JPH10179211A - スポーツシューズ用スタッド - Google Patents

スポーツシューズ用スタッド

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JPH10179211A JP8349782A JP34978296A JPH10179211A JP H10179211 A JPH10179211 A JP H10179211A JP 8349782 A JP8349782 A JP 8349782A JP 34978296 A JP34978296 A JP 34978296A JP H10179211 A JPH10179211 A JP H10179211A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフシューズ等のスポーツシューズ、特に
いわゆるソフトスパイクシューズに好適に使用される茸
状のスタッドであって、歩行時やプレイ時に靴底から容
易に脱落することのないスポーツシューズ用スタッドを
提供する。 【解決手段】 中央部にボルト挿入孔4が穿設された板
状部2の下面に突起部6が突設されてなるスタッド主体
12と、軸部16がスタッド主体12のボルト挿入孔4
に挿入されるボルト体14とからスタッドを構成する。
スタッド主体12は、硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体に
よって形成する。そして、スタッド主体12のボルト体
挿入孔4にボルト体14の軸部16を通し、軸部16を
靴底に設けられたナット部にねじ込むことにより、スタ
ッド主体12を靴底に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフシューズ等
のスポーツシューズの靴底に設けられる滑り防止用のス
タッド(突起物)に関し、さらに詳述すると、いわゆる
ソフトスパイクシューズに好適に使用されるスポーツシ
ューズ用スタッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフシューズ等のスポーツシューズの
靴底に設けられる滑り防止用のスタッドとしては、スパ
イクシューズに使用される円錐状や円錐台状の鋲、スパ
イクレスシューズに使用される円柱状や円錐台状のラバ
ーポイント、及び、ソフトスパイクシューズに使用され
る茸状スタッドが知られている。スパイクシューズの鋲
及びソフトスパイクシューズの茸状スタッドは靴底に着
脱可能に取り付けられるものであり、スパイクレスシュ
ーズのラバーポイントは靴底の一部を突出させて靴底と
一体に成形したものである。これらのスタッドは、歩行
時、プレイ時を通じて体重が大きく加わる靴底の踵部及
び踏付け部(土踏まず部と爪先部との間の区域)を中心
に靴底に多数設けられている。
【0003】前述したスポーツシューズ用スタッドの
内、スパイクシューズの鋲は金属、セラミック等の硬質
材料からなる細長い突起物であるため、これを使用した
ゴルフシューズは、芝生面等の軟らかい地面に対しては
グリップ性が良好である反面、コース内の舗装路を歩く
ときは鋲による突き上げによって歩きにくく、疲れ易
い、芝をひっかけ易い(特にグリーン上において)とい
う欠点がある。また、スパイクレスシューズのラバーポ
イントは柔軟性を有するため、これを使用したゴルフシ
ューズは、歩行に適している反面、地面把持力の点で問
題があり、傾斜面などで滑りやすいという欠点がある。
これに対し、茸状のスタッドを用いたソフトスパイクシ
ューズは、上述したスパイクシューズやスパイクレスシ
ューズのような欠点が少なく、そのため近年注目されて
きている。
【0004】スパイクシューズの鋲及びソフトスパイク
シューズの茸状スタッドの靴底への取り付け方式として
は、損傷したときに容易に交換してシューズの補修がで
きるように、スタッド主体の上面にボルト部を連設し、
靴底に設けたナット部に上記ボルト部をねじ込む方式を
採ることが一般的であり、この方式はシューズの補修の
点で非常に便利である。この場合、スパイクシューズの
鋲は、使用初期(新品時)にはゆるむことが多いので、
時々チェックをして締め直す必要があるが、締め直しを
数回行ううちに靴底にしっかりと固定され、その後は殆
どゆるむことがなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ソフトスパ
