JPH10178525A - Ocr用帳票の読取装置 - Google Patents

Ocr用帳票の読取装置

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JPH10178525A
JPH10178525A JP8353189A JP35318996A JPH10178525A JP H10178525 A JPH10178525 A JP H10178525A JP 8353189 A JP8353189 A JP 8353189A JP 35318996 A JP35318996 A JP 35318996A JP H10178525 A JPH10178525 A JP H10178525A
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JP
Japan
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light
prism
incident
ocr
line sensor
Prior art date
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Application number
JP8353189A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Sakuraba
哲也 櫻庭
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OCR用帳票に記入された帳票情報のみを撮
像でき、かつ、撮像された帳票情報の品質向上に寄与で
きるOCR用帳票の読取装置を提供する。 【解決手段】 光源9からの白色光を帳票情報の記入領
域の外枠f2に着色料を塗られたOCR用帳票3に照射
する。次に、OCR用帳票3から反射される光をプリズ
ム11に入射させ、この入射光をそれぞれのスペクトル
色に分光してプリズム11から出射させる。次に、プリ
ズム11からの出射光を回転可能なポリゴンミラー13
によって反射させ、ポリゴンミラー13からの反射光の
うちスリット15の開口部15aに入射する入射光をラ
インセンサ17によって撮像する。ここで、プリズム1
1から出射する光のうち、任意の2つのスペクトル色が
なす中間領域の光をラインセンサ17に入射するように
ドライブ制御部31によってポリゴンミラー13の回転
角度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの入力装置
として用いられるOCR用帳票の読取装置に関し、特
に、OCR用帳票に記入された帳票情報のみを撮像する
ことができるOCR用帳票の読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、パーソナルコンピュータを中核と
した小規模情報処理システムにおいて、データの入力装
置として用いられるOCR用帳票の読取装置は利便性,
有用性の点で極めて高い評価を得ている。すなわち、例
えば伝票の集計管理業務を行う場合、多数の伝票に記入
された商品番号,数量,単価等を、いちいちキーボードを
用いて人手によって打ち込み入力することは、非効率的
であるとともに、伝票の見間違いやキー操作のミス等に
起因する誤入力の原因ともなる。これに対して、商品番
号,数量,単価等をOCR用帳票に記入し、読取装置を用
いて読み取って入力するようにすれば、入力処理を非常
に効率的かつ正確に行うことができるようになる。さら
に、OCR用帳票を読み取る場合に、帳票に記入された
情報のみを読み取るようにすれば、文字認識処理を含む
読み取りに必要な処理時間が削減でき、装置の高速化に
寄与することができる。そのためには、帳票情報を記入
するための記入領域を内包する外枠に着色料を塗り、こ
の着色料による反射光をドロップアウトさせて記入され
た帳票情報のみを抽出すればよいことになる。このよう
なOCR用帳票の読取装置としては、従来、図7に示す
ものが知られている。このものは、光源103から白色
光を帳票101に照射して得られる帳票101による反
射光を、指定色をドロップアウト可能なフィルタ105
を通過させた後にラインセンサ107に入射させて撮像
するように構成し、得られた画像データに文字認識処理
を施すことで、読み取り処理の高速化に寄与できるとい
った利点を有するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OCR用帳票の読取装置にあっては、帳票に塗られた着
色料が複数のスペクトル色を有する場合には、フィルタ
105を複数組み合わせて入射光中の複数の指定色をド
ロップアウトしなければならないので、フィルタを複数
組み合わせることで、ラインセンサ107に到達する光
量が減少し、その結果、読み取った画像信号にレベル低
下が発生し、ノイズ等による影響を受けやすくなり、終
段に設けられた文字認識処理を施した場合、認識率の低
下を招くといった問題があった。本発明は、上記に鑑み
