JPH10175014A - 溶接管製造用シ−ムガイドロ−ル装置およびそれを使用 した溶接管の製造方法 - Google Patents

溶接管製造用シ−ムガイドロ−ル装置およびそれを使用 した溶接管の製造方法

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JPH10175014A
JPH10175014A JP33321196A JP33321196A JPH10175014A JP H10175014 A JPH10175014 A JP H10175014A JP 33321196 A JP33321196 A JP 33321196A JP 33321196 A JP33321196 A JP 33321196A JP H10175014 A JPH10175014 A JP H10175014A
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Seishi Uei
清史 上井
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豊 三原
Yutaka Nagahama
裕 長浜
Akio Sato
昭夫 佐藤
Kenichi Iwasaki
謙一 岩崎
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幸夫 関根
Masanobu Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 t/D=5%程度以下の薄肉溶接管を安定し
て製造できる技術を確率する。 【解決手段】 溶接管製造時にシ−ム部をガイドする溶
接管製造用シ−ムガイドロール装置11において、溶接
前のオ−プンパイプ23の両側エッジ部23a,23b
を下方から個別に押し上げる2組の押上げロ−ル付押上
手段4a,4bと、この2組の押上手段4a,4bを下
方から支持する支持基盤5と、この支持基盤5を前記オ
−プンパイプ23の内周面に接触して下方から支持する
少なくとも1対のボトムロ−ル6,6とから構成される
押上げロ−ル装置1a,1bを設けた溶接管製造用シ−
ムガイドロ−ル装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロ−ル成形法に
より略丸形パイプ状に成形されたオ−プンパイプの両エ
ッジ間を、レーザ等の高エネルギ−ビ−ム溶接法、高周
波電縫溶接法及びそれら両方式を複合した溶接法で溶接
して、丸形溶接管を製造する際に使用する溶接管のシ−
ムガイドロ−ル装置およびこのシ−ムガイドロ−ル装置
を使用した溶接管の製造方法に関し、特にt/D=5%
(t:肉厚、D:外径)程度以下の薄肉溶接管の製造に
好適な製造装置および製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大径電縫鋼管の製造装置としては、ブレ
−クダウンロ−ル、ケ−ジロ−ル、フィンパスロ−ルお
よびスクイズロ−ルを上流側からこの順に配置した製造
装置が知られている。
【0003】通常、このような電縫鋼管の製造装置にお
いては、図5の側面図および図6の正面図に示すよう
に、最終のフィンパスロ−ル21とスクイズロ−ル22
との間に、オ−プンパイプ23の外側からオ−プンパイ
プ23の両エッジ部23aおよび23bが接近して一定
距離を維持するように拘束するシ−ムガイドロ−ル24
が配置され、オ−プンパイプ23のエッジ部23aおよ
び23bを拘束しつつ、スクイズロ−ル22に案内して
いる。
【0004】ところで、電縫鋼管の成形においては、図
7に示すように、素材となる鋼帯25の両エッジ部25
aおよび25bの長手方向の1点が、素材である鋼帯2
5の状態からオ−プンパイプ23の状態になるまでにた
どる軌跡L1Eが、同じ長手方向同位置にある中央部25
cの1点の軌跡L1Cに比較して長くなるため、鋼帯25
の両エッジ部25aおよび25bが一時的に引き延ばさ
れ、エッジストレッチが生じる。
【0005】このようなエッジストレッチにより、オ−
プンパイプ23の両エッジ部23aおよび23bは、成
形中に鋼帯25の中央部25cに比較して引き伸ばされ
たことになる。したがって、外部からの拘束力が作用し
ない場合には、オ−プンパイプ23は両エッジ部23a
および23bを外側にして円環状に曲がってしまうこと
