JPH10177657A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法及び画像処理装置

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JPH10177657A
JPH10177657A JP9253681A JP25368197A JPH10177657A JP H10177657 A JPH10177657 A JP H10177657A JP 9253681 A JP9253681 A JP 9253681A JP 25368197 A JP25368197 A JP 25368197A JP H10177657 A JPH10177657 A JP H10177657A
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Kunihiko Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 描画データを形成する過程で使用する作業用
メモリのメモリ容量を少なく抑える。 【解決手段】 図形Cと図形Cよりも後に描画される図
形Dの輪郭(MASK(D) )との重なり領域を抽出し、該重
なり領域を図形Cから除いた領域(Cand〜MASK(D) )の
エッジリストを生成し、生成された領域(Cand〜MASK
(D) )のエッジリストによって図形Cのエッジリストを
更新する。領域(Cand〜MASK(D) )は、後にエッジリス
ト削減処理が行われる図形B、Aにより上書きされない
ので、この時点で図形Cのエッジリストが確定する。よ
って、作業用メモリに生成されたエッジリストは不要と
なるので、全図形のエッジリスト作成完了前に上記エッ
ジリストが記憶された作業用メモリのメモリ領域を解放
することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法及び
画像処理装置に係り、より詳しくは、所定の描画順序に
従って層状に描画される複数のオブジェクトの各々を表
した中間コード画像データのデータ量を削減するための
画像処理方法、及び該画像処理方法に基づく画像処理を
実行する画像処理装置に関する。
【0002】なお、上記のオブジェクトとは図形、文
字、記号等の描画対象を意味し、ページ記述データとは
ページ記述言語で表された各オブジェクトに関する画像
データを意味する。また、描画データとはプリンタ等か
ら出力するための最終形の画像データを意味し、所謂ビ
ットマップデータがこれに相当する。さらに、中間コー
ド画像データとはページ記述データに基づいて描画デー
タを生成する際に中間段階で生成される中間コードデー
タを意味し、この中間コード画像データにはオブジェク
トの描画位置の情報や線種、色値等の描画に関する各種
の情報を含む。
【0003】
【従来の技術】従来より、描画されるオブジェクトを表
したページ記述データに基づいてビットマップデータを
生成する画像処理において、オブジェクトのページ記述
データを一旦中間コード画像データに変換した後、該中
間コード画像データに基づいて描画データを形成する方
法が提案されている。中間コード画像データは、オブジ
ェクトを少ないデータ量で表現できるという利点を有し
ており、上記の方法により画像処理で使用するメモリを
節約することができる。
【0004】このような中間コード画像データを用いた
例として、オブジェクトを所定方向に走査するスキャン
ライン毎の描画開始位置(ランの位置)と描画長さ(ラ
ンレングス)とにより該オブジェクトを表現する方法が
知られている。また、上記のうちスキャンライン毎の描
画開始位置は所定の二次元座標系での絶対座標によって
表しても良いし、本願出願人が以前に出願した特願平7
−331632号に記載したように、直前に描画される
オブジェクトの位置からの相対座標によって表しても良
い。
【0005】ところが、従来は図21(A)に示すよう
にページ領域92内で複数のオブジェクト(この例では
図形A、B、C、D)が重なり合っている場合でも、図
21(B)に示すように各図形のページ記述データは、
重なり合った領域に対応するページ記述データが削除さ
れることなく、画像処理装置のメモリ90に記憶されて
いた。即ち、重なり合った領域に対応するページ記述デ
ータが重複してメモリ90に記憶されていたため、メモ
リ90の記憶領域を無駄使いしていた。これにより、特
にメモリ90の記憶容量が小さい場合には、多数の重な
り合ったオブジェクトのページ記述データを記憶しよう
としても、全てのオブジェクトのページ記述データを記
憶しきれないといった事態が生じるおそれがあった。
【0006】上記のような不具合を解消するために、ペ
ージ領域内で複数のオブジェクトが重なり合った領域の
ページ記述データを重複して記憶しないように制御する
ことで、記憶されるページ記述データのデータ量を削減
する技術が特開平7−21396号公報に記載されてい
る。
【0007】この特開平7−21396号公報に記載さ
れた技術では、例えば、図22に示すように、1番目に
作成された図形Aと2番目に作成された図形Bとが重な
り合った領域を求め、先に作成された図形Aから該重な
り合った領域を除外し、除外した図形Aと図形Bとで構
成された図形P(矢印K1部)を作業用メモリに一時的
に記憶する。次に、3番目に作成された図形Cと図形P
とが重なり合った領域を求め、図形Pを構成する図形
A、Bの各々から該重なり合った領域を除外し、除外し
た図形A、Bと図形Cとで構成された図形Q(矢印K2
部)を作業用メモリに一時的に記憶する。次に、4番目
に作成された図形Dと図形Qとが重なり合った領域を求
め、図形Qを構成する図形A、B、Cの各々から該重な
り合った領域を除外し、除外した図形A、B、Cと図形
Dとで構成された図形R(矢印K3部)を最終処理結果
としてメモリに記憶する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−21396号公報に記載された技術では、最後
に(4番目に)作成された図形Dまで処理しないと、図
形A、B、Cに関する最終処理結果を得ることができな
いので、最終処理結果を得るまで図形A、B、Cに関す
る未確定の中間コード画像データを作業用メモリに記憶
しておく必要があり、多くの作業用メモリの記憶領域を
必要とするという問題点があった。
【0009】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、中間コード画像データを削減するため
の削減処理における作業用メモリの使用量を少なく抑え
ることができる画像処理方法及び画像処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の画像処理方法は、所定の描画順序
に従って層状に描画される複数のオブジェクトの各々を
表したページ記述データを中間コード画像データに変換
し、変換された各オブジェクト毎の中間コード画像デー
タを記憶し、下層側に描画されるオブジェクトをマスク
する上層側のオブジェクトの少なくとも輪郭を表す輪郭
データを、各オブジェクト毎のオブジェクトの描画順を
遡って作成し、前記記憶された各オブジェクト毎の中間
コード画像データを、この各オブジェクト毎の中間コー
ド画像データから前記各オブジェクト毎に作成された輪
郭データ領域を除いた中間コード画像データとして更新
する、ことを特徴とする。
【0011】また、上記の目的を達成するために、請求
項2記載の画像処理装置は、所定の描画領域に所定の描
画順序に従って層状に描画される複数のオブジェクトの
各々を表したページ記述データを中間コード画像データ
に変換する変換手段と、変換された各オブジェクト毎の
中間コード画像データをメモリに記憶する記憶手段と、
下層側に描画されるオブジェクトをマスクする上層側の
オブジェクトの少なくとも輪郭を表す輪郭データを、各
オブジェクト毎のオブジェクトの描画順を遡って作成す
る輪郭データ作成手段と、前記メモリに記憶された各オ
ブジェクト毎の中間コード画像データを、この各オブジ
ェクト毎の中間コード画像データから前記各オブジェク
ト毎に作成された輪郭データ領域を除いた中間コード画
像データとして更新する更新手段と、を有することを特
徴とする。
【0012】また、請求項3記載の画像処理装置では、
請求項2記載の画像処理装置において、前記輪郭データ
作成手段による輪郭データの作成処理及び前記更新手段
による中間コード画像データの更新処理は、前記描画領
域を所定方向に沿って複数に分割した分割領域毎に実行
されることを特徴とする。
【0013】また、請求項4記載の画像処理装置では、
請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置において、
前記輪郭データ作成手段による輪郭データの作成処理及
び前記更新手段による中間コード画像データの更新処理
は、描画順序と逆順に任意のオブジェクトから開始し
て、任意のオブジェクトで終了することを特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の画像処理装置では、
