JPH10179531A - 電極外れ検出回路 - Google Patents

電極外れ検出回路

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JPH10179531A
JPH10179531A JP8345005A JP34500596A JPH10179531A JP H10179531 A JPH10179531 A JP H10179531A JP 8345005 A JP8345005 A JP 8345005A JP 34500596 A JP34500596 A JP 34500596A JP H10179531 A JPH10179531 A JP H10179531A
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differential amplifier
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Sadao Masuyama
貞雄 増山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 心電計などの生体の電気的計測において、電
極外れ検出についてのハードウエア的な誤検出を無く
し、その構成の一部をファームウエア化することによ
り、回路の使用部品を減らし、更に、検出の信頼性を向
上した電極外れ検出回路を提供する。 【解決手段】 生体からの生体信号のレベルをダイオー
ドへの逆バイアスでプルアップするダイオードプルアッ
プ部と、その出力を差動アンプで増幅する差動アンプ部
と、前記差動アンプ部の出力をA/D変換するA/D変
換部と、前記A/D変換部の出力を判定するCPU部と
を備えて、生体信号をファームウエアによりレベル判定
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、心電計など
による生体への電気的計測に際して、その生体に装着し
た電極が外れたことを検出する電極外れ検出回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の心電計における電極外れ検出回路
は、特開平4ー96732号公報(図3を参照)に所載
のように、生体に接続された心電図信号のレベルを増幅
する増幅回路11と、増幅回路を定電流で駆動する定電
流回路12と、増幅回路11の出力を受けるヒステリシ
スコンパレータ13と、ヒステリシスコンパレータ13
の出力をフィルタする出力フィルタ14とを備えた構成
になっている。
【0003】ここでは、電極が外れて、入力eがオープ
ン状態になると、増幅回路11のトランジスタQ2、Q
3がオフ状態になって、ヒステリシスコンパレータ13
のICの+入力が[Er+Vt(R3/R4)]よりも
高くなることで、ICの出力が反転し、ハイレベルとな
り、出力フィルタ14のダイオードDが順バイアスされ
る。そして、この出力変化をCPUでレベル判定して、
電極外れを検出するのである。なお、Erはゼナーダイ
オードなどの定電圧源、また、Vtは電源電圧である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここでの第1の問題点
は、ICパッケージが高湿度(85%以上)の環境に置
かれた場合、電極外れを誤検出してしまうという点で、
その理由は、従来の電極外れ検出回路は、レベル検出す
る増幅回路としてPNトランジスタをダーリントン接続
して用いているためである。即ち、電極が生体に接続さ
れた場合、生体にトランジスタのベース電流(1nA)
程度を生体に注入することにより、トランジスタをオン
し、増幅回路11の出力を低レベルとするのであるが、
電極が生体に接続されない場合、トランジスタQ2のベ
ースがオープンとなるため、トランジスタQ3がオフ
し、増幅回路11の出力をハイレベルとする。
【0005】このように、ハードウエア的な構成によ
り、電極外れを検出しているため、パッケージ上のイン
ピーダンスの変化により、僅かなベース電流が流れて
も、トランジスタがオンしてしまう。
【0006】また、第2の問題点は、電極外れを検出す
るレベルのバラツキが大きいことである。その理由は、
従来の電極外れ検出回路は、全て、アナログ回路により
構成されているため、部品の精度のバラツキにより、そ
の検出精度に影響を受けるからである。
【0007】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その目的は、心電計などの生体の電気的計測にお
いて、電極外れ検出についてのハードウエア的な誤検出
を無くし、その構成の一部をファームウエア化すること
により、回路の使用部品を減らし、更に、検出の信頼性
を向上した電極外れ検出回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の電極
外れ検出回路では、生体からの生体信号のレベルをダイ
オードへの逆バイアスでプルアップするダイオードプル
アップ部と、その出力を差動アンプで増幅する差動アン
プ部と、前記差動アンプ部の出力をA/D変換するA/
D変換部と、前記A/D変換部の出力を判定するCPU
部とを備えて、前記生体信号をファームウエアによりレ
ベル判定することを特徴とする。
【0009】更に詳述すれば、本発明の電極外れ検出回
路では、生体保護用入力抵抗とサージ対策部品とを有す
る被検者入力部と、逆バイアスされたダイオードで前記
被検者入力部をプルアップするダイオードプルアップ部
と、差動アンプにより前記入力ラインを通過してきた生
体信号を増幅する差動アンプ部と、前記差動アンプの出
力をA/D変換するA/D変換部と、前記A/D変換部
の出力データをレベル判定するCPU部とから構成され
たことを特徴とする。
【0010】従って、電極の接続、非接続の違いを、D
Cレベルを監視することによって、従来のような誤検出
が避けられ、容易かつ確実に電極外れを判断できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
