JPH06197583A - 単相誘導電動機の制御方法及び装置 - Google Patents

単相誘導電動機の制御方法及び装置

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JPH06197583A
JPH06197583A JP5203489A JP20348993A JPH06197583A JP H06197583 A JPH06197583 A JP H06197583A JP 5203489 A JP5203489 A JP 5203489A JP 20348993 A JP20348993 A JP 20348993A JP H06197583 A JPH06197583 A JP H06197583A
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speed
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signal
phase induction
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JP5203489A
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Byung-Soo Son
炳守 孫
Lee-Kyung Kim
珥經 金
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Samsung Electronics Co Ltd
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Samsung Electronics Co Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/14Estimation or adaptation of motor parameters, e.g. rotor time constant, flux, speed, current or voltage
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P1/00Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/16Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/42Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual single-phase induction motor
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
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    • HELECTRICITY
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    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/06Arrangements for speed regulation of a single motor wherein the motor speed is measured and compared with a given physical value so as to adjust the motor speed

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 この発明による単相誘導モータの制御装置
は、モータに印加される交流電源のクロシングポイント
を検出する交流ゼロクロシング回路と、上記モータの回
転を検出する位置検出回路と、上記モータの速度特性に
よる適応則プログラムが蓄えられているメモリと、上記
交流ゼロクロシング回路の出力と、上記位置検出回路の
出力によりモータの回転速度を計算し、この計算された
速度により適応則を蓄えられた上記メモリにより演算制
御処理後、出力するマイコンと、上記マイコンから出力
される信号によりモータの速度を制御する駆動回路とか
ら構成される。 【効果】 駆動の際、オーバシュト及び定常状態の誤差
を極小にして、過度状態においてゆるやかな速度出力を
出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家庭用の家電製品に
主に用いられる単相誘導モータの制御方法及び装置に関
し、特に、適応制御方式を利用して単相誘導モータを制
御することにより、駆動の際、オーバシュト及び定常状
態の誤差を極小にして、過度状態においてゆるやかな速
度出力が出されるようにした単相誘導モータの制御方法
及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】一般に、単相誘導モータ
は、わりあい構造簡単にして、安価であり、さらに、家
