JPH10175018A - 割り金型の型合わせ矯正用治具及び型合わせ矯正方法 - Google Patents

割り金型の型合わせ矯正用治具及び型合わせ矯正方法

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JPH10175018A
JPH10175018A JP33611896A JP33611896A JPH10175018A JP H10175018 A JPH10175018 A JP H10175018A JP 33611896 A JP33611896 A JP 33611896A JP 33611896 A JP33611896 A JP 33611896A JP H10175018 A JPH10175018 A JP H10175018A
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split
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split mold
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品部のデザインを損傷せず、できる限り作
業者の主観的判断や熟練が不要で簡易かつ画一的な操作
による矯正ができ、型合わせ精度が確保できる割り金型
の型合わせ矯正用治具及び型合わせ矯正方法を提供す
る。 【解決手段】 割り金型を型合わせした状態で、圧力を
加えて塑性変形させることにより型合わせ矯正を施す割
り金型の型合わせ矯正用治具及び型合わせ矯正方法であ
る。割り金型16、17を定盤14、15で保持した
後、ボルト6、7とナット8、9の締結力を利用して型
締め圧力を加える。型締め圧力を均一に分散するため球
座3を介して圧力を伝達し、金型の変形を防止するため
金型17と定盤15の間に金型より圧縮の降伏強度の小
さい材質よりなる緩衝材18を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、歯形等の成形に
用いられる割り金型の型合わせ矯正に好ましく用いられ
る、型合わせ矯正用治具及び型合わせ矯正方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 割り金型は、原型と同形状の複製品を
作成するのに多く用いられ、通常、機械加工又は鋳造に
より製造される。鋳造製の割り金型は、機械加工品と比
較して、複雑形状品やアンダーカット品に対する対応能
力が高いものの、反転工程の繰り返し及び鋳造工程の際
の凝固収縮及び熱収縮によって、鋳放し状態でもある程
度の反りや歪みを持っている場合が多い。従って、この
まま型合わせをしても図2(a)、(b)に示す如く、
上型20と下型21の分割面上に隙間22ができ、当該
隙間22が成形品23ではバリ24となって現れること
に加え、型が複雑形状である場合には、当該バリを成形
後に除去することが困難であるという問題点があった。
【0003】 このような金型の反りや歪みに伴う分割
面上の隙間を解消する方法としては、手摺り合わせ、放
電摺り合わせ等の方法があるが、これらの方法では金型
の分割面部を切削除去するため、金型のデザインの一部
を損傷してしまう。従って、従来は、例えば図3
(a)、(b)に示すように鋳放し状態の上型20と下
型21を型合わせをした状態で、上下の少なくとも一方
向から凸部25を有する定盤26を介して型締め圧力を
加え、金型を塑性変形させることにより反りや歪みを矯
正する方法を用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上型
20と下型21の反り具合や平行度、平面度は各金型に
よって異なる。また、図4(a)に示すように、一つの
金型について見た場合でも全体が均一に反り、歪んでい
るわけではないため、金型に画一的に一定の型締め圧力
を加えても、金型の分割面全体に均一に圧力がかかると
は限らない。このような場合に、金型の一方に過剰な型
締め圧力が加われば、図4(b)の如く、分割面上の製
品面部がダレ変形、ツブレ変形27する一方、型締め圧
力が不足すれば、分割面上の隙間22は埋まらず、適切
な型締め圧力を設定することが非常に困難であった。
【0005】 従って、従来は各金型について個別的に
