JPH10176158A - 屋根取り付け設備固定用接着剤 - Google Patents

屋根取り付け設備固定用接着剤

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JPH10176158A
JPH10176158A JP33983696A JP33983696A JPH10176158A JP H10176158 A JPH10176158 A JP H10176158A JP 33983696 A JP33983696 A JP 33983696A JP 33983696 A JP33983696 A JP 33983696A JP H10176158 A JPH10176158 A JP H10176158A
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JP
Japan
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adhesive
roof
group
polymer
modified silicone
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JP33983696A
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Inventor
Yasushi Yamauchi
康司 山内
Yukihiko Murayama
之彦 村山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた接着性能と共に、耐熱性、耐水性、変
位追従性などを有し、太陽光発電システムなどの家屋の
屋根に取り付ける設備を屋根に固定する際に使用するた
めに好適な接着剤を提供する。 【解決手段】 変成シリコーンポリマー及びその硬化触
媒からなることを特徴とする屋根取り付け設備固定用接
着剤。又は、変成ポリサルファイドポリマー及びその硬
化触媒からなることを特徴とする屋根取り付け設備固定
用接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、太陽光発
電システムなどの家屋の屋根に取り付ける設備を屋根に
固定する際に使用するための接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】省エネルギー、クリーンエネルギー化に
対する指向の高まりにつれて、最近、太陽光を利用した
発電が普及してきている。この太陽光発電システムにお
いては、太陽電池などからなる太陽光発電システムを家
屋の屋根に取り付けて使用される。太陽光発電システム
を屋根に取り付ける際には、太陽光発電システムが載せ
られる架台を取り付けるための架台固定金具を、野地板
のような屋根構成部材に接合している。この接合は、通
常、ビス止めのような機械的な接合と接着剤によって行
われる。
【0003】この接着剤に要求される性能としては、屋
根構成部材への取り付けのため、熱、雨に対する長期耐
久性が重要であり、80℃以上の耐熱性、接着部位の止
水性(耐水性)が必要である。また、取り付け金具、及
び各種屋根構成部材の熱環境変化に起因する伸縮、反り
などに追従するため、接着剤の硬化後の極端な変位への
追従性が要求される。
【0004】このため、この接着剤として、ポリ酢酸ビ
ニル系、アクリル系樹脂などの従来からの接着剤を使用
すると、これらの性能の全てを満足することができず、
さらに、最適の接着剤が要求されていた。
【0005】一方、変成シリコーン系接着剤及び変成ポ
リサルファイド系接着剤は、その優れた弾力性、各種材
料への高接着性から、床材用接着剤を始め各種建材用途
での需要が急増し、またその従来にない多くの優れた特
性からその他各種用途への展開も進んできている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、優れた接着性能と共に、耐熱性、耐水性、変位追従
性などを有し、太陽光発電システムなどの家屋の屋根に
取り付ける設備を屋根に固定する際に使用するために好
適な接着剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(以
下、本発明1という)は、変成シリコーンポリマー及び
その硬化触媒からなることを特徴とする屋根取り付け設
備固定用接着剤である。
【0008】請求項2記載の発明(以下、本発明2とい
う)は、変成ポリサルファイドポリマー及びその硬化触
媒からなることを特徴とする屋根取り付け設備固定用接
着剤である。
【0009】本発明1及び2でいう、屋根取り付け設備
とは、家屋の屋根に取り付ける設備であれば、特に限定
されず、例えば、太陽光発電システムやテレビアンテナ
が挙げられる。本発明1及び2でいう、屋根取り付け設
備固定用接着剤は、例えば、上記の屋根取り付け設備を
架台などの上に固定したものを、架台固定金具を介して
屋根構成部材に固定する際に、該架台固定金具と屋根構
成部材とを接着する際に用いられるが、これに限定され
るわけではなく、例えば、屋根取り付け設備と屋根構成
部材とを直接接着する際に用いられてもよいし、また、