になるが、実際にはこのような状態にならないように、
フィンパスロ−ル21により、両エッジ部23aおよび
23bに周方向の圧下をかけている状態となっているた
め、引き伸ばされた両エッジ部23aおよび23bに圧
縮応力が作用することになる。この周方向の圧下によ
り、オ−プンパイプ23全体が長手方向に伸長されなけ
れば、エッジ部に発生する圧縮応力によりオ−プンパイ
プ23の両エッジ部23aおよび23bが座屈するた
め、エッジ部が波打ついわゆる縁波が発生する。
【0006】オ−プンパイプ23の両エッジ部23aお
よび23bが突き合わされる前の段階、すなわち溶接前
にエッジ部23aまたは23bで縁波が発生すると、安
定した溶接が行われないばかりか、エッジ部23aおよ
び23bの縁波の位相が同期しない場合が一般的である
ので、図8の横断面図に示すように、オ−プンパイプ2
3の一方のエッジ部23aの高さ方向の位置と他方のエ
ッジ部23bの高さ方向の位置とが離れてしまい、ギャ
ップGが生じるため、溶接が困難になる場合もある。
【0007】上述した電縫鋼管製造装置においては、成
形開始から終了に至る迄、ケ−ジロ−ルおよびフィンパ
スロ−ルを配置することによって、エッジストレッチの
発生を最小限に抑え、かつフィンパスロ−ルで周方向の
リダクションを与えることによりエッジストレッチを吸
収し、製造される溶接管の肉厚比(肉厚/外径)が小さ
い薄肉成形の場合でも、溶接管の製造が安定して行える
ようにしている。
【0008】また、特開昭61−165225号公報や
特開昭61−165226号公報に開示されているよう
に、オ−プンパイプ23のエッジ部の長手方向の伸びを
抑え、逆にボトム部(エッジ部と対向する位置)に伸び
を付与するために、成形ライン全体にダウンヒルを与え
る方法も知られており、実作業にも適用されている。
【0009】しかし、このような処置を講じても、安定
して成形ができる範囲は、管肉厚をt、管外径をDとし
たときに、次の(1)式に示す範囲に限定され、全ての
ケ−スに適用するには無理がある。 (t/D)×100≧1.6(%)…………(1)
【0010】このような問題に対処すべく、薄肉管の成
形中における縁波の発生をある程度許容し、一度発生し
た縁波を消去するために、フィンパスロ−ル21とスク
イズロ−ル22間で、オ−プンパイプ23のエッジ部2
3aおよび23bを、下側から押し上げつつガイドする
下シ−ムガイドロ−ル(以下、押上げロ−ルという)を
設置する技術が提案されている。これは、オ−プンパイ
プ23のエッジ部23aおよび23bの長手方向に、エ
ッジストレッチに対応する伸びが生じているために余っ
た材料を、図9に示すように、押上げロ−ル26により
連続的に上方にHの量だけ押し上げ、エッジ部23aお
よび23bにテンションをを与えることにより、溶接直
前のオ−プンパイプ23のエッジ部23aおよび23b
の縁波を見かけ上消去しようとするものである。
【0011】このような技術としては、特公昭61−3
4908号公報に開示された技術がある。この技術にお
いては、図10に示すように、オ−プンパイプ23のエ
ッジ部23aおよび23bの押し付け量(押上げ量を)
を調整するために、押上げロ−ル26の回転軸27を支
持する支持部材28の上下方向の位置が、タ−ンバック
ル29を備えた左右一対のアジャストロッド30により
調整されるような構造となっている。したがって、この
技術においては、成形安定限界を超えエッジに縁波が発
生するような薄肉成形においても、突き合わせ溶接時の
成形を安定化させることができるとしている。
【0012】また、特開平5−208213号公報に開
示された技術に基づく電縫管製造用シ−ムガイド装置
は、図11に示すように、オ−プンパイプ23の両方の
エッジ23aおよび23bを押し上げる1対の押上げロ
−ル(内張りロ−ル)36と、1対の押上げロ−ル36
の回転支軸37、回転支軸37の支持部材38、これら
を上下方向に移動させる昇降装置39、昇降装置39を
支持する装置本体40、および装置本体40をオ−プン
パイプ23の内周面に接触して支持する1対のボトムロ
−ル41とから構成されている。そして、昇降装置39
は外部からの遠隔操作が可能であり、随時押上げロ−ル
36の押上げ量を調整することができるものである。
【0013】また、特開平5−277757号公報に開
