JPH10179660A - 運動負荷調節装置および運動負荷調節方法 - Google Patents
運動負荷調節装置および運動負荷調節方法Info
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- JPH10179660A JPH10179660A JP8350171A JP35017196A JPH10179660A JP H10179660 A JPH10179660 A JP H10179660A JP 8350171 A JP8350171 A JP 8350171A JP 35017196 A JP35017196 A JP 35017196A JP H10179660 A JPH10179660 A JP H10179660A
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- control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 運動負荷測定装置に用いられる運動負荷調節
装置の運動負荷付加装置として発電機を使用し、運動負
荷を正確に与えると共に、発生する機械損を保証するこ
とがなかったため、特に運動処方に使用する場合に低運
動負荷を必要とする被験者には使用しにくく、測定も正
確に行いにくいという課題があった。 【解決手段】 運動負荷発生部に交流の発電機10を用
いて、機械損以下の設定運動負荷の場合は、発電機10
を直流ブラシレスサーボモータ制御に切り替え、機械損
以上の設定運動負荷の場合は、発電機10の出力を負荷
制御するように構成した。
装置の運動負荷付加装置として発電機を使用し、運動負
荷を正確に与えると共に、発生する機械損を保証するこ
とがなかったため、特に運動処方に使用する場合に低運
動負荷を必要とする被験者には使用しにくく、測定も正
確に行いにくいという課題があった。 【解決手段】 運動負荷発生部に交流の発電機10を用
いて、機械損以下の設定運動負荷の場合は、発電機10
を直流ブラシレスサーボモータ制御に切り替え、機械損
以上の設定運動負荷の場合は、発電機10の出力を負荷
制御するように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被験者に運動を
させることにより、被験者に運動負荷を与える運動負荷
調節装置に関するものである。
させることにより、被験者に運動負荷を与える運動負荷
調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の運動療法用腕固定装置を示
す断面図であり、図において、21は運動療法装置とし
て使用されるエルゴバイク、22はエルゴバイク21の
ペダル、23はエルゴバイク21の座席、24は座席2
3に座った状態でペダル22を回転させる被験者、25
は被験者24の手首に装着され、被験者24の血圧や脈
拍数等のバイタル情報を計測するセンサ、26は被験者
24の手首を載せる受け台である。
す断面図であり、図において、21は運動療法装置とし
て使用されるエルゴバイク、22はエルゴバイク21の
ペダル、23はエルゴバイク21の座席、24は座席2
3に座った状態でペダル22を回転させる被験者、25
は被験者24の手首に装着され、被験者24の血圧や脈
拍数等のバイタル情報を計測するセンサ、26は被験者
24の手首を載せる受け台である。
【0003】次に動作について説明する。エルゴバイク
21は負荷のかかったペダル22を一定のペースでスピ
ーカ等から出るビープ音や回転数表示を被験者が確認し
ながらペダル22の回転数を指定の回転数に合わせるよ
うにしていた。具体的には、被験者24の手首に装着さ
れたセンサ25が被験者24の血圧や脈拍数等のバイタ
ル情報を計測し、その計測結果をエルゴバイク21の図
示せぬ演算装置に出力する。そして、演算装置が、例え
ば、バイタル情報として計測された被験者24の最高血
圧が予め設定された最高血圧より高くなったとき、又
は、バイタル情報として計測された被験者24の最高脈
拍数が予め設定された最高脈拍数より高くなったとき、
ブザー等を鳴らすことによって被験者24に警報を発
し、運動の中止を促すようにしている。
21は負荷のかかったペダル22を一定のペースでスピ
ーカ等から出るビープ音や回転数表示を被験者が確認し
ながらペダル22の回転数を指定の回転数に合わせるよ
うにしていた。具体的には、被験者24の手首に装着さ
れたセンサ25が被験者24の血圧や脈拍数等のバイタ
ル情報を計測し、その計測結果をエルゴバイク21の図
示せぬ演算装置に出力する。そして、演算装置が、例え
ば、バイタル情報として計測された被験者24の最高血
圧が予め設定された最高血圧より高くなったとき、又
は、バイタル情報として計測された被験者24の最高脈
拍数が予め設定された最高脈拍数より高くなったとき、
ブザー等を鳴らすことによって被験者24に警報を発
し、運動の中止を促すようにしている。
【0004】上述のエルゴバイク21の運動負荷とし
て、ペダル22による回転を機械的に増速し、直流発電
機、交流発電機、渦電流ブレーキ、パウダブレーキ等を
使用し、スイッチング素子を使用して負荷を制御するも
のである。具体的には、直流又は交流発電機を用いる場
合は外部に抵抗器を接続し、スイッチング素子でパルス
幅変調制御(以下、PWM制御という)を行い、負荷を
制御している。また、渦電流又はパウダ等のブレーキを
負荷として用いる場合は、励磁コイルに流す電流をPW
M制御を行い、負荷を制御している。
て、ペダル22による回転を機械的に増速し、直流発電
機、交流発電機、渦電流ブレーキ、パウダブレーキ等を
使用し、スイッチング素子を使用して負荷を制御するも
のである。具体的には、直流又は交流発電機を用いる場
合は外部に抵抗器を接続し、スイッチング素子でパルス
幅変調制御(以下、PWM制御という)を行い、負荷を
制御している。また、渦電流又はパウダ等のブレーキを
負荷として用いる場合は、励磁コイルに流す電流をPW
M制御を行い、負荷を制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の運動負荷調節装
置は以上のように構成されているので、ペダル等から機
械的増速部を経て発電機又はブレーキに連結されている
ため、機械損が必ず発生しており、特にランプ(漸増ま
たは漸減)運動負荷を被験者に与えて、運動機能等を測
定し、運動処方をするような場合に、最小設定運動負荷
が機械損より小さくできないため、健常者の測定には余
り問題とならないが高齢者や病気治療を要する異常者の
測定を正確に行うことができないなどの課題があった。
置は以上のように構成されているので、ペダル等から機
械的増速部を経て発電機又はブレーキに連結されている
ため、機械損が必ず発生しており、特にランプ(漸増ま
たは漸減)運動負荷を被験者に与えて、運動機能等を測
定し、運動処方をするような場合に、最小設定運動負荷
が機械損より小さくできないため、健常者の測定には余
り問題とならないが高齢者や病気治療を要する異常者の
測定を正確に行うことができないなどの課題があった。
【0006】また、被験者が運動負荷測定を行う場合、
従来は一定の指定回転数とするために、一定のペースで
スピーカ等から出るビープ音や回転数表示を被験者が確
認しながらペダル等の回転数を指定の回転数に合わせる
ようにしていた。しかし、指定の回転数に合わせるため
に、そちらに相当の神経を使う必要があり、また、安定
して一定の回転数に保つことは非常に難しいなどの課題
があった。
従来は一定の指定回転数とするために、一定のペースで
スピーカ等から出るビープ音や回転数表示を被験者が確
認しながらペダル等の回転数を指定の回転数に合わせる
ようにしていた。しかし、指定の回転数に合わせるため
に、そちらに相当の神経を使う必要があり、また、安定
して一定の回転数に保つことは非常に難しいなどの課題
があった。
【0007】また、回転数に影響の無いように一定の出
力になるように制御すると、低速回転で負荷トルクが重
くなり過ぎ、高速では負荷トルクが軽くなり過ぎて、回
転数を一定に維持するのが益々難しくなる等の課題があ
った。
力になるように制御すると、低速回転で負荷トルクが重
くなり過ぎ、高速では負荷トルクが軽くなり過ぎて、回
転数を一定に維持するのが益々難しくなる等の課題があ
った。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、発電機をサーボモータとして動作
させて、機械損を保証することにより、被験者が健常
者、高齢者、異常者、女性等に関わらず、被験者のバイ
タル情報を高精度で測定ができる運動負荷調整装置を得
ることを目的としている。
めになされたもので、発電機をサーボモータとして動作
