JPH10176522A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JPH10176522A
JPH10176522A JP8335476A JP33547696A JPH10176522A JP H10176522 A JPH10176522 A JP H10176522A JP 8335476 A JP8335476 A JP 8335476A JP 33547696 A JP33547696 A JP 33547696A JP H10176522 A JPH10176522 A JP H10176522A
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nox
air
oxygen concentration
absorbent
exhaust
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Kenji Kato
健治 加藤
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】希薄燃焼の度合いに応じて、NOx 吸収剤から
タイミング良くNOx 放出制御を行う。 【解決手段】希薄燃焼の度合いを運転状態に応じて変化
させる内燃機関の排気系に設けられ、排気空燃比がリー
ンのときにNOx を吸収し、排気酸素濃度が低下すると
吸収していたNOx を放出するNOx 吸収剤と、希薄燃
焼時に前記NOx 吸収剤に吸収されたNOx 吸収量を推
定し、推定したNOx 吸収量が前記NOx 吸収剤でのN
Ox 吸収許容量を越えたと判断したとき、排気酸素濃度
を低下させる排気酸素濃度低下制御手段と、を備えた内
燃機関の排気浄化装置において、図9に示したように、
希薄燃焼の度合いが大きい、すなわち空燃比が大きいほ
どNOx 吸収容量が大きくなる点に着眼し、希薄燃焼の
度合いが大きいほど前記排気酸素濃度低下制御手段によ
る排気酸素濃度低下制御の開始時期を遅延させることと
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気空燃比がリー
ンのときにNOx を吸収し、排気酸素濃度が低下すると
吸収していたNOx を放出するNOx 吸収剤を備えた内
燃機関の排気系において、NOx 吸収剤へのNOx 吸収
量を推定して、吸収量がNOx 吸収剤でのNOx 吸収許
容量を越えたと判断したとき、いわゆる空燃比のリッチ
制御によって排気酸素濃度を低下させることでNOx を
還元・浄化する内燃機関の排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の内燃機関の排気浄化装置とし
て、例えば、WO93/25806号が知られている。
【0003】この明細書には、流入する排気ガスの空燃
比がリーンであるときにNOx を吸収し、流入する排気
ガス中の酸素濃度を低下させると吸収したNOx を放出
するNOx 吸収剤を機関排気通路内に配置し、NOx 吸
収剤に吸収されているNOx量を推定するNOx 量推定
手段と、NOx 量推定手段によりNOx 吸収剤に吸収さ
れていると推定されたNOx 量が予め定められた許容量
を越えたときにNOx吸収剤に流入する排気ガス中の酸
素濃度を低下させてNOx 吸収剤からNOx を放出させ
るNOx 放出手段を具備した排気浄化装置が開示されて
いる。
【0004】そして、この装置では、NOx 吸収剤のN
Ox 吸収許容量は固定であるとして、酸素濃度の低下の
タイミングをとっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、NOx 吸収剤
でのNOx 吸収容量(NOx 吸収剤が吸収可能なNOx
最大量であり、NOx 飽和量ともいう)は、NOx 吸収
剤の雰囲気における空燃比あるいは酸素濃度に依存する
ことが判明した。
【0006】この結果、従来のようにNOx 吸収容量を
固定値として、リッチ制御を行うと、例えば、外界条件
の変化やセンサ類のフェイルなどによってリーン空燃比
が変化した場合、リッチ制御のタイミングの最適な時期
を逃すこととなり、排気管からの大気へのNOx 排出量
の増加や、燃費の悪化を招くこととなる。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、変化するNOx 吸収容量に応じて適切なタイミン
グでリッチ制御を行うことのできる内燃機関の排気浄化