請求項3記載の画像処理装置において、前記輪郭データ
の作成処理及び前記中間コード画像データの更新処理
は、複数の分割領域のうち、描画されるべき全図形の総
面積が最も大きい分割領域から実行開始されることを特
徴とする。
【0015】また、請求項6記載の画像処理装置では、
請求項5記載の画像処理装置において、1つの分割領域
に対して前記輪郭データの作成処理及び前記中間コード
画像データの更新処理が完了した場合に、前記更新手段
は、処理完了を示す情報を該1つの分割領域に対応付け
て記憶することを特徴とする。
【0016】また、請求項7記載の画像処理装置は、請
求項5又は請求項6に記載の画像処理装置において、前
記中間コード画像データの更新処理により得られる更新
後の中間コード画像データのデータ量と更新前の中間コ
ード画像データのデータ量とを比較する比較手段と、前
記比較手段による比較結果より、更新後の中間コード画
像データのデータ量が更新前の中間コード画像データの
データ量よりも大きい場合に、前記中間コード画像デー
タの更新処理を禁止する第1の禁止手段と、をさらに有
することを特徴とする。
【0017】また、請求項8記載の画像処理装置は、請
求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の画像処理装置
において、前記更新処理の対象である中間コード画像デ
ータに対応するオブジェクトの色が背景の色と同一であ
るか否かを判定する色判定手段と、前記色判定手段によ
りオブジェクトの色が背景の色と同一であると判定され
た場合に、前記中間コード画像データの更新処理及び更
新前の中間コード画像データの保存を禁止する第2の禁
止手段と、をさらに有することを特徴とする。
【0018】また、請求項9記載の画像処理装置は、請
求項5乃至請求項8の何れか1項に記載の画像処理装置
において、ビットマップデータを格納するためのビット
マップデータ格納用メモリと、分割領域毎の中間コード
画像データをビットマップデータに変換し、変換後のビ
ットマップデータを前記ビットマップデータ格納用メモ
リに格納するデータ変換格納手段と、をさらに有し、前
記輪郭データの作成処理及び前記中間コード画像データ
の更新処理の少なくとも一方は、前記ビットマップデー
タ格納用メモリを使用して実行されることを特徴とす
る。
【0019】上記請求項1記載の画像処理方法では、ま
ず、所定の描画順序に従って層状に描画される複数のオ
ブジェクトの各々を表したページ記述データを中間コー
ド画像データに変換し、変換された各オブジェクト毎の
中間コード画像データを記憶する。なお、中間コード画
像データとしては、後述するエッジリストやディスプレ
イリスト等を適用することができる。
【0020】次に、下層側に描画されるオブジェクトを
マスクする上層側のオブジェクトの少なくとも輪郭を表
す輪郭データを、各オブジェクト毎のオブジェクトの描
画順を遡って作成する。
【0021】さらに、前記記憶された各オブジェクト毎
の中間コード画像データを、この各オブジェクト毎の中
間コード画像データから前記各オブジェクト毎に作成さ
れた輪郭データ領域を除いた中間コード画像データとし
て更新する。
【0022】ここで更新後の中間コード画像データ、即
ち各オブジェクト毎の中間コード画像データから各オブ
ジェクトよりも上層側のオブジェクトの輪郭データ領域
を除いた中間コード画像データは、多くの場合更新前の
中間コード画像データよりもデータ量が削減されている
ので、上記画像処理方法によりメモリに記憶される中間
コード画像データのデータ量が削減される。
【0023】その上、更新後の中間コード画像データ
は、各オブジェクト毎の最終的な描画領域に対応してい
る。これにより、上記画像処理方法では、従来のように
各オブジェクト毎の中間コード画像データが複数回更新
されることはなく、更新処理の過程で一時的に作業用メ
モリに記憶されるデータ量が減少する。即ち、上記画像
処理方法によれば、作業用メモリの使用量を少なく抑え
ることができる。
【0024】なお、最上層のオブジェクトに対して上記
輪郭データを作成する場合には、該オブジェクトよりも
上層側のオブジェクトが存在しないので、データ「0」
の輪郭データが作成される。
【0025】また、上記画像処理方法では、各オブジェ
クトに対応する輪郭データを、オブジェクトの描画順を
遡って先に全て作成し、その後に、上記記憶された各オ
ブジェクト毎の中間コード画像データの更新を行っても
良いし、輪郭データの作成及び中間コード画像データの
更新を一連の処理として各オブジェクト毎に行っても良
い。
【0026】また、上記輪郭データとして中間コード画
像データを用いても良いが、この輪郭データは上層側の
オブジェクトの少なくとも輪郭を表すことができれば良
いので、上層側のオブジェクトの輪郭のみを表すデータ
を用いることにより、データ量の削減を図ることができ
る。
【0027】次に、請求項2記載の画像処理装置では、
上記説明した画像処理方法に基づく画像処理を実行し、
同様の効果を得ることができる。即ち、変換手段によっ
て、所定の描画領域に所定の描画順序に従って層状に描
画される複数のオブジェクトの各々を表したページ記述
データを中間コード画像データに変換し、記憶手段によ
って前記変換された各オブジェクト毎の中間コード画像
データをメモリに記憶する。
【0028】ここで、輪郭データ作成手段によって、下
層側に描画されるオブジェクトをマスクする上層側のオ
ブジェクトの少なくとも輪郭を表す輪郭データを各オブ
ジェクト毎のオブジェクトの描画順を遡って作成する。
さらに、更新手段によって、前記メモリに記憶された各
オブジェクト毎の中間コード画像データを、この各オブ
ジェクト毎の中間コード画像データから前記各オブジェ
クト毎に作成された輪郭データ領域を除いた中間コード
画像データとして更新する。
【0029】なお、請求項3記載の発明のように、輪郭
データ作成手段による輪郭データの作成処理及び更新手
段による中間コード画像データの更新処理は、描画領域
を所定方向に沿って複数に分割した分割領域毎に実行し
ても良い。この場合、これらの処理の過程で作業用メモ
リに一時的に記憶される中間コード画像データや輪郭デ
ータ等のデータ量がより少なくなるので、作業用メモリ
の使用量をさらに少なく抑えることができる。
【0030】また、請求項4記載の発明のように、輪郭
データ作成手段による輪郭データの作成処理及び更新手
段による中間コード画像データの更新処理は、描画順序
と逆順に任意のオブジェクトから開始して、任意のオブ
ジェクトで終了しても良い。例えば、上記の作成処理及
び更新処理による作業用メモリの使用量に関し予め上限
値を設定した上で、上記処理による作業用メモリの使用
量が上限値を超えた場合に当該処理を終了させることが
好ましい。
【0031】ところで、上記請求項3記載の発明のよう
に、輪郭データ作成手段による輪郭データの作成処理及
び更新手段による中間コード画像データの更新処理を、
複数の分割領域毎に実行する場合、請求項5に記載した
ように、複数の分割領域のうち、描画されるべき全図形
の総面積が最も大きい分割領域から実行開始することが
望ましい。
【0032】これにより、前述した中間コード画像デー
タの更新処理による中間コード画像データのデータ量削
減効果をより早く享受することができ、例えば、作業用
メモリのメモリ不足をより早く解消することができる。
【0033】また、輪郭データの作成処理及び中間コー
ド画像データの更新処理を、複数の分割領域毎に順に実
行していく際には、請求項6に記載したように、1つの
分割領域に対して上記2つの処理が完了したときに、更
新手段が処理完了を示す情報(例えば、処理完了フラグ
がオンの情報)を該1つの分割領域に対応付けて記憶す
ることが望ましい。この場合、各分割領域が、上記2つ
の処理を完了した分割領域であるか否かを容易に判別す
ることができ、複数の分割領域毎の、輪郭データの作成
処理及び中間コード画像データの更新処理を円滑に実行
することができる。
【0034】ところで、図24(A)に示すように、あ
る図形Aの上に、縦方向(分割領域同士の境界線に垂直
な方向)の格子縞の図形Bが重ね書きされた場合には、
中間コード画像データの更新処理により図24(A)の
図形Aは図24(B)の図形A’のように縦方向に細か
く分割されることとなる。この場合、更新処理後の図形
A’の中間コード画像データのデータ量は、更新処理前
の図形Aの中間コード画像データのデータ量よりも多く
なってしまうおそれがある。
【0035】そこで、請求項7記載の発明では、中間コ
ード画像データの更新処理により得られる更新後の中間
コード画像データのデータ量と更新前の中間コード画像
データのデータ量とを比較手段によって比較し、この比
較結果より、更新後の中間コード画像データのデータ量
が更新前の中間コード画像データのデータ量よりも大き
い場合には、第1の禁止手段によって中間コード画像デ
ータの更新処理を禁止し、中間コード画像データを更新
前のままとする。
【0036】このように更新処理により中間コード画像
