JPH10174767A - 遊技機島 - Google Patents

遊技機島

Info

Publication number
JPH10174767A
JPH10174767A JP33686996A JP33686996A JPH10174767A JP H10174767 A JPH10174767 A JP H10174767A JP 33686996 A JP33686996 A JP 33686996A JP 33686996 A JP33686996 A JP 33686996A JP H10174767 A JPH10174767 A JP H10174767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
island
gaming machine
machine island
pachinko
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33686996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ace Denken KK filed Critical Ace Denken KK
Priority to JP33686996A priority Critical patent/JPH10174767A/ja
Publication of JPH10174767A publication Critical patent/JPH10174767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技機島の構成を簡易にして、コストを大幅に
低減する。 【解決手段】遊技機島20の両端部に、該遊技機島20
の両端部へそれぞれ搬送された遊技媒体を遊技機島20
の上部へ揚送するための揚送機構60をそれぞれ配設し
たので、遊技機島20の島長手方向の中央部にもパチン
コ台21を設置することができ、パチンコ台21を島長
手方向に一列に分断されることなく連続して設置するこ
とができ、遊技機島20の構成を簡略にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の遊技機を並
設した遊技機島に関する。ここで、遊技機とは主として
パチンコ台を指すものであり、遊技媒体はパチンコ球で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種の遊技機島としては、例え
ば、遊技機島の島長手方向の中央部に揚送研磨装置が設
置され、各遊技機で使用された遊技媒体がアウト球とし
て排出され、排出された遊技媒体が遊技機内の下段の島
長手方向の中央部に集められ、揚送研磨装置で、研磨さ
れながら遊技機島の上方へ揚送されるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の遊技機島では、遊技機島の島長手方向の中央部
に揚送研磨装置が設置されているため、遊技機の列が島
長手方向の中央部でいわば分断された形になり、遊技機
島を構築する際に、遊技機を単に一列に並べることがで
きないために、全体の構成が複雑になり、コストを低減
する際に大きな支障になるという問題点があった。本発
明は、このような従来技術の有する問題点に着目してな
されたもので、構成が簡易でありコストを大幅に低減す
ることができる遊技機島を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。 1 複数の遊技機を並設して成る遊技機島(20)にお
いて、遊技機島(20)の両端部に、該遊技機島(2
0)の両端部へそれぞれ搬送された遊技媒体を遊技機島
(20)の上部へ揚送するための揚送機構(60)をそ
れぞれ配設したことを特徴とする遊技機島。
【0005】2 複数の遊技機を並設して成る遊技機島
(20)であって、遊技機島(20)内の下段(20
A)に、前記遊技機で使用された遊技媒体を研磨しつつ
搬送する遊技媒体研磨装置(30)を備えたものにおい
て、遊技機島(20)の両端部に、前記遊技媒体研磨装
置(30)により遊技機島(20)の両端部内の貯留タ
ンク(50)へそれぞれ搬送された遊技媒体を遊技機島
(20)の上部へ揚送するための揚送機構(60)をそ
れぞれ配設したことを特徴とする遊技機島。
【0006】次に前記各項に記載された発明の作用につ
