JPH10178721A - 線材束の配線用治具 - Google Patents

線材束の配線用治具

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JPH10178721A
JPH10178721A JP8337976A JP33797696A JPH10178721A JP H10178721 A JPH10178721 A JP H10178721A JP 8337976 A JP8337976 A JP 8337976A JP 33797696 A JP33797696 A JP 33797696A JP H10178721 A JPH10178721 A JP H10178721A
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JP
Japan
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wire
wiring
arm
bundle
link member
Prior art date
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Pending
Application number
JP8337976A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kobayashi
茂 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP8337976A priority Critical patent/JPH10178721A/ja
Publication of JPH10178721A publication Critical patent/JPH10178721A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、線材束を配線する際に線材がアー
ムから飛び出すのを防止することができるとともに線材
の突っ張りや緩みが発生するのを防止することができる
ようにして、線材束の配線作業の作業性を向上させるこ
とができる線材束の配線用治具を提供するものである。 【解決手段】 第1、2リンク部材18、19および引張り
スプリング24によってアーム13を構成する突出片15、16
を互いに近接する方向に付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材束の配線用治
具に関し、詳しくは、複数の線材からなる線材束を配線
する際に該線材束を支持する線材束の配線用治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体や電気機器等のパネルの所
定位置に、線材束として、例えばワイヤハーネスを配線
することが知られている。このワイヤハーネスは周囲の
部材との関係や電子機器の位置関係等に応じて配線され
るようになっており、配線後に所定箇所がビニールテー
プ等によって強固に結束されるようになっている。
【0003】従来のこの種のワイヤハーネスの配線に際
しては、図5、6に示すような治具が用いられている。
図5、6において、1はワイヤハーネス2の配線用治具
であり、この配線用治具1はワイヤハーネス2を挟み込
むようにして支持するU字状のアーム3を有している。
この配線用治具1は図示しないワイヤハーネス配線用基
板上に所定間隔離隔して立設されており、この立設位置
は、ワイヤハーネス2の分岐位置等に応じて適宜設定さ
れている。
【0004】そして、配線用治具1によってワイヤハー
ネス2を配線するには、アーム3の開口端からアーム3
に挟み込むようにして用途に応じた種類の電線を順次挿
入して行き、配線の終了後にワイヤハーネス2にビニー
ルテープ等を取り付けて結束するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の配線
用治具1にあっては、アーム3の上端部が開口していた
ため、数種類のワイヤハーネス2を配線するうちに、電
線2aがアーム3の開口端から飛び出してしまい、ビニ
ールテープ等によってワイヤハーネス2を結束する際に
電線2aをアーム3内に挿入し直して結束作業を行なわ
なければならなかった。このため、ワイヤハーネス2の
配線作業が非常に面倒であるという問題が発生してしま
った。
【0006】また、アーム3の幅が実際のワイヤハーネ
ス2の線形に合わない場合には、電線2aの突っ張りや
緩みが発生するという問題があった。すなわち、図7に
示すように、ワイヤハーネス2をアーム3に配設する際
には、アーム3によってワイヤハーネス2の線形が均一
になるように配線することが望ましい。ところが、例え
ば、アーム3の幅が大きいものによって線形の小さいワ
イヤハーネス2を配線する場合には、図6のようにワイ
ヤハーネス2を分岐させる部分Aでは、アーム3内で外
側から分岐される部分と内側から分岐される部分とに電
線2aが移動してしまい、外側に配設される電線2aの
線長が長く、内側に配設される電線2aの線長が短くな
ってしまう。このため、このままワイヤハーネス2をテ
ープ等で結束すると、外側に配設される電線2aが緩ん
でしまうとともに、内側に配設される電線2aの突っ張
ってしまい、規格から外れてしまう。
【0007】このため、再度ワイヤハーネス2の配線作
業をやり直す必要があり、その配線が非常に面倒なもの
になってしまうという問題が発生する。このような問題
が生じないようにするには、ワイヤハーネスの線形に応
