JPH10178937A - 索道の主索を支柱等に吊る吊具 - Google Patents
索道の主索を支柱等に吊る吊具Info
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- JPH10178937A JPH10178937A JP35972396A JP35972396A JPH10178937A JP H10178937 A JPH10178937 A JP H10178937A JP 35972396 A JP35972396 A JP 35972396A JP 35972396 A JP35972396 A JP 35972396A JP H10178937 A JPH10178937 A JP H10178937A
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- shackle
- base
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主索と吊具の接触する面を広くして、主索及
び吊具の双方が傷つかない安全な吊具を提供する。又構
造がシンプルで且つ軽量な吊具を提供する。又製造が容
易でしかも安価な吊具を提供する。 【構成】 一定の厚さを有し、且つ扇状に形成した基体
の上端部に、半パイプの開口部を上方に向けて、その背
の部分を固定し、更に上端部の直ぐ下に穴を穿った基体
を、シャックルの枠の内部に挿入し、基体に穿った穴へ
シャックルの棒を通した吊具。
び吊具の双方が傷つかない安全な吊具を提供する。又構
造がシンプルで且つ軽量な吊具を提供する。又製造が容
易でしかも安価な吊具を提供する。 【構成】 一定の厚さを有し、且つ扇状に形成した基体
の上端部に、半パイプの開口部を上方に向けて、その背
の部分を固定し、更に上端部の直ぐ下に穴を穿った基体
を、シャックルの枠の内部に挿入し、基体に穿った穴へ
シャックルの棒を通した吊具。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伐採した木材を山林よ
り搬出する索道の主索を、元柱及び先柱等の支柱に吊る
吊具に関する。
り搬出する索道の主索を、元柱及び先柱等の支柱に吊る
吊具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、索道の主索を元柱及び先柱等の支
柱に吊る場合は、安全なサドルブロックを用いて吊るよ
うに林材業労災防止協会や地域の林業指導センターなど
が指導しているが、サドルブロックは大変重いので、図
4に示すように二人係り、又は三人係りでないと設置で
きない。従って大多数の人は図3に示すように簡便なシ
ャックルで吊ったり、又細いワイヤロープを幾重にもぐ
るぐると巻きつけて吊っているのが実状である。本来、
主索を吊る吊具には主索自体の重量及び主索を緊張させ
て生じる重力、又搬送する搬機やその他の機器類の重
力、更に搬送する木材の重力が加わって大変大きな重力
が掛かる。従って前記の図3に示すような主索をシャッ
クルで吊ったり、又図示しない細いワイヤロープを幾重
にもぐるぐる巻きつけて主索を吊れば、前記シャックル
や細いワイヤロープと接する部分の主索には大変大きな
重力が掛かる。つまりシャックルや細いヤイヤロープは
主索を一点で支えるから、その主索の接点に掛かる単位
面積あたりの重力は大変大きくなる。又前記シャックル
や細いワイヤロープの接点にも同様に大きな重力が掛か
る。従って主索をシャックルやワイヤロープを巻いて吊
った場合は、シャックルやワイヤロープと接している主
索の部分が全部変形している。しかもその変形箇所は将
来破断する遠因となる。又中には一部擦り切れているも
のもあり大変危険である。又シャックルの方もその接点
が擦れて小さく成っている。又前記細いワイヤロープを
巻いて吊った場合は、その接点のワイヤローブが大なり
小なり大抵擦り切れている。これは大変危険である。
柱に吊る場合は、安全なサドルブロックを用いて吊るよ
うに林材業労災防止協会や地域の林業指導センターなど
が指導しているが、サドルブロックは大変重いので、図
4に示すように二人係り、又は三人係りでないと設置で
きない。従って大多数の人は図3に示すように簡便なシ
ャックルで吊ったり、又細いワイヤロープを幾重にもぐ