いて説明する。1項記載の遊技機島(20)では、遊技
機島(20)の両端部に、該遊技機島(20)の両端部
へそれぞれ搬送された遊技媒体を遊技機島(20)の上
部へ揚送するための揚送機構(60)をそれぞれ配設し
たので、遊技機島(20)の島長手方向の中央部にも遊
技機を設置することができ、遊技機を島長手方向に一列
に分断されることなく連続して設置することができ、遊
技機島(20)の構成を簡略にすることができる。
【0007】2項記載の遊技機島(20)では、複数の
遊技機で使用された遊技媒体は、遊技機島(20)内の
下段(20A)に設けられた遊技媒体研磨装置(30)
により、研磨され、やがて、遊技機島(20)の両端部
内の貯留タンク(50)へそれぞれ搬送される。貯留タ
ンク(50)に搬送された遊技媒体は、揚送機構(6
0)により、遊技機島(20)の上部へ揚送される。
【0008】遊技機島(20)の両端部に貯留タンク
(50)と揚送機構(60)を設けたので、同じく、島
長手方向の中央部にも遊技機を設置することができて、
遊技機島(20)の構成を簡略にすることができると共
に、遊技機島(20)内の下段(20A)に遊技媒体研
磨装置(30)を設けたので、揚送機構(60)に、遊
技媒体を揚送しながら研磨する機能を備える必要がなく
なり、揚送機構(60)を簡易な構成にすることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図1〜図7は本発明に係る遊技媒
体研磨装置の一実施の形態と、該装置を装備した遊技機
島を示している。
【0010】図1および図2に示すように遊技媒体研磨
装置30は、複数のパチンコ台(遊技機)21を並設し
た遊技機島20の島下段20A内に設置され、前記パチ
ンコ台21で使用されたパチンコ球(遊技媒体)を研磨
しつつ搬送する装置である。ここで遊技機島20は、横
方向に並設される複数のパチンコ台21と、各パチンコ
台21で使うパチンコ球や該パチンコ球の貸出しと引き
換えに取り込まれる紙幣を処理する遊技関連設備(球貸
機27,紙幣搬送装置70等)とから構築されている。
【0011】遊技機島20は島長手方向に二つの領域に
区分けされ、区分けされた領域に属するパチンコ台21
の台数は、それぞれ4台と5台とに成っている。本実施
の形態に係る遊技機島20は、9台のパチンコ台21が
連設されていて、島長手方向の中央部において、例え
ば、球カウンタ(景品球計数機)が介在されることはな
い。遊技媒体研磨装置30は、島下段20A内にて島長
手方向に沿う複数の研磨ユニット30A,30Bを具備
して成る。各研磨ユニット30A,30Bは、上下一対
のコンベヤ31a,31bをそれぞれ有している。各研
磨ユニット30A,30Bの各下部コンベヤ31bは、
前記4台のパチンコ台21と5台のパチンコ台とにそれ
ぞれ相当する長さにほぼ設定されている。また、上部コ
ンベヤ31aは、下部コンベヤ31bの終端側に2機設
置され、2機の各上部コンベヤ31aは、1台のパチン
コ台に相当する長さにほぼ設定されている。
【0012】一対のコンベヤ31a,31bは、駆動モ
ータ(図示せず)により回転駆動する駆動プーリー33
と、従動プーリー34と、各プーリー33,34に巻き
掛けられた搬送ベルト32と、それらの支持体35(図
3参照)からなる。一対のコンベヤ31a,31bは、
それらの搬送ベルト32,32が互いに対向すべく上下
平行に並設されており、その間隔は上下の搬送ベルト3
2,32間にパチンコ球を挟められるように設定されて
いる。
【0013】一対のコンベヤの下流側の上部コンベヤ3
1bの終端と下部コンベヤ31bの終端とはほぼ揃うよ
うに配置されていて、上流側の上部コンベヤ31aの始
端は、下部コンベヤ31bの始端からほぼパチンコ台2
1の2台分の長さだけ下部コンベヤ31bの終端へ寄っ
た位置に配置されている。搬送ベルト32は、弾発力を
有する材料を帯状に成形したものであり、搬送ベルト3
2の厚み次第では上下のコンベヤ31a,31bの搬送
ベルト32が接触するように配置してもよい。それは、
搬送ベルト32の厚みによっては、搬送ベルト32が接
していてもパチンコ球がプーリー33,34部分を通る
とき、搬送ベルト32にめり込むようにして通過するこ
とができるからである。なお、各研磨ユニット30A,
30Bは、例えば、支持体35に設けてある係脱構造等
により、後述する島下段を囲う腰板40内側の所定位置
