JPH101787A - コーティング混合物およびコーティング - Google Patents
コーティング混合物およびコーティングInfo
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Abstract
れらの混合物から形成されるコーティングであって、下
にあるアルミニウムまたはアルミニウム合金基板を腐食
から保護するものとを提供する。 【解決手段】 コーティング混合物は有機ポリマー複合
物またはゾルゲル法から選択された連続相と、連続相中
に分散または分解した分配相とを含む。塩の混合物は
(a)セリウムオキサレート、セリウムアセテート、ラ
ンタンオキサレートおよびランタンアセテート等の希土
類金属のエステルおよび(b)メタバナジン酸ナトリウ
ムおよびメタバナジン酸カルシウム等のアルカリ金属お
よびアルカリ土類金属のバナジン酸塩から選択された第
1の塩と、メタホウ酸バリウム等のアルカリ土類金属の
ホウ酸塩である第2の塩とを含む。
Description
ーティングを形成する混合物であって、クロム酸塩がな
く、かつ下にある金属基板を腐食から保護するものとに
関する。特に、この発明の、クロム酸塩のない腐食抑制
コーティングはアルミニウムおよびその合金を腐食から
保護し、したがって航空機産業を含むいくつかの用途に
有用である。
あり、かつ強度が高いという特性があるため、近年多く
の産業上および消費者の用途において使用が増大してい
る。航空機の機体および外側スキンはアルミニウムおよ
びその合金の用途の中でも要件が厳しい。航空機への多
額の資本投資を保つためには、アルミニウムと反応して
腐食生成物を作り、その結果アルミニウムまたはアルミ
ニウム合金の構造を弱める水、酸素および塩化物または
他のイオン等の環境的要素によって起こることの多い腐
食から航空機を保護する必要がある。腐食を防いだり最
小にするために金属構造は一般に、普通は1つまたはそ
れ以上の層で与えられる保護コーティングを備える。多
層コーティングの場合では、金属にしっかりと接着する
第1またはプライマー層には典型的に有機ポリマーが含
まれ、この有機ポリマー内にはクロム酸塩腐食抑制化合
物が分散される。その後プライマー層の上に他の層が与
えられる。これらの層もポリマーベースであってもよ
く、かつ航空機の色などの装飾効果をもたらすよう着色
顔料を含んでもよい。いくつかの例においては単層コー
ティング(「単コート」)が与えられ、この単層コーテ
ィングは腐食抑制化合物を含み、かつオプションとして
いかなる着色顔料を含んでもよい。
懸念の対象となっている。これらの問題に対処するた
め、米国環境保護局(EPA)はクロム酸塩型の腐食抑
制剤の使用を廃止する規制を公布した。したがって代替
物を発見する必要がある。
合物であって、アルミニウムおよびその合金の基板を被
覆して基板を腐食から保護できるものが必要である。よ
り特定的には、航空機産業に関しては腐食抑制剤は高い
性能基準を満たさなければならない。腐食抑制剤は、腐
食抑制剤を含む複合物で被覆されたアルミニウムまたは
アルミニウム合金基板が3000時間塩水噴霧に晒され
た後に、検出可能な点食を防ぐことのできるものでなけ
ればならない。さらに腐食抑制剤はクロム酸塩抑制剤に
ついて現在懸念されている健康および環境への危険をも
たらしてはならない。
ーティング混合物と、コーティング混合物から形成され
るコーティングとを提供する。このコーティングはアル
ミニウムまたはアルミニウム合金基板等の金属基板上に
被覆されると、下にある金属基板に検出可能な点食を作
ることなく3000時間の塩水噴霧試験に耐えることが
できる。さらに腐食抑制化合物は六価クロム酸塩に関連
した健康への危険をもたらさない。さらにこの発明のコ
ーティングは「その場阻止」(“site blocking”)ま
たは「緩衝」(“buffering ”)作用を有し、この作用
ではコーティングの抑制剤にはある程度は流動性があ
り、損傷を受けたコーティング区域に移動して損傷区域
