JPH06195506A - Ocrドロップアウトカラー制御装置 - Google Patents

Ocrドロップアウトカラー制御装置

Info

Publication number
JPH06195506A
JPH06195506A JP4357132A JP35713292A JPH06195506A JP H06195506 A JPH06195506 A JP H06195506A JP 4357132 A JP4357132 A JP 4357132A JP 35713292 A JP35713292 A JP 35713292A JP H06195506 A JPH06195506 A JP H06195506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
light
main scanning
red
dropout
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4357132A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kurosawa
聡 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP4357132A priority Critical patent/JPH06195506A/ja
Publication of JPH06195506A publication Critical patent/JPH06195506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドロップアウトカラーが2色以上のときの読
取時間を短縮する。 【構成】 帳票走行コントローラ106の制御下の帳票
走行機構105により、帳票を光電変換器107の読取
の副走査方向に走行させる。そして、光源シャッタ11
3を開き、光源シャッタ114を閉じた状態とし、光源
101のみから帳票上に光を照射する。これにより、赤
色をドロップアウトカラーとする。次に、光源シャッタ
114を開き、光源シャッタ113を閉じた状態とし、
光源102のみから帳票上に光が照射する。これによ
り、青色をドロップアウトカラーとする。このように、
光源Rによる主走査と光源Bによる主走査とを交互に行
ない、帳票上の同一ラインについてドロップアウトカラ
ーを赤とした主走査と、ドロップアウトカラーを青とし
た主走査とを1回ずつ、合計2回行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式文字読取装置に
備えられるOCRドロップアウトカラー制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、帳票上に記載された文字を読み取
る光学式文字読取装置では、文字の記入枠等をドロップ
アウトカラーとしてイメージデータから取り除くように
している。図2は、従来の光学式文字読取装置のブロッ
ク図である。図2において、ドロップアウトカラー入力
部1は、ドロップアウトカラーを赤又は青等の特定の色
に決めるためのものである。これにより、光学フィルタ
2が赤又は青等の特定の色の位置に制御される。この制
御は、光学フィルタコントローラ3により行なわれる。
帳票走行機構4は、帳票走行コントローラ5の制御の下
に帳票を走行させる。
【0003】帳票がCCD6の視野に入ると、光源7か
らの光が帳票に当たり、その反射光が光学フィルタ2を
透過してCCD6に入力される。そして、CCD6から
出力される電気信号は、A/D変換器8によりイメージ
データに変換されて前処理部9に入力される。このイメ
ージデータから文字イメージが切り出され、認識部10
に渡される。認識部10では、文字イメージと辞書を照
合して文字コードを生成する。得られた文字コードは、
上位インタフェース部11を介して図示しない上位装置
に送出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、次のような問題があった。即ち、帳
票の読取を行なう場合、帳票上から脱落させたい文字や
図形の色が2色以上に亘るときは、まず、光学フィルタ
コントローラ3によって光学フィルタ2をそれらの2色
以上の色のうちの所定の色の位置に設定し、帳票1枚分
の読取を行なわなければならなかった。その後、光学フ
ィルタコントローラ3によって光学フィルタ2をそれら
の2色以上の色のうちの他の色の位置に設定し、帳票を
再び読取開始時の位置に戻して更に帳票1枚分の読取を
行なわなければならなかった。このように、1枚の帳票
についてドロップアウトカラーが2色以上存在する場合
は、2回以上の読取動作を繰り返さなければならないと
いう問題があった。
【0005】従って、ドロップアウトカラーが2色以上
の帳票については、ドロップアウトカラーが1色のみの
帳票に比較して1枚当たりの帳票の読取に2倍以上の時
間を必要とするという問題があった。本発明は、以上の
点に着目してなされたもので、ドロップアウトカラーが
2色以上のときも読取時間が長くなることを防止できる