じた幅に形成されたアームを使用すれば、図7に示すよ
うに電線を中央に集め易くすることができるが、このよ
うにするとワイヤハーネスの線形に応じて多数種類の治
具を用意しなければならないため、治具の部品点数が大
幅に増大してしまい、管理が面倒である上に製造コスト
が増大してしまうという不具合が発生してしまった。
【0008】そこで本発明は、線材束を配線する際に線
材がアームから飛び出すのを防止することができるとと
もに線材の突っ張りや緩みが発生するのを防止すること
ができるようにして、線材束の配線作業の作業性を向上
させることができる線材束の配線用治具を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、上端が開口する一対の突出
片からなるアームを備え、該アームの突出片によって線
材束を挟み込むようにして支持する線材束の配線用治具
において、前記一対の突出片を互いに近接する方向に付
勢する付勢手段を設けたことを特徴としている。
【0010】その場合、一対の突出片が近接する方向に
力が作用するため、アーム内に挿入される線材を挟み込
む力を増大させることができ、線材がアーム内から飛び
出すのを防止することができる。また、突出片によって
線材を常に内方に移動させるような力が作用するため、
線材の一部が突出片側に偏るのを防止することができ
る。このため、線材束を分岐して結束する際に外側と内
側の線材に緩みや突っ張りが発生するのを大幅に抑制す
ることができる。この結果、線材束の配線作業の作業性
を向上させることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記突出片に
滑り止め部材を被覆したことを特徴としている。その場
合、線材を滑り止め部材に高摩擦力で接触させることが
でき、線材がアームから飛び出してしまうのをより一層
防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜4は本発明に係る線材束の配
線用治具の第1実施形態を示す図であり、請求項1また
は2記載の発明に対応している。まず、構成を説明す
る。図1、2において、11は線材束の配線用治具(以
下、治具という)であり、この治具11は複数の線材から
なるワイヤハーネス(線材束)12を配線する際にワイヤ
ハーネス12を支持するものである。この治具11は、ワイ
ヤハーネス12を挟み込むようにして挟持するU字状の金
属製のアーム13を有する本体14を備え、この本体14とア
ーム13は溶接等によって連結されている。
【0013】また、治具11は図示しないワイヤハーネス
配線基板上に所定間隔離隔して立設されており、本実施
形態では治具11を1本だけ図示しているが、実際はワイ
ヤハーネス12の長さに応じて所定本だけ立設されてい
る。また、アーム13は上端が開口する一対の突出片15、
16から構成されており、この突出片15、16は支点20を介
して連結されている。また、突出片15、16はリンク機構
17を介して本体14に連結されている。
【0014】このリンク機構17は突出片15と支点21を介
して連結された第1リンク部材18と突出片16と支点22を
介して連結された第2リンク部材19を有しており、第2
リンク部材19は本体14に固定されているとともに、支点
23を介して第1リンク部材18は連結されている。また、
リンク機構17は引張りスプリング24を有しており、この
引張りスプリング24は第1リンク部材18と第2リンク部
材19の間に介装され、第1リンク部材18と第2リンク部
材19を近接する方向に付勢することにより突出片15、16
を互いに近接する方向に付勢している。なお、本実施形
態では、第1リンク部材18、第2リンク部材19および引
張りスプリング24が付勢手段を構成している。また、引
張りスプリング24の代りに板ばねを用いても良い。
【0015】このような構成を有する治具11によってワ
イヤハーネス12を配線するには、アーム13内に電線12a
を順次挿入してワイヤハーネス12の配線が終了したとき
に、ワイヤハーネス12にテープ等を巻き付けて強固に結
束した後、アーム13から取り出して配線作業を終了す
る。本実施形態では、第1、2リンク部材18、19および
引張りスプリング24によって突出片15、16を互いに近接
する方向に付勢しているため、突出片15、16は常に近接
する方向に力が作用し、アーム13内に挿入される電線12
aを挟み込む力を増大させることができ、電線12aがア
ーム13内から飛び出すのを防止することができる。
【0016】また、突出片15、16によって電線12aを常
に内方に移動させるような力を作用させることができる
ため、一部の電線12aが突出片15、16側に偏るのを防止
することができる。このため、ワイヤハーネス12を分岐
して結束する際に外側と内側の電線12aに緩みや突っ張
りが発生するのを大幅に抑制することができる。この結
果、ワイヤハーネス12の配線作業の作業性を向上させる
ことができる。
【0017】なお、本実施形態では、突出片15、16を金
属から構成しているが、これに限らず、アーム15、16に
ラバー、樹脂、ウレタン材等の滑り止め部材を被覆する
ようにしても良い。このようにすれば、電線12aを滑り
止め部材に高摩擦力で接触させることができ、電線12a
がアーム13から飛び出してしまうのをより一層防止する
ことができる。
【0018】また、本実施形態では、突出片15、16を直
線状に形成しているが、これに限らず、図3に示すよう
に、突出片31、32を半円状に形成しても良い。このよう
