JPH10179828A - ゴルフクラブ用グリップ - Google Patents
ゴルフクラブ用グリップInfo
- Publication number
- JPH10179828A JPH10179828A JP8343189A JP34318996A JPH10179828A JP H10179828 A JPH10179828 A JP H10179828A JP 8343189 A JP8343189 A JP 8343189A JP 34318996 A JP34318996 A JP 34318996A JP H10179828 A JPH10179828 A JP H10179828A
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- grip
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- cylindrical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴルフクラブ用グリップの軽量化を図る。こ
のとき、グリップに対する本来の要求特性を満足したま
ま軽量化を図ることができ、しかも通常の成形方法によ
って容易にグリップを成形できるようにする。 【解決手段】 ゴム等の弾性体により形成され、後端側
から先端側に向けて外径が徐々に小径になるとともに、
実質的に均一な肉厚を有する筒状本体４と、筒状本体４
の後端開口部を塞ぐ別体の蓋体６とからなるグリップと
する。筒状本体４の肉厚は好ましくは１〜２ｍｍであ
り、グリップ全体の重量は好ましくは２０〜４５ｇであ
る。
のとき、グリップに対する本来の要求特性を満足したま
ま軽量化を図ることができ、しかも通常の成形方法によ
って容易にグリップを成形できるようにする。 【解決手段】 ゴム等の弾性体により形成され、後端側
から先端側に向けて外径が徐々に小径になるとともに、
実質的に均一な肉厚を有する筒状本体４と、筒状本体４
の後端開口部を塞ぐ別体の蓋体６とからなるグリップと
する。筒状本体４の肉厚は好ましくは１〜２ｍｍであ
り、グリップ全体の重量は好ましくは２０〜４５ｇであ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量化を図ったゴ
ルフクラブ用グリップに関する。
ルフクラブ用グリップに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ゴルフクラブの軽量化が進行して
いる。現在市販されている軽量クラブは、全体の重量が
２７０ｇ〜３００ｇ程度、ヘッド重量が１８０ｇ〜２０
０ｇ程度、シャフト重量が４０ｇ〜４５ｇ程度、グリッ
プ重量が５０ｇ〜５５ｇ程度であるのが通常である。
いる。現在市販されている軽量クラブは、全体の重量が
２７０ｇ〜３００ｇ程度、ヘッド重量が１８０ｇ〜２０
０ｇ程度、シャフト重量が４０ｇ〜４５ｇ程度、グリッ
プ重量が５０ｇ〜５５ｇ程度であるのが通常である。
【０００３】これまで、ゴルフクラブの軽量化は、主に
シャフトの軽量化によって行われているが、シャフトの
軽量化によるクラブの軽量化には限界がある。また、シ
ャフトの軽量化の程度によっては、シャフトの性能が損
なわれる可能性がある。
シャフトの軽量化によって行われているが、シャフトの
軽量化によるクラブの軽量化には限界がある。また、シ
ャフトの軽量化の程度によっては、シャフトの性能が損
なわれる可能性がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前述し
た事情を考慮して、グリップの軽量化によってゴルフク
ラブの軽量化を図ることを検討したが、グリップの軽量
化には次のような問題があることがわかった。
た事情を考慮して、グリップの軽量化によってゴルフク
ラブの軽量化を図ることを検討したが、グリップの軽量
化には次のような問題があることがわかった。
【０００５】すなわち、従来のゴルフクラブ用グリップ
は、図２に示すように、筒状部２２とその後端部を閉塞
する蓋部２４とがゴム等の弾性体により一体に成形さ
れ、内部にシャフト挿入孔２６が形成されたものであ
り、該グリップ２８の外観形状は、後端側から先端側に