るぐると巻きつけて吊っているのが実状である。本来、
主索を吊る吊具には主索自体の重量及び主索を緊張させ
て生じる重力、又搬送する搬機やその他の機器類の重
力、更に搬送する木材の重力が加わって大変大きな重力
が掛かる。従って前記の図3に示すような主索をシャッ
クルで吊ったり、又図示しない細いワイヤロープを幾重
にもぐるぐる巻きつけて主索を吊れば、前記シャックル
や細いワイヤロープと接する部分の主索には大変大きな
重力が掛かる。つまりシャックルや細いヤイヤロープは
主索を一点で支えるから、その主索の接点に掛かる単位
面積あたりの重力は大変大きくなる。又前記シャックル
や細いワイヤロープの接点にも同様に大きな重力が掛か
る。従って主索をシャックルやワイヤロープを巻いて吊
った場合は、シャックルやワイヤロープと接している主
索の部分が全部変形している。しかもその変形箇所は将
来破断する遠因となる。又中には一部擦り切れているも
のもあり大変危険である。又シャックルの方もその接点
が擦れて小さく成っている。又前記細いワイヤロープを
巻いて吊った場合は、その接点のワイヤローブが大なり
小なり大抵擦り切れている。これは大変危険である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決するためになされたものであり、その目的
は、吊具の主索と接する面を広くして、主索と吊具の接
触面に掛かる単位面積当たりの重力を小さくして、主索
と吊具の双方の接触面が傷つかない安全な吊具を提供す
ることである。又他の目的は、構造がシンプルで、且つ
軽量で設置が楽な吊具を提供することである。又他の目
的は、製造が容易でしかも安価な吊具を提供することで
ある。
な問題を解決するためになされたものであり、その目的
は、吊具の主索と接する面を広くして、主索と吊具の接
触面に掛かる単位面積当たりの重力を小さくして、主索
と吊具の双方の接触面が傷つかない安全な吊具を提供す
ることである。又他の目的は、構造がシンプルで、且つ
軽量で設置が楽な吊具を提供することである。又他の目
的は、製造が容易でしかも安価な吊具を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明について述べると、それは一定の厚さを有し、且
つ扇状を成す鋼鈑製の基体2の、上端部3の凸円弧状に
形成した部分に半パイプ4を、その開口部を上方に向
け、その背の部分を固定し、更に基体2の中央部の上端
部3の直ぐ下に、穴5を穿ったことを特徴とする索道の
主索を支柱等に吊る吊具である。
の発明について述べると、それは一定の厚さを有し、且
つ扇状を成す鋼鈑製の基体2の、上端部3の凸円弧状に
形成した部分に半パイプ4を、その開口部を上方に向
け、その背の部分を固定し、更に基体2の中央部の上端
部3の直ぐ下に、穴5を穿ったことを特徴とする索道の
主索を支柱等に吊る吊具である。
【0005】更に前記基体2を、シャックル6を構成す
る枠7の内部へ、該枠7と交わる方向に向けて挿入し、
更に前記基体2に穿った穴5に、前記シャックル6の棒
8を通して、基体2が揺動自在に動くように設けられて
いる前記索道の主索を支柱等に吊る吊具である。又前記
基体2の上端部3に設けた半パイプ4の両端の両縁に突
起9をそれぞれ突設した前記索道の主索を支柱等に吊る
吊具。又前記穴5の両端の基体2に、左右同じ長さのパ
イプ10、10を固定した前記索道の主索を支柱等に吊
る吊具。又基体2の中央部の、上端部3の直ぐ下に穴5
を穿って、基体2の重心をシャックル6の棒8に対して
低くし、更に穴5より下の基体2が分銅に成るようにし
た前記索道の主索を支柱等に吊る吊具。
る枠7の内部へ、該枠7と交わる方向に向けて挿入し、
更に前記基体2に穿った穴5に、前記シャックル6の棒
8を通して、基体2が揺動自在に動くように設けられて
いる前記索道の主索を支柱等に吊る吊具である。又前記
基体2の上端部3に設けた半パイプ4の両端の両縁に突
起9をそれぞれ突設した前記索道の主索を支柱等に吊る
吊具。又前記穴5の両端の基体2に、左右同じ長さのパ
イプ10、10を固定した前記索道の主索を支柱等に吊
る吊具。又基体2の中央部の、上端部3の直ぐ下に穴5
を穿って、基体2の重心をシャックル6の棒8に対して
低くし、更に穴5より下の基体2が分銅に成るようにし
た前記索道の主索を支柱等に吊る吊具。