を腐食から保護することができる。この流動性は、コー
ティングのポリマーマトリクスにおける腐食抑制剤の溶
解性に起因する。
を含む膜形成有機ポリマーまたはゾルゲルを含む、腐食
抑制混合物を提供する。塩の混合物は(1)第1の塩を
含み、この第1の塩は(a)セリウムオキサレート、セ
リウムアセテート、ランタンオキサレートおよびランタ
ンアセテート等の希土類金属のエステルおよび(b)メ
タバナジン酸ナトリウムおよびメタバナジン酸カルシウ
ム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属のバナジン
酸塩から選択され、さらに塩の混合物は(2)メタホウ
酸バリウム等のアルカリ土類金属のホウ酸塩である第2
の塩を含む。適切な混合物を生成するためにホウ酸塩に
関連してエステル(a)またはバナジン酸塩(b)のい
ずれかを用いてもよいことがわかっている。
メタホウ酸バリウムおよびメタバナジン酸ナトリウムが
含まれる。別の実施例においては、クロム酸塩でない塩
は希土類塩化物か、希土類塩化物の混合物か、上記の第
1の塩または上記の第2の塩とこのような塩化物との組
合せか、または第1の塩および第2の塩の両方とこのよ
うな塩化物との組合せである。例を挙げるとセリウム塩
化物、ランタン塩化物、これらの混合物およびこれらの
いずれかとセリウムオキサレートとの組合せがある。
ーコート、顔料コートまたは単コートのいずれかとして
の保護コーティングを提供するよういかなるアルミニウ
ムまたはアルミニウム合金基板に与えられてもよい。典
型的にコーティングは1インチの約1000分の0.3
から約3.0(ミル)の厚さで与えられ、またはゾルゲ
ルの場合には少なくとも0.01ミルの厚さで与えられ
る。プライマーまたは単コートとして与えられると、こ
のはつのコーティングは下にあるアルミニウムまたはア
ルミニウム合金基板に堅くしっかりと接着する。コーテ
ィングはさらに、溶媒による攻撃に対する耐性および耐
衝撃性に関する航空機規格を満たす。コーティングには
耐久性があるため、3000時間の塩水噴霧試験に晒さ
れた後でも保護を提供する。紫外線に晒すことによって
劣化しないようコーティングは紫外線遮断剤を組込んで
もよく、着色用顔料および湿潤剤がさらに加えられても
よい。さらにこのコーティングはひび割れたり下にある
基板から剥がれることなくガードナー(Gardner )16
0ポンド容量衝撃試験システムによってもたらされる
(前方への)50インチポンドおよび(後方への)30
インチポンドの衝撃に耐えることができる。コーティン
グにはさらに、SKYDROL、民間航空機産業に用い
られる標準的な圧媒液およびその軍事用等価物等の溶媒
に対する耐劣化性がある。
のないコーティング混合物と、下にある基板を腐食から
保護する、これらの混合物から形成されるコーティング
とを提供する。特にこの発明の好ましい実施例はアルミ
ニウムおよびその合金の腐食を防ぐ。一般にコーティン
グ混合物は有機ポリマーまたはゾルゲルから選択された
連続相と、連続相中に分散または溶解した分配相とを含
む。分配相はクロム酸塩のない塩を含む。この特許出願
において「クロム酸塩のない塩」という用語は、混合物
から形成されたコーティング混合物またはコートの腐食
抑制化合物を表わすために用いられる。「顔料」という
用語はコーティングに加えられ得る他の固体添加物に適
用するのにより一般的に用いられる。
は水溶性ポリマーと、非水溶媒において溶性であるもの
との両方を含む。有用なポリマーは膜を形成するもので
あって、かつ自然乾燥、紫外線への露光、または他の公
知の手段によって乾燥すると架橋反応をして、水に対し
て実質的に不溶性である架橋コーティングを生成するも
のである。好ましいポリマーはたとえばポリイミドベー
スのエポキシを含むエポキシ、ポリウレタンアクリルポ
リマーおよびアルキドベースのシステムを含む。
かにかかわらず、好ましいポリマーは溶媒による攻撃に
対する耐性および耐衝撃性に関する航空機規格を満たす