装置を提供し、排気管からの大気へのNOx 排出量の増
加や、燃費の悪化を防止することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、内燃機関の排気浄化装置において、以下の
構成とした。
【0009】すなわち、本発明は、希薄燃焼の度合いを
運転状態に応じて変化させる内燃機関の排気系に設けら
れ、排気空燃比がリーンのときにNOx を吸収し、排気
酸素濃度が低下すると吸収していたNOx を放出するN
Ox 吸収剤と、 希薄燃焼時に前記NOx 吸収剤に吸収されたNOx 吸収
量を推定し、推定したNOx 吸収量が前記NOx 吸収剤
でのNOx 吸収許容量を越えたと判断したとき、排気酸
素濃度を低下させる排気酸素濃度低下制御手段と、 を備えた内燃機関の排気浄化装置において、 希薄燃焼の度合いが大きいほど前記排気酸素濃度低下制
御手段による排気酸素濃度低下制御の開始時期を遅延さ
せる遅延手段を備えたことを特徴とする。
【0010】そして、外界条件の変化やセンサ類のフェ
イルなどによってリーン空燃比が変化した場合、希薄燃
焼(リーン)の度合いが大きくなるほど、遅くしたタイ
ミングで排気酸素濃度低下制御(リッチ制御)を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ説明する。 <装置の概要>図1は、本発明の排気浄化装置をガソリ
ン機関に適用した例である。
【0012】本ガソリン機関は、機関本体1のシリンダ
内にピストン2を有するとともに、燃焼室3を有してい
る。さらに、機関本体1には、燃焼室内のガソリンに点
火する点火栓4が設けられるとともに、吸気弁5によっ
て開閉されかつガソリンと空気の混合気をシリンダ内に
導入する吸気ポート6、及び、排気弁7によって開閉さ
れかつシリンダ内の燃焼済み排気ガスを排出する排気ポ
ート8が設けられている。
【0013】前記吸気ポート6は、対応する枝管9を介
してサージタンク10に連結され、各枝管9には、それ
ぞれ吸気ポート6内に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁
11が取付けられている。前記サージタンク10は、吸
気ダクト12を介してエアクリーナ13に連結され、吸
気ダクト12内にはスロットル弁14が配置されてい
る。一方、吸気ポート8は、排気マニホールド15及び
排気管16を介してNOx 吸収剤17を内蔵したケーシ
ング18に接続されている。
【0014】このガソリン機関は、ディジタルコンピュ
ータからなる電子制御ユニット30によって制御されて
おり、この電子制御ユニット30は、双方向性バス31
によって相互に接続されたROM(リードオンリーメモ
リ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、C
PU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35、及
び、出力ポート36を備えている。
【0015】入力ポート35には、サージタンク10内
に設けた圧力センサ19、スロットル弁14に設けたア
イドルスイッチ20、クランクシャフト21に連結して
いる自動変速機に設けたギア位置検出器23及び車速セ
ンサ24、排気管16に設けた温度センサ25、クラン
クシャフト部分に設けた機関回転数センサ26が接続さ
れている。
【0016】圧力センサ19は、サージタンク10内の
絶対圧に比例した出力電圧を発生する。アイドルスイッ
チ20はスロットル弁がアイドリング開度であることを
検出する。ギア位置検出器23は自動変速機のギアの状
態を検出する。車速センサ24は車体速度を検出する。
温度センサ25は、ケーシング18上流の排気管内の排
気ガス温度を検出する。機関回転数センサ26はエンジ
ン回転数を検出する。なお、圧力センサ19、温度セン
サ25の出力電圧は、A/D変換器37、38をそれぞ
れ介して入力ポート35に入力される。
【0017】出力ポートは、対応する駆動回路39を介
して、点火栓4及び燃料噴射弁11に接続される。前記
CPU34では、前記各センサ等からの検出結果に基づ
き、例えば、次式による燃料噴射時間TAUが算出され
る。
【0018】TAU=TP・K ここで、TPは基本燃料噴射時間を示し、Kは補正係数
を示している。基本燃料噴射時間TPは、機関シリンダ
内に供給される混合気の空燃比を理論空燃比とするのに
必要な燃料噴射時間を示している。理論空燃比とは、空