【0006】
【作用】この発明の吊具1は前記のように構成されたこ
とにより、半パイプ4の円弧状を成す内面の溝12に嵌
った主索はほぼ端から端まで半パイプ4の内面と接触す
るから、主索11と半パイプ4の内面との接触する面積
が広くなる。従って主索11と半パイプ4の単位面積当
たりの重力が小さくなる。又基体2に穿った穴5にシャ
ックル6の棒8を通して、基体2が揺動自在に動くよう
に構成したから、半パイプ4の溝12に嵌っ主索11
は、その接触面全面に終始均等に重力が掛かる。更に半
パイプ4の両端の両縁に突起を突設したから、架設中に
主索11が半パイプ4の溝12から外れることがない。
更に又基体2の両側に左右同じ長さのパイプ10、10
を固定したことにより、主索11に掛かる重力は半パイ
プ4の溝12の底部の中心に向けて掛かる。従って作業
中に主索11が半パイプ4の溝12から外れることがな
い。更に又前記基体2の中央部の、上端部3の直ぐ下に
穴5を穿って基体2の重心を下げたので、架設中も木材
を搬出中も基体2がシャックル6の棒8を軸に回転する
ことがなく安定している。又前記穴5を上端部3の直ぐ
下に穿って、穴5より下の基体2が、穴5より上の半パ
イプ4を設けた側より重くなり、分銅になるように構成
したから、架設中に主索11を半パイプ4に載せる前
に、基体2が回転して半パイプ4側が下向きになること
がない。
とにより、半パイプ4の円弧状を成す内面の溝12に嵌
った主索はほぼ端から端まで半パイプ4の内面と接触す
るから、主索11と半パイプ4の内面との接触する面積
が広くなる。従って主索11と半パイプ4の単位面積当
たりの重力が小さくなる。又基体2に穿った穴5にシャ
ックル6の棒8を通して、基体2が揺動自在に動くよう
に構成したから、半パイプ4の溝12に嵌っ主索11
は、その接触面全面に終始均等に重力が掛かる。更に半
パイプ4の両端の両縁に突起を突設したから、架設中に
主索11が半パイプ4の溝12から外れることがない。
更に又基体2の両側に左右同じ長さのパイプ10、10
を固定したことにより、主索11に掛かる重力は半パイ
プ4の溝12の底部の中心に向けて掛かる。従って作業
中に主索11が半パイプ4の溝12から外れることがな
い。更に又前記基体2の中央部の、上端部3の直ぐ下に
穴5を穿って基体2の重心を下げたので、架設中も木材
を搬出中も基体2がシャックル6の棒8を軸に回転する
ことがなく安定している。又前記穴5を上端部3の直ぐ
下に穿って、穴5より下の基体2が、穴5より上の半パ
イプ4を設けた側より重くなり、分銅になるように構成
したから、架設中に主索11を半パイプ4に載せる前
に、基体2が回転して半パイプ4側が下向きになること
がない。
【0007】
【実施例】図1、図2において、1は本発明の吊具を示
す。2は基体であり一定の厚さを有し、且つ形状は扇状
に形成されており、その凸円弧状をなす上端部3の一端
から多端にかけて半パイプ4を、その背の部分を固定し
たものである。5は基体2の中央部の上端部3の直ぐ下
に穿った穴であり、その直径はシャックル6の棒8の直
径より少し大きく形成して、棒8が楽に通るようにした
ものである。7はシャックル6のU字状を成す枠であ
る。9は前記半パイプ4の両端の両縁に設けた突起であ
り、架設中に主索11が半パイプ4の溝12から外れる
のを防ぐために設けられたものである。10、10は基
体2が枠7の中央部に有るために設けられたパイプであ
り左右同じ長さである。そしてその内径は前記穴5と同
じか、又は少し大きく形成されている。13は吊具1を
吊る支柱である。14は吊具1を吊る台付ワイヤロープ
である。15は吊具1を任意の方向へ向けるための枕で
あり、支柱13と台付ワイヤロープ14の間に設けるも
のである。前記本発明の吊具1が鉄製の場合は錆止め塗
料を施すか、又は亜鉛メッキか亜鉛のどぶ漬メッキを施
して、吊具1を腐食から守るように成されている。
す。2は基体であり一定の厚さを有し、且つ形状は扇状
に形成されており、その凸円弧状をなす上端部3の一端
から多端にかけて半パイプ4を、その背の部分を固定し
たものである。5は基体2の中央部の上端部3の直ぐ下
に穿った穴であり、その直径はシャックル6の棒8の直
径より少し大きく形成して、棒8が楽に通るようにした
ものである。7はシャックル6のU字状を成す枠であ