ものである。溶媒による攻撃に対する耐性は標準SKY
DROL耐性試験によって測定され、かつ耐衝撃性は先
に述べた標準ガードナー衝撃試験によって測定される。
簡単にいうと、SKYDROL試験は第1にSKYDR
OL流体(またはコーティングが軍事用航空機のための
ものである場合にはその軍事用の等価物)の中に、被覆
されたパネルを30日間浸すことを含む。その後パネル
は拭いて乾燥され、膨れ、コーティング接着剤の損失ま
たは他の劣化があるかを検査される。コーティングの硬
度を測定するために鉛筆硬度試験が行なわれる。この試
験では「HB」の硬さの鉛筆の四角形の先端がパネルに
対して45°の角度で保たれ、十分に加えられた力によ
ってコーティングに沿って少なくとも4分の1インチ押
けつけられてスクラッチ(scratch )を作るか、または
鉛の先端を崩す。もしコーティングをスクラッチせずに
先端が崩れれば、スクラッチが見えるまで、硬度の高い
鉛筆がシーケンシャルに用いられる。この鉛筆の硬度数
がコーティングの「鉛筆硬度数」である。コーティング
のSKYDROL耐性は腐食抑制剤および顔料のための
キャリヤのSKYDROL耐性に大きく依存する。
て有機ポリマーの代わりに、またはそれに加えてゾルゲ
ルまたはゾルゲルの混合物が用いられる。これらのゾル
ゲルは技術分野において公知であり、たとえば米国特許
番号第5,173,027号、第5,206,285号
および第4,965,091号に記載されている。ゾル
ゲルは、ゾルゲルベースのコーティング混合物から形成
されたコーティングは耐紫外線性、硬度、熱安定性およ
び耐酸化性が高いため薄くて長く持続するという点でポ
リマーより有利である。さらにゾルゲルは(もしあれ
ば)アンダーコート、(アルミニウムおよびその合金等
の)金属および(もしあれば)トップコートに適用で
き、かつそれに接着するべく選択され、かつ機能化する
ことによってカスタマイズされてもよい。ゾルゲルはさ
まざまな無機ポリマー化合物を含み、この化合物は米国
特許第5,206,285号のシラン等のシリカベース
の化合物と、米国特許第5,175,027号および第
4,965,091号の金属−アルコキシドベースのゾ
ルゲルとを含む。
ゾルゲルとポリマーとの混合物は前述の基準を満たす限
り、クロム酸塩でない抑制剤のためのキャリヤとして用
いられてもよい。組合せて腐食抑制剤として作用するク
ロム酸塩のない塩はこのキャリヤまたは「連続相」中に
分配される。好ましくは塩の混合物の連続相の溶解度は
うまく調整されており、混合物から形成されたコーティ
ングがスクラッチされるか、さもなければ損傷を受ける
ときに抑制剤が持続して容易に移動するようにする。こ
の流動性は腐食抑制剤が、露出した金属部分に移動して
金属を腐食から保護して、下にある金属基板を保護する
よう機能し続けるようにするため、重要である。
つの成分から選択される。これらの2つの成分とは、
(a)希土類金属のエステルまたは(b)アルカリ金属
およびアルカリ土類金属のバナジン酸塩を含む第1の成
分と、アルカリ土類金属のホウ酸塩を含む第2の成分と
である。いくつかの実施例においては、塩の混合物は希
土類金属のエステルと、アルカリ金属またはアルカリ土
類金属のバナジン酸塩との両方を含むことが好ましい。
したがってこれらの後の実施例では、クロム酸塩のない
塩の混合物は3つの成分すべてを含む。重要なことはす
べての実施例において、第2の成分がこの発明のコーテ
ィング混合物の少なくとも1つの第1の成分の塩と関連
して存在しなければならないことである。
は、(1)第1の成分のエステルはセリウムオキサレー
ト、セリウムアセテート、ランタンオキサレートおよび
ランタンアセテートを含み、(2)第1の成分のバナジ
ン酸塩はメタバナジン酸ナトリウムおよびメタバナジン
酸カルシウムを含み、(3)第2の成分のホウ酸塩はメ
タホウ酸バリウムおよびホウ酸カルシウムを含む。明ら
かに、一般的な化学式内の他の塩もこの発明に用いるの
に適切である。
は、セリウム塩化物またはランタン塩化物等の希土類金