庭用電源が単相なため、家庭製品に最も多く用いられて
いる。
【0003】しかしながら、単相誘導モータは、回転子
が停止している際、固定子の巻線が交流による交番磁場
のため、回転子のバーには、電流が流れるが、二者の軸
が一致しているため、回転子にトルクが生じないため、
強制的に始動トルクを生ぜしめた。
【0004】このような始動のための装置により、分相
起動型、コンデンサ起動型、シェーディングコイル型な
どに分類されるが、強制的に始動トルクを生ぜしめて起
動させたため、起動の際、精密制御が極めて難しいとい
う問題点があった。特に、直流モータに比べてモデルリ
ングが極めて難しいとの点が、制御を難しいものにする
要素として作用し、低速の場合はなおさらである。
【0005】したがって、近時においては、単相誘導モ
ータを家電製品に適用させて制御を行う場合、上記単相
誘導モータは、多くは簡単なオン/オフ制御方式か、精
密制御のため、PDI制御方式を利用している。
【0006】より良好な性能のため、モータの速度もか
なり細分して制御しているが、上記PDI制御方式の場
合、加速度によりPDI係数を求めたとしても、モータ
の起動の際、オーバシュトなり、定常状態の誤差などを
なくしにくいため、過度状態において制御ができないと
いう短所があった。
【0007】
【発明の目的】したがって、この発明の目的は、単相誘
導モータに似かよった理想的伝達関数を数学的に基準モ
デルとして設定し、モータの位置(又は速度)が基準モ
デルに追従するべくする適応制御方式によりモータの起
動の際、オーバシュトなり、定常状態の誤差を極小化
し、過度状態において安定された速度出力を得るように
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のためのこ
の発明は、モータと同一又は類似の数学的な伝達関数に
より基準モデルを設定し、モータから位置検出回路によ
り検出されたモータの実際速度と基準モデルによる速度
とを比べて、誤差検出をして、この検出された誤差を適
応的に制御する適応制御の制御係数としてモータの駆動
を制御するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、この発明による一実施例について、添
付図面に沿って詳述する。この発明の制御装置は、第1
図のごとく、モータ10に印加される、交流電源の12
0Hzクロシングポイントを検出する交流ゼロクロシン
グ回路20と、上記モータ10から1回転当りN個の出
力パルスを検出する位置検出回路30と、上記モータ1
0の速度特性による適応則プログラムが蓄えられている
メモリ40と、上記交流ゼロクロシング回路20の出力
によりインターラップトがかかる瞬間、ゼロクロシング
信号を出力01し、上記位置検出回路30の出力により
インターラップトがかかる時ごとに、インターラップト
サービスルーチンを行い、カウントし、カウント数がN
になると、所定信号を出力02する。マイコン50内部
のインターラップトコントローラ52と、上記インター
ラップトコントローラ52の出力02によりモータ10
の1回転に要する時間を測定して出力01する第1タイ
マ54aと、上記第1タイマ54aから出力01される
1回転当りの時間が入力されてモータ01回転速度を計
算し、この計算された速度により適応則を蓄えられた上
記メモリ40により演算制御処理後、出力するCPU5
6と、上記CPU56から演算制御処理された計算結果
に当たるカウント数に換算し、それに対するくらい”
1”の信号を交流ゼロクロシング回路10の出力により
インターラップトがかかる瞬間、インターラップトコン
トローラ42の出力によりI/Oポート58を介して出
力する第2タイマ54bと、上記第2タイマ54bから
出力される信号によりモータ10の速度を制御する駆動
回路60とから構成される。
【0010】上記において、メモリ40に蓄えられてい
る速度特性による適応則プログラムは、モータの実際速
度特性により数学的に算出された基準モデルに適応し、
モータの速度が制御されるようにするプログラムであ
る。
【0011】また、上記第2タイマ54bから”1”の
信号を出力させるためには、外部I/Oポート58と、
第2タイマ54bがORゲートを介して連結されるべき
であるが、これはマイコンの種類により内部で可能なも
のがあり、内部処理ができないマイコンは、マイコンの
外部でORゲート処理ができる。
【0012】上記のごとく構成されたこの発明による制
御装置に電源が印加されると、まず、マイコンが初期化
された状態で位置検出回路30から入力されるインター
ラップト信号により、インターラップトサービスルーチ
ンが行われる。次いで、モータ10に望む速度(ここ
で、望む速度はユーザーにより指定されるか、内部プロ
グラムにより環境に適う速度に指定される。)を入力さ
せ、モータ10を駆動させる。
【0013】上記モータ10を駆動させると、位置検出
回路30では、回転駆動するモータ10から速度による
パルスをインターラップトコントローラ52に入力さ
せ、インターラップトサービスルーチンを行わしめ、1