る。9は前記半パイプ4の両端の両縁に設けた突起であ
り、架設中に主索11が半パイプ4の溝12から外れる
のを防ぐために設けられたものである。10、10は基
体2が枠7の中央部に有るために設けられたパイプであ
り左右同じ長さである。そしてその内径は前記穴5と同
じか、又は少し大きく形成されている。13は吊具1を
吊る支柱である。14は吊具1を吊る台付ワイヤロープ
である。15は吊具1を任意の方向へ向けるための枕で
あり、支柱13と台付ワイヤロープ14の間に設けるも
のである。前記本発明の吊具1が鉄製の場合は錆止め塗
料を施すか、又は亜鉛メッキか亜鉛のどぶ漬メッキを施
して、吊具1を腐食から守るように成されている。
【0008】次に図3はサドルブロツク16を用いて主
索11を支柱13に吊った状態を示す正面図である。図
4は作業者が三人係かりでサドルブロック16を支柱1
3に設置している状態を示す正面図である。図5はサド
ルブロック16の代りに簡便なシャックル17を用いて
主索11を支柱13に吊った状態を示す正面図である。
図6は搬機が通過可能な中間吊具18の側面図である。
図中19は揺動可能な基体であり、20は半パイプで基
体19の上端部21に開口部を上方に向けて固定したも
のである。不発明は上記中間吊具を参考にして発明した
ものである。
索11を支柱13に吊った状態を示す正面図である。図
4は作業者が三人係かりでサドルブロック16を支柱1
3に設置している状態を示す正面図である。図5はサド
ルブロック16の代りに簡便なシャックル17を用いて
主索11を支柱13に吊った状態を示す正面図である。
図6は搬機が通過可能な中間吊具18の側面図である。
図中19は揺動可能な基体であり、20は半パイプで基
体19の上端部21に開口部を上方に向けて固定したも
のである。不発明は上記中間吊具を参考にして発明した
ものである。
【0009】本発明の吊具1を支柱13に設置する手順
を説明すると、先ず主索11を吊る高さより少し上方の
支柱13に枕15を固定して、次に台付ワイヤロープ1
4を前記支住13に設けた枕15より上方の任意の位置
に二回緩く巻いて、その両端の環をシャックル等で結
ぶ。そして前記二回緩く巻いた台付ワイヤローブ14の
一方を引っ張ると、他方の台付ワイヤロープ14の緩み
は全部、引っ張った台付ワイヤロープ14の側へ移る。
そして図1、図2に示すように、前記引っ張った台付ワ
イヤロープ14の輪の端を、前記枕15の上を通してそ
の端から下に下げる。そしてその輪に前記シャックル6
の枠7を引っ掛ける。次に基体2を片手で持ち枠7の中
へ挿入し、他方の手で棒8を基体2に穿った穴5へ差し
込んで棒8の先端に設けたねじをねじ込めば吊具1を支
柱13に設置する作業は完了する。その際基体2の穴5
より下の基体2が分銅に成り、半パイプ4側がひとりで
に上方に向く。次にシャックル6の内部に主索11の一
端を通して行って木の株等に止める。次に主索11を半
パイプ4の溝12に載せ、主索11の他端を集材機等で
引っ張れば、主索11は緊張し搬機が走行することがで
きるように成るが、その際前記半パイプ4の両端の両側
に突起9が設けてあるから、主索11が半パイプ4の溝
12から外れることがない。尚、木材を搬出中は主索1
1と半パイプ4の溝12とが多少擦れ合うので、溝12
へ主索11を載せる前に、溝12へ多量のグリス等の油
脂を塗布して置けば効果的である。
を説明すると、先ず主索11を吊る高さより少し上方の
支柱13に枕15を固定して、次に台付ワイヤロープ1
4を前記支住13に設けた枕15より上方の任意の位置
に二回緩く巻いて、その両端の環をシャックル等で結
ぶ。そして前記二回緩く巻いた台付ワイヤローブ14の
一方を引っ張ると、他方の台付ワイヤロープ14の緩み
は全部、引っ張った台付ワイヤロープ14の側へ移る。
そして図1、図2に示すように、前記引っ張った台付ワ
イヤロープ14の輪の端を、前記枕15の上を通してそ
の端から下に下げる。そしてその輪に前記シャックル6
の枠7を引っ掛ける。次に基体2を片手で持ち枠7の中
へ挿入し、他方の手で棒8を基体2に穿った穴5へ差し
込んで棒8の先端に設けたねじをねじ込めば吊具1を支
柱13に設置する作業は完了する。その際基体2の穴5
より下の基体2が分銅に成り、半パイプ4側がひとりで
に上方に向く。次にシャックル6の内部に主索11の一