データのデータ量が増加する場合に、中間コード画像デ
ータの更新処理を禁止し、中間コード画像データのデー
タ量が増加しない場合にのみ、該更新処理を実行するこ
とにより、中間コード画像データのデータ量が増加して
しまうという不都合を確実に回避することができる。
【0037】次に、請求項8記載の発明では、更新処理
の対象である中間コード画像データに対応するオブジェ
クトの色が背景の色と同一であるか否かを、色判定手段
により判定する。
【0038】上記オブジェクトは、オブジェクト間の重
なりを無くした後のオブジェクトであるので、該オブジ
ェクトの下層には背景以外には存在しない。よって、上
記判定結果で、オブジェクトの色が背景の色と同一であ
れば、該オブジェクトを描画する必要は無い。
【0039】このため、オブジェクトの色が背景の色と
同一の場合、第2の禁止手段によって、中間コード画像
データの更新処理及び更新前の中間コード画像データの
保存を禁止する。
【0040】これにより、色が背景色と同一の、描画す
る必要の無いオブジェクトについての不必要な更新処理
を省略でき、不必要な中間コード画像データの保存を止
めてメモリ使用量を削減することができる。
【0041】次に、請求項9記載の発明に係る画像処理
装置では、データ変換格納手段により、分割領域毎の中
間コード画像データをビットマップデータに変換し、変
換後のビットマップデータをビットマップデータ格納用
メモリに格納して、プリンタ等からの出力処理にそなえ
る。
【0042】このような画像処理装置では、ビットマッ
プデータ格納用メモリは、中間コード画像データからビ
ットマップデータへの変換時にのみ使用され、その他の
時点では遊休状態にある。
【0043】そこで、請求項9に記載したように、輪郭
データの作成処理及び中間コード画像データの更新処理
の少なくとも一方において、ビットマップデータ格納用
メモリを使用して実行することが望ましい。もちろん、
輪郭データの作成処理と中間コード画像データの更新処
理の両方において、ビットマップデータ格納用メモリを
使用して実行することが望ましい。
【0044】これにより、画像処理装置に備えた作業用
メモリの残記憶容量が少ない場合でも、上記輪郭データ
の作成処理や中間コード画像データの更新処理を実行す
ることができ、これら処理の安定的な実行及びビットマ
ップデータ格納用メモリの有効利用を図ることができ
る。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る各種の実施形態を説明する。
【0046】[第1実施形態]まず、請求項1〜4に記
載した発明に対応する第1実施形態を説明する。
【0047】[画像処理装置の全体構成]図1には、第
1実施形態における画像処理装置10の機能ブロック図
を示す。画像処理装置10には、外部の情報処理装置4
0からのページ記述データを受信し画像処理装置10に
おける入力インタフェースとなる入力部12と、入力部
12で受信したページ記述データを解釈する入力データ
解釈部14とが、設けられている。
【0048】入力されたページ記述データが、グラフィ
ックスや文字等を描画指示する描画コマンドである場
合、入力データ解釈部14は当該描画コマンド及び対象
のグラフィックスや文字を表すデータ等を解釈し、その
結果としての解釈データをリスト生成部18へ送出す
る。一方、入力されたページ記述データが、線種、色値
や塗りつぶしパターンのパターン番号(以下、これらを
総称してパラメータ値と称する)である場合は、入力デ
ータ解釈部14はそれらのパラメータ値をパラメータ記
憶部16へ送出し記憶する。パラメータ記憶部16は不
揮発性メモリで構成されている。
【0049】上記リスト生成部18は、入力データ解釈
部14から得た解釈データを、描画すべきオブジェクト
の基本要素毎の座標情報及び色情報のデータ列に展開す
る。以下、本第1実施形態ではリスト生成部18で展開
されたデータ列をエッジリストと称する。このエッジリ
ストは本発明の中間コード画像データに対応し、該エッ
ジリストの構造は後に説明する。リスト生成部18は生
成したエッジリストに関するパラメータ値をパラメータ
記憶部16から読み出して、クリップ処理又はパターン
処理が必要か否かを判断し、クリップ処理又はパターン
処理が必要であるときはエッジリストをクリップ処理/
パターン処理部20へ送出し処理を実行させる。
【0050】以上の入力データの解釈処理、エッジリス
トの生成処理、及び(必要に応じて)クリップ処理/パ
ターン処理を、入力された各描画コマンドに対して実行
し、全ての描画コマンドに対して実行完了した時点でラ
スタライズ部30でページ1面分のエッジリストをラス
タデータに変換する。変換したラスタデータは出力部3
2によってプリンタ42へ送出され、記録用紙にプリン
トされる。なお、ラスタデータは本発明の描画データに
対応する。
【0051】本実施形態の画像処理装置10には、エッ
ジリストを記憶するメモリとしてのリスト記憶部28
と、エッジリストのデータ削減処理を行うデータ削減部
24と、データ削減処理で作業用メモリとして利用され
る作業用メモリ26と、作業用メモリ26及びリスト記
憶部28の残メモリ量の管理や作業用メモリ26及びリ
スト記憶部28へのデータの入出力制御等を行うメモリ
管理部22と、が設けられている。
【0052】[エッジリストの構造及びその具体例の説
明]次に、エッジリストの構造及びその具体例を図2、
3を用いて説明する。図3(A)にはオブジェクトの一
例を示すが、この図3(A)において左から右へ向かう
方向を主走査方向、下から上へ向かう方向を副走査方向
と称し、図3(A)における左下端部を原点として主走
査方向に沿ってX座標、副走査方向に沿ってY座標がそ
れぞれ設定されている。また、図3(A)に点線で示す
ように、描画領域72には、副走査方向に等間隔にスキ
ャンライン74が主走査方向に沿って設定されている。
本実施形態ではスキャンライン74をY座標が1、2、
3・・・13の各整数に等しい点を結んで形成されてい
る。
【0053】図2に示すエッジリスト70では、各スキ
ャンライン74における図形端のX座標(開始点のX座
標及び終了点のX座標)によって図形を記述している。
具体的には、エッジリスト70は、主走査方向への図形
の開始点情報を記憶したフィールド70A、主走査方向
への図形の終了点情報を記憶したフィールド70B、図
形の色値情報を記憶したフィールド70C、図形の補足
情報を記憶したフィールド70D、及び同一主走査方向
の次の図形のメモリアドレス値情報を記憶したフィール
ド70Eで構成されている。なお、図形の補足情報に
は、文字、グラフィックス、イメージ等の識別子や、イ
メージの縮尺等を表すデータが記憶される。また、同一
主走査方向の次の図形のメモリアドレス値とは、図形の
開始点情報、終了点情報、色値情報、補足情報及び該次
の図形のメモリアドレス値情報を1つのデータブロック
とみなした場合に同一主走査方向に存在する異なるデー
タブロックを連結するためのポインタ情報である。
【0054】上記5つのフィールドの各々のサイズは図
形を表現するのに十分な大きさであれば良い。例えば、
各サイズとも一定でも良いし、予め大きさの異なるフィ
ールドを複数用意した上で、対象の図形を表現するのに
最適なものを選択しても良い。
【0055】例えば、図3(A)には、文字「A」が左
下端の座標(0,0)から右上端の座標(16,14)
の描画領域72に描画された場合を示している。この文
字「A」を対象として設定された図2のエッジリスト7
0におけるフィールド70A、70Bの情報を図3
(B)に示す。この図3(B)に示す矢印は、同一主走
査方向に存在する異なるデータブロックを連結するため
のポインタに相当する。
【0056】[第1実施形態の作用]次に、本第1実施
形態の作用を説明する。以下では、リスト生成部18で
生成されリスト記憶部28に記憶された複数のオブジェ
クトのエッジリストを対象としたエッジリストのデータ
削減処理(エッジリスト削減処理)を説明する。
【0057】[エッジリスト削減処理の概要]まず、図
4を用いて本第1実施形態におけるエッジリスト削減処
理の概要を説明する。本第1実施形態におけるエッジリ
スト削減処理は、図17に示す前述した従来のエッジリ
スト削減処理と異なり、描画順序と逆順に各オブジェク
トに対して実行される。例えば、図4では描画順序と逆
順に図形D、C、B、Aの順に処理される。
【0058】また、エッジリスト削減処理は、当該オブ
ジェクトと該オブジェクトよりも後に描画される全ての
オブジェクトを併合した領域との重なり領域を抽出する
抽出処理、抽出された重なり領域を該オブジェクトから
除いた領域のエッジリストを作業用メモリ26に生成す
る生成処理、及び生成されたエッジリストによって、リ
スト記憶部28に記憶された該オブジェクトのエッジリ
ストを更新する更新処理によって構成されている。
【0059】具体的には、図4において図形Cと図形C
よりも後に描画される図形Dの輪郭(MASK(D) )との重
なり領域を抽出し、該重なり領域を図形Cから除いた領