気と燃料の混合気において、燃料量が空気中の酸素量に
対して完全燃焼する量となるような混合比率をいう。
【0019】基本燃料噴射時間TPは、予め実験により
求められ、サージタンク10内の絶対圧PM及び機関回
転数Nの関数として図2に示すようなマップの形で予め
ROM32内に記憶されている。
【0020】補正係数Kは、機関シリンダ内に供給され
る混合気の空燃比を調整するための係数であって、K=
1.0のとき機関シリンダ内に供給される混合気は理論
空燃比となる。これに対し、K<1.0のとき機関シリ
ンダ内に供給される混合気の空燃比は理論空燃比より大
きくなり、すなわちリーンとなり、K>1.0のとき機
関シリンダ内に供給される混合気の空燃比は理論空燃比
より小さくなり、すなわちリッチとなる。
【0021】この補正係数Kの値は、サージタンク10
内の絶対値PM及び機関回転数Nに対して予め定められ
ており、図3にその一例を示す。この例では、サージタ
ンク10内の絶対圧PMが比較的低い領域、すなわち一
定速度で走行するような機関低中負荷運転領域では補正
係数Kの値が、1.0より小さい値とされ、機関シリン
ダ内供給される混合気の空燃比がリーンとされる。
【0022】一方、サージタンク10内の絶対圧PMが
比較的高い領域、すなわち、加速運転時のような機関高
負荷運転領域では補正係数Kの値が1.0とされ、機関
シリンダ内に供給される混合気の空燃比が理論空燃比と
される。また、サージタンク10内の絶対圧PMが最も
高くなる領域、すなわち機関全負荷運転領域では補正係
数Kの値が1.0より大きな値となり、機関シリンダ内
に供給される混合気の空燃比がリッチとされる。
【0023】内燃機関では、通常、低中負荷運転される
頻度が最も高く、運転期間中の大部分においてリーン混
合気が燃焼される。次に、NOx 吸収剤を使用した排気
浄化装置について説明する。
【0024】図4は、燃焼室3から排出される排気ガス
中の代表的な成分の濃度を概略的に示している。図4か
ら明かなように、燃焼室から排出される排気ガス中の未
燃HC、COの濃度は、燃焼室3内に供給される混合気
の空燃比がリッチになるほど増大し、燃焼室3から排出
される排気ガス中の酸素O2 の濃度は、燃焼室3内に供
給される混合気の空燃比がリーンになるほど増大する。
【0025】ケーシング18内に収容されたNOx 吸収
剤17は、NOx 吸蔵還元型触媒であり、例えばアルミ
ナを担体とし、この担体上に例えばカリウムK、ナトリ
ウムNa、リチウムLi、セシウムCsのようなアルカ
リ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカ
リ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類
から選ばれた少なくとも一つと、白金Ptのような貴金
属とが担持されている。機関吸気通路及びNOx 吸収剤
17上流での排気通路内に供給された空気及び燃料(炭
化水素)の比をNOx 吸収剤17への流入排気ガスの空
燃比と称すると、このNOx 吸収剤17は、流入排気ガ
スの空燃比がリーンのときはNOx を吸収し、流入排気
ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOx を放出す
る。
【0026】なお、NOx 吸収剤17上流の排気通路内
に燃料(炭化水素)或いは空気が供給されない場合、流
入排気ガスの空燃比は燃焼室3内に供給される混合気の
空燃比に一致し、従ってこの場合には、NOx 吸収剤1
7は燃焼室3内に供給される混合気の空燃比がリーンの
ときには、NOx を吸収し、燃焼室3内に供給される混
合気中の酸素濃度が低下すると吸収したNOx を放出・
還元する。 <NOx の吸収・放出・還元メカニズム>NOx 吸収剤
(NOx 吸蔵還元型触媒)17でのNOx 吸収・還元
は、図5に示したようなメカニズムで行われると考えら
れている。このメカニズムは、担体上に白金Pt及びバ
リウムBaを担持させた場合であるが、他の貴金属,ア
ルカリ金属,アルカリ土類,希土類を用いても同様のメ
カニズムとなる。
【0027】まず、排気ガスがかなりリーンになると排
気ガス中の酸素濃度が大巾に増大するため、図5(A)
に示すように酸素O2 がO2 -又はO2-の形で白金Ptの
表面に付着する。次に、排気ガスに含まれるNOは、白
金Ptの表面上でO2 -又はO 2-と反応し、NO2 となる
(2NO+O2 →2NO2 )。
【0028】その後、生成されたNO2 は、NOx 吸収
