JPH10177799A - 不揮発性半導体記憶装置およびメモリシステム - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびメモリシステム

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JPH10177799A
JPH10177799A JP33570796A JP33570796A JPH10177799A JP H10177799 A JPH10177799 A JP H10177799A JP 33570796 A JP33570796 A JP 33570796A JP 33570796 A JP33570796 A JP 33570796A JP H10177799 A JPH10177799 A JP H10177799A
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JP
Japan
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memory cell
memory
data
memory cells
defective
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JP33570796A
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English (en)
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Tomoharu Tanaka
智晴 田中
Takeshi Takeuchi
健 竹内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冗長行や冗長列に欠陥メモリセルを置き換える
ための回路を必要とせず、製造工程の短い不揮発性半導
体記憶装置を提供することを目的としている。 【解決手段】メモリセルアレイ1は、電気的にデータの
書き換えが可能な複数のメモリセルMCがマトリクス状
に配列されて構成される。前記複数のメモリセルのうち
一部のメモリセルに、複数のメモリセルの中の欠陥メモ
リセルの位置あるいは領域を記憶させ、この一部のメモ
リセルに記憶されているデータを、パワーオン検出回路
9から出力されるパワーオン信号に応答して読み出すこ
とを特徴とする。メモリセルアレイ1中の欠陥メモリセ
ルの位置をメモリセルアレイ1の一部に記憶させ、その
情報に基づいて欠陥メモリセルを使用しないように制御
するので、欠陥メモリセルを救済するために冗長行ある
いは冗長列を設ける必要はなく、且つその置き換えを制
御するための回路も不要になり、製造工程も短縮でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置およびメモリシステムに関し、特に不揮発性半導
体記憶装置やメモリシステムにおけるリダンダンシ技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の1つとして、電気的に
データの消去・書き込み可能な不揮発性半導体記憶装置
(EEPROM)が知られている。EEPROMのメモ
リセルは、通常、電荷蓄積層と制御ゲートが積層された
FETMOS構造を有する。複数のメモリセルは、マト
リクス状に配列される。一般に、制御ゲートはワード線
となり、1つのワード線に繋がるメモリセル群は、1行
を形成する。また、ワード線と直交するビット線に接続
されるメモリセル群は、1列を形成する。
【0003】例えば、4メガビットのEEPROMは、
約400万個のメモリセルを有する。その中には、ある
確率で欠陥メモリセルが含まれるので、通常、この欠陥
メモリセルを救済するために複数の冗長行や冗長列が設
けられる。欠陥メモリセルが位置する行を検出して、そ
の行を冗長行に置き換える。あるいは、欠陥メモリセル
が位置する列を検出して、その列を冗長列に置き換え
る。
【0004】ある行を冗長行に置き換えるために、通
常、メモリセルとは別の複数の記憶素子が設けられる。
例えば、ヒューズ素子である。ヒューズが切断されてい
るか否かで、データの“0”と“1”を記憶する。複数
の記憶素子には、欠陥メモリセルの行あるいは列の位置
と、それに置き換わる冗長行あるいは冗長列の位置を記
憶させる。
【0005】欠陥メモリセルを含む行あるいは列をアク
セスするような命令が外部から入力されると、内部で自
動的に代わりの冗長行あるいは冗長列がアクセスされ
る。よって、外部からみると、例えば、4メガビット個
のメモリセルが正常に動作しているように見えるのであ
る。
【0006】通常、EEPROMが形成された後、正常
に動作するか否かテストされる。テストの結果、欠陥メ
モリセルが検出されると、それを冗長メモリセルと置き
換えるために、メモリセルとは別の記憶素子に置き換え
のための情報を記憶させる。記憶素子がヒューズ素子の
場合、ヒューズ切断工程によって記憶される。ヒューズ
切断工程の後、再度テストされる。これらの製造工程を
経て、製品は製造される。
【0007】しかしながら、このように冗長行あるいは
冗長列を設けて欠陥メモリセルの救済を行うと、メモリ
セルとは別の記憶素子がさらに必要となり、且つその置
き換えを制御するための回路が必要となるという問題が
あった。また、製造工程が増えるという問題があった。
このことが、EEPROMを安価に提供するということ
を妨げる要因の一つになっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
不揮発性半導体記憶装置では、欠陥メモリセルを救済す
るために、冗長行あるいは冗長列を設け、欠陥メモリセ
ルを冗長行あるいは冗長列に置き換えるための回路がさ
らに必要である、という問題があった。また、製造工程
が増加するという問題があった。
【0009】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
もので、その目的とするところは、冗長行や冗長列に欠
陥メモリセルを置き換えるための回路を必要とせず、製
造工程の短い、不揮発性半導体記憶装置およびメモリシ
ステムを提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、冗長行や冗長
列に欠陥メモリセルを置き換えるための回路を必要とせ
ず、製造工程の短い、不揮発性半導体記憶装置のリダン
ダンシ方法およびメモリシステムの制御方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる不揮発性
半導体記憶装置は、電気的にデータの書き換えが可能な
複数のメモリセルが複数の行および複数の列を形成しマ
トリクス状に配列されたメモリセルアレイと、前記複数
のメモリセルのうち一部のメモリセルに、前記複数のメ
モリセルの中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記
憶させる手段と、電源電圧が投入されたことを検出して
パワーオン信号を出力するパワーオン検出回路と、前記
複数のメモリセルの中の前記欠陥メモリセルの位置ある
いは領域が記憶されている前記一部のメモリセルのデー
タを、前記パワーオン信号に応答して読み出す手段とを
具備したことを特徴とする。
【0012】また、本発明に係わる不揮発性半導体記憶
装置は、電気的にデータの書き換えが可能な複数のメモ
リセルが複数の行および複数の列を形成しマトリクス状
に配列されたメモリセルアレイと、前記複数のメモリセ
ルのうち一部のメモリセルに、前記複数のメモリセルの
中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記憶させる手
段と、少なくとも1つのコマンドデータ入力端子と、前
記複数のメモリセルの中の前記欠陥メモリセルの位置あ
るいは領域が記憶されている前記一部のメモリセルのデ
ータを、前記コマンドデータ入力端子に入力される所定
のコマンドデータに応答して読み出す手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1)前記一部のメモリセルは、欠陥メモリセルの行を
含む少なくとも1つの行で形成されるブロックの位置を
記憶する。 (2)前記一部のメモリセルは、欠陥メモリセルの列を
含む少なくとも1つの列で形成される列ブロックの位置
を記憶する。
【0014】本発明に係わるメモリシステムは、電気的
にデータの書き換えが可能な複数のメモリセルが複数の
行および複数の列を形成しマトリクス状に配列されたメ
モリセルアレイと、前記複数のメモリセルへのデータ書
き込み、前記複数のメモリセルのデータの消去、および