域(Cand〜MASK(D) )のエッジリストを生成し、生成さ
れた領域(Cand〜MASK(D) )のエッジリストによって図
形Cのエッジリストを更新する。
【0060】上記の領域(Cand〜MASK(D) )は、後にエ
ッジリスト削減処理が行われる図形B、Aにより上書き
されないので、この時点で図形Cのエッジリストが確定
し、確定した図形Cのエッジリストにより図形Cのエッ
ジリストが更新される。これにより、作業用メモリ26
に生成されたエッジリストは更新処理の完了後は不要と
なるので、該エッジリストが記憶された作業用メモリ2
6を解放し他の処理で再使用することが可能になる。
【0061】以下同様に、図形Bと図形Bよりも後に描
画される図形D、Cの輪郭(MASK(DorC))との重なり領
域を抽出し、該重なり領域を図形Bから除いた領域(Ba
nd〜MASK(DorC))のエッジリストを生成し、生成された
領域(Band〜MASK(DorC))のエッジリストによって図形
Bのエッジリストを更新する。
【0062】更に、図形Aと図形Aよりも後に描画され
る図形D、C、Bの輪郭(MASK(DorCorB) )との重なり
領域を抽出し、該重なり領域を図形Aから除いた領域
(Aand〜MASK(DorCorB) )のエッジリストを生成し、生
成された領域(Aand〜MASK(DorCorB) )のエッジリスト
によって図形Aのエッジリストを更新する。
【0063】なお、上記のエッジリスト削減処理におけ
る抽出処理では、対象の図形よりも後に描画される全て
の図形を併合した領域を表すデータとして、輪郭デー
タ、例えば、図形Dの輪郭データ(MASK(D) )や図形
D、Cの輪郭データ(MASK(DorC))等を用いることを特
徴とする。この輪郭データは、領域の輪郭に関する情報
のみを含んでおり、エッジリストのように線種、色値等
の描画に関するさまざまな情報を含まないので、データ
量が非常に少ない。このように抽出処理において、デー
タ量の少ない輪郭データを用いることにより、抽出処理
における作業用メモリ26の使用量を少なく抑えること
ができる。
【0064】[エッジリスト削減処理の詳細な説明]次
に、データ削減部24によって実行されるエッジリスト
削減処理を図8のフローチャートに沿って詳細に説明す
る。なお、ここでは重なり合った複数のオブジェクトが
図21(A)に示す4つの図形A、B、C、Dである場
合のエッジリスト削減処理を説明する。
【0065】また、各図形の更新前のエッジリストを構
成する個々のデータブロック(図2参照)を元図形エッ
ジと称し、各図形の更新後のエッジリストを構成する個
々のデータブロックを新規図形エッジと称する。また、
処理対象の図形よりも後に描画される全図形を併合した
領域の輪郭をマスクと称する。このマスクについても図
形と同様にエッジリストで表現し、マスクのエッジリス
トを構成する個々のデータブロックをマスクエッジと称
する。図4では図形Dの輪郭(マスク)をMASK(D) と表
し、図形D、Cの輪郭(マスク)をMASK(DorC)と表して
いる。
【0066】図8のステップ102では描画順序と逆順
に1つの図形のエッジリストをリスト記憶部28から読
み出し、該図形のY座標の範囲(YS 〜YE )を検知す
る。次のステップ104では処理対象とするスキャンラ
インのY座標としてYS をセットする。以下、処理対象
とするスキャンラインをラインYと称する。次のステッ
プ106ではラインYにおける最初の元図形エッジの
(開始点のX座標,終了点のX座標)を(SX,EX)
に、ラインYにおける最初のマスクエッジの(開始点の
X座標,終了点のX座標)を(MSX,MEX)に、そ
れぞれセットする。なお、ここでは元図形エッジ及びマ
スクエッジはラインYにおいて主走査方向に順に処理対
象としていく。
【0067】なお、以下では、(SX,EX)はライン
Yにおける元図形エッジの(開始点のX座標,終了点の
X座標)を、(MSX,MEX)はラインYにおけるマ
スクエッジの(開始点のX座標,終了点のX座標)を、
(NSX,NEX)はラインYにおける次の元図形エッ
ジの(開始点のX座標,終了点のX座標)を、(NMS
X,NMEX)はラインYにおける次のマスクエッジの
(開始点のX座標,終了点のX座標)を、それぞれ示
す。
【0068】また、以下のステップでは上記の各種X座
標値同士を比較する処理が含まれるが、このような処理
を説明するために図5(A)〜(F)を用いる。これら
図5(A)〜(F)の各々では、左から右への方向が主
走査方向に相当し、下向き矢印の上側に比較処理前のマ
スクエッジ(MSX〜MEX)及び比較処理前の元図形
エッジ(SX〜EX)を示している。また、下向き矢印
の下側に比較処理後のマスクエッジ(MSX〜MEX)
及び比較処理後の元図形エッジ(SX〜EX)を示して
いる。
【0069】図8において次のステップ108では、M
SXがEXよりも大きいか否かを判定する。図5(A)
に示すようにMSXがEXよりも大きい場合はステップ
110へ進み、図9のサブルーチンAを実行する。サブ
ルーチンAでは(SX,EX)を新規図形エッジとして
追加し(ステップ202)、(MSX−1)がEXに等
しい場合は元図形エッジとマスクエッジとを1つのマス
クエッジにまとめることができるので(MSX,ME
X)に(SX,MEX)をセットし(ステップ20
8)、(MSX−1)がEXに等しくない場合はマスク
エッジに(SX,EX)を追加する(ステップ20
6)。そして、(NSX,NEX)に次の元図形エッジ
をセットして(ステップ210)、図8のメインルーチ
ンへリターンし後述するステップ120へ進む。
【0070】上記ステップ108でMSXがEXより大
きくない場合はステップ112へ進み(MSX≧SX)
且つ(MEX>EX)且つ(MSX≦EX)であるか否
かを判定する。図5(B)に示すように(MSX≧S
X)且つ(MEX>EX)且つ(MSX≦EX)である
場合はステップ114へ進み、図10のサブルーチンB
を実行する。サブルーチンBでは(SX,MSX−1)
を新規図形エッジとして追加し(ステップ222)、
(MSX,MEX)に(SX,MEX)をセットし(ス
テップ224)、そして(NSX,NEX)に次の元図
形エッジをセットして図8のメインルーチンへリターン
し後述するステップ120へ進む。
【0071】上記ステップ112で否定判定された場合
はステップ116へ進み(MSX≦SX)且つ(MEX
≧EX)であるか否かを判定する。図5(C)に示すよ
うに(MSX≦SX)且つ(MEX≧EX)である場合
はステップ118へ進み、(NSX,NEX)に次の元
図形エッジをセットしてステップ120へ進む。ステッ
プ120では(SX,EX)に(NSX,NEX)をセ
ットし、後述するステップ136へ進む。
【0072】上記ステップ116で否定判定された場合
はステップ122へ進み(MSX≧SX)且つ(MEX
≦EX)であるか否かを判定する。図5(D)に示すよ
うに(MSX≧SX)且つ(MEX≦EX)である場合
はステップ124へ進み、図11のサブルーチンDを実
行する。サブルーチンDでは(SX,MSX−1)を新
規図形エッジとして追加し(ステップ242)、(MS
X,MEX)に(SX,EX)をセットする(ステップ
244)。さらに(NSX,NEX)に(MEX+1,
EX)をセットし(ステップ246)、(NMSX,N
MEX)に次のマスクエッジをセットして(ステップ2
48)、図8のメインルーチンへリターンし後述するス
テップ134へ進む。
【0073】上記ステップ122で否定判定された場合
はステップ126へ進み(MSX≦SX)且つ(MEX
<EX)且つ(MEX≧SX)であるか否かを判定す
る。図5(E)に示すように(MSX≦SX)且つ(M
EX<EX)且つ(MEX≧SX)である場合はステッ
プ128へ進み、図12のサブルーチンEを実行する。
サブルーチンEでは(SX,EX)に(MEX+1,E
X)をセットし(ステップ262)、(MSX,ME
X)に(MSX,EX)をセットし(ステップ26
4)、そして(NMSX,NMEX)に次のマスクエッ
ジをセットして(ステップ266)、図8のメインルー
チンへリターンし後述するステップ134へ進む。
【0074】上記ステップ126で否定判定された場合
はステップ130へ進み、MEXがSXより小さいか否
かを判定する。図5(F)に示すようにMEXがSXよ
り小さい場合はステップ132へ進み、図13のサブル
ーチンFを実行する。サブルーチンFでは(SX,E
X)を新規図形エッジとして追加し(ステップ28
2)、ここで(MEX+1)がSXに等しい場合は元図
形エッジとマスクエッジとを1つのマスクエッジとして
まとめることができるので(MSX,MEX)に(MS
X,EX)をセットし(ステップ288)、(MEX+
1)がSXに等しくない場合はマスクエッジに(SX,
EX)を追加する(ステップ286)。そして、(NM
SX,NMEX)に次のマスクエッジをセットして(ス
テップ290)、図8のメインルーチンへリターンしス
テップ134へ進む。ステップ134では(MSX,M
EX)をマスクエッジとして登録した後に、(MSX,
