
変更後の運転条件が最終的に、廃棄物処理プラントの新
たな運転条件として決定される。
【0048】以上で明らかなように、この実施の形態3
によれば、廃棄物処理プラントの運転条件を最終的に決
定する前に、決定に係る運転条件及び運転状況を表示
し、当該運転条件の変更を許可するようにしたので、オ
ペレータの経験に基づく技術的知識を活用することがで
きる効果を奏する。
【0049】実施の形態4.上記実施の形態3では、オ
ペレータが入力装置22を用いて運転条件を変更するも
のについて示したが、図8に示すように、廃棄物処理プ
ラントの操業に係るオペレータの技術的知識(操業ノウ
ハウ)を予め知識ベース23に登録しておき、例えば、
AIシステム等が知識ベース23を参照して、廃棄物処
理プラントの運転条件を適宜変更し、最終決定するよう
にしてもよい(ステップST51)。これにより、オペ
レータの経験に基づく技術的知識を活用することができ
るとともに、オペレータの負荷を軽減することができる
効果を奏する。
【0050】実施の形態5.上記実施の形態1では、廃
棄物処理プラントの現在の運転状況の入力方法について
は特に言及しなかったが、図9に示すようにして、現在
の運転状況を入力するようにしてもよい。即ち、廃棄物
11の重量や電気の使用量のように、計量器24が容易
に計量できるものについては、廃棄物処理プラントに設
置されている計量器24の計量データを運転状況を示す
ものとして読み込み(ステップST61)、作業員の作
業時間や有価物の純度のように、計量器24による計量
が困難なものについては、入力装置22から入力する
(ステップST62)。これにより、現在の運用コスト
の算出に必要な廃棄物処理プラントの現在の運転状況を
入力することができる。
【0051】実施の形態6.上記実施の形態5では、計
測器24または入力装置22を用いて廃棄物処理プラン
トの現在の運転状況を入力するものについて示したが、
図10に示すように、計測器24からの自動入力及び入
力装置22からの入力が困難な情報については、予めデ
ータベース25に登録しておき、現在の運用コスト又は
運転条件変更時の運用コストを算出する際、データベー
ス25から読み込むようにしてもよい(ステップST6
3)。これにより、上記実施の形態5と同様の効果を奏
することができる。
【0052】なお、廃棄物処理プラントにおいて、例え
ば、素材別の回収率を求めようとする場合、廃棄物11
の素材別の重量が必要となるが、かかるデータは計量器
24による計量は不可能であり、また、オペレータが計
量して、入力装置22から入力することも不可能であ
る。そこで、この場合には、データベース25に、事前
に収集したメーカ、型名別の素材別重量と平均の素材別
重量構成比を登録しておけばよい。なお、廃棄物11の
メーカ等が不明の場合には、平均の素材別重量構成比に
所定の係数を乗算すれば、運転状況を推定することがで
きる。
【0053】実施の形態7.上記実施の形態では、廃棄
物処理プラントの現在の運転状況を1回に限り入力する
ものについて示したが、廃棄物処理プラントの現在の運
転状況をリアルタイムに入力して、現在の運用コストを
リアルタイムに算出し、廃棄物処理プラントの運転条件
を随時変更するようにしてもよい。これにより、廃棄物
処理プラントの状況が変化しても、直ちに最適な運転条
件を得ることができる効果を奏する。
【0054】実施の形態8.上記実施の形態では、冷蔵
庫を廃棄物11として処理するプラントに適用する場合
について示したが、これに限るものではなく、例えば、
テレビ,洗濯機,エアコン等の家電品、パソコン,プリ
ンタ等のOA機器、乗用車,トラック等の自動車等を廃
棄物11として処理するプラントに適用するようにして
もよく、上記実施の形態と同様の効果を奏することがで
きる。また、複数種類の廃棄物11を処理するプラント
に適用してもよい。
【0055】実施の形態9.上記実施の形態では、残滓
物の回収量等から環境負荷を算出するものについて示し
たが、廃棄物処理プラントに廃棄物11を搬入するため
の輸送に伴う環境負荷や、残滓物及び有価物の集積・輸
送に伴う環境負荷を考慮するようにしてもよく、さらに
厳密に環境負荷に対するペナルティコストを算出するこ
とができる効果を奏する。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、入力された各運転状況に基づいて廃棄物処理プラ
ントの現在の運用コストと、廃棄物処理プラントの運転
条件を変更した場合の運用コストとを算出するととも
に、現在の運用コストと運転条件を変更した場合の運用
コストを比較し、運転条件を変更した場合の運用コスト
の方が小さい場合には、変更に係る運転条件を廃棄物処
理プラントの新たな運転条件として決定するように構成
したので、廃棄物処理プラントの運用コストを最小化す
ることができる効果がある。
【0057】請求項2記載の発明によれば、入力された
各運転状況に基づいて廃棄物処理プラントの運転条件を
変更した場合の運用コストをそれぞれ算出するととも
に、それぞれ算出した各運用コストを互いに比較し、最
小の運用コストに係る運転条件を廃棄物処理プラントの
新たな運転条件として決定するように構成したので、廃
棄物処理プラントの運用コストを最小化することができ
る効果がある。
【0058】請求項3記載の発明によれば、光熱費と人
件費の和から回収した有価物の価格を減じたものを運用
コストとして算出するように構成したので、複雑な計算
をすることなく、概略的に運用コストを得ることができ