させて、機械損を保証することにより、被験者が健常
者、高齢者、異常者、女性等に関わらず、被験者のバイ
タル情報を高精度で測定ができる運動負荷調整装置を得
ることを目的としている。
【0009】また、この発明はペダルの回転数を一定に
保ちやすくし、運動負荷測定が精度良くできる運動負荷
調整装置を得ることを目的としている。
保ちやすくし、運動負荷測定が精度良くできる運動負荷
調整装置を得ることを目的としている。
【0010】さらに、この発明は回転数が低下してきて
も負荷トルクが重くならず、回転数が高くなっても負荷
トルクが軽くならない運動負荷調整装置を得ることを目
的としている。
も負荷トルクが重くならず、回転数が高くなっても負荷
トルクが軽くならない運動負荷調整装置を得ることを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る運動負荷
調節装置は、運動負荷発生部に交流発電機を用いて、機
械損以下の設定運動負荷の場合は、発電機を直流ブラシ
レスサーボモータ制御に切り替え、機械損以上の設定運
動負荷の場合は、発電機の出力を負荷制御するようにし
たものである。
調節装置は、運動負荷発生部に交流発電機を用いて、機
械損以下の設定運動負荷の場合は、発電機を直流ブラシ
レスサーボモータ制御に切り替え、機械損以上の設定運
動負荷の場合は、発電機の出力を負荷制御するようにし
たものである。
【0012】この発明に係る運動負荷調節装置は、回転
数の下限、上限の範囲を設定し、実際のペダル回転数と
設定値とを比較演算することにより、運動負荷の制御を
定トルク制御、定出力制御、定パルス幅制御等に切り替
えるものである。
数の下限、上限の範囲を設定し、実際のペダル回転数と
設定値とを比較演算することにより、運動負荷の制御を
定トルク制御、定出力制御、定パルス幅制御等に切り替
えるものである。
【0013】この発明に係る運動負荷調節装置は、発電
機に負荷をかけることにより、発電機の温度が上昇して
永久磁石の磁力が低下したり、巻線の抵抗値が上昇した
りしても、指定の運動負荷が安定して得られるように温
度検出手段を備えて、負荷制御補正を行うものである。
機に負荷をかけることにより、発電機の温度が上昇して
永久磁石の磁力が低下したり、巻線の抵抗値が上昇した
りしても、指定の運動負荷が安定して得られるように温
度検出手段を備えて、負荷制御補正を行うものである。
【0014】この発明に係る運動負荷調節装置は、交流
発電機を用いて負荷をかける場合、定格回転数近傍で最
大の負荷が取り出せるように、発電機の内部リアクタン
スと内部巻線抵抗を等しくするようにして、スイッチン
グ手段により発電機の出力を直接PWM制御で開閉する
ものである。
発電機を用いて負荷をかける場合、定格回転数近傍で最
大の負荷が取り出せるように、発電機の内部リアクタン
スと内部巻線抵抗を等しくするようにして、スイッチン
グ手段により発電機の出力を直接PWM制御で開閉する
ものである。
【0015】この発明に係る運動負荷調節装置は、交流
発電機を直流ブラシレスサーボモータとしても使用可能
としているが、発電機の回転数検出を直流ブラシレスサ
ーボモータの磁極位置センサを共用として使用し、ま
た、ペダル回転数の算出にも使用するものである。
発電機を直流ブラシレスサーボモータとしても使用可能
としているが、発電機の回転数検出を直流ブラシレスサ
ーボモータの磁極位置センサを共用として使用し、ま
た、ペダル回転数の算出にも使用するものである。
【0016】この発明に係る運動負荷調節装置は、制御
電源が未投入の場合や、制御開始前に、被験者がペダル
を高速で回転させた場合でも、発電機出力電圧が異常に
上昇して、半導体制御回路を破壊しないように、また、
被験者が危険にならないように発電機の出力を短絡し
て、スイッチ手段により負荷が重くなるようにしたもの
である。
電源が未投入の場合や、制御開始前に、被験者がペダル
を高速で回転させた場合でも、発電機出力電圧が異常に
上昇して、半導体制御回路を破壊しないように、また、
被験者が危険にならないように発電機の出力を短絡し
て、スイッチ手段により負荷が重くなるようにしたもの
である。
【0017】この発明に係る運動負荷調節装置は、制御
電源が未投入の場合や、制御開始前に、被験者がペダル
を高速で回転させた場合でも、発電機出力電圧が異常に
上昇して、半導体制御回路を破壊しないように、スイッ
チ手段により発電機出力と半導体回路を切り離すように
したものである。
電源が未投入の場合や、制御開始前に、被験者がペダル
を高速で回転させた場合でも、発電機出力電圧が異常に
上昇して、半導体制御回路を破壊しないように、スイッ
チ手段により発電機出力と半導体回路を切り離すように
したものである。
【0018】この発明に係る運動負荷調節装置は、ラン
プ運動負荷を交流発電機を使用し、直線性補正手段によ
り出力をPWM制御によりスイッチング素子で直接開閉
するようにしたものである。
プ運動負荷を交流発電機を使用し、直線性補正手段によ
り出力をPWM制御によりスイッチング素子で直接開閉
するようにしたものである。
【0019】この発明に係る運動負荷調節方法は、運動
負荷設定値と機械損とを比較し、機械損が運動負荷設定
値より大きい場合は発電機をサーボモータに切り替えト
ルク制御し、機械損が運動負荷設定値より小さい場合
は、発電機出力を負荷として制御するようにしたもので
ある。
負荷設定値と機械損とを比較し、機械損が運動負荷設定
値より大きい場合は発電機をサーボモータに切り替えト
ルク制御し、機械損が運動負荷設定値より小さい場合
は、発電機出力を負荷として制御するようにしたもので
ある。
【0020】この発明に係る運動負荷調節方法は、運動
負荷設定値と機械損とを比較し、機械損が運動負荷設定
値より大きい場合は発電機をサーボモータに切り替えト
ルク制御し、機械損が運動負荷設定値より小さい場合
は、発電機出力を負荷として制御し、ペダル回転数によ
り負荷の制御方法を切り替えるようにしたものである。
負荷設定値と機械損とを比較し、機械損が運動負荷設定
値より大きい場合は発電機をサーボモータに切り替えト
ルク制御し、機械損が運動負荷設定値より小さい場合
は、発電機出力を負荷として制御し、ペダル回転数によ
り負荷の制御方法を切り替えるようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による運
動負荷調節装置を備える運動負荷測定装置を示す側面図
であり、図において、1は運動負荷調節装置本体、2は
運動負荷調節装置本体1の両側で対となるペダル、3は
運動負荷調節装置本体1の両側で対となるクランク、4
はクランク軸に固定された大プーリA、5は中間軸の小
プーリB、6は同じく中間軸の小プーリBに固定された
大プーリC、7は発電機軸に固定された小プーリD、8
は大プーリA4と小プーリB5とを連結するベルトA、
9は同じく大プーリC6と小プーリD7とを連結するベ
ルトB、10は運動負荷発生部となる発電機、11は運
動負荷制御用マイクロコンピュータやスイッチング素子
やサーボモータ制御部等で構成される動力制御部であ
り、これらは運動負荷調節装置本体1内に収納されてい
る。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による運
動負荷調節装置を備える運動負荷測定装置を示す側面図
であり、図において、1は運動負荷調節装置本体、2は
運動負荷調節装置本体1の両側で対となるペダル、3は
運動負荷調節装置本体1の両側で対となるクランク、4
はクランク軸に固定された大プーリA、5は中間軸の小
プーリB、6は同じく中間軸の小プーリBに固定された
大プーリC、7は発電機軸に固定された小プーリD、8
は大プーリA4と小プーリB5とを連結するベルトA、
9は同じく大プーリC6と小プーリD7とを連結するベ
ルトB、10は運動負荷発生部となる発電機、11は運
動負荷制御用マイクロコンピュータやスイッチング素子
やサーボモータ制御部等で構成される動力制御部であ
り、これらは運動負荷調節装置本体1内に収納されてい
る。
【0022】また、12はバイタル情報や各種演算処理
結果等を表示するCRT、液晶等の表示器、13は運動
負荷調節装置本体1のケース、14は表示器12の画面
表面に取り付けられ、各種操作を行うためのタッチパネ
ル、15はバイタル情報や各種演算処理の結果を記録す
るプリンタ、16は被験者の血圧/脈拍センサ等のバイ
タルセンサ200(後述説明)からのバイタル情報を収
集演算制御するバイタル情報処理部、17は運動負荷調
節装置本体1への負荷制御やバイタル情報処理部16か
らのデータ取り込みやプリンタ15や表示器12やタッ
チパネル14等を制御する情報制御部、18は被験者が
運動負荷を測定する際に座る椅子である。