示された技術においては、具体的な押し上げ条件を全く
規定せず、その実施例においては、押上げロ−ルの上端
の位置を、スクイズロ−ルスタンドのトップロ−ルの回
転軸の軸芯からトップロ−ルの下端の位置の間に設定す
ることにより、通電点からスクイズロ−ルの回転軸の軸
芯までの間の材料のV収束部を、加熱、加圧および溶接
される直前までを通して押し上げながら、電縫管を製造
する方法が提案されている。
【0014】また、特開平7−16760号公報に開示
された技術においても、押上げロ−ルを使用した電縫管
の製造方法が提示されているが、この製造方法において
も、押し上げの具体的な条件は示されていない。また、
その実施例においては、押上げロ−ルの設定位置を通電
点(コンタクトチップの配置位置)の上流側とし、スク
イズロ−ルに近いほどよいとのべているのみで、具体的
な位置は明示せず、押上げ量として5mm以内が適正な
条件であると述べている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の押上げロ−ルを使用した溶接管の製造方法に
は、次のような問題点があった。
【0016】(1)特公昭61−34908号公報に開
示された方法 押上げロ−ルの押上げ量をアジャストロッドのタ−ンバ
ックルで調整する機構であるため、フィンパスロ−ルと
スクイズロ−ル間におけるオ−プンパイプのエッジの高
さ方向位置を、一定の位置に保持することが困難である
とともに、遠隔操作ができない。
【0017】(2)特開平5−208213号公報に開
示されたシ−ムガイド装置 押上げロ−ルの構造が、同時に両エッジを押し上げる構
造となっているので、押上げ量の調整に限界がある。
【0018】(3)特開平5−277757号公報に開
示された方法 押上げ量を具体的に示しておらず、単にV収束角を拡大
することによる溶接効率の改善のみを示唆しているだけ
である。
【0019】また、押上げロ−ルの設置位置が、オ−プ
ンパイプのエッジが高周波電流で通電加熱される位置に
相当するため、スパ−クやフラッシュによる異物の噛み
込みによる溶接不良の発生の可能性も考えられるため、
長時間の実操業では大きな問題が残る。
【0020】(4)特開平7−16760号公報に開示
された方法 押上げロ−ルの押上げ量は、オ−プンパイプのエッジ部
のエッジストレッチに起因する伸びの状態や、縁波を消
去しようとする際の押上げロ−ルからスクイズロ−ル迄
の距離等押上げ条件に応じて決定されるものであり、そ
の適正値はオ−プンパイプのエッジ部の長手方向各位置
において異なり、押上げ量を一律に5mm以内とするこ
の方法では、適正な電縫管の製造は不可能である。
【0021】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、押上げ量が、
オ−プンパイプのエッジ部の長手方向各位置における伸
びの状態に応じて設定することのできる押上げロ−ルを
備えた溶接管製造用シ−ムガイドロール装置およびこの
溶接管製造用シ−ムガイドロール装置を使用した溶接管
の製造方法を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係る溶接管製
造用シ−ムガイドロール装置は、溶接管製造時にシ−ム
部をガイドする溶接管製造用シ−ムガイドロール装置に
おいて、溶接前のオ−プンパイプの両側エッジ部を下方
から個別に押し上げる押上げロ−ル付押上手段と、この
押上手段を下方から支持する支持基盤と、この支持基盤
を前記オ−プンパイプの内周面に接触して下方から支持
する少なくとも1対のボトムロ−ルとから構成されるも
のである。
【0023】この溶接管製造用シ−ムガイドロール装置
においては、溶接管成形ラインの最終フィンパスロ−ル
とスクイズロ−ルの間に、オ−プンパイプの両側のエッ
ジ部を個別に押し上げる押上げロ−ル付押上手段を配置
している。そして、オ−プンパイプ成形中に、オ−プン
パイプの両側または片側のエッジ部に発生した縁波の発
生状況、または片側のエッジが成形不足となり、溶接部
の突き合わせ形状が不良となる場合等の発生状況に応じ
て、溶接前のオ−プンパイプの両側または片側のエッジ
部を最適な押上げ量だけ押し上げ、エッジ部を伸長させ
て溶接部の突き合わせ形状を良好なものにして、溶接品
質を向上させるようにしている。
【0024】また、前記押上げロ−ルの高さ方向位置を