に容易に着脱できるように構成されている。
【0014】上下のコンベヤ31a,31bのうち、少
なくとも一方の搬送ベルト32は研磨材を帯状にして作
られている。研磨材としては、例えば、6ナイロンまた
は66ナイロンを使用する。これら研磨材を主成分と
し、他に静電気除去材、研磨増強材を混入したり、他の
合成樹脂、繊維物質等より合成されている。研磨力をよ
り高めるために、一対のコンベヤ31a,31bの搬送
ベルト32の双方を研磨材等で作ることも可能である。
【0015】パチンコ球は異なる速度で駆動する上下の
搬送ベルト32の弾発力によって挟持されつつ搬送され
ながら、回転し或いはスライドすることで研磨される
が、その回転或いはスライドをより大きく、かつ、頻繁
に行わせるために搬送ベルト32の表面に図5に示すよ
うな突起部32aを形成してもよい。或いは逆に、凹状
の陥没部分を形成してもよい。また、前述したように搬
送ベルト32自体を全体的に研磨材から形成するのでは
なく、図示省略したが通常のコンベヤベルトの表側に、
研磨材からなる研磨層を設けたものとしてもよい。
【0016】また、上下の搬送ベルト32の回転方向や
回転数は、パチンコ球の研磨・搬送に支障を来さない範
囲で任意に設定することができる。例えば、下側の搬送
ベルト32の回転方向を、パチンコ球の搬送方向と一致
させて、その回転数を14rpmとした場合、上側の搬
送ベルト32の回転方向を下側のベルトとは逆向きにし
て、その回転数を7rpm程度に抑えれば、研磨効率を
一段と高めることができる。
【0017】その他、パチンコ球を搬送・研磨中に上下
の搬送ベルト32の間からこぼれ落ちるのを防止するた
めに、下側の搬送ベルト32をその全周にわたってその
両縁部に隆起部(図示せず)を形成し、その隆起部が外
側から上側の搬送ベルト32に達するようにしてもよ
い。また、逆に上側の搬送ベルト32の全周にわたって
その両縁部に隆起部を形成し、その隆起部が外側から下
側の搬送ベルト32に達するようにしてもよい。或は、
搬送ベルト32の間からパチンコ球がこぼれ落ちるのを
防ぐために、搬送ベルト32の両縁部に沿って板状のガ
イド板(図示せず)等を設けてもよい。
【0018】図3に示すように、各研磨ユニット30
A,30Bは、制御回路である制御手段100を介して
電源回路に接続されており、これら各研磨ユニット30
A,30Bは、制御手段100からの指令に基づいて、
駆動が開始されるように設定されている。すなわち、制
御手段100は、各研磨ユニット30A,30Bのコン
ベヤ31a,31bを、その上方に対応して位置するパ
チンコ台21のうちの何れかが動作中である際に駆動さ
せる指令を出力するものである。
【0019】更に詳しく言えば、制御手段100は、リ
レー回路を有し、後述する検知手段90からの信号が入
力されると、そのリレーのコイルが通電し、リレーのa
接点が閉じて、各研磨ユニット30A,30Bの一対の
コンベヤ31a,31bの駆動モータに電源回路からの
電力が供給可能な通電状態になるよう構成されている。
下部コンベヤ31bの駆動モータは常時駆動するように
しておき、検知手段90からの信号が入力されると、上
部コンベヤ31aの駆動モータに電力が供給され、上部
コンベヤ31aの駆動モータが駆動開始するように構成
してもよい。
【0020】また、制御手段100としては、遊技機島
20内の各種遊技関連設備を集中管理する、インターフ
ェース,CPU,RAM,ROM等から構成されたマイ
クロコンピユータを兼用してもよい。
【0021】以上の遊技媒体研磨装置30が配設される
島下段20Aは、各パチンコ台21から排出されたパチ
ンコ球を研磨後に貯留する箱状枠形に形成されている。
島下段20Aの島長手方向の両端部には、パチンコ球を
貯留するための貯留タンク50が配設されている。パチ
ンコ球研磨貯留部内において、前記各研磨ユニット30
A,30Bの上方には、アウト球タンクの排出口がパチ
ンコ台21に対応して配設されている。排出口から排出
されるパチンコ球は、対応する各研磨ユニット30A,
30Bの始端側に導かれる。
【0022】アウト球タンクには、タンク内のパチンコ
球量を検出する検知手段90が設けられている。かかる
検知手段90は、結局、各研磨ユニット30A,30B
毎に対応した複数台のパチンコ台21のうちの何れかが
動作中であることを検出するものであり、例えば、被検
知物たるパチンコ球との距離に応じて動作する非接触型
