JPH10174964A - 界面活性剤除去装置 - Google Patents

界面活性剤除去装置

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JPH10174964A
JPH10174964A JP33948096A JP33948096A JPH10174964A JP H10174964 A JPH10174964 A JP H10174964A JP 33948096 A JP33948096 A JP 33948096A JP 33948096 A JP33948096 A JP 33948096A JP H10174964 A JPH10174964 A JP H10174964A
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JP
Japan
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sewage
shower
tank
surfactant
activated carbon
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33948096A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Kodama
正敏 児玉
Shigeto Morita
成人 森田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近年のシャワー汚水中に含まれる界面活性剤
の増加傾向に対応することができ、活性炭塔内の活性炭
の交換周期の延長が可能な装置を実現する。 【解決手段】 従来の水処理装置を形成する原水槽22
が側壁下部に接続され底部にエアーポンプ5に接続され
た気泡管7が設けられた処理槽1と、同処理槽1内に設
けられ同処理槽1の上部を貫通し他端が上記水処理装置
を形成する活性炭塔21に接続されるホース8の一端に
接続された水中ポンプ17と、上記処理槽1の側壁上部
に接続されファン14が設けられた泡沫槽12を備えた
装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体洗浄用シャワ
ー装置のシャワー汚水浄化用水処理装置に適用される界
面活性剤除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体洗浄には、ボディシャンプー、ヘヤ
ーシャンプー等が使われるが、その使用量が近年多量化
する傾向にある。
【0003】これまでの通常の人体洗浄時におけるボデ
ィシャンプー及びヘヤーシャンプーの必要量はそれぞれ
約10g(ホテル等でのサービス提供量)であるが、現
状ではこれが約2倍になっているため、シャワー汚水水
質についても、従来の化学的酸素要求量(以下、COD
とする)が約200ppm 程度であったのに対して、近年
では、400ppm 以上に上がってきている。
【0004】従来の可搬・水処理式シャワーユニットに
適用されたシャワー汚水浄化用水処理装置について、図
5により説明する。なお、図5(a)は上記シャワーユ
ニット30の斜視図、図5(b)は平面図である。
【0005】従来の水処理装置は、図5(b)に示すよ
うに、原水槽22、活性炭塔(3塔)21、滅菌槽23
で構成された活性炭吸着式であり、シャワー室26から
送水されたシャワー汚水をいったん原水槽22に貯水
し、原水ポンプ24によって活性炭塔へ圧送する。
【0006】上記活性炭塔21は、細長い形状をした筒
内に活性炭を充満させていて、直列に3塔が接続されて
おり、シャワー汚水はこの活性炭塔21の中を下から上
へ流し、活性炭にシャワー汚水中の界面活性剤、油分、
懸濁物質等を吸着させている。最近のシャンプー使用量
の多量化傾向により界面活性剤が2倍化したシャワー汚
水を従来と同様に活性炭に吸着させた場合、活性炭の寿
命が半減し、その結果、活性炭の交換周期も半減してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の活性炭吸着式水
処理装置においては、前記のように、シャンプー使用量
の多量化により活性炭の交換周期が半減するという課題
があった。
【0008】この活性炭への界面活性剤の負荷を軽減さ
せて交換周期を延長させるには、ろ材材質がポリプロピ
レン等からなるカートリッジ式フィルター等を用いる方
法があるが、この場合には、カートリッジの定期交換を
要し、活性炭への負荷軽減はできても、メンテナンス時
のコストは全く軽減できないという課題があった。本発