および図2を参照して、具体的に説明する。なお、図1
は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、図2は図
1のダイオードプルアップ部2と差動アンプ部3の具体
的構成の一例を示す回路図である。
【0012】図1および図2に示すように、本発明の電
極外れ検出回路では、生体保護用入力抵抗R1とサージ
対策部品、例えば、入力保護抵抗R2とを有する被検者
入力部1と、逆バイアスされたダイオードDで被検者入
力部1をプルアップするダイオードプルアップ部2と、
差動アンプICにより前述の入力ラインを通過してきた
生体信号を増幅する差動アンプ部3と、差動アンプ3の
出力をA/D変換するA/D変換部4と、A/D変換部
4の出力データをレベル判定するCPU部5とから構成
されている。
【0013】しかして、通常の心電波形入力時は、電極
が人体との接触抵抗R1を通して接続され、入力保護抵
抗R2を通して、生体信号が差動アンプICに入力され
る。差動アンプICは、LFラインを基準として、各入
力ライン(RA、LA、C1〜C6)との電圧差を出力
する。従って、本発明の構成では、LFラインが接続さ
れていることを前提とする。即ち、LFラインのみハー
ドウエア的な構成にすることより、電極外れを検出す
る。その場合、差動アンプICの出力は無視するものと
する。
【0014】各入力ラインからの信号は、逆バイアスさ
れたダイオードDにより、+電源側にプルアップされて
おり、電極を人体に装着した時は、電極接触インピーダ
ンス及び人体インピーダンスがダイオードDのカットオ
フ時の抵抗に比べて低いために、差動アンプICの出力
は基準電位であるベースライン付近となる。
【0015】なお、この実施の形態では、ダイオードD
は、電源から共通の抵抗を介して栄列的に接続されてい
るが、個別の抵抗と直列的に接続されていてもよい。
【0016】このため、電極が人体から外れた場合に
は、差動アンプICの+入力は、ダイオードDによるプ
ルアップの影響により、+電源側に電位が上がるから、
差動アンプICの出力は+電源側に飽和する。この差動
アンプICの出力がA/D変換部4へ入力され、そし
て、A/D変換されたデータがCPU部5により読み取
られることで、差動アンプICの出力の変化を監視する
ことができる。
【0017】CPU部5は、電極外れ検出レベルとし
て、+電源側のあるDCレベル(しきい値)を設定して
おき(例えば、+電源電圧の80%)、差動アンプIC
の出力データ値が電極外れ検出レベルを越えた場合、電
極外れとして検出することができる。なお、心電計は、
常に測定状態で、次の被検者に装着され、作業の連続性
を確保することができる。
【0018】なお、上述の実施の形態において、電極外
れ検出レベルは、ファームウエア上で設定されており、
従って、ファームウエアを書き変えることにより、容易
に電極外れの検出感度を調整することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、従来の
ように、人体に流れ込む電流によりトランジスタをオン
させる電流制御の構成ではなく、接触抵抗によるレベル
検出を行っているから、パッケージ上の微少リーク電流
による電極外れの誤検出がなくなるという効果が得られ
る。また、従来、電極外れの検出回路が、その構成部品
の特性に依存するために、部品の特性のバラツキが、そ
のまま、パッケージの検出感度のバラツキとなって現れ
ているのに対して、本発明では、ファームウエアで検出
感度を設定するため、そこでのバラツキの影響を受けず
にすみ、パッケージによる検出感度のバラツキを吸収す
ることができる。
【0020】更に、本発明では、従来の検出回路のよう
に、専用のハードウエアを用いて電極外れを検出するの
ではなく、通常の心電図波形を測定する回路を用いて、
ファームウエアで電極外れ検出を検出するので、パッケ
ージ上の電気部品の点数をかなり削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の差動アンプ部までの具体的構成を示す回
路図である。
【図3】従来の技術を説明するための回路図である。
【符号の説明】
1 被検者入力部 2 ダイオードプルアップ部 3 差動アンプ部 4 A/D変換部 5 CPU部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体からの生体信号のレベルをダイオー
    ドへの逆バイアスでプルアップするダイオードプルアッ
    プ部と、その出力を差動アンプで増幅する差動アンプ部
    と、前記差動アンプ部の出力をA/D変換するA/D変
    換部と、前記A/D変換部の出力を判定するCPU部と
    を備えて、前記生体信号をファームウエアによりレベル
    判定することを特徴とする電極外れ検出回路。
  2. 【請求項2】 前記ダイオードへ供給される生体信号の
    内、LFラインを基準として生体からの各入力ラインの
    信号を、前記差動アンプ部で比較するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の電極外れ検出回
    路。
  3. 【請求項3】 前記LFラインのみをハードウエア的に
    構成していることを特徴とする請求項2に記載の電極外
    れ検出回路。
  4. 【請求項4】 生体保護用入力抵抗とサージ対策部品と
    を有する被検者入力部と、逆バイアスされたダイオード
    で前記被検者入力部をプルアップするダイオードプルア
    ップ部と、差動アンプにより前記入力ラインを通過して
    きた生体信号を増幅する差動アンプ部と、前記差動アン
    プの出力をA/D変換するA/D変換部と、前記A/D
    変換部の出力データをレベル判定するCPU部とから構
    成されたことを特徴とする電極外れ検出回路。
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