定盤に設ける凸部の高さを設定し、また、図5に示す如
く、各部の反り、歪みの具合を見ながら、例えばレンチ
28などにより各部の型締め圧力を調整していた。これ
らは全て熟練を要する手作業で主観的判断により行うた
め、大量生産には対応できず生産性の確保は困難を極め
ていた。また、塑性変形により型合わせを行うためスプ
リングバック等により、型合わせ精度が確保できない問
題点があった。本発明は、製品部のデザインを損傷せ
ず、できる限り作業者の主観的判断や熟練が不要で簡易
かつ画一的な操作による矯正ができ、型合わせ精度が確
保できる割り金型の型合わせ矯正方法及び矯正用治具を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明によ
れば、割り金型を挾持するための上下2枚の定盤と、該
定盤を介して、前記割り金型に圧力を加えるための加圧
手段とから構成され、前記割り金型を型合わせした状態
で、該割り金型に圧力を加えて塑性変形させることによ
り型合わせ矯正を施す割り金型の型合わせ矯正用治具で
あって、該定盤と該加圧手段の間に少なくとも1つの球
座を設けることを特徴とする割り金型の型合わせ矯正用
治具が提供される。また、当該治具においては、前記加
圧手段がボルトとナットの締結力を利用して前記割り金
型に圧力を加えるものであり、かつ、該圧力をトルクレ
ンチにより調整することが好ましい。
【0007】 さらに、本発明によれば、治具最下部に
位置し、両縁端部から上方向に2本のボルトを突設した
基板と、該基板上面に固定された、割り金型を載置する
ための下定盤と、割り金型の上面に積載し、該割り金型
を加圧する媒体である上定盤と、該上定盤の上面に設け
られた凹部の形状に一致する凸形状を備え、前記上定盤
を枢支するための球座と、該球座上面に固定され、両縁
端部に前記基板に突設されたボルトを貫通するための貫
通孔を有する天板と、前記基板に突設されたボルトを貫
通するための貫通孔を有し、前記天板上面の2つの貫通
孔周辺部に設けられた凹部の形状に一致する凸形状を備
え、前記天板を枢支するための2つの丸棒座と、前記基
板に突設された2本のボルトに螺合し、該丸棒座を螺着
するための2つの六角ナットとから構成されることを特
徴とする割り金型の型合わせ矯正用治具が提供される。
また、当該治具においては、ボルトとナットの締結力を
利用して割り金型に加える圧力をトルクレンチにより調
整することが好ましい。
【0008】 また、本発明によれば、割り金型を型合
わせした状態で上下2枚の定盤により保持し、該定盤を
介して前記割り金型に加圧手段による圧力を加えて塑性
変形させることにより、型合わせ矯正を施す割り金型の
型合わせ矯正方法であって、加圧手段による圧力を球座
を介して割り金型に伝達することを特徴とする型合わせ
矯正方法が提供される。
【0009】 さらに、本発明によれば、割り金型を型
合わせした状態で上下2枚の定盤により保持し、該定盤
を介して前記割り金型に加圧手段による圧力を加えて塑
性変形させることにより、型合わせ矯正を施す割り金型
の型合わせ矯正方法であって、前記割り金型と前記加圧
手段との間に、該割り金型を構成する材質より降伏強度
の小さい材質よりなる緩衝材を挿入することを特徴とす
る割り金型の型合わせ矯正方法が提供される。更にま
た、当該方法においては緩衝材は、その総面積の10〜
50%を開孔部分とすることが好ましい。
【0010】 また、本発明の方法においては、割り金
型を時効硬化特性を有する材質により構成することが好
ましい。さらに、本発明の方法においては、割り金型の
型合わせ面内のクリアランス部に、前記割り金型を構成
する材質よりも降伏強度の大きい材質よりなるスペーサ
ーを挿入することが好ましい。更にまた、本発明におい
ては、割り金型を構成する材質の熱膨張係数を、型締め
具及び/又はスペーサーを構成する材質の熱膨張係数よ
り大きく設定すること及び/又は緩衝材を構成する材質
の熱膨張係数より小さく設定して、高温で型合わせ矯正
することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】 本発明は、基本的には割り金型
を型合わせした状態で、圧力を加えて塑性変形させるこ
とにより型合わせ矯正を施す割り金型分割面の切削除去
を伴わない割り金型の型合わせ矯正用治具及び型合わせ
