JPH10175683A - 液体滴下用具 - Google Patents

液体滴下用具

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JPH10175683A
JPH10175683A JP33811496A JP33811496A JPH10175683A JP H10175683 A JPH10175683 A JP H10175683A JP 33811496 A JP33811496 A JP 33811496A JP 33811496 A JP33811496 A JP 33811496A JP H10175683 A JPH10175683 A JP H10175683A
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Yasuhiro Ogawa
康浩 小川
Sunao Urabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 把持押圧する作業者の手指の体温が液体へと
伝達しにくく、時間の経過によっても所定押圧力での液
滴下数や滴下される各滴の量が変動しにくく、高精度で
液体を滴下採取することが可能な液体滴下用具を提供す
る。 【解決手段】 可撓性液体収容部12aと、液体収容部
12aに収容された液体Lを滴下させることが可能な開
口13と、液体収容部12aの外側に位置しその内容積
を変化させる様に押圧力を加えるための把持部を構成す
る包囲体4と、把持部と液体収容部12aとの間にて空
隙部8を形成する様に配置され且つ把持部から液体収容
部12aへと押圧力を伝達する押圧力伝達部材6と、を
備えている。包囲体4は液体収容部12aに対して着脱
可能である。押圧力伝達部材6は包囲体4の内面に互い
に平行に複数形成されており、これら複数の押圧力伝達
部材6の隣接するものどうしの間に空隙部8が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体滴下技術に属
し、特に所定の押圧力で滴下される液滴下数のばらつき
及び1滴ごとの量的ばらつきを少なくして定量的に液体
滴下を行うことを目指した液体滴下用具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
歯科医療の分野において、比較的軽度の虫歯の修復にコ
ンポジットレジンと呼ばれる樹脂材料が使用されてい
る。このコンポジットレジンによる虫歯の修復は、虫歯
の部分を削り取って除去した後に、この部分にエッチン
グ材による前処理を施して、コンポジットレジンとの接
着性の高いボンディング材と呼ばれる樹脂材料の層を形
成し、該ボンディング材層上にコンポジットレジンを付
着させる。これらボンディング材及びコンポジットレジ
ンとしては、光硬化型や化学硬化型の合成樹脂を使用す
ることができる。尚、コンポジットレジン中に適宜の無
機粒子などのフィラーを含有させておくことにより、該
コンポジットレジンの色調を自然の歯に極めて近いもの
とすることができる。
【0003】ところで、以上の様なエッチング材はボン
ディング材と歯との接合を良好にするために歯の表面を
粗面化することを目的としてなされる。このエッチング
材は、複数液混合型のものが使用され、複数液を混合し
調製した後に患部に塗布される。この場合の複数液の混
合は歯科医療の現場において歯科医師によりなされ、こ
れにより実際に必要な量のエッチング材をその都度調製
でき材料の利用効率を向上させることができる。複数液
混合をできるだけ理想的な量比で行うことが良好なエッ
チング効果を得て良好な接合を実現し高強度で優れた充
填修復部を得る等の治療効果の点から重要であり、一方
で複数液混合をできるだけ簡便に行うことが治療作業効
率の点から要求される。
【0004】そこで、これら複数液の混合作業は、各液
を小さな開口を有する可撓性容器内に収容しておき、こ
れら各容器を混合作業者(歯科医師)が手指で圧迫して
開口からそれぞれ定められた回数だけ滴下させて採取
し、混合することにより、所望の混合比を得るようにし
てなされている。
【0005】ところが、以上の様な複数の液体の滴下混
合に使用されている従来の容器では、該容器を把持する
混合作業者の手指の体温が容器を介して液体へと伝わり
易く、このため該液体の粘度が時間の経過とともに変動
し、所定の押圧力で滴下される液滴下数や滴下せしめら
れる各滴の量が変動するおそれがあった。液滴下数や各
滴の量の変動が発生すると、複数種類の液体の混合比が
変動し易くなり、上記高強度で優れた充填修復部を得る