パルスごとに1回ずつカウントするようになる。
【0014】このインターラップトサービスルーチン
は、カウント数が予め指定された1回転パルス数のNと
同じくなると、モータが1回転したことを第1タイマ5
4aに知らせるようになる。ここで、上記モータ10の
回転は、ホールセンサなどにより感知できるようになる
が、モータ10の1回転時に生じるパルス数Nは、ホー
ルセンサが感知できる磁石がモータ10の軸に取り付け
られている個数にしたがうことになる。
【0015】上記第1タイマ54aでは、1回転時間を
検出し、CPU56に出力し、上記CPU56は、第1
タイマ54aから出力される1回転時間により回転速度
を求め、回転速度をメモリ40に蓄える。
【0016】そののち、上記CPU56は、メモリ40
に蓄えられたモータ10の実際速度を基準速度と比較
し、速度差を求め、基準速度に対する速度を補うための
制御係数を算出し、駆動回路60を介してモータ10を
制御する。つまり、CPU56で計算された速度差は、
第2タイマ54bの内部周波数によるカウント数に換算
し、第2タイマ54bではカウント数ぐらいの周波数
が”1”の位相角制御信号に換算され、外部I/O58
と、駆動回路60を介してモータ10に出力される。
【0017】この際、外部I/O58による位相角制御
信号は、交流ゼロクロシング回路20によるインターラ
ップト信号を待っていてからインターラップト信号が送
信されると、駆動回路に送られるインターラップトサー
ビスルーチンの影響を受ける。これは、やはり内部プロ
グラムにより可能であり、あるマイコンは駆動回路前端
に簡単な回路を必要とする。
【0018】言いかえれば、120Hzごとに生じるイ
ンターラップト信号は、適応制御により計算された位相
角位の遅延時間を第2タイマ54bに送り、カウンティ
ングされた信号を送信するかどうかを決定することにな
る。
【0019】マイコンでは120Hzごとにつづけて上
記過程を繰り返しつつ制御信号を送るようになる。した
がって、第4図に示すごとく、モータ駆動のさいオーバ
シュト及び定常状態誤差を極小化し、過度状態でゆるや
かな速度出力が出されるようになる。第2図において、
基準モデル100はモータ20と同一又は類似の理想的
伝達関数を数学的に設定するものである。モータ20を
制御する信号の入力により、上記設定された基準モデル
100から出力される理想的位置信号(又は回転信号)
は、モータ20から位置検出回路30により検出された
位置信号(又は回転信号)と、比較器110とを比べて
誤差を算出する。
【0020】上記算出された誤差は、適応則120によ
り制御係数130に変換される。この制御係数はモータ
20を制御する原理である。
【0021】この発明による制御方法は、第3図に示す
流れ図におけるごとく、初期化段階S300を行ったの
ち、ゼロクロシング回路20と位置検出回路30から入
力されるインターラップト信号に対するインターラップ
トサービスルーチンを行うためのインターラップトベク
トル設定を行うインターラップト指定段階S301と、
所望の速度(ここで望む速度はユーザーにより指定され
るか、内部プログラムにより環境に適う速度に指定され
る)が、入力される基準速度入力段階S302と、上記
基準速度入力段階S302から入力された信号によりモ
ータを駆動させるモータ駆動段階S303と、上記モー
タ駆動段階S303でモータが1回転したかをインター
ラップト信号とインターラップトサービスルーチンによ
り判断するモータ回転判断段階S304と、上記モータ
回転判断段階S304により1回転時間を検出して1回
転速度を検出し、検出された速度を蓄える速度判別段階
S305と、上記速度判別段階S305で蓄えられた速
度と基準速度とを比べる速度差を算出する速度比較段階
S306と、上記速度比較段階S306で基準速度に対
する速度差を補うための制御係数を算出する制御係数算
出段階S307と、上記制御係数算出段階S307から
算出された制御係数によりモータを駆動するモータ制御
段階S308とからなる。
【0022】以後、インターラップト指定段階S301
に進んで、位置検出回路30でかけたインターラップト
信号によりインターラップトサービスルーチンが行われ
るようにベクトルを指定する。
【0023】次いで、基準速度入力段階S302に進ん
でモータ10に望む速度を入力させてモータ駆動段階S
303でモータ10を駆動させると、位置検出回路30
では回転駆動するモータ10から速度によるパルスをイ
ンターラップトコントローラ52に入力させ、インター
ラップトサービスルーチンを行わしめて1パルスごとに
1回ずつカウントされるようになる。
【0024】上記インターラップトサービスルーチン
は、カウント数が予め指定されている1回転パルス数の
Nに同じくなると、電動機が1回転したことを第1タイ
マ54aに知らせる電動機回転判断段階S304を経る
ようになる。
【0025】速度判別段階S305では、上記電動機回
転判断段階S304により1回転時間を検出して1回転
速度を検出し、検出された速度を蓄える。
【0026】速度比較段階S306では、上記速度判別