屋根取り付け設備の架台と屋根構成部材とを直接接着す
る際に用いられてもよい。
【0010】上記架台固定金具の材質は特に限定され
ず、ステンレス、アルミニウム、亜鉛鋼板等各種材料、
各種コーディング材料を使用できる。
【0011】上記屋根構成部材とは、屋根外面を構成す
る部材、屋根下地を構成する部材などをいう。上記屋根
外面を構成する部材は特に限定されないが、例えば、和
型セメント瓦、厚型スレート、石綿スレート、アスファ
ルトシングル、金属瓦、カラーベスト(クボタ社製)、
フルベストリード(松下電工社製)等の瓦;鉄板;コン
クリート;スレート板などをいう。上記屋根下地を構成
する部材は特に限定されないが、例えば、合板、木根
太、パーチクルボード、石膏ボード、スレート板、コン
クリート等が挙げられる。
【0012】以下、本発明1を説明する。
【0013】本発明1で用いられる変成シリコーンポリ
マーとは、主鎖がポリオキシアルキレンであり、分子中
に少なくとも一つの反応性の珪素含有基を有するものを
いう。上記反応性の珪素含有基とは、例えば、シリル
基、加水分解性基結合シリル基などをいう。
【0014】上記変成シリコーンポリマーとしては、例
えば、末端にアリル基を有するポリオキシアルキレン
を、VIII族遷移金属の存在下で、下記一般式
【0015】
【化1】
【0016】(式中、A1 、A2 、A3 は、同一又は異
なって、1価炭化水素基、ハロゲン化1価炭化水素基、
ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、又は、
ケトキシメート基を表す。)で表される水素化ケイ素化
合物と反応させることにより得られるもの等が挙げられ
る。
【0017】上記変成シリコーンポリマーの主鎖である
ポリオキシアルキレンとしては、例えば、ポリオキシエ
チレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレン等
が挙げられる。上記反応性の珪素含有基としては、メト
キシシリル基が好ましい。
【0018】上記変成シリコーンポリマーの数平均分子
量は、4000〜30000が好ましい。4000未満
であると、硬化時の弾性が不足し、30000を超える
と、作業性に劣る。より好ましくは6000〜3000
0であり、さらに好ましくは10000〜30000で
ある。上記変成シリコーンポリマーの分子量分布(Mw
/Mn)は、1.6以下が好ましい。
【0019】上記変成シリコーンポリマーとしては、例
えば、鐘淵化学工業社製、MSポリマーS−203、M
SポリマーS−303、MSポリマーS−903、サイ
リルポリマーSAT−200、サイリルポリマーMA4
30、サイリルポリマーMAX447;旭硝子社製、エ
クセスターESS−3620、エクセスターESS−3
430、エクセスターESS−2420、エクセスター
ESS−2410等が挙げられる。これらは1種類でも
よいし、何種類かを混ぜて使用してもよい。
【0020】本発明1で用いられる硬化触媒としては、
例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫オキサイ
ド、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫フタレート、
ビス(ジブチル錫ラウリン酸)オキサイド(例えば、三
共有機合成社製、商品名 SB−65)、ジブチル錫ビ
スアセチルアセトナート、ジブチル錫ビス(モノエステ
ルマレート)、オクチル酸錫、ジブチル錫オクトエー
ト、ジオクチル錫オキサイド等の錫化合物;テトラ−n
−ブトキシチタネート、テトライソプロポキシチタネー
ト等のチタネート系化合物;ジブチルアミン−2−エチ
ルヘキソエート等のアミン塩;その他の酸性触媒、その
他の塩基性触媒等が挙げられる。これらは単独で又は2
種以上を併用して使用することができる。硬化触媒の使
用量は、変成シリコーンポリマー100重量部に対し
て、0.1〜10重量部が好ましい。
【0021】本発明1の屋根取り付け設備固定用接着剤
には、必要に応じて、可塑剤、タレ防止剤、充填剤、脱
水剤、接着付与剤、溶剤、顔料、香料等の各種の添加剤
を添加してもよい。
【0022】上記可塑剤としては、例えば、フタル酸ジ
オクチル等のフタル酸エステル類;グリセリンモノオレ
イン酸エステル等の脂肪酸一塩基酸エステル類;アジピ
ン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル等の脂肪酸二塩基
酸エステル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等のグリコール類;ポリオキシアルキレン
モノエーテルなどが挙げられる。これらは単独で又は2
種以上を併用して使用することができる。
【0023】上記タレ防止剤としては、例えば、水添ひ
まし油、脂肪酸ビスアマイド(例えば、楠本化成社製、
ディスパロン♯6500)、ヒュームドシリカ等が挙げ
られる。
【0024】上記充填剤は、主として補強を目的に添加
されるが、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、シリ