結果等を表示するCRT、液晶等の表示器、13は運動
負荷調節装置本体1のケース、14は表示器12の画面
表面に取り付けられ、各種操作を行うためのタッチパネ
ル、15はバイタル情報や各種演算処理の結果を記録す
るプリンタ、16は被験者の血圧/脈拍センサ等のバイ
タルセンサ200(後述説明)からのバイタル情報を収
集演算制御するバイタル情報処理部、17は運動負荷調
節装置本体1への負荷制御やバイタル情報処理部16か
らのデータ取り込みやプリンタ15や表示器12やタッ
チパネル14等を制御する情報制御部、18は被験者が
運動負荷を測定する際に座る椅子である。
【0023】図2はこの発明の実施の形態1による運動
負荷調節装置の動力制御部と情報制御部との構成を示す
回路図であり、図において、図1と同一の符号について
は同一または相当部分を示すので説明を省略する。10
aは発電機10を直流ブラシレスサーボモータとして使
用する際の回転子の磁極位置を検出する磁極位置センサ
で、三相の場合は120度毎に3個使用される。10b
は発電機のフレームや巻線等に取り付けて発電機の温度
を検出する温度センサで運動負荷発生部は構成されてい
る。
負荷調節装置の動力制御部と情報制御部との構成を示す
回路図であり、図において、図1と同一の符号について
は同一または相当部分を示すので説明を省略する。10
aは発電機10を直流ブラシレスサーボモータとして使
用する際の回転子の磁極位置を検出する磁極位置センサ
で、三相の場合は120度毎に3個使用される。10b
は発電機のフレームや巻線等に取り付けて発電機の温度
を検出する温度センサで運動負荷発生部は構成されてい
る。
【0024】また、運動負荷調節装置本体1内の動力制
御部11は次のように構成されている。11aはマイク
ロコンピュータ等で構成される演算制御部、11bはダ
イオードD1で三相ダイオードブリッジDSを構成し、
三相ダイオードブリッジDSと並列に接続するパワート
ランジスタやMOSFETやIGBT等のスイッチング
素子TR1で同様に構成された三相スイッチング素子ブ
リッジTSで構成された混合ブリッジ、11cはサーボ
モータ制御部、11dはパワートランジスタやMOSF
ETやIGBT等のスイッチング素子TR2と、発電機
10の電流を検出するための抵抗R1と、発電機10の
出力電圧検出用の分圧用抵抗R2、抵抗R3とスイッチ
ング素子TR2の遮断時に発生するサージ電圧吸収用の
非直線抵抗素子ZNで構成された運動負荷制御部を構成
している。
御部11は次のように構成されている。11aはマイク
ロコンピュータ等で構成される演算制御部、11bはダ
イオードD1で三相ダイオードブリッジDSを構成し、
三相ダイオードブリッジDSと並列に接続するパワート
ランジスタやMOSFETやIGBT等のスイッチング
素子TR1で同様に構成された三相スイッチング素子ブ
リッジTSで構成された混合ブリッジ、11cはサーボ
モータ制御部、11dはパワートランジスタやMOSF
ETやIGBT等のスイッチング素子TR2と、発電機
10の電流を検出するための抵抗R1と、発電機10の
出力電圧検出用の分圧用抵抗R2、抵抗R3とスイッチ
ング素子TR2の遮断時に発生するサージ電圧吸収用の
非直線抵抗素子ZNで構成された運動負荷制御部を構成
している。
【0025】また、11eは磁極位置センサ10aの信
号を用いて発電機10の回転数を検出する回転数検出
部、11fは運動負荷制御を行うためのPWM制御部、
11gは異常通報やペダル回転数のペースメーカとして
のビープ音発生用のブザー、11hは発電機10の負荷
制御か、発電機10をサーボモータとして駆動トルクを
発生させるかを切り替えるリレー等の切替スイッチ部、
切替スイッチ部11hにより、切り替えたサーボモータ
側には図示しない直流電源のDC+に接続されている端
子aとDC−に接続されている端子bが接続されてい
る。11iは制御電源未投入や運動負荷を未制御中の発
電機10の出力を短絡するようにしたリレー等の短絡ス
イッチ部、11jは制御電源未投入や運動負荷を未制御
中発電機と混合ブリッジ11bを切り離すようにしたリ
レー等の解放スイッチ部、11kは情報制御部17との
通信用インターフェイスである。なお、短絡スイッチ部
11iと解放スイッチ部11jは併用しても単独に用い
てもよい。
号を用いて発電機10の回転数を検出する回転数検出
部、11fは運動負荷制御を行うためのPWM制御部、
11gは異常通報やペダル回転数のペースメーカとして
のビープ音発生用のブザー、11hは発電機10の負荷
制御か、発電機10をサーボモータとして駆動トルクを
発生させるかを切り替えるリレー等の切替スイッチ部、
切替スイッチ部11hにより、切り替えたサーボモータ
側には図示しない直流電源のDC+に接続されている端
子aとDC−に接続されている端子bが接続されてい
る。11iは制御電源未投入や運動負荷を未制御中の発
電機10の出力を短絡するようにしたリレー等の短絡ス
イッチ部、11jは制御電源未投入や運動負荷を未制御
中発電機と混合ブリッジ11bを切り離すようにしたリ
レー等の解放スイッチ部、11kは情報制御部17との
通信用インターフェイスである。なお、短絡スイッチ部
11iと解放スイッチ部11jは併用しても単独に用い
てもよい。
【0026】また、被験者の運動負荷の測定演算制御部
としての情報制御部17は以下のように構成されてい
る。まず、17aは被験者の異常呼び出し、正常確認用
等の入力信号や異常通報、異常表示用等の出力をする外
部操作部、17bは処理データ等を記憶するFDD、H
DD、ICメモリ等の外部記憶部、17cは被験者に運
動負荷測定装置の操作説明等の音声、測定中にリラック
スさせるためのバックグラウンドミュージック(以下、
BGM)等を発生させるスピーカ、17dは運動負荷調
節装置本体1の演算制御部11aと通信をするための通
信用インターフェイス、17eはバイタルセンサ200
のセンサ信号を受けて血圧/脈拍等を検出演算処理をす
るバイタル情報処理部16の信号と、外部操作部17a
の信号と、タッチパネル14の信号等を受けて演算処理
をして、表示器12への表示、プリンタ15への処理結
果の印刷表示、運動負荷調節装置本体1への運動負荷指
令出力等を制御するマイクロコンピュータ等で構成され
ている。
としての情報制御部17は以下のように構成されてい
る。まず、17aは被験者の異常呼び出し、正常確認用
等の入力信号や異常通報、異常表示用等の出力をする外
部操作部、17bは処理データ等を記憶するFDD、H
DD、ICメモリ等の外部記憶部、17cは被験者に運
動負荷測定装置の操作説明等の音声、測定中にリラック
スさせるためのバックグラウンドミュージック(以下、
BGM)等を発生させるスピーカ、17dは運動負荷調
節装置本体1の演算制御部11aと通信をするための通
信用インターフェイス、17eはバイタルセンサ200
のセンサ信号を受けて血圧/脈拍等を検出演算処理をす
るバイタル情報処理部16の信号と、外部操作部17a
の信号と、タッチパネル14の信号等を受けて演算処理
をして、表示器12への表示、プリンタ15への処理結
果の印刷表示、運動負荷調節装置本体1への運動負荷指
令出力等を制御するマイクロコンピュータ等で構成され
ている。
【0027】図3はこの発明の実施の形態1による運動
負荷調節装置で用いられるバイタルセンサの構造を示す
断面図、図4は図3のバイタルセンサで測定された脈拍
毎の血圧波形を示す波形図であり、図において、200
は一般に間接的連続血圧測定法としてのトノメータ法と
して知られているバイタルセンサであり、被験者の手首
等に装着して被験者の血圧/脈拍を測定する。200a
は内側に空気圧室を持つセンサフレーム、200bは圧
力センサエレメント、200cは圧力センサエレメント
200bの固定台、200dはセンサーフレーム200
aの内側の空気圧室を圧力センサエレメント200bの
固定台200cで囲み、かつ固定台200cを可動可能
に取り付け密封するダイヤフラムである。
負荷調節装置で用いられるバイタルセンサの構造を示す
断面図、図4は図3のバイタルセンサで測定された脈拍
毎の血圧波形を示す波形図であり、図において、200
は一般に間接的連続血圧測定法としてのトノメータ法と
して知られているバイタルセンサであり、被験者の手首
等に装着して被験者の血圧/脈拍を測定する。200a
は内側に空気圧室を持つセンサフレーム、200bは圧
力センサエレメント、200cは圧力センサエレメント
200bの固定台、200dはセンサーフレーム200
aの内側の空気圧室を圧力センサエレメント200bの
固定台200cで囲み、かつ固定台200cを可動可能
に取り付け密封するダイヤフラムである。
【0028】このバイタルセンサ200の測定原理を説