段階S305に蓄えられた電動機10の実際速度を基準
速度と比べ、速度差を求める。
【0027】制御係数算出段階S307では、上記速度
比較段階S306から基準速度に対する速度差を補償す
るための制御係数を算出する。
【0028】即ち、計算された速度差は、第2タイマ5
4bの内部周波数によるカウント数に換算され、上記第
2タイマ54bでは、上記カウント数ぐらいの周波数
が”1”の位相角制御信号に換算され外部I/O58を
介して出力する。
【0029】電動機制御段階S308では、上記制御係
数算出段階S307から算出された制御係数により電動
機を駆動させる。
【0030】このとき、外部I/O(イ)による位相角
制御信号は、交流ゼロクロシング回路20によるインタ
ーラップト信号を待っていてから、インターラップト信
号が送信されると、駆動回路に送られるインターラップ
トサービスルーチンの影響を受ける。これは、やはり内
部プログラムにより可能であり、あるマイコンは、駆動
回路前端に簡単な回路を要する。
【0031】これをもう一度説明すると、120Hzご
とに生じるインターラップト信号は、適応制御により計
算された位相角ぐらいの遅延時間を第2タイマ54bに
送り、カウンティングされた信号を送るかどうかを決定
するようになる。
【0032】マイコンでは、120Hzごとに引き続き
上記過程を繰り返しながら制御信号を送るようになる。
【0033】したがって、第4図に示すごとく、電動機
の駆動時、オーバシュト及び定常状態誤差を極小化し過
度状態でゆるやかな速度出力が出力されることになる。
【0034】上記のごとき発明の適応制御のためには、
第2図に示すごとく、理想的な基準モデル100を設定
しなければならないが、この基準モデル100は電動機
20に似かよった伝達関数をもつようにすべきであるた
め、電動機のモデリングが必要となる。このモデリング
過程を説明すれば、次の通りである。
【0035】第一、120V又は220Vの印加された
状態で最高速度に到達する時間を検査する。
【0036】第二、最高速度の63%となる時間を検査
し時定数τと定め、下記式に示す。(通常、単相誘導電
動機は、ホールセンサという位置検出器を用いるが、こ
のホールセンサのパルス数を検査すれば容易に求められ
る。)
【0037】
【数1】
【0038】(ここで、bは任意の定数)第三、上記式
3−1を微分方程式に変換する。
【0039】
【数2】
【0040】ここで、Uは入力電圧として102Vの場
合は120、220Vの場合は220に決める。上記式
の解を求め、初期値t=0の場合はyd=0、最終値t
=20の場合はyd=到達速度を代入して任意の定数b
を求めればいい。
【0041】ここで、ydは、望む速度を示し、モデル
はモータの時定数と定格速度のみをもって簡単にモデリ
ングした式を用いたため、モータの諸元だけを分けれ
ば、簡単にモデリングができる。モータの諸元がわから
ない場合は、最高速度に到達する時間を検査し、容易に
モデリングをすることができる。
【0042】モデリングされた式を3−1と仮定し、Z
変換すれば、つぎの通りである。
【0043】
【数3】
【0044】ここで、一般的なモデルを使用すれば、d
tの代わりにサンプリング間隔Tが入り込むべきである
が、このシステムの場合、サンプリング間隔がなく、1
回転ないし半回転することにかかる時間だけが各々異な
って存在するため、これをdtと定義する。
【0045】かりに、システムの定着時間を調節したい
場合は、基準モデルの時定数を調節する。式3−3をy
dに関し整理すれば、次の通りである。
【0046】
【数4】
【0047】(ここで、dtは、回転当り時間間隔)
【0048】この式で、Uが120の時、時変モデルの
最高速度が出力され、望む最終速度を減らしたい場合
は、Uに比例して減らすといい。基準入力Uと制御機K
cによる値が掛算されて電動機の制御入力に入ることに
なるが、このKcに対する誤差の変化率が結局、時間に
対するKcの変化率に比例するよう適応則が次の通りに
設計されるべきである。
【0049】
【数5】
【0050】ここで、Kは適応利得であり、Errはy
d−ypを意味する。
【0051】
【発明の効果】以上の説明のごとく、この発明は、単相
誘導電動機を制御することにおいて、誘導電動機の速度
を位置検出回路から速度信号を検出し、この検出された
信号を電動機に似かよった理想的伝達関数を数学的に設
定し、電動機の速度なり、位置が基準モデルを追従する
ようにする適応制御方式のマイコンにより制御されるよ
うにすることにより、オーバシュト、定常状態誤差を極
小化させ、ゆるやかな速度出力が得られる効果を有する
ようになるのである。発明のより具体的な実施例に関し
説明したが、種々変型がこの発明の範囲から外れずに明
らかに実施されうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による単相誘導電動機の制御装置を
示すブロック図である。
【図2】 この発明による単相誘導電動機の適応制御原
理を概念的に示すブロック図である。
【図3】 この発明による単相誘導電動機の適応制御流