矯正方法である。第1の発明は、加圧手段と加圧媒体の
間に少なくとも1組の球座を介在させて型締め圧力を加
えて型合わせ矯正を行うものである。球座を設けること
で加圧媒体が金型の反り具合や平行度、平面度の悪さを
吸収するように応動するため、従来のように金型の各部
分の隙間の開き具合を見ながら型締め圧力を調整すると
いった作業者の主観的判断や熟練を要せず、画一的に型
締め圧力を加えても、型締め圧力が金型全体に均一に分
散される。従って、局所的な過剰負荷を抑制しながら充
分に金型の反りを矯正することができるため、金型分割
面のダレ変形、ツブレ変形や、矯正不足により金型分割
面の隙間が埋まらない事態を防止することができる。
【0012】 本発明において、球座とは、加圧手段と
加圧媒体の間に介在させる、球状の凸部を有する部材で
あって、他の部材に対応する凹部を設け、この凹部と嵌
合的に接触させて用いる。通常、金型は、図4(a)に
示すように、上型と下型の反り具合は各方向に均一でな
く、背面部の平行度、平面度の悪さ等の歪みも有してい
る。さらに、加圧媒体自体が同様の歪みを有する場合も
ある。この状態において、画一的に過剰な型締め圧力を
加えれば、局所的な過剰負荷がかかり、図4(b)に示
すように、ダレ変形やツブレ変形の原因となる。
【0013】 そこで、図6に示すように、加圧手段と
加圧媒体29との間に球座30を介在させて、加圧媒体
29が遊動可能な状態で加圧手段と枢着する。こうする
ことにより、球座30が金型31及び加圧媒体29の歪
みを吸収するため、加圧媒体29が確実に金型31背面
部に当接し、局所的な過剰負荷を抑制しながら、金型3
1全体に十分な型締め圧力をかけることができるのであ
る。前記方法によれば、例えば割り金型を上下2枚の定
盤により挾持し、該定盤を加圧媒体として、加圧手段に
より発生させた型締め圧力を球座を介して前記割り金型
に加えることができる。
【0014】 第2の発明は、型合わせ矯正における型
締め圧力を、螺合されたボルトとナットの締結力により
発生させ、かつ、その型締め圧力をトルクレンチにより
調整するものである。型締め圧力をボルトとナットの締
結力により発生させるため、油圧機器、重り等を使用し
た場合と比較して、構造が簡易でコンパクトな治具とす
ることが可能である。通常、型締めのための加圧手段と
しては、油圧機器や重りを用いるが、本発明においては
ボルトとナットの締結力により型締め圧力を発生させて
いる。ボルトとナットを用いた場合には、油圧機器、重
りを用いた場合と異なり、以下のような長所がある。
【0015】 まず、ボルト・ナットは、構造が簡易で
あるためスペースを必要としない。一方、油圧機器は構
造が複雑であり、相当のスペースを必要とし、重りによ
り加圧する場合には重りの重量が相当量に達し、やはり
スペースが必要となる。また、ボルト・ナットを用いる
と、型締め圧力の、いわゆる変位制御が容易である。す
なわち、金型の一端に過剰な圧力がかかって変形を生じ
始めた場合に締結力が緩むため、それ以上の変形を防止
することができる。これに対し、油圧機器の場合には、
このような圧力制御はほとんど困難であり、重りの場合
では、純粋に荷重により圧力が制御されるため、変形後
もそのまま圧力がかかり続け、さらに金型が変形するお
それがある。
【0016】 さらに、ボルト・ナットは強度や耐熱性
の面で優れている。本発明の方法は後述するように、高
温下で型合わせ矯正することが好ましいため、耐熱性に
優れるボルト・ナットは好適に用いることができる。一
方、油圧機器は高温に耐えられるものはなく、重りは熱
効率の面で不利となる。
【0017】 第3の発明は、金型と加圧媒体の間に、
金型を構成する材質より降伏強度の小さい材質からなる
緩衝材を介在させる型合わせ矯正方法である。一般に、
金属材料は引張りの降伏強度より圧縮の降伏強度が大き
いという関係が成り立つが、本発明においては緩衝材の
引張りの降伏強度をYa、金型の引張りの降伏強度を
b、緩衝材の圧縮の降伏強度をYc、金型の圧縮の降伏
強度をYdとしたときに、下記関係式(1)を満たすよ
うな緩衝材を選択する。 Ya<Yb<Yc<Yd ・・・ (1)
【0018】 上記関係式(1)を満たす場合には、緩
衝材の圧縮の降伏強度(Yc)より、金型の引張りの降
伏強度(Yb)が小さいため、金型の間に隙間がある場