明すると、まず、バイタルセンサ200を手首に取り付
けると、圧力センサエレメント200bが被験者の手首
の皮膚210aを通して、橈骨動脈の血管210bをセ
ンサフレーム200a内の空気圧室の圧力を受けて押圧
する。これにより、橈骨動脈の血管210bは橈骨21
0cに挟まれて橈骨動脈の血管210bの圧力センサエ
レメント200b側が扁平となり、橈骨動脈の血管21
0b内の1脈拍毎の血圧を圧力センサエレメント200
bが検出することとなる。この検出信号としては、図4
に示されるような動脈波形が観測される。
明すると、まず、バイタルセンサ200を手首に取り付
けると、圧力センサエレメント200bが被験者の手首
の皮膚210aを通して、橈骨動脈の血管210bをセ
ンサフレーム200a内の空気圧室の圧力を受けて押圧
する。これにより、橈骨動脈の血管210bは橈骨21
0cに挟まれて橈骨動脈の血管210bの圧力センサエ
レメント200b側が扁平となり、橈骨動脈の血管21
0b内の1脈拍毎の血圧を圧力センサエレメント200
bが検出することとなる。この検出信号としては、図4
に示されるような動脈波形が観測される。
【0029】次に動作について説明する。図5はこの発
明の実施の形態1による運動負荷調節装置を備える運動
負荷測定装置全体の動作を示すフローチャートである。
まず、初期処理が実行されることにより、内部設定の運
動負荷設定量、内部タイマー等がクリアされる(ステッ
プST1)。また、必要に応じて、運動負荷調節装置本
体の動力制御部11へも通信指令を出して必要な設定量
を指示しても良い。次に、被験者の年齢、性別、体重、
運動効率、体力レベル、測定時間、血圧・脈拍・PRP
(Presure Rate Product:脈拍数と収縮期血圧の積)等
の目標値や前回測定値や測定値のトレンド等の各種設定
を行う(ステップST2)。そして、運動療法の測定モ
ードの選択を行い(ステップST3)、定出力運動負荷
の出力値を設定し(ステップST4)、定トルク運動負
荷のトルク値を設定する(ステップST5)。
明の実施の形態1による運動負荷調節装置を備える運動
負荷測定装置全体の動作を示すフローチャートである。
まず、初期処理が実行されることにより、内部設定の運
動負荷設定量、内部タイマー等がクリアされる(ステッ
プST1)。また、必要に応じて、運動負荷調節装置本
体の動力制御部11へも通信指令を出して必要な設定量
を指示しても良い。次に、被験者の年齢、性別、体重、
運動効率、体力レベル、測定時間、血圧・脈拍・PRP
(Presure Rate Product:脈拍数と収縮期血圧の積)等
の目標値や前回測定値や測定値のトレンド等の各種設定
を行う(ステップST2)。そして、運動療法の測定モ
ードの選択を行い(ステップST3)、定出力運動負荷
の出力値を設定し(ステップST4)、定トルク運動負
荷のトルク値を設定する(ステップST5)。
【0030】次に、各種目標値の選択を行い(ステップ
ST6)、血圧の目標値をステップST2で入力した値
を読み込むとともに(ステップST7)、脈拍の目標値
をステップST2で入力した値を読み込み(ステップS
T8)、PRPの目標値をステップST2で入力した値
を読み込む(ステップST9)。次に、バイタルセンサ
からのデータを読み取り(ステップST10)、脈波デ
ータから脈波振幅、脈波微分値、脈波振幅の時間波形信
号、収縮期血圧、拡張期血圧、平均血圧、脈拍数、収縮
期血圧と脈拍数との積(PRP)等のバイタル情報を演
算し、更に、脈拍数、血圧、PRPの時間変化と変曲点
の算出をする(ステップST11)。
ST6)、血圧の目標値をステップST2で入力した値
を読み込むとともに(ステップST7)、脈拍の目標値
をステップST2で入力した値を読み込み(ステップS
T8)、PRPの目標値をステップST2で入力した値
を読み込む(ステップST9)。次に、バイタルセンサ
からのデータを読み取り(ステップST10)、脈波デ
ータから脈波振幅、脈波微分値、脈波振幅の時間波形信
号、収縮期血圧、拡張期血圧、平均血圧、脈拍数、収縮
期血圧と脈拍数との積(PRP)等のバイタル情報を演
算し、更に、脈拍数、血圧、PRPの時間変化と変曲点
の算出をする(ステップST11)。
【0031】次に、ステップST7、ST8、ST9で
読み込んだ目標値とステップST11で算出した実測値
と比較し(ステップST12)、実測値が目標値より大
きくなった場合は、運動負荷量を所定量減じる(ステッ
プST13)。一方、実測値が目標値より小さい場合
は、負荷モードがランプ出力負荷か否かを判断する(ス
テップST14)。そして、負荷モードがランプ出力負
荷である場合、又は運動負荷を増加させると判断した場
合は、運動負荷量を所定量増やす(ステップST1
5)。一方、ステップST14で負荷モードがランプ出
力負荷で無い場合又は運動負荷量を変更せず継続すると
判断した場合は、運動負荷量を変化させずにステップS
T16へ進む。
読み込んだ目標値とステップST11で算出した実測値
と比較し(ステップST12)、実測値が目標値より大
きくなった場合は、運動負荷量を所定量減じる(ステッ
プST13)。一方、実測値が目標値より小さい場合
は、負荷モードがランプ出力負荷か否かを判断する(ス
テップST14)。そして、負荷モードがランプ出力負
荷である場合、又は運動負荷を増加させると判断した場
合は、運動負荷量を所定量増やす(ステップST1
5)。一方、ステップST14で負荷モードがランプ出
力負荷で無い場合又は運動負荷量を変更せず継続すると
判断した場合は、運動負荷量を変化させずにステップS
T16へ進む。
【0032】次に、ステップST16においては、ステ
ップST13又はステップST15で設定された運動負
荷量を設定値として運動負荷調節装置本体1の制御部で
受信し、運動負荷調節を行う(ステップST16)。な
お、詳細動作については、図6のフローチャートに基づ
き後述する。そして、CRT、液晶等の表示器12やプ
リンタ15に表示し(ステップST17)、必要によっ
てはFDD、HDD、ICメモリ等の外部記憶部17b
に記憶させたり、外部操作部17aに信号出力を送った
り、音声や音楽をスピーカ17cで鳴らしたりする。
ップST13又はステップST15で設定された運動負
荷量を設定値として運動負荷調節装置本体1の制御部で
受信し、運動負荷調節を行う(ステップST16)。な
お、詳細動作については、図6のフローチャートに基づ
き後述する。そして、CRT、液晶等の表示器12やプ
リンタ15に表示し(ステップST17)、必要によっ
てはFDD、HDD、ICメモリ等の外部記憶部17b
に記憶させたり、外部操作部17aに信号出力を送った
り、音声や音楽をスピーカ17cで鳴らしたりする。
【0033】次に、異常発生の有無を判定し(ステップ
ST18)、異常が無ければ、更に設定時間内かどうか
判定し(ステップST19)、設定時間内であれば、再
びステップST10へ進み、上記処理を繰り返す。一
方、ステップS18で異常が発生していた場合は、異常
内容を表示器等に表示し(ステップST20)、全ての
運動負荷測定装置の動作の停止処理を行い、終了する
(ステップST21)。また、ステップST19で設定
時間となっている場合には、ステップST20での表示
処理を実行することなく、全ての運動負荷測定装置の動
作の停止処理を行い、終了する(ステップST21)。
なお、停止処理としては、各種演算結果の図示しない内
部記憶装置への格納、運動負荷を除々に減少させるクー
ルダウン処理等も行う。
ST18)、異常が無ければ、更に設定時間内かどうか
判定し(ステップST19)、設定時間内であれば、再
びステップST10へ進み、上記処理を繰り返す。一
方、ステップS18で異常が発生していた場合は、異常
内容を表示器等に表示し(ステップST20)、全ての
運動負荷測定装置の動作の停止処理を行い、終了する
(ステップST21)。また、ステップST19で設定
時間となっている場合には、ステップST20での表示
処理を実行することなく、全ての運動負荷測定装置の動
作の停止処理を行い、終了する(ステップST21)。
なお、停止処理としては、各種演算結果の図示しない内
部記憶装置への格納、運動負荷を除々に減少させるクー
ルダウン処理等も行う。
【0034】次に、ステップST3でランプ出力負荷が
選択された場合には、ランプ出力負荷の最大値、ランプ
出力負荷の時間当たりの運動負荷の増加率等が設定され
(ステップST22)、この測定が運動処方用かどうか
判断され(ステップST23)、運動療法であれば、ス
テップST6に進み上述の動作となる。一方、運動処方
であれば、バイタルセンサからのデータを読み取り(ス
テップST24)、脈波データから脈波振幅、脈波微分
値、脈波振幅の時間波形信号、収縮期血圧、拡張期血