MEX)に(NMSX,NMEX)をセットして次のス
テップ136へ進む。
【0075】ステップ136では(SX,EX)が空デ
ータである(ラインYにおいて次の元図形エッジが無
い)か否かを、次のステップ140では(MSX,ME
X)が空データである(ラインYにおいて次のマスクエ
ッジが無い)か否かを、それぞれ判定する。ここで、
(SX,EX)と(MSX,MEX)が共に空データで
ない場合は、未だ比較すべきデータが残っているので、
ステップ108へ戻る。ステップ136で(SX,E
X)が空データである場合は、ラインYにおいて次の元
図形エッジが無いので、ステップ138へ進み、全ての
新規図形エッジのエッジリストによって、リスト記憶部
28に記憶された元図形のエッジリストを更新する。こ
のときの新規図形エッジのエッジリストはラインY上で
の該図形の確定したエッジリストとなるので、上記の更
新完了後、作業用メモリ26内の新規図形エッジのエッ
ジリストの全データは不要となり、作業用メモリ26の
当該領域は再使用可能となる。また、ステップ138で
は当該時点のマスクのエッジリストをリスト記憶部28
に記憶する。但し、マスクのエッジリストは輪郭に関す
るデータのみであり、データ量が非常に少ないので、使
用されるリスト記憶部28の領域は少なくて済む。
【0076】一方、ステップ140で(MSX,ME
X)が空データである場合は、ラインYにおいて次のマ
スクエッジが無いので、ステップ142へ進み、残りの
元図形エッジを新規図形エッジとして追加した上で、全
ての新規図形エッジのエッジリストによって、リスト記
憶部28に記憶された元図形のエッジリストを更新す
る。このときの新規図形エッジのエッジリストはライン
Y上での該図形の確定したエッジリストとなるので、上
記の更新完了後、作業用メモリ26内の新規図形エッジ
のエッジリストの全データは不要となり、作業用メモリ
26の当該領域は再使用可能となる。また、ステップ1
42では残りの元図形エッジをマスクエッジとして追加
した上で、当該時点のマスクのエッジリストをリスト記
憶部28に記憶する。上記と同様に、マスクのエッジリ
ストは輪郭に関するデータのみであり、データ量が非常
に少ないので、使用されるリスト記憶部28の領域は少
なくて済む。
【0077】上記のステップ138、142の処理を実
行後はステップ144でラインYのY座標がYE に等し
いか否かを判定する。処理対象の1つの図形に対して処
理が完了していないときはラインYのY座標がYE より
も小さいので、ステップ144で否定判定され、ステッ
プ146でラインYのY座標を1つインクリメントす
る。その後、ステップ106へ戻り、新たなラインYを
対象としてステップ106〜142の処理を実行する。
【0078】このようにして処理対象の1つの図形がス
キャンライン毎に処理され、元図形エッジのエッジリス
トが新規図形エッジのエッジリストによって更新され
る。Y座標がYE に等しいラインYを対象とした処理が
完了し1つの図形に対する処理が完了すると、ステップ
144で肯定判定されステップ148へ進み、全ての図
形に対して処理が完了したか否かを判定する。
【0079】処理を行っていない図形が残っている場合
はステップ102へ戻り、新たな図形を対象としてステ
ップ102〜146の処理を実行する。そして、全ての
図形に対して処理が完了した時点でエッジリスト削減処
理を終了する。
【0080】上記のようなエッジリスト削減処理の効果
を、図6、7を用いて具体的に説明する。図6(A)に
は、文字「A」に長方形を上書きした場合の描画領域7
2Aを示す。上書きした長方形に対応して新たに作成さ
れたエッジリストを図6(B)に示す。この図6(B)
のエッジリストと図3(B)のエッジリストとを単にマ
ージしただけのエッジリストは図7(A)のようにな
る。ここで、文字「A」のエッジリストと長方形のエッ
ジリストとでエッジリスト削減処理を実行すると、エッ
ジリストは図7(B)のようになり、図7(A)のエッ
ジリストと比較すれば明らかにエッジリストのデータ量
が削減されていることがわかる。
【0081】以上説明した第1実施形態では、描画順序
と逆順に各図形に対してエッジリスト削減処理を実行し
ていくので、1つの図形と該図形より後に描画される図
形(エッジリスト削減処理を先に実行した図形)の領域
との重なり領域を抽出し、前記1つの図形から該重なり
領域を除外することで、該1つの図形の最終形を確定さ
せることができる。これにより、従来のように全ての図
形に関する未確定のエッジリストを作業用メモリ26に
保持しておく必要が無くなるので、エッジリスト削減処
理の過程で必要となる作業用メモリ26の使用量を少な
く抑えることができる。
【0082】なお、上記第1実施形態では、図8のステ
ップ138又はステップ142でスキャンライン毎に元
図形エッジのエッジリストが新規図形エッジのエッジリ
ストによって更新される例を示したが、各図形の全体に
対してエッジリスト削減処理が完了した時点で上記の更
新を行っても良い。
【0083】例えば、図14に示すように、ステップ1
36Aで(SX,EX)が空データである場合に、ステ
ップ137へ進み、新規図形エッジのエッジリストによ
る元図形エッジのエッジリストの更新は行わずに、当該
時点のマスクのエッジリストの記憶のみを行う。同様
に、ステップ140Aで(MSX,MEX)が空データ
である場合に、ステップ141へ進み、新規図形エッジ
のエッジリストによる元図形エッジのエッジリストの更
新は行わずに、当該時点のマスクのエッジリストの記憶
のみを行う。そして、1つの図形の全体に対してエッジ
リスト削減処理が完了した(ステップ144Aで肯定判
定された)時点でステップ147へ進み、全ての新規図
形エッジのエッジリストによって、リスト記憶部28に
記憶された元図形エッジのエッジリストを更新しても良
い。なお、図14では図8と同一の処理にはステップ番
号の末尾に「A」を付している。
【0084】また、エッジリスト削減処理は、1ページ
を副走査方向に沿って複数に分割したバンド毎に実行し
ても良い。バンド毎にエッジリスト削減処理を実行する
ことにより、上記図形毎にエッジリスト削減処理を実行
する場合よりも、作業用メモリ26に一時的に記憶され
る新規図形エッジのエッジリストやマスクエッジのエッ
ジリストのデータ量が少なくなるので、作業用メモリ2
6の使用量を低く抑えることができる。
【0085】例えば、図15に示すように、まずステッ
プ101で処理範囲としてのバンドを設定し、次のステ
ップ102Aで対象図形のエッジリストを読み出し該図
形のY座標の範囲を検知する。そして、次のステップ1
03では、前記設定したバンド内に対象図形が存在する
か否かを判定する。ここで、バンド内に対象図形が存在
する場合のみステップ104A以降の処理を実行し、バ
ンド内に対象図形が存在しない場合は処理対象無しとし
てステップ148Aへ進み、次の図形の処理へ移る。そ
して、ステップ101で設定したバンドにおいて全図形
の処理が完了した(ステップ148Aで肯定判定され
た)時点でステップ150へ進み、全バンドにおける処
理が完了したか否かを判定する。未処理のバンドが有れ
ばステップ101へ戻りバンドの再設定を行い、当該バ
ンドにおける処理を実行する。そして、全バンドの処理
が完了した時点でエッジリスト削減処理を終了する。な
お、図15では図14と同一の処理にはステップ番号の
末尾に「A」を付している。
【0086】また、エッジリスト削減処理は、対象とす
る図形の中で任意の図形を処理の開始図形とすることが
でき、任意の図形を処理の終了図形とすることができ
る。例えば、エッジリスト削減処理の実行中に該処理に
より作業用メモリ26に記憶しているデータ量を検出
し、検出したデータ量が予め定めた上限値を超えたとき
にエッジリスト削減処理を終了させることが望ましい。
また、リスト記憶部28の残記憶容量を検出し、検出し
た残記憶容量が予め定めた下限値よりも低下したときに
エッジリスト削減処理を再開させても良い。
【0087】[第2実施形態]次に、請求項5、6に記
載した発明に対応する第2実施形態を説明する。
【0088】この第2実施形態では、画像処理装置10
の構成は上記第1実施形態と同様である。但し、データ
削減部24は、1ページを副走査方向に沿って複数に分
割したバンド毎にエッジリスト削減処理を実行し、該バ
ンド毎のエッジリスト削減処理における最初の処理対象
バンド(開始バンド)を、後述する基準に基づいて選択
する。また、データ削減部24は、各バンドに対しエッ
ジリスト削減処理が完了したか否かを管理するために、
各バンド毎の処理済フラグを設け、初期状態がオフの処
理済フラグをエッジリスト削減処理完了後にオンとする
ことで、各バンド毎の処理状況を管理する。
【0089】具体的には、データ削減部24により、図
23に示すフローチャートに沿ってバンド毎のエッジリ
スト削減処理が実行される。まず、図23のステップ1
01Aでは、処理対象のバンドを選択する。このとき、
以下の2つの条件を満たしたバンドをエッジリスト削減
処理の開始バンドとする。