合は、引張り負荷による塑性変形が進行し隙間を狭くし
てゆくが、隙間がなくなった後に過剰負荷がかかった際
には、金型、緩衝材とも圧縮応力が働くことになる。従
って、今度は金型の圧縮の降伏強度(Yd)より、緩衝
材の圧縮の降伏強度(Yc)が小さいため、緩衝材が金
型より先に潰れて圧縮歪みを吸収し、金型が変形するの
を防止することができる。なお、金型の引張りの降伏強
度(Yb)と緩衝材の圧縮の降伏強度(Yc)の大きさは
入れ替わっても構わない。このような場合には、緩衝材
が塑性変形しながら、金型間の隙間がなくなるまで圧縮
応力を支えることになる。緩衝材の厚みは、型締め圧力
や歪み吸収特性により異なるが、材質については、後述
する熱膨張率との関係により定めることができる。
【0019】 また、緩衝材には適当な間隔で孔を穿設
することができる。開孔部を設けることにより、緩衝材
の変形・塑性流動の逃げ部となり、さらに緩衝材として
の特性が向上する。本発明においては、アルミパンチン
グプレート、銅パンチングプレート、鉛パンチングプレ
ート等を好適に用いることができる。
【0020】 逃げ部としての役割を果たすものであれ
ば、孔の形状は問わないが、円形等の型抜きのしやすい
形状であることが好ましい。また、孔の外径としては、
緩衝材厚みの1/2以上であって、緩衝材短辺寸法の1
/5以下であることが好ましい。孔の外径が緩衝材厚み
の1/2以下となると逃げ部として十分機能しなくなる
とともに穿設作業も困難となる。一方、緩衝材短辺寸法
の1/5以上となると逃げ部が均一に分散せず金型への
負荷に偏りが生じるため好ましくない。なお、緩衝材の
孔は、使用により徐々に摩滅して効果が減少するが、孔
が塞がった時点で交換すればよい。目視により確認する
ことが可能であり生産管理上も便利である。
【0021】 第4の発明は、金型を時効硬化特性を有
する材質により構成する型合わせ矯正方法である。こう
することにより、通常の材質の金型を塑性変形させたも
のよりスプリングバックが少なく、型合わせ品質を優れ
たものとすることができる。時効硬化特性とは、鉄、非
鉄を問わず多くの合金において、過飽和固溶体をその固
溶度曲線より低い温度に急速冷却した後に、時間ととも
に過飽和固溶体からの析出が起こり硬度が上昇する特性
をいう。
【0022】 時効硬化特性を有する材質で金型を構成
し、高温下で型合わせ矯正を行うことにより、高温によ
り金型が軟化して矯正がしやすくなるとともに、矯正と
同時に金型の時効硬化が進行することになる。こうする
ことにより、矯正による歪み部分に原子レベルの時効硬
化析出物が優先的に発生するため金型の歪みが解消し、
型合わせ状態を優れたものとすることができる。
【0023】 時効硬化材としては、アルミ合金系では
20〜70系の展伸用アルミニウム合金や、AC1A、AC2A、AC
2B、AC4A、AC4B、AC4D、AC5A、AC8A、AC8B、AC8C等の鋳
物用アルミニウム合金、ベリリウム銅、チタン銅、クロ
ム銅、ジルコニウム銅等の銅合金、SUS630、SUS631、マ
ルエージング鋼等の鉄系合金があるが、本発明において
は、鋳造性がよく、熱伝導特性が良好なベリリウム銅、
アルミ合金が好適に用いられる。
【0024】 第5の発明は、型合わせ面内部のクリア
ランスに金型材質より降伏強度の大きい材質からなるス
ペーサーを嵌入する型合わせ矯正方法である。こうする
ことにより、金型分割面内部のクリアランスへのダレ込
みがなく、空間寸法を安定化させることが可能である。
スペーサーとは、組み立てられた金型等に一定の間隔を
保有するために設ける板状の介物をいい、本発明におい
ては、材料逃げの空間として確保しておく必要がある、
金型の型合わせ面内部のクリアランスの間隔を保有する
ために用いる。
【0025】 スペーサーの材質は、金型より先に変形
してしまっては困るため、金型材質より降伏強度が大き
い材質のものを用いる。なお、スペーサーを用いること
により、金型の内部の空隙が埋められた状態で型締めを
行うこととなり、よりマスターモデルに近い金型を得る
ことが可能となる。
【0026】 第6の発明は、金型及び型締め具、さら
に緩衝材、スペーサー等の補助材の熱膨張係数を調整
し、高温で型合わせ矯正を行う方法である。こうするこ
とにより、金型の降伏点を低下させて矯正を容易にする