検出する押上げロ−ル位置検出器と、押上げロ−ルで前
記オ−プンパイプのエッジ部を押し上げたときに、押上
げロ−ルに作用する荷重を検出する押上げロ−ル荷重検
出器とを備えているものである。
【0025】上記押上げ量は、押上げロ−ル位置検出器
により把握できるようになっており、常時最適な押上げ
量となっているか確認することができる。
【0026】また、押上げロ−ルに作用する荷重は、押
上げロ−ル荷重検出器によって検出されるので、過大な
荷重が押上げロ−ルに作用し、押上げロ−ルが破損する
可能性のあるときは、押上げ量を調整して押上げロ−ル
の破損を防止することができる。
【0027】また、本発明に係る上記溶接管製造用シ−
ムガイドロール装置を使用した溶接管の製造方法は、上
記溶接管製造用シ−ムガイドロ−ル装置を使用した溶接
管の製造方法において、成形工程の最終フィンパスロ−
ルからスクイズロ−ル間の距離を100%とするとき、
スクイズロ−ルの上流側13〜52%の間で前記オ−プ
ンパイプの両側のエッジを、それぞれのエッジに発生し
た縁波高さの大きさに応じて前記押上げ手段により個別
に押し上げるものである。
【0028】この溶接管の製造方法においては、最終フ
ィンパスロ−ルとスクイズロ−ルとの間で、成形材のエ
ッジ部を押上げ手段(以下、押上げロ−ルという)で押
し上げ、エッジ部を伸長させて、溶接部の突き合わせ形
状を良好なものにしようとするものである。しかしなが
ら、その押上げ位置はどこでもよいというものではな
く、押上げロ−ルでの押上げ位置がスクイズロ−ルから
遠すぎると、一度伸ばされた縁波がスクイズロ−ルに入
る前に再び元の縁波の状態に戻り、押上げ位置がスクイ
ズロ−ルに近すぎると、エッジ部がスクイズロ−ルに押
さえ込まれ、十分な押し上げ量が確保できない。
【0029】本発明者等は、適切な押上げロ−ルでの押
上げ位置を把握すべく種々調査した結果、最終フィンパ
スロ−ルからスクイズロ−ル間の距離を100%とした
ときに、スクイズロ−ルの中心から上流側52%以下で
押し上げれば、一度伸ばされた縁波がスクイズロ−ルに
入る前に再び元の縁波の状態に戻どることはないことを
見いだした。
【0030】また、最終フィンパスロ−ルからスクイズ
ロ−ル間の距離を100%としたときに、スクイズロ−
ルの中心から上流側13%以上で押し上げれば、エッジ
部がスクイズロ−ルに押さえ込まれることなく、十分な
押し上げ量が確保できることを見いだした。
【0031】上記理由により、この溶接管の製造方法に
おいては、押上げロ−ルの押上げ位置は、最終フィンパ
スロ−ルからスクイズロ−ル間の距離を100%とする
とき、スクイズロ−ルの上流側13〜52%の範囲内と
した。
【0032】なお、この範囲内においては、造管ライン
の他の装置、例えば高周波電気抵抗溶接用のコンタクト
チップ等と干渉するこがほとんど皆無となり、設備に支
障を来すことがない上に、品質の優れた溶接管を製造す
ることができる。
【0033】また、オ−プンパイプの両側のエッジを、
それぞれのエッジに発生した縁波高さの大きさに応じて
個別に押し上げるようにしているので、両方のエッジを
同時に押し上げる場合に比較して、溶接部の突き合わせ
形状を良好にすることができる。
【0034】また、前記オ−プンパイプの両側のエッジ
に発生した縁波のそれぞれの高さがいずれも一定量を超
えたときには、前記押上げ手段により押し上げる押上げ
量を、発生した縁波高さの1.8〜6.5倍とし、いず
れか一方の縁波の高さが前記一定量未満であるときに
は、縁波の高さが一定量を超える側のエッジの押上げ量
a は、発生した縁波高さの1.8〜6.5倍とし、縁
波の高さが一定量未満の側のエッジの押上げ量Yb は、
次式により設定するものである。
【0035】
【数2】
【0036】本発明者等は、適切な押上げロ−ルでの押
上げ位置に加えて、適正押上げ量についても調査した。
上述したようにして縁波を消去する場合、原理的には図
12に示すように、波の高さH分だけエッジ23a(2
3b)を押上げロ−ル26で押し上げれば十分なはずで
あるが、実際には一か所押し上げることにより、周辺の
エッジも平行に上方に押し上げられるわけではなく、押
し上げ後の縁波高さhは押し上げる位置から遠ざかるに
つれて大きくなり、周辺部での押上げによる効果は漸減
していく。このような傾向を踏まえて、エッジの長手方
向全般にわたって縁波消去効果の発揮できる押上げ量を