明は上記の課題を解決しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る界面活性剤除去装置は、活性炭吸着式水処理装置を
形成するシャワー汚水が貯水される原水槽とシャワー汚
水中の界面活性剤が吸着される活性炭塔の間に接続され
る界面活性剤除去装置であって、側壁下部に上記原水槽
が接続され、内部に上部を貫通して上記活性炭塔に他端
が接続されるホースの一端に接続された水中ポンプが設
けられ、底部にエアーポンプに接続された気泡管が設け
られた処理槽、および同処理槽の側壁上部に接続されフ
ァンが設けられた泡沫槽を備えたことを特徴としてい
る。
【0010】上記において、原水槽に貯水されたシャワ
ー汚水の一定量が処理槽に貯水されると、エアーポンプ
より空気を注入して気泡管より処理槽内に噴出させ、シ
ャワー汚水のエアレーションを行う。このとき、シャワ
ー汚水内に含まれている懸濁物質等を含んだ界面活性剤
は泡沫化し、泡沫化した界面活性剤は処理槽の上部より
溢れ出て泡沫槽に送られる。
【0011】上記泡沫槽に送られた界面活性剤は、上方
よりファンによる風が当たり、泡沫は液化した後、次第
に粉末化し、粉末化して溜まった界面活性剤は産業廃棄
物として処理する。
【0012】一方、泡沫となった界面活性剤が除去され
た処理水は、水中ポンプにより上記活性炭塔へ送られる
が、COD値が大幅に減少したものとなっているため、
活性炭への吸着負荷が軽減され、活性炭の寿命の大幅な
延長が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係る界面
活性剤除去装置について、図1乃至図4により説明す
る。なお、本実施形態に係る除去装置は、図1におい
て、2点鎖線により囲まれた部分に示されており、図5
(b)に示した3台の活性炭塔21と、床下の原水槽2
2と、滅菌槽23と、原水ポンプ24により形成された
従来の活性炭吸着式水処理装置と組合せて使用され、上
記原水槽22と活性炭塔21の間に接続されるものであ
って、その詳細は図3に示されている。
【0014】図3に示す本実施形態に係る界面活性剤除
去装置は、側壁の上部に第1のポート3が設けられ側壁
の下部に第2と第3のポート2,6が設けられ上部にホ
ース8が貫通する蓋10が設けられ内部に上位と下位の
液位を検出する水位センサ4が設けられた処理槽1、同
処理槽1外に配設され同処理槽1の底部に設けられた気
泡管7に第3のポート6を介して接続されたエアーポン
プ5、上記処理槽1の内部に架台11を介して配設され
上記ホース8の一端に接続された水中ポンプ17、上記
第2のポート2に設けられた逆止弁13、および上記第
1のポート3に配管15を介して接続されファン14が
設けられた泡沫槽12を備えている。なお、上記ホース
8の他端は♯1活性炭塔21に接続され、第2のポート
2は原水ポンプ24を介して原水槽22に接続されてい
る。
【0015】次に、図3に示す本実施形態に係る界面活
性剤除去装置を用いて行う界面活性剤の除去要領につい
て、図1乃至図4を用いて説明する。シャワーの使用に
より生じたシャワー汚水は、シャワー室床のシャワート
ラップ25を通り原水槽22に貯水され、満水近くなる
と、原水槽22内の原水ポンプ24のフロートスイッチ
26が働き、本実施形態に係る装置を形成する処理槽1
へ圧送され、貯水される。なお、このシャワー汚水はC
OD,生物化学的酸素要求量(以下、BODとする)値
が400ppm 以上である。
【0016】処理槽1内には、貯水水位の上限と下限を
検出する水位センサー4が設置されており、この水位セ
ンサー4は処理槽1への貯水が約200リットルに達する
と、水位上限を検出して原水ポンプ24を停止させる。
【0017】また、これと同時にエアーポンプ5を作動
させ、エアーポンプ5に2リットル/分のエアーを発生さ
せ、このエアーは処理槽1の床に設置してある第3のポ
ート6を通って気泡管7に入り、分散されて気泡とな
り、処理槽1の底部より槽1内のシャワー汚水のエアレ
ーションを行う。このエアレーションは、タイマー制御
により10分間実施する。
【0018】エアレーションの開始と同時に、シャワー
汚水内の界面活性剤は次々に活発に泡沫化し、汚水の水
面上に泡沫が蓄積され始める。この泡沫は、やがて処理
槽1上部にいっぱいとなり、処理槽1上部側面の第1の
ポート3へと押し出される。
【0019】エアレーション処理開始から10分を経過
すると、シャワー汚水中の界面活性剤は他の懸濁物質と
結合して泡沫となり、シャワー汚水は50%程度界面活
性剤が取り除かれ、処理水となる。この処理水の浄化水
質は、COD,BODの値が200ppm 以下まで浄化さ