前記複数のメモリセルからのデータ読み出しを制御する
制御回路とを備えた複数の不揮発性半導体記憶装置と、
前記複数の不揮発性半導体記憶装置のうちの1つの不揮
発性半導体記憶装置における前記メモリセルアレイ中の
一部のメモリセルに、前記複数の不揮発性半導体記憶装
置における前記メモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの
位置あるいは領域を記憶させる手段と、前記1つの不揮
発性半導体記憶装置における前記一部のメモリセルのデ
ータに基づいて、前記複数の不揮発性半導体記憶装置の
中の前記欠陥メモリセルを非選択にする制御装置とを具
備したことを特徴とする。
【0015】さらに、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1)前記一部のメモリセルは、欠陥メモリセルを含む
不揮発性半導体記憶装置を指示する情報と、その欠陥メ
モリセルの行を含む少なくとも1つの行で形成されるブ
ロックの位置を記憶する。 (2)前記一部のメモリセルは、欠陥メモリセルを含む
不揮発性半導体記憶装置を指示する情報と、その欠陥メ
モリセルの列を含む少なくとも1つの列で形成される列
ブロックの位置を記憶する。
【0016】また、本発明に係わるメモリシステムは、
電気的にデータの書き換えが可能な複数のメモリセルが
複数の行および複数の列を形成しマトリクス状に配列さ
れた少なくとも1つのメモリセルアレイと、前記メモリ
セルアレイ中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記
憶する記憶部と、前記記憶部のデータに基づいて、前記
メモリセルアレイ中の前記欠陥メモリセルを使用しない
ように、欠陥メモリセルを飛ばして前記メモリセルアレ
イに連続的にデータを書き込み、欠陥メモリセルを飛ば
して前記メモリセルアレイから連続的にデータを読み出
す制御を行う制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0017】本発明に係わる不揮発性半導体記憶装置の
リダンダンシ方法は、電気的にデータの書き換えが可能
な複数のメモリセルが複数の行および複数の列を形成し
マトリクス状に配列されたメモリセルアレイの中の欠陥
メモリセルを検出するステップと、前記メモリセルアレ
イにおける一部のメモリセルに、検出した欠陥メモリセ
ルの位置あるいは領域を記憶させるステップとを具備
し、電源電圧の投入に応じて、前記複数のメモリセルの
中の前記欠陥メモリセルの位置あるいは領域が記憶され
ている前記一部のメモリセルのデータを読み出させるこ
とを特徴とする。
【0018】また、本発明に係わる不揮発性半導体記憶
装置のリダンダンシ方法は、電気的にデータの書き換え
が可能な複数のメモリセルが複数の行および複数の列を
形成しマトリクス状に配列されたメモリセルアレイの中
の欠陥メモリセルを検出するステップと、前記メモリセ
ルアレイにおける一部のメモリセルに、検出した欠陥メ
モリセルの位置あるいは領域を記憶させるステップとを
具備し、所定のコマンドデータの入力に応じて、前記複
数のメモリセルの中の前記欠陥メモリセルの位置あるい
は領域が記憶されている前記一部のメモリセルのデータ
を読み出させることを特徴とする。
【0019】また、本発明に係わるメモリシステムの制
御方法は、電気的にデータの書き換えが可能な複数のメ
モリセルが複数の行および複数の列を形成しマトリクス
状に配列されたメモリセルアレイと、前記複数のメモリ
セルへのデータ書き込み、前記複数のメモリセルのデー
タの消去、および前記複数のメモリセルからのデータ読
み出しを制御する制御回路とを有する複数の不揮発性半
導体記憶装置を備えたメモリシステムにおいて、前記複
数の不揮発性半導体記憶装置のうちの1つの不揮発性半
導体記憶装置の前記メモリセルアレイ中に、前記複数の
不揮発性半導体記憶装置における各メモリセルアレイ中
の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記憶させた一部
のメモリセルのデータを読み出すステップと、前記1つ
の不揮発性半導体記憶装置の前記一部のメモリセルのデ
ータに基づいて、前記複数の不揮発性半導体記憶装置の
中の前記欠陥メモリセルを非選択にするステップとを具
備したことを特徴とする。
【0020】また、本発明に係わるメモリシステムの制
御方法は、電気的にデータの書き換えが可能な複数のメ
モリセルが複数の行および複数の列を形成しマトリクス
状に配列された少なくとも1つのメモリセルアレイの中
の欠陥メモリセルを検出するステップと、前記少なくと
も1つのメモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位置あ
るいは領域を記憶部に記憶するステップと、前記記憶部
のデータに基づいて、前記メモリセルアレイ中の前記欠
陥メモリセルを使用しないように、制御装置の制御によ
り欠陥メモリセルを飛ばして前記メモリセルアレイに連
続的にデータを書き込むステップと、前記記憶部のデー
タに基づいて、前記メモリセルアレイ中の前記欠陥メモ
リセルを使用しないように、制御装置の制御により欠陥
メモリセルを飛ばして前記メモリセルアレイから連続的
にデータを読み出すステップとを具備したことを特徴と
する。
【0021】本発明においては、不揮発性半導体記憶装
置のメモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位置あるい
は領域を、メモリセルアレイの一部に記憶させ、その情
報に基づいて欠陥メモリセルを使用しないように不揮発
性半導体記憶装置を制御するようにしている。
【0022】また、複数の不揮発性半導体記憶装置を備
えたメモリシステムにおける欠陥メモリセルを含む不揮
発性半導体記憶装置がどれかという情報と、メモリセル
アレイ中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を、複数
の不揮発性半導体記憶装置のうちの1つの不揮発性半導
体記憶装置のメモリセルアレイの一部に記憶させ、これ
らの情報に基づいて欠陥メモリセルを使用しないように
不揮発性半導体記憶装置を制御するようにしている。
【0023】このようにして、本発明によれば、冗長行
や冗長列に欠陥メモリセルを置き換えるための回路を必
要とせず、製造工程の短い、不揮発性半導体記憶装置お
よびメモリシステムを提供することができる。また、冗
長行や冗長列に欠陥メモリセルを置き換えるための回路
を必要とせず、製造工程の短い、不揮発性半導体記憶装
置のリダンダンシ方法およびメモリシステムの制御方法
を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態に係わる電気的に書き換え消去可能な不揮発性
半導体記憶装置(以下、フラッシュメモリと称する)1
1を示している。このフラッシュメモリ11は、複数の
電気的に書き換え消去可能なメモリセルから構成される
メモリセルアレイ1にデータを記憶する。メモリセルア
レイ1のワード線を選択して駆動するためにワード線ド
ライバ2が設けられる。また、ビット線を制御するため
のビット線制御回路3が設けられている。ワード線ドラ
イバ2とビット線制御回路3には、アドレス信号がアド
レスバッファ4から供給される。メモリセルアレイ1の
データをビット線制御回路3で読み出し、読み出しデー
タはデータ入出力バッファ5を介して、データ入出力端
子7から出力される。一方、データ入出力端子7に入力
された書き込みデータは、データ入出力バッファ5を介
してビット線制御回路3に転送され、メモリセルアレイ
1に供給されて記憶される。
【0025】上記データ入出力端子7に入力されたデー
タは、制御信号入力端子10に入力された制御信号とそ
の制御信号を受ける制御信号発生回路および内部電圧発
生回路8によって制御され、書き込みデータとしてメモ
リセル1に書き込まれるほか、アドレスとしてアドレス
バッファ4やコマンドとしてコマンドバッファ6に転送
される。コマンドは、フラッシュメモリ11への命令コ
ードであり、例えば、“読み出しを行え”とか“書き込
みを行え”とか“消去を行え”などである。
【0026】コマンドを受け取ったコマンドバッファ6
は、コマンドを制御信号発生回路および内部電圧発生回
路8に転送する。制御信号発生回路および内部電圧発生
回路8は、制御信号入力端子10、コマンドバッファ6
およびパワーオン検出回路9からの信号を受けて、メモ
リセルアレイ1、ワード線ドライバ2、ビット線制御回
路3、アドレスバッファ4、データ入出力バッファ5、
コマンドバッファ6に制御信号および必要な電圧をそれ
ぞれ供給する。パワーオン検出回路9は、フラッシュメ
モリ11に供給される電源電圧を検出し、フラッシュメ