向けて外径が徐々に小径となる円錐台状をなしている。
このグリップ２８の寸法は、シャフトに装着されていな
い状態（グリップ単体）において、通常、長さｍが約２
７５ｍｍ、先端部外径（ｄ1）が約１５ｍｍ、先端部内
径（ｄ2）が約１３ｍｍ、後端部外径（ｄ3）が約２７ｍ
ｍ、後端部内径（ｄ 4）が約１４ｍｍ、筒状部２２の先
端部肉厚（ｔ1）が約１ｍｍ、筒状部２２の後端部肉厚
（ｔ2）が約６．５ｍｍである。
は、図２に示すように、筒状部２２とその後端部を閉塞
する蓋部２４とがゴム等の弾性体により一体に成形さ
れ、内部にシャフト挿入孔２６が形成されたものであ
り、該グリップ２８の外観形状は、後端側から先端側に
向けて外径が徐々に小径となる円錐台状をなしている。
このグリップ２８の寸法は、シャフトに装着されていな
い状態（グリップ単体）において、通常、長さｍが約２
７５ｍｍ、先端部外径（ｄ1）が約１５ｍｍ、先端部内
径（ｄ2）が約１３ｍｍ、後端部外径（ｄ3）が約２７ｍ
ｍ、後端部内径（ｄ 4）が約１４ｍｍ、筒状部２２の先
端部肉厚（ｔ1）が約１ｍｍ、筒状部２２の後端部肉厚
（ｔ2）が約６．５ｍｍである。
【０００６】図２に示した従来のゴルフクラブ用グリッ
プ２８では、先端部内径（ｄ2）が約１３ｍｍ、後端部
内径（ｄ4）が約１４ｍｍであり、シャフト挿入孔２６
はほぼ円柱状をなしている。このようにシャフト挿入孔
２６をほぼ円柱状にしているのは、グリップ２８の製造
工程においては、シャフト挿入孔２６形成用のほぼ円柱
状の中子（芯金）を配した金型を用いてグリップを加硫
成形した後、グリップの先端開口部から中子を引き抜く
ようにしてグリップを脱型する必要があるからである。
プ２８では、先端部内径（ｄ2）が約１３ｍｍ、後端部
内径（ｄ4）が約１４ｍｍであり、シャフト挿入孔２６
はほぼ円柱状をなしている。このようにシャフト挿入孔
２６をほぼ円柱状にしているのは、グリップ２８の製造
工程においては、シャフト挿入孔２６形成用のほぼ円柱
状の中子（芯金）を配した金型を用いてグリップを加硫
成形した後、グリップの先端開口部から中子を引き抜く
ようにしてグリップを脱型する必要があるからである。
【０００７】したがって、従来のグリップ２８では、外
観形状を後端側から先端側に向けて外径が徐々に小径と
なる円錐台状とするために、筒状部２２の先端部肉厚
（ｔ1）を約１ｍｍ、後端部肉厚（ｔ2）を約６．５ｍｍ
とし、筒状部２２の肉厚を先端側から後端側に向けて徐
々に厚くなるようにしているのであるが、そのため筒状
部２２の後端側の肉厚がかなり厚くなっており（最大約
６．５ｍｍ）、この厚肉箇所の重量がグリップ全体の重
量を増加させる原因となっている。
観形状を後端側から先端側に向けて外径が徐々に小径と
なる円錐台状とするために、筒状部２２の先端部肉厚
（ｔ1）を約１ｍｍ、後端部肉厚（ｔ2）を約６．５ｍｍ
とし、筒状部２２の肉厚を先端側から後端側に向けて徐
々に厚くなるようにしているのであるが、そのため筒状
部２２の後端側の肉厚がかなり厚くなっており（最大約
６．５ｍｍ）、この厚肉箇所の重量がグリップ全体の重
量を増加させる原因となっている。
【０００８】そこで、シャフト挿入孔２６を先端側から
後端側に向けて徐々に大径となる円錐台状に形成し、筒
状部２２の後端側の肉厚を薄くすることにより、グリッ
プの軽量化を図ることが考えられる。しかし、このよう
にするためにシャフト挿入孔２６形成用の中子として円
錐台状のものを使用した場合、中子の基端部より先端部
の方が太くなるため、グリップの先端開口部から中子を
引き抜くようにしてグリップを脱型することが難しくな
る。すなわち、中子からグリップを脱型する場合、グリ
ップがゴム製であるとはいえ、脱型可能なグリップの先
端部内径と後端部内径との差は、生産性を損なわないた
めにはせいぜい１ｍｍ程度であり、この差がそれ以上に
なると、生産性を損なわずに中子からグリップを脱型す
ることができなくなる。
後端側に向けて徐々に大径となる円錐台状に形成し、筒
状部２２の後端側の肉厚を薄くすることにより、グリッ
プの軽量化を図ることが考えられる。しかし、このよう
にするためにシャフト挿入孔２６形成用の中子として円
錐台状のものを使用した場合、中子の基端部より先端部