る効果がある。
【0059】請求項4記載の発明によれば、環境負荷に
対するペナルティコストを運用コストに加算する一方、
環境保全効果に対するボーナスコストを運用コストから
減算するように構成したので、環境保全を担保しつつ、
廃棄物処理プラントの運用コストを最小化することがで
きる効果がある。
【0060】請求項5記載の発明によれば、廃棄物処理
プラントの運転に伴う残滓物から環境負荷を算出するよ
うに構成したので、残滓物が環境に与える影響を考慮で
きる効果がある。
【0061】請求項6記載の発明によれば、廃棄物処理
プラントの運転に必要なユーティリティの生産から廃棄
に至るまでのライフサイクル全体を考慮して環境負荷を
算出するように構成したので、廃棄物処理プラントの運
転時以外において、ユーティリティが環境に与える影響
を考慮できる効果がある。
【0062】請求項7記載の発明によれば、廃棄物処理
プラントの建設から解体に至るまでのライフサイクル全
体を考慮して環境負荷を算出するように構成したので、
廃棄物処理プラントの操業時以外において、廃棄物処理
プラントが環境に与える影響を考慮できる効果がある。
【0063】請求項8記載の発明によれば、有価物の回
収率に基づいて環境保全効果に対するボーナスコストを
算出するように構成したので、廃棄物処理プラントの運
転に伴う環境へのプラス効果も考慮できる効果がある。
【0064】請求項9記載の発明によれば、廃棄物処理
プラントの運転条件を最終的に決定する前に、決定に係
る運転条件及び運転状況を表示し、当該運転条件の変更
を許可するように構成したので、オペレータの経験に基
づく技術的知識を活用することができる効果がある。
【0065】請求項10記載の発明によれば、廃棄物処
理プラントの操業に係る技術的知識が登録された知識ベ
ースを参照して、廃棄物処理プラントの運転条件を最終
決定するように構成したので、オペレータの経験に基づ
く技術的知識を活用することができるとともに、オペレ
ータの負荷を軽減することができる効果がある。
【0066】請求項11記載の発明によれば、廃棄物処
理プラントに設置された計量器または入力装置から情報
を入力するように構成したので、現在の運用コストの算
出に必要な廃棄物処理プラントの現在の運転状況が得ら
れる効果がある。
【0067】請求項12記載の発明によれば、データベ
ースに蓄積された情報に基づいて廃棄物処理プラントの
現在の運用コストを算出するように構成したので、入力
装置等から入力できない情報等も考慮して、現在の運用
コストを算出することができる効果がある。
【0068】請求項13記載の発明によれば、廃棄物処
理プラントの現在の運用コストをリアルタイムに算出
し、廃棄物処理プラントの運転条件を随時変更するよう
に構成したので、廃棄物処理プラントの状況が変化して
も、直ちに最適な運転条件を得ることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による廃棄物処理プ
ラントの運転条件設定方法を適用する廃棄物処理プラン
トの処理工程を示す工程図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による廃棄物処理プ
ラントの運転条件設定方法を示すフローチャートであ
る。
【図3】 廃棄物処理プラントの運用コストの算出を示
すフローチャートである。
【図4】 廃棄物処理プラントの環境負荷の算出を示す
フローチャートである。
【図5】 廃棄物処理プラントの各工程と運用コストの
関係を示す対応図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による廃棄物処理プ
ラントの運転条件設定方法を示すフローチャートであ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3による廃棄物処理プ
ラントの運転条件設定方法を示すフローチャートであ
る。
【図8】 この発明の実施の形態4による廃棄物処理プ
ラントの運転条件設定方法を示すフローチャートであ
る。
【図9】 現在の運転状況の入力方法を示すフローチャ
ートである。
【図10】 現在の運転状況の入力方法を示すフローチ
ャートである。
【図11】 従来の廃棄物処理プラントの運転条件設定
方法を適用する廃棄物処理プラントの処理工程を示す工
程図である。
【符号の説明】
22 入力装置、23 知識ベース、24 計量器、2
5 データベース。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物処理プラントの現在の運転状況を
    入力するとともに、廃棄物処理プラントの運転条件を変
    更した場合に想定される廃棄物処理プラントの運転状況
    を入力する入力ステップと、上記入力ステップにより入
    力された各運転状況に基づいて廃棄物処理プラントの現
    在の運用コストを算出するとともに、廃棄物処理プラン
    トの運転条件を変更した場合の運用コストを算出する運
    用コスト算出ステップと、上記運用コスト算出ステップ
    により算出された現在の運用コストと運転条件を変更し
    た場合の運用コストを比較し、運転条件を変更した場合
    の運用コストの方が小さい場合には、変更に係る運転条
    件を廃棄物処理プラントの新たな運転条件として決定す
    る運転条件決定ステップとを備えた廃棄物処理プラント
    の運転条件設定方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つ以上、廃棄物処理プラン