調査した結果、押上げ量を縁波高さHの1.8倍以上と
すれば、縁波が50%以上抑制できることが分かった。
【0037】また、押上げ量が過大であると、素材であ
る鋼帯からオ−プンパイプになるまでの幅方向中心部と
エッジ部の軌跡の長さの差によるエッジストレッチに加
えて、エッジを押し上げることによるエッジストレッチ
が発生することになり、縁波高さが増大することにな
る。このようなことから、押上げ量の上限について調査
したところ、縁波高さHの6.5倍以下とすれば、溶接
管の品質に問題はないことを見いだした。
【0038】したがって、この溶接管の製造方法におい
ては、押上げロ−ルの押上げ量を縁波高さの1.8〜
6.5倍とした。
【0039】しかしながら、オ−プンパイプのエッジに
発生する縁波は、両側のエッジに同時に発生するとはか
ぎらず、片側のエッジだけに発生する場合もある。この
ような場合を片波と称するが、この場合縁波の発生した
エッジ側の押上げロ−ルの押上げ量は、上記したような
規定を適用すれば、縁波高さの1.8〜6.5倍となる
が、縁波の発生しないエッジ側の押上げロ−ルの押上げ
量は0となる。
【0040】すなわち、一方のエッジのみ押し上げ、他
方のエッジは全然押し上げないことになる。そして、こ
のようにすると、両方のエッジを押し上げているときと
違って、一方のエッジが押し上げられ拘束されるのに対
し、他方のエッジは拘束がないため上下に動きやすく、
逆に押し下げられるという現象が発生し、溶接時の突き
合わせ部にラップ(両エッジの段違い)が生じるという
問題がある。
【0041】このような現象を防止するためには、縁波
の発生しない側のエッジもある程度押し上げる必要があ
る。
【0042】本発明者等は、上記の点につき種々調査し
た結果、縁波の発生しない側のエッジの押上げ量Y
b を、縁波の発生した側のエッジの押上げ量Ya の0.
3倍以上とすれば、前記ラップの発生が防止できること
を見いだした。
【0043】また、縁波の発生しない側のエッジの押上
げ量Yb を、縁波の発生した側のエッジの押上げ量Ya
よりも大きくすると、逆のラップが発生することを考慮
して、縁波の発生しない側のエッジの押上げ量Yb を、
縁波の発生した側のエッジの押上げ量Ya の0.3〜
1.0倍とした。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態である溶接管
製造用シ−ムガイドロ−ル装置を、図1を用いて説明す
る。
【0045】図1は、このシ−ムガイドロ−ル装置11
の横断面図である。この押上げロ−ル1は、図9で示し
た従来の押上げロ−ルと同じように、最終フィンパスロ
−ル21とスクイズロ−ル22との間に配置され、オ−
プンパイプ23の両エッジ部23a(23b)を、オ−
プンパイプ23の内面において、下方から押し上げるこ
とができるようになっている。
【0046】このシ−ムガイドロ−ル装置11は、溶接
前のオ−プンパイプ23の両側エッジ部23aおよび2
3bを、下方から個別に押し上げる押上げロ−ル1aお
よび1bと、押上げロ−ル1aおよび1bをそれぞれ回
転可能に軸支し、軸芯が水平に配置された回転支軸2a
および2bと、回転支軸2aおよび2bをそれぞれ支持
する支持部材3aおよび3bと、支持部材3aおよび3
bごと押上げロ−ル1aおよび1bを押し上げる昇降装
置4aおよび4bと、昇降装置4aおよび4bを下方か
ら支持する支持基盤5と、支持基盤5をオ−プンパイプ
23の内周面に接して下方から支持する2個のボトムロ
−ル6とから構成されている。
【0047】また、このシ−ムガイドロ−ル装置11に
は、押上げロ−ル1aまたは1bの上下方向位置を検出
するための押上げロ−ル位置検出器(図示せず)と、押
上げロ−ル1aまたは1bで前記オ−プンパイプ23の
エッジ部23aまたは23bを押し上げたときに、押上
げロ−ル1aまたは1bに作用する荷重を検出する押上
げロ−ル荷重検出器(図示せず)をも取り付け可能にな
っている。
【0048】そして、この溶接管製造用シ−ムガイド装
置は、溶接管成形ラインの最終フィンパスロ−ル21と
スクイズロ−ル22の間にに配置されるが、前記支持基
盤5が図示されていない内面ビ−ドカッタ−装置用のロ
ッドに接続されている。
【0049】次に、この発明の実施の形態の溶接管製造
用シ−ムガイドロール装置を使用した溶接管の製造方法