剤のNOx 吸収能力が飽和しない限り、白金Pt上で酸
化されながら吸収剤内に吸収されて酸化バリウムBaO
と結合し、図5(A)に示されるように硝酸イオンNO
3 - の形でNOx 吸収剤19内に拡散する。このように
してNOx がNOx 吸収剤17内に吸収される。
【0029】これに対し、排気ガス中の酸素濃度が低下
した場合は、NO2の生成量が低下し、前記反応とは逆
の反応によって、NOx 吸収剤19内の硝酸イオンNO
3 -は、NO2 またはNOの形でNOx 吸収剤17から放
出される。
【0030】つまり、NOx は、排気ガス中の酸素濃度
が低下すると、NOx 吸収剤17から放出されることに
なる。図4に示されたように、流入排気ガスのリーン度
合いが低くなれば、流入排気ガス中の酸素濃度が低下
し、従って、流入排気ガスのリーン度合いを低くすれ
ば、たとえ流入排気ガスの空燃比がリーンであってもN
Ox 吸収剤からNOx が放出されることとなる。
【0031】一方、このとき、燃焼室3内に供給する混
合気がリッチにされて、排気ガスの空燃比がリッチにな
ると、図4に示すように多量の未燃HC,COがエンジ
ンから排出される。これら未燃HC,COは、白金Pt
上の酸素O2 -又はO2-とすぐに反応して酸化される。
【0032】また、流入排気ガスの空燃比がリッチにな
ると、排気ガス中の酸素濃度は極度に低下するため、N
Ox 吸収剤17は、NO2 またはNOを放出する。この
NO 2 またはNOは、図5(B)に示すように、未燃H
C、COと反応して還元される。このようにして白金P
t上のNO2 またはNOが存在しなくなると、吸収剤か
ら次から次へとNO2 またはNOが放出される。従っ
て、流入排気ガスの空燃比をリッチにすると短時間の内
にNOx 吸収剤17からNOx が放出される。白金Pt
上のO2 -又はO2-を消費しても未燃HC,COが残って
いれば、NOx 吸収剤17から放出されたNOx も、エ
ンジンから排出されたNOx も、この未燃HC,COに
よって還元される。
【0033】従って、流入排気ガスの空燃比をリッチに
すれば短時間の内にNOx 吸収剤17に吸収されている
NOx が放出され、しかも、この放出されたNOx が還
元されるために大気中にNOx が排出されるのを阻止す
ることができる。
【0034】また、NOx 吸収剤17は還元触媒の機能
を有しているので、流入排気ガスの空燃比を理論空燃比
にしてもNOx 吸収剤から放出されたNOx が還元され
る。しかし、流入排気ガスの空燃比を理論空燃比にした
場合、NOx 吸収剤17からはNOx が徐々にしか放出
されないため、NOx 吸収剤17に吸収されている全N
Ox を放出するには長い時間を要する。
【0035】流入排気ガスの空燃比をリーンの度合いを
低くすればたとえ流入排気ガスの空燃比がリーンであっ
たとしても、NOx 吸収剤17からNOx が放出され
る。従って、NOx 吸収剤17からNOx を放出させる
には、流入排気ガス中の酸素濃度を低下させればよいこ
ととなる。
【0036】但し、NOx 吸収剤17からNOx が放出
されても、流入排気ガスの空燃比がリーンであると、N
Ox 吸収剤17においてNOx が還元されない。そこ
で、この場合には、NOx 吸収剤17の下流に還元剤を
配置する必要がある。この点を考慮すると、流入排ガス
の空燃比をリッチにしてNOx 放出をした方が、別途還
元剤を設けずにすみ経済的である。 <NOx 放出制御装置>低温時の暖機運転時や全負荷運
転時は、図3に示すように、燃焼室3内に供給される混
合気の空燃比がリッチとなり、加速運転時は、混合気が
理論空燃比となる。それ以外の大部分の運転領域は、リ
ーン混合気が燃焼室3内において燃焼している。
【0037】しかし、NOx 吸収剤17は、全負荷運転
時および加速運転時にNOx を放出しても、全負荷運転
或いは加速運転が行われる頻度が少ない場合、リーン混
合気が燃焼している間にNOx が徐々にたまってしま
い、NOx の吸収能力が低下する。
【0038】そうすると、しばらくしてNOx 吸収剤1
7は、NOx を吸収できなくなってしまう。したがっ
て、NOx をNOx 吸収剤17に継続して吸収させるた
めには、リーン混合気が継続して燃焼している時でも、
周期的に流入排気ガスの酸素濃度を低下させる制御、す
なわち、排気ガスの空燃比を周期的にリッチにするか、
あるいは排気ガスの空燃比を周期的に理論空燃比にする
などし、NOx 吸収剤17から周期的にNOx を放出さ