モリ11が正常に動作する電源電圧が供給されたか否か
をパワーオン信号として制御信号発生回路および内部電
圧発生回路8に出力する。
【0027】図2は、上記図1に示した回路におけるメ
モリセルアレイ1の具体的な構成例を示している。電気
的に書き換え消去可能なメモリセルMCは、複数の行お
よび複数の列を形成しマトリクス状に配列される。この
例では、同一のワード線WLに繋がるメモリセルMCが
行を形成し、同一のビット線BLに接続されるメモリセ
ルMCが列を形成する。ここでは、行と列がそれぞれ4
つしか示してないが、例えば、1024行と4096列
で各メモリセルMCが1ビットを記憶するなら4メガビ
ットのフラッシュメモリ11のメモリセルアレイ1とな
る。複数のメモリセルMCのうち一部のメモリセル(例
えば、所定の行あるいは所定の列)に、複数のメモリセ
ルMCの中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記憶
させる。欠陥メモリセルの領域とは、欠陥メモリセルを
含む行の位置あるいは列の位置である。行をグルーピン
グしてブロックを形成したり、列をグルーピングして列
ブロックを形成し、そのブロックあるいは列ブロックの
位置を記憶させても良い。この場合、所定のブロックあ
るいは所定の列ブロックに欠陥メモリセルの位置あるい
は領域を記憶させる。
【0028】記憶されている欠陥メモリセルの位置ある
いは領域は、パワーオン検出回路9がフラッシュメモリ
11に供給される電源電圧を検出し、フラッシュメモリ
11が正常に動作する電源電圧が供給されたことを検知
してパワーオン信号を出力すると、自動的にビット線制
御回路3に読み出される。あるいは、欠陥メモリセルの
位置あるいは領域を読み出せというコマンドが制御信号
発生回路および内部電圧発生回路8に入力されると、ビ
ット線制御回路3に読み出される。
【0029】ここで、欠陥メモリセルというのは、メモ
リセルそのものに欠陥がある場合はもちろん、回路的な
要因で、正常なメモリセルが欠陥メモリセルのように観
測される場合も含む。つまり、欠陥メモリセルとは、フ
ラッシュメモリの外部から観測して、正常にデータの書
き込み、消去、および読み出しが行えないメモリセルで
ある。
【0030】図3は、上記図1に示した回路におけるメ
モリセルアレイ1の他の具体的な構成例を示している。
4つのメモリセルMCが直列に接続され、その一端は選
択トランジスタSを介して、ビット線BLに接続され
る。他端は、選択トランジスタSを介してソース線SR
Cに接続される。図3では、ソース線SRCは独立して
いるが、全てのソース線SRCは共通で構わない。
【0031】1本のワード線WLを共有するメモリセル
MCで1行を構成する。また、ワード線WL1〜WL4
に繋がるメモリセルMCでブロックを構成する。直列接
続されるメモリセルMCの個数が1つの場合は、1行=
1ブロックである。もちろん、直列接続されるメモリセ
ルの個数は1あるいは4に限らず、任意の個数で構わな
い。例えば、16個の場合は、16行で1ブロックを構
成する。
【0032】共通のビット線BLに接続されるメモリセ
ルMCで1列を構成する。1列のメモリセルMCに対し
て、データの書き込みおよびデータの読み出しを行うデ
ータ回路12が設けられる。個々のデータ回路12は、
トランジスタQn1を介してデータ入出力線(データ入
出力線0あるいは1)に接続される。このデータ入出力
線0および1は、データ入出力バッファ5に接続され、
データ回路12で読み出した読み出しデータをデータ入
出力バッファ5に転送したり、データ入出力バッファ5
からの書き込みデータをデータ回路12に転送したりす
るためのものである。トランジスタQn1のゲート電極
には、列選択信号i(i=0、1、2、…)が入力され
る。トランジスタQn1は、アドレスバッファ4から出
力されるアドレス信号に従ってビット線制御回路3内で
発生された列選択信号iに応答して、選択された列のデ
ータ回路12とデータ入出力線を接続する。ここでは、
それぞれ2つのデータ回路12が組になって構成されて
いる。2つのデータ回路12は、列選択信号iによって
同時に選択され、それぞれデータ入出力線0とデータ入
出力線1に接続される。列選択信号iを共有する2つの
列で、列ブロックを構成する。個々の列に対して列選択
信号iが割り付けられている場合は、1列=1列ブロッ
クである。これに限らず、例えば、8個の列に列選択信
号iが割り付けられている場合は、8列=1列ブロック
である。
【0033】図4(a),(b)は、図3に示したメモ
リセルMCと選択トランジスタSの構造を示している。
(a)図はメモリセルMCの断面図、(b)図は選択ト
ランジスタSの断面図である。p型の半導体基板20の
表面にn型の拡散層21,21が離隔して形成される。
メモリセルMCでは、上記拡散層21,21間の半導体
基板20上に絶縁膜22を介して浮遊ゲート23、さら
にその上に絶縁膜24を介してワード線となる制御ゲー
ト25が形成される。選択トランジスタSでは、上記拡
散層21,21間の半導体基板20上に絶縁膜26を介
して選択ゲート線となる選択ゲート27が形成される。
【0034】図5は、図3に示したあるブロックの1つ
の列を構成するメモリセル群の構造を示している。メモ
リセルMCは4つが直列接続され、一端は選択トランジ
スタSを介してソース線SRCに接続される。他端は選
択トランジスタSを介してビット線BLに接続される。
【0035】図6(a),(b),(c)はそれぞれ、
図5に示したメモリセル群の各部の、書き込み、消去、
読み出し時に印加される電圧をそれぞれ示している。書
き込み時は、選択されたワード線WL2に20Vが印加
される。非選択ワード線WL1、WL3およびWL4に
は10Vが与えられる。また、選択ゲート線SG1には
10Vが与えられる。選択ゲート線SG2は0Vであ
る。データ“0”を書くときは、ビット線を0Vにす
る。これによって、選択メモリセルでは浮遊ゲートに電
子が注入されてしきい値電圧が正になる。データ“1”
を書き込む場合は、ビット線を8Vにする。この場合、
浮遊ゲートには電子が注入されない。
【0036】消去時は、基板の電圧を20Vにする。ま
た、選択ゲート線SG1とSG2、ソース線SRC、ビ
ット線BLも20Vにする。消去するブロックのワード
線WL1〜WL4を0Vにすると、電子が浮遊ゲートか
ら放出されてしきい値電圧が負になる(データ“1”の
状態)。消去しないブロックのワード線WL1〜WL4
を20Vにすると、電子は浮遊ゲートから放出されな
い。
【0037】読み出し時は、選択ワード線WL2を0V
にする。非選択ワード線WL1、WL3およびWL4は
Vccにする。選択ゲート線SG1とSG2もVccに
する。選択メモリセルがデータ“0”を記憶していれ
ば、Vccに充電され浮遊状態にされたビット線の電圧
はVccのままである。選択メモリセルがデータ“1”
を記憶していれば、Vccに充電され浮遊状態にされた
ビット線の電圧は0Vに下がる。
【0038】図7は、上記図1及び図3に示したフラッ
シュメモリにおけるメモリセルアレイを模式的に示した
ものである。ここでは、1024行×4224列のメモ
リセルMCで構成されたメモリセルアレイ1を示してい
る。各行あるいは各列には、番地がそれぞれ割り付けら
れ、その位置を示している。4つの連続した行番地は、
図3の1ブロックを示しており、1つのブロック番地が
割り付けられる。よって、ブロック番地は0から255
まで、4つの連続した行番地に対してそれぞれ割り付け
られる。2つの連続した列番地は、図3の列ブロックを
示しており、1つの列ブロック番地が割り当てられる。
よって、列ブロック番地は0から2111まで、2つの
連続した列番地に対してそれぞれ割り付けられる。
【0039】1つのメモリセルが1ビットを記憶する場
合、1行で4224ビットつまり528バイトを記憶す
る。このうち、例えば、512バイト(0〜2047番
地の2048列ブロック分)をファイルデータ記憶領域
とする。残りの16バイト中、例えば10バイト(20
48〜2087番地の40列ブロック分)をエラー検出
および訂正のためのコードを記憶する領域とする。さら
に、残りの6バイト中、4バイト(2088〜2103
番地の16列ブロック分)をファイル管理用のフラグを
記憶する領域とする。残りのバイトに対応する列ブロッ
クは、予備列ブロック(2104〜2111番地の8列
ブロック分)とする。
【0040】ブロック番地の所定の番地、例えば0番地
を、メモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位置あるい
は領域を記憶させるための領域に割り当てる。例えば、
ブロック番地6の中のメモリセルに多くの欠陥メモリセ
ルが検出されると、ブロック番地0に欠陥ブロック番地