の方が太くなるため、グリップの先端開口部から中子を
引き抜くようにしてグリップを脱型することが難しくな
る。すなわち、中子からグリップを脱型する場合、グリ
ップがゴム製であるとはいえ、脱型可能なグリップの先
端部内径と後端部内径との差は、生産性を損なわないた
めにはせいぜい１ｍｍ程度であり、この差がそれ以上に
なると、生産性を損なわずに中子からグリップを脱型す
ることができなくなる。
【０００９】一方、先端側及び後端側におけるグリップ
の外径差を小さくすること、すなわちグリップの後端側
の外径を小さくして筒状部２２の後端側を薄肉化するこ
とにより、グリップの軽量化を図ることも考えられる。
しかし、このようなグリップは、外観形状が円柱形に近
くなるため、スイング時にクラブが手から抜け出しそう
な不安感によるりきみをゴルファーに与え本来のスイン
グができなくなるなど、グリップに対する本来の要求特
性を満足しないものである。
の外径差を小さくすること、すなわちグリップの後端側
の外径を小さくして筒状部２２の後端側を薄肉化するこ
とにより、グリップの軽量化を図ることも考えられる。
しかし、このようなグリップは、外観形状が円柱形に近
くなるため、スイング時にクラブが手から抜け出しそう
な不安感によるりきみをゴルファーに与え本来のスイン
グができなくなるなど、グリップに対する本来の要求特
性を満足しないものである。
【００１０】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、グリップに対する本来の要求特性を満足したまま軽
量化を図ることができ、しかも通常の成形方法によって
容易に成形することが可能なゴルフクラブ用グリップを
提供することを目的とする。
で、グリップに対する本来の要求特性を満足したまま軽
量化を図ることができ、しかも通常の成形方法によって
容易に成形することが可能なゴルフクラブ用グリップを
提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、弾性体により形成され、後端側から先端側
に向けて外径が徐々に小径になるとともに、実質的に均
一な肉厚を有する筒状本体と、前記筒状本体の後端開口
部を塞ぐ蓋体とからなることを特徴とするゴルフクラブ
用グリップを提供する。
成するため、弾性体により形成され、後端側から先端側
に向けて外径が徐々に小径になるとともに、実質的に均
一な肉厚を有する筒状本体と、前記筒状本体の後端開口
部を塞ぐ蓋体とからなることを特徴とするゴルフクラブ
用グリップを提供する。
【００１２】本発明のグリップは、筒状本体の肉厚を実
質的に均一にしたので、筒状部の後端側がかなり厚肉と
なっている従来のグリップに比べ、大幅な軽量化を図る
ことが可能である。この場合、本発明のグリップは筒状
本体と蓋体とを別体とするものであり、筒状本体は円錐
台状の中子を配した金型を用いて成形するものである
が、筒状本体の成形時にはその後端に開口部が形成され
る。したがって、筒状本体を成形するための中子として
先端部より基端部の方が太いものを用いることができ、
成形後には筒状本体の後端端開口部から中子を引き抜く
ようにして筒状本体を脱型することができるので、薄肉
化に対しグリップの形状が障害になることがない。ま
た、本発明のグリップは、筒状本体の外径が後端側から
先端側に向けて徐々に小さくなるため、グリップに対す
る本来の要求特性を損なうことがない。
質的に均一にしたので、筒状部の後端側がかなり厚肉と
なっている従来のグリップに比べ、大幅な軽量化を図る
ことが可能である。この場合、本発明のグリップは筒状
本体と蓋体とを別体とするものであり、筒状本体は円錐
台状の中子を配した金型を用いて成形するものである
が、筒状本体の成形時にはその後端に開口部が形成され
る。したがって、筒状本体を成形するための中子として
先端部より基端部の方が太いものを用いることができ、
成形後には筒状本体の後端端開口部から中子を引き抜く
ようにして筒状本体を脱型することができるので、薄肉
化に対しグリップの形状が障害になることがない。ま
た、本発明のグリップは、筒状本体の外径が後端側から
先端側に向けて徐々に小さくなるため、グリップに対す
る本来の要求特性を損なうことがない。