せる必要がある。
【0039】便宜上この制御を以下単にリッチ制御とい
うが、このリッチ制御の周期が長いと、リーン混合気の
燃焼が行われている間にNOx 吸収剤17のNOx 吸収
能力が低下してしまい、NOx を吸収できずに大気に放
出してしまう。一方、リッチ制御の周期を短くしすぎる
と、今度は燃料消費量が増大してしまう。従って、リッ
チ制御はこれらを考慮した最適なタイミングで行う必要
がある。
【0040】本実施例におけるNOx 放出制御装置で
は、NOx 吸収剤17に吸収されたNOx 量が予め定め
た基準を越えたときにリッチ制御を行うようにし、しか
も、希薄燃焼の度合いに応じてその基準を変化させるよ
うにしている。
【0041】この例では、NOx 吸収剤17から周期的
に放出制御をするためのプログラムが、あらかじめ、前
記ROMに記憶され、このプログラムによって前記CP
U34上に以下の手段がNOx 放出制御装置として実現
される。
【0042】すなわち、図6に示したように、本装置
は、前記各種センサーから入力された機関回転数、負荷
情報、触媒温度等の検出した諸条件から、機関からのN
Ox 排出量を推定するNOx 排出量推定手段51と、N
Ox 吸収剤17に吸収されたNOx 吸収量を推定するN
Ox 吸収量推定手段52と、前記各諸条件からNOx 吸
収剤前後の空燃比を算出する空燃比算出手段53と、こ
の空燃比算出手段53で算出した空燃比及び前記各種諸
条件とからNOx 吸収剤におけるNOx 吸収容量を推定
するNOx 吸収容量推定手段54と、このNOx 吸収容
量推定手段54で推定したNOx 吸収容量からNOx 飽
和判定値を決定するNOx 飽和判定値決定手段55と、
NOx 吸収量推定手段52で推定したNOx 吸収量がN
Ox 飽和判定値以上となったときリッチ制御を実行する
リッチ制御実行手段56とを備える。
【0043】よって、これら手段が、本発明でいう、希
薄燃焼時に前記NOx 吸収剤に吸収されたNOx 吸収量
を推定し、推定したNOx 吸収量が前記NOx 吸収剤で
のNOx 吸収許容量を越えたと判断したとき、排気酸素
濃度を低下させる排気酸素濃度低下制御手段61であ
る。
【0044】ここで、本実施例の装置における、機関か
らのNOx 排出量を推定するNOx排出量推定手段51
と、NOx 吸収剤17に吸収されたNOx 吸収量を推定
するNOx 吸収量推定手段52と、について説明する。
【0045】NOx 吸収剤17に吸収されているNOx
量を求める場合、NOx 吸収剤17に吸収されている総
NOx 量を直接検出することは困難である。そこで、こ
こでは機関から排出された排気ガス中のNOx 排出量を
推定し、その排出NOx 量からNOx 吸収剤17に吸収
されるNOx 吸収量を推定するようにした。
【0046】すなわち、機関回転数Nが高くなるほど機
関から単位時間あたり排出される排気ガス量が増大する
ので、機関回転数が高くなるにつれて機関から排出され
るNOx 量は増大する。また、機関負荷が高くなるほ
ど、すなわち、サージタンク10内の絶対圧PMが高く
なるほど各燃焼室3から排出される排気ガス量が増大
し、しかも、燃焼温度が高くなるので、機関負荷が高く
なるほど(サージタンク内絶対圧が高くなるほど)機関
から単位時間あたり排出されるNOx 量が増大する。
【0047】図7(A)は実験により求められた単位時
間あたりに機関から排出されるNOx 量と、サージタン
ク10内の絶対圧PM、機関回転数Nとの関係を示して
おり、、各曲線は同一NOx 量を示している。この図に
示されるように、単位時間あたりに機関から排出される
NOx 量は、サージタンク10内の絶対圧PMが高くな
るほど多くなり、また、機関回転数Nが高くなるほど多
くなる。なお、図7(A)に示されるNOx 量は図7
(B)に示すようなマップの形で予めROM32内に記
憶されている。従って、この図7(B)のマップから、
NOx 排出量を推定できるのである。
【0048】次に、NOx 吸収容量推定手段54につい
て説明する。NOx 吸収容量推定手段54は、まず、図
8に示したような、NOx 吸収剤への流入排気ガス温度
と、NOx 吸収容量との関係から、NOx 吸収剤のNO
x 吸収容量を推定する。すなわち、排気ガス温Tが低く
なると、触媒(吸収剤)の活性が低下するために、NO
x 吸収容量NoxCAPが低下し、また排気ガス温度の上昇に
よりNOx 吸収剤の温度が高くなると、NOx 吸収剤に
含まれていたNOx が分解して自然放出するため、NO