【0090】(1)以前にエッジリスト削減処理が起動
されていた場合、前回のエッジリスト削減処理から新た
なエッジリストの登録が行われているバンド (2)エッジリスト削減処理が起動される直前まで格納
されたエッジの全ランレングスの合計値が最も大きいバ
ンド このように前回のエッジリスト削減処理から新たなエッ
ジリストの登録が行われたバンドのうち、エッジの全ラ
ンレングスの合計値が最も大きいバンド、即ち描画され
るべき全図形の総面積が最も大きいバンドから、エッジ
リスト削減処理を実行開始することにより、エッジリス
ト削減処理によるエッジリストのデータ量削減効果をよ
り早く享受することができ、作業用メモリのメモリ不足
をより早く解消することができる。
【0091】さらに、これら2つの条件を満たしたバン
ドから順にステップ102A〜148Aの処理を実行
し、ステップ102A〜148Aの処理が完了した時点
でステップ149にて当該対象のバンドの処理済フラグ
をオンにする。
【0092】これにより、次にステップ101Aへ戻っ
たときに、各バンドがエッジリスト削減処理を完了した
バンドであるか否かを容易に判別することができ、バン
ド毎のエッジリスト削減処理を円滑に実行することがで
きる。
【0093】[第3実施形態]次に、請求項7に記載し
た発明に対応する第3実施形態を説明する。
【0094】この第3実施形態では、画像処理装置10
の構成は上記第1実施形態と同様である。但し、データ
削減部24は、1つの図形に対してエッジリスト削減処
理を行った後のエッジリストデータ量と処理前のエッジ
リストデータ量とを比較し、処理後のエッジリストデー
タ量の方が大きい場合に、該図形のエッジリストを更新
しないように制御する。
【0095】より具体的には、図25のフローチャート
に示すように、1つの図形に対してエッジリスト削減処
理が終了した後(ステップ144Aで肯定判定された
後)、ステップ145へ進み、該1つの図形に対してエ
ッジリスト削減処理を行った後のエッジリストデータ量
と処理前のエッジリストデータ量とを比較する。ここ
で、処理後のエッジリストデータ量の方が小さければ、
ステップ147Aへ進み、新規図形エッジリストによっ
て元図形エッジリストを更新する。
【0096】一方、処理後のエッジリストデータ量の方
が大きければ、上記ステップ147Aの処理を行うこと
なく、ステップ148Aへ進む。
【0097】このようにエッジリスト削減処理後のエッ
ジリストデータ量が増加する場合に、新規図形エッジリ
ストによる更新処理を中止し、処理後のエッジリストデ
ータ量が増加しない場合にのみ、該更新処理を実行する
ことにより、エッジリストデータのデータ量が増加して
しまうという不都合を確実に回避することができる。
【0098】[第4実施形態]次に、請求項8に記載し
た発明に対応する第4実施形態を説明する。この第4実
施形態では、画像処理装置10の構成は上記第1実施形
態と同様である。
【0099】図4には、図形の重なりの検出とその削除
の基本的なアルゴリズムの概念図を示す。この図4の結
果の図は、もともと層状に配置された図形群を1層だけ
の図形群に変換した結果を示している。
【0100】ここで、図4の結果に示される図形の色
が、図形が何も描画されないときの背景色(=紙やディ
スプレイなどの情報出力手段で何も描画されない場合の
色)と同一色であった場合、図4の結果に示す図は必要
無くなる。
【0101】例えば、図形が層状に配置されて図形間に
重なりがある場合は、上層に位置する図形は、下層に位
置する図形の輪郭に影響を与える可能性があるので、た
とえ背景色と図形の色とが同一であっても、該図形を描
画しなくては正しい結果を生成することができない。
【0102】一方、図形間に重なりを無くした後の図形
群では各図形の下層に位置するのは背景以外に無いの
で、背景色と同一色の図形については特に描画する必要
は無く、該図形のエッジリストを生成し保存する必要は
無い。
【0103】そこで、本第4実施形態におけるデータ削
減部24は、図26のフローチャートに示すように、1
つの図形に対してエッジリスト削減処理が終了した後
(ステップ144Aで肯定判定された後)、ステップ1
45Aへ進み、該1つの図形の色と背景色とが同一であ
るか否かをチェックする。
【0104】ここで、該1つの図形の色と背景色とが異
なっておれば、ステップ147Aへ進み、新規図形エッ
ジリストによって元図形エッジリストを更新するが、該
1つの図形の色と背景色とが同一であれば、上記ステッ
プ147Aの図形エッジリストの更新を回避し、ステッ
プ147Bにて元図形エッジリストを消去する。
【0105】これにより、色が背景色と同一の、描画す
る必要の無い図形に対する不必要な図形エッジリストの
更新処理を省略でき、不必要な図形エッジリストの保存
を止めてメモリ使用量を削減することができる。
【0106】また、保存する必要の無い元図形エッジリ
ストを消去することで、エッジリストの登録数が削減さ
れるので、エッジリスト削減処理の結果として得られる
エッジリストの総データ量が少なくなり、メモリ使用量
を削減できるという効果も得られる。
【0107】但し、マスクエッジリストはさらに下層に
位置する図形の上書き部分の抽出に必要であるので、図
形の色と背景色とが同一であっても、該図形のエッジリ
ストを含むマスクエッジリストの生成と保存は他の図形
と同様に行われる必要がある。
【0108】[第5実施形態]次に、請求項9に記載し
た発明に対応する第5実施形態を説明する。
【0109】図27に示すように、この第5実施形態に
おける画像処理装置10Sには、ビットマップデータを
格納するためのビットマップ格納用メモリ25が設けら
れており、ラスタライズ部30は、バンド毎のエッジリ
ストを出力部32の属性等に依存したビットマップデー
タに変換し、変換後のビットマップデータをビットマッ
プ格納用メモリ25に格納して、出力部32からプリン
タ42への出力処理にそなえる。
【0110】ところで、描画領域を所定方向に沿って複
数に分割したバンドとして管理した場合、各バンド毎の
ビットマップデータのデータ量は少なくなることが知ら
れている。ところが、ビットマップ格納用メモリ25
は、通常、ラスタライズ部30がエッジリストをビット
マップデータに変換する時のみ使用され、その他の時点
では遊休状態にある。
【0111】そこで、第5実施形態では、メモリ管理部
22は、エッジリスト削減処理において一時的に生成さ
れるデータをビットマップ格納用メモリ25に格納する
よう制御する。
【0112】特に、エッジリスト削減処理は、エッジリ
ストのデータ量がある上限値に達した場合や画像処理装
置内部の作業用メモリの残容量が少なくなった場合に、
実行されるので、上記のように作業用メモリ以外のビッ
トマップ格納用メモリ25を利用することにより、エッ
ジリスト削減処理自体が使用するメモリ領域や生成され
るエッジリストデータ・マスクデータを記憶しておくメ
モリ領域を確実に確保することができる。このため、エ
ッジリスト削減処理を安定的に実行でき、さらにビット
マップ格納用メモリ25の有効利用を図ることもでき
る。
【0113】[第6実施形態]以下の第6実施形態で
は、前述した第1実施形態の応用例として、中間コード
画像データとして後述するディスプレイリストを用いた
ケースを説明する。なお、ここでは描画されるオブジェ
クトが図形である例を説明する。
【0114】本第6実施形態における画像処理装置の構
成は、図1の画像処理装置10と同様であり、リスト生
成部18で後述するディスプレイリストを生成し、生成
されたディスプレイリストはリスト記憶部28に記憶さ
れる。また、データ削減部24はディスプレイリストの
データ削減処理(ディスプレイリスト削減処理)を実行
する。
【0115】ところで、ディスプレイリストは、図形の
形状と端部のX、Y座標とを記述したリストであり、図
16(A)に示す図形の属性データを格納したヘッダ部
80と、図形を四角形や線分等の後述する基本図形に分
解した場合の個々の基本図形に関するデータを格納した
図16(B)に示すデータ部81と、によって構成され
る。図16(A)に示すようにヘッダ部80は、図形の
色値情報を格納したフィールド80Aと、図形の補足情
報(文字、グラフィックス、イメージ等の識別子等)を
格納したフィールド80Bと、データ部81を構成する
基本図形の数の情報を格納したフィールド80Cと、で
構成される。図16(B)に示すようにデータ部81
は、基本図形のタイプ情報を格納したフィールド81A
と、該基本図形の座標情報を格納したフィールド81B
と、で構成される。
【0116】基本図形とは、図形を少なくとも1組の平
行な辺を有する四角形(台形、平行四辺形、長方形等)
又は線分に分割した場合の個々の図形であり、その例と
して、図17(A)に台形82を、図17(B)に線分
84を示す。図17(A)では台形82の上底辺と下底
辺を表現するために、図形タイプ「台形」と6つの座標
値とを含んだデータ部83が形成される。また、図17
(B)では線分84の始点と終点を表現するために、図
形タイプ「直線」と4つの座標値とを含んだデータ部8
5が形成される。