の近接スイッチ等により構成すればよい。
【0023】具体的には検知手段90は、アウト球タン
ク内をパチンコ球が流動している際には、断続的にON
となる一方、アウト球タンク内がパチンコ球でいっぱい
となり、アウト球タンク内にパチンコ球が滞留したり、
ゆっくりと流動している場合に継続してONとなり、こ
のON状態が2秒以上継続すると、前述の制御手段10
0へ信号を出力するものであるが、これに限らない。
【0024】また、パチンコ球研磨貯留部の島両端部に
は、島端方向へパチンコ球を移送する第1貯留タンク5
0が配設されている。図6に示すように、第1貯留タン
ク50の底部は、島端方向へ向かって緩やかに下方へ傾
斜するガイド部50aに成っている。かかるガイド部5
0aは、他端部にパチンコ球を集める役割を果してい
る。また、遊技機島20の両端部には、第1貯留タンク
50内のパチンコ球を島上段20C側に揚送する揚送機
構60が立設されている。第1貯留タンク50の下流側
の立壁には、揚送機構60の下端取入口に通じる連通口
55が開設されている。
【0025】揚送機構60は、中空の外筒61内に筒軸
を回転軸とする螺旋体62が内装され、筒軸の上端部に
は、一対の排出口63が開設され、一方の排出口63
は、遊技機島20の各パチンコ台21の上方へ延びる補
給樋71に通じており、他方の排出口63は、振り分け
部材153を臨んでいて、振り分けられたパチンコ球は
第2貯留タンク150に貯留される。第2貯留タンク1
50の底部には揚送機構60の下端取入口に通じる連通
口155が開設されている。
【0026】遊技機島20の両端部には、本来的には遊
技機島20の内部構造を外部から覆うための飾り板15
2が施されている。第2貯留タンク150のタンク壁
は、透過性を有する樹脂材の飾り板152で構成されて
いる。図6及び図7に示すように、島中段20Bである
遊技機設置部は、背中合わせに複数のパチンコ台21
を、それらの背面間に他の遊技関連設備を介在させず互
いに対接させた状態で横方向に延びるよう列設してな
る。従って、その幅は背中合わせに対接させた遊技機2
台分に相当する奥行幅に構成されている。また、横方向
に並ぶ各パチンコ台21の間には、球貸機27が介装さ
れている。
【0027】遊技機は、本実施の形態ではパチンコ台2
1である。すなわち、パチンコ台21はパチンコ球をハ
ンドル22の操作によって盤面上に打ち出し、パチンコ
球の入賞を狙うものであり、正面側にはパチンコ球を機
内に導入する前皿23や、パチンコ球貯留用の予備皿2
4が設けられている。また、球貸機27は、紙幣判断手
段からの信号を受けた際に、相当数の球を計数しつつ払
い出すものである。
【0028】図7に示すように、パチンコ台21の背面
側には、役物に使われるCRT等のかさばる特定部品2
5が出っ張っているが、背中合わせの2台のパチンコ台
21は、これらの特定部品25が互いに回避する状態で
うまく対接すべく配されている。2台のパチンコ台21
の背面側は互いにぴったりと当ててもよく、また、多少
の間隙を開けて対接させてもよい。何れにせよ、前後2
列のパチンコ台21の背面間には、他の遊技関連設備を
介装する余地はなく、従来この背面間に介装されていた
紙幣搬送装置70は、島上段20C側に配設されてい
る。
【0029】図1及び図6に示すように、島上段20C
には、パチンコ球との引き換えに取り込んだ紙幣を横方
向に搬送する紙幣搬送装置70と、各パチンコ台21に
パチンコ球を供給する補給樋71とがそれぞれ横方向に
延びるように配設されている。なお、紙幣搬送装置70
や補給樋71は、島上段20Cの外壁をなすドーム状の
カバー部材72で覆われている。
【0030】次に前記実施の形態の作用を説明する。遊
技媒体研磨装置30を装備した遊技機島20において、
図7に示すように島中段20Bは、背中合わせに複数の
パチンコ台21をそれらの背面間に他の遊技関連設備を
介在させず、互いに対接させた状態で横方向に延びるよ
う列設して遊技機設置部として構築する。前後2列のパ
チンコ台21の背面間には、他の遊技関連設備を介装す
る余地はなく、島中段20Bをなす遊技機設置部は、背
中合せに対接させたパチンコ台21の2台分に相当する
奥行幅L1 となる。この幅L1に合わせて、島下段20
Aや島上段20Cも薄型化される。
【0031】このように、島全体の奥行幅をほぼ決定す
る島中段20Bを薄型化することにより、島20の占有