圧、平均血圧、脈拍数、収縮期血圧と脈拍数との積(P
RP)等のバイタル情報を演算し、更に、脈拍数、血
圧、PRPの時間変化と変曲点の算出をする(ステップ
ST25)。
選択された場合には、ランプ出力負荷の最大値、ランプ
出力負荷の時間当たりの運動負荷の増加率等が設定され
(ステップST22)、この測定が運動処方用かどうか
判断され(ステップST23)、運動療法であれば、ス
テップST6に進み上述の動作となる。一方、運動処方
であれば、バイタルセンサからのデータを読み取り(ス
テップST24)、脈波データから脈波振幅、脈波微分
値、脈波振幅の時間波形信号、収縮期血圧、拡張期血
圧、平均血圧、脈拍数、収縮期血圧と脈拍数との積(P
RP)等のバイタル情報を演算し、更に、脈拍数、血
圧、PRPの時間変化と変曲点の算出をする(ステップ
ST25)。
【0035】次に、運動負荷量を所定量増やし(ステッ
プST26)、運動負荷調節装置本体1の制御部で受信
し、運動負荷調節を行う(ステップST27)。そし
て、CRT、液晶等の表示器12やプリンタ15に表示
し(ステップST28)、必要によってはFDD、HD
D、ICメモリ等の外部記憶部17bに記憶させたり、
外部操作部17aに信号出力を送ったり、音声や音楽を
スピーカ17cで鳴らしたりする。
プST26)、運動負荷調節装置本体1の制御部で受信
し、運動負荷調節を行う(ステップST27)。そし
て、CRT、液晶等の表示器12やプリンタ15に表示
し(ステップST28)、必要によってはFDD、HD
D、ICメモリ等の外部記憶部17bに記憶させたり、
外部操作部17aに信号出力を送ったり、音声や音楽を
スピーカ17cで鳴らしたりする。
【0036】そして、異常発生の有無を判定し(ステッ
プST29)、異常が発生した場合はステップST20
へ進む。一方、異常が発生していない場合は、ステップ
ST25で演算算出されたPRPの変曲点が得られたか
どうか判断し(ステップST30)、変曲点が得られて
いない場合は、運動負荷量が最大設定値になったかどう
か判断し(ステップST31)、最大設定値になってい
る場合は、ステップS21へ進み停止処理を行い終了す
る。一方、最大設定値になっていない場合は、ステップ
ST24へ進み、上述の動作を繰り返す。
プST29)、異常が発生した場合はステップST20
へ進む。一方、異常が発生していない場合は、ステップ
ST25で演算算出されたPRPの変曲点が得られたか
どうか判断し(ステップST30)、変曲点が得られて
いない場合は、運動負荷量が最大設定値になったかどう
か判断し(ステップST31)、最大設定値になってい
る場合は、ステップS21へ進み停止処理を行い終了す
る。一方、最大設定値になっていない場合は、ステップ
ST24へ進み、上述の動作を繰り返す。
【0037】次に、運動負荷調節装置の動作を説明す
る。図6はこの発明の実施の形態1による運動負荷調節
装置の動作を示すフローチャートである。まず、初期処
理が実行され(ステップST61)、入力、及び各種出
力を設定するが、ここで切替スイッチ部11hを発電機
出力側へ、短絡スイッチ部11iを発電機10の出力を
短絡する側へ、PWM制御部11fの出力をOFFに設
定する。また、発電機10の出力電圧定数、巻線抵抗、
インダクタンス、機械的増速率等も必要に応じて設定す
る。次に、運動負荷測定装置の制御部で設定された運動
負荷量の設定値、運転開始信号を読み込み(ステップS
T62)、運動負荷制御開始かどうか判断する(ステッ
プST63)。そして、制御開始を待ち、制御開始で短
絡スイッチ部11iのリレーをONして発電機出力の短
絡を解除し(ステップST64)、発電機10の温度を
検出し、補正値を算出する(ステップST65)。
る。図6はこの発明の実施の形態1による運動負荷調節
装置の動作を示すフローチャートである。まず、初期処
理が実行され(ステップST61)、入力、及び各種出
力を設定するが、ここで切替スイッチ部11hを発電機
出力側へ、短絡スイッチ部11iを発電機10の出力を
短絡する側へ、PWM制御部11fの出力をOFFに設
定する。また、発電機10の出力電圧定数、巻線抵抗、
インダクタンス、機械的増速率等も必要に応じて設定す
る。次に、運動負荷測定装置の制御部で設定された運動
負荷量の設定値、運転開始信号を読み込み(ステップS
T62)、運動負荷制御開始かどうか判断する(ステッ
プST63)。そして、制御開始を待ち、制御開始で短
絡スイッチ部11iのリレーをONして発電機出力の短
絡を解除し(ステップST64)、発電機10の温度を
検出し、補正値を算出する(ステップST65)。
【0038】ここで、発電機10の巻線抵抗の温度補正
後の巻線抵抗値Rtは、 Rt=R20[1+k20(t−20)] ・・・(1) R20:20度Cの抵抗値 k20:20度Cの抵抗の温度係数 t:測定時の巻線推定温度
後の巻線抵抗値Rtは、 Rt=R20[1+k20(t−20)] ・・・(1) R20:20度Cの抵抗値 k20:20度Cの抵抗の温度係数 t:測定時の巻線推定温度
【0039】次に、発電機10の回転子の永久磁石の温
度係数による発電電圧の温度補正後の発電電圧Etは、 Et=E20[1−j20(t−20)] ・・・(2) E20:20度Cの出力電圧 j20:20度Cの電圧温度係数 t:測定時の回転子の永久磁石の推定温度 なお、サーボモータの駆動トルク出力は、電流検出によ
るフィードバックがなされており補正を特別には必要無
いが、上記推定温度により、補正しても良い。
度係数による発電電圧の温度補正後の発電電圧Etは、 Et=E20[1−j20(t−20)] ・・・(2) E20:20度Cの出力電圧 j20:20度Cの電圧温度係数 t:測定時の回転子の永久磁石の推定温度 なお、サーボモータの駆動トルク出力は、電流検出によ
るフィードバックがなされており補正を特別には必要無
いが、上記推定温度により、補正しても良い。
【0040】次に、サーボモータの回転子の磁極位置セ
ンサ信号により、発電機10の回転数を検出し、併せ
て、ペダル軸の回転数を機械的増速率の比率より算出す
る(ステップST66)。次に、ステップST62で読
み込んだ運動負荷設定値と運動負荷調節装置のペダル軸
から発電機軸までの増速部を含めた機械損と比較して
(ステップST67)、機械損の方が大きい場合は、発
電機10をサーボモータとして動作するように発電機1
0、サーボモータ切替スイッチ部のスイッチをサーボモ
ータ駆動側に切替、図示しない直流電源に発電機を接続
して、駆動出力トルクを発生させペダル軸の運動負荷を
補償することにより(ステップST68)、設定値に精
度良く運動負荷量を合わせる。ペダル軸換算の補償出力
トルクは、
ンサ信号により、発電機10の回転数を検出し、併せ
て、ペダル軸の回転数を機械的増速率の比率より算出す
る(ステップST66)。次に、ステップST62で読
み込んだ運動負荷設定値と運動負荷調節装置のペダル軸
から発電機軸までの増速部を含めた機械損と比較して
(ステップST67)、機械損の方が大きい場合は、発
電機10をサーボモータとして動作するように発電機1
0、サーボモータ切替スイッチ部のスイッチをサーボモ
ータ駆動側に切替、図示しない直流電源に発電機を接続
して、駆動出力トルクを発生させペダル軸の運動負荷を
補償することにより(ステップST68)、設定値に精
度良く運動負荷量を合わせる。ペダル軸換算の補償出力
トルクは、
【0041】 TM=(P−PM)/N ・・・(3) P:運動負荷設定出力(W) N:ペダル軸の回転数 PM:ペダル軸でのN回転における機械損
【0042】 PM=1.027×N×TN ・・・(4) TN=T0+KM×N ・・・(5) TN:ペダル軸でのN回転における機械損トルク T0:ペダル軸回転がほぼ停止状態の動トルク KM:動トルクの回転数当たりの増加比例係数
【0043】ステップST67で設定値の方が機械損よ
り大きい場合は、発電機10をサーボモータへ切り替え
る切替スイッチ部のスイッチを発電機側に接続し、発電
機10の出力をダイオードブリッジで整流し、負荷制御
部でPWM制御をして運動負荷を制御する(ステップS
T69)。ここで、発電機の負荷は、設定値から機械損
を引いた差分であるから、
り大きい場合は、発電機10をサーボモータへ切り替え
る切替スイッチ部のスイッチを発電機側に接続し、発電
機10の出力をダイオードブリッジで整流し、負荷制御
部でPWM制御をして運動負荷を制御する(ステップS
T69)。ここで、発電機の負荷は、設定値から機械損
を引いた差分であるから、
【0044】 PE=P−PM ・・・(6) PE:発電機の電気的負荷