属の塩化物か、またはこのような塩化物の混合物であ
る。さらに、クロム酸塩でない塩の混合物は塩化物に加
えて、先に述べた第1および第2の成分から選択される
少なくとも1つの塩か、または両成分から選択される塩
を含む。したがってたとえば塩化セリウムはセリウムオ
キサレート等の希土類エステルか、メタバナジン酸ナト
リウム等のバナジン酸か、これらのうち両方か、または
メタホウ酸バリウム等のホウ酸か、またはこれら3つの
すべてと混合することができる。
たコーティングが晒されることとなる状況の厳しさに依
存する。したがってこの発明のコーティング組成物は腐
食から保護するよう十分な量の、クロム酸のない塩を含
む。コーティングは、有機ポリマーまたはゾルゲルのい
ずれかである連続相の質量に基づいて少なくとも約50
ppmのクロム酸塩のない塩を含むことが好ましい。コ
スト面での要因および腐食に対する保護能力を低減しな
いようにするためには、約500ppmより多いクロム
酸塩のない塩を加えることは好ましくない。しかし厳し
い腐食環境をもたらす状況下ではさらに多く加えること
が必要であろう。しかしながら好ましくは、クロム酸塩
のない塩の量は約50ppmから約500ppmの範囲
にあり、最も好ましくは約100ppmから約300p
pmの範囲にある。
は液体の形で調製される。したがって有機ポリマーはポ
リマーの性質に応じて適当な溶媒、すなわち水または非
水溶媒の中に分散または溶解され、適当な量のクロム酸
塩のない塩が加えられる。好ましくは塩は、ポリマーブ
レンドの中で容易に分散するような微粒状の形である。
先に指摘したように、ポリマーの塩の溶解度がうまく調
整されるべくポリマーが選択されることが好ましい。も
し塩が不溶性であるポリマーまたはポリマーブレンドが
選択されるならば、ブレンドの粘度はコーティング混合
物中に粒状塩が浮遊するのに十分なレベルに維持されな
ければならない。これに代えて混合物はコーティング混
合物が表面に加えられる際に塩を浮遊状態に維持するよ
う緩やかに攪拌されてもよい。
相キャリヤとしてゾルゲルが用いられる場合には、塩が
ゾルゲルにおいて可溶性であるようクロム酸塩のない塩
とゾルゲルとが選択されるのが好ましい。ゾルゲルの粘
度は比較的高く、かつせん断力が0の状態(zero-shear
conditions )では流体ではないため、ゾルゲルの中に
塩が完全に混合されると、塩が沈降する可能性は最小で
ある。その後ゾルゲルと塩との混合物は表面上に、好ま
しくは噴霧されてクロム酸塩のないコーティングを形成
する。
ラシによる塗装、ローラによる塗装、浸漬などのいかな
る従来技術を用いて金属基板の表面に与えられてもよ
い。しかし金属表面はコーティングを受取るよう準備さ
れていることが好ましい。この準備には第1に表面を清
浄してグリースおよび他の汚染物を取除くための従来の
方法が含まれる。汚染物がなくなると表面は酸化物コー
ティングすべてを取除くよう処理されてもよく、かつい
くつかの例においては腐食抑制混合物がよりたやすく結
合し得る転化コーティングを提供するよう処理されても
よい。
には、このコーティングは従来の手段、たとえばこのよ
うな表面のコーティングを取除く濃縮酸およびアルカリ
を含む一連のシーケンシャルな薬浴に浸すことによって
取除かれてもよい。
で酷く汚染されていなければそれは濃縮クロム酸に浸し
て転化コーティングを与えるよう処理されてもよい。技
術分野および従来技術において公知であるこのプロセス
によって、アルミニウムまたはアルミニウム合金基板の
表面に、調製されたアルミニウム酸化物の混合物が生成
される。これに代えて表面はホウ酸/硫酸陽極化プロセ
スによって処理されてもよい。技術分野および従来技術
においてこれもまた公知であるこのプロセスによって、
アルミニウムまたはアルミニウム合金基板の表面に、調
整されたアルミニウム酸化物の混合物が生成される。
供するよう表面が処理された後、表面は基板をクロム酸
の希薄溶液の中に浸漬することによってシールされても
よい。封止されたかまたはされていない清浄表面はその