スペースを大幅に削減することができる。それにより、
所定のフロア面積当たり、より多くの島20を設置する
ことができ、しいては省スペース化の要請に応じること
ができるため、例えば、狭い店内でも奥行方向により多
くのパチンコ台21を装備できる等、営業上極めて有利
となる。
【0032】遊技媒体研磨装置30は前記島下段20A
内に配設するが、かかる遊技媒体研磨装置30は、次に
述べるように遊技機島20の島下段20Aのスペースを
有効に利用してパチンコ球を研磨することができる。遊
技媒体研磨装置30を構成する複数の研磨ユニット30
A,30Bは、それぞれ一対のコンベヤ31a,31b
を、それらの搬送ベルト32間にパチンコ球を挟めるだ
けの間隔を取って上下平行に並設して形成する。
【0033】各研磨ユニット30A,30Bの一対のコ
ンベヤ31a,31bのうち、少なくとも一方の搬送ベ
ルト32は研磨材から形成する。或は、少なくとも一方
の搬送ベルト32の表側に研磨材からなる研磨層を設け
てもよい。ここで研磨材は、例えば6ナイロンまたは6
6ナイロンを主成分とし、他に静電気除去材、研磨増強
材を混入したり、他の合成樹脂、繊維物質等により合成
する。一対のコンベヤ31a,31bの搬送ベルト32
のうち、一方のみを研磨材で作ってもよいが、双方の搬
送ベルト32を研磨材で作ることにより、いっそう効果
的な研磨をすることができる。
【0034】図1に示すように、各研磨ユニット30
A,30Bは、島下段20A内にて島長手方向に沿い、
4台あるいは5台のパチンコ台21毎に対応するよう配
設する。図2に示す制御手段100からの指令に基づ
き、各研磨ユニット30A,30Bのコンベヤ31a,
31bは、その上方に対応して位置する複数台のパチン
コ台21のうちの何れかが動作中である際に駆動が開始
する。例えば、図1中で一番左端のパチンコ台21にの
み遊技客が付いて動作中である場合、かかる左端のパチ
ンコ台21から排出されたパチンコ球は、アウト球タン
クに溜まるようになる。
【0035】そして、次第にパチンコ球がアウト球タン
ク内に溜り出すと、検知手段90のON状態が2秒以上
継続し、制御手段100のリレーのコイルが通電し、コ
イルのa接点が閉じて、電源回路からの電力が対応する
研磨ユニット30Aのコンベヤ30a,30bの各駆動
モータに供給される通電状態になり、コンベヤ30a,
30bが駆動を開始する。研磨ユニット30Aの始端側
に導入されたパチンコ球は、下部コンベヤ30bに搬送
され、やがて、上下の搬送ベルト32に挟まれながら
も、回転等しつつ進むために満遍なく研磨され、その
後、島下段20A内へ排出される。
【0036】このとき、遊技客がいない複数台のパチン
コ台21の下方に位置する他の研磨ユニット30Bは、
これらが対応する検知手段90がON状態にならない
で、制御手段100のリレーのコイルが通電しないため
に、コイルのa接点は開いたままであり、電源回路が各
駆動モータに通電しないで、コンベヤ30a,30bは
停止した状態にある。以上のように、各研磨ユニット3
0A,30Bのコンベヤ31a,31bは、その上方に
対応して位置するパチンコ台21のうちの何れもが動作
中でなければ駆動しないため、研磨ユニット30A,3
0Bの不必要な稼動をなくして、その分、コストの無駄
を省くことができる。
【0037】また、遊技媒体研磨装置30は、各研磨ユ
ニット30A,30Bに分割されているため、組み付け
前の搬送や組み付け作業が容易であり、しかも、一部の
ユニットのみを簡単に他と交換することができる。更
に、各研磨ユニット30A,30Bの構成は比較的簡易
であり、大きな設置スペースも不要である。なお、各研
磨ユニット30A,30Bの長さは、必要に応じて異な
るように設定することもできる。
【0038】例えば、本実施の形態では各研磨ユニット
30A,30Bを、5台あるいは6台のパチンコ台21
に対応した長さに設定したが、1台〜4台のパチンコ台
21に対応した長さに設定してもよい。一般に、各研磨
ユニット30A,30Bの長さを対応させるパチンコ台
21の台数分を増やせば、遊技媒体研磨装置全体の部品
点数が減る反面、遊技媒体研磨装置30の不必要な稼動
は大ざっぱに抑えられる。
【0039】逆に、各研磨ユニット30A,30Bの長
さを対応させるパチンコ台21の台数分を減らせば、遊
技媒体研磨装置全体の部品点数が増える反面、遊技媒体
研磨装置30の不必要な稼動をより細かく抑えられる。