れた状態となっている。
【0020】上記処理槽1におけるシャワー汚水の処理
時間はタイマーにより計測されており、所定の処理時間
が経過するとスイッチが投入され、処理槽1の床に架台
11を介して取付けられている水中ポンプ7が駆動さ
れ、この水中ポンプ17により処理槽1内の処理水が2
0リットル/分の流量で強制的に従来の活性炭吸着式水処理
装置の♯1活性炭塔21へ圧送され、従来の水処理が行
われて浄化されていく。
【0021】一方、処理槽1でエアレーションにより処
理水面上に蓄積され、処理槽1内上部側壁の第1のポー
ト3へと押し出され続けていた界面活性剤の泡沫は、ポ
ート3から配管15を通って泡沫槽12へ運ばれてい
く。この泡沫は、泡沫槽12に入ると同時に、常時運転
しているファン14の風が上方から当たり、やがて液化
し、粉末化する。
【0022】1回のシャワー汚水の処理量200リットルに
対して界面活性剤の泡沫の液化する量は、200cc程度
である。泡沫を溜める泡沫槽12の容量は80リットルであ
り、72リットル(=200cc/1回の処理×12回/1日
×30日/月)が1月に溜まる量のため、約1ヶ月に1
回この液を産業廃棄物として捨てる。実際には、ファン
14によって風を当て続けるため、液は水分が蒸発して
粉末化するため、より少ない産廃量となる。
【0023】
【発明の効果】本発明の界面活性剤除去装置は、水処理
装置を形成する原水槽が側壁下部に接続され底部にエア
ーポンプに接続された気泡管が設けられた処理槽と、同
処理槽内に設けられ同処理槽の上部を貫通した他端が上
記水処理装置を形成する活性炭塔に接続されるホースの
一端に接続された水中ポンプと、上記処理槽の側壁上部
に接続されファンが設けられた泡沫槽を備えたことによ
って、原水槽に貯水されたシャワー汚水に含まれる界面
活性剤は半分程度が処理槽内で泡沫化されて泡沫槽へ送
られ、泡沫槽内で液化、粉末化されて除去されるため、
近年増加傾向にあるシャワー汚水中の界面活性剤は本発
明の界面活性剤除去装置により一部が除去されて活性炭
塔へ送られることとなり、活性炭増の負荷の軽減が可能
となり、活性炭の交換周期を大幅に延長させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る界面活性剤除去装
置の正面図である。
【図2】上記一実施形態に係る界面活性剤除去装置の平
面図である。
【図3】上記一実施形態に係る界面活性剤除去装置の詳
細図である。
【図4】上記一実施形態に係る界面活性剤除去装置の動
作系統図である。
【図5】従来のシャワー汚水浄化用水処理装置が適用さ
れる可搬・水処理式シャワーユニットの説明図で、
(a)は斜視図、(b)は平面断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 第2のポート 3 第1のポート 5 エアーポンプ 6 第3のポート 7 気泡管 8 ホース 9 継手 12 泡沫槽 14 ファン 15 配管 17 水中ポンプ 21 活性炭塔 22 原水槽 24 原水ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭吸着式水処理装置を形成するシャ
    ワー汚水が貯水される原水槽とシャワー汚水中の界面活
    性剤が吸着される活性炭塔の間に接続される界面活性剤
    除去装置であって、側壁下部に上記原水槽が接続され、
    内部に上部を貫通して上記活性炭塔に他端が接続される
    ホースの一端に接続された水中ポンプが設けられ、底部
    にエアーポンプに接続された気泡管が設けられた処理
    槽、および同処理槽の側壁上部に接続されファンが設け
    られた泡沫槽を備えたことを特徴とする界面活性剤除去
    装置。
JP33948096A 1996-12-19 1996-12-19 界面活性剤除去装置 Withdrawn JPH10174964A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110297620A1 (en) * 2007-09-04 2011-12-08 Lee Douglas W Method and device for converting horizontal tanks into gas flotation separators
CN113912216A (zh) * 2021-11-05 2022-01-11 深圳市束喜环境科技有限公司 一种污水处理设备和方法

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