てなされたもので、その目的としては、OCR用帳票に
記入された帳票情報のみを撮像することができ、かつ、
撮像された帳票情報の品質向上に寄与することができる
OCR用帳票の読取装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるOCR用
帳票の読取装置は、白色光を照射する光源と、帳票情報
の記入領域の外枠に着色料を塗られたOCR用帳票と、
該OCR用帳票から反射される光を入射するとともに、
該入射光をそれぞれのスペクトル色に分光して出射する
プリズムと、該プリズムからの出射光を反射する回転可
能なポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーからの反射光
のうち開口部に入射する入射光を撮像するラインセンサ
と、前記プリズムから出射する光のうち、任意の2つの
スペクトル色がなす中間領域の光を前記ラインセンサに
入射するように前記ポリゴンミラーの回転角度を制御す
る回転角度制御手段とを有するものである。
【0005】更に、本発明に係わるOCR用帳票の読取
装置は、白色光を照射する光源と、帳票情報の記入領域
の外枠に着色料を塗られたOCR用帳票と、該OCR用
帳票から反射される光を入射するとともに、該入射光を
それぞれのスペクトル色に分光して出射するプリズム
と、該プリズムからの出射光のうち開口部に入射する入
射光を撮像するラインセンサと、該プリズムからの出射
光のうちの1つを選択するように該ラインセンサを移動
する駆動部と、前記プリズムから出射する光のうち、任
意の2つのスペクトル色がなす中間領域の光を前記ライ
ンセンサに入射するように該駆動部の移動位置を制御す
る移動制御手段とを有するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係るOCR用帳票の読取装置1の光学系システム構
成を示す図である。図1において、OCR用帳票3は、
帳票情報の記入領域の外枠に着色料が塗られている帳票
である。ローラ5a〜5dは、図示しないモータ35a
の回転を帳票3に伝えてガイド7から逸脱しないように
しながら搬送するためのものである。光源9は、例えば
蛍光管のように白色光を照射する光源である。プリズム
11は、帳票3から反射される光を入射するとともに、
この入射光を複数のスペクトル色に分光して出射する。
ポリゴンミラー13は、プリズム11からの出射光を反
射する回転可能な多面鏡である。スリット15は、ポリ
ゴンミラー13からの反射光のうち開口部15aに入射
する光線のみを通過させる。ラインセンサ17は、ポリ
ゴンミラー13からの反射光のうちスリット15を通過
した光を入射して1ライン分撮像するCCDラインセン
サである。
【0007】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
OCR用帳票の読取装置1の電気系システム構成を示す
図である。図2において、ラインセンサ17は、図1に
示すものと同様のものである。アンプ19は、ラインセ
ンサ17から出力される画像信号を増幅する。A/D変
換器21は、アナログの画像信号にA/D変換を施して
量子化し、デジタルの画像データを出力する。画像メモ
リ23は、A/D変換器21から出力される1画面分の
画像データに文字認識処理を施すために記憶する。文字
認識部25は、システム制御部27からの文字認識開始
信号に応じて、画像メモリ23に記憶されている画像デ
ータに周知の文字認識処理を施して文字コードを図示し
ないパーソナルコンピュータ等に供給する。システム制
御部27は、内部ROMに記憶されている制御プログラ
ムや制御データに従ってシステム全体を制御する。操作
入力部2は、表示器および各種スイッチを有し、操作者
への状態表示および操作者からの操作入力をシステム制
御部27との間で行う。ドライブ制御部31は、システ
ム制御部27から出力された枠色指定情報に応じてポリ
ゴンミラー13に付加されているモータ35bを駆動す
るモータ駆動信号を生成してドライバ33に与える。な
お、枠色指定情報は、指定されたスペクトル色を排除す
るようにスペクトル色の中間領域の光をラインセンサ1
7に入射させる。また、ドライブ制御部31は、システ
ム制御部27から出力された1ライン駆動情報に応じて
ローラ5a〜5dに付加されているモータ35aを駆動
するモータ駆動信号を生成してドライバ33に与える。
ドライバ33は、ドライブ制御部31から出力されるモ
ータ駆動信号に基づいてポリゴンミラー13に付加され
たモータ35bを直接に駆動する。また、ドライバ33
は、ドライブ制御部31から出力されるモータ駆動信号
に基づいてローラ5a〜5dを介して帳票3を搬送する
ためのモータ35aを駆動する。
【0008】図3は、OCR用帳票の読取装置1に用い
られるOCR用帳票3の一例(a)とそのスペクトル色
の特性(b)を示す図である。図3(a)に示すよう
に、OCR用帳票3には、文字認識処理の対象ではない
ユーザ向けのコメント文字として帳票の種類を示す数字