従って各研磨ユニット30A,30Bの長さを、パチン
コ台21の2台または3台程度の長さに設定すると、総
コストを最も抑えられる。
【0040】前記遊技媒体研磨装置30によって研磨さ
れたパチンコ球は排出された後、島下段20Aの島両端
部にそれぞれ配置された第1貯留タンク50に投下され
る。このように、本発明の遊技媒体研磨装置30は島下
段20Aのスペースを有効に利用してパチンコ球の研磨
をすることができる。
【0041】第1貯留タンク50内のパチンコ球は、第
1貯留タンク50のガイド部50aにより揚送機構60
の下端部に移送される。続いてパチンコ球は、揚送機構
60によりすくい上げられて島上段20Cに揚送され、
補給樋71を流下しつつ島中段20Bの各パチンコ台2
1や球貸機27に還元される。
【0042】パチンコ球が補給樋71に一杯になると、
揚送機構60の他方の排出口63を通って振り分け部材
153に落下して振り分けられ、第2貯留タンク150
に一旦貯留される。貯留されたパチンコ球は、揚送機構
60の取入口を通って再び揚送される。
【0043】第2貯留タンク150のタンク壁が透過性
を有する飾り板152で構成されているので、遊技者
は、第2貯留タンク150内に貯留されたパチンコ球の
量やその量の推移を遊技機島20の外方から視認するこ
とができ、どの遊技機島20が遊技者にとって有利か否
かを即座に判断することができる。
【0044】なお、本発明に係る遊技媒体研磨装置、及
び遊技機島は、前記実施の形態に限定されるものではな
い。例えば、遊技媒体研磨装置を構成する研磨ユニット
の数は、遊技機島の全長に応じて適宜その数は選択する
ことができる。例えば、遊技機はパチンコ台に限定され
るものではなく、パチンコ球としてメダルを用いるスロ
ットマシン等でもかまわない。
【0045】また、各研磨ユニットの長さは、前記パチ
ンコ台の4台または5台分に対応する長さに限定される
わけではなく、島の全長に応じて適宜調整することがで
きる。また、各研磨ユニット毎に対応するパチンコ台数
台のうちの何れかが動作中であることを検出する検知手
段は、前記の実施の形態に示したものに限定されるわけ
ではなく、例えば、パチンコ台のハンドルに角度変位を
検知すセンサを設ける等、他の様々な構成が考えられ
る。
【0046】さらに、図8に示すように、遊技機島20
の島下段内の幅一杯に一対のコンベヤ31a,31bの
コンベヤ幅を拡幅したものであっても良い。コンベア長
さに対して多量の遊技媒体を短時間に研磨することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る遊技媒体研磨装置によれ
ば、遊技機島の両端部に、該遊技機島の両端部へそれぞ
れ搬送された遊技媒体を遊技機島の上部へ揚送するため
の揚送機構をそれぞれ配設したので、遊技機島の島長手
方向の中央部にも遊技機を設置することができ、遊技機
を島長手方向に一列に分断されることなく連続して設置
することができ、遊技機島の構成を簡略にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機島の端部を
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体研磨装置
及び遊技機島を概念的に示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体研磨装置
の制御を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体研磨装置
を構成するコンベヤを示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体研磨装置
を構成するコンベヤの一部を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る遊技媒体研磨装置
及び遊技機島を概略的に示す横断面図である。
【図7】本発明に係る遊技機島の島中段を示す平面図で
ある。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る遊技媒体研磨装
置を、遊技機島の島上段を省略して示す断面図である。
【符号の説明】