を説明する。オ−プンパイプ23成形中に、オ−プンパ
イプ23の両側または片側のエッジ部に発生した縁波の
発生状況、または片側のエッジが成形不足となり、溶接
部の突き合わせ形状が不良となる場合等の発生状況に応
じて、溶接前のオ−プンパイプ23の両側のエッジ部を
最適な押上げ量だけ押し上げ、エッジ部を伸長させて溶
接部の突き合わせ形状を良好なものにして、溶接品質を
向上させる。
【0050】上記押上げ量は、前記押上げロ−ル位置検
出器により把握できるようになっており、常時最適な押
上げ量となっているか確認することができる。
【0051】また、押上げロ−ル1aまたは1bに作用
する荷重は、前記押上げロ−ル荷重検出器によって検出
されるので、過大な荷重が絶縁性のある材料または絶縁
構造で製作された押上げロ−ル1aまたは1bに作用
し、押上げロ−ル1aまたは1bが破損する可能性のあ
るときは、押上げ量を調整して押上げロ−ル1aまたは
1bの破損を防止することができる。
【0052】
【実施例】ブレ−クダウンスタンド3段、ケ−ジセクシ
ョン、フィンパススタンド3段、スクイズスタンド1段
の電縫鋼管成形ラインにおいて、外径Dが609.6m
m、肉厚tが6.5mm(t/D=1.07%)、材質
STK400の電縫溶接管を、周波数400kHzの直
接通電方式で製造する場合について、押上げロ−ルの押
し上げ位置および押上げ量の影響を調査した。
【0053】このときの造管速度は20m/minであ
り、コンタクトチップの配置位置は、スクイズロ−ルの
軸芯より上流側150mmの位置であり、最終フィンパ
スロ−ルとスクイズロ−ルとの間の距離は2200mm
である。
【0054】また、押上げロ−ルの配置位置は、スクイ
ズロ−ルの軸芯より上流側に400mm(最終フィンパ
スロ−ルとスクイズロ−ル間の距離を100%としたと
き、スクイズロ−ルの上流側に18%離れた位置)、1
000mm(同じく45%離れた位置)および1400
mm(同じく63%離れた位置)と3水準を選ぶととも
に、押上げ量も0(従来法)、5.0mm、10.0m
m、15.0mm、20.0mmの5水準を選んで行っ
た。これら押上げ量を正確に実施するために、ロ−ルの
高さ方向の変位を計測する変位計を設置し、ロ−ルの変
位量を正確に計測した。なお、押上げ量が20.0mm
を超えると、押上げロ−ル(材質窒化珪素)に作用する
押上げ荷重が上限の13トンを超える可能性があるた
め、押上げ荷重をロ−ドセルにより逐次計測するととも
に、20.0mmを超える押上げ量は実施しないように
した。
【0055】上述のような製造条件により、エッジ部の
押し上げによる縁波消去効果を実証するため、縁波条件
を選定してエッジ部を押し上げる試験を実施した。この
場合の縁波の振幅の計測方法は、絶縁処理を施した接触
型変位計を、押上げロ−ルとコンタクトヘッドの中間に
設置し、その信号処理回路には専用のハイパスフィルタ
−を設けて、Vスロ−ト部に通電される高周波電流によ
って生じるノイズを防止するようにした。
【0056】(実施例1)上述のような条件により、オ
−プンパイプの両エッジにほぼ均等に縁波が発生する場
合について調査した。なお、この場合大きなうねりに類
する変動を除けば、押し上げる前の縁波の高さは平均
2.5mm程度で、周期は0.8〜1.5mであり、両
エッジに発生した縁波の周期が一致することはない。
【0057】その結果を、図2および図3のグラフに示
す。図2は、適正押上げ位置を把握するために、横軸に
押上げロ−ルの押し上げ位置{最終フィンパスロ−ルと
スクイズロ−ル間の距離を100%とするときの、スク
イズロ−ルから上流側への位置(%)}を、縦軸に縁波
高さの変化率{(押し上げたときの縁波高さ)/(押し
上げる前の縁波高さ)}をとり、押上げ率{(押上げ
量)/(発生した縁波高さ)}をパラメタ−としてまと
めたグラフである。
【0058】このグラフから、押上げロ−ルの位置が1
3%(286mm)より小さい位置、すなわちスクイズ
ロ−ルに近い位置では、縁波高さの変化率は0.5程度
以上であり、縁波の消去効果はあまり期待できないが、
押上げロ−ルの位置が13%(286mm)の位置にな
ると、縁波高さの変化率は0.5未満となり、縁波の消
去効果はかなり期待できることが分かる。
【0059】また、押上げロ−ルの位置が13%(28
6mm)を過ぎて52%(1144mm)になるまでの
