JPH10175102A - スピンドル軸受装置 - Google Patents

スピンドル軸受装置

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JPH10175102A
JPH10175102A JP33713496A JP33713496A JPH10175102A JP H10175102 A JPH10175102 A JP H10175102A JP 33713496 A JP33713496 A JP 33713496A JP 33713496 A JP33713496 A JP 33713496A JP H10175102 A JPH10175102 A JP H10175102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball slide
bearing
lubrication
outer cylinder
oil supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP33713496A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatsugu Mori
正継 森
Mitsukazu Itayama
光和 板山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
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Publication of JPH10175102A publication Critical patent/JPH10175102A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械のスピンドル軸受装置において、リ
ア側軸受をボールスライドにより軸方向にスライド自在
に支持する場合に、そのボールスライド部の潤滑を改善
して保守を容易にすることである。 【解決手段】 ボールスライド収納室39の一端を潤滑
油の給油入口37に連通させると共に、他端を給油出口
46に連通させて潤滑油を循環させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明はスピンドル軸受装置に関
し、特にボールスライド部分の潤滑構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】工作機械のスピンドル軸受装置におい
て、定圧予圧方式のスピンドル軸受装置は、スピンドル
を支持するフロント側軸受及びリア側軸受を有し、上記
フロント側軸受を固定軸受ケースに収納すると共に、上
記リア側軸受を軸方向にスライド自在の可動軸受ケース
に収納し、上記各軸受ケースを外筒内に収納し、上記可
動軸受ケースと上記外筒内周面との間にボールスライド
を介在し、上記固定軸受ケースと可動軸受ケースの間に
予圧スプリングを介在した構成を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき従来のス
ピンドル軸受装置において、ボールスライド部分の潤滑
は、従来はボールスライドの収納室にグリースを充填す
ることにより行っていたが、ボールスライドの存在によ
り軸受から外部への放熱が阻害されることからグリース
が劣化しやすく、そのためにグリース交換の頻度が高く
なる問題があった。
【0004】また、ボールスライドは外部から受ける微
振動によりフレッティング摩耗が発生しやすい問題があ
り、グリース潤滑はフレッティング摩耗に対し必ずしも
有効な潤滑手段とはいえなかった。
【0005】そこで、この発明はボールスライド部の潤
滑を改善することにより保守の容易化を図ることを第1
の目的とする。また、軸受の熱の放散を促進することを
第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】前記の第1の目的
を達成するために、この発明はスピンドルを支持するフ
ロント側及びリア側の各軸受を有し、上記フロント側軸
受を固定軸受ケースに収納すると共に、上記リア側軸受
を軸方向にスライド自在の可動軸受ケースに収納し、上
記各軸受ケースを外筒内に収納し、上記可動軸受ケース
と上記外筒内周面との間にボールスライドを介在し、上
記固定軸受ケースと可動軸受ケースとの間に予圧スプリ
ングを介在してなるスピンドル軸受装置において、上記
ボールスライド収納室の一端を潤滑油の給油入口に連通
させると共に、他端を給油出口に連通させた構成とし
た。
【0007】上記構成によると、ボールスライド部は、
グリース潤滑によることなく給油入口から給油出口に流
れる潤滑油により潤滑される。
【0008】また、前記の第2の目的を達成するため
に、この発明は上記のボールスライド収納室から給油出
口に至る潤滑油通路の一部を上記外筒に通した構成とし
た。
【0009】上記の構成によると、ボールスライド部を
潤滑した潤滑油が外筒を通過する間にその外筒を冷却さ
せ、軸受の放熱を促進させる。
【0010】
【実施の形態】以下、図1に基づいてこの発明の実施形
態について説明する。図示のスピンドル軸受装置におい
てはスピンドル1の外径面にフロント側のアンギュラ玉
軸受2とリア側ののアンギュラ玉軸受3とが背面合わせ
の状態で組入れられる。これら各軸受2、3の内輪4、
5がスペーサ6を介して挿入され、スピンドル1のリア
側端部の段部7とフロント側の締付け部材8との間で固
定される。
【0011】上記フロント側の軸受2の外輪9は、つば
11を有する固定軸受ケース12内に収納される。ま
た、リア側の軸受3の外輪13は、軸方向へのスライド
が可能な可動軸受ケース14内に収納される。
【0012】上記の固定軸受ケース12と可動軸受ケー
ス14は一定の間隔をもって対向しており、その対向面
間に周方向に所要の間隔をおいて所要数の予圧スプリン
グ15が介在される。また、上記固定軸受ケース12の
上記対向面側の内周つば16とフロント側の軸受2との
間には、該固定軸受ケース12の内径面とスペーサ6の
外径面に嵌合されたフロント側給油ノズル部材17が介
在される。上記フロント側給油ノズル部材17には軸受
2の方向に開放されたノズル18が所要数設けられると
共に、そのノズル18に通じた給油通路19が該給油ノ
ズル部材17、固定軸受ケース12、及び給油蓋21に
わたり設けられる。上記の給油蓋21は前記のつば11
にボルト22より固定される。
【0013】上記と同様に、可動軸受ケース14の前記
対向面側の内周つば23とリア側の軸受3との間には、
該可動軸受ケース14の内径面とスペーサ6の外径面に