【0045】従って、発電機の電気的負荷は PE=(ID^2×Rt)/(2×K1) ・・・(7) ID=ED/Zt ・・・(8) ED=KEt×n×6^0.5 ・・・(9) f=(POL×n)/120 ・・・(10) K2=n/N ・・・(11) Zt=((6.28×f×L)^2+Rt^2)^0.5 ・・・(12) ID:三相全波整流後電流 Rt:発電機の1相分抵抗 K1:三相全波整流波形率 ED:三相全波整流後電圧 Zt:発電機の1相分インピーダンス KEt:発電機発電電圧定数(温度補正後) n:発電機回転数 f:発電機の発電周波数 POL:発電機の極数 K2:機械的増速率 L:発電機の1相分インダクタンス
【0046】以上に算出された電気的負荷に基づきPW
M制御により、発電機の負荷制御は実施されるが、上述
のように交流発電機を使用して発電機出力を直接スイッ
チング素子で開閉すると発電機のインダクタンス分によ
る電流の立ち上がり遅れが大きく発生するため、PWM
制御の周期をペダル回転に負荷の脈動が影響しない早さ
まで早くすると(PWM制御周期で約8m秒以下)発電
機のL/R時定数の影響で制御負荷の小さい領域で設定
値より小さい負荷となってしまうため、PWM制御のO
N時間に補正係数K3を乗算して直線性の補正をする。
なお、設定負荷値に対する直線性補正係数は、
M制御により、発電機の負荷制御は実施されるが、上述
のように交流発電機を使用して発電機出力を直接スイッ
チング素子で開閉すると発電機のインダクタンス分によ
る電流の立ち上がり遅れが大きく発生するため、PWM
制御の周期をペダル回転に負荷の脈動が影響しない早さ
まで早くすると(PWM制御周期で約8m秒以下)発電
機のL/R時定数の影響で制御負荷の小さい領域で設定
値より小さい負荷となってしまうため、PWM制御のO
N時間に補正係数K3を乗算して直線性の補正をする。
なお、設定負荷値に対する直線性補正係数は、
【0047】 K3=矩形波実効電力/実際の実効電力 ・・・(12) となる。
【0048】次に、ペダルに於ける運動負荷量は、上述
のようにP=1.027×N×Tとなるために、定出力
制御の場合、ペダル軸の回転トルクが回転数に反比例し
て重くなるため、低速では異常に重くなり、高速では異
常に軽くなると言う現象が発生し、運動負荷測定をする
場合、測定精度を上げるため極力一定速でペダル2を回
転させる必要がある。そのために前述のような特性を持
たせるとペダル回転数を一定速に保ちにくいため、回転
数の判別を実施する(ステップST70)。なお、回転
数の下限(約40回転)と上限(約70回転)の間は定
出力制御そのままとなるのでステップST73へ進む。
のようにP=1.027×N×Tとなるために、定出力
制御の場合、ペダル軸の回転トルクが回転数に反比例し
て重くなるため、低速では異常に重くなり、高速では異
常に軽くなると言う現象が発生し、運動負荷測定をする
場合、測定精度を上げるため極力一定速でペダル2を回
転させる必要がある。そのために前述のような特性を持
たせるとペダル回転数を一定速に保ちにくいため、回転
数の判別を実施する(ステップST70)。なお、回転
数の下限(約40回転)と上限(約70回転)の間は定
出力制御そのままとなるのでステップST73へ進む。
【0049】ステップST70での判断の結果、回転数
の下限未満では定トルク負荷制御とし(ステップST7
1)、回転数の上限超過で上限時の負荷設定値の算出パ
ルス幅で一定とする負荷制御とする(ステップST7
2)。次に、装置の通信異常、運動負荷の制御異常等を
判別し(ステップST73)、アラーム出力を主制御部
へ送出し(ステップST74)、制御を中止し、無負荷
の状態へ移行する(ステップST75)。そして、短絡
スイッチ部11iのスイッチで発電機の出力を短絡する
(ステップST76)。
の下限未満では定トルク負荷制御とし(ステップST7
1)、回転数の上限超過で上限時の負荷設定値の算出パ
ルス幅で一定とする負荷制御とする(ステップST7
2)。次に、装置の通信異常、運動負荷の制御異常等を
判別し(ステップST73)、アラーム出力を主制御部
へ送出し(ステップST74)、制御を中止し、無負荷
の状態へ移行する(ステップST75)。そして、短絡
スイッチ部11iのスイッチで発電機の出力を短絡する
(ステップST76)。
【0050】一方、ステップST73で異常が無かった
場合は、ステップST77で主制御部へ回転数データ等
を送信し(ステップST77)、また、ペダル回転数を
一定速に保ちやすくするためのペースメーカ用ビープ音
をブザーより発生させて(ステップST78)、ステッ
プST62へ進み、上述の動作を繰り返す。以上、本発
明の実施の一形態を説明したが、この他に例えば、運動
負荷制御部11dのスイッチング素子TR2に替えて、
混合ブリッジ11b内の三相スイッチング素子ブリッジ
TSを使用して運動負荷制御を行うようにしてもよい。
この場合には、三相ダイオードブリッジDSにより整流
した後、ON/OFFのスイッチングをしてもよく、ま
た、三相出力を直接スイッチングしてもよい。
場合は、ステップST77で主制御部へ回転数データ等
を送信し(ステップST77)、また、ペダル回転数を
一定速に保ちやすくするためのペースメーカ用ビープ音
をブザーより発生させて(ステップST78)、ステッ
プST62へ進み、上述の動作を繰り返す。以上、本発
明の実施の一形態を説明したが、この他に例えば、運動
負荷制御部11dのスイッチング素子TR2に替えて、
混合ブリッジ11b内の三相スイッチング素子ブリッジ
TSを使用して運動負荷制御を行うようにしてもよい。
この場合には、三相ダイオードブリッジDSにより整流
した後、ON/OFFのスイッチングをしてもよく、ま
た、三相出力を直接スイッチングしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、運動
負荷発生部に交流発電機を用いて、機械損以下の設定運
動負荷の場合は、発電機を直流ブラシレスサーボモータ
制御に切り替え、機械損以上の設定運動負荷の場合は、
発電機の出力を負荷制御するように構成したので運動負
荷の小さい場合でも精度良く設定ができる効果がある。
また、機械損のみをサーボモータとして保証するのみで
良いためサーボモータ制御部は小さい容量のもので構成
できる効果がある。
負荷発生部に交流発電機を用いて、機械損以下の設定運
動負荷の場合は、発電機を直流ブラシレスサーボモータ
制御に切り替え、機械損以上の設定運動負荷の場合は、
発電機の出力を負荷制御するように構成したので運動負
荷の小さい場合でも精度良く設定ができる効果がある。
また、機械損のみをサーボモータとして保証するのみで
良いためサーボモータ制御部は小さい容量のもので構成
できる効果がある。
【0052】この発明によれば、回転数の下限、上限の
範囲を設定し、実際のペダル回転数と設定値とを比較演
算することにより、運動負荷の制御を定トルク制御、定
出力制御、定パルス幅制御とに切り替えるように構成し
たため、ペダルの回転数を一定に保ちやすくなり、運動
負荷測定が精度良くできる効果がある。
範囲を設定し、実際のペダル回転数と設定値とを比較演
算することにより、運動負荷の制御を定トルク制御、定
出力制御、定パルス幅制御とに切り替えるように構成し
たため、ペダルの回転数を一定に保ちやすくなり、運動
負荷測定が精度良くできる効果がある。
【0053】この発明によれば、発電機に負荷をかける
ことにより、発電機の温度が上昇して永久磁石の磁力が
低下したり、巻線の抵抗値が上昇したりしても、指定の
運動負荷が安定して得られるように温度検出手段を備え
て、負荷制御補正を行うように構成したため、発電機の
温度を限界まで使用しても負荷調節特性を補正すること
ができるとともに、高精度制御ができ、且つ発電機を小
形にできる効果がある。
ことにより、発電機の温度が上昇して永久磁石の磁力が
低下したり、巻線の抵抗値が上昇したりしても、指定の
運動負荷が安定して得られるように温度検出手段を備え
て、負荷制御補正を行うように構成したため、発電機の
温度を限界まで使用しても負荷調節特性を補正すること
ができるとともに、高精度制御ができ、且つ発電機を小
形にできる効果がある。
【0054】この発明によれば、交流発電機を用いて負
荷をかける場合、定格回転数で最大の負荷が取り出せる
ように、発電機の内部リアクタンスと内部巻線抵抗を等
しくするようにして、スイッチング手段により発電機の
出力を直接PWM制御で開閉するように構成したので、
外部の負荷抵抗を省略でき、発電機の熱容量の大きな構
成物で負荷を消費できる効果がある。
荷をかける場合、定格回転数で最大の負荷が取り出せる
ように、発電機の内部リアクタンスと内部巻線抵抗を等
しくするようにして、スイッチング手段により発電機の
出力を直接PWM制御で開閉するように構成したので、
外部の負荷抵抗を省略でき、発電機の熱容量の大きな構
成物で負荷を消費できる効果がある。