=6というデータが書き込まれる。これは、ブロック番
地6の使用を禁止する情報となる。記憶する欠陥ブロッ
ク最大数は、予め決めても良い。その数を超える欠陥ブ
ロックを含むフラシュメモリは不良品とみなされる。
【0041】また、例えば、列ブロック番地3の中のメ
モリセルに多くの欠陥メモリセルが検出されると、ブロ
ック番地0に欠陥列ブロック番地=3というデータが書
き込まれる。これは、列ブロック番地3の使用を禁止す
る情報となる。この場合、列ブロック番地3が使用でき
ないために記憶容量が少なくなるのを防ぐために予備列
ブロックを使用せよ、という情報ともなる。予備列ブロ
ックが8列ブロック分であれば、欠陥列ブロックは8列
ブロック分まで記憶される。
【0042】メモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位
置あるいは領域を記憶させるための領域には、それを示
すためのフラグを記憶させておく。このフラグが記憶さ
れている領域が、メモリセルアレイ中の欠陥メモリセル
の位置あるいは領域を記憶させるための領域である。所
定のブロック番地(ここでは0番地)が欠陥ブロックの
場合、予め決められた次の所定の番地を、メモリセルア
レイ中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記憶させ
るための領域に割り当てる。例えば、1番地をその領域
に割り当てる。予め決められた番地(ここでは0番地)
にそのフラグがなければ、次の所定の番地(ここでは1
番地)にそのフラグがないか調べる。このようにして、
万が一、所定の番地(ここでは0番地)が欠陥ブロック
でも、次の所定の番地(ここでは1番地)を、メモリセ
ルアレイ中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記憶
させるための領域にすることができる。
【0043】メモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位
置あるいは領域を記憶させるための領域を示すためのフ
ラグ、およびメモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位
置あるいは領域を示すデータは、同じものを重複して
(例えば、5重に)記憶させておく。これによって、一
部のデータが破損しても、多数決方式により正しいデー
タを読みとることができる。多数決方式とは、多数を占
めるデータを正しいデータとみなす方式である。例え
ば、同じデータであるはずの5重に重複して書かれてい
るデータを読み出した際、それが(0101),(01
01),(0111),(0101),(0101)で
あれば、正しいデータは(0101)とみなされる。
【0044】ここで、欠陥メモリセルというのは、メモ
リセルそのものに欠陥がある場合はもちろん、回路的な
要因で、例えばブロック番地6に対応するワード線を駆
動する回路の欠陥で、正常なメモリセルが欠陥メモリセ
ルのように観測される場合も含む。つまり、欠陥メモリ
セルとは、フラッシュメモリの外部から観測して、正常
にデータの書き込み、消去、および読み出しが行えない
メモリセルである。
【0045】図8は、上記メモリセルアレイ中の欠陥メ
モリセルの位置あるいは領域を示すデータをフラッシュ
メモリ11から読み出す場合のタイミング図である。こ
こで、Vccは電源電圧、信号D0、D1はデータ入出
力端子7の信号である。信号PONは、パワーオン検出
回路9から出力される信号で、フラッシュメモリ11が
正常に動作する電源電圧Vccが供給されたかどうかを
示す。信号PONは、電源電圧Vccの立ち上がり時は
Vccに追従して立ち上がり、Vccが十分立ち上がっ
た時“L”レベルに下がる。信号CEBは、フラッシュ
メモリ11を活性化する信号で、この信号が“L”レベ
ルのときにフラッシュメモリ11は外部からの命令を受
け付ける。信号WEBが“L”レベルから“H”レベル
に変化するとき、データ入出力端子7に入力された信号
D0、D1は、フラッシュメモリ11に入力される。デ
ータ入出力端子7に入力された信号D0、D1は、信号
CLEが“H”レベルのときコマンドとしてみなされ
る。信号REが“L”レベルから“H”レベルに変化す
ると、データ入出力バッファ5からデータ入出力端子7
を介してデータが出力される。なお、上記信号CEB、
CLE、WEB、およびREはそれぞれ、制御信号入力
端子10に供給される信号である。
【0046】まず、電源が投入されて、信号PONによ
り電源電圧Vccが十分立ち上がったことが検出される
と、メモリセルアレイ1中の欠陥メモリセルの位置ある
いは領域を示すデータが自動的にビット線制御回路3に
読み出される。信号CEBを“L”レベルに設定し、信
号CLEを“H”レベルにして、信号WEBを“L”レ
ベルから“H”レベルに反転するタイミングでコマンド
を信号D0、D1として入力する。このとき入力するコ
マンドは、読み出しデータ出力コマンドである。この読
み出しデータ出力コマンドが入力された後、信号REが
“L”レベルから“H”レベルに変化すると、予め決め
られた順で、メモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位
置あるいは領域を示すデータが信号D0、D1として出
力される。ここでは、電源電圧Vccの立ち上がり時
に、自動的にメモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位
置あるいは領域を示すデータを読み出しているが、図9
に示されるように、コマンドによって制御しても良い。
【0047】図9に示すタイミング図では、“メモリセ
ルアレイ中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を示す
データをメモリセルから読み出して出力せよ”というコ
マンドが入力される。この後、メモリセルからビット線
制御回路3にデータが読み出されるまで5マイクロ秒待
つ。その後、メモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位
置あるいは領域を示すデータが出力される。
【0048】図10はデータ読み出し、図11は書き込
みデータ入力、図12は書き込み動作をそれぞれ示して
いる。読み出しは、まず信号CLEを“H”レベルにし
て読み出しコマンドを入力し、信号ALEを“H”レベ
ルにして読み出す行番地と読み出し開始列ブロック番地
(アドレス)を入力する。5マイクロ秒待機した後、信
号REが“L”レベルから“H”レベルになるとデータ
が出力される。読み出し開始列ブロックから自動的にR
Eが“L”レベルから“H”レベルになるたびに、同一
行の決められた順で列ブロックのデータが読み出され
る。書き込みデータ入力は、まず信号CLEを“H”に
してデータロードコマンドを入力し、信号ALEを
“H”レベルにして入力する行番地と入力開始列ブロッ
ク番地(アドレス)を入力する。入力開始列ブロックか
ら自動的にWEが“L”レベルから“H”レベルになる
たびに、同一行の決められた順の列ブロックのためにデ
ータが入力される。書き込みは、まず信号CLEを
“H”レベルにして書き込みコマンドが入力されて、4
0マイクロ秒待機した後、信号CLEを“H”レベルに
してステータス読み出しコマンドを入力する。信号RE
が“L”レベルから“H”レベルになるとステータスデ
ータが出力される。ステータスが”書き込み終了”にな
るまで書き込み動作を続ける。メモリセルアレイ中の欠
陥メモリセルの位置あるいは領域を示すデータは、図1
1および図12に示されたようにして書き込まれる。な
お、信号CEB、ALE、CLE、WEB、およびRE
はそれぞれ、制御信号入力端子10の信号である。
【0049】図13は、上述したフラッシュメモリ11
を複数個搭載した、フラッシュメモリカード15のシス
テムを示すものである。複数のフラッシュメモリ11−
1,11−2,…に対して、フラッシュメモリカード1
5に入力される命令を受け、これらフラッシュメモリ1
1−1,11−2,…を制御するためのカード制御回路
13が設けられる。カード制御回路13は、配線14で
各フラッシュメモリ11−1,11−2,…と接続され
る。また、このカード制御回路13は、フラッシュメモ
リカード15に命令をあたえるユニット(ここでは中央
演算ユニットCPU17)と、配線16で接続される。
フラッシュメモリカード15には、電源線18から電源
電圧Vccが与えられる。この電源電圧Vccは、カー
ド制御回路13と各フラッシュメモリ11−1,11−
2,…に供給される。
【0050】図13のように、複数のフラッシュメモリ
11−1,11−2,…を含むシステムの場合、各フラ