ようにしたOCRドロップアウトカラー制御装置を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のOCRドロップ
アウトカラー制御装置における第1の発明は、帳票上の
複数のドロップアウトカラーにそれぞれ対応した波長の
光を照射する複数の単色光源と、当該複数の単色光源が
照射する光をそれぞれ遮断し得る複数の光源シャッタ
と、前記帳票上の同一ラインにそって前記複数の単色光
源の数に対応した回数の主走査を行なう光電変換器と、
当該光電変換器の帳票上の同一ラインについての各主走
査中に前記複数の光源シャッタのいずれかを開く光源シ
ャッタコントローラとから成ることを特徴とするもので
ある。また、第2の発明は、帳票上の同一ラインについ
て1回の主走査を行なう光電変換器と、当該光電変換器
の主走査方向に前記帳票上の複数のドロップアウトカラ
ーにそれぞれ対応した波長の光を透過する複数のフィル
タを配列し、主走査方向に移動し得る光学フィルタと、
当該光学フィルタを前記帳票上のドロップアウトカラー
の配列に対応した位置に移動制御する光学フィルタコン
トローラとから成ることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明のOCRドロップアウトカラー制御装置
においては、帳票走行コントローラによって帳票走行機
構が制御される。これにより、帳票は光電変換器の読取
の副走査方向に走行させられる。そして、第1の発明で
は、光源シャッタRが開かれ、光源シャッタBが閉じら
れた状態とされ、光源Rのみから帳票上に光が照射され
る。この場合、赤色がドロップアウトカラーとなる。次
に、光源シャッタBが開かれ、光源シャッタRが閉じら
れた状態とされ、光源Bのみから帳票上に光が照射さ
れ、光電変換器に受光される。この状態では、青色がド
ロップアウトカラーとされる。このように、光源Rによ
る主走査と光源Bによる主走査とが交互に行なわれ、帳
票上のほぼ同一ラインについてドロップアウトカラーを
赤とした主走査と、ドロップアウトカラーを青とした主
走査とが1回ずつ、合計2回行なわれる。
【0008】光源Rによる主走査により光電変換器から
出力された電気信号と、光源Bによる主走査により光電
変換器から出力された電気信号とは、A/D変換器によ
り交互にディジタル信号であるイメージデータに変換さ
れ、それぞれ別個に前処理部のイメージメモリに格納さ
れる。そして、認識部では、各文字イメージと、辞書デ
ータとが照合され、該当する文字コードが出力される。
一方、第2の発明では、帳票の副走査方向の走行中に、
光学フィルタの位置を光電変換器の主走査方向に移動さ
せる。この場合、光学フィルタ上の赤色フィルタの部分
では赤色がドロップアウトカラーとなり、青色フィルタ
の部分では青色がドロップアウトカラーとなる。光電変
換器から出力された電気信号は、A/D変換器によりデ
ィジタル信号であるイメージデータに変換され、前処理
部のイメージメモリに格納される。そして、認識部で
は、各文字イメージと、辞書データとが照合され、該当
する文字コードが出力される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明のOCRドロップアウトカ
ラー制御装置の一実施例のブロック図である。図示の装
置は、複数の単色光源101、102と、光源シャッタ
113、114と、光電変換器107と、光源シャッタ
コントローラ112等から成る。光源101、102
は、例えば、白色光源に赤色又は青色のフィルタをかぶ
せて構成され、赤色及び青色の単色光を照射する。光源
シャッタ113、114は、それぞれ光源101、10
2を遮断するためのものである。これは、光源の前方に
並行に移動するスライド式のシャッタでも、光源の回り
を回る回転式のシャッタでもよい。
【0010】光源シャッタコントローラ112は、光源
シャッタの開閉を制御する。即ち、帳票上の同一ライン
にそって、まず、一方のシャッタを開き、他方のシャッ
タを閉じて光電変換器107の主走査を行なう。次に、
一方のシャッタを閉じ、他方のシャッタを開いて光電変
換器107の同一の主走査を行なう。帳票走行機構10
5は、走行ローラ等を備えており、帳票を光電変換器1
07の副走査方向に走行させる。帳票走行コントローラ
106は、帳票走行機構105の動作を制御する。即
ち、光電変換器107が主走査を行なう間に、帳票を副
走査方向に走行させて、光電変換器107に帳票全体の
イメージを読み取らせる。光電変換器107は、CCD
(チャージ・カプルド・デバイス)等から成り、帳票か
らの反射光を受光し、光量に対応した電気信号を発生さ
せる。A/D変換器108は、光電変換器107から出
力される電気信号をディジタル信号に変換する。
【0011】前処理部115は、A/D変換器108か
ら出力されるイメージデータからフォーマット記憶部1
16に示される所定の部分を切り出して認識部110に
送る。フォーマット記憶部116は、帳票上のフォーマ
ットを記憶しており、そのフォーマットのイメージデー
タ上の位置を前処理部115に送る。認識部110は、
前処理部115から切り出された文字を辞書データと比