「001」と、着色料を塗られた帳票情報を記入するた
めの外枠f1とが印刷されており、この外枠f1内に
は、帳票情報として商品番号,数量,単価等を記入するも
のである。ここで、OCR用帳票3に光源9から白色光
を照射した場合には、図3(b)に示すように、OCR
用帳票3から複数のスペクトル色の特性を有する反射光
が放射される。それぞれのスペクトル色は、周波数が高
い方から紫、青、緑、黄、橙、赤の順に並んでいる。ま
た、スペクトル色として周波数ν1 の赤と周波数ν2 の
橙の間には、周波数νa を有する中間領域の光が存在す
る。また、周波数ν2 の橙と周波数ν3 の黄の間には、
周波数νb を有する中間領域の光が存在するので、この
ような中間領域の光をラインセンサ17に入射するよう
にポリゴンミラー13の回転角を調整すれば、OCR用
帳票3の外枠f1に塗られた着色料に固有のスペクトル
色を排除して撮像することができ、その結果、OCR用
帳票3に記入された帳票情報のみを画像データをして画
像メモリに取り込むことができる。
【0009】次に、図1〜図3を参照しつつ、図4に示
すフローチャートを用いてOCR用帳票の読取装置1の
動作を説明する。まず、ステップS10では、光源9の
点灯を開始してOCR用帳票3に白色光を照射する。次
に、ステップS20では、操作者によって操作入力部2
9を介して設定された枠色指定情報、即ち、OCR用帳
票3の着色料の色に基づいて、外枠f1に塗られた着色
料に固有のスペクトル色を排除するために、ポリゴンミ
ラー13に付加されているモータ35bを駆動するモー
タ駆動信号を生成してドライバ33に与える。これによ
って、指定されたスペクトル色を排除するようにして中
間領域の光をラインセンサ17に入射させることができ
る。次に、ステップS30では、システム制御部27は
ドライブ制御部31に1ライン駆動情報を与え、ドライ
ブ制御部31からドライバ33に1ライン分のモータ駆
動信号を与えて、ローラ5a〜5dに付加されているモ
ータ35aを駆動する。この結果、ローラ5a〜5dの
回転に応じてOCR用帳票3は1ライン分だけ搬送され
る。
【0010】この状態では、図1に示すように、光源9
からOCR用帳票3に照射された白色光は、OCR用帳
票3によって反射されてプリズム11に入射される。次
に、この入射光はそれぞれのスペクトル色に分光されて
プリズム11から出射される。次に、プリズム11から
の出射光はポリゴンミラー13に入射される。ポリゴン
ミラー13からは、前記指定された着色料に固有のスペ
クトル色が排除された光がスリット15方向に出射さ
れ、さらに、スリット15の開口部15aを通過してラ
インセンサ17に入射される。ステップS40では、シ
ステム制御部27はラインセンサ17に1ライン分の画
像信号を撮像させ、ラインセンサ17から出力される画
像信号をアンプ19によって増幅されてA/D変換器2
1に入力される。次に、A/D変換器21では、アナロ
グの画像信号にA/D変換を施して量子化され、デジタ
ルの画像データが出力される。次に、A/D変換器21
から出力される1ライン分の画像データは画像メモリ2
3に記憶される。ここで、ステップS50では、OCR
用帳票3の1ページ分の画像データが画像メモリ23に
記憶されたか否かを判断する。なお、ガイド7下部に図
示しない帳票センサを配置し、この帳票センサからの帳
票有無信号を参照してOCR用帳票3が1ページ分搬送
されたか否かを判断するようにしてもよい。1ページ分
の画像データが画像メモリ23に記憶された場合にはス
テップS60に進む一方、1ページ分の記憶が済んでい
ない場合にはステップS30に戻って読み取り処理を繰
り返す。
【0011】次に、ステップS60では、文字認識部2
5は画像メモリ部23に記憶されている1ページ分の画
像データに対して周知のSOBEL演算子をかけて、負
エッジと正エッジからなるエッジ画像を作成する。この
エッジ検出処理の結果を再度画像メモリ部23に記憶し
ておく。次に、ステップS70では、画像メモリ部23
に記憶されているエッジ画像に対して所定の基準値に基
づいて2値化処理を施し、この2値化処理の結果を再度
画像メモリ部23に記憶しておく。ここで、ステップS
80では、画像メモリ部23に記憶されている2値化画
像に対して、主走査方向に配列されている負エッジから
正エッジに変化する間角画素を画素データとして扱うこ
ととする前処理を施し、文字認識処理の認識対象となる
画像データを生成する。ステップS90では、システム
制御部27は文字認識開始信号を文字認識部25に与
え、文字認識部25では、画像メモリ23に記憶されて
いる画像データに周知の文字認識処理を施し、その結果
得られた文字コードを図示しないパーソナルコンピュー
タ等に供給する。このように、光源9からの白色光を帳
票情報の記入領域の外枠f2に着色料を塗られたOCR
用帳票3に照射する。次に、OCR用帳票3から反射さ
れる光をプリズム11に入射させ、この入射光をそれぞ
れのスペクトル色に分光してプリズム11から出射させ