    トの運転条件を変更した場合に想定される廃棄物処理プ
    ラントの運転状況を入力する入力ステップと、上記入力
    ステップにより入力された各運転状況に基づいて廃棄物
    処理プラントの運転条件を変更した場合の運用コストを
    それぞれ算出する運用コスト算出ステップと、上記運用
    コスト算出ステップにより算出された各運用コストを互
    いに比較し、最小の運用コストに係る運転条件を廃棄物
    処理プラントの新たな運転条件として決定する運転条件
    決定ステップとを備えた廃棄物処理プラントの運転条件
    設定方法。
  3. 【請求項3】 運用コスト算出ステップは、光熱費と人
    件費の和から回収した有価物の価格を減じたものを運用
    コストとして算出することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の廃棄物処理プラントの運転条件設定方
    法。
  4. 【請求項4】 運用コスト算出ステップは、環境負荷に
    対するペナルティコストを運用コストに加算する一方、
    環境保全効果に対するボーナスコストを運用コストから
    減算することを特徴とする請求項3記載の廃棄物処理プ
    ラントの運転条件設定方法。
  5. 【請求項5】 運用コスト算出ステップは、環境負荷に
    対するペナルティコストを算出する際、廃棄物処理プラ
    ントの運転に伴う残滓物から環境負荷を算出することを
    特徴とする請求項4記載の廃棄物処理プラントの運転条
    件設定方法。
  6. 【請求項6】 運用コスト算出ステップは、環境負荷に
    対するペナルティコストを算出する際、廃棄物処理プラ
    ントの運転に必要なユーティリティの生産から廃棄に至
    るまでのライフサイクル全体を考慮して環境負荷を算出
    することを特徴とする請求項4記載の廃棄物処理プラン
    トの運転条件設定方法。
  7. 【請求項7】 運用コスト算出ステップは、環境負荷に
    対するペナルティコストを算出する際、廃棄物処理プラ
    ントの建設から解体に至るまでのライフサイクル全体を
    考慮して環境負荷を算出することを特徴とする請求項4
    記載の廃棄物処理プラントの運転条件設定方法。
  8. 【請求項8】 運用コスト算出ステップは、有価物の回
    収率に基づいて環境保全効果に対するボーナスコストを
    算出することを特徴とする請求項4記載の廃棄物処理プ
    ラントの運転条件設定方法。
  9. 【請求項9】 運転条件決定ステップは、廃棄物処理プ
    ラントの運転条件を最終的に決定する前に、決定に係る
    運転条件及び運転状況を表示し、当該運転条件の変更を
    許可することを特徴とする請求項1から請求項8のうち
    のいずれか1項記載の廃棄物処理プラントの運転条件設
    定方法。
  10. 【請求項10】 運転条件決定ステップは、廃棄物処理
    プラントの操業に係る技術的知識が登録された知識ベー
    スを参照して、廃棄物処理プラントの運転条件を最終決
    定することを特徴とする請求項1から請求項8のうちの
    いずれか1項記載の廃棄物処理プラントの運転条件設定
    方法。
  11. 【請求項11】 運転条件決定ステップは、廃棄物処理
    プラントの現在の運用コストと運転条件を変更した場合
    の運用コストを比較する際、廃棄物処理プラントに設置
    された計量器の計量データまたは入力装置から入力され
    た情報に基づいて廃棄物処理プラントの現在の運用コス
    トを算出することを特徴とする請求項1,請求項3から
    請求項10のうちのいずれか1項記載の廃棄物処理プラ
    ントの運転条件設定方法。
  12. 【請求項12】 運転条件決定ステップは、廃棄物処理
    プラントの現在の運用コストと運転条件を変更した場合
    の運用コストを比較する際、データベースに蓄積された
    情報に基づいて廃棄物処理プラントの現在の運用コスト
    を算出することを特徴とする請求項1,請求項3から請
    求項10のうちのいずれか1項記載の廃棄物処理プラン
    トの運転条件設定方法。
  13. 【請求項13】 運転条件決定ステップは、廃棄物処理
    プラントの現在の運用コストをリアルタイムに算出し、
    廃棄物処理プラントの運転条件を随時変更することを特
    徴とする請求項11記載の廃棄物処理プラントの運転条
    件設定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224654A (ja) * 2000-11-30 2002-08-13 Nippon Steel Corp 廃自動車・廃家電等の金属/非金属系複合廃棄物の再資源化方法
WO2003075427A1 (fr) * 2002-03-06 2003-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de reglage pour systeme de fourniture d'energie reparti
CN112934930A (zh) * 2020-10-21 2021-06-11 莫雅勋 一种废弃物无害化处理系统

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