ッシュメモリ11−1,11−2,…に、個々のフラッ
シュメモリのメモリセルアレイ1中の欠陥メモリセルの
位置あるいは領域を示すデータを記憶させても良いが、
ある所定の1つのフラッシュメモリ11−f(f=1,
2,…)の所定の領域に、欠陥メモリセルを含むフラッ
シュメモリの位置と、そのメモリセルアレイ中の欠陥メ
モリセルの位置あるいは領域を示すデータを記憶させて
も良い。
【0051】ここで、欠陥メモリセルというのは、メモ
リセルそのものに欠陥がある場合はもちろん、回路的な
要因で、正常なメモリセルが欠陥メモリセルのように観
測される場合も含む。つまり、欠陥メモリセルとは、フ
ラッシュメモリの外部から観測して、正常にデータの書
き込み、消去、および読み出しが行えないメモリセルで
ある。
【0052】さらに、このようなフラッシュメモリカー
ド15などのメモリシステムにおいては、電源電圧の投
入あるいは所定のコマンドの入力に応じフラッシュメモ
リ11内の一部のメモリセルから読み出した欠陥メモリ
セルに関する情報を直接利用しても良いが、読み出され
た欠陥メモリセルに関する情報を、例えばカード制御回
路13に設けられた図示しないキャッシュメモリなどの
記憶部に記憶させておき、こうした記憶部のデータに基
づきフラッシュメモリ11に対する書き込みや読み出し
が行われても良い。すなわち、こうしてカード制御回路
13側のRAMなどを用いることで、フラッシュメモリ
11への書き込み、読み出し動作の高速化を図ることが
できる。
【0053】図14は、図13に示したメモリシステム
におけるカード制御回路13が、フラッシュメモリ11
−fのある行に、列ブロック番地sからm個の列ブロッ
ク分のデータを連続的に書き込む手順を示している。こ
こでは、1つの列ブロックに書き込まれるデータは同時
に入力するものとしている。
【0054】書き込みが開始されると、図8あるいは図
9に示されたようにして読み出されたメモリセルアレイ
中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を示すデータか
ら、書き込む行の欠陥列ブロック番地k1、k2、…k
nとその個数nを検索する。列ブロック番地s(入力開
始列ブロック番地)から列ブロック番地eまでの列ブロ
ックに、欠陥列ブロックの個数nを差し引いてm個の列
ブロックが残るようにeを求める。eは入力する最終列
ブロック番地となる(S1)。
【0055】次に、今からデータを入力するという意味
のコマンド(データロードコマンド)を入力する(S
2)。データを書き込む行の行番地と列ブロック番地の
最初の番地sを入力する(S3)。
【0056】変数columnをsに、変数dno を1にセット
する(S4)。変数columnが欠陥列ブロック番地である
か否か判定する(S5)。そして、変数columnが欠陥列
ブロック番地なら、その列ブロックのデータとして全て
“1”のデータを入力する(S6)。
【0057】変数columnが欠陥列ブロック番地でなけれ
ば、その列ブロックのデータとしてdno 番目の列ブロッ
クのデータを入力する。このとき、変数dno を1だけ増
加させる(S7)。
【0058】次に、変数columnが最終入力番地eである
か否か判定する(S8)。変数columnが最終入力番地e
と違えば、変数columnを1だけ増加させて、S5に還っ
て、順次データを入力する(S9)。
【0059】変数columnが最終入力番地eと同じなら、
入力したデータに基づいてメモリセルに書き込みを開始
せよという書き込みコマンドを入力する(S10)。4
0マイクロ秒待って(S11)、フラッシュメモリ内部
の状況(ステータス)を知らせよというステータス読み
出しコマンドを投入し(S12)、ステータスが書き込
み終了を示しているか否か判定する(S13)。書き込
み終了を示していれば書き込みを終了し、書き込み終了
を示していなければS11に戻って再度40マイクロ秒
待ち、ステータスが書き込み終了を示すまでS11から
S13の動作を繰り返す。
【0060】図15は、図13に示したメモリシステム
におけるカード制御回路13が、フラッシュメモリ11
のある行の、列ブロック番地sからm個の列ブロック分
のデータを連続的に読み出す手順を示している。ここで
は、1つの列ブロックから読み出されるデータは同時に
出力されるものとしている。
【0061】読み出しが開始されると、図8あるいは図
9に示されたようにして読み出されたメモリセルアレイ
中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を示すデータか
ら、読み出す行の欠陥列ブロック番地k1、k2、…k
nとその個数nを検索する。列ブロック番地sから列ブ
ロック番地eまでの列ブロックに、欠陥列ブロックの個
数nを差し引いてm個の列ブロックが残るようにeを求
める。eは読み出す最終列ブロック番地となる(S1
4)。
【0062】次に、メモリセルからデータをビット線制
御回路3に読み出せという意味の読み出しコマンドを入
力する(S15)。データを読み出す行の行番地と列ブ
ロック番地の最初の番地を入力する(S16)。
【0063】変数columnをsに、変数rno を1にセット
する(S17)。5マイクロ秒待機する(S18)。変
数columnが欠陥列ブロック番地であるか否か判定し(S
19)、欠陥列ブロック番地で変数columnがeなら、読
み出したm個の列ブロック分のデータからエラー検出・
訂正を行って、読み出し終了とする(S19、S21と
S23)。
【0064】変数columnが欠陥列ブロック番地で、変数
columnがeでなければ、変数columnを1だけ増加させ
て、S19に戻る(S19、S21とS22)。変数co
lumnが欠陥列ブロック番地でなければ、rno 番目の列ブ
ロックのデータを読み出して変数rno を1だけ増加さ
せ、columnがeなら、読み出したm個の列ブロック分の
データからエラー検出・訂正を行って、読み出し終了と
する(S19、S20、S21とS23)。
【0065】変数columnが欠陥列ブロック番地でなけれ
ば、rno 番目の列ブロックのデータを読み出して変数rn
o を1だけ増加させ、columnがeでなければ、columnを
1だけ増加させて、S19に戻る(S19、S20、S
21とS22)。
【0066】図16は、フラッシュメモリ11のある行
の論理列番地と物理列番地の関係を説明するための図で
ある。論理列番地は、例えば、フラッシュメモリカード
15の外部からみた、データが格納されている論理的な
列番地である。物理列番地とは、図7などに見られるメ
モリセルアレイ1を物理的に構成する列の位置を示す番
地である。ここでは、物理列番地の(0、1)、(2、
3)、(4、5)…と2つの列で列ブロックを構成して
いると仮定している。また、物理列番地の2か3のうち
少なくとも1つ、物理列番地の14か15のうち少なく
とも1つに欠陥メモリセルが含まれるとしている。
【0067】論理列番地の0、1のデータは物理列番地
の0、1にそれぞれ記憶されている。論理列番地の2、
3のデータは物理列番地の4、5に記憶される。物理列
番地の2、3に記憶されるデータは不明であるが、入力
時にデータ“1”が入力されるので便宜上物理列番地の
2、3のデータはデータ“1”とする。このようにし
て、欠陥列ブロックの物理列番地には入力データは記憶
されず、代わりの列番地に記憶される。
【0068】図17は、本発明の第2の実施の形態に係
る不揮発性半導体記憶装置について説明するためのもの
で、図1に示されたフラッシュメモリ11の変型例であ
る。図17に示されたフラッシュメモリ11では、列ブ
ロックを冗長列ブロックに置き換えるための冗長部選択
回路19と、メモリセルアレイ1中に図18に示される
ような冗長列ブロック(spare0とspare1)とをさらに備
える。また、欠陥ブロック番地を記憶する専用のブロッ
クを設けてある。すなわち、ブロック番地“0”がそれ
であり、欠陥ブロック番地を記憶する。その他の基本的
な構成や機能は図1に示したフラッシュメモリと同様で
ある。
【0069】図19は、図17に示されたフラッシュメ
モリ11を用いて図13に示したフラッシュメモリカー
ド15のシステムを構成した場合に、カード制御回路1
3が図17に示されたフラッシュメモリ11のある行
に、列ブロック番地sから列ブロック番地eまでm個の
列ブロック分のデータを連続的に書き込む手順を示して
いる。ここでは、1つの列ブロックに書き込まれるデー
タは同時に入力するものとしている。
【0070】書き込み開始後、データ入力する最終列ブ
ロック番地eを求める。eはs+m−1である(S
1)。次に、今からデータを入力するという意味のコマ
ンドを入力する(S2)。
【0071】データを書き込む行の行番地と列ブロック
