JP3260643B2 - スポーツシューズ用スタッド - Google Patents
スポーツシューズ用スタッドInfo
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Description
のスポーツシューズの靴底に設けられる滑り防止用のス
タッド(突起物)に関し、さらに詳述すると、いわゆる
ソフトスパイクシューズに好適に使用されるスポーツシ
ューズ用スタッドに関する。
靴底に設けられる滑り防止用のスタッドとしては、スパ
イクシューズに使用される円錐状や円錐台状の鋲、スパ
イクレスシューズに使用される円柱状や円錐台状のラバ
ーポイント、及び、ソフトスパイクシューズに使用され
る茸状スタッドが知られている。スパイクシューズの鋲
及びソフトスパイクシューズの茸状スタッドは靴底に着
脱可能に取り付けられるものであり、スパイクレスシュ
ーズのラバーポイントは靴底の一部を突出させて靴底と
一体に成形したものである。これらのスタッドは、歩行
時、プレイ時を通じて体重が大きく加わる靴底の踵部及
び踏付け部(土踏まず部と爪先部との間の区域)を中心
に靴底に多数設けられている。
内、スパイクシューズの鋲は金属、セラミック等の硬質
材料からなる細長い突起物であるため、これを使用した
ゴルフシューズは、芝生面等の軟らかい地面に対しては
グリップ性が良好である反面、コース内の舗装路を歩く
ときは鋲による突き上げによって歩きにくく、疲れ易
い、芝をひっかけ易い(特にグリーン上において)とい
う欠点がある。また、スパイクレスシューズのラバーポ
イントは柔軟性を有するため、これを使用したゴルフシ
ューズは、歩行に適している反面、地面把持力の点で問
題があり、傾斜面などで滑りやすいという欠点がある。
これに対し、茸状のスタッドを用いたソフトスパイクシ
ューズは、上述したスパイクシューズやスパイクレスシ
ューズのような欠点が少なく、そのため近年注目されて
きている。
シューズの茸状スタッドの靴底への取り付け方式として
は、損傷したときに容易に交換してシューズの補修がで
きるように、スタッド主体の上面にボルト部を連設し、
靴底に設けたナット部に上記ボルト部をねじ込む方式を
採ることが一般的であり、この方式はシューズの補修の
点で非常に便利である。この場合、スパイクシューズの
鋲は、使用初期(新品時)にはゆるむことが多いので、
時々チェックをして締め直す必要があるが、締め直しを
数回行ううちに靴底にしっかりと固定され、その後は殆
どゆるむことがなくなる。
イクシューズの茸状スタッドは、スタッド主体が板状で
あるため、歩行時やプレイ時におけるスタッド主体の接
地面積(地面や路面との接触面積)が大きく、スタッド
にかなり大きな外力が加わるので、スパイクシューズの
鋲に比べてゆるみ易く、歩行時やプレイ時に靴底から脱
落して紛失することがあった。しかも、スタッドが外れ
た後のナット部内に土などが詰まり、スタッドを取り付
けてシューズを補修することが困難になることがあっ
た。
で、ソフトスパイクシューズに好適に使用される茸状の
スタッドであって、歩行時やプレイ時に靴底から容易に
脱落することのないスポーツシューズ用スタッドを提供
することを目的とする。
成するため、円板状スタッド主体の上面中央部にボルト
部が連設されているとともに、円板状スタッド主体の下
面に複数のブロック状突起が該スタッド主体と同心の円
にほぼ沿ってほぼ等間隔で突設され、靴底に設けられた
ナット部に前記ボルト部をねじ込むことにより靴底に取
り付けられるスポーツシューズ用スタッドにおいて、前
記複数のブロック状突起の下面はそれぞれ地面に当接す
る傾斜面をなし、かつこの傾斜面の傾斜方向と前記同心
の円の周方向とは一致しているとともに、該傾斜面はそ
れぞれ靴底への取り付け時における円板状スタッド主体
の回転方向上流側から下流側に向けて下降傾斜している
ことを特徴とするスポーツシューズ用スタッドを提供す
る。
念的に示すと、図1(スタッドを正面から見た状態の模
式的説明図)のようになる。すなわち、本発明のスタッ
ドは、スタッド主体4の下面に複数のブロック状突起2
が突設されており、これらブロック状突起2の下面に
は、図1(a)に示すように、靴底への取り付け時にお
けるスタッド主体4の回転方向Xにおける上流側X1か
ら下流側X2に向けて下降傾斜する傾斜面6が形成され
ている(図中8は地面を示す)。上記ブロック状突起2
が接地してブロック状突起2に荷重が加わった場合、図
1(b)に示すように、地面8がブロック状突起2の形
状に相応して変形するとともに、前記傾斜面6にその下
方から力、すなわち反力Yが加わる。そして、その結
果、力Yの分力としてブロック状突起2を靴底への取り