後発明のコーティング混合物によって被覆されてもよ
い。
り、以上に記載され、かつ請求された発明の範囲を制限
するものではない。
ル上の11個のクロム酸塩のない腐食抑制システムによ
って与えられる相対的な腐食保護度を決定するために試
験が実施された。試験は乾燥接着度および湿潤接着度を
決定するためにも行なわれた。
われ、これらの組の各々は4つの処理の手順のうち1つ
によって処理されていた。これらの4つの処理とは、以
下の(1)から(4)の処理である。すなわち(1)パ
ネルは連続した薬浴のみに浸すことによって脱酸化され
た。(2)パネルは表面に、混合されたアルミニウム酸
化物の転化コーティングを生成するよう濃縮クロム酸で
処理された。(3)パネルはホウ酸−硫酸陽極化プロセ
スによって処理された。(4)パネルはホウ酸−硫酸陽
極化プロセスによって処理され、その後希薄クロム酸の
中に浸すことによってシールされた。アルミニウム合金
パネルは各々2024−T3の型であった。
リフォルニア州アービンのボンカーマンアベニュー(Bo
n Karman Avenue, Irvine, California )17451の
デフトケミカルコーティング(Deft Chemical Coating
)によって供給される有標ポリマーを用いて調製され
た(デフトケミカルコーティングによって供給される)
抑制剤の混合物E、FおよびGの塩には「モリホワイ
ト」(“molywhite ”)、「ハロックス」(“halox
”)および「シコリンRZ」(“sicorin ”)が含ま
れる。これらの化合物の実際の化学式は公知ではない
が、これらにはクロム酸塩がないということはわかって
いる。これらのコーティングはホウ酸塩は含むが、希土
類金属のエステルまたはアルカリ金属またはアルカリ土
類金属のバナジン酸はさらには含まない。
以下の表1に示される。
ルが混合物A〜L(コントロールはコーティングCと明
示されたクロム酸コーティングであり、この発明のコー
ティングはA、BおよびKである)のうち1つで処理さ
れた後、コーティングは乾くようにされる。その後各コ
ーティングの、下にあるパネルへの接着の強さが1〜1
0の等級尺度で測定され、ここで10は最も堅い接着を
表わす。各パネルが7日間水噴霧に晒された後、接着性
がさらに測定された。さらに、ASTM D714−8
7に従った膨れの度合が測定された。これは、もし膨れ
があれば♯1から上の数字であるサイズの等級によって
膨れのサイズを記録することを含み、ここでは♯1は最
も大きい膨れを表わす。できた膨れの量はさらに「軽」
「並」または「重」と記された。
理されて被覆された後に各パネルには「X」が刻まれ
た。「X」は、表面コーティングすべてを貫通し、かつ
下にある金属を露出するよう十分な深さでパネルの表面
に刻まれた。その後各パネルは2つの腐食試験を受け
た。第1のテストでは5wt.%の塩化ナトリウム溶液
が1500時間パネルの被覆表面上に噴霧され、延長さ
れた第2の試験ではこの噴霧が3000時間続けられ
た。ここでもまたパネルの外観が分析されて記録され
た。両試験の結果は4組の予め処理されたパネルの各々
に対して、表2、表3、表4および表5で示される。
2のパネルは実際は航空機産業に典型的に用いられる表
面処理のタイプを表わすものではない。しかしすべての
コーティングは乾燥接着試験に合格し、コーティング
A、B、IおよびKのみが湿潤接着試験に合格した。こ
の発明によるコーティングAは3000時間の腐食試験
において非常に良い性能を示し、刻まれた区域における
性能が良かった。したがってコーティングAはクロム酸
塩ベースのコーティングを用いるとコントロールCにう
まく匹敵した。
上に被覆されたすべての混合物は乾燥接着試験に合格し
た。さらにJを除くすべての湿潤接着は非常に良かっ
た。ここでもまたコーティングAは3000時間の腐食
試験においてコントロールの、「非常に良い」性能と比
較して良い性能を示した。コーティングDおよびLのみ
がそれに匹敵する性能を有した。