イクシューズの茸状スタッドは、スタッド主体が板状で
あるため、歩行時やプレイ時におけるスタッド主体の接
地面積(地面や路面との接触面積)が大きく、スタッド
にかなり大きな外力が加わるので、スパイクシューズの
鋲に比べてゆるみ易く、歩行時やプレイ時に靴底から脱
落して紛失することがあった。しかも、スタッドが外れ
た後のナット部内に土などが詰まり、スタッドを取り付
けてシューズを補修することが困難になることがあっ
た。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ソフトスパイクシューズに好適に使用される茸状の
スタッドであって、歩行時やプレイ時に靴底から容易に
脱落することのないスポーツシューズ用スタッドを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体により形成
され、中央部にボルト挿入孔が穿設された板状部の下面
に突起部が突設されてなるスタッド主体と、軸部がスタ
ッド主体のボルト挿入孔に挿入されるボルト体とを具備
し、スタッド主体のボルト体挿入孔にボルト体の軸部を
通して該軸部を靴底に設けられたナット部にねじ込むこ
とにより靴底に取り付けられることを特徴とするスポー
ツシューズ用スタッドを提供する。
【0008】本発明のスポーツシューズ用スタッドは、
スタッド主体を硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体で形成す
るとともに、スタッド主体のボルト体挿入孔にスタッド
主体と別体に形成したボルト体の軸部を通してこの軸部
を靴底のナット部にねじ込むことにより靴底に取り付け
るようにしてある。したがって、スタッド主体がある程
度の柔軟性を有するので、スタッド主体がボルト体によ
って靴底に強固にしっかりと固定される。また、歩行時
やプレイ時にボルト体の頭部表面が接地した場合でも、
ボルト体の頭部表面は小さいので、ボルト体には大きな
外力が加わらない。そのため、ボルト体が緩まないた
め、歩行時やプレイ時にスタッドが靴底から脱落するこ
とがない。
【0009】以下、本発明に係るスポーツシューズ用ス
タッドの各部分、すなわちスタッド主体及びボルト体に
ついて説明する。
【0010】スタッド主体 本発明において、スタッド主体は硬質ゴム又は硬質ゴム
様弾性体により形成する。この場合、硬質ゴム又は硬質
ゴム様弾性体はJIS-A硬度が60度以上、特に80
〜95度であることが、耐久性、グリップ性及びボルト
体の緩み防止の点で好ましい。このような硬質ゴムとし
ては、例えばハイスチレン系SBR系エラストマー、ポ
リノルボルネン系エラストマー、ウレタン系ゴム、ハイ
スチレンゴム等が挙げられ、特にハイスチレンゴムが好
ましい。硬質ゴム様弾性体としては、硬質ゴムに準じる
性質を持つ樹脂等、例えば各種ファイバー、レザーボー
ド、天然素材にポリウレタン樹脂を含浸させたもの、ウ
レタン系、エステル系、アミド系、スチレン系、オレフ
ィン系、塩化ビニル系等の熱可塑性エラストマー、11
ナイロン、66ナイロン等のアミド系樹脂、ポリプロピ
レン、ポリエチレン等のオレフィン樹脂、ABS、AE
S等のスチレン系樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレ
ンテレフタレート等のエステル系樹脂、ポリアセタール
等のエーテル系樹脂等が挙げられ、特に熱可塑性樹脂、
中でもナイロンが好ましい。また、本発明においては、
スタッド主体の板状部の一部を隆起させるようにして突
起部を形成すること、すなわち板状部と突起部とを一体
に形成することが望ましい。
【0011】スタッド主体の板状部の形状に特に限定は
ないが、通常は直径が15〜25mm程度、最大厚みが
1〜3mm程度の円板状とし、その中央部にボルト体の
軸部を挿入可能なボルト挿入孔を形成する。この場合、
板状部の縦断面は、図1(a)に示すような均一な肉厚
を有する形状(図中2は板状部、4はボルト挿入孔を示
す、以下同じ)、図1(b)に示すような中央部が最も
肉厚で周縁部に向かうにしたがい漸次肉薄となる形状、
図1(c)に示すような板状部の半径の約1/2の位置
で最も肉厚となり、この位置から板状部の中央部及び周
縁部に向かうにしたがいそれぞれ漸次肉薄となる形状と
いった任意の形状とすることができる。なお、いずれも
場合も板状部の裏面は平坦にするか、笠上に中央部を窪
ませることが好ましい。
【0012】スタッド主体の突起部の形状にも限定はな