【0117】さらに、図18には、図3(A)の描画領
域72に描画された文字「A」を表現したディスプレイ
リスト86を示す。このディスプレイリスト86には、
文字「A」が図19(A)に示す互いに重なりが無い6
つの基本図形(6つの台形)に対応したデータ部86B
が形成されている。
【0118】なお、上記では各座標値を描画領域全体に
設定された座標系における絶対座標によって表している
が、所定の基準地点からの相対座標によって表しても良
い。各座標値を相対座標によって表した場合には、座標
値のデータを格納するためのメモリ容量が少なくて済む
という利点がある。
【0119】次に、本第6実施形態の作用として、図形
をディスプレイリストによって表現したケースにおける
ディスプレイリスト削減処理を図20のフローチャート
に沿って説明する。
【0120】以下では、図19(A)の文字87に対し
て図19(B)の平行四辺形88を上書きしたケースに
おいて、文字87と平行四辺形88との重なり領域を除
外することにより文字87のディスプレイリスト86
(図18参照)のデータ量を削減する処理を説明する。
このように本第6実施形態では描画順序と逆順にディス
プレイリスト削減処理を行うものとする。なお、図19
(A)のように文字87が6つの基本図形に分割され、
図18に示すディスプレイリスト86が予め作成され図
1のリスト記憶部28に記憶されているものとする。ま
た、第1実施形態と同様に既に削減処理が完了したオブ
ジェクトの併合領域の輪郭を表すマスクについても、デ
ィスプレイリストが作成されるものとする。なお、マス
クについては第1実施形態で説明したエッジリストで表
しても良い。
【0121】図20のステップ300では描画順序と逆
順に1つの図形(元図形)のディスプレイリストをリス
ト記憶部28から読み出し、次のステップ302では元
図形としての文字87のディスプレイリストを構成する
1つの基本図形DL(図19(A)の基本図形87A〜
87Fの何れか1つ)を示すデータ部86B(座標値情
報)のコピーを作業用メモリ26に作成する。なお、作
成された基本図形DLの座標値情報のコピーをコピーD
とする。
【0122】次のステップ304ではコピーDに重なる
マスクを構成する基本図形Mを検索すると共に、カウン
タIを「0」に初期設定する。なお、検索により得られ
たマスクの基本図形Mの個数を個数Nとする。例えば、
基本図形87AのコピーDに重なるマスク88を構成す
る基本図形は1つだけであり、図19(B)に示す基本
図形M(1)である。
【0123】次のステップ306でカウンタIを1つイ
ンクリメントした後、次のステップ308ではカウンタ
Iが基本図形Mの個数Nより大きくなったか否か、即ち
全ての基本図形Mに対して後述するステップ310〜3
14の処理を実行完了したか否かを判定する。
【0124】全ての基本図形Mに対して実行完了するま
ではステップ310へ進み、基本図形M(I)の外側領
域とコピーDとの重なり領域D’(例えば、図19
(C)に示す領域89A)の座標値情報を生成する。こ
の領域D’はコピーDから基本図形M(I)の領域を除
いた領域に相当する。次のステップ312では前記生成
した領域D’の座標値情報のデータ量と基本図形DLの
座標値情報のデータ量とを比較し、領域D’の座標値情
報のデータ量が基本図形DLの座標値情報のデータ量以
下である場合のみステップ314へ進み、重なり領域
D’の座標値によってコピーDの座標値を更新する。
【0125】例えば、基本図形M(1)の外側領域と基
本図形87DのコピーDとの重なり領域D’は、図19
(D)に示すように2つの基本図形89D1、89D2
に分割されるので、領域D’の座標値情報のデータ量が
基本図形DLの座標値情報のデータ量よりも多くなって
しまう。同様に、基本図形M(1)の外側領域と基本図
形87FのコピーDとの重なり領域D’は、図19
(D)に示すように2つの基本図形89F1、89F2
に分割されるので、領域D’の座標値情報のデータ量が
基本図形DLの座標値情報のデータ量よりも多くなって
しまう。
【0126】これらの場合にはステップ314でのコピ
ーDの座標値の更新を行わずに、ステップ306へ戻
る。即ち、基本図形87D、87Fについては座標値情
報のデータ量が増加してしまうことが回避され、図19
(D)に示す状態のままとなる。
【0127】ステップ306へ戻ったらカウンタIを1
つインクリメントし、次の基本図形M(I)に対してス
テップ310〜314の処理を実行する。このようにし
て各基本図形Mに対してステップ310〜314の処理
を実行し、全ての基本図形Mに対して実行完了すると、
ステップ308で肯定判定されステップ316へ進む。
ステップ316では当該時点のコピーDの座標値情報に
よって、リスト記憶部28に記憶されたディスプレイリ
スト82における基本図形DLの座標値情報を更新する
と共に、各基本図形Mについて基本図形Mと基本図形D
Lとの併合領域の座標値情報によって該基本図形Mの座
標値情報を更新する。
【0128】次のステップ318では文字87のディス
プレイリストを構成する全ての基本図形(例えば、図1
9(A)の基本図形87A〜87Fの全て)に対しステ
ップ302〜316の処理を完了したか否かを判定す
る。未処理の基本図形がある場合はステップ302へ戻
り、未処理の基本図形に対しステップ302〜316の
処理を実行する。そして、文字87の全ての基本図形に
対しステップ302〜316の処理が完了すると、ステ
ップ320で全図形に対しステップ302〜316の処
理を完了したか否かを判定する。未処理の図形がある場
合はステップ300へ戻り、未処理の図形に対しステッ
プ300〜316の処理を実行する。そして、全ての図
形に対しステップ300〜316の処理が完了すると、
処理を終了する。
【0129】以上のディスプレイリスト削減処理によれ
ば、ステップ310で生成した領域D’の座標値情報の
データ量が基本図形DLの座標値情報のデータ量以下で
ある場合のみ、該領域D’の座標値によってコピーDの
座標値を更新するので、コピーDのデータ量は削減され
る。このデータ量が削減されたコピーDの座標値情報に
よって基本図形DLの座標値情報を更新するので、該基
本図形DLの座標値情報のデータ量も削減される。この
ようにして各基本図形DLの座標値情報のデータ量が削
減されるので、元図形のディスプレイリストのデータ量
を削減することができる。
【0130】以上説明した第6実施形態では、描画順序
と逆順に各図形に対してディスプレイリスト削減処理を
実行していく。よって、第1実施形態と同様に、1つの
図形と該図形より後に描画される図形(ディスプレイリ
スト削減処理を先に実行した図形)の領域との重なり領
域を抽出し、前記1つの図形から該重なり領域を除外す
ることで、該1つの図形の最終形を確定させることがで
きる。これにより、ステップ316での基本図形DLの
座標値情報の更新処理が完了した時点で、作業用メモリ
26に記憶されたコピーDの座標値情報は不要となるの
で、作業用メモリ26を解放することができる。このよ
うに作業用メモリ26を早期に解放できるので、上記デ
ィスプレイリスト削減処理による作業用メモリ26の使
用量を低く抑えることができる。
【0131】なお、上記では基本図形DL毎に、データ
量が削減されたコピーDの座標値情報によって基本図形
DLの座標値情報を更新する例を示したが、所定数の図
形に対してディスプレイリスト削減処理が完了した時点
で上記の更新を行っても良い。
【0132】また、ディスプレイリスト削減処理は、1
ページを副走査方向に沿って複数に分割したバンド毎に
実行しても良い。バンド毎にディスプレイリスト削減処
理を実行することにより、作業用メモリ26に一時的に
記憶されるコピーDの座標値情報やマスクの座標値情報
のデータ量が少なくなるので、作業用メモリ26の使用
量をさらに低く抑えることができる。
【0133】さらに、ディスプレイリスト削減処理は、
対象とする図形の中で任意の図形を処理の開始図形とす
ることができ、任意の図形を処理の終了図形とすること
ができる。例えば、ディスプレイリスト削減処理の実行
中に該処理により作業用メモリ26に記憶しているデー
タ量を検出し、検出したデータ量が予め定めた上限値を
超えたときにディスプレイリスト削減処理を終了させる
ことが望ましい。また、ディスプレイリストが記憶され
るリスト記憶部28の残記憶容量を検出し、検出した残
記憶容量が予め定めた下限値よりも低下したときにディ
スプレイリスト削減処理を再開させても良い。
【0134】
【発明の効果】本発明によれば、中間コード画像データ
のデータ量を削減できると共に、従来よりも作業用メモ
リの使用量を少なく抑えることができる、という効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の機能ブロック図で
ある。
【図2】エッジリストの構造を示す図である。
【図3】(A)は文字「A」が描画された描画領域を示
す図であり、(B)は(A)の文字「A」に対応するエ
ッジリストを示す図である。
【図4】本発明に係るエッジリスト削減処理の概要を示