番地の最初の番地を入力する(S3)。変数columnをs
に、変数dno を1にセットする(S4)。
【0072】その列ブロックのデータとしてdno 番目の
列ブロックのデータを入力する。このとき、変数dno を
1だけ増加させる(S7)。変数columnが最終入力番地
eと違えば、columnを1だけ増加させて、S7に還っ
て、順次データを入力する(S8とS9)。
【0073】変数columnが最終入力番地eと同じなら、
入力したデータに基づいてメモリセルに書き込みを開始
せよという書き込みコマンドを入力する(S8とS1
0)。40マイクロ秒待って(S11)、フラッシュメ
モリ内部の状況(ステータス)知らせよというステータ
ス読み出しコマンドを投入し(S12)、ステータスが
書き込み終了を示せば書き込み終了(S13)、ステー
タスが書き込み終了を示していなければ再度40マイク
ロ秒待つ(S13とS11)。
【0074】図20は、上記フラッシュメモリカード1
5のシステムにおけるカード制御回路13が、図17に
示されたフラッシュメモリ11のある行の、列ブロック
番地sからm個の列ブロック分のデータを連続的に読み
出す手順を示している。ここでは、1つの列ブロックか
ら読み出されるデータは同時に出力されるものとしてい
る。
【0075】読み出し開始後、データを読み出す列ブロ
ックの最終番地eを求める。eはs+m−1である(S
14)。次に、メモリセルからデータをビット線制御回
路3に読み出せという意味の読み出しコマンドを入力す
る(S15)。
【0076】データを読み出す行の行番地と列ブロック
番地の最初の番地を入力する(S16)。変数columnを
sに、変数rno を1にセットする(S17)。
【0077】5マイクロ秒待機する(S18)。rno 番
目の列ブロックのデータを読み出して変数rno を1だけ
増加させ、columnがeなら、読み出したm個の列ブロッ
ク分のデータからエラー検出・訂正を行って、読み出し
終了とする(S20、S21とS23)。
【0078】rno 番目の列ブロックのデータを読み出し
て変数rno を1だけ増加させ、変数columnがeでなけれ
ば、columnを1だけ増加させて、S20に戻る(S2
0、S21とS22)。
【0079】図21は、図17に示されたフラッシュメ
モリ11のある行の論理列番地と物理列番地の関係を示
す図である。論理列番地は、例えば、フラッシュメモリ
カード15の外部からみた、データが格納されている論
理的な列番地である。物理列番地とは、図18などに見
られるメモリセルアレイ1を物理的に構成する列の位置
を示す番地である。ここでは、物理列番地の(0、
1)、(2、3)、(4、5)…と2つの列で列ブロッ
クを構成していると仮定している。また、物理列番地の
4か5のうち少なくとも1つ、物理列番地の10か11
のうち少なくとも1つに欠陥メモリセルが含まれるとし
ている。
【0080】論理列番地の0、1のデータは物理列番地
の0、1にそれぞれ記憶されている。論理列番地の2、
3のデータは物理列番地の2、3に記憶される。論理列
番地の4、5のデータは物理列番地のspare0、spare1に
記憶される。物理列番地の4、5に記憶されるデータは
不明だが、欠陥列ブロックには自動的にデータ“1”書
き込みが行われ、便宜上物理列番地の4、5のデータは
データ“1”とする。このようにして、欠陥列ブロック
の物理列番地には入力データは記憶されず、代わりの列
番地に記憶される。
【0081】このように、本実施例による不揮発性半導
体記憶装置においては、電気的にデータの書き換えが可
能な複数のメモリセルMCが複数の行および複数の列を
形成しマトリクス状に配列されたメモリセルアレイ1
と、前記複数のメモリセルMCのうち一部のメモリセル
MCに、前記複数のメモリセルMCの中の欠陥メモリセ
ルの位置あるいは領域を記憶させる手段2、3、4、
5、6、7、8、10と、電源電圧が投入されたことを
検出してパワーオン信号PONを出力するパワーオン検
出回路9と、前記複数のメモリセルMCの中の前記欠陥
メモリセルの位置あるいは領域が記憶されている前記一
部のメモリセルMCのデータを、前記パワーオン信号P
ONに応答して読み出す手段2、3、4、8とを備えて
いる。
【0082】また、本実施例による不揮発性半導体記憶
装置においては、電気的にデータの書き換えが可能な複
数のメモリセルMCが複数の行および複数の列を形成し
マトリクス状に配列されたメモリセルアレイ1と、前記
複数のメモリセルMCのうち一部のメモリセルMCに、
前記複数のメモリセルMCの中の欠陥メモリセルの位置
あるいは領域を記憶させる手段2、3、4、5、6、
7、8、10と、少なくとも1つのコマンドデータ入力
端子7と、前記複数のメモリセルMCの中の前記欠陥メ
モリセルの位置あるいは領域が記憶されている前記一部
のメモリセルMCのデータを、前記コマンドデータ入力
端子7に入力される所定のコマンドデータに応答して読
み出す手段2、3、4、6、8、10とを備えている。
【0083】また前記一部のメモリセルMCは、欠陥メ
モリセルの行を含む少なくとも1つの行で形成されるブ
ロックの位置を記憶する。あるいは、前記一部のメモリ
セルは、欠陥メモリセルの列を含む少なくとも1つの列
で形成される列ブロックの位置を記憶する。
【0084】本実施例によるメモリシステムにおいて
は、電気的にデータの書き換えが可能な複数のメモリセ
ルMCが複数の行および複数の列を形成しマトリクス状
に配列されたメモリセルアレイ1と、前記複数のメモリ
セルMCへのデータ書き込み、前記複数のメモリセルM
Cのデータの消去、および前記複数のメモリセルMCか
らのデータ読み出しを制御する制御回路2、3、4、
5、6、7、8、10とを備えた複数の不揮発性半導体
記憶装置11−1,11−2,…と、前記複数の不揮発
性半導体記憶装置11−1,11−2,…のうちの1つ
の不揮発性半導体記憶装置11−f(f=1,2,…)
における前記メモリセルアレイ中の一部のメモリセルM
Cに、前記複数の不揮発性半導体記憶装置11−1,1
1−2,…における前記メモリセルアレイ中の欠陥メモ
リセルの位置あるいは領域を記憶させる手段2、3、
4、5、6、7、8、10と、前記1つの不揮発性半導
体記憶装置における前記一部のメモリセルのデータに基
づいて、前記複数の不揮発性半導体記憶装置の中の前記
欠陥メモリセルを非選択にする制御装置13とを備えた
ことを特徴とする。
【0085】また、前記一部のメモリセルMCは、欠陥
メモリセルを含む不揮発性半導体記憶装置を指示する情
報と、その欠陥メモリセルの行を含む少なくとも1つの
行で形成されるブロックの位置を記憶する。
【0086】あるいは、前記一部のメモリセルMCは、
欠陥メモリセルを含む不揮発性半導体記憶装置を指示す
る情報と、その欠陥メモリセルの列を含む少なくとも1
つの列で形成される列ブロックの位置を記憶する。
【0087】また、本実施例によるメモリシステムにお
いては、電気的にデータの書き換えが可能な複数のメモ
リセルMCが複数の行および複数の列を形成しマトリク
ス状に配列された少なくとも1つのメモリセルアレイ1
と、前記メモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位置あ
るいは領域を記憶する記憶部1と、前記記憶部1のデー
タに基づいて、前記メモリセルアレイ中の前記欠陥メモ
リセルを使用しないように、欠陥メモリセルを飛ばして
前記メモリセルアレイに連続的にデータを書き込み、欠
陥メモリセルを飛ばして前記メモリセルアレイから連続
的にデータを読み出す制御を行う制御装置13とを備え
ている。
【0088】従って、上記のような構成によれば、冗長
行や冗長列に欠陥メモリセルを置き換えるための回路を
必要とせず、製造工程の短い、不揮発性半導体記憶装置
およびメモリシステムが実現される。
【0089】さらに、本実施例による不揮発性半導体記
憶装置のリダンダンシ方法においては、電気的にデータ
の書き換えが可能な複数のメモリセルMCが複数の行お
よび複数の列を形成しマトリクス状に配列されたメモリ
セルアレイ1の中の欠陥メモリセルを検出するステップ
と、前記メモリセルアレイ1における一部のメモリセル
に、検出した欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記憶
させるステップとを具備し、電源電圧の投入に応じて、
前記複数のメモリセルMCの中の前記欠陥メモリセルの
位置あるいは領域が記憶されている前記一部のメモリセ
ルのデータを読み出させる。
【0090】また、本実施例による不揮発性半導体記憶
装置のリダンダンシ方法においては、電気的にデータの
書き換えが可能な複数のメモリセルMCが複数の行およ
び複数の列を形成しマトリクス状に配列されたメモリセ