いが、靴底への取り付け時におけるボルト体の回転方向
上流側から下流側に向けて下降傾斜する傾斜面が下面に
形成された突起部であることが好ましく、かかる突起部
を板状部下面のボルト挿入孔周囲に複数個設けることが
特に好ましい。この突起部を概念的に示すと、図2(ス
タッド主体を正面から見た状態の模式的説明図)のよう
になる。すなわち、板状部2の下面に突起部6が突設さ
れており、突起部6の下面には、図2(a)に示すよう
に、靴底への取り付け時におけるボルト体の回転方向X
における上流側X1から下流側X2に向けて下降傾斜する
傾斜面8が形成されている(図中10は地面を示す)。
上記突起部6が接地して突起部6に荷重が加わった場
合、図2(b)に示すように、地面10が突起部6の形
状に相応して変形するとともに、前記傾斜面8にその下
方から力、すなわち反力Yが加わる。そして、その結
果、力Yの分力として突起部6を靴底への取り付け時に
おけるボルト体の回転方向Xと同方向にスライドさせる
力Zが突起部6に働く。この突起部6をZ方向にスライ
ドさせる力は、靴底に対してボルト体を締め付ける力で
ある。したがって、突起部を前記形状としたときには、
歩行時やプレイ時に靴底に対してボルト体を締め付ける
力が働き、スタッドがより緩みにくくなるため、歩行時
やプレイ時にスタッドが靴底から脱落することがより効
果的に防止される。
【0013】前記突起部の形状に限定はないが、例え
ば、図3(a)〜(j)に示す形状とすることができ
る。(a)、(e)、(f)、(j)は突起部6を底面
視三角形状に形成し、傾斜面8を三角形の平面状にした
例、(b)、(d)、(g)、(i)は突起部6を底面
視台形状に形成し、傾斜面8を台形の平面状にした例、
(c)、(h)は突起部6を底面視長方形状に形成し、
傾斜面8を長方形の平面状にした例である。ただし、突
起部6の底面視形状は図3に示したような三角形状、台
形状、長方形状に限られず、楕円形状等の任意の形状と
することができる。また、図3では傾斜面8を平面状に
した例を示したが、傾斜面8の形状は平面状に限られる
ものではなく、例えば図4(a)に示すような曲面状、
図4(b)に示すような平坦な先端面を有する屈曲面
状、図4(c)に示すような先端が尖った屈曲面状等の
任意の形状とすることができる。なお、突起部の下面の
全体を上記傾斜面としてもよく、該下面の一部のみを上
記傾斜面としてもよい。また、板状部の下面に複数の突
起部を設ける場合、それら突起部は全て同じ形状として
もよく、種々異なる形状としてもよい。
【0014】前述した突起部6の寸法は適宜決定するこ
とができるが、図5の底面図(a)及び断面図(b)に
示すように、最大幅mを2〜8mm、最大長さnを2〜
8mm、最大高さpを1〜5mm、最小高さqを0〜4
mmとすることが適当である。また、最大幅/最大長さ
の割合(m/n)は0.25〜4、最小高さ/最大高さ
の割合(p/q)は0〜0.8とすることが適当であ
る。
【0015】前述した突起部6の配列態様は必ずしも限
定されないが、ほぼ円状に配列すること、例えば板状部
を円板状とした場合、図6に示すように、板状部2と同
心の円にほぼ沿ってほぼ等間隔で配列することが好まし
い。この場合、突起部6の傾斜面8の傾斜方向と、突起
部6を配列する円の周方向とを一致させればよい。ま
た、突起部を配列する円の半径/板状部の半径の割合
(s/t)は、1/2〜1とすることが、同じトルクが
かかった場合は、中心軸から離れている方が傾斜面8に
よる作用効果を顕著に得ることができる点で好ましい。
なお、突起部6の配列数は、3〜10個、特に4〜8個
とすることが適当である。また、板状部2下面の面積
(ボルト挿入孔4の面積を含めた面積)に対する突起部
6の占有面積(平面面積)の割合は、10〜50%の範
囲内とすることが、高い滑り止め効果を期待できる点で
適当である。
【0016】ボルト体 本発明に用いるボルト体は、頭部と外周にねじ山を有す
る軸部とが連設され、軸部をボルト挿入孔に通してから
靴底に設けられたナット部にねじ込むものである。ボル
ト体の材質は限られないが、錆びないアルミニウム等の
軽金属、セラミックス、プラスチックなどの硬質材料で
形成することが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】図7は本発明に係るスポーツシュ
ーズ用スタッドの一実施形態例を示す斜視図、図8は同
スタッドのスタッド主体を示す斜視図、図9は同スタッ