【0055】この発明によれば、交流発電機を直流ブラ
シレスサーボモータとしても使用可能としているが、発
電機の回転数検出を直流ブラシレスサーボモータの磁極
位置センサを共用として使用し、また、ペダル回転数の
算出にも使用するように構成したので、回路が簡単にな
り、外付けのセンサが不要となり、構造が簡単になる効
果がある。
シレスサーボモータとしても使用可能としているが、発
電機の回転数検出を直流ブラシレスサーボモータの磁極
位置センサを共用として使用し、また、ペダル回転数の
算出にも使用するように構成したので、回路が簡単にな
り、外付けのセンサが不要となり、構造が簡単になる効
果がある。
【0056】この発明によれば、制御電源が未投入の場
合や、制御開始前に、被験者がペダルを高速で回転させ
た場合でも、発電機出力電圧が異常に上昇して、半導体
制御回路を破壊しないように、また、被験者が危険にな
らないように発電機の出力を短絡して、スイッチ手段に
より負荷が重くなるように構成したので、制御電源が入
っていないときや、制御開始前でも被験者が勝手に高速
回転にしたりすることがなくなり、発電機の出力電圧が
異常に高くなり、内部の半導体制御素子を破壊したりす
ることを防止したり、被験者が異常に高速で回転させる
こともないため安全性が高い等の効果がある。
合や、制御開始前に、被験者がペダルを高速で回転させ
た場合でも、発電機出力電圧が異常に上昇して、半導体
制御回路を破壊しないように、また、被験者が危険にな
らないように発電機の出力を短絡して、スイッチ手段に
より負荷が重くなるように構成したので、制御電源が入
っていないときや、制御開始前でも被験者が勝手に高速
回転にしたりすることがなくなり、発電機の出力電圧が
異常に高くなり、内部の半導体制御素子を破壊したりす
ることを防止したり、被験者が異常に高速で回転させる
こともないため安全性が高い等の効果がある。
【0057】この発明によれば、制御電源が未投入の場
合や、制御開始前に、被験者がペダルを高速で回転させ
た場合でも、発電機出力電圧が異常に上昇して、半導体
制御回路を破壊しないように、スイッチ手段により発電
機出力と半導体回路を切り離すように構成したので、制
御電源が入っていないときや、制御開始前でも被験者が
勝手に高速回転にしたりして発電機の出力電圧が異常に
高くなっても、内部の半導体制御素子を破壊したりする
ことを防止することができる効果がある。
合や、制御開始前に、被験者がペダルを高速で回転させ
た場合でも、発電機出力電圧が異常に上昇して、半導体
制御回路を破壊しないように、スイッチ手段により発電
機出力と半導体回路を切り離すように構成したので、制
御電源が入っていないときや、制御開始前でも被験者が
勝手に高速回転にしたりして発電機の出力電圧が異常に
高くなっても、内部の半導体制御素子を破壊したりする
ことを防止することができる効果がある。
【0058】この発明によれば、ランプ運動負荷を交流
発電機を使用し、直線性補正手段の出力をPWM制御に
よりスイッチング素子で直接開閉するように構成したの
で、運動負荷設定値に対する直線性が改善でき、運動負
荷測定が正確にできる効果がある。
発電機を使用し、直線性補正手段の出力をPWM制御に
よりスイッチング素子で直接開閉するように構成したの
で、運動負荷設定値に対する直線性が改善でき、運動負
荷測定が正確にできる効果がある。
【0059】この発明によれば、運動負荷設定値と機械
損とを比較し、機械損が運動負荷設定値より大きい場合
は発電機をサーボモータに切り替えトルク制御し、機械
損が運動負荷設定値より小さい場合は、発電機出力を負
荷として制御するように構成したので、全ての被験者に
対応可能な運動負荷調節を提供できる効果がある。
損とを比較し、機械損が運動負荷設定値より大きい場合
は発電機をサーボモータに切り替えトルク制御し、機械
損が運動負荷設定値より小さい場合は、発電機出力を負
荷として制御するように構成したので、全ての被験者に
対応可能な運動負荷調節を提供できる効果がある。
【0060】この発明によれば、運動負荷設定値と機械
損とを比較し、機械損が運動負荷設定値より大きい場合
は発電機をサーボモータに切り替えトルク制御し、機械
損が運動負荷設定値より小さい場合は、発電機出力を負
荷として制御し、ペダル回転数により負荷の制御方法を
切り替えるように構成したので、ペダル回転数が安定し
て得られる効果がある。
損とを比較し、機械損が運動負荷設定値より大きい場合
は発電機をサーボモータに切り替えトルク制御し、機械
損が運動負荷設定値より小さい場合は、発電機出力を負
荷として制御し、ペダル回転数により負荷の制御方法を
切り替えるように構成したので、ペダル回転数が安定し
て得られる効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1による運動負荷調節
装置を備える運動負荷測定装置を示す側面図である。
装置を備える運動負荷測定装置を示す側面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による運動負荷調節
装置の動力制御部と情報制御部との構成を示す回路図で
ある。
装置の動力制御部と情報制御部との構成を示す回路図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態1による運動負荷調節
装置で用いられるバイタルセンサの構造を示す断面図で
ある。
装置で用いられるバイタルセンサの構造を示す断面図で
ある。
【図4】 図3のバイタルセンサで測定された脈拍毎の
血圧波形を示す波形図である。
血圧波形を示す波形図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による運動負荷調節
装置を備える運動負荷測定装置全体の動作を示すフロー
チャートである。
装置を備える運動負荷測定装置全体の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1による運動負荷調節
装置の動作を示すフローチャートである。
装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】 従来の運動療法用腕固定装置を示す断面図で
ある。
ある。
2 ペダル、10 発電機、11 動力制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水庫 功 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 被験者がビープ音や回転数表示を確認し
ながら指定の回転数に合わせるペダルと、上記ペダルに
接続された増速手段を経由して連結された発電機と、上
記発電機にダイオードとスイッチング素子を並列接続し
たブリッジと、上記ブリッジに接続したサーボモータ制
御手段と、上記ブリッジに接続した運動負荷制御用のス
イッチング素子と、運動負荷設定値と機械損を差分の演
算と上記サーボモータ制御手段へのトルク制御指令と上
記運動負荷制御用のスイッチング素子、または上記スイ
ッチング素子の何れかを用いたスイッチング手段へのパ
ルス幅変調制御指令をする動力制御部とを備えた運動負
荷調節装置。 - 【請求項2】 動力制御部は、被験者に与える運動負荷
の設定値が運動負荷装置の機械損より、小さい場合には
発電機をサーボモータとして設定値と機械損の差分をサ
ーボモータ制御手段に指令し、ペダルに駆動トルクとし
て付与し、設定値が機械損より大きくなった場合に上記
発電機の発電電力を上記運動負荷制御用スイッチング素
子手段でパルス幅変調制御することにより、ペダル回転
の運動負荷特性を変えることを特徴とする請求項1記載
の運動負荷調節装置。 - 【請求項3】 被験者がビープ音や回転数表示を確認し
ながら指定の回転数に合わせるペダルと、上記ペダルに
接続された増速手段を経由して連結された発電機と、上
記発電機の回転数を検出する回転数検出器と、上記発電
機にダイオードとスイッチング素子を並列接続したブリ
ッジと、上記ブリッジに接続した運動負荷制御用のスイ
ッチング素子と、運動負荷設定値と機械損を差分の演算
し、上記運動負荷制御用のスイッチング素子、または上
記スイッチング素子の何れかを用いたスイッチング手段
へのパルス幅変調制御指令演算と回転数による負荷特性
演算をする動力制御部とを備えた運動負荷調節装置。 - 【請求項4】 動力制御部は、上記被験者に与える運動
負荷設定値と上記運動負荷装置の機械損との差分の演算
結果に基づき、上記発電機の発電電力を上記運動負荷制
御用スイッチング手段をパルス幅変調制御することによ
り、ペダル回転の運動負荷特性を変えるようにし、更
に、被験者のペダル回転数により、下限の設定回転数よ
り低い場合は定トルクまたは一定パルス幅の何れかの負