嵌合されたリア側の給油ノズル部材24が介在される。
【0014】上記の給油ノズル部材24には軸受3の方
向に開放されたノズル25が所要数設けられると共に、
そのノズル25に通じた給油通路26が該給油ノズル部
材24、可動軸受ケース14及び給油蓋27にわたり設
けられる。上記の給油蓋27は可動軸受ケース14の端
面にボルト28により取付けられる。
【0015】上記の可動軸受ケース14の外径面にはボ
ールスライド29が嵌合され、そのボールスライド29
の外径面にボールスライドケース31が嵌合される。ボ
ールスライドケース31は外筒33の内部に収納され、
ボルト34により外筒33と一体化される。
【0016】外筒33は固定軸受ケース12の外径面に
延びており、そのつば11の内面に接し、ボルト35に
よりつば11と一体化される。上記の外筒33はケーシ
ング36の内部に収納され、そのケーシング36はボル
ト40により前記のつば11と一体化される。
【0017】上記の外筒33のリア側端面には給油入口
37が設けられ、その給油入口37に通じた給油通路3
8が、外筒33と可動軸受ケース14間のボールスライ
ド収納室39のリア側端部に連通している。また、ボー
ルスライド収納室39のフロント側端部に連通したもう
一つの給油通路41がボールスライド31に設けられ、
その給油通路41に連通した第1の冷却給油路42が外
筒33に設けられる。
【0018】また、その第1の冷却給油路42と連通し
た第2の冷却給油路43が外筒33の内径面と固定軸受
ケース12外径面の凹所44によって形成される。更
に、その第2の冷却給油路43のフロント側端部に連通
した第3の冷却給油路45が外筒33に設けられ、その
第3の冷却給油路45がつば11に設けた給油出口46
に連通している。
【0019】実施形態のスピンドル軸受装置は以上のご
ときものであり、フロント側及びリア側の各軸受2、3
に対し予圧スプリング15のばね力によって所要の予圧
を与える。また各軸受2、3は給油通路19、26を経
てノズル18、25から噴出するエアオイル或いはオイ
ルミストにより潤滑される。
【0020】また、ボールスライド収納室39には、給
油入口37から供給された潤滑油が外筒33の給油通路
38から流入すると共に、給油通路41から流出し、そ
の間にボールスライド部を潤滑する。
【0021】また、上記の潤滑油は第1、第2及び第3
の冷却給油路41、42、45を通過する間に、可動軸
受ケース14、固定軸受ケース12及び外筒33を冷却
して給油出口46から排出される。このようにして、ボ
ールスライド部は循環潤滑されると共に冷却される。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明はスピンドル軸
受装置において、従来グリース潤滑が行われていたボー
ルスライド部を潤滑油により循環潤滑するようにしたの
で、グリース交換の必要がなくなり保守が容易になると
共に、ボールスライドのフレッティング摩耗を有効に防
止することができる。
【0023】また、請求項2の発明においては、上記の
潤滑油により外筒を冷却することができるので、ボール
スライドによる放熱阻害を補って、軸受の放熱を促進す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の断面図
【符号の説明】
1 スピンドル 2、3 アンギュラ玉軸受 4、5 内輪 6 スペーサ 7 段部 8 締付け部材 9 外輪 11 つば 12 固定軸受ケース 13 外輪 14 可動軸受ケース 15 予圧スプリング 16 内周つば 17 給油ノズル部材 18 ノズル 19 給油通路 21 給油蓋 22 ボルト 23 内周つば 24 給油ノズル部材 25 ノズル 26 給油通路 27 給油蓋 28 ボルト 29 ボールスライド 31 ボールスライドケース 33 外筒 34 ボルト 35 ボルト 36 ケーシング 37 給油入口 38 給油通路 39 ボールスライド収納室 40 ボルト 41 給油通路 42 冷却給油路 43 冷却給油路 44 凹所 45 冷却給油路 46 給油出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルを支持するフロント側及びリ
    ア側の各軸受を有し、上記フロント側軸受を固定軸受ケ
    ースに収納すると共に、上記リア側軸受を軸方向にスラ
    イド自在の可動軸受ケースに収納し、上記各軸受ケース
    を外筒内に収納し、上記可動軸受ケースと上記外筒内周
    面との間にボールスライドを介在し、上記固定軸受ケー
    スと可動軸受ケースとの間に予圧スプリングを介在して
    なるスピンドル軸受装置において、上記ボールスライド
    収納室の一端を潤滑油の給油入口に連通させると共に、
    他端を給油出口に連通させたことを特徴とするスピンド
    ル軸受装置。
  2. 【請求項2】 上記のボールスライド収納室から給油出
    口に至る潤滑油通路の一部を上記外筒に通したことを特
    徴とするスピンドル軸受装置。
JP33713496A 1996-12-17 1996-12-17 スピンドル軸受装置 Pending JPH10175102A (ja)

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JP33713496A JPH10175102A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 スピンドル軸受装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7594757B2 (en) * 2004-02-23 2009-09-29 Atlas Copco Airpower, Naamloze Vennootschap Machine with an improved bearing lubrication
KR200466285Y1 (ko) * 2012-03-20 2013-04-15 주식회사 에스엔엠 베어링 구속장치가 구비된 스핀들 구조
CN105217424A (zh) * 2015-10-16 2016-01-06 浙江西尔康电梯部件有限公司 电梯曳引机
CN110653382A (zh) * 2019-10-16 2020-01-07 德州普利森机床有限公司 大通孔床头箱主轴的轴承预紧方法
CN111963261A (zh) * 2020-08-14 2020-11-20 淮南市泰能电力工程有限公司 一种提高润滑油使用期限的汽轮机转轴位置润滑系统

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