カ、二酸化チタン、クレー、タルク、カーボンブラッ
ク、ガラスバルーン等が挙げられる。これらは単独で又
は2種以上を併用して使用することができる。
【0025】上記脱水剤としては、例えば、ビニルトリ
メトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、テトラエ
トキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、フェニルトリメチルシラン、ジフェニルジメ
トキシシラン等のシラン化合物類;オルトギ酸メチル、
オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル、オルト酢酸エチ
ル等の加水分解性エステル化合物類等が挙げられる。こ
れらは単独で又は2種以上を併用して使用することがで
きる。
【0026】上記接着付与剤としては、1分子中にアミ
ノ基及びアルコキシシリル基を有する化合物が挙げら
れ、例えば、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチ
ル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、N,N′−ビス−[3−
(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、
N,N′−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピ
ル]エチレンジアミン、N,N′−ビス−[3−(メチ
ルジメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、
N,N′−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロピ
ル]ヘキサメチレンジアミン、N,N′−ビス−[3−
(トリエトキシシリル)プロピル]ヘキサメチレンジア
ミン、N,N′−ビス−[3−(メチルジメトキシシリ
ル)プロピル]ヘキサメチレンジアミン、N,N−ビス
−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジ
アミン、N,N−ビス−[3−(メチルジメトキシシリ
ル)プロピル]エチレンジアミン、N,N−ビス−[3
−(トリエトキシシリル)プロピル]エチレンジアミ
ン、N,N−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロ
ピル]ヘキサメチレンジアミン、N,N−ビス−[3−
(メチルジメトキシシリル)プロピル]ヘキサメチレン
ジアミン、N,N−ビス−[3−(トリエトキシシリ
ル)プロピル]ヘキサメチレンジアミン、N,N−ビス
−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アミン、
N,N−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピ
ル]アミン、N,N−ビス−[3−(メチルジメトキシ
シリル)プロピル]アミン等が挙げられる。これらは単
独で又は2種以上を併用して使用することができる。
【0027】上記溶剤としては、例えば、キシレンが挙
げられる。
【0028】上記変成シリコーン系接着剤には、耐候性
向上のために、老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
等を添加することもできる。これらは、2種以上を併用
することにより、更に、耐候性を高めることが可能であ
る。
【0029】上記変成シリコーン系接着剤には、より強
力な耐久接着性を発現させるために、エポキシ樹脂を添
加することもできる。
【0030】本発明1の屋根取り付け設備固定用接着剤
は、変成シリコーンポリマー及びその硬化触媒および必
要に応じて可塑剤、タレ防止剤、充填剤、脱水剤、接着
付与剤、溶剤、老化防止剤、紫外線吸収剤等の各種の添
加剤を所定量配合し、ロール、プラネタリーミキサー等
により混練することによって得られる。
【0031】以下、本発明2について説明する。
【0032】本発明2で用いられる変成ポリサルファイ
ドポリマーは、従来から変成ポリサルファイド系シーリ
ング材組成物に用いられている変成ポリサルファイドポ
リマーが使用でき、例えば、分子末端に架橋可能なメル
カプト基(−SH基)を少なくとも1個以上有し、主鎖
には主としてポリエーテルウレタン結合を有するもので
あり、例えば、下記一般式(I)で表されるものが挙げ
られる。
【0033】
【化2】
【0034】式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、独
立して2価の有機基を表し、nは正の数を表している。
【0035】上記一般式(I)で表される変成ポリサル
ファイドポリマーの市販品としては、例えば、日本触媒
社製「パーマポール P−500」及び「パーマポール
P−965」(いずれも分子量が1万〜2万程度)が
挙げられ、特に「パーマポール P−965」が好まし
い。
【0036】本発明2で用いられる硬化触媒としては、
従来変成ポリサルファイドポリマーを硬化するための硬