較して所定の文字コードを出力する。上位インタフェー
ス部111は、図示しない上位装置との接続を行なう。
図3は、帳票走行状態の説明図である。図3において、
ホッパ121は、文字認識を行なう帳票をセットしてお
くところである。ホッパ121の帳票は、繰り出しロー
ラ122により1枚ずつ繰り出される。そして、帳票
は、走行ローラ123により図3において右方向に移動
される。この帳票の移動中にCCD107により帳票の
読取が行なわれる。読取が終った帳票は、スタッカ12
4に蓄積される。
【0012】図4は、光源シャッタの動作(その1)の
説明図である。図示の状態では、光源シャッタRが開か
れ、光源シャッタBが閉じられている。このため、光源
Rからの赤色光のみがレンズ117を介してCCD10
7に入力される。図5は、光源シャッタの動作(その
2)の説明図である。図示の状態では、光源シャッタB
が開かれ、光源シャッタRが閉じられている。従って、
光源Bからの青色光のみがレンズ117を介してCCD
107に入力される。図6は、光源の発光レベル等の説
明図である。図6においては、一点鎖線に赤色光の発光
レベルを示し、二点鎖線に青色光の発光レベルを示す。
図7は、CCD走査の説明図である。
【0013】図7に示すように、帳票の走行方向に対
し、左端から右端に向かって赤色光による主走査Rと、
青色光による主走査Bとが交互に行なわれる。図8は、
回転式光源シャッタの一例の説明図である。図8の例で
は、反球面状のシャッタ81が光源82の回りを回るよ
うにしている。図8(a)は、光の照射時を示し、図8
(b)は、光の遮断時を示す。図9は、回転式光源シャ
ッタの他の例の説明図である。図9の例では、両端を開
放した球面状のシャッタ81が光源82の回りを回るよ
うにしている。図9(a)は、光の照射時を示し、図9
(b)は、光の遮断時を示す。次に、上述した装置の動
作を説明する。
【0014】図3に示すように、帳票をホッパ121に
セットすると、帳票走行コントローラ106によって帳
票走行機構105が制御される。即ち、ホッパ121の
出口部分の繰り出しローラ122によって帳票120が
繰り出され、帳票120は走行ローラ123によってC
CD107の読取の副走査方向に走行させられる。そし
て、図4に示すように、まず、光源シャッタRが開か
れ、光源シャッタBが閉じられた状態とされ、光源Rの
みから帳票120上に光が照射される。光源Rから照射
される赤色光は、図6の一点鎖線に示すように、赤の波
長を中心とした発光レベルとなる。また、帳票120上
の赤色のフォーマットに白色光又は赤色光を照射した場
合の反射率も図6の一点鎖線に示すのと同様の波長特性
となる。従って、帳票120上に光源Rから赤色の光を
照射した場合は、帳票120上の赤色の部分は白色の部
分と同様に100%の反射率で赤色光が反射されてCC
D107に受光される。この結果、赤色は白色と区別さ
れない。即ち、この場合、赤色がドロップアウトカラー
となる。一方、赤色以外の色は認識される。この状態で
CCD107により電気的な主走査が行なわれる。
【0015】次に、図5に示すように、光源シャッタB
が開かれ、光源シャッタRが閉じられた状態とされ、光
源Bのみから帳票120上に光が照射され、反射光がレ
ンズ117を介してCCD107に受光される。この状
態では、赤色の場合と同じ原理により青色がドロップア
ウトカラーとされる。この状態でCCD107により電
気的な主走査が行なわれる。このように、図6に示すよ
うに、光源Rによる主走査と光源Bによる主走査とが交
互に行なわれ、帳票120上のほぼ同一ラインについて
ドロップアウトカラーを赤とした主走査と、ドロップア
ウトカラーを青とした主走査とが1回ずつ、合計2回行
なわれる。光源Rによる主走査によりCCD107から
出力された電気信号と、光源Bによる主走査によりCC
D107から出力された電気信号とは、A/D変換器1
08により交互にディジタル信号であるイメージデータ
に変換され、それぞれ別個に前処理部115のイメージ
メモリに格納される。一方、これらのイメージメモリに
格納されるイメージデータに対応して、フォーマット記
憶部116には、赤色と青色の2つのドロップアウトカ
ラーフォーマットが格納されている。
【0016】前処理部115は、光源Rによるイメージ
データと、赤色のドロップアウトカラーフォーマットと
を照合して、帳票120上の赤色のフォーマット上の文
字イメージを切り出し、認識部110に渡す。これと同
時に、前処理部115は、光源Bによるイメージデータ
と、青色のドロップアウトカラーフォーマットとを照合
して、帳票120上の青色のフォーマット上の文字イメ
ージを切り出し、認識部110に渡す。認識部110で
は、各文字イメージと、辞書データとが照合され、該当
する文字コードが出力される。この文字コードは、上位
インタフェース部111を介して上位装置に送出され
る。以上のようにして、赤色と青色の2色のドロップア
ウトカラーの文字認識を1回の読取により行なうことが
できる。従って、文字認識処理速度の向上を図ることが
できる。
【0017】尚、上述した実施例においては、赤色と青