x 吸収容量は小さくなる。従って、NOx 吸収容量は排
気ガス温がほぼ350℃から500℃の間で大きくな
る。
【0049】NOx 吸収容量は基本的には排気ガス温に
より決まるが、希薄燃焼すなわちリーンの度合いによっ
ても変化することが知見された。本発明にあっては、空
燃比とNOx 吸収容量との関係は、図9に示したよう
に、空燃比が大きくなるほど、すなわち、酸素濃度の大
きいリーン状態であるほどNOx 吸収剤17でのNOx
吸収容量が大きくなることが、実験により判明した。
【0050】そこで、前記NOx 吸収容量推定手段54
は、図8で関係から求めたNOx 吸収容量に、図9に示
した関係を考慮して、修正を加える。空燃比とNOx 吸
収容量との関係は予めマップの形でROMに備えられ、
空燃比算出手段53で算出した空燃比に対応するNOx
吸収容量をROMのマップから読み出すようにしてい
る。そして、空燃比の変化に応じて、NOx 吸収容量の
変化の度合いが判明するので、その変化の度合いを図8
で求めたNOx 吸収容量に乗じれば、修正後のNOx 吸
収容量を求めることができる。
【0051】また、マップには、NOx 吸収容量に対応
するNOx 飽和判定値が設定されている。NOx 飽和判
定値決定手段55は、このマップからNOx 吸収容量に
対応するNOx 飽和判定値を読み出す。
【0052】リッチ制御実行手段56は、NOx 吸収剤
に吸収されたNOx 吸収量がこのNOx 飽和判定値を越
えたとき、NOx 吸収許容量を越えたと判断し、リッチ
制御を開始する。
【0053】なお、NOx 飽和判定値は、NOx 吸収容
量の値のX%である。ここでは、X=100すなわちN
Ox吸収容量自体と同一値でもよいが、たとえばNOx
吸収容量の50%等、NOx 吸収容量の値より低めに設
定する。NOx 吸収剤が劣化したとき、実際のNOx 吸
収量がNOx 吸収容量に至る前にNOx 吸収剤が飽和し
てしまうが、このとき、NOx 飽和判定値がNOx 吸収
容量と同一値であると、リッチ制御を開始する前にすで
にNOx 吸収剤が飽和し、吸収できなかったNOx を大
気に放出することとなる。NOx 飽和判定値を前記のよ
うにNOx 吸収容量より低めにすることで、NOx 吸収
剤の劣化に備えてNOx 放出制御を確実に行える。
【0054】本発明の特徴的な点は、リーン(希薄燃
焼)の度合いが大きいほど前記排気酸素濃度低下制御手
段61による排気酸素濃度低下制御の開始時期を遅延さ
せる遅延手段62を備えた点であるが、本実施例では、
空燃比検出手段53と、NOx吸収容量推定手段54
と、NOx 飽和判定値決定手段55と、リッチ制御実行
手段56とが、前記遅延手段62を実現しているといえ
る。
【0055】なお、希薄燃焼(リーン)の度合いが変化
する原因としては、外界条件の変化やセンサ類のフェイ
ルによって空燃比が変化する場合がある。その他に、運
転領域毎にリーンの度合いが変化する。すなわち、定常
運転の時にはトルクはそれほど必要ではないので空燃比
を大きくリーン側で制御し、加速が必要な運転の時に
は、理想空燃比(ストイキ)に近いリーンで制御する。
<リッチ制御のタイミング>このように、NOx 吸収容
量推定手段54で推定するNOx 吸収剤のNOx 吸収容
量が変動することに応じて、NOx 飽和判定値も変動
し、よって、リッチ制御の実行時期も変動する。この様
子を示すリッチ制御のタイミングチャートを図10に示
す。
【0056】(a) リーン度合いが大きいとき リーン度合いが大きいとき、図10で太い破線で示した
ように、エンジンから排出された、NOx 吸収剤17へ
の流入排気ガスのNOx 濃度は比較的低い。また、図か
ら明かなように、NOx 吸収剤17でのNOx 吸収容量
が大きく(図の9(a))、その結果飽和判定値も高いの
で、長時間NOx を吸収できる。
【0057】従って、リッチ制御の周期は図10に示し
たように長くなる。この時のNOx吸収剤17の出口側
NOx 濃度は、図10の下段に太い破線で示したように
変化する。なお、参考までに述べるが、仮にリッチ制御
を実行しなければ、NOx 吸収剤出側NOx 濃度は2点
鎖線で示したように変化し、流入排気ガスのNOx 濃度
に近づく。
【0058】(b) リーン度合いが小さいとき リーン度合いが小さいとき、図10で太い実線で示した
ように、エンジンから排出された、NOx 吸収剤17へ
の流入排気ガスのNOx 濃度は、リーン度合いが大きい