化触媒として使用されているものが好適であり、例え
ば、下記一般式 (II) 〜(V)で表されるものが挙げら
れる。
【0037】
【化3】
【0038】式 (II) 中、R5 、R6 は、独立して水素
または炭素数1〜18の炭化水素基、xは1〜4の整
数、M1 は周期律表のVIIb族またはVIII族の金属を示
す。
【0039】
【化4】
【0040】式(III) 中、R7 は炭素数1〜18の2価
の炭化水素基、xは1〜4の整数、M1 は周期律表のVI
Ib族またはVIII族の金属を示す。
【0041】
【化5】
【0042】式(IV)中、R8 、R9 は、独立して水素ま
たは炭素数1〜18の炭化水素基、M2 は周期律表のIa
族、Ib族、IIa 族、IIb 族、IIIa族、IVa 族、VIa族ま
たはVIb 族の金属、yは1〜4の整数を示す。
【0043】
【化6】
【0044】式(V)中、R10は、炭素数1〜18の2
価の炭化水素基、M2 は周期律表のIa族、Ib族、IIa
族、IIb 族、IIIa族、IVa 族、VIa族またはVIb 族の金
属、yは1〜4の整数を示す。
【0045】硬化触媒は、式(II)、式(III) で表される
もの1種以上、および式(IV)、式(V)で表されるもの
1種以上を併用するのが好ましい。特に、ジメチルジチ
オカルバミン酸第二鉄とジブチルジチオカルバミン酸亜
鉛との等量混合物が好ましい。
【0046】硬化触媒の添加量は、少なくなると硬化速
度が遅くなり、多くなると硬化物性を低下させるおそれ
があるので、変性ポリサルファイドポリマー100重量
部に対して、0.01〜10重量部の範囲が好ましい。
【0047】本発明2の屋根取り付け設備固定用接着剤
には、必要に応じて、可塑剤、タレ防止剤、充填剤、脱
水剤、接着付与剤、溶剤、顔料、香料等の各種の添加剤
を添加してもよい。これらの添加剤としては、本発明1
の説明で述べたものと同様のものが挙げられる。
【0048】本発明2の屋根取り付け設備固定用接着剤
は、変成ポリサルファイドポリマー及びその硬化触媒お
よび必要に応じて可塑剤、タレ防止剤、充填剤、脱水
剤、接着付与剤、溶剤、老化防止剤、紫外線吸収剤等の
各種の添加剤を所定量配合し、ロール、プラネタリーミ
キサー等により混練することによって得られる。
【0049】本発明1及び2の屋根取り付け設備固定用
接着剤は、1成分形、2成分形の両方の処方が可能であ
るが、施工時の簡便性の点から1成分形が好ましい。1
成分形の場合の充填容器としては、湿気による硬化反応
の進行を防ぐため外気より遮断、密封することが必要で
あり、シーリング剤分野で従来より用いられている各種
タイプのカートリッジ容器、フィルム容器を使用するこ
とができる。
【0050】なお、本発明1及び2の屋根取り付け設備
固定用接着剤を用いて、屋根取り付け設備を固定するに
際しては、特に高強度が要求される部位や、接着性が十
分確保できない場合には、ビス止めなどの機械的接合と
併用することが望ましい。
【0051】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0052】実施例1 変成シリコーンポリマー(旭硝子社製、エクセスターE
SS−3620、反応性珪素含有基として加水分解性基
を3ケ結合したシリル基を有し、主鎖がポリオキシプロ
ピレンであるポリマー、数平均分子量22000)10
0重量部、硬化触媒としてビス(ジブチル錫ラウリン
酸)オキサイド(三共有機合成社製、商品名 SB−6
5)2重量部、可塑剤としてジオクチルフタレート(積
水化学工業社製)70重量部、タレ防止剤として脂肪酸
ビスアマイド(楠本化成社製、商品名 ディスパロン♯
6500)4重量部、充填剤として重質炭酸カルシウム
(白石工業社製、ホワイトンP−30)100重量部、
コロイダル炭酸カルシウム(白石工業社製、Visco
lite U)50重量部、脱水剤としてビニルトリメ
トキシシラン(東芝シリコーン社製、TSL−831
0)4重量部、接着付与剤としてN−(2−アミノエチ
ル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン(東
芝シリコーン社製、TSL−8345)4重量部、及
び、溶剤としてキシレン10重量部を配合し、プラネタ
リーミキサーで約60分間真空混練して変成シリコーン
系の屋根取り付け設備固定用接着剤を得、紙カートリッ
ジ容器に密封充填した。
【0053】実施例2 変成シリコーンポリマーとして、旭硝子社製、エクセス
ターESS−3430(反応性珪素含有基として加水分
解性基を3ケ結合したシリル基を有し、主鎖がポリオキ
シプロピレンであるポリマー、数平均分子量17000
〜18000)を使用することの他は、実施例1と同様
に配合して変成シリコーン系の屋根取り付け設備固定用
接着剤を得、紙カートリッジ容器に密封充填した。
【0054】実施例3 変成シリコーンポリマーとして、鐘淵化学工業社製、M
SポリマーS−203(反応性珪素含有基として加水分
解性基を2ケ結合したシリル基を有し、主鎖がポリオキ
シプロピレンであるポリマー、数平均分子量10000
〜20000)を使用することの他は、実施例1と同様
に配合して変成シリコーン系の屋根取り付け設備固定用