色の2つの単色光源を備えた場合について説明したが、
本発明はこれに限定されることなく、例えば、緑色等を
含めた3つ以上の単色光源を備えるようにしてもよい。
その場合、各単色光源に備えた光源シャッタを、光源シ
ャッタコントローラにより1つずつ交互に開くようにす
るほか、いくつかを同時に開くようにしてもよい。
【0018】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図10は、本発明の光学式文字読取装置の他の実施
例のブロック図である。図示の装置は、光電変換器20
6と、光学フィルタ202と、光学フィルタコントロー
ラ213等から成る。光学フィルタ202は、帳票上の
複数のドロップアウトカラーに対応して赤色及び青色の
フィルタの2つのフィルタを結合したものである。光学
フィルタコントローラ213は、光学フィルタ202の
移動を制御する。即ち、帳票の主走査を行なう毎に光学
フィルタ202の位置を変えて帳票のフォーマットに合
せる。フォーマット記憶部212は、帳票上の赤色の文
字枠の位置及び青色の文字枠の位置等のフォーマットを
記憶している。帳票走行機構204は、走行ローラ等を
備えており、帳票を光電変換器206の副走査方向に走
行させる。
【0019】帳票走行コントローラ205は、帳票走行
機構204の動作を制御する。即ち、光電変換器206
が主走査を行なう間に、帳票を副走査方向に走行させ
て、光電変換器206に帳票全体のイメージを読み取ら
せる。光電変換器206は、CCD(チャージ・カプル
ド・デバイス)等から成り、帳票からの反射光を受光
し、光量に対応した電気信号を発生させる。A/D変換
器208は、光電変換器206から出力される電気信号
をディジタル信号に変換する。前処理部209は、A/
D変換器208から出力されるイメージデータから所定
の部分を切り出して認識部210に送る。認識部210
は、前処理部209から切り出された文字を辞書データ
と比較して所定の文字コードを出力する。上位インタフ
ェース部211は、図示しない上位装置との接続を行な
う。
【0020】図11は、帳票走行状態の説明図である。
図11において、ホッパ221の帳票は、繰り出しロー
ラ222により1枚ずつ繰り出され、走行ローラ223
により図11において右方向に移動される。この帳票の
移動中に光源207からの光が光学フィルタ202を介
してCCD206に入力されることにより、CCD20
6により帳票の読取が行なわれる。読取が終った帳票
は、スタッカ224に蓄積される。図12は、光学フィ
ルタの動作(その1)の説明図である。図示の状態で
は、光学フィルタ202の赤色フィルタの部分がCCD
206と、レンズ224との間に位置するようにされ
る。このため、帳票220からの反射光がレンズ117
を介して赤色の部分のみCCD206に入力される。図
13は、光学フィルタの動作(その2)の説明図であ
る。図示の状態では、光学フィルタ202の青色フィル
タの部分がCCD206と、レンズ224との間に位置
するようにされる。このため、帳票220からの反射光
がレンズ117を介して青色の部分のみCCD206に
入力される。
【0021】図14は、光学フィルタの動作(その3)
の説明図である。図示の状態では、光学フィルタ202
の青色フィルタの一部及び赤色フィルタの一部がCCD
206と、レンズ224との間に位置するようにされ
る。このため、帳票220からの反射光がレンズ117
を介して一端側では赤色の部分がCCD206に入力さ
れ、他端側では青色の部分がCCD206に入力され
る。図15は、帳票ドロップアウトカラーフォーマット
例の説明図である。図15において、横方向は、主走査
アドレスを示し、縦方向は、副走査アドレスを示す。そ
して、図示の一点鎖線は、ドロップアウトカラーの変化
点を示し、左側は赤であり、右側は青である。図16
は、帳票ドロップアウトカラーフォーマットデータ例の
説明図である。
【0022】図16に示すように、フォーマット記憶部
212には、副走査方向のアドレスに対応して、主走査
方向のドロップアウトカラー変化点のアドレスが格納さ
れている。副走査方向アドレスは、帳票走行機構204
により検出される。光学フィルタコントローラ213
は、帳票走行コントローラ205を介して副走査方向ア
ドレスを検知し、フォーマット記憶部212から対応す
る主走査方向帳票ドロップアウトカラー変化点アドレス
を読み出す。そして、光学フィルタ202をそのアドレ
スに移動制御させる。次に、上述した装置の動作を説明
する。
【0023】図11に示すように、帳票をホッパ221
にセットすると、帳票走行コントローラ205によって
帳票走行機構204が制御される。即ち、ホッパ221
の出口部分の繰り出しローラ222によって帳票220
が繰り出され、帳票は走行ローラによってCCD206
の読取の副走査方向に走行させられる。そして、ドロッ
プアウトカラーを赤色として読取を行なう場合は、光学
フィルタ202の位置を図12に示す位置とする。光源
207から帳票220上に照射され、帳票220上の白
色の部分で反射される白色光は、図6の一点鎖線に示す
ように、赤色の波長を中心とした部分のみが光学フィル