等の治療効果を十分に得ることが困難になる場合があ
る。
【0006】以上の如き従来技術に鑑みて、本発明は、
把持押圧する作業者の手指の体温が液体へと伝達しにく
く、時間の経過によっても所定の押圧力で滴下される液
滴下数及び滴下される各滴の量が変動しにくく、高精度
で液体を滴下採取することが可能な液体滴下用具を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、可撓性を有する液体収
容部と、該液体収容部に収容された液体を滴下させるこ
とが可能な開口と、前記液体収容部の外側に位置し該液
体収容部の内容積を変化させる様に押圧力を加えるため
の把持部と、該把持部と前記液体収容部との間にて空隙
部を形成する様に配置され且つ前記把持部から前記液体
収容部へと押圧力を伝達する押圧力伝達部材と、を備え
ていることを特徴とする液体滴下用具、が提供される。
【0008】本発明の一態様においては、前記把持部は
前記液体収容部の外面を包囲する態様の包囲体として構
成され、前記押圧力伝達部材は前記包囲体の内面または
前記液体収容部の外面に形成されており、前記押圧力伝
達部材は前記液体収容部の外面と前記包囲体の内面との
間に配設されている。
【0009】本発明の一態様においては、前記包囲体は
前記液体収容部に対して着脱可能である。
【0010】本発明の一態様においては、前記押圧力伝
達部材は前記包囲体の内面に平行または点状に複数形成
されており、これら複数の押圧力伝達部材の隣接するも
のどうしの間に前記空隙部が形成されている。
【0011】本発明の一態様においては、前記押圧力伝
達部材は前記液体収容部の外面に対して線接触または点
接触する。
【0012】本発明の一態様においては、前記把持部は
前記液体収容部の外面に対して前記押圧力伝達部材を介
して取り付けられている。
【0013】本発明の一態様においては、前記把持部は
前記液体収容部の互いに対向する2つの外面部分に取り
付けられており、前記液体収容部は前記把持部の取り付
けられた2つの外面部分に沿った方向を長手方向とする
偏平な水平断面形状を有する。
【0014】本発明の一態様においては、前記押圧力伝
達部材は平行または点状に複数形成されており、これら
複数の押圧力伝達部材の隣接するものどうしの間に前記
空隙部が形成されている。
【0015】本発明の一態様においては、前記把持部、
前記押圧力伝達部材及び前記液体収容部は同一材質によ
り一体的に成形されている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0017】図1は本発明による液体滴下用具の第1の
実施形態を示す分解断面図であり、図2はその部分平面
図であり、図3は正面図であり、図4はその横断面図で
ある。
【0018】本実施形態の液体滴下用具は、液体収容の
ための容器2と該容器2に適合される包囲体4とを備え
ている。
【0019】容器2は、液体Lが収容される本体部12
と該本体部の上部に適合される蓋体部14とからなる。
容器本体部12は、液体収容部12aと該液体収容部の
上部に付された首部12bとを有する。該首部12bに
は液体滴下が可能な程度に小さな開口13が形成されて
おり、該開口を通じて液体収容部12a内の液体Lを外
部へ滴下させることができる。首部12bの外面にはオ
ネジが形成されており、該オネジに対して上記蓋体部1
4の内面に形成されたメネジが適合されることにより容
器本体部12に対する蓋体部14の係合がなされる様に
なっている。
【0020】容器本体部12の液体収容部12aは、可
撓性を有しており、変形及び復元が可能である。特に、
正面側及び背面側からの把持による押圧(圧迫)に対し
て正面及び背面が屈曲変形でき、圧迫を解除することで
復元することができる。液体収容部12aは、内部に収
容された液体Lを目視確認することができる程度に透明
または半透明であるのが好ましい。また、液体収容部1
2aは、液体Lと実質上反応しない材質からなるものと
する。たとえば、液体収容部12aは、ポリプロピレン
やポリエチレン等のプラスチック材料から構成すること
ができる。
【0021】一方、包囲体4は、正面、背面及び両側面
にわたって周状に延びている周壁部4aと、該周壁部の
下端縁に連なる底板部4bとを有する。そして、周壁部
4aの内面には上下方向に延びた畝状の押圧力伝達部材
6が形成されている。該押圧力伝達部材6の隣接するも
のどうしの間には、空隙部8が形成されている。図4に
示されているように、包囲体4内に容器本体部12を収
納すると、押圧力伝達部材6の内方端(即ち先端)が容