接着剤を得、紙カートリッジ容器に密封充填した。
【0055】実施例4 変成シリコーンポリマーとして、鐘淵化学工業社製、M
SポリマーS−303(反応性珪素含有基として加水分
解性基を3ケ結合したシリル基を有し、主鎖がポリオキ
シプロピレンであるポリマー、数平均分子量10000
〜20000)を使用することの他は、実施例1と同様
に配合して変成シリコーン系の屋根取り付け設備固定用
接着剤を得、紙カートリッジ容器に密封充填した。
【0056】実施例5 変成ポリサルファイドポリマー(日本触媒社製、パーマ
ポール P−965)100重量部、硬化触媒としてジ
メチルジチオカルバミン酸第二鉄(大内新興化学工業社
製、Nocceler TTFE )0.1重量部とジブチルジチオカ
ルバミン酸亜鉛(三新化学工業社製、Sanceler BZ )
0.9重量部、可塑剤としてポリプロピレングリコール
(三井東圧化学社製、Diol−3000)60重量
部、充填剤としてコロイダル炭酸カルシウム(白石工業
社製、Viscolite U)170重量部、珪砂
(トーコ販売社製、珪砂6号)12重量部、オレフィン
系短繊維(三井石油化学工業社製、ケミベストFD−3
80)4.5重量部、及び、溶剤としてキシレン35重
量部を配合し、プラネタリーミキサーで約60分間真空
混練して変成ポリサルファイド系の屋根取り付け設備固
定用接着剤を得、紙カートリッジ容器に密封充填した。
【0057】比較例1 酢酸ビニルモノマー100重量部、ポリビニルアルコー
ル(クラレ社製、217EE)8重量部、ポリビニルア
ルコール(クラレ社製、CST)7重量部、過硫酸カリ
ウム0.6重量部、ジブチルフタレート13重量部、及
び、水160重量部を重合反応し、ポリ酢酸ビニルエマ
ルジョン型接着剤を調製した。
【0058】比較例2 ポリ酢酸ビニルメタノール溶液接着剤(積水化学工業社
製、セキスイボンド木レンガ用)を用いた。
【0059】比較例3 アクリルエマルジョン接着剤(積水化学工業社製、セキ
スイアクリルシーラント)を用いた。
【0060】性能評価 実施例1〜5及び比較例1〜3の接着剤について、以下
のようにして性能評価した。被着体として太陽光発電シ
ステムの架台を屋根に取り付けるための、架台固定金具
としてステンレス(SUS304)板、屋根構成部材用
下地材としてパーチクルボードを用い、この被着体間
を、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例
5、比較例1、比較例2又は比較例3の接着剤を用い、
接着面積25mm×40mm、接着剤厚み1mmの剪断
試験体を作成し、以下の3つの養生条件で養生した後、
剪断接着試験を行い、接着強度及び追従性の指標とし
て、最大荷重時の伸び(mm)と破壊時の破壊状態を観
察し、表1に示した。なお、試験時の引っ張り速度は5
mm/分、引っ張り時の環境は温度20℃、相対湿度6
5%とした。
【0061】養生条件 常態養生 温度20℃、相対湿度65%にて14日間養生 耐熱性評価のための養生 上記の常態養生の後、80℃にて14日間養生後、温
度20℃、相対湿度65%にて1日間養生 耐水性評価のための養生 上記の常態養生の後、20℃の清水中にて7日間養生
後、温度20℃、相対湿度65%にて1日間養生
【0062】
【表1】
【0063】
【発明の効果】本発明1の屋根取り付け設備固定用接着
剤は、上述のとおりであるので、優れた接着性能と共
に、耐熱性、耐水性、変位追従性などを有し、太陽光発
電システムなどの家屋の屋根に取り付ける設備を屋根に
固定する際に使用するために好適である。
【0064】本発明2の屋根取り付け設備固定用接着剤
は、上述のとおりであるので、優れた接着性能と共に、
耐熱性、耐水性、変位追従性などを有し、太陽光発電シ
ステムなどの家屋の屋根に取り付ける設備を屋根に固定
する際に使用するために好適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変成シリコーンポリマー及びその硬化触
    媒からなることを特徴とする屋根取り付け設備固定用接
    着剤。
  2. 【請求項2】 変成ポリサルファイドポリマー及びその
    硬化触媒からなることを特徴とする屋根取り付け設備固
    定用接着剤。
JP33983696A 1996-12-19 1996-12-19 屋根取り付け設備固定用接着剤 Withdrawn JPH10176158A (ja)

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JP33983696A Withdrawn JPH10176158A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 屋根取り付け設備固定用接着剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109401710A (zh) * 2018-09-30 2019-03-01 广州市白云化工实业有限公司 双组分硅烷改性聚醚密封胶及其制备方法

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