タ202により透過される。また、帳票220上の赤色
のフォーマットの部分で反射される白色の光も図5の一
点鎖線に示すのと同様の波長の部分の光が光学フィルタ
202により透過される。従って、帳票220上に白色
光源から白色光を照射した場合は、光学フィルタ202
の赤色の部分を介して、赤色は白色と同様のレベルでC
CD206に受光される。この結果、赤色は白色と区別
されない。即ち、この場合、赤色がドロップアウトカラ
ーとなる。一方、赤色以外の色は認識される。この状態
でCCD206により電気的な主走査が行なわれる。
【0024】また、光学フィルタ202を図13に示す
位置にした状態では、赤色の場合と同じ原理により青色
がドロップアウトカラーとされる。この状態でCCD2
06により電気的な主走査が行なわれる。更に、光学フ
ィルタを図14に示す位置にした状態では、帳票の左側
の部分では赤色がドロップアウトカラーとされ、帳票の
右側の部分では青色がドロップアウトカラーとされる。
そして、この状態でCCD206により電気的な主走査
が行なわれる。このように、図15に示すように、赤を
ドロップアウトカラーとする領域と、青をドロップアウ
トカラーとする領域とが主走査方向に変えられる。帳票
走行機構による帳票の走行中に帳票の副走査方向のアド
レスは、帳票走行機構により検出される。そして、図1
6に示すデータテーブルにより副走査方向アドレスに対
応して、図15の一点鎖線に示す帳票ドロップアウトカ
ラー変化点の主走査方向アドレスを読み出す。
【0025】光学フィルタコントローラ213は、この
主走査方向アドレスに光学フィルタ202を移動させ
る。これにより、ドロップアウトカラーの変化点が図1
5に示すように制御される。このように主走査方向に移
動制御される光学フィルタ202を透過した光を検出す
ることによりCCD206から出力された電気信号は、
A/D変換器208によりディジタル信号であるイメー
ジデータに変換され、前処理部209のイメージメモリ
に格納される。前処理部209は、イメージメモリに格
納された帳票イメージから文字イメージを切り出し、認
識部210に渡す。認識部210では、各文字イメージ
と、辞書データとが照合され、該当する文字コードが出
力される。この文字コードは、上位インタフェース部2
11を介して上位装置に送出される。
【0026】以上のようにして、主走査方向に配色分布
された赤色と青色の2色のドロップアウトカラーの文字
認識を1回の読取により行なうことができる。従って、
文字認識処理速度の向上を図ることができる。尚、上述
した実施例においては、光学フィルタに赤色と青色の2
つのフィルタを配列するようにしたが、本発明はこれに
限定されることなく、例えば緑色等を含めた3つ以上の
フィルタを主走査方向に配列するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のOCRド
ロップアウトカラー制御装置によれば、第1の発明にお
いては、帳票上の同一のラインにそって複数の単色光源
を交互に変えて複数の主走査を行なうようにし、また、
第2の発明においては、主走査方向に異なる色のフィル
タを配列した光学フィルタを主走査方向に移動させなが
ら読取を行なうようにしたので、いずれの発明において
も次のような効果がある。即ち、1枚の帳票についてド
ロップアウトカラーが2色以上存在する場合にも、1回
の読取動作で読取を行なうことができる。従って、ドロ
ップアウトカラーが2色以上の帳票についても、ドロッ
プアウトカラーが1色のみの帳票と同様の読取時間によ
り読取を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のOCRドロップアウトカラー制御装置
の一実施例のブロック図である。
【図2】従来の光学式文字読取装置のブロック図であ
る。
【図3】帳票走行状態の説明図である。
【図4】光源シャッタの動作(その1)の説明図であ
る。
【図5】光源シャッタの動作(その2)の説明図であ
る。
【図6】光源の発光レベル等の説明図である。
【図7】CCD走査の説明図である。
【図8】回転式光源シャッタの一例の説明図である。
【図9】回転式光源シャッタの他の例の説明図である。
【図10】本発明の光学式文字読取装置の他の実施例の
ブロック図である。
【図11】図10の装置の帳票走行状態の説明図であ
る。
【図12】光学フィルタの動作(その1)の説明図であ
る。
【図13】光学フィルタの動作(その2)の説明図であ
る。
【図14】光学フィルタの動作(その3)の説明図であ
る。
【図15】帳票ドロップアウトカラーフォーマット例の
説明図である。
【図16】帳票ドロップアウトカラーフォーマットデー
タ例の説明図である。
【符号の説明】
101、102 光源 106 光源シャッタコントローラ 107 光電変換器 113、114 光源シャッタ 202 光学フィルタ 206 光電変換器 213 光学フィルタコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票上の複数のドロップアウトカラーに
    それぞれ対応した波長の光を照射する複数の単色光源