間は、縁波高さの変化率は0.5未満を維持するが、5
2%をすぎてからフィンパスロ−ルに近づくとともに大
きくなり、溶接直前での縁波消去効果が減少していく。
すなわち、押上げ率の大小にかかわらず、縁波高さの変
化率が0.5未満となる、換言すれば縁波の消去効果が
期待できる押上げロ−ルの位置は、スクイズロ−ルの上
流側13〜52%の範囲であることが分かる。
【0060】図3は、適正押上げ量を把握するために、
横軸に押上げ率{(押上げ量)/(発生した縁波高
さ)}を、縦軸に縁波高さの変化率{(押し上げたとき
の縁波高さ)/(押し上げる前の縁波高さ)}をとり、
押上げ位置をパラメタ−としてまとめたグラフである。
【0061】このグラフから、押上げ率が1.8より小
さい範囲においては、縁波高さの変化率は0.5程度以
上であり、縁波の消去効果はあまり期待できないが、押
上げ率が1.8になると、縁波高さの変化率は0.5未
満となり、縁波の消去効果はかなり期待できることが分
かる。
【0062】また、押上げ率が1.8を過ぎて6.5に
なるまでの間は、縁波高さの変化率は0.5未満{押上
げ率4(押上げ量10mm程度)で最小値0.2〜0.
3}を維持するが、6.5をすぎてからは0.5よりも
大きくなり、溶接直前での縁波消去効果が減少してい
く。すなわち、押上げ位置の如何にかかわらず、縁波高
さの変化率が0.5未満となる、換言すれば縁波の消去
効果が期待できる押上げ率は、発生した縁波高さの1.
8〜6.5倍の範囲であることが分かる。
【0063】なお、押上げ量を20mm(押上げ率8)
とすると、押上げ量が過大となり、図4に示すように、
押上げロ−ル1aまたは1bで押し上げられたオ−プン
パイプ23のエッジ部23aと23bの突き合わせ部
が、上に凸の瓜状(またはピ−キング気味)に変形し、
真円度が低下する。
【0064】この調査においては、縁波高さ1.1mm
(縁波高さの変化率0.45)以下で溶接欠陥のない安
定した品質の溶接管が得られることを確認しており、上
述したような条件の範囲であれば、問題なく良質の溶接
管が得られる。
【0065】(実施例2)実施例1と同じ条件により、
オ−プンパイプの片側エッジに縁波が発生する場合につ
いて調査した。この場合、押上げロ−ルで押し上げる前
の縁波の振幅(高さ)は、ドライブ側が3mm程度、オ
ペレ−タ側が0.7mm程度であり、周期は0.8〜
1.5mであり、両エッジに発生した縁波の周期が一致
することはない。
【0066】この調査においては、片波の発生している
ドライブ側の前記押上げ率を0、2、4、6、8と変化
させるとともに、それぞれの押上げ率におけるドライブ
側の押上げ量を1として、縁波の発生が問題とならない
オペレ−タ側の押上げ量を、それぞれ0.8、0.6、
0.4、0.2、0と変化させた。
【0067】その結果を、表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】表1において、○印は溶接部にラップの発
生がないもの、△印は溶接部に軽微なラップが発生した
もの、×印は溶接部に大きなラップが発生したものであ
る。
【0070】表1から、片波の場合には、縁波の発生し
ない側の押上げ量を、片波の発生した側の押上げ量の
0.3〜1.0とすれば、良好な溶接品質が得られるこ
とが分かる。
【0071】(実施例3)実施例1の場合と同じ条件に
おいて、溶接法のみ高周波電縫予熱とレ−ザ−溶接法を
併用した溶接法に変更した試験を行った。溶接条件とし
ては、高周波電流の直接通電により、Vスロ−ト部を約
800度に予熱し、25kWレ−ザ−により、スポット
径約1mmのレ−ザ−ビ−ムを管外面のスクイズロ−ル
センタ−付近直上部から照射した。そして、酸化防止の
ため溶接部近傍では、不活性ガスによるガスシ−ルを実
施した。
【0072】実施した条件下においては、両側エッジに
ほぼ均等に縁波が発生しており、エッジ部を押し上げな
い通常の造管条件では、大きなうねりに類する変動を除
けば、振幅が平均2.5mm程度で、周期が約0.8〜
1.5mの縁波が発生している。両エッジの縁波の周期
が一致しないことは、実施例1の場合と同じである。
【0073】このような縁波発生状況において、エッジ
部を押し上げると、実施例と同様に、押上げ率が1.8
〜6.5%の範囲(押上げ量が4.5〜16.3mm程
度までは縁波の振幅が減少し、押上げ率が2.4〜5.