器本体部12の外面に当接する様になっている。包囲体
4もまた可撓性を有しており、変形及び復元が可能であ
る。特に、正面側及び背面側からの把持による圧迫に対
して正面及び背面が屈曲変形することができ、圧迫を解
除することで復元することができる。
【0022】図5は本実施形態の液体滴下用具の使用状
態の説明図である。容器2内に収容された液体Lの滴下
操作に際しては、容器本体部12を包囲体4内に収納し
た状態で、先ず、容器本体部12から蓋体部14を取り
外し、包囲体4を正面側及び背面側から手指Fにより把
持し下向き(即ち図5に示されている様に液体収容部1
2aより首部12bが下方に位置する向き)に保持す
る。即ち、本実施形態では、包囲体4が把持部を構成し
ている。そして、手指Fにより包囲体4を押圧する。こ
の押圧力は、押圧力伝達部材6を介して容器本体部12
の液体収容部12aへと伝達され、該液体収容部12a
が包囲体4とともに変形せしめられ、容器本体部12の
容積が小さくなる。これにより、液体Lが開口13から
滴下せしめられ、適宜の採取容器A内に採取される。液
滴下数により採取量を設定する。
【0023】本実施形態においては、包囲体4と容器本
体部12の液体収容部12aとの間に押圧力伝達部材6
間の空隙部8が存在しているため、手指Fの体温が容器
本体部12を介して液体Lへと伝達されることは殆どな
く、従って継続して滴下作業を行う場合にも、液体Lの
粘度を実質上不変に保つことができ、所望の押圧力によ
って滴下される液滴下数の変動及び1滴ごとの量的変動
は実質上殆どない。特に、本実施形態では、包囲体4の
押圧力伝達部材6と容器本体部12の液体収容部12a
の外面との間の接触が実質上線接触であるから、断熱効
果は高く、上記体温の伝達は殆どない。
【0024】尚、本実施形態の変形例として、押圧力伝
達部材及び空隙部を容器本体部12の液体収容部12a
の外面側に形成し、包囲体4の内面を平滑にしたものが
挙げられる。また、押圧力伝達部材を多数の点状突起か
らなるものとすることができる。
【0025】次に、図6は第1の実施形態のうちの特に
液体滴下用具の包囲体4の変形例を示す分解断面図であ
り、図7はその部分平面図である。これらの図におい
て、上記図1〜5におけると同様の部材には同一の符号
が付されている。
【0026】本変形例においては、包囲体4の底板部4
bの周囲に水平方向に延出せる鍔部5が付設されてい
る。これによれば、容器2を収納し該容器の蓋部を本体
部から取り外した状態で暫時静置しておく場合において
も、安定性が良好であるので、外部から伝達される振動
や過誤による軽度の接触によっても、倒れて容器本体部
から液体が流出したりするようなおそれがない。この様
な暫時静置は、たとえば複数種類の液体を混合する場合
において、混合操作の便宜上、液体の収容された複数の
容器の蓋部を全て本体部から除去しておく場合になされ
る。
【0027】更に、本変形例においては、底板部4bの
上面中央部に点状突起7が形成されている。これによ
り、包囲体4内に容器2を収納した時に、該容器の本体
部底面と底板部4の突起7とが実質上点状接触するの
で、滴下操作の際に手指で把持された周壁部4aからの
熱が底板部4bを伝って容器2へと到達するのを十分に
防止することができ、断熱効果は一層高められる。
【0028】図8は本発明による液体滴下用具の第2の
実施形態を示す正面図であり、図9はその横断面図であ
り、図10は縦断面図である。
【0029】本実施形態において、容器本体部の開口1
3を有する首部20bの構造及び容器蓋部14の構造
は、上記第1の実施形態の開口13を有する首部12b
の構造及び容器蓋部14の構造と同等である。
【0030】容器と別体の包囲体に押圧力伝達部材及び
その間の空隙部を有する上記第1の実施形態とは異な
り、本実施形態は、容器2自体において押圧力伝達部材
及び空隙部を備えている。即ち、容器本体部20は、主
体部20aと首部20bとからなり、主体部20aは、
収容液体Lに直接接触する内側液体収容部22と、該内
側液体収容部22の正面側、背面側及び両側面側の外方
にて内側液体収容部22を包囲する様に付された外側包
囲部24と、該外側包囲部24と内側液体収容部22と
の間において上下方向に延在して配置された複数のリブ
状の押圧力伝達部材26と、該押圧力伝達部材26間の
空隙部28とを有している。
【0031】本実施形態の液体滴下用具は、上記第1の
実施形態のものと同様にして使用することができる。そ
して、本実施形態においても、容器2の外側包囲部24
と内側液体収容部22との間に押圧力伝達部材26間の
空隙部28が存在しているため、使用時において手指F