端を通して行って木の株等に止める。次に主索11を半
パイプ4の溝12に載せ、主索11の他端を集材機等で
引っ張れば、主索11は緊張し搬機が走行することがで
きるように成るが、その際前記半パイプ4の両端の両側
に突起9が設けてあるから、主索11が半パイプ4の溝
12から外れることがない。尚、木材を搬出中は主索1
1と半パイプ4の溝12とが多少擦れ合うので、溝12
へ主索11を載せる前に、溝12へ多量のグリス等の油
脂を塗布して置けば効果的である。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0011】吊具1の構造がシンプルで、且つ軽量であ
るから、作業者は一人で早く、しかも楽に吊具1を支柱
13に設置することができ、大変経済的である。又基体
2をシャックル6の内部へシャックル6の棒8を介して
揺動目在に設けたから、主索11に掛かる重力が溝12
全体に均等に掛かるから、主索11も溝12も傷まな
い。又従来のサドルブロックは二点で主索11を支えて
おり、主索11と接する面積が非常に小さいが、本発明
の吊具1は主索11と半パイプ4の溝12が面接触であ
るから、主索11と溝12の接する面が広く、従って主
索11及び溝12へ掛かる単位面積当たりの重力が小さ
くなり、主索11も溝12も共に傷まない。又、主索1
1を簡便なシャックル17で吊った場合は、一点で主索
11を支えることになるから、主索11とシャックル1
7の接点に大変大きな重力が掛かり、両者の接点が傷つ
く。本発明の吊具1は、上記のような欠点を解決し、主
索11を安全に保持することができる。
るから、作業者は一人で早く、しかも楽に吊具1を支柱
13に設置することができ、大変経済的である。又基体
2をシャックル6の内部へシャックル6の棒8を介して
揺動目在に設けたから、主索11に掛かる重力が溝12
全体に均等に掛かるから、主索11も溝12も傷まな
い。又従来のサドルブロックは二点で主索11を支えて
おり、主索11と接する面積が非常に小さいが、本発明
の吊具1は主索11と半パイプ4の溝12が面接触であ
るから、主索11と溝12の接する面が広く、従って主
索11及び溝12へ掛かる単位面積当たりの重力が小さ
くなり、主索11も溝12も共に傷まない。又、主索1
1を簡便なシャックル17で吊った場合は、一点で主索
11を支えることになるから、主索11とシャックル1
7の接点に大変大きな重力が掛かり、両者の接点が傷つ
く。本発明の吊具1は、上記のような欠点を解決し、主
索11を安全に保持することができる。
【0012】また基体2に穿った穴5の両側に、左右同
じ長さのパイプ10、10を設けたから、基体2はシャ
ックル6の枠7の中央部に終始有るから、木材を搬出作
業中に何か理由で主索11が大きく揺れても、主索11
は半パイプ4の溝12から外れることがなく安全であ
る。又半パイプ4の両端の両縁に突起9をそれぞれ設け
たことにより、架設作業中に主索11が半パイプ4の溝
12より外れないので、それだけ架設作業が早く済み経
済的である。更に又基体2の中央部の上端部3の直ぐ下
に穴5を穿ったから、基体2がシャックル6の棒8に対
して重心が低くなり、架設作業中も又木材を搬出作業中
も基体2がシャックル6の棒8を軸に回転することがな
く安定しているから安全である。更に又基体2の中央部
の上端部3の直ぐ下に穴5を穿って、穴5の下の基体2
が全部分銅に成るように構成したから、主索11を溝1
2へ載せる前は、常時半パイプ4側がひとりでに上方に
正しく向くから、架設作業が楽にできる。又吊具1は構
造がシンプルであるから製造が容易で、しかも安価に提
供できる。又吊具1は構造がシンプルであるから、従来
のサドルブロック16に比べ大変軽く、足場の悪い山林
を持ち運ぶのに最適である。
じ長さのパイプ10、10を設けたから、基体2はシャ
ックル6の枠7の中央部に終始有るから、木材を搬出作
業中に何か理由で主索11が大きく揺れても、主索11
は半パイプ4の溝12から外れることがなく安全であ
る。又半パイプ4の両端の両縁に突起9をそれぞれ設け
たことにより、架設作業中に主索11が半パイプ4の溝
12より外れないので、それだけ架設作業が早く済み経
済的である。更に又基体2の中央部の上端部3の直ぐ下
に穴5を穿ったから、基体2がシャックル6の棒8に対