20…遊技機島 20C…島上段 20B…島中段(遊技機設置部) 20A…島下段(遊技媒体研磨貯留部) 21…パチンコ台(遊技機) 30…遊技媒体研磨装置 30A,30B…研磨ユニット 31a…上部コンベヤ 31b…下部コンベヤ 32…搬送ベルト 40…腰板 50…第1貯留タンク 60…揚送機構 71…補給樋 90…検知手段 100…制御手段 150…第2貯留タンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の遊技機を並設して成る遊技機島にお
    いて、 遊技機島の両端部に、該遊技機島の両端部へそれぞれ搬
    送された遊技媒体を遊技機島の上部へ揚送するための揚
    送機構をそれぞれ配設したことを特徴とする遊技機島。
  2. 【請求項2】複数の遊技機を並設して成る遊技機島であ
    って、遊技機島内の下段に、前記遊技機で使用された遊
    技媒体を研磨しつつ搬送する遊技媒体研磨装置を備えた
    ものにおいて、 遊技機島の両端部に、前記遊技媒体研磨装置により遊技
    機島の両端部内の貯留タンクへそれぞれ搬送された遊技
    媒体を遊技機島の上部へ揚送するための揚送機構をそれ
    ぞれ配設したことを特徴とする遊技機島。
JP33686996A 1996-12-17 1996-12-17 遊技機島 Pending JPH10174767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33686996A JPH10174767A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 遊技機島

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33686996A JPH10174767A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 遊技機島

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10174767A true JPH10174767A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18303407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33686996A Pending JPH10174767A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 遊技機島

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10174767A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4549746B2 (ja) メダル補給装置
JPH10174768A (ja) 遊技機島
JPH10174767A (ja) 遊技機島
JPH10165633A (ja) 遊技媒体研磨装置、及び遊技機島
JPH10165632A (ja) 遊技媒体研磨装置、及び遊技機島
JPH10174776A (ja) 遊技媒体研磨装置、及び遊技機島
JPH0448922Y2 (ja)
JPH08112439A (ja) 遊技媒体研磨装置、及び遊技機島
JPH08112438A (ja) 遊技媒体研磨装置、及び遊技機島
JPH07148334A (ja) パチンコ島台への補球方法及びその装置
JPH08112436A (ja) 遊技媒体研磨装置、及び遊技機島
JPH0866550A (ja) 遊技媒体研磨装置及び遊技機島
JPH0889654A (ja) 遊技媒体処理装置及び遊技機島
JPH09299599A (ja) 遊技機島
JPH1024164A (ja) 遊技機島
JPH08112437A (ja) 遊技媒体研磨装置、及び遊技機島
JPH08117426A (ja) 遊技媒体移送装置、及び遊技機島
JP2003190380A (ja) メダル補給装置
JPH08187353A (ja) 遊技媒体研磨装置及び遊技機島
JP4284041B2 (ja) 遊技媒体収納箱の搬送装置
JPH1142364A (ja) 遊技機島
JPH10174775A (ja) 遊技媒体研磨装置、及び遊技機島
JPH08257227A (ja) 遊技機島
JPH0866547A (ja) 遊技機島
JP4284040B2 (ja) 遊技媒体洗浄装置