す図である。
【図5】マスクエッジと元図形エッジとで座標を比較す
る処理を説明するための図であり、(A)は(MSX>
EX)である場合の処理を、(B)は(MSX≧SX)
且つ(MEX>EX)且つ(MSX≦EX)である場合
の処理を、(C)は(MSX≦SX)且つ(MEX≧E
X)である場合の処理を、(D)は(MSX≧SX)且
つ(MEX≦EX)である場合の処理を、(E)は(M
SX≦SX)且つ(MEX<EX)且つ(MEX≧S
X)である場合の処理を、(F)は(MEX<SX)で
ある場合の処理を、それぞれ説明するための図である。
【図6】(A)は文字「A」に長方形が上書きされた描
画領域を示す図であり、(B)は(A)の長方形に対応
するエッジリストを示す図である。
【図7】(A)は図6(A)に対応する複数のエッジリ
ストに対しエッジリスト削減処理を行う前のエッジリス
トを示す図であり、(B)は図6(A)に対応する複数
のエッジリストに対しエッジリスト削減処理を行った後
のエッジリストを示す図である。
【図8】第1実施形態におけるメインルーチンを示す流
れ図である。
【図9】サブルーチンAを示す流れ図である。
【図10】サブルーチンBを示す流れ図である。
【図11】サブルーチンDを示す流れ図である。
【図12】サブルーチンEを示す流れ図である。
【図13】サブルーチンFを示す流れ図である。
【図14】各図形に対する処理が完了した時点でエッジ
リストの更新を行う場合のメインルーチンを示す流れ図
である。
【図15】バンド毎にエッジリスト削減処理を行う場合
のメインルーチンを示す流れ図である。
【図16】(A)はディスプレイリストのヘッダ部の構
造を示す図であり、(B)はディスプレイリストのデー
タ部の構造を示す図である。
【図17】(A)は対象図形の一例としての台形及びこ
の台形についてのディスプレイリストのデータ部を示す
図であり、(B)は対象図形の一例としての線分及びこ
の線分についてのディスプレイリストのデータ部を示す
図である。
【図18】図3(A)の文字「A」についてのディスプ
レイリストを示す図である。
【図19】(A)は元図形に対して設定された基本図形
を示す図であり、(B)はマスクを示す図であり、
(C)は元図形とマスクとの重畳関係を示す図であり、
(D)はマスクとの重なり領域を除いた基本図形を示す
図であり、(E)は(D)において基本図形89D、8
9Fに対し更新を行わなかったときの基本図形を示す図
であり、(F)は元図形とマスクとの併合領域によって
更新されたマスクを示す図である。
【図20】第6実施形態におけるメインルーチンを示す
流れ図である。
【図21】(A)は複数の図形が重ね書きされた描画領
域を示す図であり、(B)は(A)の複数の図形の中間
コード画像データを対象とした従来のメモリへの記憶方
法を示す図である。
【図22】従来のエッジリスト削減処理の概要を示す図
である。
【図23】第2実施形態におけるメインルーチンを示す
流れ図である。
【図24】更新処理によりエッジリストのデータ量が増
加する例を示す図であり、(A)は図形Aが更新される
前の状態を示す図であり、(B)は図形Aが更新された
後の状態を示す図である。
【図25】第3実施形態におけるメインルーチンを示す
流れ図である。
【図26】第4実施形態におけるメインルーチンを示す
流れ図である。
【図27】第5実施形態における画像処理装置の機能ブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 画像処理装置 14 入力データ解釈部 18 リスト生成部 22 メモリ管理部 24 データ削減部 25 ビットマップ格納用メモリ 26 作業用メモリ 28 リスト記憶部 70 エッジリスト 86 ディスプレイリスト

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の描画順序に従って層状に描画され
    る複数のオブジェクトの各々を表したページ記述データ
    を中間コード画像データに変換し、 変換された各オブジェクト毎の中間コード画像データを
    記憶し、 下層側に描画されるオブジェクトをマスクする上層側の
    オブジェクトの少なくとも輪郭を表す輪郭データを、各
    オブジェクト毎のオブジェクトの描画順を遡って作成
    し、 前記記憶された各オブジェクト毎の中間コード画像デー
    タを、この各オブジェクト毎の中間コード画像データか
    ら前記各オブジェクト毎に作成された輪郭データ領域を
    除いた中間コード画像データとして更新する、 ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 所定の描画領域に所定の描画順序に従っ
    て層状に描画される複数のオブジェクトの各々を表した
    ページ記述データを中間コード画像データに変換する変
    換手段と、 変換された各オブジェクト毎の中間コード画像データを
    メモリに記憶する記憶手段と、 下層側に描画されるオブジェクトをマスクする上層側の
    オブジェクトの少なくとも輪郭を表す輪郭データを、各
    オブジェクト毎のオブジェクトの描画順を遡って作成す
    る輪郭データ作成手段と、 前記メモリに記憶された各オブジェクト毎の中間コード
    画像データを、この各オブジェクト毎の中間コード画像
    データから前記各オブジェクト毎に作成された輪郭デー
    タ領域を除いた中間コード画像データとして更新する更
    新手段と、 を有する画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記輪郭データ作成手段による輪郭デー
    タの作成処理及び前記更新手段による中間コード画像デ
    ータの更新処理は、前記描画領域を所定方向に沿って複
    数に分割した分割領域毎に実行されることを特徴とする
    請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記輪郭データ作成手段による輪郭デー
    タの作成処理及び前記更新手段による中間コード画像デ
    ータの更新処理は、描画順序と逆順に任意のオブジェク
    トから開始して、任意のオブジェクトで終了することを
    特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記輪郭データの作成処理及び前記中間
    コード画像データの更新処理は、複数の分割領域のう
    ち、描画されるべき全図形の総面積が最も大きい分割領
    域から実行開始されることを特徴とする請求項3記載の
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 1つの分割領域に対して前記輪郭データ
    の作成処理及び前記中間コード画像データの更新処理が
    完了した場合に、前記更新手段は、処理完了を示す情報
    を該1つの分割領域に対応付けて記憶することを特徴と
    する請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記中間コード画像データの更新処理に
    より得られる更新後の中間コード画像データのデータ量
    と更新前の中間コード画像データのデータ量とを比較す
    る比較手段と、 前記比較手段による比較結果より、更新後の中間コード
    画像データのデータ量が更新前の中間コード画像データ
    のデータ量よりも大きい場合に、前記中間コード画像デ
    ータの更新処理を禁止する第1の禁止手段と、 をさらに有する請求項5又は請求項6に記載の画像処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記更新処理の対象である中間コード画
    像データに対応するオブジェクトの色が背景の色と同一
    であるか否かを判定する色判定手段と、 前記色判定手段によりオブジェクトの色が背景の色と同
    一であると判定された場合に、前記中間コード画像デー
    タの更新処理及び更新前の中間コード画像データの保存
    を禁止する第2の禁止手段と、 をさらに有する請求項5乃至請求項7の何れか1項に記
    載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 ビットマップデータを格納するためのビ
    ットマップデータ格納用メモリと、 分割領域毎の中間コード画像データをビットマップデー
    タに変換し、変換後のビットマップデータを前記ビット
    マップデータ格納用メモリに格納するデータ変換格納手
    段と、 をさらに有し、 前記輪郭データの作成処理及び前記中間コード画像デー
    タの更新処理の少なくとも一方は、前記ビットマップデ
    ータ格納用メモリを使用して実行されることを特徴とす
    る請求項5乃至請求項8の何れか1項に記載の画像処理
    装置。
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