ルアレイ1の中の欠陥メモリセルを検出するステップ
と、前記メモリセルアレイ1における一部のメモリセル
に、検出した欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記憶
させるステップとを具備し、所定のコマンドデータの入
力に応じて、前記複数のメモリセルMCの中の前記欠陥
メモリセルの位置あるいは領域が記憶されている前記一
部のメモリセルのデータを読み出させる。
【0091】本実施例によるメモリシステムの制御方法
においては、電気的にデータの書き換えが可能な複数の
メモリセルMCが複数の行および複数の列を形成しマト
リクス状に配列されたメモリセルアレイ1と、前記複数
のメモリセルMCへのデータ書き込み、前記複数のメモ
リセルMCのデータの消去、および前記複数のメモリセ
ルMCからのデータ読み出しを制御する制御回路とを有
する複数の不揮発性半導体記憶装置11−1,11−
2,…を備えたメモリシステムにおいて、前記複数の不
揮発性半導体記憶装置11−1,11−2,…のうちの
1つの不揮発性半導体記憶装置11−f(f=1,2,
…)の前記メモリセルアレイ中に、前記複数の不揮発性
半導体記憶装置における各メモリセルアレイ中の欠陥メ
モリセルの位置あるいは領域を記憶させた一部のメモリ
セルのデータを読み出すステップと、前記1つの不揮発
性半導体記憶装置11−f(f=1,2,…)の前記一
部のメモリセルのデータに基づいて、前記複数の不揮発
性半導体記憶装置の中の前記欠陥メモリセルを非選択に
するステップとを備えている。
【0092】また、本実施例によるメモリシステムの制
御方法においては、電気的にデータの書き換えが可能な
複数のメモリセルMCが複数の行および複数の列を形成
しマトリクス状に配列された少なくとも1つのメモリセ
ルアレイ1の中の欠陥メモリセルを検出するステップ
と、前記少なくとも1つのメモリセルアレイ中の欠陥メ
モリセルの位置あるいは領域を記憶部1に記憶するステ
ップと、前記記憶部1のデータに基づいて、前記メモリ
セルアレイ中の前記欠陥メモリセルを使用しないよう
に、制御装置13の制御により欠陥メモリセルを飛ばし
て前記メモリセルアレイに連続的にデータを書き込むス
テップと、前記記憶部1のデータに基づいて、前記メモ
リセルアレイ中の前記欠陥メモリセルを使用しないよう
に、制御装置13の制御により欠陥メモリセルを飛ばし
て前記メモリセルアレイから連続的にデータを読み出す
ステップとを備えている。
【0093】従って、上記のようなリダンダンシ方法に
よれば、冗長行や冗長列に欠陥メモリセルを置き換える
ための回路を必要とせず、製造工程の短い、不揮発性半
導体記憶装置のリダンダンシ方法およびメモリシステム
の制御方法が実現される。
【0094】なお、本発明は上述した第1,第2の実施
の形態に限定されるものではない。例えば多値記憶不揮
発性半導体記憶装置であっても同様に実施できる。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変型して実
施することができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冗長行や冗長列に欠陥メモリセルを置き換えるための回
路を必要とせず、製造工程の短い、不揮発性半導体記憶
装置およびメモリシステムを実現することが可能とな
る。
【0096】また、本発明によれば、冗長行や冗長列に
欠陥メモリセルを置き換えるための回路を必要とせず、
製造工程の短い、不揮発性半導体記憶装置のリダンダン
シ方法およびメモリシステムの制御方法を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる電気的に書
き換え消去可能な不揮発性半導体記憶装置を示すブロッ
ク図。
【図2】図1に示した不揮発性半導体記憶装置における
メモリセルアレイの具体的な構成例を示す回路図。
【図3】図1に示した不揮発性半導体記憶装置における
メモリセルアレイの具体的な他の構成例を示す回路図。
【図4】図3に示したメモリセルと選択トランジスタの
構造を示す断面図。
【図5】図3に示したあるブロックの1つの列を構成す
るメモリセル群の構造を示す断面図。
【図6】図5に示したメモリセル群の各部の、書き込
み、消去、読み出し時の電圧について説明するための
図。
【図7】図1および図3に示した不揮発性半導体記憶装
置におけるメモリセルアレイの構造を模式的に示す図。
【図8】メモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位置あ
るいは領域を示すデータをフラッシュメモリから読み出
す場合のタイミング図。
【図9】コマンドによってメモリセルアレイ中の欠陥メ
モリセルの位置あるいは領域を示すデータをフラッシュ
メモリから読み出す場合のタイミング図。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係わる不揮発性
半導体記憶装置の読み出し動作について説明するための
タイミング図。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係わる不揮発性
半導体記憶装置の書き込みデータ入力動作について説明
するためのタイミング図。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係わる不揮発性
半導体記憶装置の書き込み動作について説明するための
タイミング図。
【図13】図1に示したフラッシュメモリを複数個搭載
したフラッシュメモリカードのシステムを示すブロック
図。
【図14】図13に示したシステムにおけるカード制御
回路がフラッシュメモリのある行に書き込みを行うとき
のアルゴリズムを示すフローチャート。
【図15】図13に示したシステムにおけるカード制御
回路がフラッシュメモリのある行から読み出しを行うと
きのアルゴリズムを示すフローチャート。
【図16】フラッシュメモリのある行の論理列番地と物
理列番地の関係を説明するための図。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半
導体記憶装置について説明するためのもので、図1に示
されたフラッシュメモリの変型例を示すブロック図。
【図18】図17に示したフラッシュメモリにおけるメ
モリセルアレイの構造を模式的に示す図。
【図19】図17に示されたフラッシュメモリを用いて
図13に示したフラッシュメモリカードのシステムを構
成した場合に、カード制御回路がフラッシュメモリへ書
き込みを行うときのアルゴリズムを示すフローチャー
ト。
【図20】図17に示されたフラッシュメモリを用いて
図13に示したフラッシュメモリカードのシステムを構
成した場合に、カード制御回路がフラッシュメモリから
読み出しを行うときのアルゴリズムを示すフローチャー
ト。
【図21】図17に示されたフラッシュメモリのある行
の論理列番地と物理列番地の関係を説明するための図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、2…ワード線ドライバ、3…ビ
ット線制御回路、4…アドレスバッファ、5…データ入
出力バッファ、6…コマンドバッファ、7…データ入出
力端子、8…制御信号発生回路および内部電圧発生回
路、9…パワーオン検出回路、10…制御信号入力端
子、11,11−1,11−2…フラッシュメモリ、1
2…データ回路、13…カード制御回路、14…カード
制御回路とフラッシュメモリ間の配線、15…フラッシ
ュメモリカード、16…カード制御回路とCPU間の配
線、17…CPU、18…電源線、19…冗長部選択回
路、20…半導体基板、21…拡散層、22…絶縁膜、
23…浮遊ゲート、24…絶縁膜、25…制御ゲート、
26…絶縁膜、27…選択ゲート、MC…メモリセル、
WL…ワード線、BL…ビット線、S…選択トランジス
タ、SG…選択ゲート線、SRC…ソース線、Vcc…
電源電圧、Q…MOSトランジスタ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にデータの書き換えが可能な複数
    のメモリセルが複数の行および複数の列を形成しマトリ
    クス状に配列されたメモリセルアレイと、 前記複数のメモリセルのうち一部のメモリセルに、前記
    複数のメモリセルの中の欠陥メモリセルの位置あるいは
    領域を記憶させる手段と、 電源電圧が投入されたことを検出してパワーオン信号を
    出力するパワーオン検出回路と、 前記複数のメモリセルの中の前記欠陥メモリセルの位置
    あるいは領域が記憶されている前記一部のメモリセルの
    データを、前記パワーオン信号に応答して読み出す手段