付け時におけるスタッド主体4の回転方向Xと同方向に
スライドさせる力Zが各ブロック状突起2に働く。この
ブロック状突起2をZ方向にスライドさせる力は、靴底
に対してスタッドを締め付ける力である。したがって、
本発明のスポーツシューズ用スタッドを用いたスポーツ
シューズでは、歩行時やプレイ時に靴底に対してスタッ
ドを締め付ける力が働き、スタッドが緩まないため、歩
行時やプレイ時にスタッドが靴底から脱落することがな
い。
タッドの各部分、すなわちスタッド主体、ボルト部及び
ブロック状突起について説明する。なお、本発明のスタ
ッドを形成する材料に限定はないが、スタッド全体を錆
びないアルミニウム等の軽金属、セラミックス、プラス
チックなどで一体に形成することが好ましい。
15〜25mm程度の円板状とする。この場合、スタッ
ド主体4の縦断面は、図2(a)に示すような均一な肉
厚を有する形状、図2(b)に示すような中央部が最も
肉厚で周縁部に向かうにしたがい漸次肉薄となる形状、
図2(c)に示すようなスタッド主体の半径の約1/2
の位置で最も肉厚となり、この位置からスタッド主体の
中央部及び周縁部に向かうにしたがいそれぞれ漸次肉薄
となる形状といった任意の形状とすることができる。な
お、いずれも場合もスタッド主体の裏面は平坦にする
か、笠上に中央部を窪ませることが好ましい。また、ス
タッド主体4の下面には、図3に示すように、スタッド
回転用レンチ12の先端部14を挿入するための挿入穴
16を形成してもよい。
ナット部にボルト部全体をねじ込むことができるように
形成すればよい。
個突設され、かつ、その下面に、靴底への取り付け時に
おけるスタッド主体の回転方向上流側から下流側に向け
て下降傾斜する傾斜面を有するものである。この場合、
ブロック状突起の下面の全体を上記傾斜面としてもよ
く、該下面の一部のみを上記傾斜面としてもよい。な
お、本発明スタッドにおいては、スタッド主体の下面の
上述した傾斜面を有するブロック状突起を設けていない
部分に、該傾斜面を備えていない別種の突起、例えば円
錐形状、円錐台形状、円柱状等の突起を設けることもで
きる。
いが、例えば、図4(a)〜(j)に示す形状とするこ
とができる。(a)、(e)、(f)、(j)はブロッ
ク状突起2を底面視三角形状に形成し、傾斜面6を三角
形の平面状にした例、(b)、(d)、(g)、(i)
はブロック状突起2を底面視台形状に形成し、傾斜面6
を台形の平面状にした例、(c)、(h)はブロック状
突起2を底面視長方形状に形成し、傾斜面6を長方形の
平面状にした例である。ただし、ブロック状突起2の底
面視形状は図4に示したような三角形状、台形状、長方
形状に限られず、楕円形状等の任意の形状とすることが
できる。また、図4では傾斜面6を平面状にした例を示
したが、傾斜面6の形状は平面状に限られるものではな
く、例えば図5(a)に示すような曲面状、図5(b)
に示すような平坦な先端面を有する屈曲面状、図5
(c)に示すような先端が尖った屈曲面状等の任意の形
状とすることができる。なお、スタッドに設ける複数の
ブロック状突起は全て同じ形状としてもよく、種々異な
る形状としてもよい。
とができるが、図6の底面図(a)及び断面図(b)に
示すように、最大幅mを2〜8mm、最大長さnを2〜
8mm、最大高さpを1〜5mm、最小高さqを0〜4
mmとすることが適当である。また、最大幅/最大長さ
の割合(m/n)は0.25〜4、最小高さ/最大高さ
の割合(p/q)は0〜0.8とすることが適当であ
る。
されないが、ほぼ円状に配列すること、例えばスタッド
主体を円板状とした場合、図7に示すように、スタッド
主体4と同心の円にほぼ沿ってほぼ等間隔で配列するこ
とが好ましい。この場合、ブロック状突起2の傾斜面6
の傾斜方向と、ブロック状突起2を配列する円の周方向
とを一致させればよい。また、ブロック状突起を配列す
る円の半径/スタッド主体の半径の割合(s/t)は、
1/2〜1とすることが、同じトルクがかかった場合
は、中心軸から離れている方が傾斜面6による作用効果
を顕著に得ることができる点で好ましい。
数は、3〜10個、特に4〜8個とすることが適当であ
る。また、スタッド主体4の下面の面積に対するブロッ
ク状突起2の占有面積(平面面積)の割合は、10〜5
0%の範囲内とすることが、高い滑り止め効果を期待で
きる点で適当である。
ーズ用スタッドの一実施形態例を示すもので、(a)は
斜視図、(b)は正面図である。図8において、4はス
タッド主体、2はブロック状突起、10はボルト部を示
す。スタッド主体4は、中央部が最も肉厚で周縁部に向
かうにしたがい漸次肉薄となる直径約21mmの円板状
(図2(b)の形状)のものである。ブロック状突起2