る。次に、プリズム11からの出射光を回転可能なポリ
ゴンミラー13によって反射させ、ポリゴンミラー13
からの反射光のうちスリット15の開口部15aに入射
する入射光をラインセンサ17によって撮像する。ここ
で、プリズム11から出射する光のうち、任意の2つの
スペクトル色がなす中間領域の光をラインセンサ17に
入射するようにドライブ制御部31によってポリゴンミ
ラー13の回転角度を制御する。この結果、OCR用帳
票3の外枠f2に塗られた着色料に固有のスペクトル色
を排除して、OCR用帳票3に記入された帳票情報のみ
を撮像することができ、かつ、撮像された帳票情報の品
質向上に寄与することができる。その結果、帳票情報の
画像データのみを取り込むことができる。
【0012】(第2の実施の形態)図5は、本発明の第
2の実施の形態に係るOCR用帳票の読取装置50の光
学系システム構成を示す図である。図5に示すOCR用
帳票の読取装置50の特徴は、図1に示すOCR用帳票
の読取装置1の光学系システム構成に対して、プリズム
11とラインセンサ17との間にポリゴンミラー13に
よる反射作用を介在させないことにある。即ち、プリズ
ム11から出射された光を直接に移動可能なラインセン
サ17に入射させることにある。図5において、ライン
センサ17の移動機構は、プーリ37a,37bにベル
ト39を架け、ベルト39の両端をスリット15とライ
ンセンサ17とを搭載した箱体に架けて、モータ35c
の回転をプーリ37aに伝えることでこの箱体をOCR
用帳票3に対して平行に移動するものである。なお、モ
ータ35cは図2に示すドライバ33に接続されている
ものとする。
【0013】次に、図2,図3,図5を参照しつつ、図
6に示すフローチャートを用いてOCR用帳票の読取装
置50の動作を説明する。まず、ステップS210で
は、光源9の点灯を開始してOCR用帳票3に白色光を
照射する。次に、ステップS220では、操作者によっ
て操作入力部29を介して設定された枠色指定情報、即
ち、OCR用帳票3の着色料の色に基づいて、外枠f2
に塗られた着色料に固有のスペクトル色を排除するため
に、モータ35cを駆動するモータ駆動信号を生成して
ドライバ33に与える。この結果、モータ35cの回転
はプーリ37aに伝えられ、されに、ベルト39の移動
に応じてラインセンサ17が平行移動され、その結果、
指定されたスペクトル色を排除するようにスペクトル色
の中間領域の光をラインセンサ17に入射することがで
きる。ステップS230以降に示すステップS230〜
S290は、図4に示すステップS30〜S90と同様
の処理のため、その説明を省略する。
【0014】このように、白色光を光源9から帳票情報
の記入領域の外枠f2に着色料を塗られたOCR用帳票
3に照射する。次に、OCR用帳票3から反射される光
をプリズム11に入射させ、この入射光をそれぞれのス
ペクトル色に分光してプリズム11から出射させる。次
に、プリズム11からの出射光のうちスリット15の開
口部15aに入射する入射光をラインセンサ17によっ
て撮像する。また、プリズム11からの出射光のうちの
1つを選択するようにラインセンサ17を移動する移動
機構を用意する。ここで、プリズム11から出射する光
のうち、任意の2つのスペクトル色がなす中間領域の光
をラインセンサ17に入射するようにドライブ制御部3
1によって移動機構の移動位置を制御する。この結果、
OCR用帳票3の外枠f2に塗られた着色料に固有のス
ペクトル色を排除して、OCR用帳票3に記入された帳
票情報のみを撮像することができ、かつ、撮像された帳
票情報の品質向上に寄与することができる。その結果、
帳票情報の画像データのみを取り込むことができる。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、白色光を照射する光源を用意するとともに、帳票情
報の記入領域の外枠に着色料を塗られたOCR用帳票を
用意する。まず、OCR用帳票から反射される光をプリ
ズムに入射させ、この入射光をそれぞれのスペクトル色
に分光してプリズムから出射させる。次に、プリズムか
らの出射光を回転可能なポリゴンミラーによって反射さ
せ、ポリゴンミラーからの反射光のうち開口部に入射す
る入射光をラインセンサによって撮像する。ここで、プ
リズムから出射する光のうち、任意の2つのスペクトル
色がなす中間領域の光をラインセンサに入射するように
回転角度制御手段によってポリゴンミラーの回転角度を
制御する。この結果、OCR用帳票の枠に塗られた着色
料に固有のスペクトル色を排除して、OCR用帳票に記
入された帳票情報のみを撮像することができ、かつ、撮
像された帳票情報の品質向上に寄与することができる。
その結果、帳票情報の画像データのみを取り込むことが
できる。また、従来のようにラインセンサに到達する光
量を著しく減少させることがなく、読み取った画像信号
のレベル低下が発生せず、ノイズ等による影響を受けず
に済むので、終段に設けられた文字認識処理を施した場
合でも、認識率の向上に寄与することができる。