ドのボルト体を示す斜視図である。
【0018】スタッド主体12は、JIS-A硬度が9
0度の硬質ゴム(ハイスチレンゴム)により一体に成形
されたもので、中央部にボルト挿入孔4が形成された板
状部2と、該板状部2の下面に突設された突起部6とを
有する。板状部2は、均一な肉厚を有する円板状(図1
(a)の形状)のものであり、その直径は約21mm、
厚みfは約1.5mmである。
【0019】ボルト挿入孔4は、後述するボルト体頭部
18上側の略四角部22が嵌合し得る略四角形に形成さ
れているとともに、板状部2の該ボルト挿入孔4の下側
にはボルト挿入孔4より大径で後述するボルト体頭部1
8下側の円形部20が嵌入する円形凹部5が形成され、
これにより板状部2のボルト挿入孔4の周囲が前記円形
部20の受け座7として構成されている。なお、受け座
7の厚みgは通常0.5〜1.5mm程度とするのもの
であり、本例ではg=0.8mmとしてある。
【0020】突起部6は、底面視が三角形状で、その下
面に、靴底への取り付け時におけるボルト体14の回転
方向X(時計回り方向)における上流側から下流側に向
けて下降傾斜する三角形の平面状の傾斜面8を有する
(図3(e)の形状)。すなわち、突起部6において、
ボルト体14の回転方向Xにおける上流側部分の高さq
と下流側部分の高さpは、p>qの関係にある。本例の
スタッドでは、8個の同形状の突起部6が、板状部2と
同心の円に沿って等間隔で配列されている。この場合、
突起部6は、板状部2の外周縁と前記円形凹部5の外周
縁との間のほぼ中央に配列されている。なお、各突起部
6の最大幅は4mm、最大長さは5mm、最大高さは
2.5mm、最小高さは1.5mmである。また、板状
部2下面の面積(ボルト挿入孔4の面積を含めた面積)
に対する突起部6の占有面積の割合は約23%である。
【0021】ボルト体14は、スチールからなるもの
で、頭部18と、外周にねじ山を有する軸部16とを有
する。本例のボルト体14の頭部18は、略四角部22
の下側に略四角部22より大径の円形部20が連設され
た構造を有している。また、円形部20の表面には、十
字形のドライバー挿入溝24が形成されている。
【0022】本例のスポーツシューズ用スタッドは、ス
タッド主体12のボルト体挿入孔4にボルト体14の軸
部16を通し、円形部20を図中矢印X方向に回して軸
部16を靴底に設けられたナット部にねじ込むことによ
り、靴底に取り付けられるものである。この場合、ボル
ト体挿入孔4にボルト体頭部18上側の略四角部22が
嵌合するので、スタッド主体12がボルト体14と一緒
に回って靴底に固定される。また、スタッド主体12の
円形凹部5内にボルト体頭部18下側の円形部20が嵌
入するとともに、円形部20の裏面が受け座7に当接
し、これによりボルト体の頭部18表面とスタッド主体
12の板状部2下面とが面一となる。
【0023】なお、本例ではボルト体挿入孔4を多角形
(略四角形)に形成し、これによりスタッド主体12が
ボルト体14と一緒に回るようにしてあるが、ボルト体
頭部18に多角形部(略四角部22)を設けずにボルト
体挿入孔4をボルト体14の軸部16が通るに足る大き
さの円形としてもよい。この場合には、ボルト体頭部1
8の裏面全体が受け座7に接することになる。また、本
例において受け座7を設けた理由は、スタッド主体12
を靴底に取り付けたときにボルト体の頭部18表面とス
タッド主体12の板状部2下面とが実質上面一となるよ
うにするための外観上の配慮による(図7参照)。も
し、ボルト体の頭部18が板状部2下面から突出するこ
とを気にしなければ、受け座7の形成を省略して板状部
2下面に受け座の機能を持たせることができる。なお、
この場合ボルト体挿入孔4はボルト体14の軸部16が
通るに足る大きさに形成すればよい。
【0024】図10は本発明に用いるボルト体の他の例
を示す斜視図である。このボルト体14は、頭部18の
表面中央部に略円錐状の柱状突起30を突設したもので
ある。なお、図中32はボルト体14の回転用具に嵌合
するための四角凸部を示す。本発明では、頭部表面に柱
状突起が形成されたボルト体14を用いることにより、
グリップ性が一層向上するという利点を得ることができ
る。この場合、柱状突起30の高さは、スタッドを靴底
に取り付けたときに、柱状突起30の下端とスタッド主
体12の突起部6の最下端とが同じ高さ位置になるか、
柱状突起30の下端がスタッド主体12の突起部6の最
