JPH10178817A - 植物種子の発芽抑制方法 - Google Patents
植物種子の発芽抑制方法Info
- Publication number
- JPH10178817A JPH10178817A JP35787996A JP35787996A JPH10178817A JP H10178817 A JPH10178817 A JP H10178817A JP 35787996 A JP35787996 A JP 35787996A JP 35787996 A JP35787996 A JP 35787996A JP H10178817 A JPH10178817 A JP H10178817A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seeds
- germination
- solution
- suppression method
- plant seed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エビガロカテキンガレードの効用を利用し
て、必要な芝生の種子のみを発芽させ、不要な雑草の種
子の発芽を抑制する。 【解決手段】 エビガロカテキンガレード３ｍｇ／ｍｌ
溶液を調整し、該溶液中に、単子葉植物および双子葉の
植物の種子を一体に漬浸する。 【効果】発芽抑制
て、必要な芝生の種子のみを発芽させ、不要な雑草の種
子の発芽を抑制する。 【解決手段】 エビガロカテキンガレード３ｍｇ／ｍｌ
溶液を調整し、該溶液中に、単子葉植物および双子葉の
植物の種子を一体に漬浸する。 【効果】発芽抑制
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、植物種子の発芽抑制
方法に関する。
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】芝生は、ゴルフ場、サッカー場、野球場
等の運動施設を始めとし、公共の広場である公園、そし
て一般家庭の庭等に利用されており、近年では、美的生
活環境を与えるものとして不可欠のものである。
等の運動施設を始めとし、公共の広場である公園、そし
て一般家庭の庭等に利用されており、近年では、美的生
活環境を与えるものとして不可欠のものである。
【０００３】しかし、芝生には、芝生の種子と他の植物
種子も一体に紛れ込んでおり、それが発芽することによ
り、雑草となり、この雑草を取り除くのが大変面倒であ
り、かつ、余計な人手を要し人件費もかかり、ゴルフ場
のメンテナンスの費用もコスト高になるものである。
種子も一体に紛れ込んでおり、それが発芽することによ
り、雑草となり、この雑草を取り除くのが大変面倒であ
り、かつ、余計な人手を要し人件費もかかり、ゴルフ場
のメンテナンスの費用もコスト高になるものである。
【０００４】特に、ゴルフ場のグリーンでは、ライン上
に雑草が一つあってもプレーに影響するものであり、常
に、完全に整備されていることが必要となってくる。
に雑草が一つあってもプレーに影響するものであり、常
に、完全に整備されていることが必要となってくる。
【０００５】そこで、芝生は単子葉植物であり、他の雑
草は双子葉植物であり、これらの種子を、エビガロカテ
キンガレードの溶液に浸して発芽させると、単子葉植物
の種子は、芽が出るが、双子葉植物の種子は、芽がでな
いという実験結果が出た〔図１のグラフによると、左側
は大根、右側は水稲である〕。
草は双子葉植物であり、これらの種子を、エビガロカテ
キンガレードの溶液に浸して発芽させると、単子葉植物
の種子は、芽が出るが、双子葉植物の種子は、芽がでな
いという実験結果が出た〔図１のグラフによると、左側
は大根、右側は水稲である〕。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
上記のエビガロカテキンガレードの効用を利用して、必
要な芝生の種子のみを発芽させ、不要な雑草の種子は発
芽を抑制させる植物種子の発芽抑制方法を提供すること
を目的とするものである。
上記のエビガロカテキンガレードの効用を利用して、必
要な芝生の種子のみを発芽させ、不要な雑草の種子は発
芽を抑制させる植物種子の発芽抑制方法を提供すること
を目的とするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】この発明は、芝生の種子と同質な
単子葉植物である水稲種子と、他の雑草の種子と同質な
双子葉植物である大根の種子とを、シャーレー内の濾紙
二枚を敷いた上に２０粒づつ、１０枚のシャーレーに播
種し、２００粒とし、エビガロカテキンガレード３ｍｇ
／ｍｌ溶液を８ｍｌ注入し、これを２５℃で５日間発芽
させたものである。〔国際種子検査規定による〕
単子葉植物である水稲種子と、他の雑草の種子と同質な
双子葉植物である大根の種子とを、シャーレー内の濾紙
二枚を敷いた上に２０粒づつ、１０枚のシャーレーに播
種し、２００粒とし、エビガロカテキンガレード３ｍｇ
／ｍｌ溶液を８ｍｌ注入し、これを２５℃で５日間発芽
させたものである。〔国際種子検査規定による〕
【０００８】
【発明の効果】この発明は、以上の構成よりなるもので
あり、この発明によると、図１のグラフ図に示すよう
に、雑草の一種である大根種子は３ｍｇ／ｍｌカテキン
溶液によって約８０％の発芽阻害が認められ、芝生と同
質の水稲種子では生育阻害が多少認められたが、発芽率
には影響が認められなかった。この結果、ゴルフ場のグ
リーン等に、この発明により処理した種子を播種すれ
ば、芝の芽は発育するが、混じり混んだ他の雑草は発芽
率を大幅に阻止される結果、グリーンのメンテナンス等
が煩雑でなく、極めて有益なる効果を奏するものであ
る。
あり、この発明によると、図１のグラフ図に示すよう
に、雑草の一種である大根種子は３ｍｇ／ｍｌカテキン
溶液によって約８０％の発芽阻害が認められ、芝生と同
質の水稲種子では生育阻害が多少認められたが、発芽率
には影響が認められなかった。この結果、ゴルフ場のグ
リーン等に、この発明により処理した種子を播種すれ
ば、芝の芽は発育するが、混じり混んだ他の雑草は発芽
率を大幅に阻止される結果、グリーンのメンテナンス等
が煩雑でなく、極めて有益なる効果を奏するものであ
る。
【図１】この発明の効果を示すグラフ図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 エビガロカテキンガレード３ｍｇ／ｍｌ
溶液を調整し、該溶液中に、植物種子を一体に浸漬する
ことを特徴とする植物種子の発芽抑制方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35787996A JPH10178817A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 植物種子の発芽抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35787996A JPH10178817A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 植物種子の発芽抑制方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10178817A true JPH10178817A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18456410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35787996A Pending JPH10178817A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 植物種子の発芽抑制方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10178817A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103265358A (zh) * | 2013-05-15 | 2013-08-28 | 天津师范大学 | 污泥稀土混合浸种液提高盐胁迫高羊茅保护酶活性的方法 |
| CN104335805A (zh) * | 2013-05-15 | 2015-02-11 | 天津师范大学 | 一种污泥混合浸种液调节暑热环境高羊茅生长的方法 |
| US20150216167A1 (en) * | 2011-12-22 | 2015-08-06 | Heinrich Heine Universitat Dusseldorf | Selective inhibition of c4-pep carboxylases |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35787996A patent/JPH10178817A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150216167A1 (en) * | 2011-12-22 | 2015-08-06 | Heinrich Heine Universitat Dusseldorf | Selective inhibition of c4-pep carboxylases |
| CN103265358A (zh) * | 2013-05-15 | 2013-08-28 | 天津师范大学 | 污泥稀土混合浸种液提高盐胁迫高羊茅保护酶活性的方法 |
| CN104335805A (zh) * | 2013-05-15 | 2015-02-11 | 天津师范大学 | 一种污泥混合浸种液调节暑热环境高羊茅生长的方法 |
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