は、底面視が三角形状で、その下面に、靴底への取り付
け時におけるスタッド主体4の回転方向X(時計回り方
向)における上流側から下流側に向けて下降傾斜する三
角形の平面状の傾斜面6を有するものである(図4
(e)の形状)。本例のスタッドでは、8個の同形状の
ブロック状突起2が、スタッド主体4と同心の円に沿っ
て等間隔で配列されている。なお、各ブロック状突起2
の最大幅は4mm、最大長さは5mm、最大高さは2.
5mm、最小高さは1.5mmである。また、スタッド
主体4の下面の面積に対するブロック状突起2の占有面
積の割合は約23%である。
接地してブロック状突起2に荷重が加わった場合、地面
がブロック状突起2の形状に相応して変形するととも
に、傾斜面6にその下方から力が加わり、その結果、ブ
ロック状突起2を靴底への取り付け時におけるスタッド
主体4の回転方向Xと同方向にスライドさせる力Z、す
なわち靴底に対してスタッドを締め付ける力が各ブロッ
ク状突起2に働く。
用いたスポーツシューズは、歩行時やプレイ時に靴底に
対してスタッドを締め付ける力が働き、スタッドが緩ま
ないため、歩行時やプレイ時にスタッドが靴底から脱落
することがない。
に示す説明図である。
挿入用の挿入穴を形成した状態を示す説明図である。
る。
る。
面図、(b)は断面図である。
配列した状態を示す底面図である。
実施形態例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は正
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 円板状スタッド主体の上面中央部にボル
ト部が連設されているとともに、円板状スタッド主体の
下面に複数のブロック状突起が該スタッド主体と同心の
円にほぼ沿ってほぼ等間隔で突設され、靴底に設けられ
たナット部に前記ボルト部をねじ込むことにより靴底に
取り付けられるスポーツシューズ用スタッドにおいて、
前記複数のブロック状突起の下面はそれぞれ地面に当接
する傾斜面をなし、かつこの傾斜面の傾斜方向と前記同
心の円の周方向とは一致しているとともに、該傾斜面は
それぞれ靴底への取り付け時における円板状スタッド主
体の回転方向上流側から下流側に向けて下降傾斜してい
ることを特徴とするスポーツシューズ用スタッド。 - 【請求項2】 ブロック状突起を配列する同心の円の半
径/スタッド主体の半径の割合(s/t)が1/2〜1
である請求項1に記載のスポーツシューズ用スタッド。 - 【請求項3】 ブロック状突起が底面視三角形状、底面
視台形状又は底面視長方形状のものである請求項1又は
2に記載のスポーツシューズ用スタッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32384796A JP3260643B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | スポーツシューズ用スタッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32384796A JP3260643B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | スポーツシューズ用スタッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10155517A JPH10155517A (ja) | 1998-06-16 |
JP3260643B2 true JP3260643B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=18159255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32384796A Expired - Fee Related JP3260643B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | スポーツシューズ用スタッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3260643B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP32384796A patent/JP3260643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10155517A (ja) | 1998-06-16 |
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