と同時に、金型等の熱膨張を利用してより高い型締め圧
力を得ることができる。本発明の矯正温度は、金型の材
質により異なるが、融点の半分以下程度の温度が好まし
い。あまり高い温度で矯正を行うと、型同士の融着が起
こるためである。なお、金型、型締め具、緩衝材、スペ
ーサーの材質は、前述した降伏強度及び熱膨張率によ
り、その組合せを定めることができる。表1に汎用金属
材料の熱膨張率、降伏強度の指標と、これらを勘案した
組合せ例を示す。
【0027】
【表1】
【0028】 以下、本発明を具体化した治具につい
て、図1を参照しながら、さらに詳細に説明する。治具
最下部に位置するS50C製の基板1には、六角ボルト
6、7の2本のボルトが突設される。該六角ボルト6、
7は、下面に球座3を螺着した天板2、丸棒座4及び丸
棒座5、スラストボールベアリング12を貫通し、座金
10、11を介して六角ナット8、9と螺着される。
【0029】 一方、該基板1の上面には位置決めピン
19が埋設され、基板1上面に下丸定盤14が載置・固
定される。次いで、該下丸定盤14の上面に、下金型1
6、上金型17、上丸定盤15の順に積重して、前記天
板2と基板1の間に載置し、下金型16、上金型17を
型合わせした状態で挾持して、六角ボルト6、7と六角
ナット8、9の締結力により型締め圧力を加えて型合わ
せ矯正をすることができる。
【0030】 なお、該上丸定盤15上面には、球座3
の球状の凸面と嵌合する凹部を形設する。こうすること
により、金型16、17や定盤14、15に平面度・平
行度の悪さに伴う歪みがあっても、球座3が該歪みを吸
収し、天板2からの型締め圧力が確実に上丸定盤に伝達
されるため、上金型17に部分的に過剰な型締め圧力が
かかることなく、ダレ変形・ツブレ変形を防止すること
ができる。
【0031】 さらに、本発明の治具においては天板2
上面の両縁端部に穿設された貫通孔周辺部にも凹部を設
け、丸棒座4、5と天板2とが球面で接触する構造と
し、球座の効果を補完している。また、本発明の治具に
おいては、丸棒座5上面にはスラストボールベアリング
12を設置した。スラストボールベアリングとは、軸方
向に働くスラストを支える玉軸受であり、本発明の場
合、スラストは六角ボルト7と六角ナット9の締結力に
より発生させた型締め圧力である。
【0032】 本発明では、型締め圧力をトルクレンチ
により制御して締め付けを行うが、締め付けトルクと型
締め圧力は必ずしも比例関係になく、ボルトとナットの
摩擦係数及びネジ座面の摩擦係数に大きく影響される
(例えば、各摩擦係数が大きいほど、同じ締め付けトル
クでも型締め圧力は小さくなる。)。従って、該スラス
トボールベアリングを設置して、座面の摩擦抵抗を極力
抑制している。この他、ネジ部の面精度の確保、窒化ホ
ウ素等による潤滑等により、安定的な摩擦係数が得られ
るようにしておくことが好ましい。
【0033】 また、前記上丸定盤15と上金型17の
間には、金型を変形させるような過剰歪みを吸収するた
めの緩衝材18を介在させることが好ましい。緩衝材と
しては3mm厚さで開孔率46%のアルミパンチングプ
レートを好適に用いることができる。緩衝材に孔を穿設
することで、歪み吸収特性を向上させることができる。
また、下金型16、上金型17の間には、金型内部のク
リアランスを保持するためのスペーサーを介在させても
よい。なお、例えば図7(a)に示すような鋳放し状態
の上金型17と下金型16を、図7(b)のように下金
型16の底面を切削等により平滑化する、基準面加工を
施した後に型合わせを行い、図7(c)、(d)の如く
球座3により上丸定盤15、緩衝材18を介して上金型
17と下金型16に型締め圧力を加えて反りや歪みを矯
正してもよい。
【0034】 この際の基準面加工の平面度精度は、例
えば100mm×100mmのサイズで0.02mm、
200mm×200mmのサイズで0.04mm、40
0mm×400mmのサイズで0.06mm、1000
mm×1000mmのサイズで0.10mmとする。な
お、平面度精度がt(mm)とは、ある表面がt(m
m)離れた2つの平行な平面の間に存在しなければなら
ないことを意味する。基準面加工と本発明を組み合わせ
ることにより、少なくとも下丸定盤14に載置する下金
型16の底面側に平面が確保され、特に、基準型(下