の体温が内側液体収容部22を介して液体Lへと伝達さ
れることは殆どなく、従って継続して滴下作業を行う場
合にも、液体Lの粘度を実質上不変に保つことができ、
所望の押圧力によって滴下される液滴下数の変動及び1
滴ごとの量的変動は実質上殆どない。本実施形態では、
外側包囲部24が把持部となる。
【0032】図11は本発明による液体滴下用具の第3
の実施形態を示す一部切欠斜視図である。本図におい
て、上記図1〜10におけると同様の機能を有する部材
には同一の符号が付されている。
【0033】本実施形態では、容器2の主体部20a
は、収容液体Lに直接接触する内側部22と、該内側部
22の正面側及び背面側の外方にて内側液体収容部22
と対向する様に付された2つの外側取付板部24’と、
該取付板部24’と内側液体収容部22との間において
取付板部24’の中心部に配置された単一の軸状の押圧
力伝達部材26’と、該押圧力伝達部材26’の周囲且
つ取付板部24’と内側液体収容部22との間の空隙部
28’とを有している。
【0034】本実施形態の液体滴下用具は、上記第2の
実施形態のものと同様にして2つの外側取付板部24’
を手指で把持して使用することができる。そして、本実
施形態においても、容器2の外側取付板部24’と内側
液体収容部22との間に押圧力伝達部材26’の周囲の
空隙部28’が存在しているため、使用時において手指
の体温が内側液体収容部22を介して液体Lへと伝達さ
れることは殆どなく、従って継続して滴下作業を行う場
合にも、液体Lの粘度を実質上不変に保つことができ、
所望の押圧力によって滴下される液滴下数の変動及び1
滴ごとの量的変動は実質上殆どない。本実施形態では、
外側取付板部24’が把持部となる。
【0035】更に、本実施形態の液体滴下用具では、内
側液体収容部22の両側面側は外部から目視可能である
ので、内側液体収容部22内の液体の残存量の確認が一
層容易であるという効果も得られる。
【0036】図11では各外側取付板部24’が単一の
軸状押圧力伝達部材26’により内側液体収容部22と
接合されている形態が示されているが、本実施形態の変
形例として、各外側取付板部24’を複数の軸状押圧力
伝達部材により内側液体収容部22と接合することがで
きる。
【0037】図12は本発明による液体滴下用具の第4
の実施形態を示す断面図である。本図において、上記図
1〜11におけると同様の機能を有する部材には同一の
符号が付されている。
【0038】本実施形態では、容器2の主体部20a
は、収容液体に直接接触する内側液体収容部22と、該
内側液体収容部22の正面側及び背面側の外方にて内側
液体収容部22と対向する様に付された外側取付板部2
4’と、該取付板部24’と内側液体収容部22との間
において上下方向に延在して配置された複数のリブ状の
押圧力伝達部材26”と、該押圧力伝達部材26”間の
空隙部28”とを有している。複数のリブ状の押圧力伝
達部材26”は水平方向に延在していてもよい。
【0039】本実施形態の液体滴下用具は、上記第3の
実施形態のものと同様にして2つの外側取付板部24’
を手指で把持して使用することができ、第3の実施形態
のものと同様な効果が得られる。
【0040】以上の第3の実施形態及び第4の実施形態
では、液体収容部22の水平方向の断面が方向性を有す
る(即ち、正面側及び背面側が長く、両側面側が短い)
ので、該断面の長手側にのみ外側取付板部を配置し、こ
の長手側から手指で把持する様にしている。これによ
り、容器本体部の容積を把持押圧により効率的に低減さ
せることができる。
【0041】以上の実施形態において説明した各技術的
事項は適宜組み合わせることが可能であり、そのような
組み合わせ形態も本発明の範囲内である。
【0042】また、本発明においては、押圧力伝達が有
効になされる限りにおいて、空隙部は多いほど断熱効果
が高められ、好ましい。実際には、使用される各部材の
材質、寸法及び形状等に応じて決まる所要押圧力の伝達
に必要最小限の数の押圧力伝達部材を適宜配置する様に
すればよい。
【0043】尚、本発明の液体滴下用具により滴下せし
められる液体には特に制限がなく、定量的滴下の要求さ
れるものに適用して、その目的を十分に達成することが
できる。この様な定量的滴下のなされる技術分野として
は、上記歯科医療の際のエッチング材の調製が例示され
る。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、可
撓性容器の液体収容部の外側に、これを変形させる把持
押圧力を伝達する様に押圧力伝達部材を部分的に配置