(a) の場合に比較して高い。また、図9から明かなよう
に、リーン度合いが大きい(a) の場合に比較して、NO
x 吸収剤17でのNOx 吸収容量が小さく(図9の
(b))、その結果飽和判定値も低いので、あまり長時間
NOx を吸収できない。
【0059】従って、リッチ制御の周期は図10に示し
たようにリーン度合いが大きい(a)の場合に比較して短
くし、頻繁にリッチ制御を行う。この時のNOx 吸収剤
17の出口側NOx 濃度は、図10の下段に太い実線で
示したように変化する。
【0060】なお、参考までに述べるが、仮にリッチ制
御を実行しなければ、NOx 吸収剤出側NOx 濃度は1
点鎖線で示したように変化し、流入排気ガスのNOx 濃
度に近づく。また、ここで、リーン度合いが大きい(a)
の場合に比較して、出口側のNOx 濃度の傾きが大きい
理由は、図10の中段に示したように、(b)の方が流入
排気ガスNOx 濃度が大きいためである。
【0061】このように、リーン(希薄燃焼)の度合い
が大きいほど、リッチ制御実行手段56(排気酸素濃度
低下制御手段)によるリッチ制御(排気酸素濃度低下制
御)の周期を長くし、すなわち、リッチ制御の開始時期
を遅延させている。 <リッチ制御のフロー>NOx 放出制御は、前記したよ
うに混合気を周期的にリッチにすることで行うが、その
制御の手順を図11のフローチャートに従って説明す
る。図11は一定時間毎の割込で実行される時間割込ル
ーチンを示している。
【0062】まず、ステップ101において、燃料噴射
時間TAU=TP・Kにおける、補正係数Kが1.0よ
りも小さいか否かを判断することによって、リーン燃焼
かリッチ燃焼かを判定する。
【0063】補正係数K<1.0のとき、すなわち、混
合気をリーンにすべき運転状態のときにはステップ10
2に進み、カウント値Dが零とされ、次いでステップ1
03に進む。
【0064】ステップ103では、圧力センサ19によ
り検出されたサージタンク10内の絶対圧PM及び機関
回転数Nに基づいて図7(B)に示すマップから単位時
間あたりの機関排出NOx 量NijがNOx 排出量推定手
段51によって算出される。
【0065】次いで、ステップ104では、NOx 吸収
量推定手段52が、NOx 量Nijに割込時間間隔△tを
乗算し、これらの積(Nij・△t)がΣNOx に加算さ
れる。積(Nij・△t)は割込時間間隔△tの間に機関
から排出されたNOx 量を表しており、これがNOx 吸
収剤に吸収されるので、ΣNOx はNOx 吸収剤に吸収
された総NOx 量の推定値を表す。
【0066】次いで、ステップ105では、温度センサ
により検出された排気ガス温Tに基づいて、図8に示す
関係からNOx 吸収容量推定手段54によりNOx 吸収
容量NoxCAPが算出される。NOx 吸収容量NoxCAPが算出
されると、ステップ106では、酸素濃度センサによっ
て検出したNOx 吸収剤への流入排気ガス中の酸素濃度
を基にNOx 吸収剤の雰囲気の空燃比を算出し、図9に
示したように、空燃比に従ってNOx 吸収容量を修正す
る。次いで、ステップ107でNOx 飽和判定値決定手
段55によりNOx 飽和判定値が決定される。
【0067】ステップ108では、NOx 吸収剤に吸収
されたNOx 量(ΣNOx )が飽和判定値を越えたか否
かを判定し、越えていない場合は、処理サイクルを終了
する。このときには、リーン混合気の燃焼が行われてお
り、機関から排出されるNOx がNOx 吸収剤に順次吸
収される。
【0068】ステップ108で、ΣNOx が飽和判定値
を越えたと判断された場合、ステップ109に進み、N
Ox 放出のためにリッチ処理を行う。リッチ処理量は、
空燃比のリッチ度、処理時間により定まるので、リッチ
度の増減制御、処理時間の長短で処理量を制御する。リ
ッチ処理は、先に説明した TAU=TP・Kにおい
て、補正係数Kを変更し、燃料噴射時間(燃料噴射量)
TAUを変えることで行う。リッチ処理が完了すると、
処理サイクルを終了する。
【0069】一方、ステップ101でK≧1.0である
と判断されたとき、すなわち、混合気をリッチまたは理
論空燃比にすべき機関運転状態であるときには、ステッ
プ118に進んでカウント値Dが1だけインクリメント
される。次いで、ステップ119では、カウント値Dが
一定値D0 より大きくなったか否かが判定される。D>
0 となったときには、ステップ120に進み、ΣNO
x が零とされる。すなわち、リッチ混合気あるいは理論
空燃比の混合気の燃焼が一定時間継続したときにはNO