    とを具備したことを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 電気的にデータの書き換えが可能な複数
    のメモリセルが複数の行および複数の列を形成しマトリ
    クス状に配列されたメモリセルアレイと、 前記複数のメモリセルのうち一部のメモリセルに、前記
    複数のメモリセルの中の欠陥メモリセルの位置あるいは
    領域を記憶させる手段と、 少なくとも1つのコマンドデータ入力端子と、 前記複数のメモリセルの中の前記欠陥メモリセルの位置
    あるいは領域が記憶されている前記一部のメモリセルの
    データを、前記コマンドデータ入力端子に入力される所
    定のコマンドデータに応答して読み出す手段とを具備し
    たことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記一部のメモリセルは、欠陥メモリセ
    ルの行を含む少なくとも1つの行で形成されるブロック
    の位置を記憶することを特徴とする請求項1または2に
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記一部のメモリセルは、欠陥メモリセ
    ルの列を含む少なくとも1つの列で形成される列ブロッ
    クの位置を記憶することを特徴とする請求項1または2
    に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 電気的にデータの書き換えが可能な複数
    のメモリセルが複数の行および複数の列を形成しマトリ
    クス状に配列されたメモリセルアレイと、前記複数のメ
    モリセルへのデータ書き込み、前記複数のメモリセルの
    データの消去、および前記複数のメモリセルからのデー
    タ読み出しを制御する制御回路とを備えた複数の不揮発
    性半導体記憶装置と、 前記複数の不揮発性半導体記憶装置のうちの1つの不揮
    発性半導体記憶装置における前記メモリセルアレイ中の
    一部のメモリセルに、前記複数の不揮発性半導体記憶装
    置における前記メモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの
    位置あるいは領域を記憶させる手段と、 前記1つの不揮発性半導体記憶装置における前記一部の
    メモリセルのデータに基づいて、前記複数の不揮発性半
    導体記憶装置の中の前記欠陥メモリセルを非選択にする
    制御装置とを具備したことを特徴とするメモリシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記一部のメモリセルは、欠陥メモリセ
    ルを含む不揮発性半導体記憶装置を指示する情報と、そ
    の欠陥メモリセルの行を含む少なくとも1つの行で形成
    されるブロックの位置を記憶することを特徴とする請求
    項5に記載のメモリシステム。
  7. 【請求項7】 前記一部のメモリセルは、欠陥メモリセ
    ルを含む不揮発性半導体記憶装置を指示する情報と、そ
    の欠陥メモリセルの列を含む少なくとも1つの列で形成
    される列ブロックの位置を記憶することを特徴とする請
    求項5に記載のメモリシステム。
  8. 【請求項8】 電気的にデータの書き換えが可能な複数
    のメモリセルが複数の行および複数の列を形成しマトリ
    クス状に配列された少なくとも1つのメモリセルアレイ
    と、 前記メモリセルアレイ中の欠陥メモリセルの位置あるい
    は領域を記憶する記憶部と、 前記記憶部のデータに基づいて、前記メモリセルアレイ
    中の前記欠陥メモリセルを使用しないように、欠陥メモ
    リセルを飛ばして前記メモリセルアレイに連続的にデー
    タを書き込み、欠陥メモリセルを飛ばして前記メモリセ
    ルアレイから連続的にデータを読み出す制御を行う制御
    装置とを備えたことを特徴とするメモリシステム。
  9. 【請求項9】 電気的にデータの書き換えが可能な複数
    のメモリセルが複数の行および複数の列を形成しマトリ
    クス状に配列されたメモリセルアレイの中の欠陥メモリ
    セルを検出するステップと、 前記メモリセルアレイにおける一部のメモリセルに、検
    出した欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記憶させる
    ステップとを具備し、 電源電圧の投入に応じて、前記複数のメモリセルの中の
    前記欠陥メモリセルの位置あるいは領域が記憶されてい
    る前記一部のメモリセルのデータを読み出させることを
    特徴とする不揮発性半導体記憶装置のリダンダンシ方
    法。
  10. 【請求項10】 電気的にデータの書き換えが可能な複
    数のメモリセルが複数の行および複数の列を形成しマト
    リクス状に配列されたメモリセルアレイの中の欠陥メモ
    リセルを検出するステップと、 前記メモリセルアレイにおける一部のメモリセルに、検
    出した欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記憶させる
    ステップとを具備し、 所定のコマンドデータの入力に応じて、前記複数のメモ
    リセルの中の前記欠陥メモリセルの位置あるいは領域が
    記憶されている前記一部のメモリセルのデータを読み出
    させることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置のリダ
    ンダンシ方法。
  11. 【請求項11】 電気的にデータの書き換えが可能な複
    数のメモリセルが複数の行および複数の列を形成しマト
    リクス状に配列されたメモリセルアレイと、前記複数の
    メモリセルへのデータ書き込み、前記複数のメモリセル
    のデータの消去、および前記複数のメモリセルからのデ
    ータ読み出しを制御する制御回路とを有する複数の不揮
    発性半導体記憶装置を備えたメモリシステムにおいて、 前記複数の不揮発性半導体記憶装置のうちの1つの不揮
    発性半導体記憶装置の前記メモリセルアレイ中に、前記
    複数の不揮発性半導体記憶装置における各メモリセルア
    レイ中の欠陥メモリセルの位置あるいは領域を記憶させ
    た一部のメモリセルのデータを読み出すステップと、 前記1つの不揮発性半導体記憶装置の前記一部のメモリ
    セルのデータに基づいて、前記複数の不揮発性半導体記
    憶装置の中の前記欠陥メモリセルを非選択にするステッ
    プとを具備したことを特徴とするメモリシステムの制御
    方法。
  12. 【請求項12】 電気的にデータの書き換えが可能な複
    数のメモリセルが複数の行および複数の列を形成しマト
    リクス状に配列された少なくとも1つのメモリセルアレ
    イの中の欠陥メモリセルを検出するステップと、 前記少なくとも1つのメモリセルアレイ中の欠陥メモリ
    セルの位置あるいは領域を記憶部に記憶するステップ
    と、 前記記憶部のデータに基づいて、前記メモリセルアレイ
    中の前記欠陥メモリセルを使用しないように、制御装置
    の制御により欠陥メモリセルを飛ばして前記メモリセル
    アレイに連続的にデータを書き込むステップと、 前記記憶部のデータに基づいて、前記メモリセルアレイ
    中の前記欠陥メモリセルを使用しないように、制御装置
    の制御により欠陥メモリセルを飛ばして前記メモリセル
    アレイから連続的にデータを読み出すステップとを具備
    したことを特徴とするメモリシステムの制御方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6414885B2 (en) 1999-12-28 2002-07-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit and integrated circuit system
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JP2014053061A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びそのコントローラ
JP2015036999A (ja) * 2013-08-13 2015-02-23 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置、メモリコントローラ、及びメモリシステム

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