荷制御とし、上限の回転数より高い場合は指定の一定パ
ルス幅または定トルクの何れかの制御負荷に切り替える
切替手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載の運
動負荷調節装置。 - 【請求項5】 発電機の温度を検出する温度検出手段
と、この温度検出手段から得られた上記発電機の温度に
応じて、運動負荷制御用スイッチング手段へのパルス幅
変調制御手段へ運動負荷特性を演算補正する演算手段と
を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のうち
のいずれか1項記載の運動負荷調節装置。 - 【請求項6】 発電機は交流発電機であり、交流発電機
の内部インピーダンスを定格回転数近傍において、内部
巻線抵抗を内部リアクタンスと等しくなるようにしたこ
とを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか
1項記載の運動負荷調節装置。 - 【請求項7】 発電機はサーボモータとして使用可能な
直流ブラシレスサーボモータ方式であるとともに、上記
直流ブラシレスサーボモータの磁極位置センサは発電機
回転数検出センサとし、ペダル回転数を演算することを
特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項
記載の運動負荷調節装置。 - 【請求項8】 ダイオードブリッジの出力端に出力を短
絡するような短絡手段を備え、運動負荷制御をしないと
きに短絡手段で出力を短絡するようにしたことを特徴と
する請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の
運動負荷調節装置。 - 【請求項9】 発電機とブリッジとの間に上記発電機の
出力とブリッジとを解放する解放手段を備え、運動負荷
制御をしないときに上記発電機と上記ブリッジとを解放
するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4
のうちのいずれか1項記載の運動負荷調節装置。 - 【請求項10】 発電機は交流発電機であり、この交流
発電機のパルス幅変調制御手段により、直接スイッチン
グ素子でON、OFFして運動負荷特性を変えるように
した構成において、交流発電機の内部巻線抵抗と内部巻
線インダクタンスによる時定数による遅れ電流変化分と
を補正演算し、運動負荷制御用のスイッチング素子への
パルス幅変調制御手段に対して運動負荷特性を演算補正
する演算補正手段を備えたことを特徴とする請求項1か
ら請求項4のうちのいずれか1項記載の運動負荷調節装
置。 - 【請求項11】 被験者に運動をさせることにより、被
験者に運動負荷を与えるためのランプ運動負荷を設定生
成し、運動負荷設定値と機械損との比較を行い、上記ラ
ンプ負荷の増加に伴ってサーボモータ制御による駆動ト
ルクを出力するか、または発電機負荷制御に切り替える
かを選択し、サーボモータ制御による駆動トルク出力を
演算、または発電機の負荷制御演算を実行する運動負荷
調節方法。 - 【請求項12】 被験者に運動をさせることにより、被
験者に運動負荷を与えるためのランプ運動負荷を設定生
成し、運動負荷設定値と機械損との比較を行い、上記ラ
ンプ負荷の増加に伴ってサーボモータ制御による駆動ト
ルクを出力するか、または発電機負荷制御に切り替える
かを選択し、サーボモータ制御による駆動トルク出力を
演算、または発電機の負荷制御演算を実行するととも
に、上記サーボモータの回転数を検出し、実際の回転数
と下限及び上限設定回転数とを比較し、この回転数の比
較結果により、定トルク制御、定出力制御、定パルス幅
制御等の負荷制御方法に切り替える運動負荷調節方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350171A JPH10179660A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 運動負荷調節装置および運動負荷調節方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350171A JPH10179660A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 運動負荷調節装置および運動負荷調節方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10179660A true JPH10179660A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18408705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8350171A Pending JPH10179660A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 運動負荷調節装置および運動負荷調節方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10179660A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6443873B2 (en) | 2000-04-26 | 2002-09-03 | Mitsubishi Electric Engineering Co., Ltd. | Exercise therapy device |
JP2007520309A (ja) * | 2004-02-05 | 2007-07-26 | モトリカ インク | 音楽によるリハビリテーション |
JP2009153605A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 揺動型運動装置 |
JP4730676B1 (ja) * | 2010-10-18 | 2011-07-20 | 豊実 野原 | 発電ユニット及び発電式健康器具 |
WO2022196517A1 (ja) * | 2021-03-19 | 2022-09-22 | Ntn株式会社 | 発電システムの制御装置 |
WO2024014725A1 (en) * | 2022-07-11 | 2024-01-18 | Lg Electronics Inc. | Temperature compensation system and exercise bicycle including the same |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8350171A patent/JPH10179660A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6443873B2 (en) | 2000-04-26 | 2002-09-03 | Mitsubishi Electric Engineering Co., Ltd. | Exercise therapy device |
JP2007520309A (ja) * | 2004-02-05 | 2007-07-26 | モトリカ インク | 音楽によるリハビリテーション |
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JP4730676B1 (ja) * | 2010-10-18 | 2011-07-20 | 豊実 野原 | 発電ユニット及び発電式健康器具 |
JP2012090388A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Toyomi Nohara | 発電ユニット及び発電式健康器具 |
WO2022196517A1 (ja) * | 2021-03-19 | 2022-09-22 | Ntn株式会社 | 発電システムの制御装置 |
WO2024014725A1 (en) * | 2022-07-11 | 2024-01-18 | Lg Electronics Inc. | Temperature compensation system and exercise bicycle including the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070925 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071119 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080212 |