にすれば、突出片31、32の開口端の隙間が小さくなるた
め、突出片31、32の間から電線12aが飛び出してしまう
のをより一層防止することができる。また、その他のア
ームの形状としては、図4に示すように、突出片33、34
を波状に形成し、突出片33、34の開口端を互いに離隔す
る方向に屈曲させるようにしても良い。このようにすれ
ば、突出片33、34の開口端に電線12aの案内部を形成す
ることができ、アーム内に電線12aを容易に挿入するこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、一対の突
出片が近接する方向に力が作用するため、アーム内に挿
入される線材を挟み込む力を増大させることができ、線
材がアーム内から飛び出すのを防止することができる。
また、突出片によって線材を常に内方に移動させるよう
な力が作用するため、線材の一部が突出片側に偏るのを
防止することができる。このため、線材束を分岐して結
束する際に外側と内側の線材に緩みや突っ張りが発生す
るのを大幅に抑制することができる。この結果、線材束
の配線作業の作業性を向上させることができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、線材を滑り
止め部材に高摩擦力で接触させることができ、線材がア
ームから飛び出してしまうのをより一層防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線材束の配線用治具の一実施形態
を示す図である。
【図2】一実施形態のアームに電線を挿入した状態を示
す図である。
【図3】本発明に係る線材束の配線用治具の他の形態を
示す図である。
【図4】本発明に係る線材束の配線用治具の他の形態を
示す図である。
【図5】従来の治具の構成図である。
【図6】従来の治具によってワイヤハーネスを配線する
状態を示す図である。
【図7】電線をアームの中央に配線した状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 治具 12 ワイヤハーネス(線材束) 12a 電線(線材) 13 アーム 15、16 突出片 18 第1リンク部材(付勢手段) 19 第2リンク部材(付勢手段) 24 引張りスプリング(付勢手段) 31、32 突出片 33、34 突出片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端が開口する一対の突出片からなるアー
    ムを備え、該アームの突出片によって線材束を挟み込む
    ようにして支持する線材束の配線用治具において、 前記一対の突出片を互いに近接する方向に付勢する付勢
    手段を設けたことを特徴とする線材束の配線用治具。
  2. 【請求項2】前記突出片に滑り止め部材を被覆したこと
    を特徴とする請求項1記載の線材束の配線用治具。
JP8337976A 1996-12-18 1996-12-18 線材束の配線用治具 Pending JPH10178721A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8337976A JPH10178721A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 線材束の配線用治具

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JP8337976A JPH10178721A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 線材束の配線用治具

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ID=18313777

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JP8337976A Pending JPH10178721A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 線材束の配線用治具

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JP (1) JPH10178721A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010156A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス用布線治具
US10947684B1 (en) 2019-02-15 2021-03-16 Valmont Industries, Inc. System, method and apparatus for securing a traffic delineator
US11451038B2 (en) 2019-01-24 2022-09-20 Valmont Industries, Inc. System, method and apparatus for positioning and training flexible jumpers

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008010156A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス用布線治具
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