    と、 当該複数の単色光源が照射する光をそれぞれ遮断し得る
    複数の光源シャッタと、 前記帳票上の同一ラインにそって前記複数の単色光源の
    数に対応した回数の主走査を行なう光電変換器と、 当該光電変換器の帳票上の同一ラインについての各主走
    査中に前記複数の光源シャッタのいずれかを開く光源シ
    ャッタコントローラとから成ることを特徴とするOCR
    ドロップアウトカラー制御装置。
  2. 【請求項2】 帳票上の同一ラインについて1回の主走
    査を行なう光電変換器と、 当該光電変換器の主走査方向に前記帳票上の複数のドロ
    ップアウトカラーにそれぞれ対応した波長の光を透過す
    る複数のフィルタを配列し、主走査方向に移動し得る光
    学フィルタと、 当該光学フィルタを前記帳票上のドロップアウトカラー
    の配列に対応した位置に移動制御する光学フィルタコン
    トローラとから成ることを特徴とするOCRドロップア
    ウトカラー制御装置。
JP4357132A 1992-12-22 1992-12-22 Ocrドロップアウトカラー制御装置 Pending JPH06195506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4357132A JPH06195506A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 Ocrドロップアウトカラー制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4357132A JPH06195506A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 Ocrドロップアウトカラー制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06195506A true JPH06195506A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18452548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4357132A Pending JPH06195506A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 Ocrドロップアウトカラー制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06195506A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1246450A3 (en) * 2001-03-29 2005-08-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image reading apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1246450A3 (en) * 2001-03-29 2005-08-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image reading apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2072492C (en) Image processing apparatus
JPH0563978A (ja) 画像読取装置
US7355764B2 (en) Image reading system
JPH06195506A (ja) Ocrドロップアウトカラー制御装置
JP2003018365A (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
DE10006652A1 (de) Optische Abtasteinheit
JPH08242334A (ja) 画像読取装置
JPH0336353B2 (ja)
JPH0122669B2 (ja)
US6891646B1 (en) Image reading apparatus
JP2001144903A (ja) 画像読取装置
JPH06121110A (ja) 光学的画像読取装置
JPH06178054A (ja) 電子写真装置
JPS6039980A (ja) 画像読取装置
JP3490644B2 (ja) 原稿読取装置
JPS5932065A (ja) 文字読取装置
JPH0583488A (ja) 画像読取装置
JPH11239252A (ja) 画像読み取り装置
JPH08286136A (ja) レーザ走査装置
JPH04127769A (ja) 画像読取装置
JPH045780A (ja) 画像入力装置
JPH08179658A (ja) 原稿検知装置
JPH08204911A (ja) 原稿サイズ検知装置
JPH08214117A (ja) 画像読取り装置
JPH0514633A (ja) 画像読取記録同期方式