れ図である。
【図4】 この発明による単相誘導電動機の回転速度波
形図である。
【符号の説明】
10…モータ 20…交流ゼロクロ
シング回路 30…位置検出回路 40…メモリ 50…マイコン 52…インターラッ
プトコントローラ 56…CPU 58…I/Oポート 60…駆動回路 100…基準モデル 120…適応則 130…制御係数

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを制御する信号の入力により上記
    設定された基準モデルから出力される異常的な位置信号
    と、上記モータから位置検出回路により検出された位置
    信号との誤差を算出する第1段階と、上記第1段階から
    算出された誤差を適応則により制御係数に変換したの
    ち、上記モータを制御する第2段階とからなることを特
    徴とする単相誘導電動機の制御方法。
  2. 【請求項2】 基準モデルは、モータの異常的な伝達関
    数を数学的に設定することを特徴とする請求項1に記載
    の単相誘導電動機の制御方法。
  3. 【請求項3】 第1段階は、初期化段階を行ったのち、
    ゼロクロシング回路と位置検出回路から入力されるイン
    タラップト信号に対するインタラップトサービスルーチ
    ンを行うためのインターラップトベクトル設定を行うイ
    ンターラップト指定段階と、所望の速度が入力される基
    準速度入力段階と、上記基準速度入力段階から入力され
    た信号によりモータを駆動させるモータ駆動段階と、上
    記モータ駆動段階でモータが回転したかをインターラッ
    プト信号とインターラップトサービスルーチンにより判
    断するモータ回転判断段階と、上記モータ回転判断段階
    により回転時間を検出して回転速度を検出し、検出され
    た速度を蓄える速度判別段階と、上記速度判別段階で蓄
    えられた速度と基準速度とを比べる速度差を算出する速
    度比較段階とからなることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の単相誘導電動機の制御方法。
  4. 【請求項4】 第2段階は、上記速度比較段階で基準速
    度に対する速度差を補うための制御係数を算出する制御
    係数算出段階と、上記制御係数算出段階から算出された
    制御係数によりモータを駆動するモータ制御段階とから
    なることを特徴とする請求項1又は2に記載の単相誘導
    電動機の制御方法。
  5. 【請求項5】 モータに印加される交流電源のクロシン
    グポイントを検出する交流ゼロクロシング回路と、上記
    モータの回転を検出する位置検出回路と、上記モータの
    速度特性による適応則プログラムが蓄えられているメモ
    リと、上記交流ゼロクロシング回路の出力と、上記位置
    検出回路の出力によりモータの回転速度を計算し、この
    計算された速度により適応則を蓄えられた上記メモリに
    より演算制御処理後、出力するマイコンと、上記マイコ
    ンから出力される信号によりモータの速度を制御する駆
    動回路とから構成されたことを特徴とする単相誘導電動
    機の制御装置。
  6. 【請求項6】 上記交流ゼロクロシング回路の出力によ
    りインターラップトがかかる瞬間ゼロクロシング信号を
    出力し、上記位置検出回路の出力によりインターラップ
    トがかかる時ごとに、インターラップトサービスルーチ
    ンを行い、カウントし、カウント数が所定値になると、
    所定信号を出力するマイコン内部のインターラップトコ
    ントローラと、上記インターラップトコントローラの出
    力によりモータの回転時間を測定して出力する第1タイ
    マと、上記第1タイマから出力される回転時間が入力さ
    れてモータの回転速度を計算し、この計算された速度に
    より適応則を蓄えられた上記メモリにより演算制御処理
    後、出力するCPUと、上記CPUから演算制御処理さ
    れた計算結果に当たるカウント数に換算し、それに対す
    るくらいの信号を交流ゼロクロシング回路の出力により
    インターラップトがかかる瞬間、インターラップトコン
    トローラの出力によりI/Oポートを介して出力する第
    2タイマとから構成されたことを特徴とする請求項5に
    記載の単相誘導電動機の制御装置。
  7. 【請求項7】 メモリに蓄えられている速度特性による
    適応則プログラムは、モータの実際速度特性により数学
    的に算出された基準モデルに適応し、モータの速度が制
    御されるようにするプログラムであることを特徴とする
    請求項4又は5に記載の単相誘導電動機の制御装置。
JP5203489A 1992-08-17 1993-08-17 単相誘導電動機の制御方法及び装置 Pending JPH06197583A (ja)

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