【0016】また、本発明によれば、白色光を照射する
光源を用意するとともに、帳票情報の記入領域の外枠に
着色料を塗られたOCR用帳票を用意する。まず、OC
R用帳票から反射される光をプリズムに入射させ、この
入射光をそれぞれのスペクトル色に分光してプリズムか
ら出射させる。次に、プリズムからの出射光のうち開口
部に入射する入射光をラインセンサによって撮像する。
また、プリズムからの出射光のうちの1つを選択するよ
うにラインセンサを移動する駆動部を用意する。ここ
で、プリズムから出射する光のうち、任意の2つのスペ
クトル色がなす中間領域の光をラインセンサに入射する
ように移動制御手段によって駆動部の移動位置を制御す
る。この結果、OCR用帳票の枠に塗られた着色料に固
有のスペクトル色を排除して、OCR用帳票に記入され
た帳票情報のみを撮像することができ、かつ、撮像され
た帳票情報の品質向上に寄与することができる。その結
果、帳票情報の画像データのみを取り込むことができ
る。また、従来のようにラインセンサに到達する光量を
著しく減少させることがなく、読み取った画像信号のレ
ベル低下が発生せず、ノイズ等による影響を受けずに済
むので、終段に設けられた文字認識処理を施した場合で
も、認識率の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るOCR用帳票
の読取装置1の光学系システム構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るOCR用帳票
の読取装置1の電気系システム構成を示す図。
【図3】(a)はOCR用帳票の読取装置1に用いられ
るOCR用帳票3の一例を示す図、(b)はそのスペク
トル色の特性を示す図。
【図4】OCR用帳票の読取装置1の動作を説明するた
めのフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るOCR用帳票
の読取装置50の光学系システム構成を示す図。
【図6】OCR用帳票の読取装置50の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図7】従来のOCR用帳票の読取装置を示す図。
【符号の説明】
3 帳票 9 光源 11 プリズム 13 ポリゴンミラー 15 スリット 17 ラインセンサ 19 アンプ 27 システム制御部 31 ドライブ制御部 33 ドライバ 35a,35b,35c モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色光を照射する光源と、 帳票情報の記入領域の外枠に着色料を塗られたOCR用
    帳票と、 該OCR用帳票から反射される光を入射するとともに、
    該入射光をそれぞれのスペクトル色に分光して出射する
    プリズムと、 該プリズムからの出射光を反射する回転可能なポリゴン
    ミラーと、 該ポリゴンミラーからの反射光のうち開口部に入射する
    入射光を撮像するラインセンサと、 前記プリズムから出射する光のうち、任意の2つのスペ
    クトル色がなす中間領域の光を前記ラインセンサに入射
    するように前記ポリゴンミラーの回転角度を制御する回
    転角度制御手段とを有することを特徴とするOCR用帳
    票の読取装置。
  2. 【請求項2】 白色光を照射する光源と、 帳票情報の記入領域の外枠に着色料を塗られたOCR用
    帳票と、 該OCR用帳票から反射される光を入射するとともに、
    該入射光をそれぞれのスペクトル色に分光して出射する
    プリズムと、 該プリズムからの出射光のうち開口部に入射する入射光
    を撮像するラインセンサと、 該プリズムからの出射光のうちの1つを選択するように
    該ラインセンサを移動する駆動部と、 前記プリズムから出射する光のうち、任意の2つのスペ
    クトル色がなす中間領域の光を前記ラインセンサに入射
    するように該駆動部の移動位置を制御する移動制御手段
    とを有することを特徴とするOCR用帳票の読取装置。
JP8353189A 1996-12-16 1996-12-16 Ocr用帳票の読取装置 Pending JPH10178525A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110187496A (zh) * 2019-05-13 2019-08-30 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种激光扫描装置及方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110187496A (zh) * 2019-05-13 2019-08-30 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种激光扫描装置及方法

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