【００１３】以下、本発明のグリップに用いる筒状本体
及び蓋体について説明する。本発明において、筒状本体
を形成する弾性体の種類に限定はなく、ゴム又はゴム様
の弾性体であればいずれのものでも使用することができ
るが、例えば、天然ゴム（ＮＲ）、スチレンブタジエン
ゴム（ＳＢＲ）、ニトリルゴム（ＮＢＲ）、ブチルゴム
（ＩＩＲ）、ブタジエンゴム（ＢＲ）や、これらのブレ
ンド及びこれらのゴムの発泡体等を好適に使用すること
ができる。また、筒状本体のＪＩＳ−Ａ硬度は、４０〜
６０度の範囲とすることが適当である。
及び蓋体について説明する。本発明において、筒状本体
を形成する弾性体の種類に限定はなく、ゴム又はゴム様
の弾性体であればいずれのものでも使用することができ
るが、例えば、天然ゴム（ＮＲ）、スチレンブタジエン
ゴム（ＳＢＲ）、ニトリルゴム（ＮＢＲ）、ブチルゴム
（ＩＩＲ）、ブタジエンゴム（ＢＲ）や、これらのブレ
ンド及びこれらのゴムの発泡体等を好適に使用すること
ができる。また、筒状本体のＪＩＳ−Ａ硬度は、４０〜
６０度の範囲とすることが適当である。
【００１４】筒状本体を形成する弾性体には、目的に応
じ種々の異種材料を混入させることができる。例えば、
綿糸を練り込んだ弾性体材料を用いて筒状本体を成形し
た後、筒状本体の外表面を研磨することにより、綿糸を
筒状本体の外表面に露出させることができる。この綿糸
は、発汗による滑りを抑制するのに効果がある。
じ種々の異種材料を混入させることができる。例えば、
綿糸を練り込んだ弾性体材料を用いて筒状本体を成形し
た後、筒状本体の外表面を研磨することにより、綿糸を
筒状本体の外表面に露出させることができる。この綿糸
は、発汗による滑りを抑制するのに効果がある。
【００１５】筒状本体の寸法は、長さを２００〜２７５
ｍｍ、先端部外径を１３〜１５ｍｍ、先端部内径を１１
〜１３ｍｍ、後端部外径を２６．５〜２８ｍｍ、後端部
内径を２５〜２５．５ｍｍ、肉厚を１〜２ｍｍとするこ
とが好ましい。この場合、筒状本体の肉厚は、全ての箇
所で完全に等しくすることは必ずしも必要ではなく、実
質的に均一であればよい。例えば、厚さ１〜２ｍｍの範
囲内で箇所によって適宜肉厚を変化させることができ
る。
ｍｍ、先端部外径を１３〜１５ｍｍ、先端部内径を１１
〜１３ｍｍ、後端部外径を２６．５〜２８ｍｍ、後端部
内径を２５〜２５．５ｍｍ、肉厚を１〜２ｍｍとするこ
とが好ましい。この場合、筒状本体の肉厚は、全ての箇
所で完全に等しくすることは必ずしも必要ではなく、実
質的に均一であればよい。例えば、厚さ１〜２ｍｍの範
囲内で箇所によって適宜肉厚を変化させることができ
る。
【００１６】なお、筒状本体の外観形状は、通常は後端
側から先端側に向けて外径が徐々に小径となる円錐台状
とするものであるが、必ずしも円錐台状でなくてもよ
く、多少角張った形状にしてもよい。
側から先端側に向けて外径が徐々に小径となる円錐台状
とするものであるが、必ずしも円錐台状でなくてもよ
く、多少角張った形状にしてもよい。
【００１７】蓋体は、筒状本体と同じ材料で形成しても
よく、ＡＢＳ樹脂、硬質プラスチック（例えばポリエチ
レン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなど）あるいはア
ルミニウムなど軽金属の薄肉体等の筒状本体と異なる材
料で形成してもよい。また、筒状本体の後端開口部を蓋
体で塞ぐ場合、筒状本体の後端開口部に蓋体を着脱可能
に取り付けてもよく、接着剤を用いるなどして取り外す
ことができないように取り付けてもよい。なお、蓋体を
取り付けた状態のグリップの長さは、２０２〜２８０ｍ
ｍとすることが適当である。
よく、ＡＢＳ樹脂、硬質プラスチック（例えばポリエチ
レン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなど）あるいはア
ルミニウムなど軽金属の薄肉体等の筒状本体と異なる材
料で形成してもよい。また、筒状本体の後端開口部を蓋
体で塞ぐ場合、筒状本体の後端開口部に蓋体を着脱可能
に取り付けてもよく、接着剤を用いるなどして取り外す
ことができないように取り付けてもよい。なお、蓋体を
取り付けた状態のグリップの長さは、２０２〜２８０ｍ