ネルはすべてのコーティングに対して非常に良い乾燥接
着度を示し、コーティングE、FおよびGのみが接着試
験に落ちた。この発明によるコーティング、すなわちコ
ーティングAの接着性能は非常に良く、かつ塩水噴霧に
よる耐腐食性が非常に良かった。コントロールおよび比
較コーティングDのみがそれに匹敵する結果を示した。
このことは、この発明のコーティングがクロム酸塩抑制
システムに匹敵するものであり、かつクロム酸塩システ
ムの代替物として有用であることを示す。
パネルの各々は非常に良い接着性能を示し、この発明の
コーティングAおよびコントロールCは非常に良い湿潤
接着性能を示した。しかし3000時間後このコントロ
ールは非常に良い耐腐食性を示し、この発明のシステム
Aは良い性能を示した。
ティング組成物が、コントロールクロム酸塩ベースのコ
ーティングの性能の特性に匹敵する特性を提供すること
を示している。
述べられたが、この発明の精神および範囲から離れるこ
となくさまざまな変更がなされ得ることが認められるだ
ろう。
Claims (28)
- 【請求項1】 腐食抑制コーティング混合物であって、 膜形成有機ポリマー成分と、 十分な量の、クロム酸塩のない塩の混合物とを含み、前
記クロム酸塩のない塩の混合物は前記ポリマー成分に分
配され、乾くとコーティングを生成し、前記コーティン
グはアルミニウムまたはその合金上に被覆されるときに
はアルミニウムまたはアルミニウム合金をあまり腐食さ
せずに3000時間の塩水噴霧に耐え、さらに前記混合
物は、 希土類金属のエステルおよびアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属のバナジン酸塩からなるグループから選択さ
れる塩と、 アルカリ土類金属のホウ酸塩とを含む、コーティング混
合物。 - 【請求項2】 前記塩の混合物が約50ppmから約5
00ppmのエステルを含む、請求項1に記載のコーテ
ィング混合物。 - 【請求項3】 前記塩の混合物が約50ppmから約5
00ppmのバナジン酸塩を含む、請求項1に記載のコ
ーティング混合物。 - 【請求項4】 前記塩の混合物が約50ppmから約5
00ppmのホウ酸塩を含む、請求項1に記載のコーテ
ィング混合物。 - 【請求項5】 前記膜形成有機ポリマーがエポキシベー
スのポリマー、ポリイミド、ポリウレタン、アクリルお
よびアルキドベースのポリマーシステムからなるグルー
プから選択される、請求項1に記載のコーティング混合
物。 - 【請求項6】 希土類金属の塩化物の塩をさらに含む、
請求項1に記載のコーティング混合物。 - 【請求項7】 前記クロム酸塩のない塩の混合物が約5
0ppmから約500ppmの塩化物の塩を含む、請求
項6に記載のコーティング混合物。 - 【請求項8】 前記塩の混合物が約100ppmから約
300ppmのコーティング混合物を含む、請求項1に
記載のコーティング混合物。 - 【請求項9】 前記塩の混合物が、希土類金属のエステ
ルおよびアルミニウム金属またはアルミニウム土類金属
のバナジン酸からなるグループから選択される少なくと
も約50ppmの塩を含む、請求項1に記載のコーティ
ング混合物。 - 【請求項10】 腐食抑制コーティング混合物であっ
て、 ゾルゲル成分と、 十分な量の、クロム酸塩のない塩の混合物とを含み、前
記クロム酸塩のない塩の混合物はポリマー成分に分配さ
れ、乾くとコーティングを生成し、前記コーティングは
アルミニウムまたはその合金上に被覆されるときにはア
ルミニウムまたはアルミニウム合金をあまり腐食させる
ことなく3000時間の塩水噴霧に耐え、前記混合物
は、 希土類金属のエステルおよびアルミニウム金属またはア
ルミニウム土類金属のバナジン酸塩からなるグループか
ら選択される塩と、 アルミニウム土類金属のホウ酸塩とを含む、コーティン
グ混合物。 - 【請求項11】 前記塩の混合物が約50ppmから約
500ppmのエステルを含む、請求項10に記載のコ
ーティング混合物。 - 【請求項12】 前記塩の混合物が、約50ppmから