して重心が低くなり、架設作業中も又木材を搬出作業中
も基体2がシャックル6の棒8を軸に回転することがな
く安定しているから安全である。更に又基体2の中央部
の上端部3の直ぐ下に穴5を穿って、穴5の下の基体2
が全部分銅に成るように構成したから、主索11を溝1
2へ載せる前は、常時半パイプ4側がひとりでに上方に
正しく向くから、架設作業が楽にできる。又吊具1は構
造がシンプルであるから製造が容易で、しかも安価に提
供できる。又吊具1は構造がシンプルであるから、従来
のサドルブロック16に比べ大変軽く、足場の悪い山林
を持ち運ぶのに最適である。
【図1】本発明の実施例を示し、吊具の使用状態を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】本発明の実施例を示し、吊具の使用状態を示す
一部断面側面図である。
一部断面側面図である。
【図3】従来の吊具の実施例を示し、吊具の使用状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】従来の吊具の設置作業状態を示す正面図であ
る。
る。
【図5】従来の他の吊具の実施例を示し、吊具の使用状
態を示す正面図である。
態を示す正面図である。
【図6】従来の他の吊具の側面図である。
1 吊具 2 基体 3 上端部 4 半パイプ 5 穴 6 シャックル 7 枠 8 棒 9 突起 10 パイプ 11 主索 12 溝 13 支柱 14 台付ワイワロープ 15 枕
Claims (4)
- 【請求項1】 凸円弧状に形成した上端部3へ、半パイ
プ4の背の部分を固定して成る基体2を、シャックル6
の枠7の内部へ、該枠7と交わる方向にむけて挿入し、
前記基体2に穿った穴5にシャックル6の棒8を通して
構成したことを特徴とする索道の主索を支柱等に吊る吊
具。 - 【請求項2】 前記基体2の上端部3に設けた半パイプ
4の両端の両縁に突起9をそれぞれ突設したことを特徴
とする請求項1記載の索道の主索を支柱等に吊る吊具。 - 【請求項3】 前記穴5の両端の基体2に、左右同じ長
さのパイプ10、10を固定したことを特徴とする請求
項1記載の索道の主索を支柱等に吊る吊具。 - 【請求項4】 前記基体2の中央部の、上端部3の直ぐ
下に穴5を穿って、基体2の重心をシャックル6の棒8
に対して可能な限り低くく構成し、更に又前記穴5より
下の基体2が全部分銅に成るように構成したことを特徴
とする請求項1から請求項3までの何れか記載の索道の
主索を支柱等に吊る吊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35972396A JPH10178937A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 索道の主索を支柱等に吊る吊具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35972396A JPH10178937A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 索道の主索を支柱等に吊る吊具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10178937A true JPH10178937A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18465977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35972396A Pending JPH10178937A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 索道の主索を支柱等に吊る吊具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10178937A (ja) |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP35972396A patent/JPH10178937A/ja active Pending
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