ｍとすることが適当である。
【００１８】本発明のグリップは、前述した構成によっ
て軽量化を図ったものであり、したがって本発明では、
グリップ全体の重量を２０〜４５ｇ、特に２０〜３５ｇ
とすることが好ましい。
て軽量化を図ったものであり、したがって本発明では、
グリップ全体の重量を２０〜４５ｇ、特に２０〜３５ｇ
とすることが好ましい。
【００１９】本発明のグリップをシャフトに装着するに
は、例えば、筒状本体の後端開口部にシャフトの先細り
先端部を通し、シャフトの後端方向へ筒状本体をスライ
ドさせ、所定位置に例えば接着剤を介して装着する。
は、例えば、筒状本体の後端開口部にシャフトの先細り
先端部を通し、シャフトの後端方向へ筒状本体をスライ
ドさせ、所定位置に例えば接着剤を介して装着する。
【００２０】
【発明の実施の形態】図１は本発明に係るゴルフクラブ
用グリップの一実施形態例を示す断面図である。本例の
グリップ２において、４は筒状本体、６は蓋体を示す。
筒状本体４は、天然ゴム（ＮＲ）からなるもので、その
外観形状は、後端側から先端側に向けて外径が徐々に小
径となる円錐台状をなしている。また、筒状本体４は、
実質的に均一な肉厚を有している。この筒状本体４の寸
法は、シャフトに装着されていない状態において、長さ
ｍが約２７５ｍｍ、先端部外径（ｄ1）が約１４ｍｍ、
先端部内径（ｄ2）が約１２ｍｍ、後端部外径（ｄ3）が
約２７ｍｍ、後端部内径（ｄ4）が約２５ｍｍ、肉厚
（ｔ）は全体的に約１ｍｍである。なお、筒状本体４に
蓋体６を取り付けたグリップ２全体の長さは２７８ｍｍ
である。また、筒状本体４のＪＩＳ−Ａ硬度は５０度で
ある。
用グリップの一実施形態例を示す断面図である。本例の
グリップ２において、４は筒状本体、６は蓋体を示す。
筒状本体４は、天然ゴム（ＮＲ）からなるもので、その
外観形状は、後端側から先端側に向けて外径が徐々に小
径となる円錐台状をなしている。また、筒状本体４は、
実質的に均一な肉厚を有している。この筒状本体４の寸
法は、シャフトに装着されていない状態において、長さ
ｍが約２７５ｍｍ、先端部外径（ｄ1）が約１４ｍｍ、
先端部内径（ｄ2）が約１２ｍｍ、後端部外径（ｄ3）が
約２７ｍｍ、後端部内径（ｄ4）が約２５ｍｍ、肉厚
（ｔ）は全体的に約１ｍｍである。なお、筒状本体４に
蓋体６を取り付けたグリップ２全体の長さは２７８ｍｍ
である。また、筒状本体４のＪＩＳ−Ａ硬度は５０度で
ある。
【００２１】蓋体６は、硬質プラスチックからなるもの
で、円板状の蓋部８の裏面に短軸円筒状の挿入部１０が
突設されたものである。本例の蓋体６は、筒状本体４の
後端部内面に形成された内径が拡大された段付き部１２
に挿入部１０を挿入することにより筒状本体４に取り付
けられるもので、これにより筒状本体４の後端開口部が
蓋部８によって閉塞される。なお、蓋体の構造や筒状本
体の蓋体が取り付けられる部分の構造に限定はなく、例
えば、前述した段付き部を設けることなく筒状本体の後
端部内に蓋体の挿入部を挿入するようにしてもよく、ま
た円錐台状等の蓋体を筒状本体の後端開口部内に押し込
むようにしてもよい。
で、円板状の蓋部８の裏面に短軸円筒状の挿入部１０が
突設されたものである。本例の蓋体６は、筒状本体４の
後端部内面に形成された内径が拡大された段付き部１２
に挿入部１０を挿入することにより筒状本体４に取り付
けられるもので、これにより筒状本体４の後端開口部が
蓋部８によって閉塞される。なお、蓋体の構造や筒状本
体の蓋体が取り付けられる部分の構造に限定はなく、例
えば、前述した段付き部を設けることなく筒状本体の後
端部内に蓋体の挿入部を挿入するようにしてもよく、ま
た円錐台状等の蓋体を筒状本体の後端開口部内に押し込
むようにしてもよい。
【００２２】図１に示した本発明のグリップ及び図２に
示した従来のグリップをそれぞれ作製した。この場合、
本発明グリップの筒状本体４はＮＲ、蓋体はＡＢＳ樹脂
で形成した。また、従来のグリップはＮＲで形成した。
各グリップの寸法は前述した通りとした。その結果、従
来のグリップは５４ｇ、本発明のグリップは３５ｇであ
った。
示した従来のグリップをそれぞれ作製した。この場合、
本発明グリップの筒状本体４はＮＲ、蓋体はＡＢＳ樹脂
で形成した。また、従来のグリップはＮＲで形成した。