約500ppmのバナジン酸塩を含む、請求項10に記
載のコーティング混合物。 - 【請求項13】 前記塩の混合物が約50ppmから約
500ppmのホウ酸塩を含む、請求項10に記載のコ
ーティング混合物。 - 【請求項14】 前記混合物から形成された乾燥したコ
ーティングが前記コーティング中にある前記塩の混合物
のうち少なくとも1つが流動性である特性を有する、請
求項10に記載のコーティング混合物。 - 【請求項15】 前記ゾルゲルに適用できる有機ポリマ
ーをさらに含む、請求項10に記載のコーティング混合
物。 - 【請求項16】 希土類金属の塩化物の塩をさらに含
む、請求項10に記載のコーティング混合物。 - 【請求項17】 前記クロム酸塩のない塩の混合物が、
約50ppmから約500ppmの塩化物の塩を含む、
請求項16に記載のコーティング混合物。 - 【請求項18】 前記クロム酸塩のない塩の混合物が、
約100ppmから約300ppmの混合物を含む、請
求項16に記載のコーティング混合物。 - 【請求項19】 前記塩の混合物が約100ppmから
約300ppmのコーティングを含む、請求項10に記
載のコーティング混合物。 - 【請求項20】 航空機の金属スキン上のコーティング
であって、 有機ポリマーおよびゾルゲルからなるグループから選択
される複合物の連続相と、 マトリクス中に分散したクロム酸塩のない塩の混合物と
を含み、前記混合物は、 希土類金属のエステルおよびアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属のバナジン酸塩からなるグループから選択さ
れる塩と、 アルカリ土類金属のホウ酸塩とを含み、 前記コーティングは5wt.%の塩化ナトリウム溶液の
噴霧に3000時間晒した後に前記金属コーティングを
かなりの点食から保護し、前記コーティングはSKYD
ROLによる劣化に対して耐性があり、かつ前記コーテ
ィングはガードナー160ポンド容量の試験機械によっ
てもたらされる50インチポンドの前向きの衝撃に耐え
ることができる、コーティング。 - 【請求項21】 前記塩の混合物が、約50ppmから
約500ppmのエステルを含む、請求項20に記載の
コーティング。 - 【請求項22】 前記塩の混合物が、約50ppmから
約500ppmのバナジン酸塩を含む、請求項20に記
載のコーティング。 - 【請求項23】 前記塩の混合物が、約50ppmから
約500ppmのホウ酸塩を含む、請求項20に記載の
コーティング。 - 【請求項24】 前記コーティングにおいて前記塩が流
動的であり、かつ前記コーティングの損傷区域を移動し
て、下にある晒された基板を保護することができる、請
求項20に記載のコーティング。 - 【請求項25】 腐食抑制コーティング複合物であっ
て、 膜形成ポリマー成分と、 十分な量の、希土類金属のクロム酸塩のない塩化物とを
含み、前記希土類金属のクロム酸塩のない塩化物は膜形
成成分に分配され、乾くとコーティングを生成し、前記
コーティングはアルミニウムまたはその合金上に被覆さ
れるとアルミニウムまたはアルミニウム合金をあまり腐
食させることなく3000時間の塩水噴霧に耐えること
ができる、コーティング混合物。 - 【請求項26】 前記膜形成成分が、ゾルゲルおよび有
機ポリマーから選択される、請求項25に記載のコーテ
ィング混合物。 - 【請求項27】 前記クロム酸塩のない塩が、ランタン
塩化物およびセリウム塩化物から選択される、請求項2
5に記載のコーティング混合物。 - 【請求項28】 前記クロム酸塩のない塩が、 希土類金属のエステルおよびアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属のバナジン酸塩からなるグループから選択さ
れる塩と、 アルカリ土類金属のホウ酸塩とを含む、請求項25に記
載のコーティング混合物。
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