下端より1〜2mm下方になる高さに形成することが適
当である。このようにすることにより、前に述べた鋲状
のスパイクシューズ用スタッドが有する欠点を実質上な
くすことができる。なお、柱状突起30の形状は略円錐
状に限られず、円柱状、円錐台状、三角錐状等の任意の
形状とすることができる。
【0025】本例のスタッドでは、硬質ゴムからなるス
タッド主体12がある程度の柔軟性を有するので、スタ
ッド主体12がボルト体14によって靴底に強固にしっ
かりと固定される。また、ボルト体14の頭部18表面
は小さいので、歩行時やプレイ時に頭部18表面が接地
した場合でも、ボルト体14には大きな外力が加わら
ず、ボルト体14が緩みにくい。さらに、突起部6が接
地して突起部6に荷重が加わった場合、突起部6を靴底
への取り付け時におけるボルト体14の回転方向Xと同
方向にスライドさせる力、すなわち靴底に対してボルト
体14を締め付ける力が各突起部6に働く。
【0026】
【発明の効果】本発明のスポーツシューズ用スタッド
は、スタッド主体がある程度の柔軟性を有するので、ス
タッド主体がボルト体によって靴底に強固にしっかりと
固定される。また、歩行時やプレイ時にボルト体の頭部
表面が接地した場合でも、ボルト体には大きな外力が加
わらない。そのため、本発明のスタッドを用いたスポー
ツシューズは、ボルト体が緩まないため、歩行時やプレ
イ時にスタッドが靴底から脱落することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタッド主体の板状部の縦断面を示す断面図で
ある。
【図2】スタッド主体の突起部の一例を概念的に示す説
明図である。
【図3】スタッド主体の突起部の各種例を示す斜視図で
ある。
【図4】スタッド主体の突起部の各種例を示す斜視図で
ある。
【図5】スタッド主体の突起部の一例の寸法を示す図
で、(a)は底面図、(b)は断面図である。
【図6】スタッド主体の下面に突起部を円状に配列した
例を示す底面図である。
【図7】本発明に係るスポーツシューズ用スタッドの一
例を示す斜視図である。
【図8】同スタッドのスタッド主体を示す斜視図であ
る。
【図9】同スタッドのボルト体を示す斜視図である。
【図10】ボルト体の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 板状部 4 ボルト挿入孔 6 突起部 12 スタッド主体 14 ボルト体 16 軸部 18 頭部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体により形
    成され、中央部にボルト挿入孔が穿設された板状部の下
    面に突起部が突設されてなるスタッド主体と、軸部がス
    タッド主体のボルト挿入孔に挿入されるボルト体とを具
    備し、スタッド主体のボルト体挿入孔にボルト体の軸部
    を通して該軸部を靴底に設けられたナット部にねじ込む
    ことにより靴底に取り付けられることを特徴とするスポ
    ーツシューズ用スタッド。
  2. 【請求項2】 スタッド主体がJIS-A硬度60度以
    上の硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体よりなる請求項1に
    記載のスポーツシューズ用スタッド。
  3. 【請求項3】 スタッド主体の板状部と突起部とが一体
    に形成されている請求項1又は2に記載のスポーツシュ
    ーズ用スタッド。
  4. 【請求項4】 ボルト体の頭部表面に柱状突起が形成さ
    れている請求項1、2又は3に記載のスポーツシューズ
    用スタッド。
  5. 【請求項5】 柱状突起の高さが、スタッドを靴底に取
    り付けたときに、柱状突起の下端とスタッド主体の突起
    部の最下端とが同じ高さ位置になるか、柱状突起の下端
    がスタッド主体の突起部の最下端より1〜2mm下方に
    なる高さである請求項4に記載のスポーツシューズ用ス
    タッド。
  6. 【請求項6】 スタッド主体の突起部が、靴底への取り
    付け時におけるボルト体の回転方向上流側から下流側に
    向けて下降傾斜する傾斜面が下面に形成された突起部で
    ある請求項1〜5のいずれか1項に記載のスポーツシュ
    ーズ用スタッド。
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