し、該押圧力伝達部材の周囲に熱伝導を低減させる空隙
部を配置したので、断熱効果が高く、作業者の手指の体
温が液体へと伝達しにくく、時間の経過によっても所望
の押圧力によって滴下される液滴下数が変動しにくく滴
下される各滴の量も変動しにくい液体滴下用具が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体滴下用具の第1の実施形態を
示す分解断面図である。
【図2】本発明による液体滴下用具の第1の実施形態の
部分平面図である。
【図3】本発明による液体滴下用具の第1の実施形態の
正面図である。
【図4】本発明による液体滴下用具の第1の実施形態の
横断面図である。
【図5】本発明による液体滴下用具の第1の実施形態の
使用状態の説明図である。
【図6】本発明による液体滴下用具の第1の実施形態の
特に包囲体の変形例を示す断面図である。
【図7】本発明による液体滴下用具の第1の実施形態の
特に包囲体の変形例を示す平面図である。
【図8】本発明による液体滴下用具の第2の実施形態を
示す正面図である。
【図9】本発明による液体滴下用具の第2の実施形態の
横断面図である。
【図10】本発明による液体滴下用具の第2の実施形態
の縦断面図である。
【図11】本発明による液体滴下用具の第3の実施形態
を示す一部切欠斜視図である。
【図12】本発明による液体滴下用具の第4の実施形態
を示す断面図である。
【符号の説明】
2 容器 4 包囲体 4a 包囲体周壁部 4b 包囲体底板部 5 鍔部 6 押圧力伝達部材 7 突起 8 空隙部 12 容器本体部 12a 液体収容部 12b 首部 13 開口 14 蓋体部 20 容器本体部 20a 主体部 20b 首部 22 内側液体収容部 24 外側包囲部 24’ 外側取付板部 26,26’,26” 押圧力伝達部材 28,28’,28” 空隙部 A 採取容器 F 手指 L 液体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する液体収容部と、該液体収
    容部に収容された液体を滴下させることが可能な開口
    と、前記液体収容部の外側に位置し該液体収容部の内容
    積を変化させる様に押圧力を加えるための把持部と、該
    把持部と前記液体収容部との間にて空隙部を形成する様
    に配置され且つ前記把持部から前記液体収容部へと押圧
    力を伝達する押圧力伝達部材と、を備えていることを特
    徴とする液体滴下用具。
  2. 【請求項2】 前記把持部は前記液体収容部の外面を包
    囲する態様の包囲体として構成され、前記押圧力伝達部
    材は前記包囲体の内面または前記液体収容部の外面に形
    成されており、前記押圧力伝達部材は前記液体収容部の
    外面と前記包囲体の内面との間に配設されていることを
    特徴とする、請求項1に記載の液体滴下用具。
  3. 【請求項3】 前記包囲体は前記液体収容部に対して着
    脱可能であることを特徴とする、請求項2に記載の液体
    滴下用具。
  4. 【請求項4】 前記押圧力伝達部材は前記包囲体の内面
    に平行または点状に複数形成されており、これら複数の
    押圧力伝達部材の隣接するものどうしの間に前記空隙部
    が形成されていることを特徴とする、請求項2〜3のい
    ずれかに記載の液体滴下用具。
  5. 【請求項5】 前記押圧力伝達部材は前記液体収容部の
    外面に対して線接触または点接触することを特徴とす
    る、請求項4に記載の液体滴下用具。
  6. 【請求項6】 前記把持部は前記液体収容部の外面に対
    して前記押圧力伝達部材を介して取り付けられているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の液体滴下用具。
  7. 【請求項7】 前記把持部は前記液体収容部の互いに対
    向する2つの外面部分に取り付けられており、前記液体
    収容部は前記把持部の取り付けられた2つの外面部分に
    沿った方向を長手方向とする偏平な水平断面形状を有す
    ることを特徴とする、請求項6に記載の液体滴下用具。
  8. 【請求項8】 前記押圧力伝達部材は平行または点状に
    複数形成されており、これら複数の押圧力伝達部材の隣
    接するものどうしの間に前記空隙部が形成されているこ
    とを特徴とする、請求項6〜7のいずれかに記載の液体
    滴下用具。
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