5の範囲(押上げ量6〜13.8mm)で溶接欠陥の全
くないレ−ザ−溶接管が得られた。
【0074】
【発明の効果】この発明により、高周波電縫溶接法のみ
ならず、高周波電縫予熱を併用したレ−ザ−溶接法にお
いても、t/Dが1%程度の薄肉溶接管を安定して製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の溶接管製造用シ−ムガイ
ドロ−ル装置の横断面図である。
【図2】横軸に押上げロ−ルの押し上げ位置と縁波高さ
の変化率との関係を、押上げ率をパラメタ−としてまと
めたグラフである。
【図3】押上げ率と縁波高さの変化率との関係を、押上
げ位置をパラメタ−としてまとめたグラフである。
【図4】押上げ量が過大となる場合、突き合わせ部が上
に凸の瓜状変形することを示すオ−プンパイプの横断面
図である。
【図5】電縫鋼管の製造装置の側面図である。
【図6】電縫鋼管の製造装置の正面図である。
【図7】電縫鋼管成形におけるエッジストレッチの発生
を示す説明図である。
【図8】成形材エッジ部の食い違い状態を示す説明図で
ある。
【図9】押上げロ−ルにより連続的に上方に押し上げ、
エッジ部の縁波を見かけ上消去する方法の説明図であ
る。
【図10】従来の押上げロ−ルの横断面図である。
【図11】従来の他の押上げロ−ルの横断面図である。
【図12】成形材エッジ部の押し上げによる変化を示す
説明図である。
【符号の説明】
1a、1b 押上げロ−ル 2a、2b 回転支軸 3a、3b 支持部材 4a、4b 昇降装置 5 支持基盤 6 ボトムロ−ル 11 シ−ムガイドロ−ル装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長浜 裕 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 佐藤 昭夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 岩崎 謙一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 関根 幸夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 高橋 雅伸 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接管製造時にシ−ム部をガイドする溶
    接管製造用シ−ムガイドロール装置において、溶接前の
    オ−プンパイプの両側エッジ部を下方から個別に押し上
    げる押上げロ−ル付押上手段と、この押上手段を下方か
    ら支持する支持基盤と、この支持基盤を前記オ−プンパ
    イプの内周面に接触して下方から支持する少なくとも1
    対のボトムロ−ルとから構成される押上げロ−ル装置を
    設けたことを特徴とする溶接管製造用シ−ムガイドロ−
    ル装置。
  2. 【請求項2】 前記押上げロ−ルの高さ方向位置を検出
    する押上げロ−ル位置検出器と、押上げロ−ルで前記オ
    −プンパイプのエッジ部を押し上げたときに、押上げロ
    −ルに作用する荷重を検出する押上げロ−ル荷重検出器
    とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の溶接管製
    造用シ−ムガイドロ−ル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の溶接管製造用
    シ−ムガイドロ−ル装置を使用した溶接管の製造方法に
    おいて、成形工程の最終フィンパスロ−ルからスクイズ
    ロ−ル間の距離を100%とするとき、スクイズロ−ル
    の上流側13〜52%の間で前記オ−プンパイプの両側
    のエッジを、それぞれのエッジに発生した縁波高さの大
    きさに応じて前記押上げ手段により個別に押し上げるこ
    とを特徴とする溶接管の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記オ−プンパイプの両側のエッジに発
    生した縁波のそれぞれの高さがいずれも一定量を超えた
    ときには、前記押上げ手段により押し上げる押上げ量
    を、発生した縁波高さの1.8〜6.5倍とし、いずれ
    か一方の縁波の高さが前記一定量未満であるときには、
    縁波の高さが一定量を超える側のエッジの押上げ量Ya
    は、発生した縁波高さの1.8〜6.5倍とし、縁波の
    高さが一定量未満の側のエッジの押上げ量Yb は、次式
    により設定することを特徴とする請求項3に記載の溶接
    管の製造方法。 【数1】
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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