x 吸収剤17から全NOx が放出したと考えられるの
で、吸収NOx 量の推定値ΣNOx を零とするのであ
る。
【0070】最後に、本発明の特徴的な点は、すでに説
明したように、リーン(希薄燃焼)の度合いが大きいほ
ど前記排気酸素濃度低下制御手段による排気酸素濃度低
下制御の開始時期を遅延させる遅延手段を備えた点であ
り、具体的には、図9に示したように、空燃比に従って
NOx 吸収容量が変動する点に着目して、NOx 放出の
ためのリッチ制御開始トリガーとなる飽和判定値を変動
させ、図10に示したように、リーンの度合いが大きい
ほど、リッチ制御の開始時期を遅くした、あるいは、リ
ッチ制御の周期を長くしたのである。この点を除き、基
本的技術は、国際公開番号WO93/25806に記載
した技術と同一であり、本公開公報は本発明理解のた
め、可能な限り参照される。
【0071】
【発明の効果】本発明は、希薄燃焼(リーン)の度合い
が大きいほど前記排気酸素濃度低下制御手段による排気
酸素濃度低下制御の開始時期を遅延させる遅延手段を備
えたので、外界条件の変化やセンサ類のフェイルなどに
よってリーン空燃比が変化した場合、リーンの度合いに
応じて最適なタイミングで排気酸素濃度低下制御(リッ
チ制御)を行うことができ、排気管からの大気へのNO
x 排出量の増加や、燃費の悪化を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した内燃機関の全体図である。
【図2】基本燃料噴射時間のマップを示す図である。
【図3】補正係数を示す図である。
【図4】機関から排出される排気ガス中の未燃HC、C
O及び酸素の濃度を概略的に示すグラフ図である。
【図5】NOx の吸放出作用を示す図である。
【図6】NOx 放出制御装置を示すブロック図である。
【図7】機関から排出されるNOx 量を示す図である。
【図8】NOx 吸収剤の吸収容量と排気ガス温度との関
係を示す図である。
【図9】空燃比とNOx 吸収容量との関係を示すグラフ
図である。
【図10】定常走行時の空燃比制御とNOx の挙動を示
すタイミングチャート図である。
【図11】リッチ制御手順を示したフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1…機関本体 2…ピストン 3…燃焼室 4…点火栓 5…吸気弁 6…吸気ポート 7…排気弁 8…排気ポート 9…枝管 10…サージタンク 11…燃料噴射弁 12…吸気ダクト 13…エアクリーナ 14…スロットル弁 15…排気マニホールド 16…排気管 17…NOx 吸収剤 18…ケーシング 19…圧力センサ 20…アイドルスイッチ 21…クランクシャフト 23…ギア位置検出器 24…車速センサ 25…温度センサ 26…機関回転数センサ 30…電子制御ユニット 31…双方向性バス 32…ROM(リードオンリーメモリ) 33…RAM(ランダムアクセスメモリ) 34…CPU(マイクロプロセッサ) 35…入力ポート 36…出力ポート 37、38…A/D変換器 51…NOx 排出量推定手段 52…NOx 吸収量推定手段 53…空燃比算出手段 54…NOx 吸収容量推定手段 55…NOx 飽和判定値決定手段56…リッチ制御実行
手段 61…排気酸素濃度低下制御手段 62…遅延手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希薄燃焼の度合いを運転状態に応じて変
    化させる内燃機関の排気系に設けられ、排気空燃比がリ
    ーンのときにNOx を吸収し、排気酸素濃度が低下する
    と吸収していたNOx を放出するNOx 吸収剤と、 希薄燃焼時に前記NOx 吸収剤に吸収されたNOx 吸収
    量を推定し、推定したNOx 吸収量が前記NOx 吸収剤
    でのNOx 吸収許容量を越えたと判断したとき、排気酸
    素濃度を低下させる排気酸素濃度低下制御手段と、 を備えた内燃機関の排気浄化装置において、 希薄燃焼の度合いが大きいほど前記排気酸素濃度低下制
    御手段による排気酸素濃度低下制御の開始時期を遅延さ
    せる遅延手段を備えたことを特徴とする内燃機関の排気
    浄化装置。
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Cited By (4)

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