型)1つに対して従属型(上型)が複数個存在する歯形
などの場合に、より安定的に誰でも簡素に、より精度の
高い矯正を行うことができるため好ましい。
【0035】
【実施例】 以下、前記治具を用いて型合わせ矯正を行
った例を示す。ただし、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。 (実施例1) 時効硬化型材料であるベリリウム銅27
5Cを溶体化熱処理を800℃/2時間の条件で行った
後、水冷したものを金型材質として用い、緩衝材として
アルミ材1100、スペーサーを使用して600Kgf
・cmのネジ締めトルクで、350℃で3時間保持して
型合わせ矯正をした結果を表2に示す。 (実施例2) 実施例1と同様の条件において、スペー
サーのみを使用せず型合わせ矯正を行った結果を表2に
示す。 (実施例3) 実施例1と同様の条件において、スペー
サー及び緩衝材を使用せず型合わせ矯正を行った結果を
表2に示す。
【0036】(実施例4) 実施例1と同様に上記装置
を用いて、非時効硬化型材料である砲金(錫10%、亜
鉛2%銅合金)を金型材質として用い、緩衝材としてア
ルミ材1100、スペーサーを使用して600Kgf・
cmのネジ締めトルクで、350℃で3時間保持して型
合わせ矯正をした結果を表2に示す。 (実施例5) 実施例4と同様に、砲金を金型材質とし
て用い、緩衝材としてアルミ材1100、スペーサーを
使用して1000Kgf・cmのネジ締めトルクで、室
温で0.5時間保持して型合わせ矯正をした結果を表2
に示す。 (実施例6) 実施例4と同様に、砲金を金型材質とし
て用い、緩衝材及びスペーサーを使用せず、600Kg
f・cmのネジ締めトルクで、350℃で3時間保持し
て型合わせ矯正をした結果を表2に示す。
【0037】(実施例7) 実施例1と同様に上記装置
を用いて、時効硬化型材料であるアルミニウム合金AC
4Cを溶体化熱処理を520℃/8時間の条件で行った
後、水冷したものを金型材質として用い、緩衝材として
鉛材を使用し、スペーサーを使用して、300Kgf・
cmのネジ締めトルクで、200℃で4時間保持して型
合わせ矯正をした結果を表2に示す。 (実施例8) 実施例7と同様に、時効硬化型材料であ
るアルミニウム合金AC4Cを溶体化熱処理したものを
金型材質として用い、緩衝材及びスペーサーを使用せ
ず、300Kgf・cmのネジ締めトルクで、200℃
で4時間保持して型合わせ矯正をした結果を表2に示
す。
【0038】
【表2】
【0039】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の型合わ
せ矯正方法は、作業者の熟練や主観的判断を必要とせ
ず、装置構造及び操作が簡易なため生産性を向上させる
ことができる。また、ダレ変形・ツブレ変形等の不良の
発生を防止し、精度の高い型合わせ矯正を行うことがで
きるため、よりマスターモデルに近い良質の金型を得る
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した治具の一例を示す上面図
(a)、一部欠け断面図(b)である。
【図2】 従来技術の例を示す概略断面図であり、
(a)は矯正前の型、(b)は矯正前の型による成型を
示す。
【図3】 従来技術の例を示す概略断面図であり、
(a)は矯正前、(b)は矯正後を示す。
【図4】 従来技術の例を示す概略断面図であり、
(a)は矯正前、(b)は矯正後を示す。
【図5】 従来技術の例を示す概略斜視図である。
【図6】 本発明の例を示す概略断面図である。
【図7】 本発明の実施態様の例を示す概略断面図であ
り、(a)〜(d)は工程順序を示す。
【符号の説明】
1…基板、2…天板、3…球座、4…丸棒座(M24)、5
…丸棒座(M16)、6…六角ボルト(M24,l=200)、7…六角
ボルト(M16,l=200)、8…六角ナット(M24)、9…六角ナ
ット(M16)、10…呼び径24座金、11…呼び径16座
金、12…内径Φ17スラストボールベアリング、13…
六角ボルト(M5,l=20)、14…下丸定盤、15…上丸定
盤、16…下金型、17…上金型、18…アルミパンチ
ングプレート(緩衝材)、19…位置決めピン、20…
上型、21…下型、22…隙間、23…成形品、24…
バリ、25…凸部、 26…定盤、27…ダレ変形・ツ