各グリップの寸法は前述した通りとした。その結果、従
来のグリップは５４ｇ、本発明のグリップは３５ｇであ
った。
【００２３】
【発明の効果】本発明のゴルフクラブ用グリップは、グ
リップに対する本来の要求特性を満足したまま軽量化を
図ることができ、しかも通常の成形方法によって容易に
成形することが可能なものである。
リップに対する本来の要求特性を満足したまま軽量化を
図ることができ、しかも通常の成形方法によって容易に
成形することが可能なものである。
【図１】本発明に係るゴルフクラブ用グリップの一実施
形態例を示す断面図である。
形態例を示す断面図である。
【図２】従来のゴルフクラブ用グリップの一実施形態例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【符号の説明】 ２ グリップ ４ 筒状本体 ６ 蓋体
Claims (3)
- 【請求項１】 弾性体により形成され、後端側から先端
側に向けて外径が徐々に小径になるとともに、実質的に
均一な肉厚を有する筒状本体と、前記筒状本体の後端開
口部を塞ぐ蓋体とからなることを特徴とするゴルフクラ
ブ用グリップ。 - 【請求項２】 筒状本体の肉厚が１〜２ｍｍである請求
項１に記載のグリップ。 - 【請求項３】 全体の重量が２０〜４５ｇである請求項
１又は２に記載のグリップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8343189A JPH10179828A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | ゴルフクラブ用グリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8343189A JPH10179828A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | ゴルフクラブ用グリップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10179828A true JPH10179828A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18359604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8343189A Pending JPH10179828A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | ゴルフクラブ用グリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10179828A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005230054A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブ |
| JP2011120913A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Eaton Corp | 軽量ゴルフグリップ |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP8343189A patent/JPH10179828A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005230054A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブ |
| JP2011120913A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Eaton Corp | 軽量ゴルフグリップ |
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Legal Events
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