ブレ変形、28…レンチ、29…加圧媒体、30…球
座、31…金型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29C 45/26 B29C 45/26 B30B 1/20 B30B 1/20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割り金型を挾持するための上下2枚の定
    盤と、 該定盤を介して、前記割り金型に圧力を加えるための加
    圧手段とから構成され、 前記割り金型を型合わせした状態で、該割り金型に圧力
    を加えて塑性変形させることにより型合わせ矯正を施す
    割り金型の型合わせ矯正用治具であって、 該定盤と該加圧手段の間に少なくとも1つの球座を設け
    ることを特徴とする割り金型の型合わせ矯正用治具。
  2. 【請求項2】 加圧手段がボルトとナットの締結力を利
    用して割り金型に圧力を加えるものであり、かつ、該圧
    力をトルクレンチにより調整する請求項1記載の型合わ
    せ矯正用治具。
  3. 【請求項3】 治具最下部に位置し、両縁端部から上方
    向に2本のボルトを突設した基板と、 該基板上面に固定された、割り金型を載置するための下
    定盤と、 割り金型の上面に積載し、該割り金型を加圧する媒体で
    ある上定盤と、 該上定盤の上面に設けられた凹部の形状に一致する凸形
    状を備え、前記上定盤を枢支するための球座と、 該球座上面に固定され、両縁端部に前記基板に突設され
    たボルトを貫通するための貫通孔を有する天板と、 前記基板に突設されたボルトを貫通するための貫通孔を
    有し、前記天板上面の2つの貫通孔周辺部に設けられた
    凹部の形状に一致する凸形状を備え、前記天板を枢支す
    るための2つの丸棒座と、 前記基板に突設された2本のボルトに螺合し、該丸棒座
    を螺着するための2つの六角ナットとから構成されるこ
    とを特徴とする割り金型の型合わせ矯正用治具。
  4. 【請求項4】 ボルトとナットの締結力を利用して割り
    金型に加える圧力をトルクレンチにより調整する請求項
    3記載の型合わせ矯正用治具。
  5. 【請求項5】 割り金型を型合わせした状態で上下2枚
    の定盤により保持し、該定盤を介して前記割り金型に加
    圧手段による圧力を加えて塑性変形させることにより、
    型合わせ矯正を施す割り金型の型合わせ矯正方法であっ
    て、 加圧手段による圧力を球座を介して割り金型に伝達する
    ことを特徴とする型合わせ矯正方法。
  6. 【請求項6】 割り金型を型合わせした状態で上下2枚
    の定盤により保持し、該定盤を介して前記割り金型に加
    圧手段による圧力を加えて塑性変形させることにより、
    型合わせ矯正を施す割り金型の型合わせ矯正方法であっ
    て、 前記割り金型と前記加圧手段との間に、該割り金型を構
    成する材質より圧縮の降伏強度の小さい材質よりなる緩
    衝材を挿入することを特徴とする割り金型の型合わせ矯
    正方法。
  7. 【請求項7】 総面積の10〜50%を開孔部分とした
    緩衝材を用いる請求項6に記載の型合わせ矯正方法。
  8. 【請求項8】 加圧手段による圧力を球座を介して割り
    金型に伝達する請求項6又は7に記載の型合わせ矯正方
    法。
  9. 【請求項9】 割り金型を時効効果特性を有する材質に
    より構成する請求項5〜8に記載の型合わせ矯正方法。
  10. 【請求項10】 割り金型の型合わせ面内のクリアラン
    ス部に、前記割り金型を構成する材質よりも圧縮の降伏
    強度の大きい材質よりなるスペーサーを挿入する請求項
    5〜9に記載の型合わせ矯正方法。
  11. 【請求項11】 割り金型を構成する材質の熱膨張係数
    を、型締め具及び/又はスペーサーを構成する材質の熱
    膨張係数より大きく設定すること及び/又は緩衝材を構
    成する材質の熱膨張係数より小さく設定して、高温で型
    合わせ矯正する請求項5〜10に記載の型合わせ矯正方
    法。
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